JPH02286967A - 磁性流体シール装置 - Google Patents

磁性流体シール装置

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Publication number
JPH02286967A
JPH02286967A JP1107344A JP10734489A JPH02286967A JP H02286967 A JPH02286967 A JP H02286967A JP 1107344 A JP1107344 A JP 1107344A JP 10734489 A JP10734489 A JP 10734489A JP H02286967 A JPH02286967 A JP H02286967A
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JP
Japan
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magnetic fluid
pole piece
shaft
housing
peripheral surface
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Pending
Application number
JP1107344A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Sakamoto
坂本 祐一
Akira Suzuki
晃 鈴木
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02286967A publication Critical patent/JPH02286967A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/762Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
    • F16C33/763Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
    • F16C33/765Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係る磁性流体シール装置は、コンピュータ等
に組み込まれるハードディスク用駆動軸がケーシングの
壁面を貫通する部分の、気密保持を図る場合等に利用す
る。
(従来の技術) コンピュータ等に組み込まれるハードディスクは、磁気
記録素子である円板を、外部に設けたモータにより回転
駆動するが、ハードディスク自体、塵等による汚れを極
端に嫌う為、上記モータの駆動軸がハードディスクを内
蔵したケーシングの壁面を貫通する部分に、塵を通過さ
せない様にする為の、シール装置を設ける必要がある。
この様な部分に設置し、塵等の通過を阻止する為のシー
ル装置として従来から、特開昭62−1)0080号公
報、実開昭59−191423号公報、同61−130
25号公報、同61−44067号公報、同61−79
070号公報、同62−195261号公報、同81−
204027号公報、同83−8419号公報、同83
−139325号公報、実公昭63−29944号公報
、米国特許第4628384号明細書、同469282
6号明細書等に記載された磁性流体シール装置が、−殻
内に使用されている。
上記各先行技術文献に記載された磁性流体シール装置の
構造は、細部に於いては種々異なっているが、基本的に
は第1)図に示す様な構造を有している。
この第1)図に於いて1は、アルミニウム、合成樹脂等
の非磁性材により造られたハウジングで、例えば前記ケ
ーシングの壁面等に固定される。2は鉄等の磁性材によ
り造られた軸で、磁性流体シール装置本体3は、上記ハ
ウジング1の内周面4と軸2の外周面5との間の、円筒
状の空間6内に設置されている。
上記磁性流体シール装置本体3は、軸方向(第1)図の
上下方向)に互って着磁された円輪状の永久磁石7を、
磁性材により円輪状に造られた1対のポールピース8.
9によりサンドイッチ状に挟持し、各ポールピース8.
9の内周縁と釉2の外周面5との間に磁性流体10を、
上記永久磁石7の磁力によって保持する事により、構成
されている。上記永久磁石7と1対のポールピース8.
9との外径は、ハウジング1の内径と同じか、僅かに大
きくして、各部材7.8.9.10により構成される磁
性流体シール装置本体3をハウジング1の内周面に、内
嵌固定している。
磁性流体シール装置本体3は、前述の様に構成され、上
述の様にハウジング1の内周面4と軸2の外周面5との
間に装着して、磁性流体シール装置を構成する為、ハウ
ジング1の内側での軸2の回転に拘らず、この@2の外
周面5と各ポールピース8.9の内周縁との間に保持さ
れた磁性流体10により、ハウジング1の内周面4と軸
2の外周面5との間のシール性保持が図られる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の様に構成され、使用される磁性流体シ
ール装置に於いては、従来、次に述べる様な不都合を生
じた。
即ち、ハードディスク等の使用時には、軸2が回転する
事により、磁性流体10に遠心力が加わり、この磁性流
体10が周囲に飛散する恐れが生じる。飛散した磁性流
体10の一部がハードディスクに付着すると、このハー
ドディスクの記憶機能に悪影響を及ぼす可能性がある。
各ポールピース8.9の内周縁と軸2の外周面5との間
に保持する、磁性流体10の量を少なくすれば、軸2の
回転に伴なって磁性流体10が、周囲に飛、散する可能
性を低くする事も出来るが、単に磁性流体10の量を少
なくした場合、磁性流体シール装置の寿命が短くなる為
、好ましくない。
即ち、ベースオイル中に磁性粉末を分散させて成る磁性
流体10は、緩徐ではあるが蒸発し、各ポールピース8
.9の内周縁と軸2の外周面との間に存在する量が徐々
に減少する為、各ポールピース8.9の内周縁と軸2の
外周面との間に保持する磁性流体10の量を少なくした
場合、磁性流体10によるシール性を得られなくなる迄
の時間が短くなってしまう。
本出願人自身の出願に係る特開昭63−246577号
公報には、第12〜13図に示す様に、ハウジング1を
磁性材とし、一方のポールピース8の外周縁とハウジン
グ1の内周面4との間、又は双方のポールピース8.9
の外周縁とハウジング1の内周面4との間に隙間1)を
設ける構造が記載されているが、この公報に記載された
構造の場合も、ハードディスクを設置した清浄部(第1
2〜13図の場合、−数的に左側となる。)への磁性流
体10の飛散防止は考慮されておらず、前述の様な問題
を有する。
本発明の磁性流体シール装置は、上述の様な不都合を解
消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明の磁性流体シール装置は何れも、第1図或は第3
図に示す様に、円筒状の外周面5を有する磁性材製の@
2と、この軸2の外周面5と同心で円筒状の内周面4を
有し、上記軸2に対して相対的に回転する磁性材製のハ
ウジング1と、このハウジング1の内周面4と上記軸2
の外周面5との間の円筒状の空間6内に挿入自在な大き
さを有する円輪状に形成され、軸方向に亙って着磁され
た永久磁石7と、それぞれ円輪状に形成され、上記永久
磁石7をサンドイッチ状に挟む、第一、第二のポールピ
ース12.13と、上記永久磁石7の磁力により、第一
、第二のポールピース12.13の周縁と軸2の外周面
5又はハウジング1の内周面4との間に保持される、磁
性流体10とから構成されており、上記第一のポールピ
ース12を清浄側(第1.3図の上側)に、上記第二の
ポールピース13を非清浄側(第1.3図の下側)に、
それぞれ対向させて、シールを必要とする部分に設置さ
れる。
そして、請求項1に記載された発明の場合、第1図に示
す様に、第一のポールピース12は、上記軸2の外径d
1よりも大ぎな内径r+(d+<rl)を有する円輪状
に形成され、前記永久磁石7の一側面に固着されると共
に、ハウジング1の内周面4に内嵌固定されている。又
、第二のポールピース13は、上記軸2の外径d、より
も大きな内径r2  (dB <rz )と上記ハウジ
ング1の内径r、よりも小さな外径d2 (dz<r、
)とを有する円輪状に形成され、前記永久磁石7の他側
面に固着されている。そして、磁性流体10は、第一、
第二の両ポールピース12.13の内周縁と上記軸2の
外周面5との間に、上記永久磁石7の磁力によって、保
持されている。
更に、請求項2に記載された発明の場合、第3図に示す
様に、第一のポールピース12は、上記ハウジング1の
内径r3よりも小さな外径d。
(d3<rs)を有する円輪状に形成され、前記永久磁
石7の一側面に固着されると共に、上記軸2の外周面5
に外嵌固定されている。又、第二のポールピース13は
、上記軸2の外径d+よりも大きな内径r4 (dt 
<r4)と上記ハウジング1の内径r3よりも小さな外
径d4とを有する円輪状に形成され、上記永久磁石7の
他側面に固着されている。そして、磁性流体10は、第
一、第二の両ポールピース12,13の外周縁と上記ハ
ウジング1の内周面4との間に、前記永久磁石7の磁力
により保持されている。
(作  用) 上述の様に構成される、本発明の磁性流体シール装置の
場合、第1.3図の上側である、清浄側に対向する第一
のポールピース12の外周縁(第1図に示した、請求項
1の発明の場合)又は内周縁(第3図に示した、請求項
2の発明の場合)は、磁性材製のハウジング1の内周面
4又は軸2の外周面5と接触する為、この第一のポール
ピース12の内周縁又は外周縁と軸2の外周面5又はハ
ウジング1の内周面4との間に存在する磁束密度が低く
なる。
この結果、上記第一のポールピース12の内周縁又は外
周縁と軸2の外周面5又はハウジング1の内周面4との
間に保持される磁性流体10の量が少なくなり、この磁
性流体10が清浄側に飛散し難くなる。
一方、第二のポールピース13は、その周縁部が磁性材
製のハウジング1の内周面4又は軸2の外周面5と接触
する事がない為、この第二のポールピース13の内周縁
又は外周縁と軸2の外周面5又はハウジングlの内周面
4との間に存在する磁束密度が十分に高くなり、上記第
二のポールピース13の内周縁又は外周縁と軸2の外周
面5又はハウジング1の内周面4との間に保持される磁
性流体10の量が十分に多くなって、磁性流体シール装
置の耐久性が十分に確保される。
この様に磁性流体10の量に差が生じる理由に関し、第
1図に示した、請求項1に記載の発明の場合に就いて、
第2図を用いて更に説明する。
清浄側に対向する第一のポールピース12の外周縁は、
磁性材製のハウジング1の内周面4と接触する為、第2
図に矢印で示す様に、永久磁石7から第一のポールピー
ス12に流れた磁束の一部がハウジング1側に逃げ、こ
の結果として、上記第一のポールピース12の内周縁と
軸2の外周面5との間に存在する磁束の密度が低くなる
この様に第一のポールピース12の内周縁と軸2の外周
面5との間に存在する磁束密度が低くなる結果、上記第
一のポールピース12の内周縁と軸2の外周面5との間
に保持される磁性流体10の量が少なくなり、この磁性
流体10が清浄側に飛散し難くなる。
一方、第二のポールピース13の外周縁は、磁性材製の
ハウジング1の内周面4と接触する事がなく、永久磁石
7から第二のポールピース13に流れた磁束が、ハウジ
ング1側に逃げる事がない為、この第二のポールピース
13の内周縁と軸2の外周面5との間に存在する磁束密
度が十分に高くなり、上記第二のポールピース13の内
周縁と軸2の外周面5との間に保持される磁性流体10
の量が十分に多くなる。
従って、第二のポールピース13の内周縁と軸2の外周
面5との間に存在する磁性流体が、蒸発により緩徐に減
少しても、この部分に於けるシール性が阻却される迄に
は、長い期間を要する事になり、磁性流体シール装置の
耐久性が十分に確保される。
第一のポールピース12の内周縁と、軸2の外周面5と
の間部分に存在する磁性流体10の量は、前述の様に少
ない為、磁性流体10の蒸発に基づき、この部分に於け
るシール性は、比較的早く阻却されるが、第二のポール
ピース13の内周縁と軸2の外周面5との間に保持され
る磁性流体10によって、ハウジング1の内周面4と軸
2の外周面5との間のシール性は、実用上十分な程度に
確保される。又、この場合に於いて、第一のポールピー
ス12の内周縁と軸2の外周面5との間の隙間は、例え
ば0,1〜0.3+am程度と、掻く小さい為、この隙
間内に磁性流体10が存在しなくなっても、永久磁石7
による磁界形成が妨げられる事はなく、第二のポールピ
ース13の内周縁と軸2の外周面5との間での磁性流体
10の保持は、確実に行なわれる。
第3図に示した、請求項2に記載の発明の場合も、内外
周が変わるのみで、他は同様に機能し、清浄側の第一の
ポールピース12の内周縁の磁性流体10は少なく、非
清浄側の第二のポールピース13の内周縁の磁性流体1
0は多くなる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を更に詳しく
説明する。
第4図は、本発明の第一実施例として、磁性流体シール
装置を、単列転がり軸受に組み込んだ構造を示している
磁性材製の内輪14の外周面に形成した外方軌道15と
、同じく磁性材製の外輪16の内周面に形成した内方軌
道17との間には、保持器18により転勤自在に保持さ
れた、複数の転動体19を設けて、内輪14と外輪16
との相対的回転を自在としている。外@16の内周面で
、上記内方軌道17から外れた位置には、係止溝20と
係止段部21とを、上記内方軌道17を挟む状態で形成
している。
この内、内方軌道17に対して、非清浄側(第4図の下
側)に存在する係上溝20には、第一のグリースシール
板22を、清浄側(ハードディスク等を設けた側で、第
4図の上側)に存在する係止段部21には、第二のグリ
ースシール板23を、それぞれ係止している。
第一 第二の両グリースシール板22.23は、それぞ
れ、耐油性ゴム等を金属板35で補強する事により、全
体を円輪状に構成している。この内、転動体19の清浄
側に存在する係止段部21に係止された第二のグリース
シール板23の、清浄側側面中央部には、位置決め突部
24を形成してい葛。
永久磁石7と、この永久磁石をサンドインチ状に挟んだ
第一 第二のポールピース12.13と、磁性流体10
とから成る磁性流体シール装置本体25は、内輪14の
外周面と外輪16の内周面との間で、上記第二のグリー
スシール板23よりも清浄側部分に装着されているが、
装着時に、第二のポールピース13の側面と第二のグリ
ースシール板23に形成した位置決め突部24とを、互
いに当接させている。
即ち、上記6n性流体シール装置本体25は、第一のポ
ールピース12の外周縁と外輪16の内周面との嵌合に
より、半径方向(第4図の左右方向)の位置決めを図ら
れ、第二のポールピース13の側面と第二のグリースシ
ール板23に形成した位置決め突部24との係合により
、軸方向(第4図の上下方向)の位置決めを図られてい
る。
上述の様にして磁性流体シール装置本体25を、転がり
軸受を構成する内輪14の外周面と外輪16の内周面と
の間に装着する事で構成された磁性流体シール装置は、
第一、第二のポールピース12.13、及び各ポールピ
ース12.13の内周縁と、内輪14の外周面との間に
保持された磁性流体10により、上記両局面間に存在す
る空間の断面を塞ぎ、この空間を通じて、非清浄側から
清浄側に、廐等が進入する事を防止する。
この場合に於いて、清浄側に存在する第一のポールピー
ス12の内周縁と内輪14の外周面との間に保持された
磁性流体10の量が少なく、この磁性流体10が清浄側
に飛散し難い事、非清浄側に存在する第二のポールピー
ス13の内周縁と内輪14の外周面との間に存在する磁
性流体10の量が多く、磁性流体シール装置25の耐久
性が十分に確保される事は、前述の通りである。
又、本実施例の場合、第二のグリースシール板23に形
成した位置決め突部24の内周側で、このグリースシー
ル板23の側面内周寄り部分と、第二のポールピース1
3の側面内周寄り部分とに挟まれた部分に、比較的大き
な容積を有するポケット部26が形成される為、所謂ラ
ビリンス効果により、転動体19部分に存在するグリー
スが、磁性流体シール装置部分に達するのを、効果的に
防止出来る。この事は、グリースと磁性流体10とが混
ざり合う事による磁性流体10の劣化防止上、有効であ
る。
次に、第5図は、本発明の第二実施例として、磁性流体
シール装置を、複列転がり軸受に組み込んだ構造を示し
ている。
転がり軸受が単列から複列に変わった以外、磁性流体シ
ール装置本体25の構造等、基本構造自体は、前述した
第4図の第一実施例とほぼ同様である。
但し、本実施例の場合、軸2の外周面の一部で、外輪1
6の内周面に装着した第一、第二のグリースシール板2
2.23の内周縁と対向する位置に、軸2の全周に亙っ
て凹溝27.27を形成している。
上記各グリースシール板22.23の内周縁と各凹溝2
7.27とで囲まれる部分は、軸方向両側開口部の幅が
狭くなったラビリンス空間28.28を構成している。
この結果、転動体19.19部分に存在するグリースが
、グリースシール板22.23の内周縁と軸2の外周面
との間の隙間を通って外部に漏洩する可能性を、より少
なく抑える事が出来る。
次に、第6図は本発明の第三実施例を示している。
前述した第一〜二実施例が、外輪16を固定し、内輪1
4を回転させる状態で使用するのに好適な構造であるの
に対し、本実施例の構造は、内輪14を固定し、外輪1
6を回転させる状態で使用する場合に好適である。
即ち、本実施例の場合、内輪14の外周面で、清浄側端
部に係止段部29を形成し、磁性流体シール装置本体2
5を構成する第一のポールピース12の内周縁部を、こ
の係止段部29に嵌合させている。
本実施例の場合、磁性流体シール装置本体25は、第一
のポールピース12の内周縁部を係止段部29に嵌合さ
せる事で、半径方向の位置決めと軸方向の位置決めとを
同時に図れる為、第二のポールピース13は、何れのグ
リースシール板3Oとも当接していない。
その他の構成及び作用は、前述した第一実施例の場合と
同様である。
次に、第7図は本発明の第四実施例を示している。
本実施例は、上述した第三実施例の構造を、内輪14を
回転させる状態で使用する場合に好適な構造に変えたも
のである。
即ち、本実施例の場合、外輪16の内周面で、清浄側端
部に係止段部31を形成し、磁性流体シール装置本体2
5を構成する第一のポールピース12の外周縁部を、こ
の係止段部31に嵌合させている。本実施例は、内周側
と外周側とを変えた以外、上述した第三実施例と同様で
ある。
次に、第8図は本発明の第五実施例を示している。
本実施例の場合、転動体19の清浄側に存在するグリー
スシール板32を、外輪16の内周面中間位置に形成し
た係止段部21に突き当てる事で、このグリースシール
板32の位置決め固定を図っている。
その他の構成に就いては、前述した第三実施例(第6図
)の構造の場合と同様である。
次に、第9図は本発明の第六実施例を示している。
本実施例の場合、グリースシール板32と、磁性流体シ
ール装置本体25を構成する第二のポールピース13と
を、非磁性材製のスペーサ33を介して突き合わせる事
で、上記磁性流体シール装置本体25の、軸方向に亙る
位置決めを図っている。
その他の構成及び作用に就いては、前述した第一実施例
(第4図)の場合と同様である。
更に、第10図は本発明の第七実施例を示している。
本実施例の場合、外輪16の内周面中間位置に形成した
係止段部34に、磁性流体シール装置本体25を構成す
る第二のポールピース13を、非6n性材製のスペーサ
33を介して突き合わせる事で、上記磁性流体シール装
置本体25の、軸方向に亙る位置決めを図っている。
その他の構成及び作用に就いては、前述した第一実施例
(第4図)の場合と同様である。
尚、図示は省略したが、第6〜10図に示した第三〜七
実施例の構造も、そのまま第5図に示した様な複列転が
り軸受に組み込める事は、勿論である。
(発明の効果) 本発明の磁性流体シール装置は、以上に述べた通り構成
され作用する為、ハードディスク等、塵が付着する事を
嫌う物品が存在する清浄部に、磁性流体が飛散する可能
性を低く抑える事が可能となり、上記ハードディスク等
の信頼性、耐久性を向上させる事が出来る。しかも、こ
の場合に於いて、磁性流体シール装置の耐久性が犠牲と
なる事はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1に記載された発明の基本構造を示す断
面図、第2図は本発明の詳細な説明する為の断面図、第
3図は請求項2に記載された発明の基本構造を示す断面
図、第4図は本発明の第一実施例を示す半部断面図、第
5図は同第二実施例を示す半部断面図、第6〜10図は
、本発明の第三〜七実施例を示す、それぞれ半部断面図
、第1)図は従来の磁性流体シール装置の基本構造を示
す断面図、第12図は先発明に係る磁性流体シール装置
の第1例を、第13図は同じく第2例を、それぞれ示す
部分断面図である。 1:ハウジング、2:軸、3:磁性流体シール装置本体
、4:内周面、5:外周面、6;空間、7:永久磁石、
8.9:ポールピース、10;磁性流体、1):隙間、
12:第一のポールピース、13:第二のポールピース
、14:内輪、15:外方軌道、16:外輪、17:内
方軌道、18:保持器、19:転動体、20:係上溝、
21:係止段部、22:第一のグリースシール板、23
:第二のグリースシール板、24:位置決め突部、25
:磁性流体シール装置本体、26:ポケット部、27二
凹溝、28:ラビリンス空間、29:係止段部、30ニ
ゲリースシール板、31:係止段部、32ニゲリースシ
ール板、33ニスペーサ、34:係止段部、35:金属
板。 第10図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状の外周面を有する磁性材製の軸と、この軸
    の外周面と同心で円筒状の内周面を有し、上記軸に対し
    て相対的に回転する磁性材製のハウジングと、このハウ
    ジングの内周面と上記軸の外周面との間の円筒状の空間
    内に挿入自在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方
    向に亙って着磁された永久磁石と、上記軸の外径よりも
    大きな内径を有する円輪状に形成され、上記永久磁石の
    一側面に固着されると共に、ハウジングの内周面に内嵌
    固定された第一のポールピースと、上記軸の外径よりも
    大きな内径と上記ハウジングの内径よりも小さな外径と
    を有する円輪状に形成され、上記永久磁石の他側面に固
    着された第二のポールピースと、第一、第二の両ポール
    ピースの内周縁と上記軸の外周面との間に、上記永久磁
    石の磁力により保持された磁性流体とから成り、上記第
    一のポールピースを清浄側に、上記第二のポールピース
    を非清浄側に、それぞれ対向させて、シールを必要とす
    る部分に設置する磁性流体シール装置。
  2. (2)円筒状の外周面を有する磁性材製の軸と、この軸
    の外周面と同心で円筒状の内周面を有し、上記軸に対し
    て相対的に回転する磁性材製のハウジングと、このハウ
    ジングの内周面と上記軸の外周面との間の円筒状の空間
    内に挿入自在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方
    向に亙って着磁された永久磁石と、上記ハウジングの内
    径よりも小さな外径を有する円輪状に形成され、上記永
    久磁石の一側面に固着されると共に、上記軸の外周面に
    外嵌固定された第一のポールピースと、上記軸の外径よ
    りも大きな内径と上記ハウジングの内径よりも小さな外
    径とを有する円輪状に形成され、上記永久磁石の他側面
    に固着された第二のポールピースと、第一、第二の両ポ
    ールピースの外周縁と上記ハウジングの内周面との間に
    、上記永久磁石の磁力により保持された磁性流体とから
    成り、上記第一のポールピースを清浄側に、上記第二の
    ポールピースを非清浄側に、それぞれ対向させて、シー
    ルを必要とする部分に設置する磁性流体シール装置。
  3. (3)ハウジングが、転がり軸受を構成する外輪であり
    、上記ハウジングと共にこの転がり軸受を構成する内輪
    が、軸に代わって磁性流体シール装置の一部を成す、請
    求項1又は請求項2の磁性流体シール装置。
  4. (4)転がり軸受を構成する転動体と磁性流体シール装
    置を構成する第二のポールピースとの間に、非磁性材製
    のグリースシール板が支持されており、このグリースシ
    ール板の側面に突設した位置決め突部と第二のポールピ
    ースの側面とを互いに当接させる事により、外輪の内周
    面と内輪の外周面との間に於ける第一、第二のポールピ
    ースと永久磁石との、軸方向に亙る位置決めを図った、
    請求項3に記載の磁性流体シール装置。
  5. (5)転がり軸受を構成する外輪の内周面又は内輪の外
    周面に形成した係止段部に、第一のポールピースの周縁
    部を係合させる事により、外輪の内周面と内輪の外周面
    との間に於ける第一、第二のポールピースと永久磁石と
    の、半径方向と軸方向とに亙る位置決めを図った、請求
    項3に記載の磁性流体シール装置。
  6. (6)転がり軸受を構成する外輪の内周面又は内輪の外
    周面に固定したグリースシール板の側面に第二のポール
    ピースの側面を、非磁性材製のスペーサを介して突き当
    てる事により、外輪の内周面と内輪の外周面との間に於
    ける第一、第二のポールピースと永久磁石との、軸方向
    に亙る位置決めを図った、請求項3に記載の磁性流体シ
    ール装置。
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