JPH0547855Y2 - - Google Patents
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- JPH0547855Y2 JPH0547855Y2 JP1986114798U JP11479886U JPH0547855Y2 JP H0547855 Y2 JPH0547855 Y2 JP H0547855Y2 JP 1986114798 U JP1986114798 U JP 1986114798U JP 11479886 U JP11479886 U JP 11479886U JP H0547855 Y2 JPH0547855 Y2 JP H0547855Y2
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/762—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
- F16C33/763—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
- F16C33/765—Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は高清浄度雰囲気あるいは真空中にお
いて使用する機器、装置の軸部に用いられる密封
軸受に関するものである。
いて使用する機器、装置の軸部に用いられる密封
軸受に関するものである。
(従来の技術)
例えば、磁気デイスクやその他のコンピユータ
関連機器の使用雰囲気には高い清浄度が要求され
る。したがつて、これら機器の駆動スピンドルの
軸受部に用いられる軸受は、潤滑剤による油の飛
散や揮発油分の発生を極力抑えられる密封構造と
することが要求される。
関連機器の使用雰囲気には高い清浄度が要求され
る。したがつて、これら機器の駆動スピンドルの
軸受部に用いられる軸受は、潤滑剤による油の飛
散や揮発油分の発生を極力抑えられる密封構造と
することが要求される。
ところで、従来のこの種の軸受としては、軸受
内に封入した潤滑グリースが外輪に固定した接触
形もしくは非接触形の通常のシールによつて密封
される構造とされたものが一般的であるが、この
構造のものでは密封性が十分でなく、封入グリー
スの蒸発油分や飛散油分が軸受外部に発生して、
使用雰囲気を汚染してしまうという問題がある。
さらに、接触形のシールを使用したものにおいて
は、該シールと内輪との接触部に摩耗粉が発生し
て、これが軸受外部に飛散し、やはり使用雰囲気
を汚染してしまう。
内に封入した潤滑グリースが外輪に固定した接触
形もしくは非接触形の通常のシールによつて密封
される構造とされたものが一般的であるが、この
構造のものでは密封性が十分でなく、封入グリー
スの蒸発油分や飛散油分が軸受外部に発生して、
使用雰囲気を汚染してしまうという問題がある。
さらに、接触形のシールを使用したものにおいて
は、該シールと内輪との接触部に摩耗粉が発生し
て、これが軸受外部に飛散し、やはり使用雰囲気
を汚染してしまう。
この点に関して、近時、高い清浄度が要求され
る使用雰囲気に特に適した軸受として、上記通常
のシールに代えて磁性流体シールが使用された構
造のものが種々考案されており(例えば実開昭58
−191423号公報参照)、この構造のものは、上記
通常のシールを備えたものに比較して密封性にす
ぐれるとともに、摩耗粉の発生もない。
る使用雰囲気に特に適した軸受として、上記通常
のシールに代えて磁性流体シールが使用された構
造のものが種々考案されており(例えば実開昭58
−191423号公報参照)、この構造のものは、上記
通常のシールを備えたものに比較して密封性にす
ぐれるとともに、摩耗粉の発生もない。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような構造の軸受において
も、以下に述べるような問題があり、その改良が
要望されている。
も、以下に述べるような問題があり、その改良が
要望されている。
すなわち、上記磁性流体シールにおいて、その
シール部分は軸受外部に直接臨む構造とされ、ま
た、該シール部分の磁場に保持される磁性流体の
量も、経時的な蒸発による減少に対処するため、
密封機能に必要な保持量よりも多量に使用される
のが常である。
シール部分は軸受外部に直接臨む構造とされ、ま
た、該シール部分の磁場に保持される磁性流体の
量も、経時的な蒸発による減少に対処するため、
密封機能に必要な保持量よりも多量に使用される
のが常である。
ところが、このように過剰な量の磁性流体が上
記シール部分に使用されると、本来の磁性流体の
保持スペースよりも軸受外部に磁性流体がはみ出
したり、漏出することになる。これがため、この
はみ出しもしくは漏出した磁性流体が、軸受の搬
送時、組込み時、あるいは使用時(軸受回転時)
において、周辺の機器等に付着して、取り扱いに
不便を生じたり、使用雰囲気を汚染してしまうな
どの弊害が生じている。
記シール部分に使用されると、本来の磁性流体の
保持スペースよりも軸受外部に磁性流体がはみ出
したり、漏出することになる。これがため、この
はみ出しもしくは漏出した磁性流体が、軸受の搬
送時、組込み時、あるいは使用時(軸受回転時)
において、周辺の機器等に付着して、取り扱いに
不便を生じたり、使用雰囲気を汚染してしまうな
どの弊害が生じている。
また、上記軸受外部にはみ出した磁性流体は、
包装時や搬送時などにおいて包装材量に付着し、
これがもとで磁性流体自体の汚染が発生したり、
密封機能に必要な保持量が確保されなかつたりな
どして、軸受の密封機能をも低下させている。
包装時や搬送時などにおいて包装材量に付着し、
これがもとで磁性流体自体の汚染が発生したり、
密封機能に必要な保持量が確保されなかつたりな
どして、軸受の密封機能をも低下させている。
(問題点を解決するための手段)
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、本考案の密封軸受は、軸受軸方向
の両側にシール部が設けられるとともに、軸受内
部に潤滑剤が封入されてなる密封型のものであつ
て、前記両シール部のうち少なくとも一方が磁性
流体シールとされ、該磁性流体シールが、一方の
軌道輪に固定された環状シール体と、環状シール
体と他方の軌道輪との間に、シール部分を形成す
べく設けられた磁極部材と、シール部分に保持さ
れた磁性流体とからなり、該磁性流体が保持され
るシール部分の軸方向外側に非磁性材からなるシ
ール部材が前記環状シール体に一体的に配設され
て他方の軌道輪との間にラビリンスシール部を形
成してなり、該シール部材により形成されるラビ
リンスシール部の軸方向外端開口と前記磁性流体
シールのシール部分の軸方向外端部との半径方向
位置が段違いとされていることを特徴とする。
ものであつて、本考案の密封軸受は、軸受軸方向
の両側にシール部が設けられるとともに、軸受内
部に潤滑剤が封入されてなる密封型のものであつ
て、前記両シール部のうち少なくとも一方が磁性
流体シールとされ、該磁性流体シールが、一方の
軌道輪に固定された環状シール体と、環状シール
体と他方の軌道輪との間に、シール部分を形成す
べく設けられた磁極部材と、シール部分に保持さ
れた磁性流体とからなり、該磁性流体が保持され
るシール部分の軸方向外側に非磁性材からなるシ
ール部材が前記環状シール体に一体的に配設され
て他方の軌道輪との間にラビリンスシール部を形
成してなり、該シール部材により形成されるラビ
リンスシール部の軸方向外端開口と前記磁性流体
シールのシール部分の軸方向外端部との半径方向
位置が段違いとされていることを特徴とする。
また、軸受内部に封入する潤滑剤としては、磁
性流体潤滑剤または低発揮性成分よりなる潤滑グ
リースが使用される。
性流体潤滑剤または低発揮性成分よりなる潤滑グ
リースが使用される。
(作用)
軸受軸方向の両側のシール部のうち、少なくと
も一方、つまり使用雰囲気に高い清浄度が要求さ
れる側のシール部は磁性流体シールであり、この
部位の高い密封性が確保されるとともに、摩耗粉
の発生が防止される。
も一方、つまり使用雰囲気に高い清浄度が要求さ
れる側のシール部は磁性流体シールであり、この
部位の高い密封性が確保されるとともに、摩耗粉
の発生が防止される。
磁性流体が保持されるシール部分の軸方向外側
には、非磁性材からなるシール部材が設けてある
とともに、該シール部材により形成されるラビリ
ンスシール部の軸方向外端開口と上記シール部分
の軸方向外端部との半径方向位置が段違いとして
あり、これにより、該シール部材が上記シール部
分の磁性流体と軸受外部とを隔離して、上記磁性
流体の軸方向外側へのはみ出し、漏出を防止す
る。
には、非磁性材からなるシール部材が設けてある
とともに、該シール部材により形成されるラビリ
ンスシール部の軸方向外端開口と上記シール部分
の軸方向外端部との半径方向位置が段違いとして
あり、これにより、該シール部材が上記シール部
分の磁性流体と軸受外部とを隔離して、上記磁性
流体の軸方向外側へのはみ出し、漏出を防止す
る。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
実施例 1
本考案に係る密封軸受を第1図に示し、該密封
軸受は具体的には密封型玉軸受であつて、内輪1
と外輪2との間に転動体(ボール)3…が介装さ
れるとともに、該ボール3…が保持器4のポケツ
ト穴4a…内に保持されて軸受円周方向へ等間隔
に配設されている。また、上記内外輪1,2の軸
方向両側には磁性流体シール5,5がそれぞれ設
けられるとともに、該磁性流体シール5,5と内
外輪1,2とにより形成される軸受内部に、潤滑
剤として潤滑グリースが封入されている。
軸受は具体的には密封型玉軸受であつて、内輪1
と外輪2との間に転動体(ボール)3…が介装さ
れるとともに、該ボール3…が保持器4のポケツ
ト穴4a…内に保持されて軸受円周方向へ等間隔
に配設されている。また、上記内外輪1,2の軸
方向両側には磁性流体シール5,5がそれぞれ設
けられるとともに、該磁性流体シール5,5と内
外輪1,2とにより形成される軸受内部に、潤滑
剤として潤滑グリースが封入されている。
上記内輪1、外輪2およびボール3…は強磁性
材から形成され、例えばSUJ2等の軸受鋼が構成
材料として使用されている。なお、上記外輪2お
よびボール3はセラミツクや非磁性鋼などの非磁
性材で形成されてもよい。
材から形成され、例えばSUJ2等の軸受鋼が構成
材料として使用されている。なお、上記外輪2お
よびボール3はセラミツクや非磁性鋼などの非磁
性材で形成されてもよい。
磁性流体シール5は軸受の密封性を保持するも
ので、第2図に示すように、シール体6、磁石リ
ング部材7、および該磁石リング部材7により形
成される磁場に保持された磁性流体8とから構成
されている。
ので、第2図に示すように、シール体6、磁石リ
ング部材7、および該磁石リング部材7により形
成される磁場に保持された磁性流体8とから構成
されている。
シール体6は環状のもので、鋼板等の強磁性材
からなる芯金9と、ゴム等の非磁性材からなる弾
性体10とが一体に形成されてなり、その外径側
縁部6aが外輪2の嵌合溝11に嵌着されてい
る。上記芯金9は、その内径側端縁部が軸方向内
側へ折曲されて磁束部12とされ、その内径面1
2aが円筒面とされている。上記芯金9の外径側
縁部9aは外輪2に対して非接触とされている。
からなる芯金9と、ゴム等の非磁性材からなる弾
性体10とが一体に形成されてなり、その外径側
縁部6aが外輪2の嵌合溝11に嵌着されてい
る。上記芯金9は、その内径側端縁部が軸方向内
側へ折曲されて磁束部12とされ、その内径面1
2aが円筒面とされている。上記芯金9の外径側
縁部9aは外輪2に対して非接触とされている。
また、上記弾性体10の内径側端縁部は上記磁
束部12よりも半径方向内側まで延びて、後述す
るシール部材13が形成されている。
束部12よりも半径方向内側まで延びて、後述す
るシール部材13が形成されている。
シール体6の芯金9と、シール部材13を除く
弾性体10とにより本考案の環状シール体が構成
される。
弾性体10とにより本考案の環状シール体が構成
される。
磁石リング部材7は磁極部材としての磁石リン
グ14と非磁性リング15とが一体に形成されて
なり、上記内輪1の環状段部16に嵌着されてい
る。上記磁石リング14は断面が略L字形状に形
成されており、これにより、その外径面14aが
上記シール体6の磁束部12の内径面12aに対
向状に近接した円筒面とされるとともに、軸方向
内側面14bと上記環状段部16の側面16aと
の間に断面矩形状の溜部17が全周にわたつて形
成され、ここに磁性流体8が溜められるようにさ
れている。また、磁石リング14は半径方向に磁
化されて、上記外径面14aと内径面14cにそ
れぞれN極とS極が生じて、互いに異極とされて
いる。
グ14と非磁性リング15とが一体に形成されて
なり、上記内輪1の環状段部16に嵌着されてい
る。上記磁石リング14は断面が略L字形状に形
成されており、これにより、その外径面14aが
上記シール体6の磁束部12の内径面12aに対
向状に近接した円筒面とされるとともに、軸方向
内側面14bと上記環状段部16の側面16aと
の間に断面矩形状の溜部17が全周にわたつて形
成され、ここに磁性流体8が溜められるようにさ
れている。また、磁石リング14は半径方向に磁
化されて、上記外径面14aと内径面14cにそ
れぞれN極とS極が生じて、互いに異極とされて
いる。
また、上記非磁性リング15は上記磁性流体8
の軸方向外側への盛り上がり、はみ出しを防止す
るためのもので、黄銅、プラスチツク、セラミツ
ク等の非磁性材からなり、上記磁石リング14の
軸方向外側に配置されている。
の軸方向外側への盛り上がり、はみ出しを防止す
るためのもので、黄銅、プラスチツク、セラミツ
ク等の非磁性材からなり、上記磁石リング14の
軸方向外側に配置されている。
したがつて、磁力線は、磁石リング14のN極
からシール体6の磁束部12、さらに内輪1内を
通つてS極に通じる磁気回路を構成している。ま
た、磁石リング14の軸方向外側には、上記非磁
性リング15の存在により磁気回路が構成されな
い。これにより、磁石リング14の外径面14a
とシール体6の磁束部12との間および溜部17
内にそれぞれ強い磁場勾配が生じて、これらの部
位(シール部分)に磁性流体8が集中して保持さ
れ、この部位の密封性を保持する。
からシール体6の磁束部12、さらに内輪1内を
通つてS極に通じる磁気回路を構成している。ま
た、磁石リング14の軸方向外側には、上記非磁
性リング15の存在により磁気回路が構成されな
い。これにより、磁石リング14の外径面14a
とシール体6の磁束部12との間および溜部17
内にそれぞれ強い磁場勾配が生じて、これらの部
位(シール部分)に磁性流体8が集中して保持さ
れ、この部位の密封性を保持する。
シール部材13は上記磁性流体シール5と軸受
外部とを隔離するためのもので、本実施例におい
ては前述した非磁性の弾性体10の一部から形成
されている。該シール部材13は上記磁石リング
部材7の軸方向外側を被覆するように半径方向内
方へ延びるとともに、その内径端縁13aが内輪
1の環状段部16の外径面16bに非接触状態で
近接して、この部位にラビリンスシール部を形成
している。
外部とを隔離するためのもので、本実施例におい
ては前述した非磁性の弾性体10の一部から形成
されている。該シール部材13は上記磁石リング
部材7の軸方向外側を被覆するように半径方向内
方へ延びるとともに、その内径端縁13aが内輪
1の環状段部16の外径面16bに非接触状態で
近接して、この部位にラビリンスシール部を形成
している。
また、該ラビリンスシール部の半径方向位置
は、上記磁性流体シール5のシール部分の半径方
向位置と段違いとされ、高いラビリンス効果が得
られる構造とされている。すなわち、該ラビリン
スシール部の軸方向外端開口と上記シール部分の
軸方向外端部との半径方向位置が段違いとされて
いるため、上記シール部分の磁性流体8が軸受外
部と上記ラビリンスシール部を介して隔離され、
該磁性流体の軸方向外側へのはみ出し、漏出が防
止される。
は、上記磁性流体シール5のシール部分の半径方
向位置と段違いとされ、高いラビリンス効果が得
られる構造とされている。すなわち、該ラビリン
スシール部の軸方向外端開口と上記シール部分の
軸方向外端部との半径方向位置が段違いとされて
いるため、上記シール部分の磁性流体8が軸受外
部と上記ラビリンスシール部を介して隔離され、
該磁性流体の軸方向外側へのはみ出し、漏出が防
止される。
特に、図示のように、上記ラビリンスシール部
の軸方向外端開口が、上記磁性流体シール5のシ
ール部分の軸方向外端部より内径面に位置するよ
うに構成されていれば、軸受内部の潤滑グリース
が軸受の回転遠心力により外径側へ移動しようと
する性質を有するため、より確実な密封性が得ら
れることとなる。
の軸方向外端開口が、上記磁性流体シール5のシ
ール部分の軸方向外端部より内径面に位置するよ
うに構成されていれば、軸受内部の潤滑グリース
が軸受の回転遠心力により外径側へ移動しようと
する性質を有するため、より確実な密封性が得ら
れることとなる。
なお、上記磁性流体8は従来周知のもので、例
えばマグネタイト等の固体強磁性微粉末が非磁性
の油性媒体にコロイド状に含有されてなる。ま
た、軸受内部に封入される潤滑グリースとして
は、低揮発性で稠度が高く、かつ上記磁性流体8
の溶媒と相溶性のないものが好適に使用される。
えばマグネタイト等の固体強磁性微粉末が非磁性
の油性媒体にコロイド状に含有されてなる。ま
た、軸受内部に封入される潤滑グリースとして
は、低揮発性で稠度が高く、かつ上記磁性流体8
の溶媒と相溶性のないものが好適に使用される。
しかして、以上のように構成された密封軸受に
おいては、軸受内部に封入された潤滑グリースが
必要個所を有効に潤滑するとともに、軸方向両側
の磁性流体シール5,5によつて密封性が確保さ
れる。特に、シール部として磁性流体シール5が
使用されているから、この部位にきわめて高い密
封性が確保され、潤滑グリースが低揮発性である
こととも相俟つて、該潤滑グリースの軸受外部へ
の飛散を完全に防止して、使用雰囲気の汚染を防
ぐ。
おいては、軸受内部に封入された潤滑グリースが
必要個所を有効に潤滑するとともに、軸方向両側
の磁性流体シール5,5によつて密封性が確保さ
れる。特に、シール部として磁性流体シール5が
使用されているから、この部位にきわめて高い密
封性が確保され、潤滑グリースが低揮発性である
こととも相俟つて、該潤滑グリースの軸受外部へ
の飛散を完全に防止して、使用雰囲気の汚染を防
ぐ。
すなわち、上記磁性流体シール5において、磁
石リング14の軸方向外側には非磁性リング15
があるため、ここに強い磁場勾配が生じず、よつ
て磁性流体8の軸方向外側への盛り上がり、はみ
出しが防止される。また、磁石リング14の軸方
向内側に溜部17が設けられて、ここに磁性流体
8が溜められる構造とされており、よつて、磁石
リング部材7、シール体6の磁束部12および内
輪1の間に形成される磁場には、十分な量の磁性
流体8が集中して確保されるとともに、該磁性流
体8による有効シール面積も大きい。しかも、上
記磁場に保持される磁性流体8の量が使用にとも
なつて経時的に減少すると、上記溜部17内の磁
性流体8が適宜補給されてこの減少分を補い、き
わめて高い密封性能を長期にわたり安定して確保
する。
石リング14の軸方向外側には非磁性リング15
があるため、ここに強い磁場勾配が生じず、よつ
て磁性流体8の軸方向外側への盛り上がり、はみ
出しが防止される。また、磁石リング14の軸方
向内側に溜部17が設けられて、ここに磁性流体
8が溜められる構造とされており、よつて、磁石
リング部材7、シール体6の磁束部12および内
輪1の間に形成される磁場には、十分な量の磁性
流体8が集中して確保されるとともに、該磁性流
体8による有効シール面積も大きい。しかも、上
記磁場に保持される磁性流体8の量が使用にとも
なつて経時的に減少すると、上記溜部17内の磁
性流体8が適宜補給されてこの減少分を補い、き
わめて高い密封性能を長期にわたり安定して確保
する。
また、磁性流体8が保持される磁性流体シール
5のシール部分の軸方向外側にはシール部材13
が設けてあり、しかも該シール部材13により形
成されるラビリンスシール部の軸方向外端開口と
上記シール部分の軸方向外端部との半径方向位置
が段違いとなつているから、該シール部材13の
ラビリンス効果が有効に発揮されて、上記シール
部分と軸受外部とを隔離する。したがつて、上記
非磁性リング15との協働作用により、上記磁性
流体8の軸方向外側へのはみ出し、漏出を完全に
防止する。
5のシール部分の軸方向外側にはシール部材13
が設けてあり、しかも該シール部材13により形
成されるラビリンスシール部の軸方向外端開口と
上記シール部分の軸方向外端部との半径方向位置
が段違いとなつているから、該シール部材13の
ラビリンス効果が有効に発揮されて、上記シール
部分と軸受外部とを隔離する。したがつて、上記
非磁性リング15との協働作用により、上記磁性
流体8の軸方向外側へのはみ出し、漏出を完全に
防止する。
また、上記両磁性流体シール5,5はいずれも
内輪1に対して非接触であり、上記シール部分に
おける摩耗粉の発生がなく、かつ低トルクが保持
される。
内輪1に対して非接触であり、上記シール部分に
おける摩耗粉の発生がなく、かつ低トルクが保持
される。
なお、磁石リング14の磁極は図示例と逆にし
ても、同様の効果が得られることはもちろんであ
り、また、軸受内部に封入される潤滑剤として、
潤滑グリースに代えて磁性流体潤滑剤を用いても
よい。
ても、同様の効果が得られることはもちろんであ
り、また、軸受内部に封入される潤滑剤として、
潤滑グリースに代えて磁性流体潤滑剤を用いても
よい。
実施例 2
本例は第3図に示し、実施例1の磁性流体シー
ル5の構造を改変したものである。
ル5の構造を改変したものである。
すなわち、シール体6がゴム等の非磁性材から
なる弾性体のみから形成されるとともに、該シー
ル体6の軸方向内側に磁石リング部材7が一体的
に設けられた構造とされている。
なる弾性体のみから形成されるとともに、該シー
ル体6の軸方向内側に磁石リング部材7が一体的
に設けられた構造とされている。
本実施例においてはシール体6が本考案の環状
シール体を構成する。
シール体を構成する。
上記磁石リング部材7は、両側面14b,14
dが異極とされた磁石リング(磁極部材)14
と、上記両側面14b,14dに密着された一対
の円板状のヨーク18,19とから構成されてい
る。該ヨーク18,19は鉄板等の強磁性材から
なり、その内径端縁18a,19aが内輪1の外
径面1aに非接触状態で近接している。
dが異極とされた磁石リング(磁極部材)14
と、上記両側面14b,14dに密着された一対
の円板状のヨーク18,19とから構成されてい
る。該ヨーク18,19は鉄板等の強磁性材から
なり、その内径端縁18a,19aが内輪1の外
径面1aに非接触状態で近接している。
したがつて、磁力線は、磁石リング14のN極
からヨーク18、内輪1およびヨーク19を通つ
てS極に通じる磁気回路を構成している。これに
より、この部位の磁場に磁性流体8が集中して保
持される。
からヨーク18、内輪1およびヨーク19を通つ
てS極に通じる磁気回路を構成している。これに
より、この部位の磁場に磁性流体8が集中して保
持される。
また、本実施例のシール部材13は、シール体
6と一体に形成され、シール部材13は、上記磁
石リング部材7の軸方向外側を被覆するように半
径方向内方へ延びて、内輪1の環状段部16内に
臨むとともに、その内径端縁13aが上記環状段
部16の外径面16bに非接触状態で近接して、
この部位にラビリンスシール部を形成している。
また、該ラビリンスシール部の半径方向位置は、
上記磁性流体シール5のシール部分よりも内径側
とされて、段違いとされている。これにより、該
ラビリンスシール部の軸方向外端開口と上記シー
ル部分の軸方向外端部との半径方向位置が段違い
とされている。
6と一体に形成され、シール部材13は、上記磁
石リング部材7の軸方向外側を被覆するように半
径方向内方へ延びて、内輪1の環状段部16内に
臨むとともに、その内径端縁13aが上記環状段
部16の外径面16bに非接触状態で近接して、
この部位にラビリンスシール部を形成している。
また、該ラビリンスシール部の半径方向位置は、
上記磁性流体シール5のシール部分よりも内径側
とされて、段違いとされている。これにより、該
ラビリンスシール部の軸方向外端開口と上記シー
ル部分の軸方向外端部との半径方向位置が段違い
とされている。
その他の構造および作用は実施例1と同様であ
る。
る。
実施例 3
本例は第4図に示し、実施例2と同様、実施例
1の磁性流体シール5の構造を改変したものであ
る。
1の磁性流体シール5の構造を改変したものであ
る。
すなわち、磁石リング(磁極部材)14が環状
シール体の芯金9の内径側端に一体的に固着さ
れ、該磁石リング14が半径方向に磁化されて互
いに異極とされ、磁石リング14と内輪1の環状
段部16との間の磁場に磁性流体8が集中して保
持される構造とされている。
シール体の芯金9の内径側端に一体的に固着さ
れ、該磁石リング14が半径方向に磁化されて互
いに異極とされ、磁石リング14と内輪1の環状
段部16との間の磁場に磁性流体8が集中して保
持される構造とされている。
また、上記環状段部16は大径部20および小
径部21からなる段違いの2段構造とされてい
る。上記大径部20内に上記磁石リング14が臨
んで配置される一方、上記小径部21内に上記シ
ール部材13が臨んでこの部位にラビリンスシー
ル部が形成され、該ラビリンスシール部の半径方
向位置が、上記磁性流体シール5のシール部分よ
りも内径側とされて、段違いとされている。これ
により、上記ラビリンスシール部の軸方向外端開
口と上記磁性流体シール5のシール部分の軸方向
外端部との半径方向位置が段違いとされている。
径部21からなる段違いの2段構造とされてい
る。上記大径部20内に上記磁石リング14が臨
んで配置される一方、上記小径部21内に上記シ
ール部材13が臨んでこの部位にラビリンスシー
ル部が形成され、該ラビリンスシール部の半径方
向位置が、上記磁性流体シール5のシール部分よ
りも内径側とされて、段違いとされている。これ
により、上記ラビリンスシール部の軸方向外端開
口と上記磁性流体シール5のシール部分の軸方向
外端部との半径方向位置が段違いとされている。
さらに、上記磁石リング14とシール部材13
との間部分22が弾性体10の一部から構成さ
れ、これが実施例1の非磁性リング15と同様の
機能を果たすようにされている。
との間部分22が弾性体10の一部から構成さ
れ、これが実施例1の非磁性リング15と同様の
機能を果たすようにされている。
なお、芯金9は鋼板等の強磁性材から形成され
ているが、セラミツク、プラスチツク等の非磁性
材から形成されてもよい。
ているが、セラミツク、プラスチツク等の非磁性
材から形成されてもよい。
その他の構造および作用は実施例1と同様であ
る。
る。
なお、本考案は上述の実施例1ないし実施例3
に限定されることなく種々設計変更することがで
きる。
に限定されることなく種々設計変更することがで
きる。
例えば、実施例1〜3はいずれも、軸受の両側
に高い清浄度が要求される場合に適した構造とさ
れているが、上記磁性流体シール5のシール構造
を軸受の片側にのみ適用して、片側にのみ高い清
浄度が要求される部位に適する構造としてもよ
い。
に高い清浄度が要求される場合に適した構造とさ
れているが、上記磁性流体シール5のシール構造
を軸受の片側にのみ適用して、片側にのみ高い清
浄度が要求される部位に適する構造としてもよ
い。
また、本考案は玉軸受のほかころ軸受にも適用
することができる。
することができる。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案によれば、以下に
列挙するような種々のすぐれた効果が得られ、特
に、高い清浄度が要求される雰囲気あるいは真空
中において使用する機器、装置、例えば、磁気デ
イスクやその他のコンピユータ関連機器、半導
体、電子、精密、光学関係の機器、装置、あるい
は薬品、医療、食品、微生物、真空、宇宙開発関
係の機器、装置などに適した密封装置を提供する
ことができる。
列挙するような種々のすぐれた効果が得られ、特
に、高い清浄度が要求される雰囲気あるいは真空
中において使用する機器、装置、例えば、磁気デ
イスクやその他のコンピユータ関連機器、半導
体、電子、精密、光学関係の機器、装置、あるい
は薬品、医療、食品、微生物、真空、宇宙開発関
係の機器、装置などに適した密封装置を提供する
ことができる。
(1) 軸受軸方向の両側のシール部のうち、少なく
とも一方、つまり高い清浄度が要求される使用
雰囲気側のシール部が磁性流体シールとされ得
るから、この部位の高い密封性が確保されると
ともに、摩耗粉の発生もなく、上記使用雰囲気
を汚染する虞れがない。
とも一方、つまり高い清浄度が要求される使用
雰囲気側のシール部が磁性流体シールとされ得
るから、この部位の高い密封性が確保されると
ともに、摩耗粉の発生もなく、上記使用雰囲気
を汚染する虞れがない。
(2) 磁性流体が保持されるシール部分の軸方向外
側には、非磁性材からなるシール部材が設けら
れており、しかも、該シール部材により形成さ
れるラビリンスシール部の軸方向外端開口と上
記シール部分の軸方向外端部との半径方向位置
が段違いとされているから、該シール部材が上
記シール部分と軸受外部とを隔離して、上記磁
性流体の軸方向外側への盛り上がり、はみ出し
を有効に防止する。これにより、磁性流体の軸
受外部への漏出、逸散を完全に防止して、シー
ル性能の低下および使用雰囲気の汚染を防ぐこ
とができる。
側には、非磁性材からなるシール部材が設けら
れており、しかも、該シール部材により形成さ
れるラビリンスシール部の軸方向外端開口と上
記シール部分の軸方向外端部との半径方向位置
が段違いとされているから、該シール部材が上
記シール部分と軸受外部とを隔離して、上記磁
性流体の軸方向外側への盛り上がり、はみ出し
を有効に防止する。これにより、磁性流体の軸
受外部への漏出、逸散を完全に防止して、シー
ル性能の低下および使用雰囲気の汚染を防ぐこ
とができる。
すなわち、軸受外部へ漏出した磁性流体が、
軸受の搬送時、組込み時、あるいは使用時(軸
受回転時)に飛散して、周辺の機器等に付着
し、使用雰囲気を汚染してしまう弊害や、軸受
外部にはみ出した磁性流体が包装時や搬送時な
どに包装材等に付着して、磁性流体自体が汚染
されたり、密封機能に必要な保持量が確保され
ないなどの弊害が生じない。また、軸受の取り
扱いも容易である。
軸受の搬送時、組込み時、あるいは使用時(軸
受回転時)に飛散して、周辺の機器等に付着
し、使用雰囲気を汚染してしまう弊害や、軸受
外部にはみ出した磁性流体が包装時や搬送時な
どに包装材等に付着して、磁性流体自体が汚染
されたり、密封機能に必要な保持量が確保され
ないなどの弊害が生じない。また、軸受の取り
扱いも容易である。
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は実
施例1の密封軸受を示す縦断面図、第2図は同軸
受の要部を拡大して示す縦断面図、第3図は実施
例2の密封軸受の要部を拡大して示す縦断面図、
第4図は実施例3の密封軸受の要部を拡大して示
す縦断面図である。 1……内輪、2……外輪、3……転動体(ボー
ル)、4……保持器、5……シール部(磁性流体
シール)、6……シール体、7……磁石リング部
材、8……磁性流体、13……シール部材、14
……磁石リング(磁極部材)、16……環状段部。
施例1の密封軸受を示す縦断面図、第2図は同軸
受の要部を拡大して示す縦断面図、第3図は実施
例2の密封軸受の要部を拡大して示す縦断面図、
第4図は実施例3の密封軸受の要部を拡大して示
す縦断面図である。 1……内輪、2……外輪、3……転動体(ボー
ル)、4……保持器、5……シール部(磁性流体
シール)、6……シール体、7……磁石リング部
材、8……磁性流体、13……シール部材、14
……磁石リング(磁極部材)、16……環状段部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 軸受軸方向の両側にシール部が設けられると
ともに、軸受内部に潤滑剤が封入されてなる密
封型のものであつて、 前記両シール部のうち少なくとも一方が磁性
流体シールとされ、 該磁性流体シールが、 一方の軌道輪に固定された環状シール体と、 環状シール体と他方の軌道輪との間に、シー
ル部分を形成すべく設けられた磁極部材と、 シール部分に保持された磁性流体とからな
り、 該磁性流体が保持されるシール部分の軸方向
外側に非磁性材からなるシール部材が前記環状
シール体に一体的に配設されて他方の軌道輪と
の間にラビリンスシール部を形成してなり、 該シール部材により形成されるラビリンスシ
ール部の軸方向外端開口と前記磁性流体シール
のシール部分の軸方向外端部との半径方向位置
が段違いとされている ことを特徴とする密封軸受。 2 磁極部材が環状シール体に固着され、環状シ
ール体と他方の軌道輪との間にシール部分が形
成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の密封軸受。 3 磁極部材が他方の軌道輪に設けられ、環状シ
ール体と磁極部材との間にシール部分が形成さ
れてなる実用新案登録請求の範囲第1項に記載
の密封軸受。 4 ラビリンスシール部の軸方向外端開口が、磁
性流体シールのシール部分の軸方向外端部より
内径側に位置されている実用新案登録請求の範
囲第1項記載の密封軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986114798U JPH0547855Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986114798U JPH0547855Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6320528U JPS6320528U (ja) | 1988-02-10 |
JPH0547855Y2 true JPH0547855Y2 (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=30997863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986114798U Expired - Lifetime JPH0547855Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547855Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012247041A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Globeride Inc | 磁性流体シール付き軸受 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5677211B2 (ja) * | 2011-06-22 | 2015-02-25 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58191423U (ja) * | 1982-06-16 | 1983-12-20 | 日本精工株式会社 | 密封形玉軸受装置 |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP1986114798U patent/JPH0547855Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012247041A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Globeride Inc | 磁性流体シール付き軸受 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6320528U (ja) | 1988-02-10 |
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