JPS63303273A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPS63303273A
JPS63303273A JP62135689A JP13568987A JPS63303273A JP S63303273 A JPS63303273 A JP S63303273A JP 62135689 A JP62135689 A JP 62135689A JP 13568987 A JP13568987 A JP 13568987A JP S63303273 A JPS63303273 A JP S63303273A
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JP
Japan
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magnet
core metal
magnetic
magnetic fluid
seal
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Application number
JP62135689A
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English (en)
Inventor
Kenji Yamamoto
賢二 山元
Hiroshi Nakazato
博 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Tokin Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Tokin Corp
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Publication of JPS63303273A publication Critical patent/JPS63303273A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/762Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid
    • F16C33/763Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
    • F16C33/765Sealings of ball or roller bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高清浄度雰囲気もしくは真空中で使用される
機器、装置の軸受などに用いられる密封装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、従来の玉軸受などにおける密封装置は、軸受内
部に封入された潤滑剤としてのグリースを軸受の外輪に
固定された接触形もしくは非接触形のシール部材によっ
て密封する構造となっている。
ところが、このような密封装置を備えた軸受を、例えば
、クリーンルームのような高清浄度雰囲気もしくは真空
中で使用される機器、装置などの軸受として使用すると
、その密封性が充分でなく、封入されたグリースの蒸発
分や飛散骨が軸受外部に漏洩して雰囲気を汚染してしま
う。さらに、接触形のシール部材を使用するものにおい
ては、1−記の問題に加え、シール部材と軸受の内輪と
の接触によって摩耗粉が発生し、これが軸受外部に飛散
して雰囲気を汚染してしまうことにもなっていた。
そのため、最近、高い清浄度が要求される雰囲気中での
使用に適した密封装置として、従来のシール部材に替え
て磁性流体を利用してシールする構造のものが開発され
ており、例えば、その−例として第15図に示すような
ものがある。
この密封装置はスリーピースタイプといわれるものであ
って、軸受40の外輪41と内輪42との間の開口部に
、内輪42に対してわずかなシール隙間をあけた状態で
、軸方向に着磁された環状の磁石43とこれを挟み込む
一対の板材44.44とからなるシール本体45を外輪
41に取りつり、シール隙間に磁性流体46を保持させ
る構造となっている。
この構造の密封装置は、前述した従来のシール部材を備
えたものに比べて密封性にすぐれ、しかも、摩耗粉が発
生ずるというような不都合がないという特徴がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、前記の磁性流体を利用してシールする密封装
置においても、つぎのような問題点があった・ すなわち、シール本体45を構成する磁石43の磁力が
弱いと、グリースGが磁性流体46に混入することが避
けられないため、磁性流体46の濃度が低下してしまう
。そのため、磁性流体46によってシールされているシ
ール隙間部分の耐圧性が低下し、グリースGが軸受40
の外部へ漏洩してしまう。そこで、磁石43の磁力を強
くすることによってグリースGの漏洩を避けようとすれ
ば、シール本体45の軸方向寸法が長くなるため、これ
が取りつけられる軸受40の幅、すなわち、軸方向寸法
が大幅に長くなってしまうという不都合がある。
また、このような不都合を避けるために、回転径方向の
寸法が長い環状の磁石43を用いてシール本体45を構
成することも考えられるが、このようにすれば、軸受4
0の内部および外部の空間を通る洩れ磁束が増えて内輪
42とシール本体45との間、−3= すなわち、シール隙間の磁束密度の増加に期待されるほ
ど寄与しないのみならず、シール隙間の磁束分布が乱れ
でシール耐圧の減少を引き起こす。
そのため、このソール隙間に所要量の磁性流体46を保
持することができなくなってグリースGが軸受40外部
へ漏洩したり、磁性流体46そのものが漏洩して雰囲気
を汚染してしまうことがあった。
さらに、このような磁性流体46による密封装置におい
ては、いずれもシール本体45を軸受40の外輪41に
直接的に取りつけているので、グリースGの漏洩を防止
するためには、両者を正確な寸法精度で嵌合させなけれ
ばならない。したがって、その製作や組立は、面倒で手
間のかかるものとなっていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑めでなされたもので
あって、密封性の向上を図るとともに、製作などに要す
る手間の低減を図ることができる密封装置の提供を目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、相対回転
する内外一対の部材のうち一方の部材に、強磁性体から
なる環状の芯金とこれに一体化された弾性体とからなる
シール本体を嵌着するとともに、前記芯金の先縁部を他
方の部材の周面側に近接するよう回転径方向に沿って延
出し、この芯金の内面に回転径方向に沿って着磁した環
状の磁石を取りつけ、この磁石および前記芯金と他方の
部材側との間に磁気回路を構成し、かつ磁石と他方の部
材との間および芯金と他方の部材との間に磁性流体を保
持したものである。
〈作用〉 一1二記構成によれば、環状の磁石をその回転径方向に
沿って着磁しているので、この磁石の磁力を強くしても
これが取りつけられるシール本体の軸方向寸法が長くな
ることはない。したがって、強力な磁石を用いてシール
本体を構成することにより、潤滑剤が磁性流体に混入し
にくくなるため、磁性流体の濃度が低下しなくなる。
しかも、磁石からの磁力線は芯金とこの芯金の先縁に対
向する他方の部材とを通り、磁石と芯金と他方の部材と
の間に磁気回路が形成されるので、洩れ磁束が少なくな
る。したがって、シール本体と他方の部材との間には所
定量の磁性流体が保持されることになり、これらの両者
間から潤滑剤などが漏洩することはない。
また、この密封装置においては、シール本体を構成する
弾性体を介してその芯金を一方の部材に取りつけるので
、これらの両者を必ずしも正確な寸法精度で嵌合する必
要がなく、製作などに要する手間を低減することができ
る。
〈実施例〉 以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。なお、本実施例においては、密封装置を軸受に用い
た場合について説明する。
第□L失施桝 第1図は本発明の第1実施例を示す軸受の一部省略断面
図、第2図はその密封装置の拡大断面図である。
これらの図における符号10は玉軸受などの軸受であっ
て、この軸受10は第1部材としての外輪11−7 = および第2部材としての内輪12と、これらの間に介装
された転動体(ボール)13とから構成されている。外
輪11の内周面と内輪12の外周面との間には軸受10
の軸方向に沿う環状の隙間が形成され、この隙間の両開
口部それぞれには密封装置が取りつけられている。そし
て、外輪11、内輪12および密封装置によって囲まれ
た軸受lOの内部空間には、潤滑剤としてのグリースG
が封入されている。
本実施例における密封装置は、軸受10の内部に封入さ
れたグリースGがその外部に漏洩するのを防止して密封
性を確保するためのものであって、少なくとも一方の高
清浄度雰囲気側となる密封装置は磁性流体を利用するシ
ール本体20によって構成されている。
シール本体20は金属などの強磁性体からなる逆「I7
」字形断面を有する環状の芯金21を備え、その軸方向
内側に屈曲された外周縁21aと外面とは、芯金21に
一体化され、かつ非磁性を有するゴムなどの弾性体22
によって覆われている。そして、シール本体20の基端
部となる芯金21の外周縁21aは、弾性体22を介し
て軸受10の外輪11の内周面端部に形成された環状の
段部]1aに嵌着固定されている。
また、この芯金21において、軸受10の内輪12の外
周面側に近接するよう回転径方向に沿って延出された先
縁部、すなわち、内周縁側の内面には、環状の磁石23
が取りつけられている。この磁石23はそのN極および
S極が回転径方向に沿って着磁されており、その回転径
方向の寸法は所要の強さの磁力を発生しうる長さに形成
されている。
そして、このシール本体20の芯金21および磁石23
の内周縁と内輪12の外周面との間には環状でわずかな
寸法のシール隙間が形成され、ごのシール隙間にはその
全周にわたって磁性流体35が充填されている。この磁
性流体35は、例えば、非磁性である油性媒体にマグネ
タイトなどの固体強磁性微粉末をコロイド状で含有させ
たものであって、磁石23およびこれによって磁化され
た芯金21と内輪12との間に形成された磁気回路によ
ってシール隙間に保持されている。
このように、本実施例においては、シール本体20の芯
金21の外面を非磁性を有する弾性体22で覆うととも
に、この芯金21の内面に回転径方向に沿って着磁され
た環状の磁石23を取りつけている。
そのため、磁石23の磁力を強くしてもシール本体20
の軸方向長さが長くなることはなく、強い磁力を有する
磁石23を用いることによって軸受10の内部に封入さ
れているグリースGが磁性流体35に混入しにくくなる
。また、軸受10の外部への磁束の洩れが強磁性体芯金
21によって遮られることになるので、磁石23および
これによって磁化された芯金21と内輪12との間の磁
気回路における磁束密度が増大し、磁性流体35が確実
に保持される。
第2実施例 第3図に、本発明の第2実施例を示している。
第3図は第2図に対応する図であって、互いに対応する
部分には同一の符号を付している。この第2実施例にお
いて、第1実施例と異なるのは、シール本体20の芯金
21に取りつけられる磁石23の外側面に、磁石23の
内周面側と芯金21の内面とを軸方向に沿って分離する
環状の切欠部23aが全周にわたって形成されているこ
とである。
そして、この切欠部23aにより、磁石23およびこれ
によって磁化された芯金21それぞれの内周縁と内輪1
2の外周面との間に形成される磁気回路が軸方向に沿っ
て分前させられ、磁力線が通る個所が互いに離間さセら
れることになる。そのため、第1実施例に比べて、これ
らの両者間に充填されて保持される磁性流体35の量が
増えるとともに、磁性流体35が集中して保持されるこ
とになる。
亀走尖施澹j 第4図に、本発明の第3実施例を示している。
第4図は第3図に対応する図であって、互いに対応する
部分には同一の符号を付している。本実施例において、
第2実施例と異なるのば、内輪12の一部で磁石23よ
りも軸方向内側の所定位置に、ゴムなどの其ルイ(性材
料からなる環状のシー1〜24を配設したことである。
このソート24の外周縁側は内輪12の外周面からその
回転径方向に沿って突出させられ、磁石23の外内面と
対向させられている。そして、このシート24の内周縁
側は、内輪12の外周面に形成された段部に嵌着された
金属などからなる環状の強磁性体材料25によって固定
支持されている。
ずなわら、この第3実施例によれば、磁石23とシート
24との間でラビリンスシールが構成されることになる
ので、第2実施例で説明した磁性流体35によるシール
効果にラビリンス効果が加わるごとになり、グリースG
がより一層漏洩しにくくなる。
第4Xiド 第5図に、本発明の第4実施例を示している。
第5図は第3図に対応する図であって、互いに対応する
部分には同一の符号を何している。この第4実施例にお
いて、第2実施例と異なるのは、軸受10の内輪12の
外周面端部に、シール本体2oおよび磁石23の内周縁
側が入り込む環状の段部12aが全周にわたって形成さ
れていることである。
すなわち、この第4実施例によれば、段部12a側面と
磁石23の内側面との間でラビリンスシールが構成され
ることになる。そのため、ラビリンス効果によって、前
述した第3実施例と同様に、軸受10外部へのグリース
Gの漏洩を防止する効果が大きくなる。
一第一恒ブ11倚1 第6図に、本発明の第5実施例を示している。
第6図は第5図に対応する図であって、互いに対応する
部分には同一の符号をイ1している。本実施例は、第4
実施例で説明した内輪12の段部12aにソール部子3
26が嵌着固定されたものであって、このシール部材2
6は金属などの強磁性体からなる略r L j字形断面
を有する環状の芯金27と、これに一体化されたゴムな
どの非磁性体28とにより構成されている。そして、こ
の非磁性体28の軸方向内側には回転径方向に沿って内
輪12の外周面から突出する突出部28aが形成され、
この突出部28aが6イ(石23の内側面と対向するよ
うになっている。
そのため、この第6実施例においては、非磁性体28の
突出部28aと磁石23の内面との間でラビリンスノー
ルが構成されることになり、磁性流体35によるノール
効果とラビリンス効果との相乗効果によってグリースG
が漏洩しにくくなる。
乎五茅苅−桝 第7図に、本発明の第6実施例を示している。
第7図は第5図に対応する図であって、互いに対応する
部分には同一の符号を付している。本実施例におけるシ
ール本体2oの芯金21は、その外面のみならず、内面
も非磁性を有するゴムなどの非磁性を有する弾性体22
によって覆われている。そして、磁石23の外周縁を覆
った弾性体22には、軸方向内側に引き出されて内輪」
2に形成された段部]2a側面に近接するシールリップ
29が形成されている。
そのため、本実施例においては、内輪12の段部12a
側面とシールリップ29の遊端との間でラビリンスシー
ルが構成されることになり、前述した各実施例と同様に
、グリースGが軸受1oの外部へ漏洩するのを防止する
効果がある。
剃り尤1 第8図は、本発明の第7実施例を示す密封装置の拡大断
面図である。この第7実施例が、第1ないし第6実施例
と基本的に異なるのは、この密封装置を構成するシール
本体20の芯金21自体が着磁されていることである。
このこと以外の構成については、前述した各実施例とW
末的に同様であるから、第8図において、前記各図と互
いに対応する部分には同一の符号を付し、その説明は省
略する。
本実施例におけるシール本体20の芯金21は、これ自
体が回転径方向に沿って着磁された磁石とされている。
そして、この芯金21の磁極、ずなわち、N極およびS
極は、その内面に取りつけられた磁石23のN極、S極
と回転径方向において逆方向となるように配向されてい
る。
また、軸受10の内輪12にお+Jる外周面端部には、
シール本体20および磁石23の内周縁側が入り込む環
状の段部12aがその全周にわたって形成されている。
そのため、本実施例においては、シール本体20の芯金
21および磁石23それぞれの磁力線の相乗によって強
い磁力が発生ずることになり、これらの内周縁と内輪1
2の外周面との間に形成される磁気回路の磁束密度が大
幅に増大させられることになる。しかも、こればかりで
なく、内輪12の段部I2a側面と磁石23の内面との
間で構成されたラビリンスシールによるラビリンス効果
が磁束密度の増大に加わることになるので、シール隙間
の磁性流体35が確実に保持され、軸受10外部へのグ
リースGの漏洩が確実に防止されることになる。
なお、この第7実施例に変更を加えた別の実施例として
、例えば、っぎのようなものを挙げることができる。
■第9図に示すように、磁石23の内周面側が軸方向内
側に屈曲され、この磁石23と芯金21の内面とが両者
間に形成された空間Sによって分離させられたもの。
■第10図に示すように、芯金21と磁石23との間に
非磁性体30が介装され、この非磁性体3oによって芯
金21と磁石23とが軸方向に分用1させられたもの。
これらの■、■の変更例によれば、空間Sもしくは非磁
性体30によって芯金21と磁石23とが軸方向に分離
させられる。そのため、これらの両者と内輪12の外周
面との間に形成される磁気回路が軸方向に沿って分離さ
れ、磁力線が通る個所が互いに離間さセられることにな
る。したがって、この磁気回路によって保持される磁性
流体35の量が増えることになる。
■第11図ないし第13図にそれぞれ示すように、第7
実施例および■、■の変更例において、軸受10の内輪
12に形成された環状段部12aに、前記第5実施例で
説明した構造のシール部材26が嵌着されてなるもの。
この変更例によれば、シール部材26の突出部28aと
磁石23の内面との間でラビリンスシールが構成される
ことになるので、磁性流体35によるシール効果にラビ
リンス効果が加わるごとになってグリースGが一層漏洩
しにくくなる。
■第14図に示すように、第7実施例において、その芯
金21の内面を胛性体22で覆うとともに、この弾性体
22に前記第6実施例で説明したソールリップ29を設
けたもの。
この変更例によれば、内輪12の内側面とシールリップ
2つとの間でラビリンスシールが構成されることになり
、グリースGが軸受10の外部へ漏洩するのを防止する
効果が大きくなる。
第8実施使↓ 第16図は、本発明の第8実施例を示している。
本発明においては、例えば、第17図に示すように、径
方向に着磁された磁石23の径方向の厚みが薄くなった
場合、芯金21と接していない磁石23の側面23aの
漏洩磁界が大きくなり、この部分に磁性流体35が捕捉
されやすくなる。さらに、回転時の遠心力やグリースG
混入防止のために設けられたラビリンスシール部により
一層軸受内部に磁性流体35が流入してしまい、磁性流
体シールとしての作用を著しく損なってしまうことにな
る。
これらの欠点を避けるために、第16図に示す実施例で
は、磁石23の内輪12の外周面と対する曲以外の面を
、例えば、軟鋼材などの強磁性体からなる逆「■2」字
形のヨーク100で覆っている。したがって、磁石23
から発生する磁束は内輪12の外周面とヨーク100 
、&1石23および芯金21の内周面間の隙間のみに集
中通過することになり、前述したように、磁石23の径
方向厚みが薄くなったとしても、磁性流体シールとして
の性能の劣化をまねくことはない。
ところで、以上の各実施例の説明においては、シール本
体20を軸受10の外輪1】側に取りつけるものとして
説明したが、これに限定されるものではなく、このシー
ル本体20を内輪12側に取りつけるものであってもよ
い。また、本発明の密封装置は玉軸受などの軸受のみに
用いられるものではなく、他の相対回転する内外一対の
部材からなる機器や装置の密封gNとして適用できるこ
とはいうまでもない。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、環状の磁石をその回転
径方向に沿って着磁しているので、この磁石の磁力を強
くしてもこれが取りつけられるシール本体の軸方向寸法
が長くなることはなく、強力な磁石を用いてシール本体
を構成することができる。したがって、このようなシー
ル本体を相対回転する内外一対の部材のいずれか一方の
部材に取りつけることにより、潤滑剤の混入によって生
しる磁性流体の濃度低下を防止し、その耐圧性の低下を
防止することができる。
しかも、磁石からの磁力線は芯金とこの芯金の先縁に対
向する他方の部材とを通り、磁石と芯金と他方の部材と
の間に磁気回路が形成されるので、洩れ磁束が少なくな
る。そのため、このような洩れ磁束によってシール本体
と他方の部材との間の磁束密度が低減することはなく、
これらの両者間には所定量の磁性流体が保持されること
になるので、潤滑剤や磁性流体の漏洩が確実に防止でき
、密封性の向上を図ることができる。
また、この密封装置の製作や組立にあたっては、シール
本体を構成する弾性体を介してその芯金を一方の部材に
取りつけるので、これらの両者を必ずしも正確な寸法精
度で嵌合する必要がない。そのため、製作や組立が簡便
となり、これらの作業に要する手間を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は密封装置を備えた軸受を示す一部省略断面図、第2
図はその密封装置を示す拡大断面図である。 第3図ないし第14図は本発明の他の実施例にかかり、
第3図は第2実施例、第4図は第3実施例、′〜 −′
〜    、第5図は第4実施例、第6図は第5実施例
、第7図は第6実施例、第8図は′第7実施例、第9図
ないし第14図は第7実施例の変更例をそれぞれを示す
拡大断面図である。 また、第15図は、従来例に係る密封装置の一部省略断
面図を示している。 さらに、第16図は本発明の第8実施例を示す要部断面
図であり、第17図は第6図の参考例を示す要部断面図
である。 10・・・軸受、 11・・・外輪(一方の部材)、 12・・・内輪(他方の部材)、 −20= 20・・・シール本体、 21・・・芯金、 22・・・弾性体、 23・・・磁石。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相対回転する内外一対の部材のうち一方の部材に
    、強磁性体からなる環状の芯金とこれに一体化された弾
    性体とからなるシール本体を嵌着するとともに、 前記芯金の先縁部を他方の部材の周面側に近接するよう
    回転径方向に沿って延出し、 この芯金の内面に、回転径方向に沿って着磁した環状の
    磁石を取りつけ、この磁石および前記芯金と他方の部材
    側との間に磁気回路を構成し、かつ磁石と他方の部材と
    の間および芯金と他方の部材との間に磁性流体を保持し
    たことを特徴とする密封装置。
  2. (2)前記シール芯金を、その回転径方向で前記磁石の
    着磁方向とは逆方向に着磁した前記特許請求の範囲第(
    1)項に記載の密封装置。
  3. (3)前記磁石は、前記他方の部材側に面する面以外の
    面が強磁性シートで覆われた磁石である前記特許請求の
    範囲第(1)項もしくは第(2)項に記載の密封装置。
JP62135689A 1987-05-30 1987-05-30 密封装置 Pending JPS63303273A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019752A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Globeride Inc 魚釣用リール
WO2013001329A1 (en) * 2011-06-28 2013-01-03 Aktiebolaget Skf Sealed bearing assembly with magnet on sealing disc to attract metallic particles

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