JP3568855B2 - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

魚釣用両軸受型リール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣糸放出時のバックラッシュの防止を図るバックラッシュ防止装置(制動装置)を備えた魚釣用両軸受型リールに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、ルアー釣りによく使われているベイトキャスティングリールと呼ばれている小型の魚釣用両軸受型リールには、釣糸繰出時におけるスプールの過回転によるバックラッシュ防止を目的とした制動装置を備えたものが一般的である。
【0003】
前記制動装置には、様々な構成が知られており、一般的なものとしては、磁石を利用して制動力を発生させるもの(マグネットブレーキ;非接触)、及び遠心力を利用した摩擦力により制動力を発生させるもの(遠心ブレーキ;接触)が挙げられる。
【0004】
しかし、上記した従来技術の内、マグネットブレーキは、部品点数が多いので重量が重く、組み立てが面倒(製造コストが高くなる)であり、さらには部品が高価であることから、コストが高くなってしまう。また、上記した遠心ブレーキは、制動部材が常時摩擦部材と接触しているので仕掛け投擲時の初速(回転の立ち上がり)が遅く、仕掛けの飛距離が伸びないと同時に、制動部材の摩擦による耐久性の低下や、摩擦による制動部材の重量減に起因するブレーキ力の変化(経年変化によるブレーキ力の低下)、及び仕掛け投擲時における擦り音等の異音の発生がある。
【0005】
上記したような構成の制動装置とは別に、特公昭36−7323号公報には、スプールの回転速度で変化する風圧に応じて開閉度を変化する羽根装置をスプールの半径方向に設け、スプールが回転した際の風圧によって生じる逆回転力を利用してスプールにブレーキ力を作用させる構成が開示されている。
【0006】
しかし、この公報に開示されている制動装置は、羽根が常時露出した構造となっているため、風圧変化が一定せず、スプールの回転速度が不用意に変化してしまい、逆にバックラッシュを誘発する場合が生じる。また、羽根部材は、複数のバネにより全体の動作が制御されているため、構造が複雑で安定した制動力が得られない。
【0007】
この発明は、上記した問題点に着目してなされたものであり、スプールに対して安定した制動力を与えると共に、構造が簡単なバックラッシュ防止装置を組み込んだ魚釣用両軸受型リールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の魚釣用両軸受型リールは、リール本体の両側板間にスプールを回転可能に支持し、前記スプールに釣糸を巻回保持すると共に、仕掛け投擲時等の釣糸放出状態にあるスプールの過回転を防止するべく制動力を付与するバックラッシュ防止装置を備えており、このバックラッシュ防止装置は、前記スプールと一体回転する保持部材と、この保持部材に収容され、この保持部材から進出可能な羽根部材と、この羽根部材を保持部材内に付勢し、スプールが回転しないときに、保持部材内に羽根部材を退避させるバネとを有し、前記羽根部材は、スプールが回転するときに、その遠心力によって、バネの付勢力に抗して保持部材から外方に進出し、風圧をうけることを特徴とする。
【0009】
前記した保持部材に収容されている羽根部材は、スプールの回転軸の回転速度に応じて保持部材から進出しあるいは保持部材内に退避するよう構成されており、スプールの回転速度に応じて進退量が変化する羽根部材が受ける風圧によって安定した制動力が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る魚釣用両軸受型リールについて、添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1に示すように、魚釣用両軸受型リール1は、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2a,2bに夫々装着された左右側板3a,3bとを備えたリール本体4を有している。
【0012】
左右フレーム2a,2b(左右側板3a,3b)間には、スプール軸6が軸受7a,7bを介して回転可能に支持されており、スプール軸6には、釣糸が巻回されるスプール6aが取り付けられている。
【0013】
スプール6aは、ハンドル10を回転操作することによって回転させることができるように構成されており、ハンドル10は、右側板3bから突出したハンドル軸10aの端部に取り付けられている。
【0014】
ハンドル軸10aは、右フレーム2bと右側板3bとの間に、軸受16a,16bを介して回転自在に支持されていると共に、右側板との間に介在された一方向クラッチ17によって釣糸巻取方向にのみ回転可能に構成されている。
【0015】
右フレーム2bと右側板3bとの間には、ハンドル10の回転運動をスプール軸6に伝達する駆動機構20と、魚釣時にスプール6aから釣糸が繰り出された際、スプール6aにドラグ力を付与するドラグ機構40が収容されている。
【0016】
前記駆動機構20は、ハンドル軸10aに回転可能に支持された駆動歯車21と、この駆動歯車21に噛合するピニオン22とを備えている。
【0017】
ピニオン22は、軸受23,25を介して右フレーム2bと右側板3bとの間に回転自在に支持されている。また、ピニオン22の外周には、円周溝22aが形成されており、この円周溝22aには、クラッチ操作部材(図示しない)によって軸方向に移動可能なクラッチプレート26が係合している。この場合、クラッチ操作部材を操作してピニオン22を軸方向に移動させることによって、図1に示すような駆動力伝達状態(クラッチON状態)、或いは、スプール軸6からピニオン22が外れたスプールフリー回転状態(クラッチOFF状態)に切り換えることができる。なお、クラッチOFF状態からクラッチON状態への復帰操作方法は、前記クラッチ操作部材を復帰操作するか、あるいはハンドル10の巻取操作によって自動的に復帰させることが可能である。
【0018】
上記ドラグ機構としては、例えば、スプール6aに巻回される釣糸の繰出しで一体的に回転する回転体(スプール又はスプールと連動回転する回転体)と非回転体との間に複数の摩擦部材を設け、調節ツマミの回転操作で非回転体の摩擦部材に対する押圧力を強弱に加減にし、これによってスプールの釣糸繰出し方向への回転に制動をかける構成が一般的に知られている。
【0019】
また、このような多板摩擦方式のドラグ機構に代えて、スプール又はスプールと一体回転する回転体とリール本体の非回転体との間に、複数の円筒型転がり部材を軸芯に対して所定角度傾斜するように挟持、介装せしめ、前記転がり部材の転がりながら生じる摩擦力を利用して、長期に亘り安定したドラグ作用を得るドラグ機構が、特開平6−14682号、特許第2720252号、特許第2676719号等で知られている。
【0020】
本実施の形態におけるドラグ機構40は、後者の形態(転がり部材による摩擦力を利用した)のドラグ機構を改良して組み込んだ構成となっている。具体的には、軸方向に配された回転体(駆動歯車21)と非回転体(逆回転不能なハンドル軸10aに固定された押圧体40a)との間に、略放射状に複数の円筒形転がり部材40bを保持した保持体40cを介在せしめ(転がり部材を略放射状に配する構成例については図9参照)、回転体に取着された摩擦部材40dと押圧体40aとの間に挟持、介装された各転がり部材40bの転がりによる摩擦力を利用してドラグ力を付与する構成となっている。すなわち、各円筒形の転がり部材は、それぞれの軸芯がハンドル軸(駆動軸)に対して直交する平面内にあるように配されている。
【0021】
この場合、押圧体40aは、ハンドル軸10aに取り付けられたドラグ操作部材41を回転操作することによってスラスト方向に移動され、これによって、保持体40cに保持された各転がり部材40bの滑り摩擦力が、ハンドル軸10aと一体回転するクラッチ復帰体43に押圧される駆動歯車21との間で調整されてドラグ力が調整される。このように、円筒形転がり部材40bを略放射状に配置する構成としたことにより、転がり部材による摩擦力を利用したドラグ機構において、軸方向の小型、コンパクト化が図れ、リール本体内の限られたスペースを有効利用することが可能になる。
【0022】
なお、魚釣用リールとして上記した構成のドラグ機構を採用した場合、回転体と非回転体との間に海水、水等が侵入しやすい厳しい環境で使用されることが多いので、公知の方法等によって、シール材を介在させて転がり部材及びその摺接部を防水構造とすることが望ましい。
【0023】
前記左右フレーム2a,2bの間には、レベルワインド装置60が設けられており、このレベルワインド装置60は、左右方向に沿って長孔(図示しない)が形成された案内筒61と、この案内筒61内に回転可能に支持されたウォームシャフト62と、案内筒61を囲繞して取り付けられ且つ前記長孔を介してウォームシャフト62に係合するピン(図示せず)を有する係合部材63と、この係合部材63に取り付けられた釣糸案内部(図示しない)とを備えている。
【0024】
前記ウォームシャフト62には、ウォーム歯車67が取り付けられており、この歯車67は、中間歯車68を介してスプール軸6に取り付けられたスプール歯車69と連結されている。
【0025】
この構成において、ハンドル10を回転操作すると、その回転運動は、ハンドル軸10aからドラグ機構40を介して駆動歯車21に伝達された後、ピニオン22からスプール軸6に伝達され、スプール6aを釣糸巻取方向に回転させると同時に、スプール歯車69、中間歯車68、ウォーム歯車67を介してウォームシャフト62に伝達され、このウォームシャフト62を回転させる。このとき、レベルワインド装置60の係合部材63が、ウォームシャフト62の回転運動に従って左右に摺動することによって、釣糸は、係合部材63の釣糸案内部を介してスプール6aに均等に巻回される。
【0026】
また、本発明の魚釣用両軸受型リール1には、釣糸繰出時におけるスプール6aの過回転を防止するよう、風圧を利用するバックラッシュ防止装置が設けられている。以下、本実施の形態におけるバックラッシュ防止装置の構成及び動作について、図1〜図6を参照して説明する。
【0027】
バックラッシュ防止装置70は、スプール軸6の端部(スプール6aと干渉しない位置)に固着され、スプール軸と共に一体回転する保持部材71を備えている。保持部材71は、円筒ケース状に構成されており、その内部の底面71aには、所定間隔(本実施の形態では90度間隔で4つ)をおいて羽根部材72がバネ73を介在させて径方向に移動可能に保持されている。この場合、保持部材71は、メンテナンス等が容易となるように分割可能に構成されていることが望ましい。また、羽根部材72の個数については、任意であり、限定されることはない。
【0028】
羽根部材72は、バネ73によって軸芯方向に向けて付勢されており、その先端は保持部材71の外周71bに形成された孔71cから進退できるように構成されている。すなわち、スプール軸6が回転していないとき、各羽根部材72は、バネ73の付勢力によって保持部材71内に退避した状態にあり(図2〜図4参照)、スプール軸6が回転すると、その遠心力によって、バネ73の付勢力に抗して保持部材71から径方向外方へ進出するようになっている(図5参照)。この場合、各羽根部材72の形状は任意であり、図に示すように、先端を幅広に形成することで、風圧特性を適宜調整することが可能である。
【0029】
ここで、上記したバックラッシュ防止装置70の動作を、図6を参照して説明する。
【0030】
スプール6の釣糸放出方向(矢印方向)への回転速度が小さいとき(例えば、仕掛け投擲時におけるスプール回転初期時)は、図6(a)に示すように各羽根部材72は、バネ73によって保持部材71内に退避した状態にあるため、風圧による抵抗が作用することなく、初速が低下するようなことはない。すなわち、仕掛けの飛距離が低下するようなことはない。
【0031】
そして、キャスティング初期等、スプールが高速で過回転状態になる(スプール6aが急激に高速回転する)と、図6(b)に示すように、各羽根部材72は、バネ73の付勢力に抗して保持部材71から径方向外方へ進出し、その風圧によってスプールに対して制動を加え、スプール過回転によるバックラッシュ現象を防止する。各羽根部材72は、均等に保持部材から放射方向に直線状に進出するため、風圧変化は一定であり、スプール6aの回転速度が不用意に変化するようなことはない。すなわち、スプールの回転速度に応じて進退量が変化するため、風圧による安定した制動作用が得られるようになってバックラッシュを確実に防止することができる。
【0032】
図7〜図11は、本発明の第2の実施形態を示す図である。
この実施の形態では、ドラグ機構及びバックラッシュ防止装置の構成が前記実施形態と異なっている。以下、この実施の形態のドラグ機構及びバックラッシュ防止装置について説明する。なお、前記実施形態と同様な機能を有する構成部材については、同一の参照符号を付してその説明は省略する。
【0033】
ドラグ機構80はスプール軸6の反ハンドル側に設けられており、スプール軸6と一体回転し、スプール側に摩擦材81aが取着された制動体81と、略放射状に複数の円筒形転がり部材84aを保持した保持体84とを備えており、保持体84に保持された各転がり部材84aは、摩擦材81aとスプール6aの端面にネジを介して取着された支持体87との間で挟持、介装されている。
【0034】
前記制動体81には、摩擦材81aが取着される反対面に逆転防止用係止部81bが形成されており、ここに爪部材88が係合することで、制動体81は逆転防止状態となっている。また、制動体81は、後述する調整レバーの操作に伴い図中左向きの押圧力が作用するが軸受7aに突き当たることで、その移動が規制されている。
【0035】
一方、スプール軸6のハンドル側には、軸受7bの外側に当接する筒体90が軸方向に移動可能で回転可能に配されている。筒体90には、ハンドル側に面する部位に微調整用カム面90aが形成されると共に、その軸筒部の端部には微調整レバー95のアーム95aが一体的に取り付けられている。また、軸受7bには、これを囲繞するように軸受ケース97が嵌着されており、この軸受ケース97には、外側に突出するピン97aと内側に突出するピン97bが設けられている。
【0036】
前記ピン97aは、右側板3bに固着された軸受筒99の係合溝99aにスライド可能に配されると共にカム筒100に形成された粗調整カム面と当接し、前記ピン97bは、前記微調整用カム面90aと当接している。また、カム筒100の軸筒部の端部には、粗調整レバー105のアームが105a一体的に取り付けられている。
【0037】
上記した構成のドラグ機構によれば、粗調整レバー105を回動操作すると、その回動量に応じてカム筒100が軸受ケース97、ピン97a,97b、微調整用カム面90aを介して軸受7bを図中左側に押圧し、これによりスプール6aは、スプール軸6、ピニオン22及び軸受7dを介して、図中左側に粗動される。また、微調整レバー95を回動操作すると、その回動量に応じて微調整カム面90aが直接軸受け7bを図中左側に微量に押圧し、これにより、スプール6aは、図中左側に微動される。
【0038】
上述したように、スプール6aの端面には、支持体87が取着されており、スプール6aの図中左側への粗動及び微動により、支持体87と摩擦材81aとの間に、略放射状に介在された複数の円筒形転がり部材84aによる摩擦力が調整され、上述した実施の形態と同様、所望のドラグ力が付与される。
【0039】
このように、円筒形転がり部材84aを略放射状に配置する構成としたことにより、転がり部材による摩擦力を利用したドラグ機構において、軸方向の小型、コンパクト化が図れ、リール本体内の限られたスペースを有効利用することが可能になる。
【0040】
次に、バックラッシュ防止装置107の構成について説明する。
上記スプール端面に取着された支持体87には、ドラグ機構の外側において、軸方向に突出する環状の突出部87aと、この突出部より外周外側で、外側に向けて広がるように傾斜して突出する環状の傾斜突出部87bが形成されている。これらの突出部87a,87bの間には、図11に示すような、環状に突設された複数の羽根部材110が配される。この場合、羽根部材110は、環状の保持部110aに所定間隔をおいて立設されており、各羽根部材110には、傾斜突出部87bの傾斜面に沿うように、傾斜面110bが形成されている。
【0041】
環状の保持部110aには、所定間隔をおいて放射方向(半径方向)にスライド移動自在に遠心作動部材112が保持されており、遠心力が作用していない図8に示す初期位置では、保持部110a内に収容された状態となっている。
【0042】
環状の保持部110aは、突出部87aと傾斜突出部87bとの間に配された状態で環状カバー120によって閉塞される。この場合、環状カバー120は、その外周端部120aが、傾斜突出部87bの先端部に係止保持される。また、環状カバー120には、羽根部材110と対応する位置に切欠き120bが形成されており、この切欠き120bを介して前記羽根部材110を軸方向に進出可能にしている。すなわち、各羽根部材110は、環状カバー120、突出部87a、傾斜突出部87bで囲まれた部分に収容された状態となっている。
【0043】
また、環状カバー120によって閉塞された状態にある保持部110aは、その内周部に形成されたフランジ110cと、突出部87aに形成された突部87cとの間に配されるリングバネ125によって、スプール側に付勢された状態にある。なお、突部87cには、図に示すようにシール130が取着されており、上記ドラグ機構内へのゴミや水分等が進入しないようにしている。
【0044】
以上のように構成されたバックラッシュ防止装置の動作について説明する。 スプール6aが非回転状態にあるとき、保持部110aに収容された遠心作動部材112及び羽根部材110は、図7及び図8に示した状態にある。この状態で、スプール6aが回転駆動されると、保持部110aがスプール6aと共に一体回転することから、それに収容されている各遠心作動部材112は、遠心力によって径方向に突出する力を受ける。この場合、遠心作動部材112は、傾斜突出部87bの傾斜面に沿って軸方向外側に摺動することから、保持部110a自体、リングバネ125の付勢力に抗して軸方向に沿って移動するようになる。
【0045】
このとき、各羽根部材110は、環状カバー120から軸方向外方へ進出し、その風圧によってスプール6aに対して制動を加え、バックラッシュを防止する。各羽根部材110は、均等に環状カバー部から軸方向に直線状に進出するため、風圧変化は一定であり、スプール6aの回転速度が不用意に変化するようなことはない。すなわち、スプールの回転速度に応じて羽根部材の進退量が変化するため、風圧による安定した制動作用が得られるようになってバックラッシュを確実に防止することができる。
【0046】
以上のように、上述した実施形態のバックラッシュ防止装置70、107によれば、マグネットブレーキと比較して部品が安価であり、かつ部品点数が少ないため、容易に製造でき、低コストで軽量化が図れる。また、遠心ブレーキと比較して、制動部分が非接触状態であるため、仕掛けの飛距離が伸び、制動部材の摩擦も無いため、耐久性の向上が図れると共にブレーキ力が変化するようなこともない。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、風圧を利用したバックラッシュ防止装置を組み込んだ両軸受型リールにおいて、構造が簡単であり、また、スプールの回転速度に応じた風圧による制動力が作用して、スプールに対して安定した制動力を与えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用両軸受型リールの第1の実施形態を示す図。
【図2】スプール軸に取り付けられたバックラッシュ防止装置の構成を示す図。
【図3】(a)は、バックラッシュ防止装置の内部構成を示す図、(b)は、バックラッシュ防止装置を軸方向から見た図。
【図4】バックラッシュ防止装置の非作動状態を示しており、(a)は、バックラッシュ防止装置の内部構成を示す図、(b)は、バックラッシュ防止装置を軸方向から見た図。
【図5】バックラッシュ防止装置の作動状態を示しており、(a)は、バックラッシュ防止装置の内部構成を示す図、(b)は、バックラッシュ防止装置を軸方向から見た図。
【図6】バックラッシュ防止装置を軸方向から見た図であり、(a)は、バックラッシュ防止装置の非作動状態を示す図、(b)は、バックラッシュ防止装置の作動状態を示す図。
【図7】本発明に係る魚釣用両軸受型リールの第2の実施形態を示す図。
【図8】ドラグ機構及びバックラッシュ防止装置を拡大した図。
【図9】ドラグ機構及びバックラッシュ防止装置を軸方向から見た図。
【図10】バックラッシュ防止装置を拡大した図。
【図11】バックラッシュ防止装置を示す斜視図。
【符号の説明】
4 リール本体
6 スプール軸
6a スプール
40,80 ドラグ機構
70,107 バックラッシュ防止装置
72,110 羽根部材

Claims (1)

  1. リール本体の両側板間にスプールを回転可能に支持し、前記スプールに釣糸を巻回保持すると共に、仕掛け投擲時等の釣糸放出状態にあるスプールの過回転を防止するべく制動力を付与するバックラッシュ防止装置を備えた魚釣用両軸受型リールにおいて、
    前記バックラッシュ防止装置は、前記スプールと一体回転する保持部材と、この保持部材に収容され、この保持部材から進出可能な羽根部材と、この羽根部材を保持部材内に付勢し、スプールが回転しないときに、保持部材内に羽根部材を退避させるバネとを有し、前記羽根部材は、スプールが回転するときに、その遠心力によって、バネの付勢力に抗して保持部材から外方に進出し、風圧をうけることを特徴とする魚釣用両軸受型リール。
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