JP4027883B2 - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents
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Description
本願図14、図15は特許文献1公報の図2、図3の転写図である。
以下で転写図面の数記号を説明するときは括弧で(60)のように数記号がくくられて表示される。
凹部(511)内には移動反転部材のキックレバ−(60)の先端部(600)が挿入されてボス(512)とは反対側の壁面に係合されている。
本願図14のように、ボス(512)は釣糸巻き取り状態において、ベ−ルア−ムレバ−(51)の度当てaに当接されている。
この時本願図12のように、キックレバ−(60)の基端部(601)はロ−タ(2)の半径方向中心側に向かってほぼ90゜屈曲し、ベ−ルア−ム支持腕(21)の貫通孔(210)を介してロ−タの筒状本体(20)内に突出するように構成され、基端部(601)の屈曲内面は筒状本体(20)とベ−ルア−ム支持腕(21)の連結部bの内側に接触されている。
そして、ベ−ルア−ムレバ−(51)に連動して前後動する移動反転部材のキックレバ−(60)は、先端部(600)から基端部(601)までの長さが仮に凹部(511)から貫通孔(210)までの長さより短いと、ベ−ルア−ムレバ−(51)が前記度当てaに当たらず、位置規制に影響を与えるので釣糸巻き取り状態において、本願図12のように屈曲内面が連結部bに接触する状態よりも一般に本願図13のように、ロ−タ(2)のベ−ルア−ム支持腕(21)内で接触しないように、多少の隙間αを以てベ−ルア−ム支持腕(21)の連結部bに対向配置するように設計されている。
反面、位置規制に影響を与えないように長く形成されると、キックレバ−(60)は前後方向に遊びが出来て保持が安定せず、ガタツキが発生して異音が生じ易くなる。
又、移動反転部材をバネ部材による付勢力で一方向に規制する構成なので、ベ−ル支持部材のロ−タ支持ア−ムに対する取り付け位置も、確実に位置規制されて影響なく維持でき、良好な糸巻き状態が確保できる。
更に、移動反転部材がバネ部材で規制されるので、不要なガタ付きが解消されて、ロ−タ回転時の異音発生も防止できる。
一方の支持ア−ム4dの内部にはト−ションバネ20が収容されて一端が一方のベ−ル支持部材7の穴に挿入され、他方は支持ア−ム4dの底部の穴に挿入されて、ベ−ル支持部材7を釣糸巻取状態と釣糸放出状態に振分け付勢している。
他方のベ−ル支持部材8の内側には図5から図7のように反転機能カムAが形成されている。
支持ア−ム4e内には度当て4hが形成されて釣糸巻き取り状態では釣糸放出作動カム8cの一側壁が当接される。
支持ア−ム4e内の先端軸部4gの外周にバネ部材21が巻き込まれている。
支持ア−ム4eの内部には移動反転部材9が収容されて一端に形成された突起9aは反転機能カムAの釣糸巻取作動カム8bの前方側に配置されると共にバネ部材21で支持ア−ム4eの先端側に付勢されて図5、図7のように、突起9aと釣糸巻取作動カム8bの間に隙間δが設けられている。
移動反転部材9の他側9bは屈曲されて支持ア−ム4eの底部の長孔4iに挿入されて長孔4iからリ−ル本体1の前部の円形の筒部1a側に突出されると共に、突起9aがバネ部材21で支持ア−ム4eの先端側に付勢されているので、他側9bの屈曲内面は長孔4iの前側の縁bにバネ部材21の付勢力で当接されている。
リ−ル本体1の前部の円形の筒部1a内の軸受12で回転軸筒3の前側が回転自在に支持され、リ−ル本体1内の図示しない軸受部に回転軸筒3の基端が嵌合支持され、基端の前側に一体的に図示しないピニオンが形成されて駆動歯車10に噛合されている。
回転軸筒3の前端にロ−タ4の中心筒部4aが回り止め嵌合されてナット13で取り付けられている。
回転軸筒3の中心透孔には前側にスプ−ル5が取り付けられたスプ−ル軸14が前後往復動可能に摺動自在に挿入されている。
リ−ル本体1と蓋板2の前側には合体して円板となる図示しない鍔部と鍔部2aが形成されている。
鍔部2aの前面には傾斜面を有する反転用カム2bが形成されている。
一方のベ−ル支持部材7にはロ−ラからなる釣糸案内部17の取付部18が取り付けられている。
他方のベ−ル支持部材8と取付部18の間にベ−ル19が取り付けられている。
支持ア−ム4dの内部にはト−ションバネ20が収容されて一端が一方のベ−ル支持部材7の穴に挿入され、他方は支持ア−ム4dの底部の穴に挿入されて、ベ−ル支持部材7を釣糸巻取状態と釣糸放出状態に振分け付勢している。
反転機能カムAは支持ア−ム4e内の先端軸部4gの外周に嵌合される筒部8aと釣糸巻取作動カム8bと釣糸放出作動カム8cからなっている。
支持ア−ム4e内には度当て4hが形成されて釣糸巻き取り状態では釣糸放出作動カム8cの一側壁が当接される。
支持ア−ム4e内の先端軸部4gの外周にバネ部材21が巻き込まれている。
支持ア−ム4eの内部には移動反転部材9が収容されて一端に形成された突起9aは反転機能カムAの釣糸巻取作動カム8bの前方側に配置されると共にバネ部材21で支持ア−ム4eの先端側に付勢されて図5、図7のように、突起9aと釣糸巻取作動カム8bの間に隙間δが設けられている。
長孔4iから突出された端部9cは移動反転部材9が支持ア−ム4eの中を後退(釣糸放出状態)された時、蓋板2又はリ−ル本体1に形成された反転用カム2bに臨まされる。
スプ−ル5は前側鍔部5aと図示しない釣糸が巻回される釣糸巻回胴部5bと円筒スカ−ト部5cを備えた後側鍔部5dとで形成されている。
釣糸がスプ−ル5に巻回される時は、一方のベ−ル支持部材7に設けられた釣糸案内部18のロ−ラで釣糸が案内されて前後に往復動されるスプ−ル5に平行に巻回される。
一方のベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材8が釣糸放出状態に反転されると、図9、図10のように他方のベ−ル支持部材8の反転機能カムAの釣糸放出作動カム8cで移動反転部材9の突起9aがバネ部材21の付勢力に抗して押し下げられ、端部9cはリ−ル本体1又は蓋板2の反転用カム2bに臨まされる。
一方のベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材8が釣糸放出状態から釣糸巻取状態に反転される時は、ハンドル11が回転されてロ−タ4が釣糸をスプ−ル5に巻回される方向に正回転されると、移動反転部材9の端部9cが反転用カム2bに衝接されて移動反転部材9が支持ア−ム4eの中を前方に前進されて一方のベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材8が釣糸巻取状態に反転復帰される。
又、移動反転部材9をバネ部材21による付勢力で一方向に規制する構成なので、ベ−ル支持部材8のロ−タ支持ア−ム4eに対する取り付け位置も、確実に位置規制されて影響なく維持でき、良好な糸巻き状態が確保できる。
更に、移動反転部材9がバネ部材21で規制されるので、不要なガタ付きが解消されて、ロ−タ回転時の異音発生も防止できる。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
4e ロ−タ支持ア−ム
5 スプ−ル
7、8 ベ−ル支持部材
9 移動反転部材
21、22 バネ部材
11 ハンドル
Claims (1)
- ハンドルに連動回転するロータの支持アームの先端部に、釣糸案内部を有するベール支持部材を釣糸巻き取り状態と釣糸放出状態に反転自在に支持して両状態に振分け付勢保持し、釣糸放出状態にある前記ベール支持部材をロータの巻き取り方向の回転で釣糸巻き取り状態に復帰する反転機構を備えた魚釣用スピニングリールにおいて、前記ベール支持部材の内側に形成した釣糸放出作動カムが、釣糸巻き取り状態において、前記支持アーム内の度当てに当接して位置規制されると共に、前記ベール支持部材の反転に連動してロータの支持アーム内を前後動する前記反転機構を構成する移動反転部材の一側の端部に形成した突起を、前記ベール支持部材の内側に形成した釣糸巻取作動カムの前方側に配置すると共にバネ部材で前記支持アームの先端側に付勢して前記釣糸巻取作動カムとの間に隙間を形成し、前記移動反転部材の他側の屈曲内面を、前記支持アームの底部の長孔に挿入して該長孔の前側の縁に当接させたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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