JP3315855B2 - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents
魚釣用スピニングリ−ルInfo
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- JP3315855B2 JP3315855B2 JP04675396A JP4675396A JP3315855B2 JP 3315855 B2 JP3315855 B2 JP 3315855B2 JP 04675396 A JP04675396 A JP 04675396A JP 4675396 A JP4675396 A JP 4675396A JP 3315855 B2 JP3315855 B2 JP 3315855B2
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- Japan
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- bearing
- shaft
- way clutch
- drive cylinder
- rolling
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ころがり式一方
向クラッチを用いて駆動筒軸の逆回転を阻止する魚釣用
スピニングリ−ルに関する。
向クラッチを用いて駆動筒軸の逆回転を阻止する魚釣用
スピニングリ−ルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ハンドルに連動回転する駆動筒軸
とリ−ル本体前部との間にころがり式の一方向クラッチ
を設けて逆転防止装置を構成したものが例えば実開昭64
−38964 号公報で知られている。しかしながら、リ−ル
本体前部の軸受と駆動筒軸の歯部との間に、ころがり式
の一方向クラッチを設けているので、逆転遊度の少ない
クサビ作用する一方向クラッチに実釣時の巻取り時又は
逆転時にスピニングリ−ル特有のロ−タを介して駆動筒
軸に不規則なこじる力が作用するため、耐久性の面で劣
り、常時安定した確実なクサビ作用による逆転防止機能
を維持出来ないと共に一方向クラッチの駆動筒軸とリ−
ル本体への取り付け精度を向上することが難しい。又、
駆動筒軸の基端をリ−ル本体に一体の軸受部に支持する
と共に、駆動歯車に噛合する駆動筒軸の歯部より前方に
ころがり式一方向クラッチをリ−ル本体前部の軸受に軸
方向に並設したので、リ−ル本体の前後方向の長さが長
くなって大型化し、一方向クラッチによる高精度の逆転
防止機能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コンパク
ト化出来ない等の課題が残されている。
とリ−ル本体前部との間にころがり式の一方向クラッチ
を設けて逆転防止装置を構成したものが例えば実開昭64
−38964 号公報で知られている。しかしながら、リ−ル
本体前部の軸受と駆動筒軸の歯部との間に、ころがり式
の一方向クラッチを設けているので、逆転遊度の少ない
クサビ作用する一方向クラッチに実釣時の巻取り時又は
逆転時にスピニングリ−ル特有のロ−タを介して駆動筒
軸に不規則なこじる力が作用するため、耐久性の面で劣
り、常時安定した確実なクサビ作用による逆転防止機能
を維持出来ないと共に一方向クラッチの駆動筒軸とリ−
ル本体への取り付け精度を向上することが難しい。又、
駆動筒軸の基端をリ−ル本体に一体の軸受部に支持する
と共に、駆動歯車に噛合する駆動筒軸の歯部より前方に
ころがり式一方向クラッチをリ−ル本体前部の軸受に軸
方向に並設したので、リ−ル本体の前後方向の長さが長
くなって大型化し、一方向クラッチによる高精度の逆転
防止機能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コンパク
ト化出来ない等の課題が残されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、リ−ル本体前部の軸受と駆動筒軸の歯部との間
に、ころがり式の一方向クラッチを設けているので、ロ
−タを介して駆動筒軸に不規則なこじる力が作用する
と、耐久性の面で劣り、常時安定した確実なクサビ作用
による逆転防止機能を維持出来ないと共に一方向クラッ
チの駆動筒軸とリ−ル本体への取り付け精度を向上する
ことが難しく、リ−ル本体の前後方向の長さが長くなっ
て大型化し、一方向クラッチによる高精度の逆転防止機
能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コンパクト化出
来ないことである。
点は、リ−ル本体前部の軸受と駆動筒軸の歯部との間
に、ころがり式の一方向クラッチを設けているので、ロ
−タを介して駆動筒軸に不規則なこじる力が作用する
と、耐久性の面で劣り、常時安定した確実なクサビ作用
による逆転防止機能を維持出来ないと共に一方向クラッ
チの駆動筒軸とリ−ル本体への取り付け精度を向上する
ことが難しく、リ−ル本体の前後方向の長さが長くなっ
て大型化し、一方向クラッチによる高精度の逆転防止機
能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コンパクト化出
来ないことである。
【０００４】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ころがり
式の一方向クラッチのクサビ作用による逆転防止機能を
高精度に安定して常時得られ、リ−ル全体が小型コンパ
クト化出来る魚釣用スピニングリ−ルを提供することで
ある。
式の一方向クラッチのクサビ作用による逆転防止機能を
高精度に安定して常時得られ、リ−ル全体が小型コンパ
クト化出来る魚釣用スピニングリ−ルを提供することで
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、請求項１に係わる発明は、ハンドルで
連動回転し内部にスプ−ル軸が嵌挿され、かつ基端の前
側に一体的に歯部を設けた駆動筒軸をリ−ル本体の前側
に形成した支持部内の軸受を介して回転自在に支持し、
該軸受と共にころがり式一方向クラッチを設けて該駆動
筒軸の一方向の回転を許容し他方向の回転を阻止し、前
記駆動筒軸に前記スプ−ル軸の前部に設けたスプ−ルに
釣糸を巻回する釣糸案内部を有するロ−タを取り付けた
魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記軸受を前部と後
部の軸受とし、該前部軸受と後部軸受との間における前
記リ−ル本体と駆動筒軸間に一方向の回転を許容し他方
向の回転を阻止するころがり式一方向クラッチを設けた
ことを要旨とするものである。請求項２に係わる発明
は、前記駆動筒軸を前部軸受と後部軸受で回転自在に支
持すると共に前記スプ−ル軸の前後往復動装置の摺動子
をハンドル軸上の駆動歯車に噛合する前記駆動筒軸の歯
部近傍まで近接可能としたことを要旨とするものであ
る。請求項３に係わる発明は、前記ころがり式一方向ク
ラッチのころがり部材を保持する環状保持部材を回転可
能に支持して該保持部材に設けた係合部にリ−ル本体に
支持した切換部材の作動部を係合せしめて前記ころがり
式一方向クラッチをクサビ作用する作動状態とクサビ作
用しない非作動状態に切換可能としたことを要旨とする
ものである。
達成するために、請求項１に係わる発明は、ハンドルで
連動回転し内部にスプ−ル軸が嵌挿され、かつ基端の前
側に一体的に歯部を設けた駆動筒軸をリ−ル本体の前側
に形成した支持部内の軸受を介して回転自在に支持し、
該軸受と共にころがり式一方向クラッチを設けて該駆動
筒軸の一方向の回転を許容し他方向の回転を阻止し、前
記駆動筒軸に前記スプ−ル軸の前部に設けたスプ−ルに
釣糸を巻回する釣糸案内部を有するロ−タを取り付けた
魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記軸受を前部と後
部の軸受とし、該前部軸受と後部軸受との間における前
記リ−ル本体と駆動筒軸間に一方向の回転を許容し他方
向の回転を阻止するころがり式一方向クラッチを設けた
ことを要旨とするものである。請求項２に係わる発明
は、前記駆動筒軸を前部軸受と後部軸受で回転自在に支
持すると共に前記スプ−ル軸の前後往復動装置の摺動子
をハンドル軸上の駆動歯車に噛合する前記駆動筒軸の歯
部近傍まで近接可能としたことを要旨とするものであ
る。請求項３に係わる発明は、前記ころがり式一方向ク
ラッチのころがり部材を保持する環状保持部材を回転可
能に支持して該保持部材に設けた係合部にリ−ル本体に
支持した切換部材の作動部を係合せしめて前記ころがり
式一方向クラッチをクサビ作用する作動状態とクサビ作
用しない非作動状態に切換可能としたことを要旨とする
ものである。
【０００６】課題を解決する手段によれば、請求項１に
係る魚釣用スピニングリ−ルによれば、ロ−タ６が回転
される時、基端の前側に一体的に歯部を設けた駆動筒軸
４と駆動筒軸４に回り止め嵌合されたロ−タ６の中心筒
部6aは前部軸受２と後部軸受３で支持され、ころがり式
の一方向クラッチＡが前部軸受２と後部軸受３の間に設
けられているので、ころがり式の一方向クラッチＡに実
釣時の巻取り時又は逆転時にロ−タ６を介して駆動筒軸
４に作用する不規則なこじる力が軽減され、駆動筒軸４
の支持及び取付け精度が安定向上すると共に耐久性が改
善され、ころがり式の一方向クラッチＡのクサビ作用に
よる高精度の逆転防止機能を安定して維持発揮出来る。
係る魚釣用スピニングリ−ルによれば、ロ−タ６が回転
される時、基端の前側に一体的に歯部を設けた駆動筒軸
４と駆動筒軸４に回り止め嵌合されたロ−タ６の中心筒
部6aは前部軸受２と後部軸受３で支持され、ころがり式
の一方向クラッチＡが前部軸受２と後部軸受３の間に設
けられているので、ころがり式の一方向クラッチＡに実
釣時の巻取り時又は逆転時にロ−タ６を介して駆動筒軸
４に作用する不規則なこじる力が軽減され、駆動筒軸４
の支持及び取付け精度が安定向上すると共に耐久性が改
善され、ころがり式の一方向クラッチＡのクサビ作用に
よる高精度の逆転防止機能を安定して維持発揮出来る。
【０００７】請求項２に係る魚釣用スピニングリ−ルに
よれば、駆動筒軸４を前部軸受２と後部軸受３で回転自
在に支持すると共に、スプ−ル軸17の前後往復動装置Ｂ
のトラバ−スカム軸21はリ−ル本体１内の前側の軸受22
と後側の軸受23、24で支承されてトラバ−スカム軸21の
先端に回り止め嵌合された小歯車26が駆動筒軸４の歯部
4aに噛合されているので、駆動筒軸４の基端を軸受する
リ−ル本体１内の軸受部を不要とし、前後往復動装置Ｂ
の摺動子18をハンドル軸20上の駆動歯車７に噛合する前
記駆動筒軸４の歯部4a近傍まで近接可能とすることが出
来る。
よれば、駆動筒軸４を前部軸受２と後部軸受３で回転自
在に支持すると共に、スプ−ル軸17の前後往復動装置Ｂ
のトラバ−スカム軸21はリ−ル本体１内の前側の軸受22
と後側の軸受23、24で支承されてトラバ−スカム軸21の
先端に回り止め嵌合された小歯車26が駆動筒軸４の歯部
4aに噛合されているので、駆動筒軸４の基端を軸受する
リ−ル本体１内の軸受部を不要とし、前後往復動装置Ｂ
の摺動子18をハンドル軸20上の駆動歯車７に噛合する前
記駆動筒軸４の歯部4a近傍まで近接可能とすることが出
来る。
【０００８】請求項３に係る魚釣用スピニングリ−ルに
よれば、ころがり式一方向クラッチＡのころがり部材28
を保持する環状保持部材８を回転可能に支持して環状保
持部材８に設けた係合部8bにリ−ル本体１に支持した切
換部材31の作動部32を係合せしめて、ころがり式一方向
クラッチＡをクサビ作用する作動状態とクサビ作用しな
い非作動状態に切換可能としたので、棒状ころがり部材
28のクサビ作用による逆転時の遊度が更に少なくなるこ
とから極めて敏速にロ−タ６の逆回転が停止される。
よれば、ころがり式一方向クラッチＡのころがり部材28
を保持する環状保持部材８を回転可能に支持して環状保
持部材８に設けた係合部8bにリ−ル本体１に支持した切
換部材31の作動部32を係合せしめて、ころがり式一方向
クラッチＡをクサビ作用する作動状態とクサビ作用しな
い非作動状態に切換可能としたので、棒状ころがり部材
28のクサビ作用による逆転時の遊度が更に少なくなるこ
とから極めて敏速にロ−タ６の逆回転が停止される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例によって本発
明を説明すると、図１から図４は第１実施例で、図１は
魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図、図２は魚釣
用スピニングリ−ルの要部拡大断面側面図、図３はころ
がり式の一方向クラッチの拡大断面正面図、図４はころ
がり式一方向クラッチの拡大断面側面図である。
明を説明すると、図１から図４は第１実施例で、図１は
魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図、図２は魚釣
用スピニングリ−ルの要部拡大断面側面図、図３はころ
がり式の一方向クラッチの拡大断面正面図、図４はころ
がり式一方向クラッチの拡大断面側面図である。
【００１０】図１、図２で魚釣用スピニングリ−ルは、
リ−ル本体１の前側の支持部1a内に小径のころがり軸受
からなる前部軸受２ところがり式の一方向クラッチＡと
大径のころがり軸受からなる後部軸受３とで駆動筒軸４
が回転自在に支持されている。前部軸受２の外輪2aの外
側部2bところがり式の一方向クラッチＡの外枠５の外側
部5aと後部軸受３の外輪3aの外側部3bが支持部1aの内周
1bに嵌合されている。更に支持部1aの後側の度当り部1c
に後部軸受３の外輪3aが当接されて支持部1aの前端に螺
合されたビス10の頭部で前部軸受２ところがり式の一方
向クラッチＡと後部軸受３が抜け止めされて外側部2bと
外側部3bが軸方向に挾着支持されると共に、外枠５の外
側部5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌合されている。
リ−ル本体１の前側の支持部1a内に小径のころがり軸受
からなる前部軸受２ところがり式の一方向クラッチＡと
大径のころがり軸受からなる後部軸受３とで駆動筒軸４
が回転自在に支持されている。前部軸受２の外輪2aの外
側部2bところがり式の一方向クラッチＡの外枠５の外側
部5aと後部軸受３の外輪3aの外側部3bが支持部1aの内周
1bに嵌合されている。更に支持部1aの後側の度当り部1c
に後部軸受３の外輪3aが当接されて支持部1aの前端に螺
合されたビス10の頭部で前部軸受２ところがり式の一方
向クラッチＡと後部軸受３が抜け止めされて外側部2bと
外側部3bが軸方向に挾着支持されると共に、外枠５の外
側部5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌合されている。
【００１１】駆動筒軸４の基端の前側に一体的に歯部4a
と度当り部4bが形成され、度当り部4bに後部軸受３の内
輪3cが度当り当接されている。駆動筒軸４の外周の後部
軸受３の内輪3cの前側にころがり式の一方向クラッチＡ
の内輪11とロ−タ６の中心筒部6aが嵌合され、内輪11と
中心筒部6aが回り止め嵌合されて駆動筒軸４の前端に螺
合されたナット12で取り付けられ、内輪3cの内側部3dは
軸方向に挾着支持されている。中心筒部6aの外周に前部
軸受２の内輪2cの内側部2dが軸方向に移動自在に嵌合さ
れている。前部軸受２の外輪2aと内輪2c及び後部軸受３
の外輪3aと内輪3cの間には夫々ころがりボ−ル13、14が
嵌め込まれている。小径のころがり軸受からなる前部軸
受２はメタル軸受や合成樹脂軸受としてもよい。
と度当り部4bが形成され、度当り部4bに後部軸受３の内
輪3cが度当り当接されている。駆動筒軸４の外周の後部
軸受３の内輪3cの前側にころがり式の一方向クラッチＡ
の内輪11とロ−タ６の中心筒部6aが嵌合され、内輪11と
中心筒部6aが回り止め嵌合されて駆動筒軸４の前端に螺
合されたナット12で取り付けられ、内輪3cの内側部3dは
軸方向に挾着支持されている。中心筒部6aの外周に前部
軸受２の内輪2cの内側部2dが軸方向に移動自在に嵌合さ
れている。前部軸受２の外輪2aと内輪2c及び後部軸受３
の外輪3aと内輪3cの間には夫々ころがりボ−ル13、14が
嵌め込まれている。小径のころがり軸受からなる前部軸
受２はメタル軸受や合成樹脂軸受としてもよい。
【００１２】駆動筒軸４の基端の前側に一体的に形成さ
れた歯部4aに駆動歯車７が噛合されてロ−タ６はハンド
ル15の回転に連動して回転されるように支持されてい
る。前記駆動筒軸４の中心孔には先端にスプ−ル16が取
り付けられたスプ−ル軸17が前後往復動可能に摺動自在
に挿入され、スプ−ル軸17の後端部には前後往復動装置
Ｂの摺動子18がビス19で取り付けられている。駆動歯車
７の回動軸7aは図示しない軸受で軸支され、回動軸7aの
中心多角形孔にハンドル15が固定されたハンドル軸20が
左右交換自在に挿入嵌合されている。
れた歯部4aに駆動歯車７が噛合されてロ−タ６はハンド
ル15の回転に連動して回転されるように支持されてい
る。前記駆動筒軸４の中心孔には先端にスプ−ル16が取
り付けられたスプ−ル軸17が前後往復動可能に摺動自在
に挿入され、スプ−ル軸17の後端部には前後往復動装置
Ｂの摺動子18がビス19で取り付けられている。駆動歯車
７の回動軸7aは図示しない軸受で軸支され、回動軸7aの
中心多角形孔にハンドル15が固定されたハンドル軸20が
左右交換自在に挿入嵌合されている。
【００１３】リ−ル本体１内にはスプ−ル軸17と平行に
前後往復動装置Ｂのトラバ−スカム軸21が前側の軸受22
と後側の軸受23、24で支承されてリ−ル本体１の後側に
キャップ25が取り付けられている。トラバ−スカム軸21
の先端には小歯車26が回り止め嵌合されて小歯車26は前
記歯部4aに噛合されている。前記トラバ−スカム軸21に
は前記摺動子18が嵌合されて摺動子18に設けた係合子27
の爪がトラバ−スカム軸21のカム溝に係合されている。
前後往復動装置Ｂのトラバ−スカム軸21が前側の軸受22
と後側の軸受23、24で支承されてリ−ル本体１の後側に
キャップ25が取り付けられている。トラバ−スカム軸21
の先端には小歯車26が回り止め嵌合されて小歯車26は前
記歯部4aに噛合されている。前記トラバ−スカム軸21に
は前記摺動子18が嵌合されて摺動子18に設けた係合子27
の爪がトラバ−スカム軸21のカム溝に係合されている。
【００１４】ころがり式の一方向クラッチＡは図３、図
４のように、外枠５と内輪11と内輪11の外周に載せられ
た複数個の棒状ころがり部材28と環状保持部材８と発条
29とで構成されている。環状保持部材８の複数個の貫通
孔には複数個の棒状ころがり部材28が挿入されて保持さ
れると共に、発条29で押圧付勢されている。更に外枠５
の内周面には棒状ころがり部材28の自由回転域αと棒状
ころがり部材28が当接されて回転が阻止される阻止面β
が構成されている。外枠５の内周面に発条29の突起部が
係合するクリックストップ用凹部5c、5dが形成されてい
る。環状保持部材８の一側にはレバ−8aが形成されてレ
バ−8aは外枠５の透孔5bと支持部1aの透孔1dに挿入され
て支持部1aの外側に突出されている。レバ−8aの先端に
は透孔からなる係合部8bが形成されている。
４のように、外枠５と内輪11と内輪11の外周に載せられ
た複数個の棒状ころがり部材28と環状保持部材８と発条
29とで構成されている。環状保持部材８の複数個の貫通
孔には複数個の棒状ころがり部材28が挿入されて保持さ
れると共に、発条29で押圧付勢されている。更に外枠５
の内周面には棒状ころがり部材28の自由回転域αと棒状
ころがり部材28が当接されて回転が阻止される阻止面β
が構成されている。外枠５の内周面に発条29の突起部が
係合するクリックストップ用凹部5c、5dが形成されてい
る。環状保持部材８の一側にはレバ−8aが形成されてレ
バ−8aは外枠５の透孔5bと支持部1aの透孔1dに挿入され
て支持部1aの外側に突出されている。レバ−8aの先端に
は透孔からなる係合部8bが形成されている。
【００１５】リ−ル本体１に回動自在に取り付けられた
操作杆30の前側に切換部材31が取り付けられ、切換部材
31に固定されたピンからなる作動部32が係合部8bに挿入
されている。切換部材31に固定されたピン33とリ−ル本
体１に固定されたピン34の間にデットポイントバネ35が
張設されている。リ−ル本体１の後側外部に突出した操
作杆30に操作ツマミ36が取り付けられている。
操作杆30の前側に切換部材31が取り付けられ、切換部材
31に固定されたピンからなる作動部32が係合部8bに挿入
されている。切換部材31に固定されたピン33とリ−ル本
体１に固定されたピン34の間にデットポイントバネ35が
張設されている。リ−ル本体１の後側外部に突出した操
作杆30に操作ツマミ36が取り付けられている。
【００１６】ロ−タ６の一対のベ−ル支持腕6b、6cの先
端部外側に一方のベ−ル支持部材37と他方のベ−ル支持
部材38がビス39、40で釣糸巻取位置と図示しない釣糸放
出位置に反転自在に軸承されている。一方のベ−ル支持
部材37には釣糸案内部Ｃのロ−ラ取付部41が取り付けら
れてラインロ−ラ42が回転自在に保持されている。他方
のベ−ル支持部材38とロ−ラ取付部41の間にベ−ル43が
取り付けられている。
端部外側に一方のベ−ル支持部材37と他方のベ−ル支持
部材38がビス39、40で釣糸巻取位置と図示しない釣糸放
出位置に反転自在に軸承されている。一方のベ−ル支持
部材37には釣糸案内部Ｃのロ−ラ取付部41が取り付けら
れてラインロ−ラ42が回転自在に保持されている。他方
のベ−ル支持部材38とロ−ラ取付部41の間にベ−ル43が
取り付けられている。
【００１７】ころがり式の一方向クラッチＡの動作は図
１、図３で、操作ツマミ36と操作杆30と切換部材31が回
動操作されて図３の実線の位置に回動されると、環状保
持部材８のレバ−8aが時計方向に回動されて棒状ころが
り部材28が自由回転域αに位置してクサビ作用しない非
作動状態となるので、ロ−タ６と駆動筒軸４の正回転及
び逆回転が可能になる。次に操作ツマミ36と操作杆30と
切換部材31が回動操作されて図３の２点鎖線の位置に回
動されると、環状保持部材８のレバ−8aが反時計方向に
回動されて棒状ころがり部材28が当接されて回転が阻止
される阻止面βに位置してクサビ作用する作動状態とな
るので、ロ−タ６と駆動筒軸４の正回転では発条29に抗
して棒状ころがり部材28が時計方向に移動可能であるか
ら正回転が可能であるが、逆回転で棒状ころがり部材28
が阻止面βに当接してクサビ作用で逆回転が不可能にな
る。
１、図３で、操作ツマミ36と操作杆30と切換部材31が回
動操作されて図３の実線の位置に回動されると、環状保
持部材８のレバ−8aが時計方向に回動されて棒状ころが
り部材28が自由回転域αに位置してクサビ作用しない非
作動状態となるので、ロ−タ６と駆動筒軸４の正回転及
び逆回転が可能になる。次に操作ツマミ36と操作杆30と
切換部材31が回動操作されて図３の２点鎖線の位置に回
動されると、環状保持部材８のレバ−8aが反時計方向に
回動されて棒状ころがり部材28が当接されて回転が阻止
される阻止面βに位置してクサビ作用する作動状態とな
るので、ロ−タ６と駆動筒軸４の正回転では発条29に抗
して棒状ころがり部材28が時計方向に移動可能であるか
ら正回転が可能であるが、逆回転で棒状ころがり部材28
が阻止面βに当接してクサビ作用で逆回転が不可能にな
る。
【００１８】前記魚釣用スピニングリ−ルの動作は、操
作ツマミ36と操作杆30と切換部材31と環状保持部材８が
回動操作されて図３で実線の棒状ころがり部材28が自由
回転域αでクサビ作用しない非作動状態で、釣糸44がス
プ−ル16に巻回される方向にハンドル15が回転される
と、駆動歯車７が回転されて歯部4aを介して駆動筒軸４
とロ−タ６が正回転される。更に小歯車25を介してトラ
バ−スカム軸21が連動回転されて摺動子18とスプ−ル軸
17とスプ−ル16が前後に往復動される。釣糸44がスプ−
ル16に巻回される時は、一方のベ−ル支持部材37に設け
られた釣糸案内部Ｃのラインロ−ラ42で釣糸44が案内さ
れて前後に往復動されるスプ−ル16に平行に巻回され
る。
作ツマミ36と操作杆30と切換部材31と環状保持部材８が
回動操作されて図３で実線の棒状ころがり部材28が自由
回転域αでクサビ作用しない非作動状態で、釣糸44がス
プ−ル16に巻回される方向にハンドル15が回転される
と、駆動歯車７が回転されて歯部4aを介して駆動筒軸４
とロ−タ６が正回転される。更に小歯車25を介してトラ
バ−スカム軸21が連動回転されて摺動子18とスプ−ル軸
17とスプ−ル16が前後に往復動される。釣糸44がスプ−
ル16に巻回される時は、一方のベ−ル支持部材37に設け
られた釣糸案内部Ｃのラインロ−ラ42で釣糸44が案内さ
れて前後に往復動されるスプ−ル16に平行に巻回され
る。
【００１９】ロ−タ６の逆回転が防止される時は、操作
ツマミ36と操作杆30がと切換部材31と環状保持部材８が
回動操作されて図３で２点鎖線の棒状ころがり部材28が
当接されて回転が阻止される阻止面βに位置してクサビ
作用する作動状態に切り換えられる。獲物の引きで釣糸
44が繰り出されてロ−タ６が反時計方向に逆回転される
と、駆動筒軸４とロ−タ６が逆回転される。しかし、棒
状ころがり部材28が当接されて回転が阻止される阻止面
βに位置しているので、クサビ作用で逆回転が阻止され
る。更にこの時、棒状ころがり部材28のクサビ作用によ
る逆転時の遊度が少ないことから極めて敏速にロ−タ６
の逆回転が停止される。
ツマミ36と操作杆30がと切換部材31と環状保持部材８が
回動操作されて図３で２点鎖線の棒状ころがり部材28が
当接されて回転が阻止される阻止面βに位置してクサビ
作用する作動状態に切り換えられる。獲物の引きで釣糸
44が繰り出されてロ−タ６が反時計方向に逆回転される
と、駆動筒軸４とロ−タ６が逆回転される。しかし、棒
状ころがり部材28が当接されて回転が阻止される阻止面
βに位置しているので、クサビ作用で逆回転が阻止され
る。更にこの時、棒状ころがり部材28のクサビ作用によ
る逆転時の遊度が少ないことから極めて敏速にロ−タ６
の逆回転が停止される。
【００２０】ロ−タ６が回転される時、駆動筒軸４と駆
動筒軸４に回り止め嵌合されたロ−タ６の中心筒部6aは
前部軸受２と後部軸受３で支持され、ころがり式の一方
向クラッチＡが前部軸受２と後部軸受３の間に設けられ
ているので、実釣時の巻取り時又は逆転時にロ−タ６を
介して駆動筒軸４に作用する不規則なこじる力が軽減さ
れ、駆動筒軸４の支持及び取付け精度が安定向上すると
共に耐久性が改善され、駆動筒軸４の支持及び取付け精
度が安定向上して不規則なこじる力が軽減されること
で、ころがり式の一方向クラッチＡのクサビ作用による
高精度の逆転防止機能を安定して維持発揮出来る。
動筒軸４に回り止め嵌合されたロ−タ６の中心筒部6aは
前部軸受２と後部軸受３で支持され、ころがり式の一方
向クラッチＡが前部軸受２と後部軸受３の間に設けられ
ているので、実釣時の巻取り時又は逆転時にロ−タ６を
介して駆動筒軸４に作用する不規則なこじる力が軽減さ
れ、駆動筒軸４の支持及び取付け精度が安定向上すると
共に耐久性が改善され、駆動筒軸４の支持及び取付け精
度が安定向上して不規則なこじる力が軽減されること
で、ころがり式の一方向クラッチＡのクサビ作用による
高精度の逆転防止機能を安定して維持発揮出来る。
【００２１】駆動筒軸４を前部軸受２と後部軸受３で回
転自在に支持すると共に、スプ−ル軸17の前後往復動装
置Ｂのトラバ−スカム軸21はリ−ル本体１内の前側の軸
受22と後側の軸受23、24で支承されてトラバ−スカム軸
21の先端に回り止め嵌合された小歯車26が駆動筒軸４の
歯部4aに噛合されているので、従来の駆動筒軸４の基端
を軸受するリ−ル本体１内の軸受部を不要とし、前後往
復動装置Ｂの摺動子18をハンドル軸20上の駆動歯車７に
噛合する前記駆動筒軸４の歯部4a近傍まで近接可能とす
ることが出来る。
転自在に支持すると共に、スプ−ル軸17の前後往復動装
置Ｂのトラバ−スカム軸21はリ−ル本体１内の前側の軸
受22と後側の軸受23、24で支承されてトラバ−スカム軸
21の先端に回り止め嵌合された小歯車26が駆動筒軸４の
歯部4aに噛合されているので、従来の駆動筒軸４の基端
を軸受するリ−ル本体１内の軸受部を不要とし、前後往
復動装置Ｂの摺動子18をハンドル軸20上の駆動歯車７に
噛合する前記駆動筒軸４の歯部4a近傍まで近接可能とす
ることが出来る。
【００２２】前記ころがり式一方向クラッチＡのころが
り部材28を保持する環状保持部材８を回転可能に支持し
て環状保持部材８に設けた係合部8bにリ−ル本体１に支
持した切換部材31の作動部32を係合せしめて、ころがり
式一方向クラッチＡをクサビ作用する作動状態とクサビ
作用しない非作動状態に切換可能としたので、棒状ころ
がり部材28のクサビ作用による逆転時の遊度が更に少な
くなることから極めて敏速にロ−タ６の逆回転が停止さ
れる。
り部材28を保持する環状保持部材８を回転可能に支持し
て環状保持部材８に設けた係合部8bにリ−ル本体１に支
持した切換部材31の作動部32を係合せしめて、ころがり
式一方向クラッチＡをクサビ作用する作動状態とクサビ
作用しない非作動状態に切換可能としたので、棒状ころ
がり部材28のクサビ作用による逆転時の遊度が更に少な
くなることから極めて敏速にロ−タ６の逆回転が停止さ
れる。
【００２３】更にロ−タ６が回転される時、駆動筒軸４
と駆動筒軸４に回り止め嵌合されたロ−タ６の中心筒部
6aは前部軸受２と後部軸受３で支持され、前部軸受２の
外側部2bと後部軸受３の外側部3bが軸方向に挾着支持さ
れて内輪3cの内側部3dは軸方向に挾着支持され、かつ前
部軸受２は内輪2cの内側部2dがロ−タ６の中心筒部6aの
外周に軸方向に移動自在に嵌合されているので、前部軸
受２の外輪2aと内輪2c及び後部軸受３の外輪3aと内輪3c
の間に位相ズレが起こらず、夫々内輪と外輪からころが
りボ−ル13、14が受ける抵抗が小さく、前部軸受２と後
部軸受３の回転が軽くなってロ−タ６のスム−ズな回転
性が得られ、ロ−タ６は２個の前部軸受２と後部軸受３
で支持されているので、釣糸44の繰り出しで釣糸案内部
Ｃのラインロ−ラ42側に力が加わっても円滑な巻取り操
作が行える。
と駆動筒軸４に回り止め嵌合されたロ−タ６の中心筒部
6aは前部軸受２と後部軸受３で支持され、前部軸受２の
外側部2bと後部軸受３の外側部3bが軸方向に挾着支持さ
れて内輪3cの内側部3dは軸方向に挾着支持され、かつ前
部軸受２は内輪2cの内側部2dがロ−タ６の中心筒部6aの
外周に軸方向に移動自在に嵌合されているので、前部軸
受２の外輪2aと内輪2c及び後部軸受３の外輪3aと内輪3c
の間に位相ズレが起こらず、夫々内輪と外輪からころが
りボ−ル13、14が受ける抵抗が小さく、前部軸受２と後
部軸受３の回転が軽くなってロ−タ６のスム−ズな回転
性が得られ、ロ−タ６は２個の前部軸受２と後部軸受３
で支持されているので、釣糸44の繰り出しで釣糸案内部
Ｃのラインロ−ラ42側に力が加わっても円滑な巻取り操
作が行える。
【００２４】魚釣用スピニングリ−ルが前記のように構
成されると、駆動筒軸４と駆動筒軸４に回り止め嵌合さ
れたロ−タ６の中心筒部6aは前部軸受２と後部軸受３で
支持され、ころがり式の一方向クラッチＡが前部軸受２
と後部軸受３の間に設けられているので、ころがり式の
一方向クラッチＡに実釣時の巻取り時又は逆転時にロ−
タ６を介して駆動筒軸４に作用する不規則なこじる力が
軽減され、駆動筒軸４の支持及び取付け精度が安定向上
すると共に耐久性が改善され、ころがり式の一方向クラ
ッチＡのクサビ作用による高精度の逆転防止機能を安定
して維持発揮出来る。更にころがり式一方向クラッチＡ
のころがり部材28を操作ツマミ36と操作杆30と切換部材
31と環状保持部材８の回動操作でクサビ作用する作動状
態とクサビ作用しない非作動状態に切換可能としたの
で、棒状ころがり部材28のクサビ作用による逆転時の遊
度が更に少なくなることから極めて敏速にロ−タ６の逆
回転が停止される。
成されると、駆動筒軸４と駆動筒軸４に回り止め嵌合さ
れたロ−タ６の中心筒部6aは前部軸受２と後部軸受３で
支持され、ころがり式の一方向クラッチＡが前部軸受２
と後部軸受３の間に設けられているので、ころがり式の
一方向クラッチＡに実釣時の巻取り時又は逆転時にロ−
タ６を介して駆動筒軸４に作用する不規則なこじる力が
軽減され、駆動筒軸４の支持及び取付け精度が安定向上
すると共に耐久性が改善され、ころがり式の一方向クラ
ッチＡのクサビ作用による高精度の逆転防止機能を安定
して維持発揮出来る。更にころがり式一方向クラッチＡ
のころがり部材28を操作ツマミ36と操作杆30と切換部材
31と環状保持部材８の回動操作でクサビ作用する作動状
態とクサビ作用しない非作動状態に切換可能としたの
で、棒状ころがり部材28のクサビ作用による逆転時の遊
度が更に少なくなることから極めて敏速にロ−タ６の逆
回転が停止される。
【００２５】又、駆動筒軸４を前部軸受２と後部軸受３
で回転自在に支持すると共に、前後往復動装置Ｂの摺動
子18をハンドル軸20上の駆動歯車７に噛合する前記駆動
筒軸４の歯部4a近傍まで近接可能とすることが出来るの
で、ころがり式一方向クラッチＡによる高精度の逆転防
止機能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コンパクト
化出来る。
で回転自在に支持すると共に、前後往復動装置Ｂの摺動
子18をハンドル軸20上の駆動歯車７に噛合する前記駆動
筒軸４の歯部4a近傍まで近接可能とすることが出来るの
で、ころがり式一方向クラッチＡによる高精度の逆転防
止機能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コンパクト
化出来る。
【００２６】図５は第２実施例で、図５は魚釣用スピニ
ングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
ングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
【００２７】第２実施例で魚釣用スピニングリ−ルは、
リ−ル本体１の前側の支持部1a内にころがり軸受からな
る前部軸受２ところがり式の一方向クラッチＡところが
り軸受からなる後部軸受３′とで駆動筒軸４が回転自在
に支持されている。前部軸受２の外輪2aの外側部2bとこ
ろがり式の一方向クラッチＡの外枠５の外側部5aと後部
軸受３′の外輪3aの外側部3bが支持部1aの内周1bに嵌合
されている。更に支持部1aの後側の度当り部1cに後部軸
受３′の外輪3aが当接されて支持部1aの前端に螺合され
たビス10の頭部で前部軸受２ところがり式の一方向クラ
ッチＡと後部軸受３′が抜け止めされて外側部2bと外側
部3bが軸方向に挾着支持されると共に、外枠５の外側部
5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌合されている。
リ−ル本体１の前側の支持部1a内にころがり軸受からな
る前部軸受２ところがり式の一方向クラッチＡところが
り軸受からなる後部軸受３′とで駆動筒軸４が回転自在
に支持されている。前部軸受２の外輪2aの外側部2bとこ
ろがり式の一方向クラッチＡの外枠５の外側部5aと後部
軸受３′の外輪3aの外側部3bが支持部1aの内周1bに嵌合
されている。更に支持部1aの後側の度当り部1cに後部軸
受３′の外輪3aが当接されて支持部1aの前端に螺合され
たビス10の頭部で前部軸受２ところがり式の一方向クラ
ッチＡと後部軸受３′が抜け止めされて外側部2bと外側
部3bが軸方向に挾着支持されると共に、外枠５の外側部
5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌合されている。
【００２８】駆動筒軸４の基端の前側に一体的に歯部4a
と度当り部4bが形成され、度当り部4bに後部軸受３′の
内輪3cが度当り当接されている。駆動筒軸４の外周には
後部軸受３′の内輪3cが嵌合されると共に、ころがり式
の一方向クラッチＡの長い内輪45とロ−タ６の短い中心
筒部6dが回り止め嵌合され、駆動筒軸４の前端に螺合さ
れたナット12で取り付けられて、内輪3cの内側部3dは軸
方向に挾着支持されている。駆動筒軸４の外周のころが
り式の一方向クラッチＡの長い内輪45の外周に前部軸受
２の内輪2cの内側部2dが軸方向に移動自在に嵌合されて
いる。内輪45の外径は中心筒部6dの外径より幾分大径に
形成されている。他の構成は第１実施例と略同様であ
る。
と度当り部4bが形成され、度当り部4bに後部軸受３′の
内輪3cが度当り当接されている。駆動筒軸４の外周には
後部軸受３′の内輪3cが嵌合されると共に、ころがり式
の一方向クラッチＡの長い内輪45とロ−タ６の短い中心
筒部6dが回り止め嵌合され、駆動筒軸４の前端に螺合さ
れたナット12で取り付けられて、内輪3cの内側部3dは軸
方向に挾着支持されている。駆動筒軸４の外周のころが
り式の一方向クラッチＡの長い内輪45の外周に前部軸受
２の内輪2cの内側部2dが軸方向に移動自在に嵌合されて
いる。内輪45の外径は中心筒部6dの外径より幾分大径に
形成されている。他の構成は第１実施例と略同様であ
る。
【００２９】図６は第３実施例で、図６は魚釣用スピニ
ングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
ングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
【００３０】第３実施例で魚釣用スピニングリ−ルは、
リ−ル本体１の前側の支持部1a内に大径のころがり軸受
からなる前部軸受２′ところがり式の一方向クラッチＡ
と小径のころがり軸受からなる後部軸受３″で駆動筒軸
４が回転自在に支持されている。前部軸受２′の外輪2a
の外側部2bところがり式の一方向クラッチＡの外枠５の
外側部5aと後部軸受３″の外輪3aの外側部3bが支持部1a
の内周1bに嵌合されている。更に支持部1aの後側の度当
り部1cに後部軸受３″の外輪3aが当接されて支持部1aの
前端に螺合されたビス10の頭部で前部軸受２′ところが
り式の一方向クラッチＡと後部軸受３″が抜け止めされ
て外側部2bと外側部3bが軸方向に挾着支持されると共
に、外枠５の外側部5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌
合されている。
リ−ル本体１の前側の支持部1a内に大径のころがり軸受
からなる前部軸受２′ところがり式の一方向クラッチＡ
と小径のころがり軸受からなる後部軸受３″で駆動筒軸
４が回転自在に支持されている。前部軸受２′の外輪2a
の外側部2bところがり式の一方向クラッチＡの外枠５の
外側部5aと後部軸受３″の外輪3aの外側部3bが支持部1a
の内周1bに嵌合されている。更に支持部1aの後側の度当
り部1cに後部軸受３″の外輪3aが当接されて支持部1aの
前端に螺合されたビス10の頭部で前部軸受２′ところが
り式の一方向クラッチＡと後部軸受３″が抜け止めされ
て外側部2bと外側部3bが軸方向に挾着支持されると共
に、外枠５の外側部5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌
合されている。
【００３１】駆動筒軸４の基端の前側に一体的に歯部4a
と度当り部4bが形成され、度当り部4bにころがり式の一
方向クラッチＡの長い内輪45が度当り当接されている。
度当り部4bの外径は長い内輪45の外径より幾分小径に形
成されている。駆動筒軸４の外周には前部軸受２′の内
輪2cの内側部2dが嵌合されると共に、ころがり式の一方
向クラッチＡの長い内輪45とロ−タ６の短い中心筒部6d
が回り止め嵌合され、駆動筒軸４の前端に螺合されたナ
ット12で取り付けられて、内輪2cの内側部2dは軸方向に
挾着支持されている。駆動筒軸４の外周のころがり式の
一方向クラッチＡの長い内輪45の外周に後部軸受３″の
内輪3cが軸方向に移動自在に嵌合されている。小径のこ
ろがり軸受からなる後部軸受３″はメタル軸受や合成樹
脂軸受としてもよい。他の構成は第１実施例と略同様で
ある。
と度当り部4bが形成され、度当り部4bにころがり式の一
方向クラッチＡの長い内輪45が度当り当接されている。
度当り部4bの外径は長い内輪45の外径より幾分小径に形
成されている。駆動筒軸４の外周には前部軸受２′の内
輪2cの内側部2dが嵌合されると共に、ころがり式の一方
向クラッチＡの長い内輪45とロ−タ６の短い中心筒部6d
が回り止め嵌合され、駆動筒軸４の前端に螺合されたナ
ット12で取り付けられて、内輪2cの内側部2dは軸方向に
挾着支持されている。駆動筒軸４の外周のころがり式の
一方向クラッチＡの長い内輪45の外周に後部軸受３″の
内輪3cが軸方向に移動自在に嵌合されている。小径のこ
ろがり軸受からなる後部軸受３″はメタル軸受や合成樹
脂軸受としてもよい。他の構成は第１実施例と略同様で
ある。
【００３２】図７は第４実施例で、図７は魚釣用スピニ
ングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
ングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
【００３３】第４実施例で魚釣用スピニングリ−ルは、
リ−ル本体１の前側の支持部1a内に大径のころがり軸受
からなる前部軸受２′ところがり式の一方向クラッチＡ
と大径のころがり軸受からなる後部軸受３で駆動筒軸４
が回転自在に支持されている。前部軸受２′の外輪2aの
外側部2bところがり式の一方向クラッチＡの外枠５の外
側部5aと後部軸受３の外輪3aの外側部3bが支持部1aの内
周1bに嵌合されている。更に支持部1aの後側の度当り部
1cに後部軸受３の外輪3aが当接されて支持部1aの前端に
螺合されたビス10の頭部で前部軸受２′ところがり式の
一方向クラッチＡと後部軸受３が抜け止めされて外側部
2bと外側部3bが軸方向に挾着支持されると共に、外枠５
の外側部5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌合されてい
る。
リ−ル本体１の前側の支持部1a内に大径のころがり軸受
からなる前部軸受２′ところがり式の一方向クラッチＡ
と大径のころがり軸受からなる後部軸受３で駆動筒軸４
が回転自在に支持されている。前部軸受２′の外輪2aの
外側部2bところがり式の一方向クラッチＡの外枠５の外
側部5aと後部軸受３の外輪3aの外側部3bが支持部1aの内
周1bに嵌合されている。更に支持部1aの後側の度当り部
1cに後部軸受３の外輪3aが当接されて支持部1aの前端に
螺合されたビス10の頭部で前部軸受２′ところがり式の
一方向クラッチＡと後部軸受３が抜け止めされて外側部
2bと外側部3bが軸方向に挾着支持されると共に、外枠５
の外側部5aが支持部1aの内周1bに回り止め嵌合されてい
る。
【００３４】駆動筒軸４の基端の前側に一体的に歯部4a
と度当り部4bが形成され、度当り部4bに後部軸受３の内
輪3cが度当り当接されている。駆動筒軸４の外周には前
部軸受２′の内輪2cの内側部2dと後部軸受３の内輪3cの
内側部3dが嵌合されると共に、ころがり式の一方向クラ
ッチＡの内輪11とロ−タ６の短い中心筒部6dが回り止め
嵌合され、駆動筒軸４の前端に螺合されたナット12で取
り付けられて、内輪2cの内側部2dと内輪3cの内側部3dは
軸方向に挾着支持されている。他の構成は第１実施例と
略同様である。
と度当り部4bが形成され、度当り部4bに後部軸受３の内
輪3cが度当り当接されている。駆動筒軸４の外周には前
部軸受２′の内輪2cの内側部2dと後部軸受３の内輪3cの
内側部3dが嵌合されると共に、ころがり式の一方向クラ
ッチＡの内輪11とロ−タ６の短い中心筒部6dが回り止め
嵌合され、駆動筒軸４の前端に螺合されたナット12で取
り付けられて、内輪2cの内側部2dと内輪3cの内側部3dは
軸方向に挾着支持されている。他の構成は第１実施例と
略同様である。
【００３５】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
請求項１に記載の発明によれば、ロ−タは前部軸受と後
部軸受で支持され、ころがり式の一方向クラッチが前部
軸受と後部軸受の間に設けられているので、ロ−タを介
して駆動筒軸に作用する不規則なこじる力が軽減され、
駆動筒軸の支持及び取付け精度が安定向上すると共に耐
久性が改善され、ころがり式の一方向クラッチのクサビ
作用による高精度の逆転防止機能を安定して維持発揮出
来る。請求項２に記載の発明によれば、駆動筒軸を前部
軸受と後部軸受で回転自在に支持したので、前後往復動
装置の摺動子を駆動筒軸の歯部近傍まで近接可能とする
ことが出来てころがり式一方向クラッチによる高精度の
逆転防止機能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コン
パクト化出来る。請求項３に記載の発明によれば、ころ
がり式一方向クラッチのころがり部材をクサビ作用する
作動状態とクサビ作用しない非作動状態に切換可能とし
たので、棒状ころがり部材のクサビ作用による逆転時の
遊度が更に少なくなることから極めて敏速にロ−タの逆
回転が停止される。等優れた効果を奏する魚釣用スピニ
ングリ−ルを提供することが出来る。
請求項１に記載の発明によれば、ロ−タは前部軸受と後
部軸受で支持され、ころがり式の一方向クラッチが前部
軸受と後部軸受の間に設けられているので、ロ−タを介
して駆動筒軸に作用する不規則なこじる力が軽減され、
駆動筒軸の支持及び取付け精度が安定向上すると共に耐
久性が改善され、ころがり式の一方向クラッチのクサビ
作用による高精度の逆転防止機能を安定して維持発揮出
来る。請求項２に記載の発明によれば、駆動筒軸を前部
軸受と後部軸受で回転自在に支持したので、前後往復動
装置の摺動子を駆動筒軸の歯部近傍まで近接可能とする
ことが出来てころがり式一方向クラッチによる高精度の
逆転防止機能の維持を図りながらリ−ル全体を小型コン
パクト化出来る。請求項３に記載の発明によれば、ころ
がり式一方向クラッチのころがり部材をクサビ作用する
作動状態とクサビ作用しない非作動状態に切換可能とし
たので、棒状ころがり部材のクサビ作用による逆転時の
遊度が更に少なくなることから極めて敏速にロ−タの逆
回転が停止される。等優れた効果を奏する魚釣用スピニ
ングリ−ルを提供することが出来る。
【図１】第１実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
断面側面図である。
断面側面図である。
【図２】魚釣用スピニングリ−ルの要部拡大断面側面図
である。
である。
【図３】ころがり式の一方向クラッチの拡大断面正面図
である。
である。
【図４】ころがり式一方向クラッチの拡大断面側面図で
ある。
ある。
【図５】第２実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
拡大断面側面図である。
拡大断面側面図である。
【図６】第３実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
拡大断面側面図である。
拡大断面側面図である。
【図７】第４実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
拡大断面側面図である。
拡大断面側面図である。
１ リ−ル本体 1a 支持部 ２、２′ 前部軸受 ３、３′、３″ 後部軸受 ４ 駆動筒軸 4a 歯部 ５ ロ−タ ８ 環状保持部材 8b 係合部 15 ハンドル 16 スプ−ル 17 スプ−ル軸 18 摺動子 20 ハンドル軸 28 ころがり部材 31 切換部材 32 作動部 44 釣糸 Ａ ころがり式一方向クラッチ Ｂ 前後往復動装置 Ｃ 釣糸案内部
Claims (3)
- 【請求項１】 ハンドルで連動回転し内部にスプ−ル軸
が嵌挿され、かつ基端の前側に一体的に歯部を設けた駆
動筒軸をリ−ル本体の前側に形成した支持部内の軸受を
介して回転自在に支持し、該軸受と共にころがり式一方
向クラッチを設けて該駆動筒軸の一方向の回転を許容し
他方向の回転を阻止し、前記駆動筒軸に嵌挿された前記
スプ−ル軸の前部に設けたスプ−ルに釣糸を巻回する釣
糸案内部を有するロ−タを取り付けた魚釣用スピニング
リ−ルにおいて、前記軸受を前部と後部の軸受とし、該
前部軸受と後部軸受との間における前記リ−ル本体と駆
動筒軸間に一方向の回転を許容し他方向の回転を阻止す
るころがり式一方向クラッチを設けたことを特徴とする
魚釣用スピニングリ−ル。 - 【請求項２】 前記駆動筒軸を前部軸受と後部軸受で回
転自在に支持すると共に前記スプ−ル軸の前後往復動装
置の摺動子をハンドル軸上の駆動歯車に噛合する前記駆
動筒軸の歯部近傍まで近接可能としたことを特徴とする
請求項１記載の魚釣用スピニングリ−ル。 - 【請求項３】 前記ころがり式一方向クラッチのころが
り部材を保持する環状保持部材を回転可能に支持して該
保持部材に設けた係合部にリ−ル本体に支持した切換部
材の作動部を係合せしめて前記ころがり式一方向クラッ
チをクサビ作用する作動状態とクサビ作用しない非作動
状態に切換可能としたことを特徴とする請求項１記載の
魚釣用スピニングリ−ル。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04675396A JP3315855B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 魚釣用スピニングリ−ル |
| KR1019970002209A KR100430521B1 (ko) | 1996-02-07 | 1997-01-27 | 낚시용스피닝릴 |
| DE69715485T DE69715485T2 (de) | 1996-02-07 | 1997-02-07 | Angelwinde |
| US08/796,943 US5871165A (en) | 1996-02-07 | 1997-02-07 | Spinning reel for fishing |
| EP97102011A EP0788739B1 (en) | 1996-02-07 | 1997-02-07 | Spinning reel for fishing |
| US09/193,718 US6073870A (en) | 1996-02-07 | 1998-11-17 | Spinning reel having a rolling type one-way clutch disposed between two front bearing supports |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04675396A JP3315855B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 魚釣用スピニングリ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09205947A JPH09205947A (ja) | 1997-08-12 |
| JP3315855B2 true JP3315855B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=12756097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04675396A Expired - Fee Related JP3315855B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-08 | 魚釣用スピニングリ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3315855B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10506802B2 (en) | 2017-11-29 | 2019-12-17 | Globeride, Inc. | Anti-reverse device for fishing spinning reel and fishing spinning reel having the same |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP04675396A patent/JP3315855B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09205947A (ja) | 1997-08-12 |
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