JP3256127B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP3256127B2
JP3256127B2 JP08564896A JP8564896A JP3256127B2 JP 3256127 B2 JP3256127 B2 JP 3256127B2 JP 08564896 A JP08564896 A JP 08564896A JP 8564896 A JP8564896 A JP 8564896A JP 3256127 B2 JP3256127 B2 JP 3256127B2
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晋二 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用スピニングリ
ールに関し、特に、ドラグ機構を有するスピニングリー
ルにおけるベールの反転復帰機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドラグ機構を有するスピニングリールに
おいて、ベールを反転させて釣糸の放出操作を行う場
合、魚がヒットしたときの糸切れを考慮してドラグ力を
弱状態に設定しておくと、釣糸に指を掛けた状態で放出
する際の投げる瞬間に、仕掛けの重さでスプールが回転
して必要以上に釣糸が繰出されてしまい、そのため指を
損傷してしまうといった問題があった。そこで、この問
題を解決するために、ベールの釣糸放出位置への反転操
作に連動してスプールの回転をロックするようにしたも
のが、実公平6―37656号で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においては、釣糸放出時にロータに支持されたロ
ック部材を介してスプールをリール本体にロック係合さ
せる構成であるため、ロータの回転もロックされること
になり、この結果、ベールを放出位置から巻取り位置へ
直接手で返さなければならず、釣糸放出後の連続的なベ
ールの巻取り位置への復帰操作が面倒であり、操作性が
悪いといった課題を残している。
【0004】本発明は、前記従来技術の課題に着目して
提案されたもので、ドラグ力が弱く設定されていても、
釣糸放出操作時にスプールの回転をロックして指を損傷
させることなく、しかも、釣糸放出後のベールの釣糸巻
取り状態への復帰もハンドルによるロータの巻取り方向
の回転操作で自動的にスムースに行わせしめることので
きる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドル操作
に連動回転するロータにベール支持部材を釣糸巻取位置
と釣糸放出位置とに反転自在に支持し、前記ロータの巻
取り回転により前記ベール支持部材を釣糸放出位置から
釣糸巻取位置に復帰させる復帰機構を備えた魚釣用スピ
ニングリールにおいて、スプールの内側に回り止めされ
た支持体に係止体を径方向に変位可能に取付けて該係止
体をスプール軸に回り止めされた係止部に係脱可能と
し、前記ロータと共に回転して前後方向に移動可能に設
けられ前記係止体を径方向に移動制御する移動部材を有
してなり、前記ベール支持部材の釣糸巻取位置から釣糸
放出位置への移動操作に連動して前記移動部材を移動さ
せることにより、前記スプール軸の係止部に前記係止爪
を係合させてスプールを回転不能状態にすると共に、前
記ベール支持部材の釣糸巻取装置への復帰操作に連動し
て移動する前記移動部材を介して前記係止体を係止部よ
り離間させてスプールを回転可能状態に切換え可能とし
たことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の
記載においては、説明の便宜上、特にことわりのない限
りにおいて、竿先側に向く側を前側(前面側)あるいは
上側とし、竿尻側に向く側を後側(裏面側)あるいは下
側と称して説明する。
【0007】図1および図2に示すように、本発明の第
1の実施形態例における魚釣用スピニングリールは、ハ
ンドル12を操作することにより、リール本体10の内
部に配設されたスプール往復動機構を介して、スプール
軸16を前後に往復動させる。このスプール軸16の前
部には周知のドラグ機構28が設けられている。また、
スプール軸16の外側には回転軸筒38が遊嵌されてお
り、この回転軸筒38はスプール軸16の前後方向への
往復動に同期して回転する。
【0008】ロータ20は、前記回転軸筒38と一体に
回転するように取付けられており、前記スプール軸16
を中心にして略反対側に設けられた1対の支持アーム部
22A,22Bを有している。これらの支持アーム部2
2A,22Bには、枢軸部材24A,24Bの周りに回
動可能なベール支持部材26A,26Bが取り付けられ
ており、この両ベール支持部材26A,26B間に亘っ
てベール(図示せず)が取り付けられている。また、特
に図示しないが、ベールの反転機構として、公知の振分
け付勢バネ機構(図示せず)が設けられており、ベール
支持部材26A,26Bを釣糸巻取位置と釣糸放出位置
とに夫々維持するように付勢している。
【0009】スプール軸16の長手方向略中央部であっ
て、回転軸筒38の先端側には、係合体39がスプール
軸16に回り止め状態で取付けられている。そして、こ
の係合体39には支持体40が設けられており、この支
持体40は、図2および図3から分るように、スプール
軸16周りに中空ボス部40aを有した平板状となって
おり、両端がスプール18の内筒壁面に形成された係合
部18aに係合してスプール18と一体回転するように
形成されている。この支持体40は、軸方向に移動が阻
止された状態で、スプール軸16に対して相対的に回転
可能なようになっている。この支持体40の軸方向への
移動阻止の規制は、支持体40の中央の円筒ボス部40
aが係合体39に形成された係止部39aとCリング3
9bによって係止されることによってなされている。
【0010】係合体39の外周には、軸方向に延在する
係止溝(係止部)39cが所定のピッチで形成されてい
る。この係止溝39cには、後述する係止体43の係止
凸部43aが係合したとき、ロータ20の回転が阻止さ
れるようになっている。
【0011】支持体40の前面側(図2および図4にお
いて上側)には、係止体43が設けられている。この係
止体43は、スプール軸の軸芯に向けて延在し、スプー
ル軸側の一端側に、係合体39の係止溝39cに進入し
て係合する係止凸部43aを有する。また、係止体43
の他端側、即ち半径方向外側には、支持体40に形成さ
れた空隙部41に固定支持された弾性作用を有する支持
板部43bを有している。
【0012】空隙部41は、スプール軸の径方向と直交
する方向に延在し、スプール18の周方向と平行な周面
が形成されており、また、径方向においては支持板部4
3bが撓むことが可能な空隙寸法に設定されている。即
ち、支持板部43bは空隙部41内において、その中央
部が半径方向に往復移動可能なように撓んで、これによ
り、係止体43の係止凸部43aが半径方向に移動可能
となって係止溝39cに進退可能となる。
【0013】また、上記係止体43の空隙部41に位置
する部分には、下部に円錐部45aを有する移動部材4
5が設けられている。この移動部材45の円錐部45a
は、図4から最も良く分るように、支持体40の裏面側
に突出するように位置しており、この円錐部の錐面には
後述する作動環状体50の摺接部51が当接するものと
なる。
【0014】支持体40の中空ボス部40aの下端側に
は、環状作動体50が軸方向移動可能に設けられてい
る。この環状作動体50の周囲には、先端側(前側)に
向けて突出するフランジ状の摺接部51が形成されてい
る。この摺接部51は、前記移動部材45の円錐部45
aに当接しており、図4において、環状作動体50が上
方に移動すると、摺接部51が移動部材45を中心方向
(図4において右方向)に押しやり、係止体43をこれ
に追従させて移動させ、係止凸部43aを係合体39の
係止溝39cに係合させる。そして、上記環状作動体5
0に対する移動力をゼロにすると、係止体43の支持板
部43bの弾性復帰力によって移動部材45が図4にお
いて半径方向外側に移動して、環状作動体50を押下げ
る格好となる。
【0015】ロータ20の支持アーム部22A内には、
駆動機構たるキック部材60が内蔵されている。このキ
ック部材60は、公知のものと同様に、図1の断面では
略L字形をしており、実線で示す釣糸巻取位置P1と、
2点鎖線で示す釣糸放出位置P2に付勢状態で振分けら
れる。なお、リール本体10の前部には、公知のように
復帰カム部10aが形成されており、釣糸放出状態より
ハンドル12を巻取り方向に回転させることによるロー
タ20の回転により、キック部材60の先端部が前記復
帰カム部10aに当接して釣糸巻取り状態に復帰するよ
うに構成されている。
【0016】図1および図2に示すように、キック部材
60の下端側先端には、ロータ20に前後方向に移動可
能に支持され、軸方向と平行に延在する作動杆61の一
端が連結されている。この作動杆61の他端には、中心
方向、即ち、スプール軸16方向に向けて板状のバネ片
63が片持ち支持されており、その自由端側は、前記環
状作動体50の下方に位置している。ところで、作動杆
61が上昇移動すれば、バネ片63は環状作動体50を
押上げ、摺接部51が移動部材45の円錐部45aを相
対的に上昇し、移動部材45を中心方向に押しやって係
止体43を追従移動させ、係止凸部43aを係合体39
の係止溝39cに進入させて係合状態とさせる。
【0017】次に、本実施形態例の作用について説明す
る。釣糸巻取状態にあるとき、各機構は図4〜図6に示
す位置関係にある。この状態から、釣糸放出に際して、
ベールを反転させるべくベール支持部材26A,26B
を回動させると、図2に示すように、キック部材60が
上昇移動する。そうると、作動杆61が上昇移動して、
バネ片63が環状作動体50を押上げる。これにより、
図7および図8に示すように、摺接部51が移動部材4
5の円錐部45aを相対的に上昇して、移動部材45を
中心方向に押しやって係止体43を追従移動させ、係止
凸部43aを係合体39の係止溝39cに進入させて係
合状態となる。これにより、実釣時の操作において、ベ
ール支持部材26A(ベール)を釣糸放出位置に切り替
えて釣糸を放出する際には、スプールが回転阻止状態に
なっているため、たとえドラグ機構28を緩く設定して
いても、スプールが回転する不具合が防止できる。しか
も、釣糸放出後のベールの釣糸巻取り状態への復帰もハ
ンドルによるロータの巻取り方向の回転操作で自動的に
スムースに行わせしめることができる。
【0018】ところで、釣糸放出状態においては、ロー
タ20の回転は拘束されていないため、放出後直ちにハ
ンドル12を操作してロータ20を回転させ、ベールを
釣糸巻取位置に復帰させることができる。
【0019】
【発明の効果】前記したように、本発明によれば、ドラ
グ力が弱く設定されていても釣糸放出操作時にスプール
の回転がロックされるので、指を損傷させることが回避
され、しかも、釣糸放出後のベールの釣糸巻取り状態へ
の復帰もハンドルによるロータの巻取り方向の回転操作
で自動的にスムースに行うことができ、ベールを直接手
でもって返さなくてすむので、ベールの復帰操作性が向
上し、釣糸放出後直ちに巻取を開始することができ、快
適な釣を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における魚釣用スピニング
リールを示した側面断面図である。
【図2】本発明の実施形態例における魚釣用スピニング
リールの拡大側面断面図である。
【図3】図2の矢視A方向の断面図である。
【図4】本発明の実施形態例における魚釣用スピニング
リールを示した要部周りの拡大側面断面図である。
【図5】図4における矢視B方向の断面図である。
【図6】本発明の実施形態例における魚釣用スピニング
リールを示した要部周りの拡大正面断面図である。
【図7】本発明の作用状態を示す要部周りの拡大側面断
面図である。
【図8】本発明の作用状態を示す要部周りの拡大正面断
面図である。
【符号の説明】
10 リール本体 12 ハンドル 16 スプール軸 20 ロータ 28 ドラグ機構 38 回転軸筒 22A 支持アーム部 22B 支持アーム部 24A 枢軸部材 24B 枢軸部材 26A ベール支持部材 26B ベール支持部材 39 係合体 39c 係止溝(係止部) 40 支持体 43 係止体 45 移動部材 60 キック部材 61 作動杆 63 バネ片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル操作に連動回転するロータにベー
    ル支持部材を釣糸巻取位置と釣糸放出位置とに反転自在
    に支持し、前記ロータの巻取り回転により前記ベール支
    持部材を釣糸放出位置から釣糸巻取位置に復帰させる復
    帰機構を備えた魚釣用スピニングリールにおいて、 スプールの内側に回り止めされた支持体に係止体を径方
    向に変位可能に取付けて該係止体をスプール軸に回り止
    めされた係止部に係脱可能とし、 前記ロータと共に回転して前後方向に移動可能に設けら
    れ前記係止体を径方向に移動制御する移動部材を有して
    なり、 前記ベール支持部材の釣糸巻取位置から釣糸放出位置へ
    の移動操作に連動して前記移動部材を移動させることに
    より、前記スプール軸の係止部に前記係止爪を係合させ
    てスプールを回転不能状態にすると共に、前記ベール支
    持部材の釣糸巻取装置への復帰操作に連動して移動する
    前記移動部材を介して前記係止体を係止より離間させて
    スプールを回転可能状態に切換え可能としたことを特徴
    とする魚釣用スピニングリール。
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