JPH09140303A - スピニングリールの制動機構 - Google Patents

スピニングリールの制動機構

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JPH09140303A
JPH09140303A JP7301225A JP30122595A JPH09140303A JP H09140303 A JPH09140303 A JP H09140303A JP 7301225 A JP7301225 A JP 7301225A JP 30122595 A JP30122595 A JP 30122595A JP H09140303 A JPH09140303 A JP H09140303A
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rotating
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純 佐藤
Takeshi Ikuta
剛 生田
Yasuhiro Hitomi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータをロックさせることなく制動状態の保
持と制動解除とを簡単に切換えできるようにする。 【解決手段】 スピニングリールのロータ制動機構は、
ハンドルにより両方向に回転する回転枠を制動する機構
であって、制動レバー30と制動部本体31とを有する
制動部20と、制動保持部21とを備えている。制動部
本体31は、ボディ2aに回転自在に支持され、ロータ
3の糸繰り出し方向に一体に回転する回転円筒41と、
回転円筒41に回転不能に支持された制動円筒40とを
有している。制動レバー30は制動円筒40を制動す
る。制動保持部21は、90度揺動する揺動軸60と、
揺動軸60の揺動により進退する移動軸61とを有し、
移動軸61で制動レバー30を押圧することで、制動レ
バー30を制動位置と制動解除位置とで切換可能であり
かつ制動レバー30を制動位置で保持可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動機構、特に、
ハンドルにより両方向に回転する回転枠を制動するスピ
ニングリールの制動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピニングリールには、ロータ
(回転枠の一例)の逆転(糸繰り出し方向への回転)を
防止する逆転防止機構と、スプールの空転度合いを調節
するドラグ機構とが設けられている。この種のスピニン
グリールで磯釣りを行う場合、通常、遠方に仕掛けを投
げられるように比較的細い糸が使用される。このような
細い糸はよれやすいため、ドラグ機構が作動すると、釣
り糸がよれてそれ以降の釣りを行えなくなることがあ
る。これを防止するためにはスプールが空転しないよう
にドラグ機構を強く締める必要がある。ところが、ドラ
グ機構を強く締めると、スプールが殆どロックしロータ
も逆転防止機構によりロックしているので、思わぬ大物
が掛かったときに糸切れが生じたり竿の穂先が折れる等
のトラブルに見舞われる可能性がある。
【0003】これを防止するために、このような磯釣り
をおこなう場合、逆転防止機構をオフしてハンドルを正
逆転させて魚とのやりとりを行うことがある。このよう
に逆転防止機構をオフしてハンドルでロータを正逆転さ
せて魚とやりとりするためには、張力に応じてロータの
逆転量を調整しなければならないため、熟練した複雑な
操作が必要になる。
【0004】そこで、ロータを張力に応じて逆転させて
簡単に魚とやりとりするため、リール本体にロータの逆
転量を調整するための制動レバーを設けたスピニングリ
ールが知られている。このスピニングリールは、逆転防
止機構と、ロータの糸繰り出し方向の回転に連動する回
転部材と、制動レバーを有し回転部材を制動する制動部
材とを備えている。このスピニングリールでは、逆転防
止機構をオフした状態で制動レバーを操作してロータに
制動力を作用させることで、逆転量の調整を簡単なレバ
ー操作で行える。しかも、糸繰り出し時に、ロータが回
転するので細い糸を使用しても糸がよれにくくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
ロータの逆転量を調整するためには逆転防止機構をその
都度オフしなければならず、その操作が煩わしい。も
し、逆転防止機構をオフするのを忘れてオンした状態で
思わぬ大物が掛かったときには、前述したドラグ機構を
強く締めた状態と同じようにロータがロックしているの
で、糸切れが生じたり、竿の穂先が折れるトラブルに見
舞われる可能性がある。そこで、この制動レバーを有す
るスピニングリールにおいて、逆転防止機構を外してロ
ータを両方向に常に回転可能にさせることが考えられ
る。しかし、逆転防止機構がないと、釣り場を移動する
ときやリールを収納するとき、制動レバーを操作してロ
ータに制動をかけなければ、ロータが移動時に糸繰り出
し方向に回転して釣り糸が不要にリールから繰り出され
てしまう。
【0006】本発明の課題は、ロータが両方向に回転自
在なスピニングリールの糸繰り出し方向の回転におい
て、回転枠をロックさせることがない制動状態への保持
と制動状態の解除とを必要に応じて簡単に行えるように
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールの制動機構は、ハンドルにより両方向に回転する
回転枠を制動するスピニングリールの制動機構であっ
て、回転部材と制動部材と切換部材とを備えている。回
転部材はリール本体に回転自在に支持され、回転枠の糸
繰り出し方向の回転にのみ連動して回転する。制動部材
は回転部材を制動する。切換部材は制動部材を制動位置
と制動解除位置とで切換可能でありかつ制動位置で保持
可能である。ここでは、たとえば、釣り場を変えるとき
等の回転枠の糸繰り出し方向への回転停止が必要なとき
には、切換部材により制動部材を制動位置に切り換える
だけで制動部材が制動位置に保持されるので、回転枠を
ロックさせることなく制動状態に保持して糸繰り出し方
向への回転を防止できる。また、魚とのやりとりのとき
等の糸繰り出し方向への回転停止が不必要なときには、
切換部材により制動部材を制動解除位置に切り換えるだ
けで簡単に糸繰り出し方向へ回転枠を回転させることが
できる。
【0008】発明2に係るスピニングリールの制動機構
は、発明1記載の制動機構において、回転部材は回転枠
の内周側に配置され、ワンウェイクラッチを介して回転
枠と糸繰り出し時に一体回転する。発明3に係るスピニ
ングリールの制動機構は、発明1または2記載の制動機
構において、制動部材は、リール本体に揺動自在に支持
され回転部材を制動可能な制動レバーであり、切換部材
は、制動レバーを制動位置と制動解除位置とで揺動可能
でありかつ制動位置で保持可能である。ここでは、制動
レバーを制動位置に保持することで簡単な構成で回転枠
の糸繰り出し方向の回転を停止できる。
【0009】発明4に係るスピニングリールの制動機構
は、発明3記載の制動機構において、切換部材は、リー
ル本体の後部にスプール軸と平行な軸回りに揺動自在に
支持された揺動部材と、揺動部材の揺動に応じて制動レ
バーを制動位置に保持する進出位置と制動解除位置にす
る後退位置とに進退する進退部材とを有している。ここ
では、揺動部材を揺動させるだけで回転部材を制動位置
に確実に保持でき、回転枠の糸繰り出し方向への回転を
停止できる。
【0010】発明5に係るスピニングリールの制動機構
は、発明1記載の制動機構において、回転部材は、リー
ル本体に回転自在に支持されハンドルに連動するマスタ
ーギヤとワンウェイクラッチを介して糸繰り出し時に一
体回転する。ここでは、回転枠に連動するマスターギヤ
を制動することで、小さな力で強力な制動力が得られ
る。
【0011】発明6に係るスピニングリールの制動機構
は、発明5記載の制動機構において、回転部材は、マス
ターギヤにワンウェイクラッチを介して連結された筒状
部材を有し、制動部材は、筒状部材の外周に並べて配置
された複数のリング部材と、リング部材に圧接可能に筒
状部材の外周に移動可能に配置された圧接部材とを有
し、切換部材は、筒状部材の外周に前記リング部材の間
に配置され、外周に凹凸部を有するストッパ部材と、ス
トッパ部材の凹凸部に噛み合う位置と凹凸部から離脱す
る位置とに移動可能な爪部材とを有している。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔全体構成〕図1に示す本発明の一実施形態によるスピ
ニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2と、
リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ3
と、ロータ3の前部に配置され釣り糸を巻き取るスプー
ル4とを備えている。
【0013】リール本体2はボディ2aを有しており、
その上部にはスピニングリールを釣り竿に取り付けるた
めの取付部2bが形成されている。取付部2bの上面は
釣り竿に密着する取付面2cとなっている。ボディ2a
の内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機
構5と、ロータ3を制動するためのロータ制動機構6
と、スプール4を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動さ
せてスプール4に釣り糸を均一に巻き取るためのレベル
ワインド機構7とが設けられている。
【0014】ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの
側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び
第2アーム部3cとを有している。円筒部3aの前壁3
dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成さ
れている。この貫通孔3eにスプール軸8及びピニオン
ギヤ12(後述)が貫通している。第1アーム部3bの
先端と第2アーム部3cの先端部との間には、揺動自在
にベール9が設けられている。
【0015】スプール4は、ロータ3の第1アーム部3
bと第2アーム部3cとの間に配置されており、スプー
ル軸8の先端にドラグ機構(図示せず)を介して装着さ
れている。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻
き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後部に一体成形された
スカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に固定された
フランジ部4cとを有している。スプール軸8は、レベ
ルワインド機構7により前後方向に移動可能である。
【0016】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するマスターギヤ11
と、このマスターギヤ11に噛み合うピニオンギヤ12
とを有している。ハンドル軸10は、リール本体2に回
転自在に支持されている。ピニオンギヤ12は筒状に形
成されており、その前部12aはロータ3中心部を貫通
してスプール4側に延びている。 〔ロータ制動機構の構成〕ロータ制動機構6は、制動部
20と、制動部20を制動状態に保持する制動保持部2
1とを有している。
【0017】制動部20は、図1及び図2に示すよう
に、ボディ2aに揺動自在に支持された制動レバー30
と、制動レバー30により制動される制動部本体31
と、制動部本体31をロータ3の糸繰り出し方向の回転
にのみ連動して回転させるワンウェイクラッチ32とを
有している。制動レバー30は、ボディ2aと取付部2
bとの境界部分において、ボディ2aに支持軸33によ
り回転自在に支持されており、かつ図示しない付勢部材
により矢印A(反時計回り)に付勢されている。制動レ
バー30は、支持軸33から湾曲して斜め上方に延びる
操作レバー部30aを有しており、支持軸33から湾曲
して斜め下方に延びる先端には、制動作用部30bが設
けられている。
【0018】制動部本体31は、図2及び図3に示すよ
うに、ロータ3の内周側にロータ3と同芯に配置された
制動円筒40と、制動円筒40を揺動自在かつ回動不能
に支持する回転円筒41と、ボディ2aに取り付けられ
た制動シュー42とを有している。制動円筒40は有底
円筒形状であり、その外周面40aの先端が制動シュー
42と制動レバー30の制動作用部30bとの間に配置
される。制動円筒40は、その中心部に内方に折れ曲が
った支持面40cを有している。支持面40cは、円筒
形状である。制動円筒40の底面40bには、十字状の
係合溝43が形成されている。この係合溝43は支持面
40cの端部まで延びている。
【0019】回転円筒41は、前端がワンウェイクラッ
チ32によってロータ3の糸繰り出し方向の回転には一
体で回転し、巻取時にはロータ3の回転力が作用しない
ように支持され、後端が軸受44によってボディ2aに
回転自在に支持されている。回転円筒41の中間部外周
には、支持面40cを支持するための自在継手部45が
設けられている。自在継手部45は、回転円筒41にね
じ込まれ外周面に球面の一部が形成された回転リング部
45aと、回転リング部45aの周面から十字状に外方
に突出する円柱状の4つの係合突起45bとを有してい
る。この係合突起45bが係合溝43に係合しかつ支持
面40cが回転リング部45aに支持されることで、制
動円筒40が回転円筒41に回転不能かつ揺動自在に支
持される。
【0020】回転リング部45aの両側には、図4に示
すように、1対のバネ受けリング46が接触して配置さ
れている。右側のバネ受けリング46と軸受44との間
及び左側のバネ受けリング46とワンウェイクラッチ3
2との間には、制動円筒40の先端を、制動シュー42
と制動レバー30の制動作用部30bとに接触しない所
定の姿勢に維持するための円錐コイルバネ47が圧縮状
態で配置されている。
【0021】このように、制動円筒40が回転不能かつ
揺動自在に回転円筒41に支持されているので、制動レ
バー30により制動をかけたときには制動円筒40が図
2に2点鎖線で示す位置に傾く。しかし、制動円筒40
が回転円筒41に揺動自在に支持されているので制動時
に回転円筒41やピニオンギヤ12に曲げモーメントが
作用せずこれらがコゼにくくなり、ロータ3の回転に影
響を及ぼさず回転が重くなりにくい。
【0022】ワンウェイクラッチ32は外輪遊転型のも
のであり、図5に示すように、ロータ3の円筒部3aの
内周面に回転不能に連結された外輪50と、ロータ制動
機構6の回転円筒41の外周面に回転不能に連結された
内輪51と、外輪50と内輪51との間に配置された円
柱状の転動ローラ52と、転動ローラ52を付勢する与
圧バネ53とを有している。
【0023】外輪50は円筒リング形状であり、内輪5
1の外周には、丸みを帯びた鋸歯状の凹凸部51aが形
成されている。凹凸部51aは、傾斜がきつい第1傾斜
面51cと、それより傾斜がゆるい押圧面である第2傾
斜面51dとを有している。この第2傾斜面51dと外
輪50との間に転動ローラ52が挟まれると外輪50か
ら内輪51に回転力が伝達される。転動ローラ52の直
径は、凹凸部51aの凸部と外輪50の内周との隙間
(最小隙間)より大きく、凹凸部51aの凹部と外輪5
0の内周との隙間(最大隙間)より小さい。凹凸部51
aの両側部には転動ローラ52を案内するための案内壁
51bが形成されており、転動ローラ52は、案内壁5
1b間で凹部を移動可能である。なお、与圧バネ53
は、転動ローラ52を最小隙間方向に付勢するものであ
り、この実施形態では外輪遊転型のためそのバネ力をあ
まり強くする必要はない。
【0024】このワンウェイクラッチ32では、ロータ
3が図5に矢印で示す時計回り(糸繰り出し方向)に回
転すると、与圧バネ53により付勢された転動ローラ5
2が第2傾斜面51dを最小隙間方向に移動して外輪5
0に圧接し、ロータ3の回転力が外輪50、転動ローラ
52を介して内輪51に伝達されロータ3と回転円筒4
1とを一体回転させる。また、逆に反時計回り(糸巻取
方向)に回転すると転動ローラ52が与圧バネ53の付
勢力に抗して最大隙間方向に移動し、転動ローラ52が
外輪50から離脱して外輪50だけが空転し、ロータ3
の回転力は回転円筒41には伝達されない。ここでは、
外輪遊転型のワンウェイクラッチ32を用いたので、逆
転時に高速回転するほど転動ローラ52が遠心力により
外方に付勢され外輪50との圧接力が強まり、制動開始
時の動作が安定するとともに係合中に転動ローラ52が
外輪50から離脱しにくくなる。また、逆回転時に与圧
バネ53にその付勢力に抗する力が作用しないので、与
圧バネ53を強くする必要がない。このため、正転時の
回転が重くならない。
【0025】制動保持部21は、制動レバー30を図6
に示す制動解除位置と図7に示す制動位置との間で切換
可能でありかつ制動位置で制動レバー30を保持可能で
ある。制動保持部21は、ボディ2aの後部にスプール
軸8と平行な軸回りに回転自在に支持された揺動軸60
と、揺動軸60の先端に回動不能かつ軸方向に移動自在
に支持された移動軸61と、揺動軸60と移動軸61と
の間に配置され移動軸61を前方に付勢する調整バネ6
2とを有している。
【0026】揺動軸60の後端には揺動レバー63が回
転不能に取り付けられており、揺動軸60は揺動レバー
63により左45度(図6の位置)と右45度(図7の
位置)との間で90度揺動する。揺動軸60の軸芯部に
は、調整ネジ64がねじ込まれている。調整ネジ64の
先端は、揺動軸60に軸方向に移動自在に直径上に装着
された調整ピン65に当接している。調整ピン65の両
端は揺動軸60から外方に延びており、調整バネ62の
後端に接触している。調整ネジ64により調整ピン65
を軸方向に前後に移動させることで調整バネ62のバネ
強さ(移動軸61への付勢力)を調節可能である。ま
た、揺動軸60の先端には移動軸61との結合用のスプ
ライン歯60aが形成されている。
【0027】移動軸61は、先端に制動レバー30に形
成された当接面30cに当接可能な当接部61aを有し
ている。当接部61aは、ボディ2aに移動自在に支持
されている。また、移動軸61は、当接部61aに連な
る大径部61bを有している。大径部61bの中心部に
は、揺動軸60のスプライン歯60aに係合するスプラ
イン溝61cが形成されている。大径部61bの外周面
には、径方向に突出する円柱状のカム突起61dが設け
られている。このカム突起61dは、ボディ2aに形成
された傾斜カム66に沿って移動するように配置されて
いる。このカム突起61dが、揺動軸60の揺動および
調整バネ62の付勢力により傾斜カム66にそって移動
することで、移動軸61が軸方向に進退する。 〔リールの操作及び動作〕キャスティング時には、ベー
ル9を糸開放姿勢側に倒し、釣り竿を振り出すことによ
り、スプール4の外周に巻かれた釣り糸が繰り出され
る。
【0028】釣り糸巻き上げ時には、ベール9を糸巻取
姿勢に戻す。この状態でハンドル1を回転させると、こ
の回転力はハンドル軸10、マスターギヤ11を介して
ピニオンギヤ12に伝達される。このピニオンギヤ12
に伝達された回転力は、ピニオンギヤ前部12aを介し
てロータ3に伝達される。このとき、ロータ3は、糸巻
取方向に回転するので、この回転力は、前述したように
ワンウェイクラッチ32により回転円筒41には伝達さ
れない。また、ピニオンギヤ12が回転すると図示しな
い中間ギヤによりその回転がレベルワインド機構7に伝
達され、スプール軸が前後方向に往復移動する。
【0029】ロータ3を逆転(糸繰り出し方向の回転)
させて魚とやりとりするときには、揺動レバー63を左
45度に揺動させて制動解除状態にする。揺動レバー6
3を右45度から左45に揺動すると、カム突起61d
が傾斜カム66に沿って後退し、移動軸61が後退す
る。そして、制動レバー30が図示しない付勢部材によ
って制動解除位置まで復帰する。この状態で制動レバー
30を操作し魚とのやりとりを行う。釣り糸が魚により
引かれてロータ3が逆転すると、前述したように、その
回転力がワンウェイクラッチ32を介して回転円筒41
に伝達され、さらに自在継手部45を介して制動円筒4
0に伝達され、制動円筒40がロータ3と一体で回転す
る。そして、制動レバー30を図1の矢印Aと逆方向に
揺動すると、制動作用部30bが制動円筒40の外周面
40aの先端内周を押圧し、制動円筒40を図2に2点
鎖線で示す位置に傾け、外周面40aの先端外周を制動
シュー42に圧接する。この結果、逆転するロータ3に
制動力が作用する。この制動レバー30に加える力を加
減することで制動力を調整してロータ3の逆転量を任意
に調整できる。また、このとき、制動円筒40が回転円
筒41に自在継手部45により揺動自在に支持されてい
るので、ピニオンギヤ12にそれをコゼようとする力が
作用せず、ロータ3の回転が重くなることがない。ま
た、外輪遊転型のワンウェイクラッチ32を用いている
ので、ロータ3の回転が逆転して高速回転しても、高速
回転するほど転動ローラ52と外輪50との圧接力が強
まり、制動開始時の動作が安定する。
【0030】釣り場を移動するときやリールを収納する
ときには、揺動レバー63を左45度から右45度に揺
動させて、制動保持部21を前進させる。制動レバー6
3を揺動すると、揺動軸60が揺動しスプライン結合さ
れた移動軸61も揺動する。移動軸61が揺動すると、
その大径部61bの外周面に設けられたカム突起61d
が傾斜カム66に沿って前方に移動し、移動軸61が前
進して当接部61aの先端が制動レバー30の当接面3
0cに当接して制動レバー30を制動位置に揺動する。
制動レバー30を制動位置にすると、前述した制動時の
動作と同様にして制動円筒40が制動される。揺動レバ
ー63を右45度に位置すると移動軸61は、進出状態
に維持され制動レバー30も制動位置に保持される。こ
の時の制動力は、調整ネジ64のねじ込み位置を変更し
て調整バネ62のバネ力を調整することで任意に変更で
きる。ここでは、揺動レバー63を右45度に配置した
状態で魚がかかってもロータ3が完全にロックしないの
で、釣り糸に無理な力が作用しない。 〔他の実施形態〕 (a) 前述した実施形態に代えて、図8に示すような
構成の制動保持部21aでもよい。この制動保持部21
aは、ボディ2aの後端にスプール軸8と平行に配置さ
れ、回転自在に支持された揺動軸70と、揺動軸70の
先端に回転不能かつ軸方向に移動自在にスプライン結合
された傾斜カム71と、揺動軸70と偏芯して配置さ
れ、ボディ2aに移動自在に支持された押圧ピン72と
を有している。揺動軸70の後端には揺動レバー73が
回転不能に取り付けられており、揺動軸70は揺動レバ
ー73により右45度と左45度(図8の位置)との間
で90度揺動する。揺動軸70の軸芯部には、調整ネジ
74がねじ込まれている。調整ネジ74の先端は傾斜カ
ム71の内部に当接している。傾斜カム71は円柱状の
部材であり、その先端部には傾斜面71aと平坦面71
bとが形成されている。押圧ピン72の後端部は、制動
レバー30に付勢されて常に傾斜面71a又は平坦面7
1bに当接している。また、押圧ピン72の後端部には
抜け止め用のフランジ75が装着されている。この実施
形態では、調整ネジ74のネジ込み量により押圧ピン7
2の進出位置を任意に調整できる。
【0031】この制動保持部21aでは、揺動レバー7
3を左45度から右45度に揺動させて、制動保持部2
1aを前進させる。制動レバー73を揺動すると、揺動
軸60が揺動しスプライン結合された傾斜カム71も揺
動する。傾斜カム71が揺動すると、傾斜面71aに当
接した押圧ピン72が揺動に連れて前進し、その先端が
制動レバー30の当接面30cを押圧し、制動レバー3
0を制動位置に揺動する。制動レバー30を制動位置に
すると、前述した制動時の動作と同様にして制動円筒4
0が制動される。揺動レバー73を右45度に位置する
と、押圧ピン72は傾斜カム71の平坦面71bに当接
して進出状態に維持され制動レバー30も制動位置に保
持される。このときの制動位置は、調整ネジ74のねじ
込み量により任意に変更できる。
【0032】逆に揺動レバー73を右45度から左45
度に揺動すると、制動レバー30が図示しない付勢部材
によって制動解除位置まで復帰し、押圧ピン72が傾斜
カム71に沿って後退する。この実施形態でも前述した
実施形態と同様な効果が得られる。 (b) ロータ3と糸繰り出し方向に一体回転する制動
円筒40を制動する構成に代えて、ロータ3を回転させ
るためのマスターギヤ11のギヤ軸を制動してもよい。
【0033】この場合、図9に示すように、制動部20
bは、マスターギヤ11のギヤ軸11aに取り付けられ
たワンウェイクラッチ81と、ワンウェイクラッチ81
に装着された制動部本体82とを有している。制動部本
体82は、ワンウェイクラッチ81の外輪(図示せず)
に回転不能に装着された鍔付円筒90と、鍔付円筒90
の外周に配置された1対のドラグワッシャ91と、鍔付
円筒90の端部外周にねじ込まれた調整ツマミ92と、
調整ツマミ92とドラグワッシャ91との間に配置され
た1対の皿バネ93と、皿バネ93とドラグワッシャ9
1との間に配置されたバネ受け94とを有している。一
方のドラグワッシャ91は、鍔付円筒90の鍔部90a
に圧接可能に配置されている。また、1対のドラグワッ
シャ91の間には制動保持部21bを構成するストッパ
ギヤ95が配置されている。
【0034】制動保持部21bは、ストッパギヤ95
と、ストッパギヤ95に対向する位置においてボディ2
aにハンドル軸10の径方向に移動自在に支持されたス
トッパ爪96とを有している。ストッパ爪96はストッ
パギヤ95に噛み合い可能であり、ストッパギヤ95に
噛み合う位置と、ストッパギヤ95から離脱する位置と
の2つの位置の間で移動自在であり、かつ2つの位置で
保持可能である。
【0035】このように構成されたロータ制動機構で
は、ストッパ爪96をストッパギヤ95に噛み合う位置
に配置すると、調整ツマミ92で調整されたバネ力でド
ラグワッシャ91,91およびストッパギヤ95が鍔部
90aに圧接され、鍔付円筒90およびワンウェイクラ
ッチ81を介して糸繰り出し方向に回転するマスターギ
ヤ11が制動され、結果としてロータ3が制動される。
このような実施形態においても前記実施形態と同様な効
果が得られるとともに、制動円筒より径が小さいマスタ
ーギヤ11のギヤ軸11aを制動するので、小さい力で
より強力な制動力が得られる。
【0036】また、この場合、制動レバー30を用いる
ことなくロータ3を制動状態に保持できるので、制動レ
バー30を有していない通常のスピニングリールにも本
発明を適用できる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るスピニングリールの制動機
構では、たとえば、釣り場を変えるとき等の回転枠の糸
繰り出し方向への回転停止が必要なときには、切換部材
により制動部材を制動位置に切り換えるだけで制動部材
が制動位置に保持されるので、回転枠をロックさせるこ
となく制動状態に保持して糸繰り出し方向への回転を確
実に防止できる。また、魚とのやりとりのとき等の糸繰
り出し方向への回転停止が不必要なときには、切換部材
により制動部材を制動解除位置に切り換えるだけで簡単
に糸繰り出し方向へ回転枠を回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの一部破断側面図。
【図2】制動部の要部拡大断面図。
【図3】制動部本体の一部破断斜視図。
【図4】継手部の拡大断面図。
【図5】ワンウェイクラッチの一部断面図。
【図6】制動保持部の要部拡大断面図。
【図7】制動保持部の動作を説明する要部拡大断面図。
【図8】他の実施形態の図7に相当する図。
【図9】他の実施形態のロータ制動機構を示す要部拡大
断面図。
【符号の説明】
1 ハンドル 3 ロータ 6 ロータ制動機構 11 マスターギヤ 20 制動部 21 制動保持部 30 制動レバー 31 制動部本体 32,81 ワンウェイクラッチ 40 制動円筒 41 回転円筒 43 係合溝 45 自在継手部 45a 係合突起 47 円錐コイルバネ 60,70 揺動軸 61 移動軸 72 押圧ピン 90 鍔付円筒 91 ドラグワッシャ 92 調整ツマミ 95 ストッパギヤ 96 ストッパ爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルにより両方向に回転する回転枠を
    制動するスピニングリールの制動機構であって、 リール本体に回転自在に支持され、前記回転枠の糸繰り
    出し方向の回転にのみ連動して回転する回転部材と、 前記回転部材を制動する制動部材と、 前記制動部材を制動位置と制動解除位置とで切換可能で
    ありかつ前記制動位置で保持可能な切換部材と、を備え
    たスピニングリールの制動機構。
  2. 【請求項2】前記回転部材は前記回転枠の内周側に配置
    され、ワンウェイクラッチを介して前記回転枠と糸繰り
    出し時に一体回転する、請求項1記載のスピニングリー
    ルの制動機構。
  3. 【請求項3】前記制動部材は、前記リール本体に揺動自
    在に支持され前記回転部材を制動可能な制動レバーであ
    り、 前記切換部材は、前記制動レバーを前記制動位置と制動
    解除位置とで揺動可能でありかつ前記制動位置で保持可
    能である、請求項1または2記載のスピニングリールの
    制動機構。
  4. 【請求項4】前記切換部材は、前記リール本体の後部に
    スプール軸と平行な軸回りに揺動自在に支持された揺動
    部材と、前記揺動部材の揺動に応じて前記制動レバーを
    制動位置に保持する進出位置と制動解除位置にする後退
    位置とに進退する進退部材とを有している、請求項3記
    載のスピニングリールの制動機構。
  5. 【請求項5】前記回転部材は、前記リール本体に回転自
    在に支持され前記ハンドルに連動するマスターギヤとワ
    ンウェイクラッチを介して糸繰り出し時に一体回転す
    る、請求項1記載のスピニングリールの制動機構。
  6. 【請求項6】前記回転部材は、前記マスターギヤに前記
    ワンウェイクラッチを介して連結された筒状部材を有
    し、 前記制動部材は、前記筒状部材の外周に並べて配置され
    た複数のリング部材と、前記リング部材に圧接可能に前
    記筒状部材の外周に移動可能に配置された圧接部材とを
    有し、 前記切換部材は、前記筒状部材の外周に前記リング部材
    の間に配置され、外周に凹凸部を有するストッパ部材
    と、前記ストッパ部材の凹凸部に噛み合う位置と前記凹
    凸部から離脱する位置とに移動可能な爪部材とを有して
    いる、請求項5記載のスピニングリールの制動機構。
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