JP2516031Y2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2516031Y2
JP2516031Y2 JP1990109525U JP10952590U JP2516031Y2 JP 2516031 Y2 JP2516031 Y2 JP 2516031Y2 JP 1990109525 U JP1990109525 U JP 1990109525U JP 10952590 U JP10952590 U JP 10952590U JP 2516031 Y2 JP2516031 Y2 JP 2516031Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リール本体に対して回転不能に取付けたス
プール軸を、釣り糸の巻取り操作に連動して前記スプー
ル軸軸心方向に往復移動可能に設けてあるスピニングリ
ールに関する。
〔従来の技術〕
従来、上記スピニングリールにおいては、スプール軸
に対してスプールを回転しない状態に取付け、組付け手
順を考慮して180°位相を違えた状態でのみスプールを
スプール軸に対して着け替えできるようにしてあった。
このように、スプールを回転しない状態に組付けるの
は、主としてドラグ機構を採用した場合に、キャスティ
ング時にドラグがその絞め付け力に抗してすべりを生
じ、仕掛けが釣り人の意図しないタイミングで投げ出さ
れるのを防止することがねらいである。
〔考案が解決しようとする課題〕
但し、キャスティング時には、ロータ回転駆動用のハ
ンドルの停止位相、スプールの取り付け状態を最良の状
態に設定して、さらに、釣り竿の先端より「オモリ」ま
での所謂「たらし長さ」を釣り人の個有長さに設定する
ことが仕掛けの遠投能力につながる一面もある。ここ
に、「たらし長さ」を一度の設定で決定することは難し
く、キャスティング動作を繰返し乍ら細かく調節するこ
とが必要である。
そこで、前記スプールが180°位相を違えた状態でス
プール軸に対して付け替え使用できるので、この方式を
利用して、「たらし長さ」を調節する場合には、一旦ス
プールをスプール軸より取外し、釣り糸を巻取るなり繰
出すなりして半巻き分だけの調節を行っていた。
しかし、これでは調節巾が大きすぎる為に、実願平2-
78897号で提案したように、更に細かい調節を行えるよ
うにし、使い易さを考慮していた。
これにより、より細かい「たらし長さ」の調節が可能
であるが、この場合にも、スプールをスプール軸に対し
て取付取外す操作が必要で、その面での改善の余地が残
されていた。
本考案の目的は、スプールのスプール軸に対する取付
形態を簡単に変更することによって、操作性良く「たら
し長さ」を調節できるものを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、前記スプール軸に対してロ
ーラ型のワンウェイクラッチのみを介してスプールを取
り付け、前記スプールを糸巻取り方向に回転可能にかつ
糸繰り出し方向に回転不能に取付けてある点にあり、そ
の作用効果は次の通りである。
〔作用〕
「たらし長さ」の調節としては、あらかじめ望ましい
「たらし長さ」より長めにして、その状態よりスプール
をスプール軸に対して相対回転させ、釣り糸を巻取り、
「たらし長さ」を適正長さに調節する。スプールを回転
させて、目標「たらし長さ」に足らない場合であって
も、スプールがワンウエイクラッチによって糸繰り出し
方向への逆転が阻止されているので、逆転を阻止する操
作を必要とせず、引き続きスプールの回転操作を続ける
だけでよい。
(1)スプールをスプール軸に取付けたまま調節が行
え、 (2)任意の角度だけスプールを回転させて「たらし長
さ」を調節できる。
(3)ワンウエイクラッチがローラ型であるので、調節
が無段階で行える。
〔考案の効果〕
従って、調節操作が容易迅速に行えるようになり、か
つ、無段階に「たらし長さ」を調節できる。しかも、ス
プールだけを回転して行うので、他の部品、例えば、ハ
ンドルの停止位相等を再調節する必要がない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、リール本体(1)の前部にベー
ルアーム(2)を有したロータ(3)、及び、スプール
(4)夫々を備えると共に、その前端部にスプール
(4)を支持するスプール軸(5)を前後向き姿勢に配
設し、ハンドル(6)と連動連結する駆動ギヤ(7)と
噛合するピニオンギヤ(8)からの動力を筒軸(9)を
介してロータ(3)に伝える伝動系、及びピニオンギヤ
(8)からの回転動力を往復動力に変更してスプール
(4)に伝えるオシレーティング(S)夫々を備えてス
ピニングリールを構成する。
このリールは、所謂、投釣りに用いられるものであ
り、このリールを投釣りに用いる場合には、第2図に示
す如く、釣り竿(10)に取付けると共に、釣り竿(10)
の先端から仕掛(11)のオモリ(11A)の位置までの釣
り糸(R)の「たらし長さ」(L)を所望の値に決める
必要があり、このリールでは、「たらし長さ」(L)の
微調節を行えるよう、前記スプール(4)をワンウェイ
クラッチ(12)を介してスプール軸(5)に取付けてあ
る。つまり、スプール軸(5)にローラ型としての斜状
コロ式のワンウェイクラッチ(12)を外嵌すると共に、
このワンウェイクラッチ(12)におけるアウタレース
(12A)の外周面を小判形断面にして、スプール(4)
をワンウェイクラッチ(12)のアウタレース(12A)と
一体で回転可能に構成すると共に、スプール軸(5)前
端の止め付けノブ(13)によってスプール(4)を取外
し180°位相を替えて取付け可能である。又、ワンウェ
イクラッチ(12)の作用によって、スプール(4)を糸
巻取り方向に回転でき、糸繰出し方向へ回転させること
はできない。
そこで、「たらし長さ」を調節する場合には必要長さ
より長めに「たらし長さ」を採り、スプール(4)を回
転させて糸を必要長さだけ巻取ることによって、「たら
し長さ」を所望長さに調節できる。
第4図乃至第6図に示すように、前記スプール(4)
の後端スカート面に前後方向に沿った凹入溝(4A)を形
成し、この凹入溝(4A)の径を釣り糸(R)の使用号数
に適合したものに形成する。このような凹入溝(4A)を
スカート面の円周方向複数箇所に形成し、夫々、適合号
数を異ならせる。従って、使用号数に対応した凹入溝
(4A)を選択して、その凹入溝(4A)内に釣り糸(R)
を載置する。第4図及び第5図に示すように、その凹入
溝(4A)より更に後方に円周溝(4B)を形成し、この円
周溝(4B)に3〜4回釣り糸の端部を巻付け糸止め処理
を行うことができる。円周溝(4B)に、第6図に示すよ
うに、2つの貫通穴(4a),(4a)を設け、釣り糸
(R)端を貫通穴(4a),(4a)に挿通する糸止め処理
を行ってもよい。
前記ワンウェイクラッチ(12)の替りに、スプール
(4)とスプール軸(5)とに亘って、スプール(4)
をスプール軸(5)に対して相対回転する状態と相対回
転しない状態とに切換えるだけの機構を設けてもよい。
例えばその機構としては、スプール(4)とスプール軸
(5)とを一体化する係合ピンを挿抜自在に構成するこ
とによって達成できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るスピニングリールの実施例を示し、
第1図は全体側面図、第2図はたらし長さを示す吊り具
の側面図、第3図はワンウェイクラッチを装着した状態
を示す縦断背面図、第4図及び第5図は夫々スプールの
スカート部に糸挿通用凹入溝を設けた状態を示す平面図
及び縦断側面図、第6図はスプールのスカート部に糸挿
通用凹入溝を設けると共に、糸止め用の2つの小孔を設
けた状態を示す縦断側面図である。 (1)……リール本体、(4)……スプール、(5)…
…スプール軸、(12)……ワンウェイクラッチ、(R)
……釣り糸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体(1)に対して回転不能に取付
    けたスプール軸(5)を、釣り糸(R)の巻取り操作に
    連動してスプール軸軸心方向に往復移動可能に設けてあ
    るスピニングリールであって、 前記スプール軸(5)に対してローラ型のワンウェイク
    ラッチ(12)のみを介してスプール(4)を取り付け、
    前記スプール(4)を糸巻取り方向に回転可能にかつ糸
    繰り出し方向に回転不能に取付けてあるスピニングリー
    ル。
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