JPH04136071U - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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Publication number
JPH04136071U
JPH04136071U JP4388991U JP4388991U JPH04136071U JP H04136071 U JPH04136071 U JP H04136071U JP 4388991 U JP4388991 U JP 4388991U JP 4388991 U JP4388991 U JP 4388991U JP H04136071 U JPH04136071 U JP H04136071U
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JP
Japan
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spool
fishing line
rotating member
shaft
engaging member
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Pending
Application number
JP4388991U
Other languages
English (en)
Inventor
修 吉川
Original Assignee
株式会社シマノ
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Publication date
Application filed by 株式会社シマノ filed Critical 株式会社シマノ
Priority to JP4388991U priority Critical patent/JPH04136071U/ja
Publication of JPH04136071U publication Critical patent/JPH04136071U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプールからの釣り糸繰り出し時にはハンド
ルを回転させず、釣り糸に対してあまり張力を作用させ
ることの無いスピニングリールを構成する。 【構成】 リール本体2に設けられたスプール5を支持
するスプール軸13に回転部材14を外嵌し、この回転
部材14との係合により、この回転部材14の回転を阻
止する係合部材19を係脱自在に設け、又、係合部材1
9を回転自在に構成し、この係合部材19の釣り糸巻き
取り方向への回転のみを許す一方向クラッチ20を配置
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピニングリールに関し、詳しくは、スプールからの釣り糸の繰り 出しを阻止する状態と、スプールからの釣り糸の繰り出しを許す状態とに切換自 在に構成された機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のように構成された機構としては実開昭63−64号公報に示され るものが存在し、この従来例では巻き取り伝動系の軸部材に設けたラチェットホ イールとリール本体の側に設けた爪体との係合により、この軸部材の逆転を阻止 するよう構成されるている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、実釣時におけるスピニングリールの扱いについて考えるに、実釣時に おいて、例えば、引きの強い魚とのやりとりを行う場合には、スプールからの釣 り糸の繰り出しを許すよう前記機構の機能を解除することも多い、しかし、この ように前述した機構の機能を解除した場合には、釣り糸の繰り出しと共に、ロー タが回転するので、極めて引きの強い魚とのやりとりを行う場合には、ロータと 連動するハンドルも高速で回転するため、このハンドルが釣り人の手に接触する 等危険な面もある。 又、実釣時にスピニングリールを用いた場合には、置き竿の状態でアタリを待 つことがあり、この場合には釣り糸に張力を作用させないよう釣り糸の繰り出し を許すよう前述と同様に前記機構の機能を解除することも多い、しかし、このよ うな状態でも、釣り糸の繰り出し時にはロータが回転することから、ハンドルの 連動系の抵抗に起因して釣り糸に多少の張力が作用する結果、魚のバラシに繋が ることもある。 尚、このように釣り糸に張力を作用させない状態でアタリを待つ魚として大型 のキスを例に挙げると、キスの習性として、食餌の際には餌を咥たまま安全な場 所に移動するため、この移動時に釣り糸に張力が作用すると、キスが異常を感じ て餌を放すことから、バラシに繋がっているのである。 本考案の目的は、スプールからの釣り糸繰り出し時にはハンドルを回転させず 、しかも、この釣り糸に対してあまり張力を作用させることのないスピニングリ ールを合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は、リール本体に設けられたスプールを支持するスプール軸に回 転部材を外嵌し、この回転部材との係合により、この回転部材の回転を阻止する 係合部材を係脱自在に設けると共に、この回転部材とスプール軸の間にスプール の釣り糸巻き取り方向への回転のみを許す一方向クラッチを配置する、若しくは 、係合部材を回転自在に構成し、この係合部材の釣り糸巻き取り方向への回転の みを許す一方向クラッチを備えて成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通 りである。
【0005】
【作用】
上記特徴を例えば図1及び図2に示すように構成すると、スプール5から釣り 糸を繰り出す際には、回転部材14と係合部材19との係合を解除することによ り、スプール軸13は自由状態となり、このスプール軸13と共にスプール5が 回転することで釣り糸の繰り出しが行われることになる。 又、スプール5からの釣り糸の繰り出しを阻止する場合には、回転部材14と 係合部材19とを係合状態に設定することによりスプール軸13の回転が拘束さ れるものとなり、又、この状態でもスプール5を釣り糸巻き取り方向に回転操作 した場合には、一方向クラッチ20がスプール軸13の回転を許すのでスプール 5に対する釣り糸の巻き取りを行い得るものとなる。 つまり、この考案では、スプール5からの釣り糸の繰り出しを必要とする場合 には、係合部材19の操作を行うことにより、従来のようにロータを回転させる こと無くスプール5のみの回転を行うので、回転が軽く行われるものとなり、し かも、投げ釣りを行う場合のように、釣り竿の先端から仕掛までの釣り糸の長さ 、即ち、「たらし長さ」を調整する際にはスプール5の回転操作により、この「 たらし長さ」を所望の値に設定することが可能になる。
【0006】
【考案の効果】
従って、スプールからの釣り糸繰り出し時にはハンドルが回転せず安全で、こ の繰り出し時には釣り糸に対してあまり張力を作用させることが無く、しかも、 「たらし長さ」も簡単に調節できるスピニングリールが合理的に構成されたので ある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2に示すように、ハンドル1を備えたリール本体2の前部にベール 3を有したロータ4、及び、スプール5夫々を配置すると共に、ハンドル軸6に よって駆動される駆動ギヤ7からの動力をピニオンギヤ8、筒軸9夫々を介して ロータ4に伝える伝動系、及び、ピニオンギヤ8からの動力を入力ギヤ10、螺 軸11、摺動子12夫々で成るオシレーティング機構によって往復運動に変換し てスプール軸13に伝える伝動系を備えてスピニングリールを構成する。
【0008】 このリールでは、スプール軸13とスプール5とを一体回転可能な状態で連結 してあり、このスプール軸13の後端部にはスプール軸13の回転を阻止する状 態と、許す状態とに切換自在な機構を備えている。 つまり、この機構は、スプール軸13の後端部にトルク伝動自在、かつ、スラ イド自在に外嵌する第1ギヤ14(回転部材の一例)と、切換レバー15によっ て軸16周りで揺動自在なフレーム17に支持された支軸18と一体回転する第 2ギヤ19(係合部材の一例)と、支軸18の回転を制御するローラ型の一方向 クラッチ20と、フレーム17を挟み込む状態で配置されたガイド板21,21 とで成っている。
【0009】 又、一方向クラッチ20は第1、第2ギヤ14、19が咬合する状態でスプー ル5の釣り糸繰り出し方向への回転を阻止するよう制御方向が設定され、切換レ バー15の操作により、図2に示すように、フレーム17の姿勢を設定すると、 第1、第2ギヤ14、19が咬合状態に達し、釣り糸の張力でスプール5に対し 釣り糸繰り出し方向への回転力が作用した場合には一方向クラッチ20により、 この回転が阻止されると共に、スプール5の釣り糸巻き取り方向への回転操作が 一方向クラッチ20によって許され、又、切換レバー15の操作で第1、第2ギ ヤ14、19の咬合を解除するようフレーム17の姿勢を設定するとスプール軸 13と共にスプール5の自由回転が許される。
【0010】 尚、このリールにおいても前述した従来例と同様に前記筒軸9に取り付けたラ チェットホイール25と爪体22とで成る逆転阻止機構がリール本体2の前部に 配置され、又、図3に示すように前記駆動ギヤ7の筒部7A,7Aの一端側はベ アリング23を介してリール本体2に支持し、又、他端側はベアリング23、及 び、芯出し用の中間プレート24を介してリール本体2に支持してある。
【0011】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、図4に示すように、スプール軸13に対 して一方向クラッチ20を介して回転部材14を外嵌し、この回転部材14の歯 部14Aに係脱する係合部材19を軸状に構成して実施するするとこが可能であ り、又、一方向クラッチをラチェットホイール型に構成することが可能であり、 又、スプールとスプール軸の間にドラグ機構を介装したスピニングリールにも適 用できる。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピニングリールの一部切欠き側面図
【図2】機構の縦断正面図
【図3】ハンドル軸部の断面図
【図4】別実施例の側面図
【符号の説明】
2 リール本体 5 スプール 13 スプール軸 14 回転部材 19 係合部材 20 一方向クラッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)に設けられたスプール
    (5)を支持するスプール軸(13)に回転部材(1
    4)を外嵌し、この回転部材(14)との係合により、
    この回転部材(14)の回転を阻止する係合部材(1
    9)を係脱自在に設けると共に、この回転部材(14)
    とスプール軸(13)の間にスプール(5)の釣り糸巻
    き取り方向への回転のみを許す一方向クラッチ(20)
    を配置する、若しくは、係合部材(19)を回転自在に
    構成し、この係合部材(19)の釣り糸巻き取り方向へ
    の回転のみを許す一方向クラッチ(20)を備えて成る
    スピニングリール。
JP4388991U 1991-06-12 1991-06-12 スピニングリール Pending JPH04136071U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4388991U JPH04136071U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 スピニングリール

Applications Claiming Priority (1)

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JP4388991U JPH04136071U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 スピニングリール

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Publication Number Publication Date
JPH04136071U true JPH04136071U (ja) 1992-12-17

Family

ID=31924147

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4388991U Pending JPH04136071U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 スピニングリール

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JP (1) JPH04136071U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07115882A (ja) * 1993-10-21 1995-05-09 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリールにおけるドラグ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110151U (ja) * 1974-07-11 1976-01-24

Patent Citations (1)

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JPS5110151U (ja) * 1974-07-11 1976-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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