JPH04129770U - 釣り用リールの逆転阻止機構 - Google Patents
釣り用リールの逆転阻止機構Info
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- JPH04129770U JPH04129770U JP3716291U JP3716291U JPH04129770U JP H04129770 U JPH04129770 U JP H04129770U JP 3716291 U JP3716291 U JP 3716291U JP 3716291 U JP3716291 U JP 3716291U JP H04129770 U JPH04129770 U JP H04129770U
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- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻き取り方向への操作時において騒音等を発
生させず、合わせ操作時には大きいショックを発生させ
ない逆転阻止機構を構成する。 【構成】 筒軸9に回転力を軸芯方向への移動力に変換
する案内構造を介して制動板14を外嵌し、この筒軸9
の巻き取り方向への回転時には、制動板14を所定の位
置に保持し、釣り糸繰り出し方向への回転時には、制動
板14が摩擦部材15と接触する位置まで変位すること
を許す移動制御手段Bを設ける。
生させず、合わせ操作時には大きいショックを発生させ
ない逆転阻止機構を構成する。 【構成】 筒軸9に回転力を軸芯方向への移動力に変換
する案内構造を介して制動板14を外嵌し、この筒軸9
の巻き取り方向への回転時には、制動板14を所定の位
置に保持し、釣り糸繰り出し方向への回転時には、制動
板14が摩擦部材15と接触する位置まで変位すること
を許す移動制御手段Bを設ける。
Description
【0001】
本考案は、釣り用リールの逆転阻止機構に関し、詳しくは、釣り用リールの巻
き取り操作系の釣り糸繰り出し方向への回転を阻止する機構の改良に関するもの
である。
【0002】
従来、上記のように構成された機構としては実開昭63−64号公報に示され
るものが存在し、この従来例では巻き取り伝動系の軸部材に設けたラチェットホ
イールとリール本体の側に設けた爪体との係合により、この軸部材の逆転を阻止
するよう構成されると共に、この軸部材が釣り糸繰り出し方向に回転した場合に
ラチェットホイールと爪体との接触を抑制して騒音を発生させないよう夫々の接
触を規制する規制手段を備えて構成されている。
【0003】
ここで、前述した従来例について考えるに、この従来例では、ハンドルを釣り
糸巻き取り方向に操作した場合にはラチェットホイールと爪体とが接触しない構
造であるため、耳障りな音の発生、夫々の部材の磨滅が抑制される等良好な面を
有する反面、巻き取り系が釣り糸繰り出し方向に回転した場合にはラチェットホ
イールと爪体とが直接接触するためショックを発生させることもある。
このことは、魚が掛かって合わせを行う場合に、短い時間内に釣り糸に大きい
張力が作用することを意味するものであり、釣り糸の切断、あるいは、魚のバラ
シに繋がるものとなり、改善の余地がある。
本考案の目的は、巻き取り操作系の巻き取り方向への操作時において騒音等の
不都合を生じないという良好な面を損なうこと無く、合わせ操作を行う場合には
大きいショックを発生させない逆転阻止機構を合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は、巻き取り伝動系の軸部材に回転力を軸芯方向への移動力に変
換する案内構造を介し制動材を外嵌すると共に、この軸部材の巻き取り方向への
回転時に、前記制動材を所定の位置に保持し、釣り糸繰り出し方向への回転時に
、この制動材の摩擦部材との接触位置までの変位を許す移動制御手段を設けて成
る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
上記特徴を例えば図1及び図2に示すように構成すると、釣り糸の巻き取り操
作時には軸部材9が回転しても、制動板14は所定の位置に保持され、軸部材9
には制動力が作用せず、又、釣り糸の張力等で軸部材9に逆転力が作用した場合
には、移動制御手段Bが制動板14の摩擦部材15との接触位置までの変位を許
すので、制動板14が案内構造Aからの力で摩擦部材15に接触して、この軸部
材9に制動力を作用させることになる。
つまり、この考案では、釣り糸の巻き取り時には制動板14が摩擦部材15に
接触することがないので、この部位において騒音を生じないばかりで無く、軸部
材9の逆転時には、この逆転量の増大に伴って、制動板14と摩擦部材15とが
、より接近するので、制動力の値は時間をかけて徐々に増大するものとなる。
【0006】
従って、巻き取り操作系の巻き取り方向への操作時において騒音発生等の不都
合を生ずること無く、合わせ操作を行う場合には大きいショックを発生させず、
魚のバラシ、釣り糸の切断を生じ難い逆転阻止機構が合理的に構成されたのであ
る。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4に示すように、ハンドル1を備えたリール本体2の前部にベール
3を有したロータ4、及び、スプール5夫々を配置すると共に、ハンドル軸6に
よって駆動される駆動ギヤ7からの動力をピニオンギヤ8、筒軸9(軸部材の一
例)夫々を介してロータ4に伝える伝動系、及び、ピニオンギヤ8からの動力を
入力ギヤ10、螺軸11、摺動子12夫々で成るオシレーティング機構によって
往復運動に変換してスプール軸13に伝える伝動系を備えてスピニングリールを
構成する。
【0008】
このリールでは、前記筒軸9の回転力を軸芯方向への移動力に変換する案内構
造Aを介して制動板14(制動材の1例)を外嵌してあり、この筒軸9が巻き取
り方向に回転する際には、制動板14を所定の位置に保持し、釣り糸繰り出し方
向に回転する際には、この制動板14が摩擦部材15と接触する位置まで変位す
ることを許す移動制御手段Bを設けている。
つまり、筒軸9には前記案内構造Aとして螺旋溝16Aを有した、スリーブ1
6を外嵌固定してあり、又、このスリーブ16の螺旋溝16Aに係入する状態に
前記制動板14を外嵌してある。
【0009】
この螺旋溝16Aは制動板14の回転を拘束した状態で、釣り糸繰出し方向へ
の回転時に、この制動板14をリール本体2の前方側に移動させるようリード角
を設定してあり、この制動板14の前方位置に摩擦部材15を設けてある。
又、筒軸9には制動板14をリール本体2側の所定位置に保持するバネ17を
外嵌してあり、リール本体2の切換レバー18によって制動板14の外周部に形
成されたギヤ部14Aに対して咬合する位置と、離間する位置とに切換自在に構
成されたギヤ19をローラ型の一方向クラッチ20を介して,前記切換レバー1
8と連係する軸21に支持してある。
【0010】
このギヤ19、及び、一方向クラッチ20夫々を併せたものが前記移動制御手
段Bであり、制動板14の外周部に形成されたギヤ部14Aに対して、移動制御
手段Bのギヤ19を咬合させておくと、ハンドル1で釣り糸の巻き取り操作を行
う場合には、一方向クラッチ20が制動板14の回転を許して、騒音を発生せず
円滑な巻き取りを可能にし、又、合わせ操作を行う場合等、釣り糸の張力でロー
タ4に逆転力が作用した場合には一方向クラッチ20が制動板14の回転を阻止
することから制動板14が摩擦部材15と接触する位置まで変位して、この巻き
取り系の逆転を阻止することになる。
【0011】
このリールでは前記ロータ4に形成された一対のアーム4A,4A部夫々に揺
動自在に支持された揺動アーム22,22に前記ベール3が支持され、この揺動
アーム22,22のうちの一方には、この揺動アーム22と、ビス23で固定さ
れる連結部材24とに挟み込まれる状態で支持されたベアリング25にブッシュ
26を介してラインローラ27が外嵌され、このブッシュ26の内面側にグリス
Gを貯留してラインローラ27の円滑を回転を行わせるように構成されている。
【0012】
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に、例えば、案内構造をカム型に構成するとこが可能
であり、又、両軸受リール等スピニングリール以外にも適用することが可能であ
る。
【0013】
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記
すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピニングリールの縦断側面図
【図2】逆転阻止機構の構造を表す断面図
【図3】スリーブの側面図
【図4】ラインローラ部の断面図
9 軸部材
14 制動材
15 摩擦部材
A 案内構造
B 移動制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 巻き取り伝動系の軸部材(9)に回転力
を軸芯方向への移動力に変換する案内構造(A)を介し
制動材(14)を外嵌すると共に、この軸部材(9)の
巻き取り方向への回転時に、前記制動材(14)を所定
の位置に保持し、釣り糸繰り出し方向への回転時に、こ
の制動材(14)の摩擦部材(15)との接触位置まで
の変位を許す移動制御手段(B)を設けて成る釣り用リ
ールの逆転阻止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3716291U JPH04129770U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 釣り用リールの逆転阻止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3716291U JPH04129770U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 釣り用リールの逆転阻止機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129770U true JPH04129770U (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=31918976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3716291U Pending JPH04129770U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 釣り用リールの逆転阻止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04129770U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017104080A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 株式会社シマノ | ラインローラ |
JP2017104081A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 株式会社シマノ | 魚釣用スピニングリール |
KR20170069906A (ko) * | 2015-12-11 | 2017-06-21 | 가부시키가이샤 시마노 | 라인 롤러, 및, 그것을 가지는 낚시용 스피닝 릴 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP3716291U patent/JPH04129770U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017104080A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 株式会社シマノ | ラインローラ |
JP2017104081A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 株式会社シマノ | 魚釣用スピニングリール |
KR20170069906A (ko) * | 2015-12-11 | 2017-06-21 | 가부시키가이샤 시마노 | 라인 롤러, 및, 그것을 가지는 낚시용 스피닝 릴 |
TWI713580B (zh) * | 2015-12-11 | 2020-12-21 | 日商島野股份有限公司 | 導線輥及具有導線輥之釣具之捲線器 |
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