JPH0711583Y2 - 釣り用スピニングリール - Google Patents
釣り用スピニングリールInfo
- Publication number
- JPH0711583Y2 JPH0711583Y2 JP7292789U JP7292789U JPH0711583Y2 JP H0711583 Y2 JPH0711583 Y2 JP H0711583Y2 JP 7292789 U JP7292789 U JP 7292789U JP 7292789 U JP7292789 U JP 7292789U JP H0711583 Y2 JPH0711583 Y2 JP H0711583Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main gear
- shaft
- gear shaft
- check
- check claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は釣用のスピニングリールに関する。
(従来技術) 第3図及び第4図に示した(B)はメインギヤ軸(10
6)の回転を利用して逆止爪(104)の作動を行なう様に
構成した従来のスピニングリールである。上記した逆止
爪(104)は中間の支点部をビス(104c)によって軸支
して揺動自在に成してリール本体(101)内に内設さ
れ、この逆止爪(104)の一端部(104a)をフライヤー
(102)背面における軸芯部周りに取付け固定される逆
止め歯車(107)の歯部に対して外周より掛脱自在に係
合させてある。
6)の回転を利用して逆止爪(104)の作動を行なう様に
構成した従来のスピニングリールである。上記した逆止
爪(104)は中間の支点部をビス(104c)によって軸支
して揺動自在に成してリール本体(101)内に内設さ
れ、この逆止爪(104)の一端部(104a)をフライヤー
(102)背面における軸芯部周りに取付け固定される逆
止め歯車(107)の歯部に対して外周より掛脱自在に係
合させてある。
一方、上記逆止爪(104)の他端部にはメインギヤ(10
8)の軸(106)の外周に嵌着したCリング状の作動バネ
(105)の係合口(105′)が係合させてある。上記作動
バネ(105)は軸(106)の径よりも若干小さな内径にな
る様に形成し、軸(106)の外周に対して弾性的に締付
嵌合させると共に、開口部両端を外周方向へ屈曲させて
成る係合(105′)内に上記した逆止爪(104)の他端を
嵌め込んである。
8)の軸(106)の外周に嵌着したCリング状の作動バネ
(105)の係合口(105′)が係合させてある。上記作動
バネ(105)は軸(106)の径よりも若干小さな内径にな
る様に形成し、軸(106)の外周に対して弾性的に締付
嵌合させると共に、開口部両端を外周方向へ屈曲させて
成る係合(105′)内に上記した逆止爪(104)の他端を
嵌め込んである。
従って、巻込操作時においてハンドルを巻込み方向に回
動させて、メインギヤ軸(106)が正転方向に回転され
ると、メインギヤ軸(106)外周面と作動バネ(105)内
周面間に生じる摩擦力によって作動バネ(105)が正転
方向に回動し、係合口(105′)により作動バネ(105)
の他端を押し上げて同逆止爪(104)の一端が逆止め歯
車(107)に掛止されてフライヤー(102)の逆回転が防
止され、また、反対に糸の送出し操作によってメインギ
ヤ軸(106)が逆転方向に回転すると、上記逆止爪(10
4)が外されてフライヤー(102)の逆止めが開放され
る。
動させて、メインギヤ軸(106)が正転方向に回転され
ると、メインギヤ軸(106)外周面と作動バネ(105)内
周面間に生じる摩擦力によって作動バネ(105)が正転
方向に回動し、係合口(105′)により作動バネ(105)
の他端を押し上げて同逆止爪(104)の一端が逆止め歯
車(107)に掛止されてフライヤー(102)の逆回転が防
止され、また、反対に糸の送出し操作によってメインギ
ヤ軸(106)が逆転方向に回転すると、上記逆止爪(10
4)が外されてフライヤー(102)の逆止めが開放され
る。
上記した作動バネ(105)の作動は、同バネ(105)内周
面とメインギヤ軸(106)外周面との間に適度な摩擦力
が生じることによって保障され、さらに、その摩擦力は
メインギヤ軸(106)と逆止爪(104)内周との径の差に
よって決定される。
面とメインギヤ軸(106)外周面との間に適度な摩擦力
が生じることによって保障され、さらに、その摩擦力は
メインギヤ軸(106)と逆止爪(104)内周との径の差に
よって決定される。
しかし、C形リング状の作動バネ(105)は、製造時に
おいてその内径寸法に寸法誤差が生じ易く、従って、上
記内径寸法が大きい場合は摩擦力が少なくなって逆止爪
(104)の作動が不確実になり、逆に、内径が小さい場
合には摩擦力が大きくなり過ぎてメインギヤ軸(106)
の回転が重くなってしまう不具合が生じる。
おいてその内径寸法に寸法誤差が生じ易く、従って、上
記内径寸法が大きい場合は摩擦力が少なくなって逆止爪
(104)の作動が不確実になり、逆に、内径が小さい場
合には摩擦力が大きくなり過ぎてメインギヤ軸(106)
の回転が重くなってしまう不具合が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の課題は、逆止爪を作動する為に作動バネによっ
て得る摩擦力を、適度な大きさで安定して発生させると
共に、寸法管理が容易である逆止爪の作動構造を提供す
るものである。
て得る摩擦力を、適度な大きさで安定して発生させると
共に、寸法管理が容易である逆止爪の作動構造を提供す
るものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案は上記した課題を解決する為に、中間部を支点と
して揺動自在に支持される逆止爪をリール本体内に内設
し、この逆止爪の一端をフライヤーの背面に取付けた逆
止め歯車外周の歯部に対して掛脱自在に係合する一方、
逆止め爪の他端はメインギヤ軸の外周に嵌合装着した2
枚のワッシャの間に挟入し、且つその2枚のワッシャは
メインギヤ軸に装着したコイルバネの弾発力で前記逆止
め爪の他端部の側面を押圧挟持してなるものである。
して揺動自在に支持される逆止爪をリール本体内に内設
し、この逆止爪の一端をフライヤーの背面に取付けた逆
止め歯車外周の歯部に対して掛脱自在に係合する一方、
逆止め爪の他端はメインギヤ軸の外周に嵌合装着した2
枚のワッシャの間に挟入し、且つその2枚のワッシャは
メインギヤ軸に装着したコイルバネの弾発力で前記逆止
め爪の他端部の側面を押圧挟持してなるものである。
(作用) 以上の手段によれば、逆止爪は中間部を支点としてリー
ル本体の内部にて揺動自在に支持され、その一端がフラ
イヤー背面に取付けた逆止め歯車外周の歯部に対して掛
止,離脱自在に係合する。
ル本体の内部にて揺動自在に支持され、その一端がフラ
イヤー背面に取付けた逆止め歯車外周の歯部に対して掛
止,離脱自在に係合する。
一方、メインギヤ軸の外周に圧縮状態で装着されるコイ
ルバネは、その一端を上記逆止爪の他端部側面に対して
常時一定の反発力にて圧接する。そして糸の巻取り及び
送り出しの操作によってメインギヤ軸が正,逆方向に回
動して上記圧接部分が摺動すると、上記したコイルバネ
端部と逆止爪側面との間に同バネの反発力に応じた摩擦
力が発生し、この摩擦力により逆止爪の他端がメインギ
ヤ軸の回転方向へ向けて移動し、同爪先端が逆止め歯車
の外周に対して掛脱される。
ルバネは、その一端を上記逆止爪の他端部側面に対して
常時一定の反発力にて圧接する。そして糸の巻取り及び
送り出しの操作によってメインギヤ軸が正,逆方向に回
動して上記圧接部分が摺動すると、上記したコイルバネ
端部と逆止爪側面との間に同バネの反発力に応じた摩擦
力が発生し、この摩擦力により逆止爪の他端がメインギ
ヤ軸の回転方向へ向けて移動し、同爪先端が逆止め歯車
の外周に対して掛脱される。
(考案の効果) 本考案は以上の様に、メインギヤ軸の外周に圧縮状態で
装着させたコイルバネの一端を逆止爪の側面に対して圧
接させることによって逆止爪を作動させる為の摩擦力を
得るものであるから、コイルバネの寸法や圧縮率を設定
することによって、作動時においてコイルバネと逆止爪
との間に適度な摩擦力を一定して発生させることができ
る。従って、従来のものと比較すると、逆止爪を作動さ
せる適度な摩擦力を得る為に行なう部品の寸法管理が容
易であると共に、メイン軸に余分な回転抵抗を与えるこ
となく逆止爪の作動を確実に行なうことができるもので
ある。
装着させたコイルバネの一端を逆止爪の側面に対して圧
接させることによって逆止爪を作動させる為の摩擦力を
得るものであるから、コイルバネの寸法や圧縮率を設定
することによって、作動時においてコイルバネと逆止爪
との間に適度な摩擦力を一定して発生させることができ
る。従って、従来のものと比較すると、逆止爪を作動さ
せる適度な摩擦力を得る為に行なう部品の寸法管理が容
易であると共に、メイン軸に余分な回転抵抗を与えるこ
となく逆止爪の作動を確実に行なうことができるもので
ある。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
リール本体(1)は駆動機構を内装するギヤボックス
(1a)とギヤボックス(1a)の一方の側壁から上方へ突
出形成される脚部(1b)から成り、ギヤボックス(1a)
の左右両側壁(1c)(1c′)に渉ってメインギヤ(2)
の主軸であるメインギヤ軸(3)を横架し、ベアリング
(11)(11′)によって軸承している。また、メインギ
ヤ軸(3)の一端にはハンドル(図示せず)が取付けら
れている。
(1a)とギヤボックス(1a)の一方の側壁から上方へ突
出形成される脚部(1b)から成り、ギヤボックス(1a)
の左右両側壁(1c)(1c′)に渉ってメインギヤ(2)
の主軸であるメインギヤ軸(3)を横架し、ベアリング
(11)(11′)によって軸承している。また、メインギ
ヤ軸(3)の一端にはハンドル(図示せず)が取付けら
れている。
上記ギヤボックス(1a)の前面には前面板(4)が一体
に形成され、同板(4)中心部の窓孔(4a)内に嵌着し
たベアリング(12)によって中空状のピニオンシャフト
(7)が回転自在に軸承される。ピニオンシャフト
(7)の外周にはフライヤー(5)の軸芯部が一体的に
嵌合されると共に、後端部のギヤ部(7′)が前記メイ
ンギヤ(2)と歯合し、これによりハンドルを回動する
とメインギヤ(2)を介してピニオンギヤシャフト
(7)が回転する様になっている。
に形成され、同板(4)中心部の窓孔(4a)内に嵌着し
たベアリング(12)によって中空状のピニオンシャフト
(7)が回転自在に軸承される。ピニオンシャフト
(7)の外周にはフライヤー(5)の軸芯部が一体的に
嵌合されると共に、後端部のギヤ部(7′)が前記メイ
ンギヤ(2)と歯合し、これによりハンドルを回動する
とメインギヤ(2)を介してピニオンギヤシャフト
(7)が回転する様になっている。
中空状のピニオンギヤシャフト(7)の内孔にはリール
シャフト(6)を軸方向へ摺動自在に貫挿し、その後端
をメインギヤ(2)の回転と連係して前後に往復動する
滑り子(図示せず)に係着すると共に、同シャフト
(6)先端にはスプール(図示せず)を回転可能に取付
けてあり、上記滑り子の作動によってリールシャフト
(6)とスプールとが前後方向に往復する様になってい
る。
シャフト(6)を軸方向へ摺動自在に貫挿し、その後端
をメインギヤ(2)の回転と連係して前後に往復動する
滑り子(図示せず)に係着すると共に、同シャフト
(6)先端にはスプール(図示せず)を回転可能に取付
けてあり、上記滑り子の作動によってリールシャフト
(6)とスプールとが前後方向に往復する様になってい
る。
また、ピニオンギヤシャフト(7)の外周に嵌合される
フライヤー(5)の背面軸芯部分に突設されるボス部
(5a)には逆止め歯車(9)を嵌着して固定すると共
に、リール本体(1)前面板(4)の背面にてギヤボッ
クス(1a)内へ向けて突設させた突起(4a)の軸支部
(4a′)には逆止爪(8)をねじ(13)によってねじ止
めすることにより回動自在に軸支している。
フライヤー(5)の背面軸芯部分に突設されるボス部
(5a)には逆止め歯車(9)を嵌着して固定すると共
に、リール本体(1)前面板(4)の背面にてギヤボッ
クス(1a)内へ向けて突設させた突起(4a)の軸支部
(4a′)には逆止爪(8)をねじ(13)によってねじ止
めすることにより回動自在に軸支している。
逆止爪(8)は板材によって形成され、上記した軸支部
(4a′)に嵌合させる中間の軸孔部(8a)より逆止め歯
車(9)へ向けて掛止部(8b)を、また、同軸孔部(8
a)からメインギヤ軸(3)へ向けて摺接部(3c)が夫
々一体に突出形成せしめてある。従って逆止爪(8)が
メインギヤ軸(3)と平行な軸支部(4a′)に軸支され
て回動された際には、掛止部(8b)が逆止め歯車(9)
の歯部(9a)に対して外周側より掛止及び離脱し、且
又、反対側の摺動部(8c)がメインギヤ軸(3)の外周
面に近接した状態で上下方向へ回動する。
(4a′)に嵌合させる中間の軸孔部(8a)より逆止め歯
車(9)へ向けて掛止部(8b)を、また、同軸孔部(8
a)からメインギヤ軸(3)へ向けて摺接部(3c)が夫
々一体に突出形成せしめてある。従って逆止爪(8)が
メインギヤ軸(3)と平行な軸支部(4a′)に軸支され
て回動された際には、掛止部(8b)が逆止め歯車(9)
の歯部(9a)に対して外周側より掛止及び離脱し、且
又、反対側の摺動部(8c)がメインギヤ軸(3)の外周
面に近接した状態で上下方向へ回動する。
メインギヤ軸(3)におけるメインギヤ(2)固定部か
ら同軸(3)他端との間はハンドル固定側よりも一周り
小径で且つ断面略小判形に形成し、その外周には同じ小
判形の嵌合孔(14a)を有する2枚のワッシャ(14)を
嵌着し、この両ワッシャ(14)(14′)を前記した逆止
爪(8)の摺動部(8c)の両側に当接させてある。
ら同軸(3)他端との間はハンドル固定側よりも一周り
小径で且つ断面略小判形に形成し、その外周には同じ小
判形の嵌合孔(14a)を有する2枚のワッシャ(14)を
嵌着し、この両ワッシャ(14)(14′)を前記した逆止
爪(8)の摺動部(8c)の両側に当接させてある。
また、上記ワッシャ(14)と段差部(15)、及びワッシ
ャ(14′)とベアリング(11′)との間にはコイルバネ
(10)を夫々圧縮させた状態で装着し、この両コイルバ
ネ(10)の反発力がワッシャ(14)(14′)に加わり、
さらに両ワッシャ(14)(14′)によって逆止爪(8)
の摺動部が所定の圧力にて挾持される様になっている。
ャ(14′)とベアリング(11′)との間にはコイルバネ
(10)を夫々圧縮させた状態で装着し、この両コイルバ
ネ(10)の反発力がワッシャ(14)(14′)に加わり、
さらに両ワッシャ(14)(14′)によって逆止爪(8)
の摺動部が所定の圧力にて挾持される様になっている。
従って、糸を巻取る際のハンドルの作動に伴ってメイン
ギヤ軸(3)が正転すると、上記した両ワッシャ(14)
(14′)もメインギヤ軸(3)と共に回転する。この際
に、両ワッシャ(14)(14′)が摺動部(8c)に圧接さ
れたまま摺動して両者の摺動面に摩擦力が生じ、この摩
擦力によって逆止爪(8)は摺動部(8c)が下方へ移動
する様に回動し、同爪(8)先端の掛止部(8b)が逆止
め歯車(9)の歯部(9a)より離脱して逆止めが解除さ
れ、これによってフライヤー(5)が正転して糸巻が行
なわれる。
ギヤ軸(3)が正転すると、上記した両ワッシャ(14)
(14′)もメインギヤ軸(3)と共に回転する。この際
に、両ワッシャ(14)(14′)が摺動部(8c)に圧接さ
れたまま摺動して両者の摺動面に摩擦力が生じ、この摩
擦力によって逆止爪(8)は摺動部(8c)が下方へ移動
する様に回動し、同爪(8)先端の掛止部(8b)が逆止
め歯車(9)の歯部(9a)より離脱して逆止めが解除さ
れ、これによってフライヤー(5)が正転して糸巻が行
なわれる。
上記したワッシャ(14)(14′)はコイルバネ(10)の
端部と摺動部(8c)との間の摺動を引掛りなく円滑に行
なって、両者間に生じる摩擦力を安定させる効果があ
る。
端部と摺動部(8c)との間の摺動を引掛りなく円滑に行
なって、両者間に生じる摩擦力を安定させる効果があ
る。
反対に、ハンドル操作によってメインギヤ軸(3)が逆
転されると、逆止爪(8)は上記したと同様に両ワッシ
ャ(14)(14′)と摺動部(8c)との間に生じる摩擦力
によって摺動部(8c)が上へ向けて移動する様に回動し
て、同爪(8)先端の掛止部(8b)が逆止歯車(9)の
歯部(9a)に対して外周側より掛止され、これによって
フライヤー(5)及びハンドルの逆回転が防止される。
転されると、逆止爪(8)は上記したと同様に両ワッシ
ャ(14)(14′)と摺動部(8c)との間に生じる摩擦力
によって摺動部(8c)が上へ向けて移動する様に回動し
て、同爪(8)先端の掛止部(8b)が逆止歯車(9)の
歯部(9a)に対して外周側より掛止され、これによって
フライヤー(5)及びハンドルの逆回転が防止される。
上述したスピニングリールは、圧縮させた両コイルバネ
(10)の端部を逆止爪(8)の摺動面(8c)に対しワッ
シャ(14)(14′)を介して圧接させることによって、
逆止爪(8)を回動させる為の摩擦力を得るものであ
る。従って両コイルバネ(10)の寸法や圧縮の度合を設
定することによって、作動時において、両コイルバネ
(10)と摺動面(8c)との間に適度な摩擦力を一定して
発生させて逆止爪(8)の作動を確実に行なうことがで
き、さらに、関連する部品の寸法管理も従来のもと比較
して容易に行なえる利点がある。
(10)の端部を逆止爪(8)の摺動面(8c)に対しワッ
シャ(14)(14′)を介して圧接させることによって、
逆止爪(8)を回動させる為の摩擦力を得るものであ
る。従って両コイルバネ(10)の寸法や圧縮の度合を設
定することによって、作動時において、両コイルバネ
(10)と摺動面(8c)との間に適度な摩擦力を一定して
発生させて逆止爪(8)の作動を確実に行なうことがで
き、さらに、関連する部品の寸法管理も従来のもと比較
して容易に行なえる利点がある。
第1図は本考案を実施したスピニングリールの本体部分
を示す縦断正面図、第2図は第1図におけるII-II線断
面図、第3図は従来のスピニングリールの本体部分を示
す縦断正面図、第4図は第3図におけるIV-IV線断面図
である。 図中、 1:リール本体、2:メインギヤ 3:メインギヤ軸、5:フライヤー 8:逆止爪、9:逆止め歯車 10:コイルバネ
を示す縦断正面図、第2図は第1図におけるII-II線断
面図、第3図は従来のスピニングリールの本体部分を示
す縦断正面図、第4図は第3図におけるIV-IV線断面図
である。 図中、 1:リール本体、2:メインギヤ 3:メインギヤ軸、5:フライヤー 8:逆止爪、9:逆止め歯車 10:コイルバネ
Claims (1)
- 【請求項1】中間部を支点として揺動自在に支持される
逆止爪をリール本体内に内設し、この逆止爪の一端をフ
ライヤーの背面に取付けた逆止め歯車外周の歯部に対し
て掛脱自在に係合する一方、逆止め爪の他端はメインギ
ヤ軸の外周に嵌合装着した2枚のワッシャの間に挟入
し、且つその2枚のワッシャはメインギヤ軸に装着した
コイルバネの弾発力で前記逆止め爪の他端部の側面を押
圧挟持してなる釣り用スピニングリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292789U JPH0711583Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 釣り用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292789U JPH0711583Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 釣り用スピニングリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0312756U JPH0312756U (ja) | 1991-02-08 |
JPH0711583Y2 true JPH0711583Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31611303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7292789U Expired - Lifetime JPH0711583Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 釣り用スピニングリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711583Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP7292789U patent/JPH0711583Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0312756U (ja) | 1991-02-08 |
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