JP2000069641A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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JP2000069641A
JP2000069641A JP10238072A JP23807298A JP2000069641A JP 2000069641 A JP2000069641 A JP 2000069641A JP 10238072 A JP10238072 A JP 10238072A JP 23807298 A JP23807298 A JP 23807298A JP 2000069641 A JP2000069641 A JP 2000069641A
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • H02G3/0487Tubings, i.e. having a closed section with a non-circular cross-section
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被取り付け部材に対して取り付けやすく、強
固に固定することができるワイヤハーネス用プロテクタ
を提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネス用プロテクタ21は、ワ
イヤハーネス23を保持することが可能であって、把持
部33を有し、その把持部33を撓ませて被取り付け部
材(第一リンク)25に取り付けられ、さらには、把持
部33の撓みを規制することが可能なカバー(プロテク
タカバー)30を有する構成になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス用
プロテクタに関し、特に、被取り付け部材に対して強固
に固定することができるワイヤハーネス用プロテクタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は実開昭62−21718号公報
(考案の名称:ワイヤハーネスの留め具、昭和60年7
月24日出願)に開示されたワイヤハーネス用プロテク
タを示しており、そのワイヤハーネス用プロテクタ1
は、断面コ字状の把持部2と、ワイヤハーネス3を固定
する取り付け部4とを備え、被取り付け部材となるフラ
ンジ部材5に取り付けられるよう構成されている。
【0003】把持部2には、それぞれ長さの異なる長短
二つの腕状の可撓性を有する壁6、7が設けられてお
り、各壁6、7の先端には、互いに対向方向へ突出する
突起8、9が形成されている。突起8、9は、フランジ
部材5を押さえることが可能であって、取り付けをスム
ーズにするためにテーパ部8a、9aを有する略爪状に
形成されている。また、壁6、7とこれらに跨って設け
られている壁10に囲まれる把持部2の内部で短い方の
壁7には、把持部2がフランジ部材5に取り付けられた
際にそのフランジ部材5を密着方向へ押しつける可撓ア
ーム11が形成されている。
【0004】取り付け部4は、短冊状の平板を略L字状
に屈曲させた状態に形成されており、両端部には、ワイ
ヤハーネス3を固定する際に巻回されるテープ12、1
2がずれないようにするための突起4a、4aが、ま
た、中央部に略三角形状の補強部4bが形成されてい
る。
【0005】以上のように構成されたワイヤハーネス用
プロテクタ1をフランジ部材5に対して取り付けると、
壁6、7の各突起8、9間が拡開する方向に撓み、その
後、壁10にフランジ部材5が当接すると、各突起8、
9が係合係止してフランジ部材5からの抜けを規制する
とともに、フランジ部材5を押さえつけるような取り付
けになっている。この時、可撓アーム11はフランジ部
材5を押しつける方向に作用するので、ワイヤハーネス
用プロテクタ1の固定がより強固なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術にあっては、ワイヤハーネス用プロテクタ1の固定が
フランジ部材5に対して十分になされているとは言い難
いものがある。
【0007】即ち、図13に示されるように、ワイヤハ
ーネス3に何らかの比較的大きな外力が加わり、ワイヤ
ハーネス3を介して取り付け部4が撓むと、把持部2の
壁10の位置が長い壁6の方へずれてしまい、これに伴
って、短い壁7の突起9がフランジ部材5から外れ、ワ
イヤハーネス用プロテクタ1の固定が解除されてしまう
恐れがある。そして、特に壁7が十分に短い場合では、
ワイヤハーネス用プロテクタ1がフランジ部材5から外
れてしまう可能性が十分にあり得る。
【0008】ワイヤハーネス用プロテクタ1がフランジ
部材5から外れてしまうと、ワイヤハーネス3がワイヤ
ハーネス用プロテクタ1と共に図示しない他の取り付け
固定部間に垂れ下がり、例えば車両などでは、走行中の
異音やワイヤハーネス3の摩滅につながり、場合によっ
ては、レアショートなどを引き起こして非常に危険な状
態になってしまう可能性を含んでいる。
【0009】上記ワイヤハーネス用プロテクタ1は、壁
6、7などに可撓性を持たせていることから、挿着(取
り付け)性を重要視して考案されていると考えられる。
しかし、過大な外力に対する対策までは考慮されておら
ず、さらなる改善が必要であると言わざるを得ない。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑み、被取り付
け部材に対して取り付けやすく、強固に固定することが
できるワイヤハーネス用プロテクタを提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のワイヤハーネス用プロ
テクタは、ワイヤハーネスを保持することが可能であっ
て、被取り付け部材を押さえるための対向する突起が形
成された断面略コ字状の把持部を有するとともに前記突
起間を拡開することで前記把持部を撓ませ前記被取り付
け部材に取り付けられるワイヤハーネス用プロテクタに
おいて、前記把持部の前記被取り付け部材に接触する一
方の面に対して逆側となる肉厚方向の他方の面に接触
し、前記把持部の撓みを規制することが可能なカバーを
更に有することを特徴としている。
【0012】上記構成において、ワイヤハーネス用プロ
テクタは、ワイヤハーネスを保持することが可能であっ
て、把持部を有し、その把持部を撓ませて被取り付け部
材に取り付けられ、さらには、把持部の撓みを規制する
ことが可能なカバーを有する構成になっている。このよ
うに構成すると、被取り付け部材に取り付ける際には、
従来同様、把持部を撓ませて取り付けることになるの
で、何ら変わりなく容易に作業することができ、そし
て、把持部を被取り付け部材に取り付けた後には、把持
部の撓みがカバーによって規制されるので、過大な外力
が加わってもワイヤハーネス用プロテクタが被取り付け
部材から外れてしまうことはない。従って、被取り付け
部材に対して取り付けやすく、強固に固定することがで
きるワイヤハーネス用プロテクタを提供することができ
る。
【0013】請求項2記載の本発明のワイヤハーネス用
プロテクタは、請求項1に記載のワイヤハーネス用プロ
テクタにおいて、前記把持部に前記ワイヤハーネスを収
容することが可能な凹部を連成し、該凹部の開口部分を
前記カバーで覆うことにより前記ワイヤハーネスに対す
る収容部を構成することを特徴としている。
【0014】上記構成において、把持部にワイヤハーネ
スを収容することが可能な凹部を連成し、その凹部の開
口部分をカバーで覆うことによりワイヤハーネスに対す
る収容部を構成するようになっている。このような構成
にすることで簡単にワイヤハーネスに対する収容部を形
成することが可能になり、ワイヤハーネスの保持に対し
て特別な別部材を設ける必要がない。従って、上述の他
に、コスト面を最小限に抑えることができるとともに、
ワイヤハーネスの取り付けも簡単に行うことができる。
【0015】請求項3記載の本発明のワイヤハーネス用
プロテクタは、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハ
ーネス用プロテクタにおいて、前記カバーは該カバーよ
りも薄肉となるヒンジを介して回動可能に設けられると
ともに前記把持部の前記他方の面に係合係止する突起、
或いは、貫通又は凹状の孔を有することを特徴としてい
る。
【0016】上記構成において、カバーは、そのカバー
よりも薄肉となるヒンジを介して回動可能に設けられる
とともに把持部の前記他方の面に係合係止する突起、或
いは、貫通又は凹状の孔を有するようになっている。こ
のようにカバーをヒンジの部分から回動させて把持部に
係合係止することでワイヤハーネス用プロテクタを強固
に固定でき、また、非常に取り付けやすく、作業に影響
を来すことはない。さらに、カバーの係合係止状態を解
除すればワイヤハーネス用プロテクタを被取り付け部材
から容易に取り外すことが可能であるので、被取り付け
部材に対する位置調整等も簡単に成し得られる。従っ
て、上述の他に、取り付け性をさらに向上させることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明によるワイヤハー
ネス用プロテクタが取り付けられる一例としてのトラン
ク用ヒンジ部材の正面図である。また、図2は図1に示
される本発明によるワイヤハーネス用プロテクタの一実
施の形態を示す背面図、図3は図1に示される本発明に
よるワイヤハーネス用プロテクタの一実施の形態を示す
斜視図、図4は図3のプロテクタ本体の展開状態におけ
る断面図、図5は図3のスライダの斜視図を示してい
る。
【0018】図1において、引用符号21はワイヤハー
ネス用プロテクタを示しており、そのワイヤハーネス用
プロテクタ21は、上述の如く、自動車等の車両後部の
トランクルーム部分(図示しない)に設けられた既知構
成のトランク用ヒンジ部材22に取り付けられ、トラン
クカバー24及びトランクサイドパネル等の被取り付け
部材26間に配索されたワイヤハーネス23を保持する
構成になっている。
【0019】先ず、上記トランク用ヒンジ部材22の構
成について簡単に説明する。トランク用ヒンジ部材22
は、ワイヤハーネス用プロテクタ21が取り付けられる
断面視略矩形状のアーム25(特許請求の範囲に記載し
た被取り付け部材に相当)と、そのアーム25の両端を
支軸27、27を介して回動可能に支持するするととも
に、トランクカバー24及び被取り付け部材26にそれ
ぞれ取り付けられるヒンジ28、28とを備えて構成さ
れており、トランクカバー24の開閉操作に伴って、ア
ーム25が矢線Pに示される方向へ回動するようになっ
ている。
【0020】次に、ワイヤハーネス用プロテクタ21の
構成について説明する。ワイヤハーネス用プロテクタ2
1は、図2及び図3に示される如く、アーム25に取り
付けられるプロテクタ本体29(図3参照)と、そのプ
ロテクタ本体29に重なるように設けられるプロテクタ
カバー30(特許請求の範囲に記載したカバーに相当)
とを備えて構成されており、プロテクタ本体29とプロ
テクタカバー30とで区画形成された収容部31(図3
参照)には、スライダ32がスライド可能(図2に示さ
れる矢線Q方向)に設けられている。スライダ32には
既知のワイヤハーネス23が挿着、固定されている。
尚、少なくともプロテクタ本体29とプロテクタカバー
30は、可撓性を有する合成樹脂材料(例えばポリプロ
ピレン(PP)など)を用いて成形されている。
【0021】図4において、上記プロテクタ本体29
は、断面視略逆S字状に形成されており、図4の符号を
正規に見た場合の左側には、前記アーム25を包むよう
に被着する断面略コ字状の把持部33が形成されてい
る。また、前記左側に対して右側となる部分には、把持
部33と逆方向に窪んで前記収容部31を構成する凹部
34が形成されている。
【0022】上記把持部33は、その把持部33を構成
する三つの壁33a〜33c(以下図4参照)が前記ア
ーム25の三つの側面25a〜25c(以下図3参照)
全体に接触するようになっており、側面25aに接触す
る壁33aの端部には、側面25dに沿って壁33aを
延在させたような突起33dが設けられている。また、
側面25cに接触する壁33cの端部にも側面25dに
沿って突出し、前記突起33dに対向する略爪状の突起
33eが設けられている。さらに、壁33b側となる壁
33aの外側には、プロテクタカバー30と係合係止す
る略爪状の突起33fが二ヶ所(図3参照)設けられて
いる。
【0023】尚、突起33d、33eは、前記アーム2
5を押さえる役目を果たしている。また、図3に示され
るように長く延在させる必要はなく、間隔をあけて複数
形成することも可能である。
【0024】上記凹部34は、図4に示される如く、把
持部33の壁33cを兼用して略コ字状の断面形状に形
成されており、壁33cに対向する壁34aの凹部34
に対する開口側端部の外側には、前述までの各壁33a
〜33c、及び34aよりも十分に薄肉となるヒンジ3
5を介してプロテクタカバー30が形成されている。
【0025】そのプロテクタカバー30は、断面視略L
字状に形成されており、ヒンジ35を介して把持部33
側に折り返した際に、凹部34を覆って収容部31(図
3参照)を構成するとともに、壁33bの外側に密着す
るカバー部36を備えている。また、カバー部36の端
部には、壁33aの外側に係合係止する係合部37が設
けられており、その係合部37には、前記突起33fに
対応する位置に矩形状に形成された係合係止用の孔38
(これに限らず凹状の孔、又は突起を設けて前記突起3
3fを孔にすることも可能である)が形成されている。
【0026】一方、上記スライダ32は、図5に示され
る如く、略円柱状に形成されており、長手方向の長さは
前記収容部31の同方向の長さよりも長く形成されてい
る。また、スライダ32には、前記ワイヤハーネス23
を挿着することが可能で前記長手方向に平行な切り欠き
状(断面視略U字状であり、切り欠き方向は図5に示さ
れる如く前記長手方向に直交する)のスリット39と、
スライダ32が前記収容部31においてスライドした際
にその収容部31(図3参照)に当接可能な略環状(ス
リット39が形成されているため)のストッパ40、4
0とが形成されている。
【0027】尚、ストッパ40、40間の前記長手方向
の長さは、少なくとも前記トランクカバー24の前記開
閉操作に伴う前記ワイヤハーネス23の前記収容部31
に対する移動可能な範囲となる長さよりも長く形成され
ている。また、スライダ32の両端側となるストッパ4
0、40の外側は、後述する如く、前記ワイヤハーネス
23に対するテープ巻き部41、41として用いられる
ようになっている。さらにまた、ストッパ40、40は
スライダ32の抜けを防止することができるとともに、
許容できる移動範囲も設定可能にすることができる。
【0028】上記構成において、図6ないし図9を参照
しながら前記ワイヤハーネス用プロテクタ21の取り付
けについて説明する。
【0029】先ず、図6に示される如く、ワイヤハーネ
ス23の前記収容部31に対する移動可能な範囲となる
部分(特に図示しない)に、スライダ32のストッパ4
0、40間が対応するようスライダ32をワイヤハーネ
ス23に挿着し、各テープ巻き部41、41にテープ4
2、42を巻回してワイヤハーネス23とスライダ32
とがずれてしまわぬようにしっかりと固定する。
【0030】次に、図7に示される如く、プロテクタ本
体29の把持部33を、突起33d及び33e間が拡開
するように撓ませ、図8に示されるようにアーム25に
被着する。
【0031】その後、プロテクタ本体29の凹部34に
図6を参照しながら説明したスライダ32を収容し、図
8に示される矢線R方向にプロテクタカバー30を折り
曲げる。この時、ヒンジ35が薄肉となっているために
プロテクタカバー30を容易に折り曲げることができ
る。
【0032】矢線R方向にプロテクタカバー30を折り
曲げると、図9に示される如く、カバー部36が壁33
bの外側に密着するとともに凹部34を覆い、スライダ
32に対する収容部31が形成される。そして、係合部
37は突起33f、33f(一方のみ図示)と孔38、
38(一方のみ図示)との係合により係止され、ワイヤ
ハーネス用プロテクタ21がワイヤハーネス23を伴っ
てアーム25に取り付けられ、一連の作業が完了する。
【0033】この時、プロテクタ本体29にプロテクタ
カバー30が重ねられるので、プロテクタ本体29は強
固に固定され、過大な外力が加わったとしてもワイヤハ
ーネス用プロテクタ21がアーム25から外れてしまう
ことはない。また、突起33f、33f(一方のみ図
示)と孔38、38(一方のみ図示)との係合を解除す
れば、容易にワイヤハーネス用プロテクタ21の位置調
整をすることができる。
【0034】尚、上述のように取り付けられたワイヤハ
ーネス用プロテクタ21は、上述のトランクカバー24
の開閉操作に伴って、図3及び図10に示されるスライ
ダ32のスライド(ワイヤハーネス23の延在方向にス
ライドする)を許容する。また、スライダ32によりワ
イヤハーネス23の摩滅が防止されている。
【0035】以上、図1ないし図10までを参照しなが
ら説明したように、ワイヤハーネス用プロテクタ21
は、ワイヤハーネス23を保持することが可能であっ
て、把持部33を有し、その把持部33を撓ませて被取
り付け部材としてのアーム25に取り付けられ、さらに
は、把持部33の撓みを規制することが可能なプロテク
タカバー30を有する構成になっている。このように構
成すると、アーム25に取り付ける際には、従来同様、
把持部33を撓ませて取り付けることになるので、何ら
変わりなく容易に作業することができ、そして、把持部
33をアーム25に取り付けた後には、把持部33の撓
みがプロテクタカバー30によって規制されるので、過
大な外力が加わってもワイヤハーネス用プロテクタ21
がアーム25から外れてしまうことはない。従って、取
り付けやすく、強固に固定することができるワイヤハー
ネス用プロテクタを提供することができる。
【0036】また、把持部33にワイヤハーネス23を
収容することが可能な凹部34を連成し、その凹部34
の開口部分をプロテクタカバー30で覆うことによりワ
イヤハーネス23に対する収容部31を構成するように
なっているので、簡単にワイヤハーネス23に対する収
容部31を形成することが可能になり、ワイヤハーネス
23の保持に対して特別な別部材を設ける必要がない。
【0037】さらにまた、プロテクタカバー30は、ヒ
ンジ35を介して回動可能に設けられているので、非常
に取り付けやすく、作業に影響を来すことはない。ま
た、プロテクタカバー30の係合係止状態を解除すれば
ワイヤハーネス用プロテクタ21をアーム25から容易
に取り外すことが可能になるので、アーム25に対する
位置調整等も簡単に成し得られる。
【0038】次に、図11を参照しながらワイヤハーネ
ス用プロテクタの他の一実施の形態について説明する。
尚、上述と基本的に同一の構成部材については同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0039】図11において、引用符号43で示される
ワイヤハーネス用プロテクタは、上述のワイヤハーネス
用プロテクタ21に対し、プロテクタ本体29にワイヤ
ハーネス23を固定するためのテープ巻き部44、44
が形成されていることが特徴となっている。
【0040】即ち、プロテクタ本体29の凹部34であ
って収容部31の両端の開口となる部分には、図11に
示される如く、断面略L字状のテープ巻き部44、44
がワイヤハーネス23の延在方向に沿って設けられてい
る。
【0041】このようなテープ巻き部44、44を形成
することによって、ワイヤハーネス23をテープ42、
42で巻回し、ワイヤハーネス23をスライド不能に固
定することも可能であり、事前にワイヤハーネス23を
固定しておけば、図示しない被取り付け部材に対して即
取り付けることができる。
【0042】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。即ち、上
述のプロテクタカバー30は、幅の広い平板によってL
字状の断面を有するよう構成されていたが、そのプロテ
クタカバー30を構成するカバー部36を幅の狭いバン
ド状に形成して把持部33の撓みを規制することも可能
である。また、被取り付け部材は、上述のアーム25に
限るものではなく、様々な個所に取り付けることが可能
であることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、ワイヤハーネス用プロテクタは、
ワイヤハーネスを保持することが可能であって、把持部
を有し、その把持部を撓ませて被取り付け部材に取り付
けられ、さらには、把持部の撓みを規制することが可能
なカバーを有する構成になっている。このように構成す
ると、被取り付け部材に取り付ける際には、従来同様、
把持部を撓ませて取り付けることになるので、何ら変わ
りなく容易に作業することができ、そして、把持部を被
取り付け部材に取り付けた後には、把持部の撓みがカバ
ーによって規制されるので、過大な外力が加わってもワ
イヤハーネス用プロテクタが被取り付け部材から外れて
しまうことはない。従って、被取り付け部材に対して取
り付けやすく、強固に固定することができるワイヤハー
ネス用プロテクタを提供することができるという効果を
奏する。
【0044】請求項2に記載された本発明によれば、把
持部にワイヤハーネスを収容することが可能な凹部を連
成し、その凹部の開口部分をカバーで覆うことによりワ
イヤハーネスに対する収容部を構成するようになってい
る。このような構成にすることで簡単にワイヤハーネス
に対する収容部を形成することが可能になり、ワイヤハ
ーネスの保持に対して特別な別部材を設ける必要がな
い。従って、上述の他に、コスト面を最小限に抑えるこ
とができるとともに、ワイヤハーネスの取り付けも簡単
に行うことができるという効果を奏する。
【0045】請求項3に記載された本発明によれば、カ
バーは、そのカバーよりも薄肉となるヒンジを介して回
動可能に設けられるとともに把持部の前記他方の面に係
合係止する突起、或いは、貫通又は凹状の孔を有するよ
うになっている。このようにカバーをヒンジの部分から
回動させて把持部に係合係止することでワイヤハーネス
用プロテクタを強固に固定でき、また、非常に取り付け
やすく、作業に影響を来すことはない。さらに、カバー
の係合係止状態を解除すればワイヤハーネス用プロテク
タを被取り付け部材から容易に取り外すことが可能であ
るので、被取り付け部材に対する位置調整等も簡単に成
し得られる。従って、上述の他に、取り付け性をさらに
向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤハーネス用プロテクタが取
り付けられる一例としてのトランク用ヒンジ部材の正面
図である。
【図2】図1に示される本発明によるワイヤハーネス用
プロテクタの一実施の形態を示す背面図である。
【図3】図1に示される本発明によるワイヤハーネス用
プロテクタの一実施の形態を示す斜視図である。
【図4】図3のプロテクタ本体の展開状態における断面
図である。
【図5】図3のスライダの斜視図である。
【図6】図5のスライダにワイヤハーネスを装着した状
態を示す斜視図である。
【図7】図1のリンクにプロテクタ本体を取り付ける状
態を説明するための断面図である。
【図8】図7の状態からプロテクタ本体を固定する過程
を説明するための断面図である。
【図9】図8の状態からプロテクタ本体が完全に固定さ
れた状態を説明するための断面図である。
【図10】図3に対してスライダが移動した状態を説明
するための斜視図である。
【図11】本発明によるワイヤハーネス用プロテクタの
他の一実施の形態を示す斜視図である。
【図12】従来例のワイヤハーネス用プロテクタの構成
及び取り付け状態に対する説明図である。
【図13】図12に対して過大な外力がワイヤハーネス
にかかったときの状態に対する説明図である。
【符号の説明】
21、43 ワイヤハーネス用プロテクタ 22 トランク用ヒンジ部材 23 ワイヤハーネス 24 トランクカバー 25 第一リンク(被取り付け部材) 29 プロテクタ本体 30 プロテクタカバー(カバー) 31 収容部 32 スライダ 33 把持部 34 凹部 35 ヒンジ 36 カバー部 37 係合部 39 スリット 40 ストッパ 41 テープ巻き部 42 テープ 44 テープ巻き部
フロントページの続き Fターム(参考) 3H023 AA04 AB01 AC13 AC71 AD24 4E352 AA09 CC18 CC20 CC56 DD02 DD05 DR14 DR19 DR24 DR25 DR26 5G357 DA10 DB03 DC12 DE02 5G363 AA20 BA02 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを保持することが可能で
    あって、被取り付け部材を押さえるための対向する突起
    が形成された断面略コ字状の把持部を有するとともに前
    記突起間を拡開することで前記把持部を撓ませ前記被取
    り付け部材に取り付けられるワイヤハーネス用プロテク
    タにおいて、 前記把持部の前記被取り付け部材に接触する一方の面に
    対して逆側となる肉厚方向の他方の面に接触し、前記把
    持部の撓みを規制することが可能なカバーを更に有する
    ことを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワイヤハーネス用プロ
    テクタにおいて、 前記把持部に前記ワイヤハーネスを収容することが可能
    な凹部を連成し、該凹部の開口部分を前記カバーで覆う
    ことにより前記ワイヤハーネスに対する収容部を構成す
    ることを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハ
    ーネス用プロテクタにおいて、 前記カバーは該カバーよりも薄肉となるヒンジを介して
    回動可能に設けられるとともに前記把持部の前記他方の
    面に係合係止する突起、或いは、貫通又は凹状の孔を有
    することを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
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