JP5948653B2 - ワイヤハーネス配索構造 - Google Patents

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Description

本発明は、振動を受けるワイヤハーネスの配索構造に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車は、動力源となるモータユニットと、このモータユニットの駆動に必要な3相交流を発生させるインバータユニットと、これらモータユニット及びインバータユニットを接続するワイヤハーネス、すなわちモータケーブルとを備えて構成される。また、上記自動車は、インバータユニットに接続されるワイヤハーネスと、このワイヤハーネスを介して電力を供給するバッテリーとを備えて構成される。
例えばモータケーブルに関しては、下記特許文献1が一例として挙げられる。下記特許文献1に開示されたモータケーブルは、複数本のケーブルからなるケーブル本体と、このケーブル本体の一端に設けられてモータユニットとの接続部分になるモータ側接続部と、ケーブル本体の他端側に設けられてインバータユニットの接続部分になるインバータ側接続部と、ケーブル本体の中間に設けられてこの中間部分を車体に固定するケーブル固定部材とを備えて構成される。ケーブル固定部材は、専用の取付台及び固定金具を用いて車体に固定される。
一方、インバータユニットとバッテリーとを接続するワイヤハーネスに関しては、下記特許文献2が一例として挙げられる。下記特許文献2に開示されたワイヤハーネスは、複数本の高圧電線と、この複数本の高圧電線を収容保護する外装部材と、外装部材の端末から引き出される高圧電線を覆うためのコルゲートチューブと、コルゲートチューブの中間に設けられてこの中間部分を車体に固定するケーブル固定部材と、インバータ側接続部及びバッテリー側接続部とを備えて構成される。
特開2008−253017号公報 特開2010−47032号公報
図7において、ワイヤハーネス101は、ケーブル固定部材102を介して図示しない振動伝達源に固定される。また、ワイヤハーネス101は、ケーブル固定部材103及び104を介して図示しない車体のパネル部材に固定される。尚、パネル部材はこれ自身で振動を積極的に伝達させるものではない。すなわち、非振動伝達源である。ワイヤハーネス101は、振動伝達源が振動することにより振れが生じる。
このようなワイヤハーネス101の配索状態において、断線の懸念(ケーブル固定部材104の位置での振れによる応力集中)がある場合は評価を行い、さらには、ワイヤハーネス101の経路長や例えばケーブル固定部材104の向きの調整、ケーブル固定部材104の種類変更等の対策が施される。
そのため、周辺ユニットの配置が決まった段階で上記対策を必要とする場合は、ワイヤハーネス101の経路配索が難しくなったり、特殊なケーブル固定部材を起工したりするなど、対策にコストが嵩んでしまうという問題点を有する。
尚、上記以外の問題点としては、耐屈曲性が低いアルミ電線の使用が困難であるという点が挙げられる。アルミ電線は、コストダウン及び軽量化に有効な導電路である。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、断線防止とコストダウンとを図ることが可能なワイヤハーネス配索構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のワイヤハーネス配索構造は、振動伝達源を固定対象とする第一固定部材と、非振動伝達源を固定対象とする第二固定部材及び第三固定部材と、これら前記第一固定部材、前記第二固定部材及び前記第三固定部材の配設先となるワイヤハーネスとを含み、さらに、前記第三固定部材を前記第一固定部材及び前記第二固定部材の間に配置するとともに、前記第三固定部材は、前記振動伝達源から生じる振動が前記ワイヤハーネスに伝達されたときに該ワイヤハーネスがこの軸方向に交差して振れるのを許容する動き代を確保した状態に形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明のワイヤハーネス配索構造は、請求項1に記載のワイヤハーネス配索構造に係り、前記ワイヤハーネスに一対のストッパを固定し、該一対のストッパの間に前記第三固定部材を配置することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のワイヤハーネス配索構造は、請求項2に記載のワイヤハーネス配索構造に係り、前記ワイヤハーネスを構成する導電路に対し、又は該導電路を収容する可撓性の外装部材に対し前記第三固定部材及び前記一対のストッパを配設することを特徴とする。
請求項4に記載の本発明のワイヤハーネス配索構造は、請求項3に記載のワイヤハーネス配索構造に係り、アルミニウム又はアルミニウム合金製の導体を含んで前記導電路を構成することを特徴とする。
以上のような特徴を有する本発明によれば、ワイヤハーネスに振れが生じた時、ワイヤハーネスは第三固定部材の位置で、ある程度の動きが許容される。また、ワイヤハーネスに振れが生じた時、第三固定部材に一対のストッパが当接することから、上記の動きが許容された状態にあってもワイヤハーネスの大きな振れが防止される。
請求項1に記載された本発明によれば、ワイヤハーネスに第一固定部材と第二固定部材と第三固定部材とを設けるとともに、第三固定部材を第一固定部材と第二固定部材との間に配置する構造である。また、第一固定部材を振動伝達源に固定するとともに、第二固定部材及び第三固定部材を振動伝達源でない例えばパネル部材等の非振動伝達源に固定する構造である。さらには、第三部固定部材をワイヤハーネスの所定の動き代を確保した状態に形成する構造であることから、振動伝達源が振動し、この振動がワイヤハーネスに伝わって振動が生じたとしても、第三固定部材の位置でワイヤハーネスのある程度の動きを許容することができ、以て第三固定部材の位置での応力集中を緩和することができるという効果を奏する。従って、これによりワイヤハーネスの断線を防止することができるという効果も奏する。そして、本発明によれば、断線の懸念が解消され、従来のような評価や対策を施す必要がなくなることから、コストダウンを図ることができるという効果も奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え次のような効果を奏する。すなわち、ワイヤハーネスに一対のストッパを固定し、これらの間に第三固定部材を配置する構造であることから、一対のストッパでワイヤハーネスの軸方向の動き代を規定することができる。従って、本発明によれば、一対のストッパに第三固定部材を当接させることにより、ワイヤハーネスの軸方向の大きな振れを防止することができるという効果を奏する。これにより、ワイヤハーネス周辺の例えばユニット等への接触を防止することができるという効果も奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、請求項2の効果に加え次のような効果を奏する。すなわち、第三固定部材及び一対のストッパの好適な配設先として導電路又は外装部材を挙げることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、請求項3の効果に加え次のような効果を奏する。すなわち、本発明は断線防止を図ることができることから、ワイヤハーネスを構成する導電路に関し、この導体をアルミニウム又はアルミニウム合金製とすることができ、以てコストダウン及び軽量化を図ることができるという効果を奏する。
ワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。 本発明のワイヤハーネス配索構造を示す斜視図である。 第三固定部材の図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 第三固定部材及び一対のストッパを導電路に設けた状態を示す斜視図である。 第三固定部材及び一対のストッパを外装部材に設けた状態を示す斜視図である。 図5に係る図であり、(a)は正面図、(b)は半割ストッパの斜視図である。 従来例のワイヤハーネス配索構造を示す斜視図である。
本発明のワイヤハーネス配索構造は、ワイヤハーネスに第一固定部材と第二固定部材と第三固定部材とを設ける。また、第三固定部材を第一固定部材と第二固定部材との間に配置する。さらに、第一固定部材を振動伝達源に固定するとともに、第二固定部材及び第三固定部材を振動のない非振動伝達源に固定する。さらにまた、第三部固定部材をワイヤハーネスの所定の動き代を確保した状態に形成する。
また、本発明のワイヤハーネス配索構造は、ワイヤハーネスの軸方向に所定の間隔で一対のストッパを固定し、この一対のストッパの間に第三固定部材を配置する。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1はワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、図2は本発明のワイヤハーネス配索構造を示す斜視図である。また、図3は第三固定部材の図、図4は第三固定部材及び一対のストッパを導電路に設けた状態を示す斜視図、図5は第三固定部材及び一対のストッパを外装部材に設けた状態を示す斜視図、図6は図5に係る正面図及び斜視図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車や一般的な自動車であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用するものとする。
図1において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
インバータユニット4は、本実施例においてモータユニット3上に載置固定される。すなわち、一体化するようにインバータユニット4は配置される(一例であり、別体であってもよいものとする)。一体化状態にあるモータユニット3とインバータユニット4は、高圧の接続手段8(インバータユニット4とモータユニット3とが別体の場合は、モータケーブルと呼ばれる高圧のワイヤハーネスが該当する)により接続される。
バッテリー5とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車体床下11の地面側に配索される。また、車体床下11に沿って略平行に配索される。車体床下11は、公知のボディであるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔(符号省略)が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端13が公知の方法で電気的に接続される。ワイヤハーネス9の前端14側は、インバータユニット4に対し公知の方法で電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを構成に含むものとする。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含むものとする。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成されるものとする。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成されるものとする。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化してなるものとする。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能であるものとする。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないものとする。
先ず、ワイヤハーネス9の構成及び構造について説明をする。ワイヤハーネス9は、上記の如くインバータユニット4とバッテリー5とを電気的に接続するための高圧の部材であって、導電路15(図2参照)と、図示しない外装部材とを含んで構成される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が図示しないクランプを用いて車体床下11に配索されるとともに、前端14側が図2に示す如く本発明のワイヤハーネス配索構造16にて配索される。尚、本発明のワイヤハーネス配索構造16は、上記モータケーブルにも適用可能であるものとする。
図2において、導電路15は、本実施例において二本の高圧電線が採用される(一例であるものとする)。高圧電線である導電路15は、導体及び絶縁体(被覆)を含み、電気的な接続に必要な長さを有するように形成される。導体は、銅や銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金により製造される。本実施例においては、軽量化且つコストダウン可能なアルミニウム又はアルミニウム合金が導体として採用される。導体に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は丸形となる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。導電路15は、振れ可能な柔軟性を有している。
尚、本実施例においては高圧電線である導電路15を用いるが、この限りでないものとする。すなわち、n系統の回路(n個の回路)を同軸で一本に構成してなる高圧同軸複合導電路等であってもよいものとする。
ワイヤハーネス9の前端14側に採用されるワイヤハーネス配索構造16は、第一固定部材17と、第二固定部材18と、第三固定部材19とを用いて導電路15を配索する構造である。また、好ましくは一対のストッパ20の間に第三固定部材19を配置してなる構造でもある。このようなワイヤハーネス配索構造16は、振動や衝撃等で導電路15が振れても固定部分への応力集中を緩和することができるとともに、ワイヤハーネスの軸方向の振れを大きくならないようにすることもできる。
第一固定部材17としては、公知のクランプ又はクリップ等の固定部材が用いられる。第一固定部材17は、振動伝達源に固定されるものであり、形状等は特に限定されないものとする。ここではモータユニット3(図1参照)が振動伝達源である。振動伝達源は、ワイヤハーネス9に対し振動を積極的に伝達するものである。インバータユニット4は、振動伝達源であるモータユニット3等からの影響を受けて振動し、この振動がワイヤハーネス9に伝達される。振動が伝達されることにより、ワイヤハーネス9(ここでは導電路15)は矢印Pに示す如く振動する。尚、第一固定部材17による固定位置において、導電路15はインバータユニット4やモータユニット3と同じに振動する。
第一固定部材17は、導電路15に対し略密着するように、言い換えればガタ付きや位置ズレすること無く取り付けられる。尚、第一固定部材17のインバータユニット4への固定は公知の固定方法が採用されるものする。
第二固定部材18も第一固定部材17と同様に公知のクランプ又はクリップ等の固定部材が用いられる。このような第二固定部材18は、例えばパネル部材等の図示しない非振動伝達源(これ自身で振動を積極的に伝達させないもの)に固定される。第二固定部材18は、第一固定部材17と同様、導電路15に対し略密着するように、言い換えればガタ付き無く取り付けられる。
第三固定部材19は、第一固定部材17と第二固定部材18との間に配設される固定部材であって、第二固定部材18と同様に例えばパネル部材等の図示しない非振動伝達源に固定される。第三固定部材19は、本実施例において第一固定部材17よりも第二固定部材18に近い側に配置固定される。
図2及び図3において、第三固定部材19は、導電路15に対し所定の動き代Qを確保した状態に、言い換えれば「ガバガバ」な状態に取り付けられる。導電路15は、動き代Qの範囲内で動きが許容される。以下、第三固定部材19の構造について説明をする。
図3において、第三固定部材19は、樹脂成型品であって、ハーネス側取付部21と、このハーネス側取付部21に一体成型されるブラケット側取付部22とを有する。ハーネス側取付部21は、ワイヤハーネス9(導電路15。ここでは模式的に図示する)に対し所定の動き代Qを確保した状態に形成される。ハーネス側取付部21は、本実施例において短い円筒形状に形成される(形状は一例であるものとする)。また、ハーネス側取付部21は、導電路15を保持又はガイドできる形状に形成される。
動き代Qは、導電路15が必要以上に振れないように寸法が設定されるものとする。動き代Qの寸法は、導電路15に振れが生じた時に第三固定部材19の位置で応力集中を緩和することができれば、また、導電路15に断線を生じさせなければ、大きな寸法に設定しなくてもよいものとする。
ハーネス側取付部21の開口縁には、テーパが形成される(図示省略)。このテーパは、導電路15が振れても有害なエッジにならないように形成される。尚、テーパの設定は任意であるものとする。この他、ハーネス側取付部21は、第一固定部材17側の開口が広く、第二固定部材18側の開口の方が狭くなるような、若干窄んだ筒形状であってもよいものとする。
ハーネス側取付部21は、経路配索前に予め導電路15に挿通される形状、又は、経路配索時に後付けされる形状に形成されるものとする。
ブラケット側取付部22は、上記パネル部材(図示省略)の例えばブラケットに固定される部分として形成される。尚、パネル部材にスタッドボルトが設けられるのであれば、このスタッドボルトに対応する形状に形成され、パネル部材に係止穴が設けられるのであれば、この係止穴に引っ掛かり係止される形状にブラケット側取付部22が形成されるものとする。このようなブラケット側取付部22には、図示しないブラケットに挿入されて係止状態となる係止部23が形成される。図示しないブラケットは、タブ状に形成されるとともに、係止部23に対応する係止穴を有する。
図4において、一対のストッパ20は、導電路15の軸方向の動き代R(図2参照)を規定する部材であって、所定の間隔Sをあけて第三固定部材19の両側に配設される。導電路15は、一対のストッパ20が第三固定部材19に当接することにより、軸方向の大きな振れを防止することができる。大きな振れを防止できれば、導電路15周辺の例えばユニット等への接触を防止することもできる。
一対のストッパ20は、それぞれ同じに形成される。本実施例においては、短い円筒形状に形成される(形状は一例であるものとする)。ストッパ20自身は、同じ形状の半割ストッパ24同士を係合させて形成される。尚、半割ストッパ24に関しては別の例で後述する。一対のストッパ20は、導電路15に対し略密着するように、言い換えればガタ付き無く取り付けられる。また、一対のストッパ20は、第三固定部材19に当接しても位置ズレしない状態に取り付けられる。
以上のワイヤハーネス配索構造16は、第一固定部材17、第二固定部材18、及び第三固定部材19の配設先が導電路15であるが、この限りでないものとする。すなわち、図5及び図6に示す如くの外装部材25に対し配設してもよいものとする。
図5及び図6において、外装部材25は、導電路15(図2参照)を収容保護する柔軟な樹脂部材であって、本実施例においては公知のコルゲートチューブが採用される。コルゲートチューブは、図示の如く周方向の凹凸を有することから、この凹凸に一対のストッパ20を係合させることが有効である(位置ズレを防止することができる。また、動き代Qの寸法管理を容易にすることができる)。
図6において、ストッパ20は、二つの半割ストッパ24を向きを変えて係合させることにより図示形状に形成される。半割ストッパ24は、略半円筒形状の半割ストッパ本体26を有する。この半割ストッパ本体26の一端には、係止突起27が形成され、他端には係止部28が形成される。また、半割ストッパ本体26の内面には、上記凹凸に係合するリブ29が複数形成される。半割ストッパ本体26の係止突起27は、相手側の半割ストッパ本体26の係止部28に係止され、相手側の半割ストッパ本体26の係止突起27は、係止部28に係止される。同じ形状の半割ストッパ24同士を係合させてなるストッパ20は、コスト上昇の抑制に有効である。
以上、図1ないし図6を参照しながら説明してきたように、ワイヤハーネス配索構造16は、ワイヤハーネス9に第一固定部材17と第二固定部材18と第三固定部材19とを設けるとともに、第三固定部材19を第一固定部材17と第二固定部材18との間に配置する構造である。また、第一固定部材17を振動伝達源であるインバータユニット4に固定するとともに、第二固定部材18及び第三固定部材19を振動伝達源でない例えばパネル部材等の非振動伝達源に固定する構造である。さらには、第三部固定部材19をワイヤハーネス9の所定の動き代Qを確保した状態に形成する構造である。
従って、ワイヤハーネス9が振動したとしても、第三固定部材19の位置でワイヤハーネス9のある程度の動きを許容することができ、以て第三固定部材19の位置での応力集中を緩和することができるという効果を奏する。これにより、ワイヤハーネス9の断線を防止することができるという効果も奏する。そして、ワイヤハーネス配索構造16を採用することにより断線の懸念を解消することができて従来のような評価や対策を施す必要がなくなることから、コストダウンを図ることができるという効果も奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット(振動伝達源)、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8…接続手段、 9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車体床下、 12…ジャンクションブロック、 13…後端、 14…前端、 15…導電路、 16…ワイヤハーネス配索構造、 17…第一固定部材、 18…第二固定部材、 19…第三固定部材、 20…ストッパ、 21…ハーネス側取付部、 22…ブラケット側取付部、 23…係止部、 24…半割ストッパ、 25…外装部材、 26…半割ストッパ本体、 27…係止突起、 28…係止部、 29…リブ、 Q…動き代、 R…軸方向の動き代

Claims (4)

  1. 振動伝達源を固定対象とする第一固定部材と、非振動伝達源を固定対象とする第二固定部材及び第三固定部材と、これら前記第一固定部材、前記第二固定部材及び前記第三固定部材の配設先となるワイヤハーネスとを含み、さらに、前記第三固定部材を前記第一固定部材及び前記第二固定部材の間に配置するとともに、前記第三固定部材は、前記振動伝達源から生じる振動が前記ワイヤハーネスに伝達されたときに該ワイヤハーネスがこの軸方向に交差して振れるのを許容する動き代を確保した状態に形成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス配索構造。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス配索構造において、
    前記ワイヤハーネスに一対のストッパを固定し、該一対のストッパの間に前記第三固定部材を配置する
    ことを特徴とするワイヤハーネス配索構造。
  3. 請求項2に記載のワイヤハーネス配索構造において、
    前記ワイヤハーネスを構成する導電路に対し、又は該導電路を収容する可撓性の外装部材に対し前記第三固定部材及び前記一対のストッパを配設する
    ことを特徴とするワイヤハーネス配索構造。
  4. 請求項3に記載のワイヤハーネス配索構造において、
    アルミニウム又はアルミニウム合金製の導体を含んで前記導電路を構成する
    ことを特徴とするワイヤハーネス配索構造。
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