JP6045618B2 - 外装部材及びワイヤハーネス - Google Patents

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    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
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Description

本発明は、導電路を外部から保護する管体形状の外装部材と、この外装部材を構成に含むワイヤハーネスとに関する。
例えば、高電圧のワイヤハーネスを例に挙げると、下記特許文献1には、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される高電圧の機器間を電気的に接続するワイヤハーネスが開示される。特許文献1のワイヤハーネスは、本願出願人によるもので、一又は複数本の導電路と、この一又は複数本の導電路を挿通して保護する管体形状の外装部材とを備えて構成される。特許文献1のワイヤハーネスは、車両床下を通って配索される長尺なものである。
特開2010−47032号公報
上記従来技術にあっては、外装部材における端末部の位置で導電路がテープ巻きにより固定される。また、導電路は、外装部材に挿通されつつ車両床下の前後位置でプロテクタによっても保持される。外装部材にしろプロテクタにしろ、導電路はこの一端側と他端側とが離れて固定され、そして中間部が外装部材との間に隙間をあけた状態に収容されることから、このような収容状態において、例えば走行時の振動が導電路に伝わった場合には、導電路が振れて外装部材の内面に当たってしまうという虞がある。すなわち、導電路側に削れ等が生じてしまうという虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、外装部材内での導電路の動きを抑制することが可能な外装部材と、この外装部材を構成に含むワイヤハーネスとを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の外装部材は、端末部の開口を介して導電路を挿通することにより該導電路を外部から保護する管体形状の外装部材において、当該外装部材は、腹割きなしで管軸方向にのびる形状をなし、前記導電路をストレートに配索する部分としてのストレート管部を有し、前記ストレート管部は、前記管軸を中心に周方向に当該ストレート管部の本体に比して肉厚が薄く形成された凸部及び凹部が交互、且つ、前記凸部および前記凹部のそれぞれが略等間隔に連続して配置され、且つ、前記凸部及び前記凹部の軸方向両端部が前記本体に一体的に連接され、さらに、当該外装部材には、前記外部の側から見て凸の形状になる前記複数の凸部を内方に押圧して変形させると、該押圧及び変形の作用により前記複数の凹部が前記導電路との間の隙間を狭めるように前記内方に変形して、前記導電路を保持するための変形保持部が形成されることを特徴とする。
請求項に記載の本発明は、請求項1に記載の外装部材において、前記複数の凹部は、前記複数の凸部よりも前記周方向の幅が広く形成されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1又は2に記載の外装部材と、該外装部材に挿通される導電路と、前記外装部材の所定位置で前記外装部材を内方に押圧して変形させるための押圧部材とを備えて構成されることを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、導電路の動きを抑制する必要のある位置で、例えば一括して複数の凸部を内方に押圧して変形させ、そして、この押圧及び変形の作用によって複数の凹部を内方に変形させれば、変形させた複数の凹部で導電路との間の隙間を狭めることができる。すなわち、複数の凹部及び凸部を変形させてなる変形保持部により、導電路を動き難くしたり、導電路を動かないように保持したりすることができる。従って、本発明によれば、所望の位置で外装部材内の導電路の動きを抑制することができ、以て導電路側の削れ等を防止することができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、複数の凸部の周方向の幅よりも複数の凹部の周方向の幅の方を広く形成することから、複数の凸部を内方に押圧して変形させた時に、この凸部の押圧及び変形の作用による応力を複数の凹部の方に集中させることができる。従って、本発明によれば、複数の凹部を内方に変形させ易くすることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1又は2に記載の外装部材を含んで構成されることから、ワイヤハーネスとして上記効果を得ることができる。従って、本発明によれば、より良いワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。 本発明の外装部材を示す斜視図である。 図2の要部である複数の凸部及び複数の凹部の拡大斜視図である。 図3の複数の凸部に対し内方への押圧力を加えようとする直前の状態を示す図である。 図4の複数の凸部に加わる押圧力の向きを示す図である。 (a)は複数の凸部及び複数の凹部が変形して変形保持部が形成された状態を示す図、(b)は応力の集中状態を示す図である。 (a)は変形保持部が形成されて導電路が保持された状態を示す図、(b)は応力の集中状態を示す図である。
ワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、この外装部材に挿通される導電路と、外装部材を内方に押圧するための押圧部材とを備えて構成される。外装部材の例えば中間部には、管軸方向にのびる形状、且つ、管軸を中心に周方向に交互に連続して配置される形状の凸部及び凹部が複数形成される。このような複数の凸部及び凹部からなる部分には、押圧部材の押圧によって変形保持部が形成される。変形保持部は、外部側から見て凸の形状になる複数の凸部を内方に押圧して変形させると、この押圧及び変形の作用により複数の凹部が導電路との間の隙間を狭めるように内方に変形して形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。また、図2は本発明の外装部材を示す斜視図、図3は複数の凸部及び複数の凹部の拡大斜視図、図4は複数の凸部に対し内方への押圧力を加えようとする直前の状態を示す図、図5は複数の凸部に加わる押圧力の向きを示す図、図6及び図7は変形保持部が形成された状態と応力の集中状態とを示す図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車やエンジンで走行する一般的な自動車等であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用する。
<ハイブリッド自動車1の構成について>
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8(高電圧用のモーターケーブル)により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両における(車体における)車両床下11に配索される。また、中間部10は、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディ(車体)であるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段が電気的に接続される。また、ワイヤハーネス9とインバータユニット4は、前端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段を介して電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりなる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないのは勿論である。
図1(b)において、引用符号15はワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス15は、低圧の(低電圧用の)ものであって、ハイブリッド自動車1における自動車後部7の低圧バッテリー16と、自動車前部17に搭載される補器18(機器)とを電気的に接続するために備えられる。ワイヤハーネス15は、図1(a)のワイヤハーネス9と同様に、車両床下11を通って配索される(一例であり、車室側を通って配索されてもよいものとする)。
図1(a)及び(b)に示す如く、ハイブリッド自動車1には、高圧のワイヤハーネス8、9及び低圧のワイヤハーネス15が配索される。本発明は、いずれのワイヤハーネスであっても適用可能であるが、代表例として低圧のワイヤハーネス15を挙げて以下に説明をする。
<ワイヤハーネス15の構成について>
図1(b)において、車両床下11を通って配索される長尺なワイヤハーネス15は、ハーネス本体19と、このハーネス本体19の両端末にそれぞれ配設されるコネクタ20(外部接続手段)とを備えて構成される。また、ワイヤハーネス15は、所定位置に配索するための固定部材(例えばクランプ等)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。
<ハーネス本体19の構成について>
図2において、ハーネス本体19は、三本の導電路21と、この三本の導電路21を収容保護するための本発明の外装部材22と、外装部材22を内方に押圧するための押圧部材23とを備えて構成される。尚、導電路21の本数に関し、本実施例においては三本であるが、これは一例であるものとする。また、外装部材22の構成及び構造に関し、高圧のワイヤハーネス9を一緒に収容保護するようなものを採用してもよいものとする。先ず、ハーネス本体19における導電路21の構成及び構造について説明をし、次に、本発明の外装部材22の構成及び構造について説明をする。
<導電路21の構成及び構造について>
導電路21は、導電性の導体と、この導体を被覆する絶縁性の絶縁体とを備えて構成される。導体は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により断面円形に形成される。導体に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は円形(丸形)になる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。以上のような導体は、この外面に絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体が押出成形される。
絶縁体は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体の外周面に押出成形される。絶縁体は、断面円形状の被覆として形成される。絶縁体は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
<本発明の外装部材22の構成及び構造について>
外装部材22は、樹脂成形にて一本の真っ直ぐな管体形状のものに形成される(使用前は真っ直ぐである。尚、樹脂製に限らず金属製であってもよいものとする)。また、外装部材22は、腹割きなしの形状に形成される。別な言い方をすれば、スリットのない形状に形成される(割チューブでない形状に形成される)。
このような外装部材22は、可撓性を有する可撓管部24と、導電路21をストレートに配索する部分としてのストレート管部25とを有する。可撓管部24とストレート管部25は、複数形成される。また、これらは交互に配置形成される。
可撓管部24は、車両取付形状(ワイヤハーネス配索先の形状。固定対象の形状)に合わせて配置される。また、可撓管部24は、車両取付形状に合わせた長さにも形成される。可撓管部24の長さは一定でなく、車両取付形状に合わせて必要な長さにそれぞれ形成される。このような可撓管部24は、ワイヤハーネス15の梱包状態や輸送時、車両への経路配索時に、それぞれ所望の角度で撓ませることができるように形成される。すなわち、可撓管部24は、撓ませて曲げ形状にすることができるとともに、図示のような真っ直ぐな元の状態(樹脂成形時の状態)に戻すことも当然にできるように形成される。
可撓管部24は、本実施例において、蛇腹管形状に形成される(可撓性を有すれば形状は特に限定されないものとする)。具体的には、周方向の蛇腹凹部及び蛇腹凸部を有するとともに、これら蛇腹凹部及び蛇腹凸部が管軸方向(図4の中心線CLの延在方向)に交互に連続するように形成される。
ストレート管部25は、可撓管部24のような可撓性を持たない部分として形成される。また、ストレート管部25は、梱包状態や輸送時、経路配索時において曲がらない部分としても形成される(曲がらない部分とは、可撓性を積極的に持たせない部分という意味である)。図中のストレート管部25は、長い直管形状に形成される。
ストレート管部25は、可撓管部24と比べ、リジッドな部分に形成される。ストレート管部25は、車両取付形状に合わせた位置や長さに形成される。ストレート管部25は、本実施例において、少なくとも車両床下11(図1参照)に配置される部分として形成される。このようなストレート管部25の中間部になる所定位置には、本発明の特徴部分である複数の凸部26及び複数の凹部27が一体に形成される(尚、複数の凸部26及び複数の凹部27は、ストレート管部25の一部として形成されるが、この限りでないものとする。すなわち、複数の凸部26及び複数の凹部27のみでストレート管部25を形成してもよいものとする)。
<本発明の特徴部分である複数の凸部26及び複数の凹部27について>
図3において、複数の凸部26及び複数の凹部27は、管軸方向(図4の中心線CLの延在方向)にのびる形状に形成される。また、このような形状の複数の凸部26及び複数の凹部27は、管軸を中心に周方向に交互に連続して配置される。複数の凸部26及び複数の凹部27は、この肉厚がストレート管部25の本体よりも若干薄くなるように形成される(一例であり、同じ肉厚であってもよいものとする)。
尚、図2の引用符号28は形状変換部を示す。形状変換部28は、断面円形状の部分から複数の凸部26及び複数の凹部27の形状に変換される途中の部分として形成される。
複数の凸部26及び複数の凹部27は、本実施例において、六つずつ形成される(数は一例であるものとする)。複数の凸部26及び複数の凹部27は、凸部26の周方向の幅よりも凹部27の周方向の幅の方が広くなるように形成される。
尚、凹部27の形状に関し、図4の中心線CLを基準に円を描いた時に、この円の円弧に一致するような形状に本実施例では形成されるが(別な言い方をすれば外方に凸になる円弧形状に形成されるが)、この形状に限らずに次のような形状に形成されてもよいものとする。すなわち、それぞれの凹部27が上記とは逆の内方に凸になる円弧形状(上記円の円弧に一致しない形状)に形成されてもよいものとする。凹部27が内方に変形し易くなる形状であれば特に限定されないものとする。この他、上記円を楕円や長円に読み替えて凹部27の円弧形状が形成されてもよいものとする。
<押圧部材23について>
図2及び図4において、押圧部材23は、外装部材22における複数の凸部26及び複数の凹部27の部分を内方に押圧して変形させるための部材であって、本実施例においては結束バンドが採用される(一例であるものとする)。結束バンドは、以下の説明で分かるようになるが、複数の凸部26を一括して内方に押圧することができる(均等に締め付け力を生じさせて複数の凸部26を一括して内方に押圧し変形させることができる)という利点を有する。また、結束バンドは、公知の部材であることから、部材を新設する場合と比べて格段にコスト低減を図ることができるという利点や、信頼性が高いという利点も有する。
<本発明の作用について>
図4において、複数の凸部26及び複数の凹部27の周囲に押圧部材23を巻き、そして、押圧部材23の締め付けを行い、複数の凸部26を一括して内方に押圧すると、この時、図5の矢印に示すような管軸に向けた押圧力(図4の中心線CLに向けた締め付け力)が複数の凸部26に掛かる。
図6(a)及び図7(a)において、上記押圧力の作用により複数の凸部26が内方に変形すると、この押圧及び変形に伴って複数の凹部27も内方に変形する。この時、複数の凹部27は三本の導電路21との間の隙間を狭めるような状態、若しくは接触するような状態に変形する。
尚、複数の凹部27は、複数の凸部26よりも内方に大きく変形する。これは、複数の凸部26の周方向の幅よりも複数の凹部27の周方向の幅の方が広く形成されるからである。具体的には、複数の凸部26を内方に押圧した時に、この押圧力の作用により生じる応力を複数の凹部27の方に集中させることができるからである(図6(b)及び図7(b)の色の濃い部分が応力の集中度合いが高いことを示す。上記のような幅の関係により、複数の凹部27を内方に変形させ易くすることができるという利点を有する)。
複数の凸部26及び複数の凹部27は、押圧部材23により内方に変形すると、この変形部分は変形保持部29として形成される。変形保持部29は、図示の如く三本の導電路21を保持する部分として形成される。
<本発明のまとめ及び効果について>
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、ワイヤハーネス15は、管体形状の外装部材22と、この外装部材22に挿通される三本の導電路21と、外装部材22を内方に押圧して変形させるための押圧部材23とを備えて構成される。外装部材22は、この中間部(ストレート管部25)に、管軸方向にのびる形状、且つ、管軸を中心に周方向に交互に連続して配置される形状の凸部26及び凹部27が複数形成される。
このような複数の凸部26及び複数の凹部27からなる部分には、押圧部材23の押圧によって変形保持部29が形成される。変形保持部29は、外部側から見て凸の形状になる複数の凸部26を一括して内方に押圧して変形させると、この押圧及び変形の作用により複数の凹部27が導電路21との間の隙間を狭めるように内方に変形して形成される。
従って、本発明によれば、複数の凸部26及び複数の凹部27を変形させてなる変形保持部29により、三本の導電路21を動かないように保持することができる。すなわち、本発明によれば、所望の位置で外装部材22内の三本の導電路21の動きを抑制することができ、以て導電路21側の削れ等を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ストレート管部25に複数の凸部26及び複数の凹部27を形成することから、ストレート管部25における所望の位置で外装部材22内の三本の導電路21の動きを抑制することができるという効果を奏する。これにより、例えば車両床下11のような長い範囲での導電路21の動きを抑制することができ、以て上記同様に導電路21側の削れ等を防止することができるという効果を奏する。
尚、本実施例では、ストレート管部25の中間部に複数の凸部26及び複数の凹部27を形成しているが、これに限らず可撓管部24の例えば中間部に配置形成したり、外装部材22の端末部や、この端末部近傍に配置形成したりしてもよいものとする。さらには、ストレート管部25と可撓管部24の両方などに配置形成したりしてもよいものとする。
また、本発明によれば、外装部材22を腹割きなしの形状に形成することから、防水性及び防塵性等を確保することができ、以て導電路21側への悪影響を排除することができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…ハーネス端末、 14…シールドコネクタ、 15…ワイヤハーネス、 16…低圧バッテリー、 17…自動車前部、 18…補器、 19…ハーネス本体、 20…コネクタ、 21…導電路、 22…外装部材、 23…押圧部材、 24…可撓管部、 25…ストレート管部、 26…凸部、 27…凹部、 28…形状変換部、 29…変形保持部

Claims (3)

  1. 端末部の開口を介して導電路を挿通することにより該導電路を外部から保護する管体形状の外装部材において、
    当該外装部材は、
    腹割きなしで管軸方向にのびる形状をなし、
    前記導電路をストレートに配索する部分としてのストレート管部を有し、
    前記ストレート管部は、
    前記管軸を中心に周方向に当該ストレート管部の本体に比して肉厚が薄く形成された凸部及び凹部が交互、且つ、前記凸部および前記凹部のそれぞれが略等間隔に連続して配置され、且つ、前記凸部及び前記凹部の軸方向両端部が前記本体に一体的に連接され、
    さらに、当該外装部材には、前記外部の側から見て凸の形状になる前記複数の凸部を内方に押圧して変形させると、該押圧及び変形の作用により前記複数の凹部が前記導電路との間の隙間を狭めるように前記内方に変形して、前記導電路を保持するための変形保持部が形成される
    ことを特徴とする外装部材。
  2. 請求項1に記載の外装部材において、
    前記複数の凹部は、前記複数の凸部よりも前記周方向の幅が広く形成される
    ことを特徴とする外装部材。
  3. 請求項1又は2に記載の外装部材と、該外装部材に挿通される導電路と、前記外装部材の所定位置で前記外装部材を内方に押圧して変形させるための押圧部材とを備えて構成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス
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