JP2013229408A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Yuichi Kimoto
裕一 木本
Yoshinori Sugimoto
佳典 杉本
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Abstract

【課題】対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルが3つの電磁シールド部材によって個別に囲まれる場合に、過大な電磁誘導電流が電磁シールド部材に流れることを防止すること。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブル9と、3本の電力ケーブル9各々の周囲を個別に囲む導電性の3つの電磁シールド部材1と、少なくとも1つの中間短絡部材2とを備えている。中間短絡部材2は、3つの電磁シールド部材1を、それらの長手方向における両端部の間の少なくとも1箇所の中間部位において相互に電気的に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線の周囲を囲む導電性の電磁シールド部材を備えるワイヤハーネスに関する。
従来、自動車に代表される車両に敷設されるワイヤハーネスは、電線の周囲を囲みノイズ電磁波を遮蔽する導電性の電磁シールド部材を備える場合がある。電磁シールド部材の中空部に通される電線は、通常、非シールド電線である。非シールド電線は、編組線などの電磁シールド部材で覆われていない絶縁電線である。
例えば、特許文献1に示されるように、車両のワイヤハーネスは、電磁シールド部材として、筒状に編まれた金属の線材により構成された編組線を備える場合がある。編組線は、電線の変形に応じて変形自在な筒状の電磁シールド部材である。
また、特許文献2に示されるように、自動車における底板の下面(床下)などの外部に露出する場所に敷設されるワイヤハーネスは、電線の周囲を囲む筒状の金属部材である電線保護パイプを備える場合がある。電線保護パイプは、道路から飛び散る砂利などの異物から電線を保護する部材であると同時に、ノイズ電磁波を遮蔽する電磁シールド部材でもある。
電磁シールド部材を備えるワイヤハーネスにおいて、電線の両端部は、接続相手の機器を収容する金属製の筐体の開口から筐体内へ配線され、電磁シールド部材の両端部は、金属製の筐体と電気的に接続される。また、金属製の筐体は、自動車のボディなどの基準電位体と電気的に接続されている。従って、電磁シールド部材及び基準電位体は、筐体などの他の導電性部材とともに閉ループを形成している。
電磁シールド部材が囲む電線が交流電流を伝送する電力ケーブルである場合、電磁誘導電流が、電磁シールド部材及び基準電位体により形成される閉ループに流れる。また、電磁シールド部材に流れる電磁誘導電流は、電力ケーブルに流れる交流電流の電流値及び周波数が大きいほど大きくなる。
また、電気自動車及びハイブリッド自動車などの電動車両においては、三相モータが採用され、三相モータに接続されるワイヤハーネスは、対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルを備える。この場合、各相の交流電気ごとに生じる電磁誘導による電気の位相のずれは同じである。なお、以下の説明において、特段の説明なく三相交流という用語が用いられた場合、それは対称三相交流のこと、即ち、それぞれの位相のずれ(120度)が同じである三相交流のことを意味する。
三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルが、1つの電磁シールド部材によって一括して囲まれている場合、3本の電力ケーブル各々に流れる各相の交流電流による電磁誘導が、1つの電磁シールド部材において生じる。そのため、電磁誘導により生じた位相の異なる三相の電気は、1つの電磁シールド部材において混合されて相互に打ち消し合う。
一方、三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルが、3つの電磁シールド部材によって個別に囲まれている場合、3本の電力ケーブル各々に流れる各相の交流電流による電磁誘導が、電磁シールド部材ごとに個別に生じる。配線の便宜上、ワイヤハーネスは、三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブル各々を個別に囲む3つの電磁シールド部材を備えることを要求される場合がある。
特開2006−344398号公報 特開2011−193677号公報
昨今、電気自動車及びハイブリッド自動車などの電動車両において、インバータ回路から三相モータへ供給される交流電気の高パワー化及び高周波数化が進んでいる。そのため、ワイヤハーネスが、三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルを個別に囲む3つの電磁シールド部材を備える場合、過大な電磁誘導電流が各電磁シールド部材に流れやすい。また、電力ケーブル及び電磁シールド部材が長い場合も、過大な電磁誘導電流が各電磁シールド部材に流れやすい。
過大な電磁誘導電流が電磁シールド部材に流れると、電磁シールド部材で発生する熱によって周辺の部材が破損するという問題が生じる。
本発明の目的は、対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルが3つの電磁シールド部材によって個別に囲まれる場合に、過大な電磁誘導電流が電磁シールド部材に流れることを防止することである。
本発明の第1の態様に係るワイヤハーネスは、以下に示される各構成要素を備えている。
(1)第1の構成要素は、対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルである。
(2)第2の構成要素は、間隔を空けて並列に配列され、3本の上記電力ケーブル各々の周囲を個別に囲む導電性の3つの電磁シールド部材である。
(3)第3の構成要素は、3つの上記電磁シールド部材を、それらの長手方向における両端部の間の少なくとも1箇所の中間部位において相互に電気的に接続する中間短絡部材である。
本発明の第2の態様に係るワイヤハーネスは、第1の態様に係るワイヤハーネスの一態様である。第2の態様に係るワイヤハーネスにおいて、上記中間短絡部材は、3つの上記電磁シールド部材の上記中間部位を一括して挟持する導電性の挟持部を有する。
本発明の第3の態様に係るワイヤハーネスは、第2の態様に係るワイヤハーネスの一態様である。第3の態様に係るワイヤハーネスは、上記中間短絡部材に連結されており、板状の支持体の貫通孔の縁部に留められる非導電性の留め具をさらに備える。
第1〜第3の態様に係るワイヤハーネスにおいて、対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルが、3つの電磁シールド部材によって個別に囲まれている。そのため、3本の電力ケーブル各々に流れる各相の交流電流による電磁誘導が、電磁シールド部材ごとに個別に生じる。しかしながら、3つの電磁シールド部材は、少なくとも1箇所の中間部位において、中間短絡部材によって相互に電気的に接続されている。そのため、各電磁シールド部材において、位相の異なる三相の電磁誘導の電気は、混合されて相互に打ち消し合う。その結果、過大な電磁誘導電流が電磁シールド部材に流れることは防がれる。
また、第2の態様に係るワイヤハーネスにおいて、3つの電磁シールド部材は、中間短絡部材の挟持部により、間隔を空けて並列に配列された状態で保持される。これにより、3つの電磁シールド部材が、中間短絡部材が設けられた中間部位以外の部分において接近し過ぎることによって火花放電を引き起こす不都合を回避できる。また、中間短絡部材が、3つの電磁シールド部材の間隔を維持するスペーサの役割を兼ねるため、部品点数の低減効果が得られる。さらに、電磁シールド部材がその端部から筒状の部材に通される場合とは異なり、中間短絡部材の挟持部は、電磁シールド部材の中間部位に容易に取り付け可能である。
また、第3の態様に係るワイヤハーネスは、中間短絡部材に連結された非導電性の留め具を備える。そのため、ワイヤハーネスを車両に敷設する工程において、3つの電磁シールド部材の中間部位を車両のボディなどの支持体に固定する作業が容易となる。
本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス10の斜視図である。 車両に敷設されたワイヤハーネス10の平面図である。 ワイヤハーネス10が備える中間短絡部材2の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネス10Aの主要部の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネス10Bの主要部の分解斜視図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1〜3を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス10及びそれが備える中間短絡部材2について説明する。図1,2に示されるように、ワイヤハーネス10は、少なくとも3本の電力ケーブル9、少なくとも3つの電磁シールド部材1及び少なくとも1つの中間短絡部材2を備えている。
<電力ケーブル>
電力ケーブル9は、導電材料からなる芯線91と、芯線91の周囲を覆う絶縁材料からなる絶縁被覆92とにより構成された絶縁電線である。例えば、電力ケーブル9の端部の芯線91には、端子金具8が接続されている。なお、図1,2に示される例では、ワイヤハーネス10は、並列に配列された3本の電力ケーブル9を備えている。しかしながら、ワイヤハーネス10が、3本の電力ケーブル9のセットを2セット以上備えることも考えられる。
また、ワイヤハーネス10が、3本の電力ケーブル9の端部を一定の位置関係に保持するケーブル保持部材をさらに備えることも考えられる。この場合、ケーブル保持部材は、並列配置された3本の電力ケーブル9の端部を一定の位置関係で保持するとともに、3本の電力ケーブル9相互間を電気的に絶縁する。例えば、ケーブル保持部材が、非導電性の合成樹脂の部材であることが考えられる。この場合、ケーブル保持部材が、複数の電力ケーブル9をインサート部材とするインサート成形によって成形された部材であることが考えられる。
<電磁シールド部材>
電磁シールド部材1は、間隔を空けて並列に配列され、電力ケーブル9各々の周囲を個別に囲む導電性の部材である。従って、ワイヤハーネス10は、電力ケーブル9の数と同数の電磁シールド部材1を備えている。図1,2に示される例では、ワイヤハーネス10は、並列に配列された3つの電磁シールド部材1を備えている。しかしながら、ワイヤハーネス10が、電力ケーブル9の本数に応じて、3つの電磁シールド部材1のセットを2セット以上備えることも考えられる。
例えば、電磁シールド部材1が、電力ケーブル9の周囲を囲う金属製のパイプ部材であることが考えられる。この場合、パイプ部材は、例えば、鉄、ステンレス又はアルミニウムなどの金属を主成分とする材料で構成されていることが考えられる。パイプ部材の表面には、必要に応じてメッキ層又は塗料の層が形成されていることが考えられる。
また、電磁シールド部材1が、筒状に編まれた金属の線材により構成された編組線であることも考えられる。この場合、編組線が、銅、ステンレス又はアルミニウムなどの金属を主成分とする線材により構成されていることが考えられる。
また、金属糸の織物である金属布が、電磁シールド部材1として採用されることも考えられる。この場合、金属布は、電力ケーブル9の周囲に巻かれて筒状に形成される。
金属布は、例えば銅を主成分とする金属の糸が縦方向及び横方向に交差して織られた網目構造を有する生地である。また、金属布は、金属糸の生地に樹脂材料からなる柔軟性を有するフィルムが貼り付けられた構造を有する場合もある。編組線又は金属布からなる電磁シールド部材1は、導電性及び柔軟性を有する。
例えば図2に示されるように、ワイヤハーネス10が車両に敷設された状態において、電力ケーブル9の両端部は、接続相手の機器を収容する金属製の筐体7の開口から筐体7内へ配線される。さらに、電磁シールド部材1の両端部は、金属製の筐体7と電気的に接続される。
図2に示される例では、電磁シールド部材1と筐体7とが接続金具71によって接続されているが、それらを接続する手段は接続金具71に限られない。また、金属製の筐体7は、自動車のボディなどの基準電位体70と電気的に接続されている。従って、電磁シールド部材1及び基準電位体70は、筐体7などの他の導電性部材とともに閉ループを形成している。
<中間短絡部材>
中間短絡部材2は、3つの電磁シールド部材1を、それらの長手方向における両端部の間の少なくとも1箇所の中間部位において相互に電気的に接続する部材の一例である。図1,2に示される例では、2つの中間短絡部材2が、並列に配列された3つの電磁シールド部材1における2箇所の中間部位に設けられている。しかしながら、ワイヤハーネス10が、1つの中間短絡部材2のみを有する場合、及び3つ以上の中間短絡部材2を有する場合も考えられる。
本実施形態における中間短絡部材2は、挟持部3と外装部4とを有している。挟持部3は、3つの電磁シールド部材1の中間部位を一括して挟持する導電性の部材により構成されている。挟持部3は、例えば鉄、ステンレス又はアルミニウムなどの金属を主成分とする材料で構成された金具である。なお、挟持部3は、電磁シールド部材1を構成する導電性材料と同種の材料により構成されていることが望ましい。
図3に示されるように、挟持部3は、3つの電磁シールド部材1の中間部位を挟んで組み合わされる第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bにより構成されている。なお、図3において、電磁シールド部材1が仮想線(二点鎖線)で描かれている。
また、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bの各々には、3つの溝部31と、3つの溝部31を繋ぐ2つの中継部32と、3つの溝部31の配列方向における両端に形成された2つの連結部33とを有している。
溝部31は、3本の電力ケーブル9各々の周囲を囲む3つの電磁シールド部材1各々が嵌め入れられる溝状の部分である。電磁シールド部材1は、第一挟持部材3aの溝部31と第二挟持部材3bの溝部31との間に挟み込まれ、これにより、電磁シールド部材1と溝部31とが電気的に接続される。
中継部32は、3つの溝部31を間隔を空けて一定の位置関係に保持するとともに、3つの溝部31を電気的に接続する部分である。
また、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bは、間隔を空けて並ぶ3つの電磁シールド部材1を挟み込んだ状態で、連結具によって連結される。これにより、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bは、組み合わされた状態で保持される。図3に示される例では、連結具はネジ5である。
連結部33は、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bを連結する連結具が固定される部分である。図3に示される例では、連結部33は、連結用のネジ5が締め込まれるネジ孔331が形成された部分である。
また、外装部4は、挟持部3の外側面を覆う非導電性の部材である。本実施形態においては、外装部4は、第一挟持部材3aの外側面を覆う第一外装部材4aと、第二挟持部材3bの外側面を覆う第二外装部材4bとにより構成されている。
例えば、外装部4は、合成樹脂の成形部材である。この場合、外装部4は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、又はポリアミド(PA)などの材料により構成されている。また、第一外装部材4aは、例えば二色成形などによって第一挟持部材3aと一体に構成されている。同様に、第二外装部材4bも、第二挟持部材3bと一体に構成されている。
中間短絡部材2が外装部4を有することにより、ワイヤハーネス10が車両内に敷設されたときに、電磁シールド部材1の中間部位が、自動車のボディなどの周囲の導電性部材に過剰に接近したり接触したりすることが防止される。即ち、外装部4は、電磁シールド部材1とその周囲の部材とを電気的に絶縁するスペーサの役割を果たす。
図3に示される例では、第一外装部材4a及び第二外装部材4b各々には、連結具であるネジ5が挿入される貫通孔41が形成されている。この貫通孔41は、連結部33のネジ孔331に連通している。
<効果>
ワイヤハーネス10において、対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブル9は、3つの電磁シールド部材1によって個別に囲まれている。そのため、3本の電力ケーブル9各々に流れる各相の交流電流による電磁誘導が、電磁シールド部材1ごとに個別に生じる。
しかしながら、3つの電磁シールド部材1は、少なくとも1箇所の中間部位において、中間短絡部材2によって相互に電気的に接続されている。そのため、各電磁シールド部材1において、位相の異なる三相の電磁誘導の電気は、混合されて相互に打ち消し合う。その結果、過大な電磁誘導電流が電磁シールド部材1に流れることは防がれる。
また、ワイヤハーネス10において、3つの電磁シールド部材1は、中間短絡部材2の挟持部3により、間隔を空けて並列に配列された状態で保持される。これにより、3つの電磁シールド部材1が、中間短絡部材2が設けられた中間部位以外の部分において接近し過ぎることによって火花放電を引き起こす不都合を回避できる。
また、中間短絡部材2が、3つの電磁シールド部材1の間隔を維持するスペーサの役割を兼ねるため、部品点数の低減効果が得られる。さらに、電磁シールド部材1がその端部から筒状の部材に通される場合とは異なり、中間短絡部材2の挟持部3は、電磁シールド部材1の中間部位に容易に取り付け可能である。
<第2実施形態>
次に、図4を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネス10A及びそれが備える中間短絡部材2Aについて説明する。なお、図4は、ワイヤハーネス10Aの主要部の分解斜視図である。図4において、図1〜3に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、ワイヤハーネス10Aにおけるワイヤハーネス10と異なる点についてのみ説明する。
ワイヤハーネス10Aは、ワイヤハーネス10と同様に、3本の電力ケーブル9と、各電力ケーブル9の周囲を個別に囲む3つの電磁シールド部材1と、1つ以上の中間短絡部材2Aとを備えている。
中間短絡部材2Aは、中間短絡部材2と比較して、留め具6が追加された構成を有している。留め具6は、車両のボディパネルなどの板状の支持体の貫通孔の縁部に留められる周知の用具である。留め具6は、中間短絡部材2に対して一体に連結された非導電性の材料で構成されている。
留め具6は、例えば合成樹脂の成形部材である。この場合、留め具6は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、又はポリアミド(PA)などの材料により構成されている。
留め具6は、板材の貫通孔である取付孔に挿入される挿入部61と、外装部4が固定されたフランジ部62とを有している。留め具6は、挿入部61とフランジ部62とにより、取付孔の縁部を挟持する。
フランジ部62における一方の面に外装部4が固定され、他方の面に挿入部61が立設されている。フランジ部62は、取付孔を塞ぐように、取付孔の面積よりも大きな面積の皿状に形成されている。
挿入部61は、取付孔に挿入される際に、両側に張り出した部分が取付孔の縁部に接して押圧され、取付孔の幅まで収縮する。挿入部61が取付孔の内側へさらに押し込められると、両側に張り出した部分の形状は、取付孔の縁部の裏側において、取付孔の幅よりも大きな幅になるまで復帰する。その結果、挿入部61における両側に張り出した部分とフランジ部62とが、取付孔の縁部を表裏両側から挟み込む。その結果、留め具6が板材の取付孔の部分に固定される。
ワイヤハーネス10Aは、中間短絡部材2Aに連結された非導電性の留め具6を備える。そのため、ワイヤハーネス10Aを車両に敷設する工程において、3つの電磁シールド部材1の中間部位を車両のボディなどの支持体に固定する作業が容易となる。
<第3実施形態>
次に、図5を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネス10B及びそれが備える中間短絡部材2Bについて説明する。なお、図5は、ワイヤハーネス10Bの主要部の分解斜視図である。図5において、図1〜3に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、ワイヤハーネス10Bにおけるワイヤハーネス10と異なる点についてのみ説明する。
ワイヤハーネス10Bは、ワイヤハーネス10と同様に、3本の電力ケーブル9と、各電力ケーブル9の周囲を個別に囲む3つの電磁シールド部材1と、1つ以上の中間短絡部材2Bとを備えている。
中間短絡部材2Bは、中間短絡部材2と比較して、外装部4が除かれた構成を有している。即ち、中間短絡部材2Bは、挟持部3そのものである。挟持部3を構成する第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bは、ネジ5によって連結されている。
ワイヤハーネス10Bが採用された場合、ワイヤハーネス10が採用された場合と同様に、過大な電磁誘導電流が電磁シールド部材1に流れることが防止される。
<その他>
各実施形態において、中間短絡部材2,2A,2Bの挟持部3は、ネジ5によって連結される第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bにより構成されている。
しかしながら、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bが、ネジ5などの連結具を用いることなく連結可能な構造を有することも考えられる。例えば、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bが、カシメ連結又は溶接などによって連結されることも考えられる。
また、第一挟持部材3a及び第二挟持部材3bが、それぞれの一方の端部において連なった構造を有することによって一体に形成されていることも考えられる。
1 電磁シールド部材
2,2A,2B 中間短絡部材
3 挟持部
3a 第一挟持部材
3b 第二挟持部材
4 外装部
4a 第一外装部材
4b 第二外装部材
5 ネジ
6 留め具
7 筐体
8 端子金具
9 電力ケーブル
10,10A,10B ワイヤハーネス
31 溝部
32 中継部
33 連結部
41 貫通孔
61 挿入部
62 フランジ部
70 基準電位体
71 接続金具
91 芯線
92 絶縁被覆
331 ネジ孔

Claims (3)

  1. 対称三相交流の電気を伝導する3本の電力ケーブルと、
    間隔を空けて並列に配列され、3本の前記電力ケーブル各々の周囲を個別に囲む導電性の3つの電磁シールド部材と、
    3つの前記電磁シールド部材を、それらの長手方向における両端部の間の少なくとも1箇所の中間部位において相互に電気的に接続する中間短絡部材と、を備えるワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
    前記中間短絡部材は、3つの前記電磁シールド部材の前記中間部位を一括して挟持する導電性の挟持部を有する、ワイヤハーネス。
  3. 請求項2に記載のワイヤハーネスであって、
    前記中間短絡部材に連結されており、板状の支持体の貫通孔の縁部に留められる非導電性の留め具をさらに備える、ワイヤハーネス。
JP2012099329A 2012-04-25 2012-04-25 ワイヤハーネス Pending JP2013229408A (ja)

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