JP2000055130A - ダイナミックダンパおよびその製造方法 - Google Patents

ダイナミックダンパおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸に対して、円筒形乃至は円環形のマス
金具を外挿状態で相対変位可能に弾性支持せしめたダイ
ナミックダンパにおいて、制振効果を十分に確保しつ
つ、低コスト化と製造性の向上を達成すること。 【解決手段】 平板形状の板状金具28を巻き成形して
マス金具14を構成すると共に、該板状金具28に対し
て偏肉部24a,36を形成し、板状金具28の周方向
両端部22,22間の間隙に起因する中心軸回りのアン
バランスを補償した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、動的吸振器としてのダイナミッ
クダンパとその製造方法に係り、特に自動車用ドライブ
シャフト等の制振対象たる回転軸に取り付けられること
によって、該回転軸の振動を低減せしめるダイナミック
ダンパとその製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】自動車用ドライブシャフト等のように、軸
直角方向や軸方向の振動が入力される回転軸において
は、その振動を低減する目的で、円筒形状のマス金具
と、該マス金具を制振対象たる回転軸に対して外挿状態
で相対変位可能に弾性支持せしめる弾性支持部材とを、
含んで構成されたダイナミックダンパが採用されてい
る。例えば、実公平2−31626号公報や特開平8−
28627号公報等に記載されているものが、それであ
る。このような構造のダイナミックダンパは、回転軸に
おける振動や騒音の伝達を低減し、また回転軸の応力振
幅を抑えて疲労破損を防止するため等に有効である。
【0003】ところが、近年では、かかるダイナミック
ダンパにおいても、更なる製作性の向上と製造コストの
低減が要求されており、その構造等の改良が必要とされ
ていたのである。
【0004】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、十分な制振効果を確保しつつ、製造性およ
びコスト性が向上され得る、改良された構造のダイナミ
ックダンパと、その有利な製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、円筒形状乃至は円環形状の
マス金具と、該マス金具を制振対象たる回転軸に対して
外挿状態で相対変位可能に弾性支持せしめる弾性支持部
材とを、含んで構成されたダイナミックダンパにおい
て、前記マス金具を、巻き成形して周方向両端部を非接
着で周方向に対向せしめた板状金具で構成すると共に、
該板状金具に対して、中心軸回りのバランス調節用の偏
肉部を設けたことにある。
【0006】すなわち、従来構造のダイナミックダンパ
について、製作性およびコスト性を向上すべく、本発明
者が検討したところ、従来のダイナミックダンパでは、
マス金具として、一般に、引き抜き等で成形された金属
パイプを適当な長さで切断したものや、鍛造或いは鋳造
によって製作された円筒状金具が採用されていたが、こ
のような金属パイプや鍛造品,鋳造品からなるマス金具
は、製造が難しく、コストが高いという点に不具合を有
しており、かかる点に、未だ改良の余地が存するとの認
識を得た。そして、かかる認識の下に、より安価で製造
性に優れた板状金具を用い、プレス成形等で形成された
板状金具を巻き成形することによって、マス金具を製造
することを検討した。ところが、板状金具を巻き成形し
て得たマス金具にあっては、板状金具の周方向両端部の
突き合わせ部(周方向対向部)間に隙間が出来てしま
い、この隙間の存在によってマス金具が周方向でアンバ
ランスとなって、制振性能や弾性支持部材の耐久性に悪
影響が及ぼされるという問題があったのである。なお、
かかる突き合わせ部間を溶着することも考えられるが、
溶着部によっても周方向のアンバランスが発生すると共
に、コスト低減効果が達成されなくなるために、有効な
方策ではなかった。
【0007】そして、このような知見に基づいて完成さ
れた、前述の如き本発明に従う構造とされたダイナミッ
クダンパにおいては、プレス加工等で得られた板状金具
を巻き成形することによって形成されたマス金具を採用
することに加え、かかる板状金具の周方向両端部を互い
に溶着等することなく、それらの対向面間に隙間が存在
することを許容せしめた上で、かかる隙間によるマス金
具の周方向のアンバランスを、板状金具に設けた偏肉部
によって補償したものである。それ故、かくの如き本発
明に係るダイナミックダンパにおいては、マス金具が、
製造が容易で安価な板状金具によって形成されると共
に、マス金具の周方向のバランスが、溶接等の面倒な作
業を伴うことなく、有利に確保され得るのであり、以
て、優れた製造性とコスト性が、良好なる制振効果を確
保しつつ、達成され得るのである。
【0008】ところで、本発明に従う構造とされたダイ
ナミックダンパにあっては、例えば、板状金具の周方向
両端部の対向部分に対して径方向で略対向位置する部分
において、該板状金具のボリュームを部分的に小さくす
ることによって、偏肉部を構成した構造が、好適に採用
される。なお、板状金具のボリュームを部分的に小さく
する偏肉部としては、例えば、板状金具に形成された貫
通孔や、外周縁部における切欠き、板幅方向の寸法減少
等が挙げられる。このような偏肉部は、容易に形成する
ことが可能であり、その大きさの調節等も容易に行うこ
とが出来ることから、マス金具の中心軸回りのバランス
調節が容易とされる。
【0009】また、本発明に従う構造とされたダイナミ
ックダンパにあっては、例えば、板状金具に対して、板
厚方向に貫通する貫通孔を周方向に離間して複数設ける
と共に、それら貫通孔の大きさを相互に異ならせること
によって、偏肉部を構成した構造も、好適に採用され
る。貫通孔の大きさを異ならせることによって偏肉部を
構成するには、例えば、板状金具の周方向両端部の対向
部分に対して径方向で略対向位置する部分に近い貫通孔
を、遠い貫通孔よりも大きくすること等によって有利に
実現される。このような偏肉部は、貫通孔を周方向に複
数設けることによって、より高精度なバランス取りが可
能となると共に、各貫通孔の大きさを調節することによ
って、マス金具の質量、ひいてはダイナミックダンパの
吸振特性のチューニングも容易に行うことが出来るとい
った利点がある。また、弾性支持部材としてゴム弾性体
を採用し、貫通孔を通じて、該ゴム弾性体を、マス金具
の内外周面に回すことによって、マス金具と弾性支持部
材の固着強度を有利に得ることも可能となる。なお、貫
通孔は、板状金具の成形工程とは、別途、穿孔形成する
ことも可能であるが、板状金具をプレス打ち抜きで成形
する場合には、同時に、貫通孔を打ち抜き形成すること
が出来、それによって、製作性の更なる向上が図られ得
る。
【0010】更にまた、本発明に従う構造とされたダイ
ナミックダンパにおいては、例えば、マス金具を、順送
りプレスで外形抜き成形された板状金具で構成すると共
に、該板状金具を順送りプレスする際に形成される、該
板状金具の複数枚を各周方向中央部分で互いに連接する
順送つなぎ部における切断用の肉欠部を利用して、偏肉
部を構成した構造も、好適に採用される。マス金具の形
成材として、順送りプレスで成形された板状金具を利用
することによって、より低コストで優れた量産性が実現
されるのであり、しかも、各順送つなぎ部において、後
工程での各板状金具の切り離しに際しての切断面を安定
して得るために設けられる肉欠部を利用して、即ち、該
肉欠部の形状や大きさ等を適当に設定することによっ
て、特別な加工等を必要とすることなく、偏肉部を容易
に形成することが出来るのである。
【0011】また、本発明に従う構造とされたダイナミ
ックダンパにおいては、例えば、弾性支持部材が、マス
金具の径方向内方に離間して同軸的に位置せしめられ
て、回転軸に外挿固定される取付筒部と、該取付筒部に
一体形成されて、該取付筒部と該マス金具を弾性的に連
結する弾性連結部とを、含むゴム弾性体によって構成さ
れてなる構造が、好適に採用され得る。
【0012】さらに、前述の如き課題を解決するため
に、ダイナミックダンパの製造方法に係る本発明の特徴
とするところは、マス金具を弾性支持部材の成形用型内
にセットした状態で、該成形用型内に該弾性支持部材の
成形材料を、該マス金具よりも内周側から充填すること
によって、上述の如き本発明に従う構造とされた各種構
造のダイナミックダンパを製造するに際して、弾性支持
部材の成形用型に固定的に設けられた位置決め突起を、
マス金具の外周面に対して、周方向の3点以上の位置で
当接させることにより、該マス金具を弾性支持部材の成
形用型内の所定位置に位置決めするようにしたことを、
特徴とする。
【0013】すなわち、前述の如く、マス金具として、
板状金具を巻き成形して周方向両端部を非接着のままと
したものを採用する、本発明に従う構造とされたダイナ
ミックダンパにおいては、板状金具における周方向両端
部間の隙間部分が、小さな力で拡開変形する傾向にあ
り、特に、マス金具を弾性支持部材の成形用型内にセッ
トし、該マス金具よりも内周側から弾性支持部材の成形
材料を充填する場合には、該成形材料の充填圧によっ
て、マス金具が拡径方向に変形するおそれがある。
【0014】本発明方法に従えば、マス金具を弾性支持
部材の成形用型内に位置決めする位置決め突起によっ
て、マス金具の拡径方向への変形が阻止されることか
ら、成形材料の充填圧に抗して、マス金具が初期形状に
有利に維持されるのであり、以て、成形用型内へのセッ
ト前に設定されたマス金具のバランス性が安定して確保
されることとなる。
【0015】また、このような本発明方法においては、
例えば、位置決め突起におけるマス金具の外周面への当
接面を、それぞれ、該マス金具における周方向両端部の
対向部分に存在する隙間よりも大きな周方向幅とするこ
とが望ましい。それによって、位置決め突起が、マス金
具の周方向両端部間の隙間に入り込んで、マス金具の外
周面に当接しなくなってしまうことが防止されるのであ
り、マス金具に対して、位置決め突起による径方向の拘
束力が安定して発揮されるのである。
【0016】さらに、このような本発明方法において
は、例えば、弾性支持部材の成形用型における位置決め
突起を、マス金具の軸方向両端部に位置するように、そ
れぞれ、周方向に3つ以上形成し、それら各位置決め突
起を、マス金具の外周面と軸方向端面に対して、それぞ
れ当接させることにより、マス金具を弾性支持部材の成
形用型内の所定位置に位置決め保持することが望まし
い。このような方法に従えば、マス金具を、位置決め突
起により、弾性支持部材の成形用型内において、軸方向
および径方向に有利に位置決めすることが出来るのであ
り、また、マス金具を、位置決め突起により、少ない当
接面積で有利に位置決め保持することが出来ることか
ら、マス金具の外周面を弾性支持部材で有利に覆うこと
も可能となる。
【0017】更にまた、本発明は、前述の如き本発明に
従う構造とされた各種構造のダイナミックダンパを製造
するに際して、前記マス金具を、前記弾性支持部材に対
して固着する前に、該マス金具における中心軸回りの回
転バランスを測定し、その結果に基づいて、前記偏肉部
による回転バランスの調節を行うダイナミックダンパの
製造方法をも、特徴とする。
【0018】このような本発明方法に従えば、板状金具
を巻き成形したマス金具を得た後に、回転バランスを調
節することが出来ることから、より高精度な回転バラン
ス、ひいては防振性能が発揮される。なお、本発明方法
による回転バランスの調節に先立って、巻き成形前、或
いは巻き成形後に、板状金具に対して、前述の如き各種
構造の偏肉部を形成しておくことも有効である。また、
回転バランスの測定に際しては、公知のバランス測定器
が採用可能であり、例えばマス金具を測定器に装着して
中心軸回りに回転させることによって、その静的釣り合
い条件を満足するために偏肉部を設けるべき位置と大き
さを求め得るものが好適に採用され、より好適には、マ
ス金具の動的釣り合い条件についても測定し得るものが
採用される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0020】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
形態としてのダイナミックダンパ10が、示されてい
る。このダイナミックダンパ10は、FF型自動車のド
ライブシャフトに装着されて、ドライブシャフトにおけ
る曲げ方向(軸直角方向)の振動を抑制する動的吸振器
として機能するものであって、ドライブシャフトに外挿
固定される取付筒部12に対して、マス金具14が、弾
性的に連結支持されてなる構造とされている。
【0021】より詳細には、取付筒部12は、弾性変形
可能な材質であるゴム弾性体によって形成されており、
全体として略円筒形状を有している。また、この取付筒
部12は、装着すべきドライブシャフトの外径寸法より
も僅かに小さな内径寸法を有しており、該取付筒部12
の内孔16に対してドライブシャフトが圧入されること
により、取付筒部12の内周面が、該取付筒部12の弾
性に基づいて、ドライブシャフトの外周面に対して密着
状態とされるようになっている。なお、取付筒部12に
おけるドライブシャフトへの外挿先端側となる軸方向一
方(図1中、左方)の開口端部の内周面には、ドライブ
シャフトへの外挿作業を容易するために、開口部側に向
かって拡開する僅かなテーパ面18が形成されている。
また一方、テーパ面18が付された側と反対の軸方向端
部(図1中、右方)の近くには、外周面に開口して周方
向に連続して延びる環状の凹溝20が形成されている。
そして、取付筒部12をドライブシャフトに外挿した
後、この凹溝20に対して、金属等の硬質材で形成され
た取付ベルト等を巻いて締めつけることにより、取付筒
部12をドライブシャフトに対して、軸方向および周方
向に移動不能に強固に固定することが出来るようになっ
ている。
【0022】さらに、取付筒部12の径方向外方には、
該取付筒部12を径方向に離間して取り囲むようにし
て、マス金具14が配設されている。このマス金具14
は、全体として大径円筒形状を有していると共に、取付
筒部12よりも軸方向長さが短くされており、取付筒部
12と同一中心軸上に配設されている。なお、マス金具
14は、取付筒部12の凹溝20の外周面を覆わないよ
うに、取付筒部12上で、軸方向一方(図1中、左方)
の側に偏倚して配設されており、それによって、凹溝2
0への取付ベルト等の着脱作業が容易とされている。
【0023】ここにおいて、マス金具14は、ゴム弾性
体よりも質量の大きな金属等の高比重材で形成されてお
り、特に本実施形態では、鉄鋼系金属で形成されてい
る。また、かかるマス金具14は、図3及び図4にも示
されているように、一枚の平板形状の板金具を略一定の
曲率で曲げて巻き成形することによって形成されてお
り、その互いに周方向に対向位置せしめられた、長手方
向両端面22,22は、互いに固着されることなく、僅
かな隙間を隔てて対向位置せしめられている。更にま
た、マス金具14には、軸方向の中央部分において、円
周方向に略一定の間隔で、複数個(本実施形態では、8
個)の貫通孔24が、それぞれ径方向(板厚方向)に貫
通して形成されている。
【0024】ところで、このようなマス金具14を形成
する板状金具としての板金具は、例えば、熱間又は冷間
の圧延鋼板を、プレス成形機によって打ち抜き成形する
ことによって、有利に形成される。特に本実施形態で
は、量産性等に優れた順送りプレスによって形成された
板金具が、好適に採用される。具体的には、かかる板金
具の製造に際しては、例えば図5に示されているよう
に、圧延鋼板である帯板26を、長手方向に所定量ずつ
順次送りながら、順送りプレス(送り抜き型)で連続的
に打ち抜きプレスすることによって、先ず、複数枚の板
金具28が、順送つなぎ部30で一体的に連接されてな
る一次プレス品32を得、続く打ち抜きプレスにより、
各順送つなぎ部30の連接部34を切断することによっ
て、目的とする板金具28を得る方法が、好適に採用さ
れる。なお、かかる打ち抜きプレスに際しては、一次プ
レス品32を得る場合に、総抜き型を用いて複数の貫通
孔24と板状金具28の外形を同時に打ち抜くことが可
能であり、或いは、貫通孔24を形成するための穴抜き
型と板状金具28の外形を得るための外形抜き型が並設
された順送り抜き型を用い、複数の貫通孔24と板状金
具28の外形を連続的なプレス加工で形成することも可
能である。そして、このようにして得られた板金具28
は、丸め型を用いたプレス加工や絞り加工,ロール曲げ
加工,引き抜き加工等の公知の巻き成形によって、略一
定の曲率で長手方向に丸められることにより、目的とす
る円筒形状のマス金具14とされる。
【0025】また、板金具28に形成される8個の貫通
孔24は、図5に示されている如く、何れも円形穴形状
を有しており、巻き成形されてマス金具14とされた状
態で、周方向で略等間隔に位置するように、板金具28
の長手方向で略一定間隔で形成されるが、板金具28の
長手方向中央部分に位置する2つの貫通孔24a,24
aだけが、他の6つの貫通孔24bに比して、内径寸法
が大きくされている。換言すれば、板金具28の長手方
向両端部から数えて各3つずつの貫通孔24bは、互い
に同じ内径寸法とされており、板金具28の中央部分に
位置する2つの貫通孔24a,24aは、互いに同じ内
径寸法で、且つ他の貫通孔24bよりも所定量だけ大き
な内径寸法とされている。
【0026】更にまた、順送プレスに際して、一次プレ
ス品32における順送つなぎ部30は、隣接する板金具
28間において、板金具28の長手方向略中央部分か
ら、板金具28の幅方向に突出して形成されている。ま
た、板金具28における順送つなぎ部30の連接部に
は、順送つなぎ部30の幅方向両側において、それぞ
れ、板金具28の端縁部から略半円形状で切り欠かれた
肉欠部36が形成されている。即ち、かかる肉欠部36
は、順送つなぎ部30における連接部34の両端部に位
置せしめられており、連接部34での切断に際して、切
断位置のばらつき等の誤差があった場合にも、板金具2
8への影響が回避されて、安定した切断面が得られるよ
うになっている。要するに、かかる肉欠部36は、各板
金具28の幅方向両側端縁部における長手方向の略中央
部分において、長手方向の中央線を挟んで長手方向両側
に略等距離の点にそれぞれ位置して、合計4つ形成され
ている。なお、本実施形態では、これらの肉欠部36
が、板金具28に形成された二つの大径の貫通孔24
a,24aを、それぞれ板幅方向に挟んだ両側に位置し
て、該貫通孔24aよりも僅かに小さな曲率半径の略半
円形状をもって形成されている。これにより、各板金具
28において、2つの大径の貫通孔24a,24aと、
4つの肉欠部36は、何れも、該板金具28が巻き成形
されてマス金具14とされた際、長手方向両端面22,
22間の隙間に対して、径方向で略対向位置する部分に
位置せしめられるようになっており、特に、本実施形態
では、それら2つの大径の貫通孔24a,24aと、4
つの肉欠部36が、長手方向両端面22,22間の隙間
に対する径方向の対向線を挟んで、周方向両側に対象的
に位置して形成されている。
【0027】これにより、マス金具14においては、周
方向の質量分布に関して、板金具の長手方向両端面2
2,22間の隙間によるアンバランスが、かかる隙間に
対して径方向で略対向位置して形成された2つの大径の
貫通孔24a,24aと4つの肉欠部36によるマス容
積の減少効果で補償されているのであり、その結果、マ
ス金具14における中心軸回りの静的釣り合い条件、更
には動的釣り合い条件が満足せしめられている。換言す
れば、各貫通孔24aの大きさ(他の貫通孔24bとの
大きさの差)および各肉欠部36の大きさは、マス金具
14における釣り合い条件を満足し得るように、板金具
の長手方向両端面22,22間の隙間によるアンバラン
ス量を考慮して、設定されているのである。なお、この
ことから明らかなように、本実施形態では、大径の2つ
の貫通孔24aと4つの肉欠部36によって、板金具2
8のボリュームを長手方向(マス金具14の周上)の略
中央部分で部分的に小さくするバランス調節用の偏肉部
が構成されている。
【0028】なお、かくの如くして得られたマス金具1
4には、更に、必要に応じて、公知のバランス測定器等
を用いて、中心軸回りの静的釣り合い、より好ましくは
動的釣り合いが測定される。そして、その結果に応じ
て、釣り合い条件を満足し得るように、マス金具14の
軸方向端面や内外周面に対して、適当な形状の凹所や孔
等が設けられ、それによって、より高度な釣り合いバラ
ンスが付与され得る。
【0029】さらに、このような構造とされたマス金具
14は、その外周面が、略一定の肉厚の被覆ゴム層40
で被覆されており、該被覆ゴム層40が、接着状態乃至
は非接着状態で、マス金具14の外周面に密接されてい
ることにより、マス金具14の表面の大気中への露出が
防止されて、錆等の発生が軽減乃至は防止されるように
なっている。なお、マス金具14における周方向対向面
(長手方向両端面)22,22間の隙間にも、被覆ゴム
層22が充填されている。また、各貫通孔24にも、被
覆ゴム層22が充填されており、この貫通孔24に充填
された被覆ゴム層22によって、マス金具14の内周面
を被覆するゴム層22と外周面を被覆するゴム層22が
一体的に連結されており、以て、被覆ゴム層22の全体
が、マス金具14に対して強固に固着されている。
【0030】更にまた、取付筒部12とマス金具14の
間には、それらの対向面間に跨がって延びる弾性連結部
としての連結部42が介在されている。この連結部42
は、ゴム弾性体により、取付筒部12および被覆ゴム層
22と一体形成されており、該連結部42によって、マ
ス金具14が、取付筒部12に対して弾性的に連結され
ている。より具体的には、かかる連結部42は、径方向
に直線的に延びる複数本(本実施形態では、6本)の連
結脚部44と、隣接位置する連結脚部44,44を相互
に連結し、それら連結脚部44,44間の窓状開口をそ
れぞれ覆蓋するように形成された薄肉平板形状を有する
6つの連結板部46によって構成されている。特に、取
付筒部12とマス金具14の連結剛性は、主として厚肉
の6本の連結部42によって発揮されるようになってい
る。なお、連結板部46は、マス金具14の軸方向略中
央部分を周方向に延びるように形成されている一方、各
連結部42は、連結板部46から軸方向の何れか一方の
側に向かって、周方向で交互に突出する形状をもって形
成されている。これにより、連結部42において、マス
金具14の中心軸回りの動バランスを確保しつつ、成形
型の形状の単純化による成形性の向上等が図られ得るよ
うになっている。
【0031】要するに、本実施形態においては、取付筒
部12と被覆ゴム層40および連結部42が、一体的な
ゴム弾性体の加硫成形品によって形成されているのであ
り、また、かかるゴム弾性体の加硫成形と同時に、マス
金具14が、該ゴム弾性体の内部に埋設状態で配設され
て、一体的に組み込まれているのである。
【0032】ここにおいて、かかるゴム弾性体の加硫成
形は、取付筒部12と被覆ゴム層40および連結部42
を有するゴム弾性体の成形型内に、予め別途形成したマ
ス金具14をセットし、その後、該成形用型内に所定の
ゴム材料を射出等で充填することによりゴム弾性体を成
形し、その後、公知の加硫処理を施すことによって、有
利に行われる。
【0033】より具体的には、例えば、図6及び図7に
示されているように、成形型としての互いに型合わせさ
れる下金型48と上金型50を用い、それら金型48,
50の型合わせ面間に画成されたゴム弾性体の成形キャ
ビティ52に対して、ゲートとしての射出孔54を通じ
て、ゴム材料を供給,充填することによって、上述の如
きゴム弾性体の成形操作が実施される。なお、成形キャ
ビティ52は、取付筒部12の成形キャビティ52a
と、連結部42の成形キャビティ52b、更にマス金具
14を内包する被覆ゴム層40の成形キャビティ52c
が、互いに接続された単一のキャビティ構造をもって形
成されている。また、本実施形態では、下金型48の中
央部分に対して、取付筒部12の内孔16を形成するた
めの軸部56が一体的に立設形成されているが、この軸
部56は、上金型50に設けても良く、或いは上下金型
50,48と別金型で形成しても良い。また、被覆ゴム
層40の外周面側における上下金型50,48の型割り
位置(型合わせ面)58の位置は、軸方向の何れの位置
に設定することも可能である。
【0034】また、これら上下金型50,48を用いた
ゴム弾性体の成形に際しては、その成形キャビティ52
に対して、別途形成したマス金具14を、成形キャビテ
ィ52の外周部分、即ち被覆ゴム層40の成形キャビテ
ィ内の中央部分に、同軸的に位置決めセットする。特に
本実施形態では、下金型48および上金型50におい
て、被覆ゴム層40の成形キャビティ52cの軸方向両
端部分から、それぞれ、外周隅部から内方に突出する支
持突起60が、周方向に略等間隔に3つ以上(本実施形
態では、4つ)形成されており、これらの支持突起60
によって、マス金具14が軸方向および径方向で位置決
めされて、被覆ゴム層40の成形キャビティ52c内の
略中央部分に位置決め保持されるようになっている。
【0035】なお、各支持突起60は、成形キャビティ
52cの内周面と軸方向端面からそれぞれ径方向および
軸方向に突出する略L字形を有しており、且つ、それら
径方向および軸方向の各突出先端面は、マス金具14の
外周面および軸方向端面に対して、それぞれ、マス金具
14における周方向対向面22,22間の隙間よりも大
きな周方向長さに亘って当接されるように設定されてい
る。これにより、マス金具14における周方向対向面2
2,22間の隙間が何処に位置しても、マス金具14
が、4つの支持突起60により、周上の4箇所で軸方向
および径方向に有効に位置決め保持されるようになって
いる。しかも、各支持突起60は、マス金具14の位置
決めのために必要以上に大きな面積でマス金具14に当
接しないように設定されており、それによって、マス金
具14の表面が、広い範囲に亘って、被覆ゴム層40で
被覆されるようになっている。
【0036】上述の如くして製造されたダイナミックダ
ンパ10は、取付筒部12をドライブシャフトに外挿固
定することによって、マス金具14がドライブシャフト
に対して同軸的に弾性支持される状態で、装着される。
かかる装着状態下では、連結部26の弾性変形に基づい
て、マス金具14のドライブシャフトに対する軸直角方
向の変位が許容されるのであり、以て、マス金具14を
含む変位部分の質量をマスとし、連結部26によるマス
の支持弾性をバネとして構成される一つの振動系が、主
振動系たるドライブシャフトに対する副振動系として機
能することによって、ドライブシャフトの軸直角方向振
動に対する動的吸振器として機能し得るのである。な
お、マス金具14の質量や、連結部26のばね特性は、
ドライブシャフトにおいて防振すべき振動周波数に応じ
て、かかる振動に対して有効な吸振効果を発揮し得るよ
うに、温度等の使用条件や連結部26を構成するゴム弾
性体の特性等を考慮して、適当に設定される。具体的に
は、例えば、車輪を含む懸架系の共振周波数等に相当す
る特定の周波数域(例えば、70〜150Hzの範囲内の
特定周波数域)の振動に対して有効な吸振効果を発揮し
得るように、マス金具14や連結部26等によって構成
される副振動系の共振周波数が、かかる振動周波数と略
同じ周波数域にチューニングされることとなる。
【0037】ここにおいて、かかるダイナミックダンパ
10においては、マス金具14が、打ち抜き加工等によ
って形成された平板形状の板金具28を巻き成形するこ
とによって形成されていることから、従来の金属パイプ
の切断や鍛造或いは鋳造によって製作された環状金具を
用いて形成されたマス金具を用いたものに比して、優れ
た製作性およびコスト性が発揮され得る。しかも、マス
金具14は、板金具28を、単に巻き成形するだけで、
両端部を溶接等することなく、形成されることから、製
作性およびコスト性の飛躍的な向上が達成されるのであ
る。
【0038】加えて、かかるマス金具14は、板金具2
8の長手方向両端部の対向面22,22間に形成される
隙間によるアンバランスが、貫通孔24と肉欠部36に
よって解消されていることから、ダイナミックダンパ1
0における良好なバランス状態が実現されて、有効な吸
振効果が発揮されるのである。特に、貫通孔24や肉欠
部36は、別部材を必要とすることなく容易に形成され
るものであり、上述の如き方法に従えば、板金具28の
プレス成形と同時に形成することが出来ることから、板
金具28ひいてはマス金具14の極めて優れた製作性と
コスト性を、何等損なうことなく、優れた吸振効果が実
現され得るのである。
【0039】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、か
かる実施形態における具体例によって、何等、限定的に
解釈されるものでない。
【0040】例えば、マス金具14において偏肉部を構
成する貫通孔24の数や配設形態、大きさ、形状等は、
何等限定されるものでなく、マス金具14に必要とされ
る質量を確保し、且つ中心軸回りのバランスをとる必要
のために、適宜の構成が採用される。具体的には、貫通
孔24を周方向に7個以下、或いは9個以上形成した
り、マス金具14の軸方向で2列以上、並列的に形成し
たり、或いは軸方向で全体的に又は幾つかを偏倚させた
りすることも可能である。また、マス金具14を構成す
る板金具28の長手方向両端部の対向面22,22間に
形成される隙間に対して径方向に対向位置する部分だけ
に、一つ或いは複数の貫通孔等を形成することも可能で
ある。或いはまた、貫通孔24に代えて、或いは貫通孔
24に加えて肉厚方向に貫通しない凹所を採用しても良
い。更に、マス金具14の軸方向両側縁部に対して、順
送つなぎ部30以外の部分に、適当な数および大きさ、
形状の切欠部を形成して偏肉部を構成すること等も可能
である。
【0041】また、そのように、貫通孔や切欠部等によ
ってマス金具14のボリュームを減少させる偏肉部を、
板金具28の長手方向両端部の対向面22,22間に形
成される隙間に対して径方向に対向位置する部分に形成
する他、かかる隙間を形成する板金具28の長手方向両
端部の対向面22,22やその付近において、例えば軸
方向に突出する増肉部を形成することによって、マス金
具14の中心軸回りのバランス調節用の偏肉部を構成す
ることも可能である。
【0042】更にまた、マス金具14を形成する板金具
28として、例示の如き順送プレス以外の方法、例えば
単独打ち抜き成形等で形成されたものを用いることも、
勿論、可能である。
【0043】さらに、本発明において、弾性支持部材の
具体的構造は、実施形態のものに限定されるものでな
く、許容されるダンパの配設スペースや、要求される吸
振性能等に応じて、適宜に設定されるものである。具体
的には、例えば、実公平2−31626号公報に記載さ
れているように、取付筒部12にマス金具14を弾性連
結する連結部42を、取付筒部12から径方向外方に延
び出す径方向突部と、該径方向突部の突出先端部から略
直角に屈曲して軸方向に延びだす軸方向突部からなるL
字形断面形状をもって形成することも可能であり、それ
によって、ドライブシャフトの軸方向のダイナミックダ
ンパも、有利に実現可能となる。或いはまた、特開平8
−28627号公報等に記載されているように、マス金
具14の軸方向両側に離間して一対の取付筒部を形成
し、それら取付筒部の軸方向内側端部とマス金具14の
軸方向外側端部の間に跨がって軸方向に延び、以て、該
マス金具14の軸方向両端部をそれぞれ取付筒部に対し
て弾性的に連結せしめる一対の略筒状の連結部等を採用
することも可能である。
【0044】また、本発明に係るダイナミックダンパに
おいては、マス金具の慣性質量や弾性支持部材の弾性特
性等を適当に調節することにより、装着される回転軸に
おける捩じり方向の振動に対して制振効果を発揮せしめ
るようにすることも可能である。
【0045】更にまた、ダイナミックダンパの使用条件
等によっては、マス金具14の略全面を被覆ゴム層40
にて覆う必要はなく、また、被覆ゴム層40で覆う代わ
りに防錆塗装等を施すようにしても良い。
【0046】加えて、前記実施形態では、本発明を自動
車のドライブシャフトに装着されるダイナミックダンパ
の一例を示したが、本発明は、その他、各種の回転軸に
おけるダイナミックダンパとして、適用され得る。
【0047】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされたダイナミックダンパにおいては、板
状金具を単に巻き成形することによって形成されるマス
金具を採用したことに加え、板状金具の巻き合わせ間の
隙間に起因する周方向のアンバランスを簡単な偏肉部に
よって補償したことにより、優れた制振性能を確保しつ
つ、製造性およびコスト性の飛躍的な向上が達成される
のである。
【0049】また、弾性支持部材の成形に際し、弾性支
持部材の成形用型に設けられた位置決め突部によって、
マス金具の外周面を保持するようにした本発明方法に従
えば、弾性支持部材の成形時におけるマス金具の変形等
に起因する、中心軸回りの回転バランスの悪化が防止さ
れるのであり、良好なる回転バランスが維持されて品質
の向上と安定化が達成されるのである。
【0050】更にまた、マス金具を弾性支持部材に固着
せしめる前に、マス金具単体での回転バランスを測定、
調節する本発明方法に従えば、中心軸回りの回転バラン
スの更なる向上が実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのダイナミックダン
パを示す正面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示されたダイナミックダンパを構成する
マス金具の軸直角方向断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図3に示されたマス金具の製造方法を説明する
ための一製造工程の説明図である。
【図6】図1に示されたダイナミックダンパの製造方法
を説明するための一製造工程の説明図である。
【図7】図6におけるVII −VII 断面図である。
【符号の説明】
10 ダイナミックダンパ 12 取付筒部 14 マス金具 22 長手方向両端面 24 貫通孔 28 板金具 36 肉欠部 42 連結部 52 成形キャビティ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状乃至は円環形状のマス金具と、
    該マス金具を制振対象たる回転軸に対して外挿状態で相
    対変位可能に弾性支持せしめる弾性支持部材とを、含ん
    で構成されたダイナミックダンパにおいて、 前記マス金具を、巻き成形して周方向両端部を非接着で
    周方向に対向せしめた板状金具で構成すると共に、該板
    状金具に対して、中心軸回りのバランス調節用の偏肉部
    を設けたことを特徴とするダイナミックダンパ。
  2. 【請求項2】 前記板状金具の周方向両端部の対向部分
    に対して径方向で略対向位置する部分において、該板状
    金具のボリュームを部分的に小さくすることによって、
    前記偏肉部を構成した請求項1に記載のダイナミックダ
    ンパ。
  3. 【請求項3】 前記板状金具に対して、板厚方向に貫通
    する貫通孔を周方向に離間して複数設けると共に、それ
    ら貫通孔の大きさを相互に異ならせることによって、前
    記偏肉部を構成した請求項1又は2に記載のダイナミッ
    クダンパ。
  4. 【請求項4】 前記マス金具を、順送りプレスで外形抜
    き成形された板状金具で構成すると共に、該板状金具を
    順送りプレスする際に形成される、該板状金具の複数枚
    を各周方向中央部分で互いに連接する順送つなぎ部にお
    ける切断用の肉欠部を利用して、前記偏肉部を構成した
    請求項1乃至3の何れかに記載のダイナミックダンパ。
  5. 【請求項5】 前記弾性支持部材が、前記マス金具の径
    方向内方に離間して同軸的に位置せしめられて、前記回
    転軸に外挿固定される取付筒部と、該取付筒部に一体形
    成されて、該取付筒部と該マス金具を弾性的に連結する
    弾性連結部とを、含むゴム弾性体によって構成されてい
    る請求項1乃至4の何れかに記載のダイナミックダン
    パ。
  6. 【請求項6】 前記マス金具を前記弾性支持部材の成形
    用型内にセットした状態で、該成形用型内に該弾性支持
    部材の成形材料を、該マス金具よりも内周側から充填す
    ることによって、請求項1乃至5の何れかに記載のダイ
    ナミックダンパを製造するに際して、 前記弾性支持部材の成形用型に固定的に設けられた位置
    決め突起を、前記マス金具の外周面に対して、周方向の
    3点以上の位置で当接させることにより、該マス金具を
    前記弾性支持部材の成形用型内で径方向に拘束して位置
    決めすることを特徴とするダイナミックダンパの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記位置決め突起における前記マス金具
    の外周面への当接面が、それぞれ、該マス金具における
    周方向両端部の対向部分に存在する隙間よりも大きな周
    方向幅を有している請求項6に記載のダイナミックダン
    パの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記位置決め突起が、前記マス金具の軸
    方向両端部に位置するように、それぞれ、周方向に3つ
    以上形成されており、それら各位置決め突起を、該マス
    金具の外周面と軸方向端面に対して、それぞれ当接させ
    ることにより、該マス金具を弾性支持部材の成形用型内
    の所定位置に位置決め保持する請求項6又は7に記載の
    ダイナミックダンパの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至5の何れかに記載のダイナ
    ミックダンパを製造するに際して、 前記マス金具を、前記弾性支持部材に対して固着する前
    に、該マス金具における中心軸回りの回転バランスを測
    定し、その結果に基づいて、前記偏肉部による回転バラ
    ンスの調節を行うことを特徴とするダイナミックダンパ
    の製造方法。
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