JP2005048960A - ダイナミックダンパおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転軸に対して、円筒形乃至は円環形のマス金具を外挿状態で相対変位可能に弾性支持せしめたダイナミックダンパにおいて、制振効果を十分に確保しつつ、低コスト化と製造性の向上を達成すること。
【解決手段】 平板形状の板状金具28を巻き成形してマス金具14を構成すると共に、該板状金具28に対して偏肉部24a,36を形成し、板状金具28の周方向両端部22,22間の間隙に起因する中心軸回りのアンバランスを補償した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動的吸振器としてのダイナミックダンパとその製造方法に係り、特に自動車用ドライブシャフト等の制振対象たる回転軸に取り付けられることによって、該回転軸の振動を低減せしめるダイナミックダンパとその製造方法に関するものである。
自動車用ドライブシャフト等のように、軸直角方向や軸方向の振動が入力される回転軸においては、その振動を低減する目的で、円筒形状のマス金具と、該マス金具を制振対象たる回転軸に対して外挿状態で相対変位可能に弾性支持せしめる弾性支持部材とを、含んで構成されたダイナミックダンパが採用されている。例えば、実公平2−31626号公報や特開平8−28627号公報等に記載されているものが、それである。このような構造のダイナミックダンパは、回転軸における振動や騒音の伝達を低減し、また回転軸の応力振幅を抑えて疲労破損を防止するため等に有効である。
ところが、近年では、かかるダイナミックダンパにおいても、更なる製作性の向上と製造コストの低減が要求されており、その構造等の改良が必要とされていたのである。
実公平2−31626号公報 特開平8−28627号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、十分な制振効果を確保しつつ、製造性およびコスト性が向上され得る、改良された構造のダイナミックダンパと、その有利な製造方法を提供することにある。
そして、かかる課題を解決するために、本発明の特徴とするところは、円筒形状乃至は円環形状のマス金具と、該マス金具を制振対象たる回転軸に対して外挿状態で相対変位可能に弾性支持せしめる弾性支持部材とを、含んで構成されたダイナミックダンパにおいて、前記マス金具を、巻き成形して周方向両端部を非接着で周方向に対向せしめた板状金具で構成すると共に、該板状金具に対して、中心軸回りのバランス調節用の偏肉部を設けたことにある。
すなわち、従来構造のダイナミックダンパについて、製作性およびコスト性を向上すべく、本発明者が検討したところ、従来のダイナミックダンパでは、マス金具として、一般に、引き抜き等で成形された金属パイプを適当な長さで切断したものや、鍛造或いは鋳造によって製作された円筒状金具が採用されていたが、このような金属パイプや鍛造品,鋳造品からなるマス金具は、製造が難しく、コストが高いという点に不具合を有しており、かかる点に、未だ改良の余地が存するとの認識を得た。そして、かかる認識の下に、より安価で製造性に優れた板状金具を用い、プレス成形等で形成された板状金具を巻き成形することによって、マス金具を製造することを検討した。ところが、板状金具を巻き成形して得たマス金具にあっては、板状金具の周方向両端部の突き合わせ部(周方向対向部)間に隙間が出来てしまい、この隙間の存在によってマス金具が周方向でアンバランスとなって、制振性能や弾性支持部材の耐久性に悪影響が及ぼされるという問題があったのである。なお、かかる突き合わせ部間を溶着することも考えられるが、溶着部によっても周方向のアンバランスが発生すると共に、コスト低減効果が達成されなくなるために、有効な方策ではなかった。
そして、このような知見に基づいて完成された、前述の如き本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにおいては、プレス加工等で得られた板状金具を巻き成形することによって形成されたマス金具を採用することに加え、かかる板状金具の周方向両端部を互いに溶着等することなく、それらの対向面間に隙間が存在することを許容せしめた上で、かかる隙間によるマス金具の周方向のアンバランスを、板状金具に設けた偏肉部によって補償したものである。それ故、かくの如き本発明に係るダイナミックダンパにおいては、マス金具が、製造が容易で安価な板状金具によって形成されると共に、マス金具の周方向のバランスが、溶接等の面倒な作業を伴うことなく、有利に確保され得るのであり、以て、優れた製造性とコスト性が、良好なる制振効果を確保しつつ、達成され得るのである。
ところで、本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにあっては、例えば、板状金具の周方向両端部の対向部分に対して径方向で略対向位置する部分において、該板状金具のボリュームを部分的に小さくすることによって、偏肉部を構成した構造が、好適に採用される。なお、板状金具のボリュームを部分的に小さくする偏肉部としては、例えば、板状金具に形成された貫通孔や、外周縁部における切欠き、板幅方向の寸法減少等が挙げられる。このような偏肉部は、容易に形成することが可能であり、その大きさの調節等も容易に行うことが出来ることから、マス金具の中心軸回りのバランス調節が容易とされる。
また、本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにあっては、例えば、板状金具に対して、板厚方向に貫通する貫通孔を周方向に離間して複数設けると共に、それら貫通孔の大きさを相互に異ならしめることによって、偏肉部を構成した構造も、好適に採用される。貫通孔の大きさを異ならせることによって偏肉部を構成するには、例えば、板状金具の周方向両端部の対向部分に対して径方向で略対向位置する部分に近い貫通孔を、遠い貫通孔よりも大きくすること等によって有利に実現される。このような偏肉部は、貫通孔を周方向に複数設けることによって、より高精度なバランス取りが可能となると共に、各貫通孔の大きさを調節することによって、マス金具の質量、ひいてはダイナミックダンパの吸振特性のチューニングも容易に行うことが出来るといった利点がある。また、弾性支持部材としてゴム弾性体を採用し、貫通孔を通じて、該ゴム弾性体を、マス金具の内外周面に回すことによって、マス金具と弾性支持部材の固着強度を有利に得ることも可能となる。なお、貫通孔は、板状金具の成形工程とは、別途、穿孔形成することも可能であるが、板状金具をプレス打ち抜きで成形する場合には、同時に、貫通孔を打ち抜き形成することが出来、それによって、製作性の更なる向上が図られ得ることとなる。
さらに、本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにおいては、例えば、マス金具を、順送りプレスで外形抜き成形された板状金具で構成すると共に、該板状金具を順送りプレスする際に形成される、該板状金具の複数枚を各周方向中央部分で互いに連接する順送つなぎ部における切断用の肉欠部を利用して、偏肉部を構成した構造も、好適に採用される。マス金具の形成材として、順送りプレスで成形された板状金具を利用することによって、より低コストで優れた量産性が実現されるのであり、しかも、各順送つなぎ部において、後工程での各板状金具の切り離しに際しての切断面を安定して得るために設けられる肉欠部を利用して、即ち、該肉欠部の形状や大きさ等を適当に設定することによって、特別な加工等を必要とすることなく、偏肉部を容易に形成することが出来るのである。
また、本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにおいては、例えば、弾性支持部材が、マス金具の径方向内方に離間して同軸的に位置せしめられて、回転軸に外挿固定される取付筒部と、該取付筒部に一体形成されて、該取付筒部と該マス金具を弾性的に連結する弾性連結部とを、含むゴム弾性体によって構成されてなる構造が、好適に採用され得る。
さらに、前述の如き課題を解決するために、ダイナミックダンパの製造方法に係る本発明の特徴とするところは、マス金具を弾性支持部材の成形用型内にセットした状態で、該成形用型内に該弾性支持部材の成形材料を、該マス金具よりも内周側から充填することによって、上述の如き本発明に従う構造とされた各種構造のダイナミックダンパを製造するに際して、弾性支持部材の成形用型に固定的に設けられた位置決め突起を、マス金具の外周面に対して、周方向の3点以上の位置で当接させることにより、該マス金具を弾性支持部材の成形用型内の所定位置に位置決めするようにしたことを、特徴とする。
すなわち、前述の如く、マス金具として、板状金具を巻き成形して周方向両端部を非接着のままとしたものを採用する、本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにおいては、板状金具における周方向両端部間の隙間部分が、小さな力で拡開変形する傾向にあり、特に、マス金具を弾性支持部材の成形用型内にセットし、該マス金具よりも内周側から弾性支持部材の成形材料を充填する場合には、該成形材料の充填圧によって、マス金具が拡径方向に変形するおそれがある。
本発明方法に従えば、マス金具を弾性支持部材の成形用型内に位置決めする位置決め突起によって、マス金具の拡径方向への変形が阻止されることから、成形材料の充填圧に抗して、マス金具が初期形状に有利に維持されるのであり、以て、成形用型内へのセット前に設定されたマス金具のバランス性が安定して確保されることとなる。
また、このような本発明方法においては、例えば、位置決め突起におけるマス金具の外周面への当接面を、それぞれ、該マス金具における周方向両端部の対向部分に存在する隙間よりも大きな周方向幅とすることが望ましい。それによって、位置決め突起が、マス金具の周方向両端部間の隙間に入り込んで、マス金具の外周面に当接しなくなってしまうことが防止されるのであり、マス金具に対して、位置決め突起による径方向の拘束力が安定して発揮されるのである。
さらに、このような本発明方法においては、例えば、弾性支持部材の成形用型における位置決め突起を、マス金具の軸方向両端部に位置するように、それぞれ、周方向に3つ以上形成し、それら各位置決め突起を、マス金具の外周面と軸方向端面に対して、それぞれ当接させることにより、マス金具を弾性支持部材の成形用型内の所定位置に位置決め保持することが望ましい。このような方法に従えば、マス金具を、位置決め突起により、弾性支持部材の成形用型内において、軸方向および径方向に有利に位置決めすることが出来るのであり、また、マス金具を、位置決め突起により、少ない当接面積で有利に位置決め保持することが出来ることから、マス金具の外周面を弾性支持部材で有利に覆うことも可能となる。
更にまた、本発明は、前述の如き本発明に従う構造とされた各種構造のダイナミックダンパを製造するに際して、前記マス金具を、前記弾性支持部材に対して固着する前に、該マス金具における中心軸回りの回転バランスを測定し、その結果に基づいて、前記偏肉部による回転バランスの調節を行うダイナミックダンパの製造方法をも、特徴とする。
このような本発明方法に従えば、板状金具を巻き成形したマス金具を得た後に、回転バランスを調節することが出来ることから、より高精度な回転バランス、ひいては防振性能が発揮される。なお、本発明方法による回転バランスの調節に先立って、巻き成形前、或いは巻き成形後に、板状金具に対して、前述の如き各種構造の偏肉部を形成しておくことも有効である。また、回転バランスの測定に際しては、公知のバランス測定器が採用可能であり、例えばマス金具を測定器に装着して中心軸回りに回転させることによって、その静的釣り合い条件を満足するために偏肉部を設けるべき位置と大きさを求め得るものが好適に採用され、より好適には、マス金具の動的釣り合い条件についても測定し得るものが採用されることとなる。
このように、本発明に従う構造とされたダイナミックダンパにおいては、板状金具を単に巻き成形することによって形成されるマス金具を採用したことに加え、板状金具の巻き合わせ間の隙間に起因する周方向のアンバランスを簡単な偏肉部によって補償したことにより、優れた制振性能を確保しつつ、製造性およびコスト性の飛躍的な向上が達成され得るのである。
また、弾性支持部材の成形に際し、弾性支持部材の成形用型に設けられた位置決め突部によって、マス金具の外周面を保持するようにした本発明方法に従えば、弾性支持部材の成形時におけるマス金具の変形等に起因する、中心軸回りの回転バランスの悪化が防止されるのであり、良好なる回転バランスが維持されて品質の向上と安定化が達成されることとなるのである。
更にまた、マス金具を弾性支持部材に固着せしめる前に、マス金具単体での回転バランスを測定、調節する本発明方法に従えば、中心軸回りの回転バランスの更なる向上が実現され得る。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1及び図2には、本発明の一実施形態としてのダイナミックダンパ10が、示されている。このダイナミックダンパ10は、FF型自動車のドライブシャフトに装着されて、ドライブシャフトにおける曲げ方向(軸直角方向)の振動を抑制する動的吸振器として機能するものであって、ドライブシャフトに外挿固定される取付筒部12に対して、マス金具14が、弾性的に連結支持されてなる構造とされている。
より詳細には、取付筒部12は、弾性変形可能な材質であるゴム弾性体によって形成されており、全体として略円筒形状を有している。また、この取付筒部12は、装着すべきドライブシャフトの外径寸法よりも僅かに小さな内径寸法を有しており、かかる取付筒部12の内孔16に対して、ドライブシャフトが圧入されることにより、取付筒部12の内周面が、該取付筒部12の弾性に基づいて、ドライブシャフトの外周面に対して密着状態とされるようになっている。なお、取付筒部12におけるドライブシャフトへの外挿先端側となる軸方向一方(図2中、左方)の開口端部の内周面には、ドライブシャフトへの外挿作業を容易にするために、開口部側に向かって拡開する僅かなテーパ面18が形成されている。また一方、テーパ面18が付された側と反対の軸方向端部(図2中、右方)の近くには、外周面に開口して周方向に連続して延びる環状の凹溝20が、形成されている。そして、取付筒部12をドライブシャフトに外挿した後、この凹溝20に対して、金属等の硬質材で形成された取付ベルト等を巻いて締め付けることにより、取付筒部12を、ドライブシャフトに対して、軸方向および周方向に移動不能に強固に固定することが出来るようになっている。
さらに、取付筒部12の径方向外方には、該取付筒部12を径方向に離間して取り囲むようにして、マス金具14が配設されている。このマス金具14は、全体として大径円筒形状を有していると共に、取付筒部12よりも軸方向長さが短くされており、取付筒部12と同一中心軸上に配設されている。なお、マス金具14は、取付筒部12の凹溝20の外周面を覆わないように、取付筒部12上で、軸方向一方(図2中、左方)の側に偏倚して配設されており、それによって、凹溝20への取付ベルト等の着脱作業が容易とされている。
ここにおいて、マス金具14は、ゴム弾性体よりも質量の大きな金属等の高比重材で形成されており、特に本実施形態では、鉄鋼系金属で形成されている。また、かかるマス金具14は、図3及び図4にも示されているように、一枚の平板形状の板金具を略一定の曲率で曲げて巻き成形することによって、形成されており、その互いに周方向に対向位置せしめられた、長手方向両端面22,22は、互いに固着されることなく、僅かな隙間を隔てて対向位置せしめられている。更にまた、マス金具14には、軸方向の中央部分において、円周方向に略一定の間隔で、複数個(本実施形態では、8個)の貫通孔24が、それぞれ径方向(板厚方向)に貫通して形成されている。
ところで、このようなマス金具14を形成する板状金具としての板金具は、例えば、熱間又は冷間の圧延鋼板を、プレス成形機によって打ち抜き成形することによって、有利に形成される。特に本実施形態では、量産性等に優れた順送りプレスによって形成された板金具が、好適に採用されている。具体的には、かかる板金具の製造に際しては、例えば図5に示されているように、圧延鋼板である帯板26を、長手方向に所定量ずつ順次送りながら、順送りプレス(送り抜き型)で連続的に打ち抜きプレスすることによって、先ず、複数枚の板金具28が、順送つなぎ部30で一体的に連接されてなる一次プレス品32を得、続く打ち抜きプレスにより、各順送つなぎ部30の連接部34を切断することによって、目的とする板金具28を得る方法が、好適に採用されるのである。なお、かかる打ち抜きプレスに際しては、一次プレス品32を得る場合に、総抜き型を用いて複数の貫通孔24と板状金具28の外形を同時に打ち抜くことが可能であり、或いは、貫通孔24を形成するための穴抜き型と板状金具28の外形を得るための外形抜き型が並設された順送り抜き型を用い、複数の貫通孔24と板状金具28の外形を連続的なプレス加工で形成することも可能である。そして、このようにして得られた板金具28は、丸め型を用いたプレス加工や絞り加工,ロール曲げ加工,引き抜き加工等の公知の巻き成形によって、略一定の曲率で長手方向に丸められることにより、目的とする円筒形状のマス金具14とされる。
また、板金具28に形成される8個の貫通孔24は、図5に示されている如く、何れも円形穴形状を有しており、巻き成形されてマス金具14とされた状態で、周方向で略等間隔に位置するように、板金具28の長手方向で略一定間隔で形成されるが、板金具28の長手方向中央部分に位置する2つの貫通孔24a,24aだけが、他の6つの貫通孔24bに比して、内径寸法が大きくされている。換言すれば、板金具28の長手方向両端部から数えて各3つずつの貫通孔24bは、互いに同じ内径寸法とされており、板金具28の中央部分に位置する2つの貫通孔24a,24aは、互いに同じ内径寸法で、且つ他の貫通孔24bよりも所定量だけ大きな内径寸法とされている。
更にまた、順送プレスに際して、一次プレス品32における順送つなぎ部30は、隣接する板金具28間において、板金具28の長手方向略中央部分から、板金具28の幅方向に突出して形成されている。また、板金具28における順送つなぎ部30の連接部には、順送つなぎ部30の幅方向両側において、それぞれ、板金具28の端縁部から略半円形状で切り欠かれた肉欠部36が形成されている。即ち、かかる肉欠部36は、順送つなぎ部30における連接部34の両端部に位置せしめられており、連接部34での切断に際して、切断位置のばらつき等の誤差があった場合にも、板金具28への影響が回避されて、安定した切断面が得られるようになっている。要するに、かかる肉欠部36は、各板金具28の幅方向両側端縁部における長手方向の略中央部分において、長手方向の中央線を挟んで長手方向両側に略等距離の点にそれぞれ位置して、合計4つ形成されている。なお、本実施形態では、これらの肉欠部36が、板金具28に形成された二つの大径の貫通孔24a,24aを、それぞれ板幅方向に挟んだ両側に位置して、該貫通孔24aよりも僅かに小さな曲率半径の略半円形状をもって形成されている。これにより、各板金具28において、2つの大径の貫通孔24a,24aと、4つの肉欠部36は、何れも、該板金具28が巻き成形されてマス金具14とされた際、長手方向両端面22,22間の隙間に対して、径方向で略対向位置する部分に位置せしめられるようになっており、特に、本実施形態では、それら2つの大径の貫通孔24a,24aと、4つの肉欠部36が、長手方向両端面22,22間の隙間に対する径方向の対向線を挟んで、周方向両側に対象的に位置して形成されている。
これにより、マス金具14においては、周方向の質量分布に関して、板金具の長手方向両端面22,22間の隙間によるアンバランスが、かかる隙間に対して径方向で略対向位置して形成された2つの大径の貫通孔24a,24aと4つの肉欠部36によるマス容積の減少効果で補償されているのであり、その結果、マス金具14における中心軸回りの静的釣り合い条件、更には動的釣り合い条件が満足せしめられている。換言すれば、各貫通孔24aの大きさ(他の貫通孔24bとの大きさの差)および各肉欠部36の大きさは、マス金具14における釣り合い条件を満足し得るように、板金具の長手方向両端面22,22間の隙間によるアンバランス量を考慮して、設定されているのである。なお、このことから明らかなように、本実施形態では、大径の2つの貫通孔24aと4つの肉欠部36によって、板金具28のボリュームを長手方向(マス金具14の周上)の略中央部分で部分的に小さくするバランス調節用の偏肉部が構成されている。
なお、かくの如くして得られたマス金具14には、更に、必要に応じて、公知のバランス測定器等を用いて、中心軸回りの静的釣り合い、より好ましくは動的釣り合いが測定される。そして、その結果に応じて、釣り合い条件を満足し得るように、マス金具14の軸方向端面や内外周面に対して、適当な形状の凹所や孔等が設けられ、それによって、より高度な釣り合いバランスが付与され得ることとなる。
さらに、このような構造とされたマス金具14は、その外周面が、略一定の肉厚の被覆ゴム層40で被覆されており、該被覆ゴム層40が、接着状態乃至は非接着状態で、マス金具14の外周面に密接されていることにより、マス金具14の表面の大気中への露出が防止されて、錆等の発生が軽減乃至は防止されるようになっている。なお、マス金具14における周方向対向面(長手方向両端面)22,22間の隙間にも、被覆ゴム層40が充填されている。また、各貫通孔24にも、被覆ゴム層40が充填されており、この貫通孔24に充填された被覆ゴム層40によって、マス金具14の内周面を被覆するゴム層40と外周面を被覆するゴム層40が一体的に連結されており、以て、被覆ゴム層40の全体が、マス金具14に対して強固に固着されている。
更にまた、取付筒部12とマス金具14の間には、それらの対向面間に跨がって延びる弾性連結部としての連結部42が介在されている。この連結部42は、ゴム弾性体により、取付筒部12および被覆ゴム層40と一体形成されており、該連結部42によって、マス金具14が、取付筒部12に対して弾性的に連結されているのである。より具体的には、かかる連結部42は、径方向に直線的に延びる複数本(本実施形態では、6本)の連結脚部44と、隣接位置する連結脚部44,44を相互に連結し、それら連結脚部44,44間の窓状開口をそれぞれ覆蓋するように形成された薄肉平板形状を有する6つの連結板部46によって構成されている。特に、取付筒部12とマス金具14の連結剛性は、主として厚肉の6本の連結部42によって発揮されるようになっている。なお、連結板部46は、マス金具14の軸方向略中央部分を周方向に延びるように形成されている一方、各連結部42は、連結板部46から軸方向の何れか一方の側に向かって、周方向で交互に突出する形状をもって形成されている。これにより、連結部42において、マス金具14の中心軸回りの動バランスを確保しつつ、成形型の形状の単純化による成形性の向上等が図られ得るようになっている。
要するに、本実施形態においては、取付筒部12と被覆ゴム層40および連結部42が、一体的なゴム弾性体の加硫成形品によって形成されているのであり、また、かかるゴム弾性体の加硫成形と同時に、マス金具14が、該ゴム弾性体の内部に埋設状態で配設されて、一体的に組み込まれているのである。
ここにおいて、かかるゴム弾性体の加硫成形は、取付筒部12と被覆ゴム層40および連結部42を有するゴム弾性体の成形型内に、予め別途形成したマス金具14をセットし、その後、該成形用型内に所定のゴム材料を射出等で充填することによりゴム弾性体を成形し、その後、公知の加硫処理を施すことによって、有利に行われる。
より具体的には、例えば、図6及び図7に示されているように、成形型としての互いに型合わせされる下金型48と上金型50を用い、それら金型48,50の型合わせ面間に画成されたゴム弾性体の成形キャビティ52に対して、ゲートとしての射出孔54を通じて、ゴム材料を供給,充填することによって、上述の如きゴム弾性体の成形操作が実施される。なお、成形キャビティ52は、取付筒部12の成形キャビティ52aと、連結部42の成形キャビティ52b、更にマス金具14を内包する被覆ゴム層40の成形キャビティ52cが、互いに接続された単一のキャビティ構造をもって形成されている。また、本実施形態では、下金型48の中央部分に対して、取付筒部12の内孔16を形成するための軸部56が一体的に立設形成されているが、この軸部56は、上金型50に設けても良く、或いは上下金型50,48と別金型で形成しても良い。また、被覆ゴム層40の外周面側における上下金型50,48の型割り位置(型合わせ面)58の位置は、軸方向の何れの位置に設定することも可能である。
また、これら上下金型50,48を用いたゴム弾性体の成形に際しては、その成形キャビティ52に対して、別途形成したマス金具14を、成形キャビティ52の外周部分、即ち被覆ゴム層40の成形キャビティ内の中央部分に、同軸的に位置決めセットする。特に本実施形態では、下金型48および上金型50において、被覆ゴム層40の成形キャビティ52cの軸方向両端部分から、それぞれ、外周隅部から内方に突出する支持突起60が、周方向に略等間隔に3つ以上(本実施形態では、4つ)形成されており、これらの支持突起60によって、マス金具14が軸方向および径方向で位置決めされて、被覆ゴム層40の成形キャビティ52c内の略中央部分に位置決め保持されるようになっている。
なお、各支持突起60は、成形キャビティ52cの内周面と軸方向端面からそれぞれ径方向および軸方向に突出する略L字形を有しており、且つ、それら径方向および軸方向の各突出先端面は、マス金具14の外周面および軸方向端面に対して、それぞれ、マス金具14における周方向対向面22,22間の隙間よりも大きな周方向長さに亘って当接されるように設定されている。これにより、マス金具14における周方向対向面22,22間の隙間が何処に位置しても、マス金具14が、4つの支持突起60により、周上の4箇所で軸方向および径方向に有効に位置決め保持されるようになっている。しかも、各支持突起60は、マス金具14の位置決めのために必要以上に大きな面積でマス金具14に当接しないように設定されており、それによって、マス金具14の表面が、広い範囲に亘って、被覆ゴム層40で被覆されるようになっている。
上述の如くして製造されたダイナミックダンパ10は、取付筒部12をドライブシャフトに外挿固定することによって、マス金具14がドライブシャフトに対して同軸的に弾性支持される状態で、装着される。かかる装着状態下では、連結部26の弾性変形に基づいて、マス金具14のドライブシャフトに対する軸直角方向の変位が許容されるのであり、以て、マス金具14を含む変位部分の質量をマスとし、連結部26によるマスの支持弾性をバネとして構成される一つの振動系が、主振動系たるドライブシャフトに対する副振動系として機能することによって、ドライブシャフトの軸直角方向振動に対する動的吸振器として機能し得るのである。なお、マス金具14の質量や、連結部26のばね特性は、ドライブシャフトにおいて防振すべき振動周波数に応じて、かかる振動に対して有効な吸振効果を発揮し得るように、温度等の使用条件や連結部26を構成するゴム弾性体の特性等を考慮して、適宜に設定される。具体的には、例えば、車輪を含む懸架系の共振周波数等に相当する特定の周波数域(例えば、70〜150Hzの範囲内の特定周波数域)の振動に対して有効な吸振効果を発揮し得るように、マス金具14や連結部26等によって構成される副振動系の共振周波数が、かかる振動周波数と略同じ周波数域にチューニングされることとなる。
ここにおいて、かかるダイナミックダンパ10においては、マス金具14が、打ち抜き加工等によって形成された平板形状の板金具28を巻き成形することによって形成されていることから、従来の金属パイプの切断や鍛造或いは鋳造によって製作された環状金具を用いて形成されたマス金具を用いたものに比して、優れた製作性およびコスト性が発揮され得る。しかも、マス金具14は、板金具28を、単に巻き成形するだけで、両端部を溶接等することなく、形成されることから、製作性およびコスト性の飛躍的な向上が達成されるのである。
加えて、かかるマス金具14は、板金具28の長手方向両端部の対向面22,22間に形成される隙間によるアンバランスが、貫通孔24と肉欠部36によって解消されていることから、ダイナミックダンパ10における良好なバランス状態が実現されて、有効な吸振効果が発揮されるのである。特に、貫通孔24や肉欠部36は、別部材を必要とすることなく容易に形成され得るものであり、上述の如き方法に従えば、板金具28のプレス成形と同時に形成することが出来ることから、板金具28ひいてはマス金具14の極めて優れた製作性とコスト性を、何等損なうことなく、優れた吸振効果が実現され得るのである。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体例によって、何等、限定的に解釈されるものでない。
例えば、マス金具14において偏肉部を構成する貫通孔24の数や配設形態、大きさ、形状等は、何等限定されるものでなく、マス金具14に必要とされる質量を確保し、且つ中心軸回りのバランスをとる必要のために、適宜の構成が採用される。具体的には、貫通孔24を周方向に7個以下、或いは9個以上形成したり、マス金具14の軸方向で2列以上、並列的に形成したり、或いは軸方向で全体的に又は幾つかを偏倚させたりすることも可能である。また、マス金具14を構成する板金具28の長手方向両端部の対向面22,22間に形成される隙間に対して径方向に対向位置する部分だけに、一つ或いは複数の貫通孔等を形成することも可能である。或いはまた、貫通孔24に代えて、或いは貫通孔24に加えて肉厚方向に貫通しない凹所を採用しても良い。更に、マス金具14の軸方向両側縁部に対して、順送つなぎ部30以外の部分に、適当な数および大きさ、形状の切欠部を形成して偏肉部を構成すること等も可能である。
また、そのように、貫通孔や切欠部等によってマス金具14のボリュームを減少させる偏肉部を、板金具28の長手方向両端部の対向面22,22間に形成される隙間に対して径方向に対向位置する部分に形成する他、かかる隙間を形成する板金具28の長手方向両端部の対向面22,22やその付近において、例えば軸方向に突出する増肉部を形成することによって、マス金具14の中心軸回りのバランス調節用の偏肉部を構成することも可能である。
更にまた、マス金具14を形成する板金具28として、例示の如き順送プレス以外の方法で得られるもの、例えば単独打ち抜き成形等で形成されたものを用いることも、勿論、可能である。
さらに、本発明において、弾性支持部材の具体的構造は、以上の実施形態のものに何等限定されるものでなく、許容されるダンパの配設スペースや、要求される吸振性能等に応じて、適宜に設定されるものである。具体的には、例えば、実公平2−31626号公報に記載されているように、取付筒部12にマス金具14を弾性連結する連結部42を、取付筒部12から径方向外方に延び出す径方向突部と、該径方向突部の突出先端部から略直角に屈曲して軸方向に延びだす軸方向突部からなるL字形断面形状をもって形成することも可能であり、それによって、ドライブシャフトの軸方向のダイナミックダンパも、有利に実現可能となる。或いはまた、特開平8−28627号公報等に記載されているように、マス金具14の軸方向両側に離間して一対の取付筒部を形成し、それら取付筒部の軸方向内側端部とマス金具14の軸方向外側端部の間に跨がって軸方向に延び、以て、該マス金具14の軸方向両端部をそれぞれ取付筒部に対して弾性的に連結せしめる一対の略筒状の連結部等を採用することも可能である。
また、本発明に係るダイナミックダンパにおいては、マス金具の慣性質量や弾性支持部材の弾性特性等を適当に調節することにより、装着される回転軸における捩じり方向の振動に対して制振効果を発揮せしめるようにすることも、可能である。
更にまた、ダイナミックダンパの使用条件等によっては、マス金具14の略全面を被覆ゴム層40にて覆う必要はなく、また、被覆ゴム層40で覆う代わりに防錆塗装等を施すようにしても良い。
加えて、前記実施形態では、本発明を自動車のドライブシャフトに装着されるダイナミックダンパの一例を示したが、本発明は、その他、各種の回転軸におけるダイナミックダンパとして、有利に適用され得るものである。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
本発明の一実施形態としてのダイナミックダンパを示す正面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1に示されたダイナミックダンパを構成するマス金具の軸直角方向断面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図3に示されたマス金具の製造方法を説明するための一製造工程の説明図である。 図1に示されたダイナミックダンパの製造方法を説明するための一製造工程の説明図である。 図6におけるVII −VII 断面図である。
符号の説明
10 ダイナミックダンパ
12 取付筒部
14 マス金具
22 長手方向両端面
24 貫通孔
28 板金具
36 肉欠部
42 連結部
52 成形キャビティ

Claims (10)

  1. 円筒形状乃至は円環形状のマス金具と、該マス金具を制振対象たる回転軸に対して外挿状態で相対変位可能に弾性支持せしめる弾性支持部材とを、含んで構成されたダイナミックダンパにおいて、
    前記マス金具を、巻き成形して周方向両端部を非接着で周方向に対向せしめた板状金具で構成すると共に、該板状金具に対して、中心軸回りのバランス調節用の偏肉部を設けたことを特徴とするダイナミックダンパ。
  2. 前記板状金具の周方向両端部の対向部分に対して径方向で略対向位置する部分において、該板状金具のボリュームを部分的に小さくすることによって、前記偏肉部を構成した請求項1に記載のダイナミックダンパ。
  3. 前記板状金具に対して、板厚方向に貫通する貫通孔を周方向に離間して複数設けると共に、それら貫通孔の大きさを相互に異ならせることによって、前記偏肉部を構成した請求項1又は2に記載のダイナミックダンパ。
  4. 前記マス金具を、プレス成形で外形抜き成形された板状金具で構成すると共に、かかる板状金具のプレス成形によって、前記偏肉部が形成されている請求項1乃至3の何れかに記載のダイナミックダンパ。
  5. 前記マス金具を、順送りプレスで外形抜き成形された板状金具で構成すると共に、該板状金具を順送りプレスする際に形成される、該板状金具の複数枚を各周方向中央部分で互いに連接する順送つなぎ部における切断用の肉欠部を利用して、前記偏肉部を構成した請求項1乃至4の何れかに記載のダイナミックダンパ。
  6. 前記弾性支持部材が、前記マス金具の径方向内方に離間して同軸的に位置せしめられて、前記回転軸に外挿固定される取付筒部と、該取付筒部に一体形成されて、該取付筒部と該マス金具を弾性的に連結する弾性連結部とを、含むゴム弾性体によって構成されている請求項1乃至5の何れかに記載のダイナミックダンパ。
  7. 前記マス金具を前記弾性支持部材の成形用型内にセットした状態で、該成形用型内に該弾性支持部材の成形材料を、該マス金具よりも内周側から充填することによって、請求項1乃至6の何れかに記載のダイナミックダンパを製造するに際して、
    前記弾性支持部材の成形用型に固定的に設けられた位置決め突起を、前記マス金具の外周面に対して、周方向の3点以上の位置で当接させることにより、該マス金具を前記弾性支持部材の成形用型内で径方向に拘束して位置決めすることを特徴とするダイナミックダンパの製造方法。
  8. 前記位置決め突起における前記マス金具の外周面への当接面が、それぞれ、該マス金具における周方向両端部の対向部分に存在する隙間よりも大きな周方向幅を有している請求項7に記載のダイナミックダンパの製造方法。
  9. 前記位置決め突起が、前記マス金具の軸方向両端部に位置するように、それぞれ、周方向に3つ以上形成されており、それら各位置決め突起を、該マス金具の外周面と軸方向端面に対して、それぞれ当接させることにより、該マス金具を弾性支持部材の成形用型内の所定位置に位置決め保持する請求項7又は8に記載のダイナミックダンパの製造方法。
  10. 請求項1乃至6の何れかに記載のダイナミックダンパを製造するに際して、
    前記マス金具を、前記弾性支持部材に対して固着する前に、該マス金具における中心軸回りの回転バランスを測定し、その結果に基づいて、前記偏肉部による回転バランスの調節を行うことを特徴とするダイナミックダンパの製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110219935A (zh) * 2019-06-20 2019-09-10 西南交通大学 一种用于轴系、管系的声学超材料减振结构

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