WO2015186495A1 - コネクタ - Google Patents

Abstract

　コネクタは、前後方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能である。前記コネクタは、コンタクト部材(20U,L)と、グランド部材(80)とを備えている。前記コンタクト部材(20U,L)は、複数のコンタクト(30)と、整列部材(40)とを備えている。前記整列部材(40)は、前記コンタクト(30)を前記前後方向と直交するピッチ方向に整列させると共に保持している。　前記整列部材(40)には、２つの圧入突起(60)と、島状突起(70)とが設けられている。前記圧入突起(60)の夫々は、前記前後方向と前記ピッチ方向の双方と直交する突出方向に突出している。前記島状突起(70)は、前記突出方向に突出すると共に前記突出方向と直交する所定方向に長手を有するように延びている。　前記グランド部材(80)は、平板状の主部を有している。前記グランド部材(80)の前記主部には、２つの孔(94)と、突起収容部(96)が形成されている。前記圧入突起(60)は前記孔(94)に夫々圧入されている。前記島状突起(70)は前記突起収容部(96)に収容されている。

Description

コネクタ

　本発明は、コンタクトから絶縁され且つそのコンタクトの近傍に配置された板状の部位を有するグランド部材を備えるコネクタに関する。

　図１６に示されるように、特許文献１のコネクタ９００は、２つのコンタクト部材９１０と、グランド部材９２０とを備えている。コンタクト部材９１０の夫々は、複数のコンタクト９３０と、整列部材９４０とを備えている。整列部材９４０は、コンタクト９３０を整列させると共に保持している。二つの整列部材９４０のうちの一つには、凸部９５０が形成されている。二つの整列部材９４０のうちの残りの一つには、凸部９５０に対応する凹部（図示せず）が形成されている。グランド部材９２０は、平板状の主部９６０を有している。主部９６０には、凸部９５０に対応する孔９７０が形成されている。凸部９５０を孔９７０に通し凹部に嵌めることにより、グランド部材９２０の主部９６０は、整列部材９４０の間に挟まれる。

特開２００５－３２７７０１号公報

　特許文献１の整列部材９４０やグランド部材９２０は、サイズや形状においてバラつきを有しているので、孔９７０が対応する凸部９５０より大きくなる可能性がある。これにより、特許文献１のコネクタ９００は、グランド部材９２０のガタつきが生じる可能性があるという欠点を有している。

　そこで、本発明は、整列部材やグランド部材にサイズや形状のバラつきがあったとしても、グランド部材を整列部材にガタつきなしで取り付けることができ、グランド部材とコンタクトの適切な位置決めを実施できるコネクタを提供することを目的とする。

　本発明の一の側面は、前後方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能なコネクタを提供する。前記コネクタは、コンタクト部材と、グランド部材とを備えている。前記コンタクト部材は、複数のコンタクトと、整列部材とを備えている。前記整列部材は、前記コンタクトを前記前後方向と直交するピッチ方向に整列させると共に保持している。前記整列部材には、２つの圧入突起と、島状突起とが設けられている。前記圧入突起の夫々は、前記前後方向と前記ピッチ方向の双方と直交する突出方向に突出している。前記島状突起は、前記突出方向に突出すると共に前記突出方向と直交する所定方向に長手を有するように延びている。前記島状突起は、前記所定方向において第１サイズを有している。前記圧入突起は、前記所定方向において第２サイズを有している。前記第１サイズは、前記第２サイズよりも大きい。前記グランド部材は、平板状の主部を有している。前記グランド部材の前記主部には、２つの孔と、突起収容部が形成されている。前記圧入突起は前記孔に夫々圧入されており、前記島状突起は前記突起収容部に収容されている。

　本発明による整列部材の圧入突起は、グランド部材の主部に形成された孔に圧入することとした。これにより、整列部材やグランド部材がサイズや形状においてバラつきを有していたとしても、グランド部材を整列部材にガタつきなしで確実に取り付けることができる。

　圧入突起を孔に圧入する時、圧入突起は部分的に削れてしまう可能性がある。従って、整列部材に島状突起を設けない場合には、圧入突起の突出方向と直交する平面内においてグランド部材と整列部材の間の位置関係に回転ズレが生じるおそれがある。これに対して、本発明の整列部材には島状突起を設けることとしたため、上述の回転ズレを防止することができる。

　添付の図面を参照しながら下記の最良の実施の形態の説明を検討することにより、本発明の目的が正しく理解され、且つその構成についてより完全に理解されるであろう。

本発明の実施の形態によるコネクタを示す分解斜視図である。 図１のコネクタを示す斜視図である。 図１のコネクタに含まれる上側のコンタクト部材を示す上面斜視図である。図示されたコンタクト部材は、グランド部材に取り付けられていない。 図３のコンタクト部材を示す底面斜視図である。 図３のコンタクト部材を示す底面図である。 図３のコンタクト部材を示す正面図である。 図４のコンタクト部材の一部を示す拡大図である。 図５のコンタクト部材の一部を示す拡大図である。 図６のコンタクト部材の一部を示す拡大図である。 図１のコネクタに含まれるグランド部材を示す上面図である。 図１のコネクタに含まれる上側のコンタクト部材と、下側のコンタクト部材と、グランド部材とを組み合わせてなる構造体を示す斜視図である。 図１１の構造体を示す正面図である。 図１１の構造体を示す側面図である。 図１２の構造体をXIV--XIV線に沿って示す断面図である。 図１４の構造体の一部を示す拡大図である。 特許文献１のコネクタを示す分解斜視図である。

　本発明については多様な変形や様々な形態にて実現することが可能であるが、その一例として、図面に示すような特定の実施の形態について、以下に詳細に説明する。図面及び実施の形態は、本発明をここに開示した特定の形態に限定するものではなく、添付の請求の範囲に明示されている範囲内においてなされる全ての変形例、均等物、代替例をその対象に含むものとする。

　図１及び図２を参照すると、本発明の実施の形態によるコネクタ１０は、相手側コネクタ（図示せず）と前後方向（Ｘ方向）に沿って嵌合可能である。相手側コネクタ（図示せず）は、相手側ロック部（図示せず）を有している。図１に示されるように、本実施の形態のコネクタ１０は、２つのコンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌと、グランド部材８０と、保持部材１３０と、シェル１４０と、２つの付属部材１５０とを備えている。グランド部材８０は金属製である。保持部材１３０は絶縁体からなる。シェル１４０は金属製である。付属部材１５０の夫々は、金属製である。図１及び図２から理解されるように、保持部材１３０は、コンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌとグランド部材８０をまとめて保持している。シェル１４０は、保持部材１３０を部分的に覆っている。付属部材１５０の夫々は、保持部材１３０とシェル１４０との間に収容されている。付属部材１５０の夫々は、シェル１４０に接続されている。

　図１並びに図１１乃至図１３から理解されるように、２つのコンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌは、互いに同一構造を有している。以下においては、主として、上側のコンタクト部材２０Ｕについて図面を参照して説明する。下側のコンタクト部材２０Ｌについての説明は特に注意を要する事項を除き省略する。

　図３乃至図６に示されるように、コンタクト部材２０Ｕは、複数のコンタクト３０と、整列部材４０とを備えている。コンタクト３０の夫々は、導電体からなる。整列部材４０は、絶縁体からなる。整列部材４０は、コンタクト３０をピッチ方向（横方向：Ｙ方向）に整列させると共に保持している。本実施の形態によるコンタクト３０は、インサート成型により、整列部材４０の形成時に整列部材４０に部分的に埋め込まれている。但し、本発明はこれに限定されるわけではない。コンタクト３０は整列部材４０に圧入されていてもよい。

　図１及び図２から理解されるように、コンタクト３０の後側（－Ｘ側）は、パドルカード２００のパッド２１０に夫々接続される。

　図４及び図５に示されるように、整列部材４０には、２つの凹部５０と、２つの圧入突起６０と、島状突起７０とが設けられている。凹部５０は、圧入突起６０と夫々対応している。

　図７に最もよく示されるように、各圧入突起６０は、対応する凹部５０の内部から突出方向（下方向：－Ｚ方向）に突出しており、各凹部５０は、突出方向と逆方向（上方向：＋Ｚ方向）に凹んでいる。上述のように、上側のコンタクト部材２０Ｕの各圧入突起６０の突出方向は、下方向（－Ｚ方向）であり、上側のコンタクト部材２０Ｕの各凹部５０の凹んでいる方向は、上方向（＋Ｚ方向）である。これに対して、図１から理解されるように、下側のコンタクト部材２０Ｌの各圧入突起６０の突出方向は、上方向であり、下側のコンタクト部材２０Ｌの各凹部５０の凹んでいる方向は、下方向となる。

　図７乃至図９に示されるように、各圧入突起６０は、主突部６２と、複数の副突部６４とを有している。主突部６２は、突出方向に延びている。副突部６４の夫々は、主突部６２から突出方向と直交する方向に突出すると共に突出方向に延びている。即ち、副突部６４は、突出方向と直交する水平面（ＸＹ平面）内において、主突部６２から放射状に延びている。図８に最もよく示されるように、本実施の形態において、副突部６４の数は４であり、副突部６４は水平面内において等間隔に並んでいる。詳しくは、図８に示されるように、主突部６２は、水平面内において、角丸正方形形状を有している。副突部６４は、水平面内において、主突部６２の辺から円弧状の形状を有するように外方向に夫々突出している。図７及び図９に示されるように、本実施の形態の圧入突起６０の夫々は、突出方向の先端にテーパがつけられている。

　図４、図５、図７及び図８に示されるように、島状突起７０は、突出方向に突出すると共に突出方向と直交する所定方向に長手を有するように延びている。本実施の形態の所定方向は、前後方向（Ｘ方向）であるが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、所定方向は、ピッチ方向であってもよい。図８に最もよく示されるように、島状突起７０は所定方向において第１サイズを有しており、圧入突起６０の夫々は所定方向において第２サイズを有しており、第１サイズは、第２サイズよりも大きい。一方、図６及び図９に示されるように、島状突起７０の突出方向におけるサイズは、圧入突起６０の夫々の突出方向におけるサイズと同じである。図７及び図９に示されるように、本実施の形態の島状突起７０は、突出方向の先端にテーパがつけられている。

　図１０に示されるように、グランド部材８０は、平板状の主部９０と、ロックバネ部１００と、ロック部１１０とを有している。ロックバネ部１００の夫々は、弾性変形可能である。ロック部１１０は、相手側ロック部（図示せず）を夫々ロックする。ロック部１１０は、ロックバネ部１００に夫々支持されている。

　グランド部材８０の主部９０には、４つの孔９４と、２つの突起収容部９６が形成されている。２つの突起収容部９６は、グランド部材８０のピッチ方向における中心を通り前後方向に延びる直線から等しく離れている。４つの孔９４は、四角形状に配置されており、対角上に位置している各２つの孔９４がペアを構成している。上述のことから理解されるように、２つのペアの一方の孔９４と２つのペアの残りの一方の孔９４とは、グランド部材８０のピッチ方向における中心を通り前後方向に延びる直線に対して互いに線対称となるように配置されている。更に、主部９０の前側（＋Ｘ側）に位置する孔９４の夫々と隣り合う突起収容部９６が１つの組を形成している。換言すると、グランド部材８０の主部９０には、２つの孔９４と１つの突起収容部９６とからなる組が２組形成されている。各組の孔９４と突起収容部９６とは、上側のコンタクト部材２０Ｕ及び下側のコンタクト部材２０Ｌの一方と対応している。

　図１０及び図１４から理解されるように、孔９４は、夫々、圧入突起６０に対応しており、突起収容部９６は、夫々、島状突起７０に対応している。図１４に示されるように、圧入突起６０は対応する孔９４に圧入されており、島状突起７０は対応する突起収容部９６に収容されている。本実施の形態においては、圧入突起６０や島状突起７０の先端にテーパがつけられている。これにより、圧入突起６０を対応する孔９４ に圧入しやすく、島状突起７０を対応する突起収容部９６に収容しやすい。

　孔９４及び突起収容部９６は、グランド部材８０のピッチ方向における中心を通り且つ前後方向に延びる直線に対して線対称に配置されている。これにより、コンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌは同一構造を有することができる。即ち、コンタクト部材２０Ｕの圧入突起６０や島状突起７０の配置は、コンタクト部材２０Ｌでの配置と異なっている必要は無い。加えて、孔９４及び突起収容部９６が上述したような配置をしていることから、コンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌをグランド部材８０と組み合わせて得られる構造体１２０は、図１２及び図１３に示されるように、上下左右において対称となっている。

　図６、図９及び図１２から理解されるように、グランド部材８０の主部９０の厚み（Ｚ方向のサイズ）は、圧入突起６０や島状突起７０の高さ（Ｚ方向の突出量）の夫々とほぼ同じである。整列部材４０やグランド部材８０の製造公差を考慮する必要がある。従って、正確には、グランド部材８０の主部９０の厚みは、圧入突起６０や島状突起７０の高さの夫々よりも大きく設定されている。そのため、本実施の形態においては、上側のコンタクト部材２０Ｕの圧入突起６０や島状突起７０が下側のコンタクト部材２０Ｌの整列部材４０に突き当たることはない。同様に、本実施の形態においては、下側のコンタクト部材２０Ｌの圧入突起６０や島状突起７０が上側のコンタクト部材２０Ｕの整列部材４０に突き当たることもない。

　孔９４及び突起収容部９６の形状について更に詳しく説明する。図１５に示されるように、孔９４の夫々は、角丸四角形の形状を有している。図１５から理解されるように、水平面内において、孔９４の夫々は、対応する圧入突起６０の主突部６２よりも大きい。換言すると、水平面内において、主突部６２の夫々は、グランド部材８０の主部９０の対応する孔９４よりも小さい。従って、圧入突起６０を対応する孔９４に圧入した場合、主突部６２の全体が対応する孔９４に受容されることになる。しかし、圧入突起６０の副突部６４の夫々は、対応する孔９４の縁から外にはみ出している。そのため、圧入突起６０を対応する孔９４に圧入すると、図８及び図１５から理解されるように、副突部６４が部分的に削れ、それによって整列部材４０に対してグランド部材８０をガタつくことなく取り付けることができる。なお、圧入突起６０を対応する孔９４に圧入する際に生じた削れかすは、対応する凹部５０内に受容される。

　図１５に示されるように、突起収容部９６の夫々は、水平面内において、グランド部材８０の主部９０の前縁（端部）９２まで達している細長いスリット形状を有している。即ち、突起収容部９６の夫々は、主部９０の前縁９２において開いている。突起収容部９６の夫々の前後方向の最奥部分は、円弧状の形状を有している。突起収容部９２の夫々は、その最奥部分から主部９０の前縁９２まで、一定の幅を有している。突起収容部９６の幅（Ｙ方向のサイズ）は、対応する島状突起７０のピッチ方向のサイズよりもわずかに大きい。従って、本実施の形態の島状突起７０は、対応する突起収容部９６によって削られることなく、受容される。即ち、本実施の形態の島状突起７０は、対応する突起収容部９６に圧入されない。

　図１０に示されるように、ロックバネ部１００の根元１０２と孔９４との間の距離は、その根元１０２と突起収容部９６との間の距離より短い。換言すると、図１４に示されるように、圧入突起６０は、ロックバネ部１００の根元１０２から第１距離だけ離れており、島状突起７０は、根元１０２から第２距離だけ離れており、第１距離は、第２距離より短い。このように、スリット状の突起収容部９６をロックバネ部１００から遠ざけていることから、グランド部材８０の強度を確保できる。

　図１４に示されるように、圧入突起６０を孔９４に圧入し且つ島状突起７０を突起収容部９６に収容する。すると、図１１乃至図１３に示されるように、上側のコンタクト部材２０Ｕと下側のコンタクト部材２０Ｌとグランド部材８０とが一体化され、構造体１２０が構成される。図８及び図１５から理解されるように、本実施の形態においては、副突部６４の数は４であり、副突部６４は水平面内において等間隔に並んでいる。従って、圧入突起６０を対応する孔９４に圧入する過程において、水平面内において主突部６２の中心と孔９４の中心とを比較的合わせやすい。圧入突起６０を対応する孔９４に圧入する時に副突部６４が部分的に削れてしまう場合、水平面内におけるグランド部材８０と整列部材４０の位置関係に回転ズレが生じる可能性がある。しかし、島状突起７０が、対応する突起収容部９６に収容されることにより、上述の回転ズレを防止することができる。

　このようにして構成された構造体１２０は、図１及び図２から予想されるように、保持部材１３０の後側（－Ｘ側）から挿入されて、保持部材１３０に保持されている。即ち、コンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌとグランド部材８０は、まとめて保持部材１３０に保持される。

　以上、本発明について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、様々な変形が可能である。

　上述した実施の形態の突起収容部９６は、グランド部材８０の主部９０の前縁９２まで達していたが、突起収容部９６は前縁９２まで達していなくてもよい。即ち、突起収容部９６は、前縁９２等において開放されていない（即ち、閉じた）貫通孔であってもよい。

　上述した実施の形態のコネクタ１０は、２つのコンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌを備えていたが、コンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌのいずれか一方のみを備えていてもよい。コネクタ１０がコンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌを１つのみ備えている場合には、グランド部材８０の主部９０に、一組の孔９４及び突起収容部９６を形成することとすることができる。

　上述した実施の形態において、グランド部材８０の主部９０に形成される孔９４及び突起収容部９６は、グランド部材８０のピッチ方向における中心を通り且つ前後方向に延びる直線に対して線対称に配置されていた。コンタクト部材２０Ｕ、２０Ｌが同一構造である場合、上述の配置により、コンタクト部材２０Ｕ，２０Ｌとグランド部材８０とを組み合わせた構造体１２０は、上下左右において対称となる。構造体１２０が上下左右において対称となる必要がない場合には、孔９４及び突起収容部９６は、線対称に配置されていなくてもよい。

　本発明は２０１４年６月３日に日本国特許庁に提出された日本特許出願第２０１４－１１５２２０号に基づいており、その内容は参照することにより本明細書の一部をなす。

　本発明の最良の実施の形態について説明したが、当業者には明らかなように、本発明の精神を逸脱しない範囲で実施の形態を変形することが可能であり、そのような実施の形態は本発明の範囲に属するものである。

　　１０　　　　　　コネクタ
　　２０Ｕ，２０Ｌ　コンタクト部材
　　３０　　　　　　コンタクト
　　４０　　　　　　整列部材
　　５０　　　　　　凹部
　　６０　　　　　　圧入突起
　　６２　　　　　　主突部
　　６４　　　　　　副突部
　　７０　　　　　　島状突起
　　８０　　　　　　グランド部材
　　９０　　　　　　主部
　　９２　　　　　　前縁（端部）
　　９４　　　　　　孔
　　９６　　　　　　突起収容部
　　１００　　　　　ロックバネ部
　　１０２　　　　　根元
　　１１０　　　　　ロック部
　　１２０　　　　　構造体
　　１３０　　　　　保持部材
　　１４０　　　　　シェル
　　１５０　　　　　付属部材
　　２００　　　　　パドルカード
　　２１０　　　　　パッド
　　９００　　　　　コネクタ
　　９１０　　　　　コンタクト部材
　　９２０　　　　　グランド部材
　　９３０　　　　　コンタクト
　　９４０　　　　　整列部材
　　９５０　　　　　凸部
　　９６０　　　　　主部
　　９７０　　　　　孔

Claims (7)

1. 　前後方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、
   　前記コネクタは、コンタクト部材と、グランド部材とを備えており、
   　前記コンタクト部材は、複数のコンタクトと、整列部材とを備えており、
   　前記整列部材は、前記コンタクトを前記前後方向と直交するピッチ方向に整列させると共に保持しており、
   　前記整列部材には、２つの圧入突起と、島状突起とが設けられており、
   　前記圧入突起の夫々は、前記前後方向と前記ピッチ方向の双方と直交する突出方向に突出しており、
   　前記島状突起は、前記突出方向に突出すると共に前記突出方向と直交する所定方向に長手を有するように延びており、
   　前記島状突起は、前記所定方向において第１サイズを有しており、
   　前記圧入突起は、前記所定方向において第２サイズを有しており、
   　前記第１サイズは、前記第２サイズよりも大きく、
   　前記グランド部材は、平板状の主部を有しており、
   　前記グランド部材の前記主部には、２つの孔と、突起収容部が形成されており、
   　前記圧入突起は前記孔に夫々圧入されており、前記島状突起は前記突起収容部に収容されている
   コネクタ。
2. 　請求項１記載のコネクタであって、
   　前記相手側コネクタは、相手側ロック部を有しており、
   　前記グランド部材は、ロック部と、ロックバネ部とを有しており、
   　前記ロック部は、前記相手側ロック部をロックし、
   　前記ロックバネ部は、前記ロック部を支持しており、
   　前記圧入突起は、前記ロックバネ部の根元から第１距離だけ離れており、
   　前記島状突起は、前記根元から第２距離だけ離れており、
   　前記第１距離は、前記第２距離より短い
   コネクタ。
3. 　請求項１又は請求項２記載のコネクタであって、
   　前記主部は、前記前後方向において１つの端部を有しており、
   　前記突起収容部は、前記突出方向と直交する平面内において、前記グランド部材の前記主部の前記端部まで達している
   コネクタ。
4. 　請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のコネクタであって、
   　前記コンタクト部材を２つ備えており、
   　２つの前記コンタクト部材は、互いに同一構造を有しており、
   　前記グランド部材の前記主部には、夫々が前記２つの孔と前記突起収容部からなる２組が形成されており、
   　前記２組の一方の前記２つの孔と前記２組の残りの一方の前記２つの孔とは、前記グランド部材の前記ピッチ方向における中心を通り且つ前記前後方向に延びる直線に対して互いに線対称となるように配置されている
   コネクタ。
5. 　請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のコネクタであって、
   　前記圧入突起の夫々は、主突部と、複数の副突部とを有しており、
     前記主突部は、前記突出方向に延びており、
   　前記突出方向と直交する平面内において、前記主突部は、前記グランド部材の前記主部の対応する孔よりも小さく、
   　前記副突部の夫々は、前記主突部から前記突出方向と直交する方向に突出すると共に前記突出方向に延びている
   コネクタ。
6. 　請求項１乃至請求項５のいずれかに記載のコネクタであって、
   　前記整列部材には、２つの凹部が形成されており、
   　前記凹部は、前記圧入突起に夫々対応しており、
   　前記凹部の夫々は、前記突出方向と逆方向に凹んでおり、
   　前記圧入突起は、対応する前記凹部の内部から前記突出方向に突出している
   コネクタ。
7. 　請求項１乃至請求項６のいずれかに記載のコネクタであって、
   　前記コンタクト部材と前記グランド部材をまとめて保持する保持部材を更に備えている
   コネクタ。

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