JP3703551B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はストリップライン構造のコネクタに関する。
コンピューター等の電子装置は、高速信号処理の進歩に伴い、電子装置に実装した一対のプリント配線板間で信号を送受する場合に、信号の反射の防止、クロストーク防止、電磁波障害対策等のために、ストリップライン構造のコネクタを介して一対のプリント配線板を接続している。
【0002】
【従来の技術】
このようなストリップライン構造のコネクタを図6に示す。
図において、1-1 は電子装置に実装した第1のプリント配線板であり、1-2 は第1のプリント配線板1-1 に平行に実装した第2のプリント配線板である。
【0003】
第1のプリント配線板1-1 にプラグ側コネクタ2を搭載し、第2のプリント配線板1-2 にジャック側コネクタ5を搭載して、プラグ側コネクタ2とジャック側コネクタ5を嵌合し、第1のプリント配線板1-1 と第2のプリント配線板1-2 とを電気的及び機械的に接続している。
【0004】
プラグ側コネクタ2は図6,7,8に図示したように、合成樹脂等の誘電体からなる厚さが薄いほぼ直六面体状のハウジング20を有する。このハウジング20には、プリント配線板側の端面にフランジ21を設けている。
【0005】
また、接触板部32がハウジング20の接合側端面23から突出し、反対側の端面に配列したピン形端子部31がハウジング20の着座側端面22から突出するように、ハウジング20の中央部分を貫通する金属板よりなるグランドコンタクト板30を有する。
【0006】
また、接触部25B がハウジング20の接合側端面23から突出し、端子部25A がハウジング20の着座側端面22から突出するように、グランドコンタクト板30を挟んでグランドコンタクト板30に平行に等ピッチで貫通配列した金属材よりなる信号コンタクトピン25を有する。
【0007】
さらに、ハウジング20の外周面を覆う金属板よりなる角筒形のグランドシェル40を有する。
グランドシェル40は、一方の端面がハウジング20のフランジ21の端面に当接し、他方の開口端がハウジング20の接合側端面23より長く突出するように、ハウジング20に嵌着している。
【0008】
なお、グランドシェル40と信号コンタクトピン列との間隔を、グランドコンタクト板30と信号コンタクトピン列との間隔に等しくして、プリント配線板のインピーダンス特性とコネクタのインピーダンス特性とを整合させている。
【0009】
上述のプラグ側コネクタ2は、ハウジング20の着座側端面22(フランジ21の端面) を第1のプリント配線板1-1 の実装面に当接した状態で、グランドコンタクト板30のピン形端子部31のそれぞれを、第1のプリント配線板1-1 のプレーン形のグランド層に繋がるスルーホールに挿入半田付けし、それぞれの信号コンタクトピン25の端子部25A を第1のプリント配線板1-1 のマイクロストリップ線の細幅の信号パターンに繋がるスルーホールに挿入半田付けして、第1のプリント配線板1-1 に搭載している。
【0010】
一方、ジャック側コネクタ5は図6に図示したように、合成樹脂等の誘電体からなる断面形状がプラグ側コネクタ2のハウジング20の断面形状に等しいほぼ直六面体状のハウジング50を有する。このハウジング50には、プリント配線板側の端面にフランジ51を設けている。
【0011】
また、プラグ側コネクタ2の接触板部32を挟圧する接触板部62がハウジング50の接合側端面側に形成され、反対側の端面に配列したピン形端子部61がハウジング50の着座側端面から突出するように、ハウジング50の中心線部分を貫通する金属板よりなるグランドコンタクト板60を有する。
【0012】
さらに、プラグ側コネクタ2の接触部25B を挟圧する接触部55B がハウジング50の接合側端面側に形成され、グランドコンタクト板60を挟んでグランドコンタクト板60に平行に等ピッチで貫通配列した金属材よりなる信号コンタクトピン55を有する。
【0013】
なお、図示例のジャック側コネクタ5は、グランドシェルを有していないが、ハウジング50の高さよりも短い角筒形のグランドシェルをハウジング50に嵌着したものもある。
【0014】
上述のプラグ側コネクタ2はハウジング20の着座側端面(フランジ51の端面) を第2のプリント配線板1-2 の実装面に当接した状態で、グランドコンタクト板60のピン形端子部61のそれぞれを、第2のプリント配線板1-2 のプレーン形のグランド層に繋がるスルーホールに挿入半田付けし、それぞれの信号コンタクトピン55の端子部55A を第2のプリント配線板1-2 のマイクロストリップ線の細幅の信号パターンに繋がるスルーホールに挿入半田付けして、第2のプリント配線板1-2 に搭載している。
【0015】
ジャック側コネクタ5のハウジング50をプラグ側コネクタ2のグランドシェル40をガイドにしてグランドシェル40の筒内に嵌入してジャック側コネクタ5のハウジング50の接合側端面を、プラグ側コネクタ2のハウジング20の接合側端面23に当接させる。
【0016】
このようにジャック側コネクタ5をプラグ側コネクタ2に装着すると、ジャック側コネクタ5のグランドコンタクト板60の接触板部62がプラグ側コネクタ2のグランドコンタクト板30の接触板部32を挟圧して、グランドコンタクト板60とグランドコンタクト板30とが導通状態になる。
【0017】
また、ジャック側コネクタ5のそれぞれの信号コンタクトピン55の接触部55B がプラグ側コネクタ2の対応する信号コンタクトピン25の接触部25B を挟圧して、信号コンタクトピン55と信号コンタクトピン25とが導通状態になる。
【0018】
ところで、ストリップライン構造のコネクタであるためには、ハウジング20の外周面を覆うグランドシェル40が電気的にクランドでなければならない。
このために従来は、図7,8に図示したように、グランドシェル40にシェル舌片49を設け、このシェル舌片49をグランドコンタクト板30に接続している。
【0019】
詳述すると、グランドコンタクト板30のピン形端子部31が配列した端面の両端部に、ピン形端子部31に平行する長さが短いグランドコンタクト側突起39を設けている。
【0020】
一方、グランドコンタクト板30に直交するグランドシェル40の側面の端面から突出し、グランドコンタクト側突起39に平行するシェル舌片49をグランドシェル40に設ける。このシェル舌片49の先端部近傍に、グランドコンタクト側突起39が嵌入する孔49A を設けている。
【0021】
また、ハウジング20のフランジ21に、このシェル舌片49が嵌入しシェル舌片49をグランドコンタクト板30側に折り曲げる得るように切込み部を設けている。
グランドシェル40をハウジング20に嵌着しグランドシェル40とハウジング20とを組み合わせた後に、シェル舌片49をグランドコンタクト板30側に折り曲げて、孔49A にグランドコンタクト側突起39を圧入させ、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とを電気的に接続している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにグランドシェル側にシェル舌片を設け、このシェル舌片に設けた孔をグランドコンタクト板のグランドコンタクト側突起に嵌合させてグランドシェルとグランドコンタクト板とを電気的に接続する従来のコネクタは、シェル舌片に内形寸法がグランドコンタクト板の板厚よりも大きい孔を必要とするので、シェル舌片の幅はグランドコンタクト板の板厚よりも充分に大きい。
【0023】
このことに伴いグランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔を大きくしないと、シェル舌片が信号コンタクトピンに接触する。
即ち従来のコネクタは、幅が厚くなり大形になるという問題点があった。
【0024】
また、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔を大きくなることに伴い、コネクタの所定のインピーダンス特性がえられなくなる恐れがあった。
本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、小形で、且つ所定のインピーダンス特性を得られるコネクタを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は図 4に例示したように、ハウジング20の中央部を貫通するグランドコンタクト板30と、グランドコンタクト板30を挟んでハウジング20を貫通して2列に配列した信号コンタクトピン25と、ハウジング20の外周面を覆うグランドシェル40とを有するストリップライン構造のコネクタにおいて、グランドコンタクト板30に交差するグランドシェル40の側面部分に、幅が該グランドコンタクト板の板厚に略等しい細幅のシェル舌片45を設けて、シェル舌片45を略 L 字形に折り曲げ形成し、且つシェル舌片 45 の折曲部近傍に幅広部 46 を設け、幅広部 46 の肩端面 46A を押圧してシェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30の端面に設けたコの字形のスリット35に嵌入することで、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とを導通可能に接続した構成とする。
【0026】
上記の発明によれば、シェル舌片の幅をグランドコンタクト板の板厚にほぼ等しくすることができるので、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔を所定(所定のインピーダンス特性が得られる間隔)の小さい間隔にすることができる。
【0027】
したがって、コネクタの小形化が推進される。
図3に例示したように、ハウジング20にガイド溝24を設けガイド溝24を案内にしてシェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に挿入し導通可能に接続した構成とする。
【0028】
上述のように、ハウジング20にガイド溝24を設けることで、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に嵌入する際に、先端部の位置がスリット35の開口に一致する。したがって、シェル舌片45をスリット35に挿入することが容易になる。
【0030】
図5に例示したように、ハウジング20の中央部を貫通するグランドコンタクト板30と、グランドコンタクト板30を挟んでハウジング20を貫通して2列に配列した信号コンタクトピン25と、ハウジング20の外周面を覆うグランドシェル40とを備えたストリップライン構造のコネクタにおいて、
グランドコンタクト板30に交差するグランドシェル40の側面部分に設けたスリット47と、グランドコンタクト板30に交差するハウジング20の側面から突出するように、グランドコンタクト板30の端面に設けた接合板部37とを有する。
【0031】
そして、接合板部37をスリット47に嵌入して、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とを導通可能に接続した構成とする。
上記の発明によれば、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔を所定(所定のインピーダンス特性が得られる間隔)の小さい間隔にすることができ、コネクタの小形化が推進される。
【0032】
また、グランドシェル40をハウジング20に嵌着し組み合わせると、接合板部37がスリット47に嵌入し、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とが接続する。したがって、グランドコンタクト板30とグランドシェル40とを接続する作業が省略できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下図を参照しながら、本発明を具体的に説明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0034】
図1は本発明の実施形態(1)の一部破断斜視図、図2は実施形態(1)の側面図であり、図3は本発明の実施形態(2)の断面図である。
図4は本発明の実施形態(3)の一部破断斜視図であり、図5は本発明の実施形態(4)の斜視図である。
【0035】
図1,2において、コネクタは、合成樹脂等の誘電体からなる厚さが薄いほぼ直六面体状のハウジング20を有し、このハウジング20には、プリント配線板側の端面にフランジ21を設けている。
【0036】
また、接触板部32がハウジング20の接合側端面23から突出し、反対側の端面に配列したピン形端子部31がハウジング20の着座側端面22から突出するように、ハウジング20の中央部分を貫通する金属板よりなるグランドコンタクト板30を有する。
【0037】
また、接触部25B がハウジング20の接合側端面23から突出し、端子部25A がハウジング20の着座側端面22から突出するように、グランドコンタクト板30を挟んでグランドコンタクト板30に平行に等ピッチで貫通して、2列に配列した金属材よりなる棒状の多数の信号コンタクトピン25を有する。
【0038】
さらに、ハウジング20の外周面を覆う金属板よりなる角筒形のグランドシェル40を有する。
グランドシェル40と信号コンタクトピン列との間隔を、グランドコンタクト板30と信号コンタクトピン列との間隔に等しくし、且つ所定に短い間隔にしてコネクタのインピーダンス特性をプリント配線板のインピーダンス特性に整合させている。
【0039】
なお、ハウジング20を縦に(着座側端面22と接合側端面23とを貫通する) 貫通する着座側端面22の中心線部に設けた細幅の長いスリットと、長いスリットの両側にハウジング20を縦に貫通する等ピッチで配列した細孔とを有するハウジング20をモールド成形し、細幅の長いスリットにグランドコンタクト板30を、細孔に信号コンタクトピン25をそれぞれ圧入することで、グランドコンタクト板30及び信号コンタクトピン25をハウジング20に組み込むことが考えられる。
【0040】
或いは、グランドコンタクト板30及び信号コンタクトピン25をハウジング20にインサート成形することも考えられる。
グランドシェル40は、一方の端面がハウジング20のフランジ21の端面に当接し、他方の開口端がハウジング20の接合側端面23より長く突出するように、ハウジング20に嵌着されている。
【0041】
45は、グランドコンタクト板30に直交するグランドシェル40の側面部分に設けたシェル舌片である。シェル舌片45の幅は、接触板部32の板厚にほぼ等しくしてある。
【0042】
35は、グランドコンタクト板30の端面の着座側端面22寄りの位置に、着座側端面22にほぼ平行するようにコの字形に設けたスリットである。
スリット35の幅(図では開口側の高さ)は、シェル舌片45の板厚よりも僅かに大きく、シェル舌片45がしっくりと嵌入し得る寸法である。
【0043】
また、ハウジング20のフランジ21に、このシェル舌片49が嵌入しシェル舌片45をグランドコンタクト板30側に折り曲げる得るように切込み部を設けている。
グランドシェル40をハウジング20に嵌着しグランドシェル40とハウジング20とを組み合わせた後に、シェル舌片45をグランドコンタクト板30側に折り曲げて、シェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に嵌入して、グランドシェル40とグランドコンタクト板30と電気的に接続している。
【0044】
したがって、図示したコネクタはストリップライン構造のコネクタである。
上述のコネクタは、ハウジング20の着座側端面22(フランジ21の端面) をプリント配線板(図示省略)の実装面に当接した状態で、グランドコンタクト板30のピン形端子部31のそれぞれを、プリント配線板のグランド層に繋がるスルーホールに挿入半田付けし、それぞれの信号コンタクトピン25の端子部25A をプリント配線板のマイクロストリップ線の細幅の信号パターンに繋がるスルーホールに挿入半田付けして、プリント配線板に搭載する。
【0045】
なお、上述のコネクタの構成は、図6に示すプラグ側コネクタについて説明したものであるが、グランドシェルを備えたジャック側コネクタに適用し得ることは勿論のことである。
【0046】
上述のコネクタは、シェル舌片45の幅がグランドコンタクト板30の板厚にほぼ等しいので、シェル舌片45が信号コンタクトピン25に接触することがない。したがって、グランドコンタクト板30と信号コンタクトピン25との間隔を、所定のインピーダンス特性が得られる小さい間隔にすることができ、コネクタの小形化が推進される。
【0047】
また、コネクタのインピーダンス特性をプリント配線板のインピーダンス特性に整合することもできる。
図3において、24は、幅がシェル舌片45の幅よりも僅かに大きく、下端面がスリット35の下側面に一致するように、ハウジング20の側面部分に設けたガイド溝である。
【0048】
上述のように、ハウジング20にガイド溝24を設けることで、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に嵌入する際に、シェル舌片45の先端部の位置がスリット35の開口に一致する。したがって、シェル舌片45をスリット35に挿入することが容易になる。
【0049】
図4において、46は、シェル舌片45の折曲部近傍に平面視が十字形になるように設けた幅広部である。
このようにシェル舌片45に幅広部46を設けているので、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片45の先端部をスリット35に嵌入する時に、例えばドライバ等の先端で、幅広部46の肩端面46A を押圧すると、簡単にシェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に嵌入することができる。
【0050】
図5に示すストリップライン構造のコネクタは、合成樹脂等の誘電体からなる厚さが薄いほぼ直六面体状のハウジング20を有し、このハウジング20には、プリント配線板側の端面にフランジ21を設けている。
【0051】
接触板部32がハウジング20の接合側端面から突出し、反対側の端面に配列したピン形端子部31がハウジング20の着座側端面から突出するように、ハウジング20の中心線部分を貫通する金属板よりなるグランドコンタクト板30を有する。
【0052】
また、接触部25B がハウジング20の接合側端面から突出し、端子部25A がハウジング20の着座側端面から突出するように、グランドコンタクト板30を挟んでグランドコンタクト板30に平行に等ピッチで貫通して、2列に配列した金属材よりなる棒状の多数の信号コンタクトピン25を有する。
【0053】
さらに、ハウジング20の外周面を覆う金属板よりなる角筒形のグランドシェル40を有する。
図5において、37は、グランドコンタクト板30に直交するハウジング20の側面(側面の下部)から突出するように、グランドコンタクト板30の端面の下部を側面方向に延伸して設けた正面視が矩形板状の接合板部である。
【0054】
47は、グランドコンタクト板30に直交するグランドシェル40の側面部分の接合板部37に対向する位置に設けた、下方が開口した逆U字形のスリット47である。
スリット47の幅はグランドコンタクト板30の板厚即ち接合板部37の板厚よりも僅かに大きく、接合板部37がしっくりと挿入される寸法である。
【0055】
よって、ハウジング20にグランドシェル40を嵌着すると、接合板部37がスリット47に嵌入し、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とが電気的に接続する。
【0056】
したがって、グランドコンタクト板30とグランドシェル40とを接続する作業を特別に必要としない。
また、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔を所定(所定のインピーダンス特性が得られる間隔)の小さい間隔にすることができ、コネクタの小形化が推進される。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】
請求項1の発明によれば、シェル舌片の幅がグランドコンタクト板の板厚にほぼ等しいので、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔小さくすることができる。従ってコネクタ幅が小さいという小形化が推進される。
【0059】
また、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔及び信号コンタクトピンとグランドシェルとの間隔を等しくすることができるので、コネクタを搭載するプリント配線板のインピーダンス特性に整合するインピーダンス特性にすることができる。したがって、信号の反射が防止され、またクロストークが抑制されさらに、電磁波障害が抑制される。
【0060】
更に、前述の効果に加えて、シェル舌片をスリットに容易に挿入することができるという効果を有する。
請求項2の発明によれば、シェル舌片をスリットに挿入する作業がさらに簡単になる。
【0061】
請求項3の発明によれば、グランドシェルをハウジングに嵌着し組み合わせると、接合板部がスリットに嵌入し、グランドシェルとグランドコンタクト板とが接続するので、グランドコンタクト板とグランドシェルとを接続する作業が省略できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態(1)の一部破断斜視図である。
【図2】 実施形態(1)の側面図である。
【図3】 本発明の実施形態(2)の断面図である。
【図4】 本発明の実施形態(3)の一部破断斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態(4)の斜視図である。
【図6】 コネクタの嵌合を説明する図である。
【図7】 従来例の一部破断斜視図である。
【図8】 従来例の要所を示す図である。
【符号の説明】
1-1 第1のプリント配線板
1-2 第2のプリント配線板
2 プラグ側コネクタ
5 ジャック側コネクタ
20,50 ハウジング
21 フランジ
22 着座側端面
23 接合側端面
24 ガイド溝
25,55 信号コンタクトピン
25A,55A 端子部
25B,55B 接触部
30,60 グランドコンタクト板
31,61 ピン形端子部
32,62 接触板部
35 スリット
37 接合板部
39 グランドコンタクト側突起
40 グランドシェル
45,49 シェル舌片
46 幅広部
46A 肩端面
47 スリット
49A 孔
Claims (3)
- ハウジングの中央部を貫通するグランドコンタクト板と、該グランドコンタクト板を挟んで該ハウジングを貫通して2列に配列した信号コンタクトピンと、該ハウジングの外周面を覆うグランドシェルとを備えたストリップライン構造のコネクタにおいて、
該グランドコンタクト板に交差するグランドシェルの側面部分に、幅が該グランドコンタクト板の板厚に略等しい細幅のシェル舌片が略 L 字形に折り曲げ形成され、且つ該シェル舌片にはその折曲部近傍に幅広部が形成されており、該幅広部の肩端面を押圧して該シェル舌片の先端部を前記グランドコンタクト板の端面に形成されているスリットに嵌入させることで、該グランドシェルと該グランドコンタクト板とが導通可能に接続されることを特徴とするコネクタ。 - 前記シェル舌片が対向する前記ハウジング側面部に該側面部外方から前記スリットに通じるガイド溝を設け、該ガイド溝を案内にして前記シェル舌片の先端部を前記グランドコンタクト板のスリットに挿入するようにしたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- ハウジングの中央部を貫通するグランドコンタクト板と、該グランドコンタクト板を挟んで該ハウジングを貫通して2列に配列した信号コンタクトピンと、該ハウジングの外周面を覆うグランドシェルとを備えたストリップライン構造のコネクタにおいて、
該グランドコンタクト板に交差するグランドシェルの側面部分に設けたスリットと、
該グランドコンタクト板に交差する該ハウジングの側面から突出するように、該グランドコンタクト板の端面に設けた接合板部とを有し、
該接合板部を該スリットに嵌入して、該グランドシェルと該グランドコンタクト板とを導通可能に接続してなることを特徴とするコネクタ。
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