JPH09199231A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH09199231A
JPH09199231A JP8005676A JP567696A JPH09199231A JP H09199231 A JPH09199231 A JP H09199231A JP 8005676 A JP8005676 A JP 8005676A JP 567696 A JP567696 A JP 567696A JP H09199231 A JPH09199231 A JP H09199231A
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shell
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ground contact
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Nobuo Tanitsu
信夫 谷津
Kazuyuki Futaki
和之 二木
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はストリップライン構造のコネクタに
関し、小形で、且つ所定のインピーダンス特性を得られ
るコネクタを提供する。 【解決手段】 ハウジング20の中央部を貫通するグラン
ドコンタクト板30と、グランドコンタクト板30を挟んで
ハウジング20を貫通して2列に配列した信号コンタクト
ピン25と、ハウジング20の外周面を覆うグランドシェル
40とを備えたコネクタにおいて、グランドコンタクト板
30に交差するグランドシェル40の側面部分にシェル舌片
45を設け、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片45の先
端部をグランドコンタクト板30に設けたスリット35に嵌
入しグランドシェル40とグランドコンタクト板30とを導
通可能に接続した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストリップライン構
造のコネクタに関する。コンピューター等の電子装置
は、高速信号処理の進歩に伴い、電子装置に実装した一
対のプリント配線板間で信号を送受する場合に、信号の
反射の防止、クロストーク防止、電磁波障害対策等のた
めに、ストリップライン構造のコネクタを介して一対の
プリント配線板を接続している。
【0002】
【従来の技術】このようなストリップライン構造のコネ
クタを図6に示す。図において、1-1 は電子装置に実装
した第1のプリント配線板であり、1-2 は第1のプリン
ト配線板1-1 に平行に実装した第2のプリント配線板で
ある。
【0003】第1のプリント配線板1-1 にプラグ側コネ
クタ2を搭載し、第2のプリント配線板1-2 にジャック
側コネクタ5を搭載して、プラグ側コネクタ2とジャッ
ク側コネクタ5を嵌合し、第1のプリント配線板1-1 と
第2のプリント配線板1-2 とを電気的及び機械的に接続
している。
【0004】プラグ側コネクタ2は図6,7,8に図示
したように、合成樹脂等の誘電体からなる厚さが薄いほ
ぼ直六面体状のハウジング20を有する。このハウジング
20には、プリント配線板側の端面にフランジ21を設けて
いる。
【0005】また、接触板部32がハウジング20の接合側
端面23から突出し、反対側の端面に配列したピン形端子
部31がハウジング20の着座側端面22から突出するよう
に、ハウジング20の中央部分を貫通する金属板よりなる
グランドコンタクト板30を有する。
【0006】また、接触部25B がハウジング20の接合側
端面23から突出し、端子部25A がハウジング20の着座側
端面22から突出するように、グランドコンタクト板30を
挟んでグランドコンタクト板30に平行に等ピッチで貫通
配列した金属材よりなる信号コンタクトピン25を有す
る。
【0007】さらに、ハウジング20の外周面を覆う金属
板よりなる角筒形のグランドシェル40を有する。グラン
ドシェル40は、一方の端面がハウジング20のフランジ21
の端面に当接し、他方の開口端がハウジング20の接合側
端面23より長く突出するように、ハウジング20に嵌着し
ている。
【0008】なお、グランドシェル40と信号コンタクト
ピン列との間隔を、グランドコンタクト板30と信号コン
タクトピン列との間隔に等しくして、プリント配線板の
インピーダンス特性とコネクタのインピーダンス特性と
を整合させている。
【0009】上述のプラグ側コネクタ2は、ハウジング
20の着座側端面22(フランジ21の端面) を第1のプリン
ト配線板1-1 の実装面に当接した状態で、グランドコン
タクト板30のピン形端子部31のそれぞれを、第1のプリ
ント配線板1-1 のプレーン形のグランド層に繋がるスル
ーホールに挿入半田付けし、それぞれの信号コンタクト
ピン25の端子部25A を第1のプリント配線板1-1 のマイ
クロストリップ線の細幅の信号パターンに繋がるスルー
ホールに挿入半田付けして、第1のプリント配線板1-1
に搭載している。
【0010】一方、ジャック側コネクタ5は図6に図示
したように、合成樹脂等の誘電体からなる断面形状がプ
ラグ側コネクタ2のハウジング20の断面形状に等しいほ
ぼ直六面体状のハウジング50を有する。このハウジング
50には、プリント配線板側の端面にフランジ51を設けて
いる。
【0011】また、プラグ側コネクタ2の接触板部32を
挟圧する接触板部62がハウジング50の接合側端面側に形
成され、反対側の端面に配列したピン形端子部61がハウ
ジング50の着座側端面から突出するように、ハウジング
50の中心線部分を貫通する金属板よりなるグランドコン
タクト板60を有する。
【0012】さらに、プラグ側コネクタ2の接触部25B
を挟圧する接触部55B がハウジング50の接合側端面側に
形成され、グランドコンタクト板60を挟んでグランドコ
ンタクト板60に平行に等ピッチで貫通配列した金属材よ
りなる信号コンタクトピン55を有する。
【0013】なお、図示例のジャック側コネクタ5は、
グランドシェルを有していないが、ハウジング50の高さ
よりも短い角筒形のグランドシェルをハウジング50に嵌
着したものもある。
【0014】上述のプラグ側コネクタ2はハウジング20
の着座側端面(フランジ51の端面)を第2のプリント配
線板1-2 の実装面に当接した状態で、グランドコンタク
ト板60のピン形端子部61のそれぞれを、第2のプリント
配線板1-2 のプレーン形のグランド層に繋がるスルーホ
ールに挿入半田付けし、それぞれの信号コンタクトピン
55の端子部55A を第2のプリント配線板1-2 のマイクロ
ストリップ線の細幅の信号パターンに繋がるスルーホー
ルに挿入半田付けして、第2のプリント配線板1-2 に搭
載している。
【0015】ジャック側コネクタ5のハウジング50をプ
ラグ側コネクタ2のグランドシェル40をガイドにしてグ
ランドシェル40の筒内に嵌入してジャック側コネクタ5
のハウジング50の接合側端面を、プラグ側コネクタ2の
ハウジング20の接合側端面23に当接させる。
【0016】このようにジャック側コネクタ5をプラグ
側コネクタ2に装着すると、ジャック側コネクタ5のグ
ランドコンタクト板60の接触板部62がプラグ側コネクタ
2のグランドコンタクト板30の接触板部32を挟圧して、
グランドコンタクト板60とグランドコンタクト板30とが
導通状態になる。
【0017】また、ジャック側コネクタ5のそれぞれの
信号コンタクトピン55の接触部55Bがプラグ側コネクタ
2の対応する信号コンタクトピン25の接触部25B を挟圧
して、信号コンタクトピン55と信号コンタクトピン25と
が導通状態になる。
【0018】ところで、ストリップライン構造のコネク
タであるためには、ハウジング20の外周面を覆うグラン
ドシェル40が電気的にクランドでなければならない。こ
のために従来は、図7,8に図示したように、グランド
シェル40にシェル舌片49を設け、このシェル舌片49をグ
ランドコンタクト板30に接続している。
【0019】詳述すると、グランドコンタクト板30のピ
ン形端子部31が配列した端面の両端部に、ピン形端子部
31に平行する長さが短いグランドコンタクト側突起39を
設けている。
【0020】一方、グランドコンタクト板30に直交する
グランドシェル40の側面の端面から突出し、グランドコ
ンタクト側突起39に平行するシェル舌片49をグランドシ
ェル40に設ける。このシェル舌片49の先端部近傍に、グ
ランドコンタクト側突起39が嵌入する孔49A を設けてい
る。
【0021】また、ハウジング20のフランジ21に、この
シェル舌片49が嵌入しシェル舌片49をグランドコンタク
ト板30側に折り曲げる得るように切込み部を設けてい
る。グランドシェル40をハウジング20に嵌着しグランド
シェル40とハウジング20とを組み合わせた後に、シェル
舌片49をグランドコンタクト板30側に折り曲げて、孔49
A にグランドコンタクト側突起39を圧入させ、グランド
シェル40とグランドコンタクト板30とを電気的に接続し
ている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにグランド
シェル側にシェル舌片を設け、このシェル舌片に設けた
孔をグランドコンタクト板のグランドコンタクト側突起
に嵌合させてグランドシェルとグランドコンタクト板と
を電気的に接続する従来のコネクタは、シェル舌片に内
形寸法がグランドコンタクト板の板厚よりも大きい孔を
必要とするので、シェル舌片の幅はグランドコンタクト
板の板厚よりも充分に大きい。
【0023】このことに伴いグランドコンタクト板と信
号コンタクトピンとの間隔を大きくしないと、シェル舌
片が信号コンタクトピンに接触する。即ち従来のコネク
タは、幅が厚くなり大形になるという問題点があった。
【0024】また、グランドコンタクト板と信号コンタ
クトピンとの間隔を大きくなることに伴い、コネクタの
所定のインピーダンス特性がえられなくなる恐れがあっ
た。本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、
小形で、且つ所定のインピーダンス特性を得られるコネ
クタを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は図1に例示したように、ハウジング20の中
央部を貫通するグランドコンタクト板30と、グランドコ
ンタクト板30を挟んでハウジング20を貫通して2列に配
列した信号コンタクトピン25と、ハウジング20の外周面
を覆うグランドシェル40とを有するストリップライン構
造のコネクタにおいて、グランドコンタクト板30に交差
するグランドシェル40の側面部分に、シェル舌片45を設
けて、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片45の先端部
をグランドコンタクト板30の端面に設けたコの字形のス
リット35に嵌入することで、グランドシェル40とグラン
ドコンタクト板30とを導通可能に接続した構成とする。
【0026】上記の発明によれば、シェル舌片の幅をグ
ランドコンタクト板の板厚にほぼ等しくすることができ
るので、グランドコンタクト板と信号コンタクトピンと
の間隔を所定(所定のインピーダンス特性が得られる間
隔)の小さい間隔にすることができる。
【0027】したがって、コネクタの小形化が推進され
る。図3に例示したように、ハウジング20にガイド溝24
を設けガイド溝24を案内にしてシェル舌片45の先端部を
グランドコンタクト板30のスリット35に挿入し導通可能
に接続した構成とする。
【0028】上述のように、ハウジング20にガイド溝24
を設けることで、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片
45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に嵌
入する際に、先端部の位置がスリット35の開口に一致す
る。したがって、シェル舌片45をスリット35に挿入する
ことが容易になる。
【0029】図4に例示したようにシェル舌片45の折曲
部近傍に幅広部46を設け、幅広部46の肩端面46A を押圧
してシェル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30の
スリット35に嵌入する構成とする。
【0030】上述の構成とすることで、シェル舌片45を
スリット35に挿入する作業がさらに簡単になる。図5に
例示したように、ハウジング20の中央部を貫通するグラ
ンドコンタクト板30と、グランドコンタクト板30を挟ん
でハウジング20を貫通して2列に配列した信号コンタク
トピン25と、ハウジング20の外周面を覆うグランドシェ
ル40とを備えたストリップライン構造のコネクタにおい
て、グランドコンタクト板30に交差するグランドシェル
40の側面部分に設けたスリット47と、グランドコンタク
ト板30に交差するハウジング20の側面から突出するよう
に、グランドコンタクト板30の端面に設けた接合板部37
とを有する。
【0031】そして、接合板部37をスリット47に嵌入し
て、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とを導
通可能に接続した構成とする。上記の発明によれば、グ
ランドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔を所
定(所定のインピーダンス特性が得られる間隔)の小さ
い間隔にすることができ、コネクタの小形化が推進され
る。
【0032】また、グランドシェル40をハウジング20に
嵌着し組み合わせると、接合板部37がスリット47に嵌入
し、グランドシェル40とグランドコンタクト板30とが接
続する。したがって、グランドコンタクト板30とグラン
ドシェル40とを接続する作業が省略できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下図を参照しながら、本発明を
具体的に説明する。なお、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。
【0034】図1は本発明の実施形態(1)の一部破断
斜視図、図2は実施形態(1)の側面図であり、図3は
本発明の実施形態(2)の断面図である。図4は本発明
の実施形態(3)の一部破断斜視図であり、図5は本発
明の実施形態(4)の斜視図である。
【0035】図1,2において、コネクタは、合成樹脂
等の誘電体からなる厚さが薄いほぼ直六面体状のハウジ
ング20を有し、このハウジング20には、プリント配線板
側の端面にフランジ21を設けている。
【0036】また、接触板部32がハウジング20の接合側
端面23から突出し、反対側の端面に配列したピン形端子
部31がハウジング20の着座側端面22から突出するよう
に、ハウジング20の中央部分を貫通する金属板よりなる
グランドコンタクト板30を有する。
【0037】また、接触部25B がハウジング20の接合側
端面23から突出し、端子部25A がハウジング20の着座側
端面22から突出するように、グランドコンタクト板30を
挟んでグランドコンタクト板30に平行に等ピッチで貫通
して、2列に配列した金属材よりなる棒状の多数の信号
コンタクトピン25を有する。
【0038】さらに、ハウジング20の外周面を覆う金属
板よりなる角筒形のグランドシェル40を有する。グラン
ドシェル40と信号コンタクトピン列との間隔を、グラン
ドコンタクト板30と信号コンタクトピン列との間隔に等
しくし、且つ所定に短い間隔にしてコネクタのインピー
ダンス特性をプリント配線板のインピーダンス特性に整
合させている。
【0039】なお、ハウジング20を縦に(着座側端面22
と接合側端面23とを貫通する) 貫通する着座側端面22の
中心線部に設けた細幅の長いスリットと、長いスリット
の両側にハウジング20を縦に貫通する等ピッチで配列し
た細孔とを有するハウジング20をモールド成形し、細幅
の長いスリットにグランドコンタクト板30を、細孔に信
号コンタクトピン25をそれぞれ圧入することで、グラン
ドコンタクト板30及び信号コンタクトピン25をハウジン
グ20に組み込むことが考えられる。
【0040】或いは、グランドコンタクト板30及び信号
コンタクトピン25をハウジング20にインサート成形する
ことも考えられる。グランドシェル40は、一方の端面が
ハウジング20のフランジ21の端面に当接し、他方の開口
端がハウジング20の接合側端面23より長く突出するよう
に、ハウジング20に嵌着されている。
【0041】45は、グランドコンタクト板30に直交する
グランドシェル40の側面部分に設けたシェル舌片であ
る。シェル舌片45の幅は、接触板部32の板厚にほぼ等し
くしてある。
【0042】35は、グランドコンタクト板30の端面の着
座側端面22寄りの位置に、着座側端面22にほぼ平行する
ようにコの字形に設けたスリットである。スリット35の
幅(図では開口側の高さ)は、シェル舌片45の板厚より
も僅かに大きく、シェル舌片45がしっくりと嵌入し得る
寸法である。
【0043】また、ハウジング20のフランジ21に、この
シェル舌片49が嵌入しシェル舌片45をグランドコンタク
ト板30側に折り曲げる得るように切込み部を設けてい
る。グランドシェル40をハウジング20に嵌着しグランド
シェル40とハウジング20とを組み合わせた後に、シェル
舌片45をグランドコンタクト板30側に折り曲げて、シェ
ル舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット
35に嵌入して、グランドシェル40とグランドコンタクト
板30と電気的に接続している。
【0044】したがって、図示したコネクタはストリッ
プライン構造のコネクタである。上述のコネクタは、ハ
ウジング20の着座側端面22(フランジ21の端面) をプリ
ント配線板(図示省略)の実装面に当接した状態で、グ
ランドコンタクト板30のピン形端子部31のそれぞれを、
プリント配線板のグランド層に繋がるスルーホールに挿
入半田付けし、それぞれの信号コンタクトピン25の端子
部25A をプリント配線板のマイクロストリップ線の細幅
の信号パターンに繋がるスルーホールに挿入半田付けし
て、プリント配線板に搭載する。
【0045】なお、上述のコネクタの構成は、図6に示
すプラグ側コネクタについて説明したものであるが、グ
ランドシェルを備えたジャック側コネクタに適用し得る
ことは勿論のことである。
【0046】上述のコネクタは、シェル舌片45の幅がグ
ランドコンタクト板30の板厚にほぼ等しいので、シェル
舌片45が信号コンタクトピン25に接触することがない。
したがって、グランドコンタクト板30と信号コンタクト
ピン25との間隔を、所定のインピーダンス特性が得られ
る小さい間隔にすることができ、コネクタの小形化が推
進される。
【0047】また、コネクタのインピーダンス特性をプ
リント配線板のインピーダンス特性に整合することもで
きる。図3において、24は、幅がシェル舌片45の幅より
も僅かに大きく、下端面がスリット35の下側面に一致す
るように、ハウジング20の側面部分に設けたガイド溝で
ある。
【0048】上述のように、ハウジング20にガイド溝24
を設けることで、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片
45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35に嵌
入する際に、シェル舌片45の先端部の位置がスリット35
の開口に一致する。したがって、シェル舌片45をスリッ
ト35に挿入することが容易になる。
【0049】図4において、46は、シェル舌片45の折曲
部近傍に平面視が十字形になるように設けた幅広部であ
る。このようにシェル舌片45に幅広部46を設けているの
で、シェル舌片45を折り曲げてシェル舌片45の先端部を
スリット35に嵌入する時に、例えばドライバ等の先端
で、幅広部46の肩端面46A を押圧すると、簡単にシェル
舌片45の先端部をグランドコンタクト板30のスリット35
に嵌入することができる。
【0050】図5に示すストリップライン構造のコネク
タは、合成樹脂等の誘電体からなる厚さが薄いほぼ直六
面体状のハウジング20を有し、このハウジング20には、
プリント配線板側の端面にフランジ21を設けている。
【0051】接触板部32がハウジング20の接合側端面か
ら突出し、反対側の端面に配列したピン形端子部31がハ
ウジング20の着座側端面から突出するように、ハウジン
グ20の中心線部分を貫通する金属板よりなるグランドコ
ンタクト板30を有する。
【0052】また、接触部25B がハウジング20の接合側
端面から突出し、端子部25A がハウジング20の着座側端
面から突出するように、グランドコンタクト板30を挟ん
でグランドコンタクト板30に平行に等ピッチで貫通し
て、2列に配列した金属材よりなる棒状の多数の信号コ
ンタクトピン25を有する。
【0053】さらに、ハウジング20の外周面を覆う金属
板よりなる角筒形のグランドシェル40を有する。図5に
おいて、37は、グランドコンタクト板30に直交するハウ
ジング20の側面(側面の下部)から突出するように、グ
ランドコンタクト板30の端面の下部を側面方向に延伸し
て設けた正面視が矩形板状の接合板部である。
【0054】47は、グランドコンタクト板30に直交する
グランドシェル40の側面部分の接合板部37に対向する位
置に設けた、下方が開口した逆U字形のスリット47であ
る。スリット47の幅はグランドコンタクト板30の板厚即
ち接合板部37の板厚よりも僅かに大きく、接合板部37が
しっくりと挿入される寸法である。
【0055】よって、ハウジング20にグランドシェル40
を嵌着すると、接合板部37がスリット47に嵌入し、グラ
ンドシェル40とグランドコンタクト板30とが電気的に接
続する。
【0056】したがって、グランドコンタクト板30とグ
ランドシェル40とを接続する作業を特別に必要としな
い。また、グランドコンタクト板と信号コンタクトピン
との間隔を所定(所定のインピーダンス特性が得られる
間隔)の小さい間隔にすることができ、コネクタの小形
化が推進される。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】請求項1の発明によれば、シェル舌片の幅
がグランドコンタクト板の板厚にほぼ等しいので、グラ
ンドコンタクト板と信号コンタクトピンとの間隔小さく
することができる。従ってコネクタ幅が小さいという小
形化が推進される。
【0059】また、グランドコンタクト板と信号コンタ
クトピンとの間隔及び信号コンタクトピンとグランドシ
ェルとの間隔を等しくすることができるので、コネクタ
を搭載するプリント配線板のインピーダンス特性に整合
するインピーダンス特性にすることができる。したがっ
て、信号の反射が防止され、またクロストークが抑制さ
れさらに、電磁波障害が抑制される。
【0060】請求項2の発明によれば、前述の効果に加
えて、シェル舌片をスリットに容易に挿入することがで
きるという効果を有する。請求項3の発明によれば、シ
ェル舌片をスリットに挿入する作業がさらに簡単にな
る。
【0061】請求項4の発明によれば、グランドシェル
をハウジングに嵌着し組み合わせると、接合板部がスリ
ットに嵌入し、グランドシェルとグランドコンタクト板
とが接続するので、グランドコンタクト板とグランドシ
ェルとを接続する作業が省略できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)の一部破断斜視図であ
る。
【図2】実施形態(1)の側面図である。
【図3】本発明の実施形態(2)の断面図である。
【図4】本発明の実施形態(3)の一部破断斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施形態(4)の斜視図である。
【図6】コネクタの嵌合を説明する図である。
【図7】従来例の一部破断斜視図である。
【図8】従来例の要所を示す図である。
【符号の説明】
1-1 第1のプリント配線板 1-2 第2のプリント配線板 2 プラグ側コネクタ 5 ジャック側コネクタ 20,50 ハウジング 21 フランジ 22 着座側端面 23 接合側端面 24 ガイド溝 25,55 信号コンタクトピン 25A,55A 端子部 25B,55B 接触部 30,60 グランドコンタクト板 31,61 ピン形端子部 32,62 接触板部 35 スリット 37 接合板部 39 グランドコンタクト側突起 40 グランドシェル 45,49 シェル舌片 46 幅広部 46A 肩端面 47 スリット 49A 孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの中央部を貫通するグランド
    コンタクト板と、該グランドコンタクト板を挟んで該ハ
    ウジングを貫通して2列に配列した信号コンタクトピン
    と、該ハウジングの外周面を覆うグランドシェルとを備
    えたストリップライン構造のコネクタにおいて、 該グランドコンタクト板に交差するグランドシェルの側
    面部分にシェル舌片を設け、該シェル舌片を折り曲げて
    該シェル舌片の先端部を該グランドコンタクト板の端面
    に設けたスリットに嵌入し、該グランドシェルと該グラ
    ンドコンタクト板とを導通可能に接続してなることを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングにガイド溝を設け、該ガ
    イド溝を案内にして前記シェル舌片の先端部を前記グラ
    ンドコンタクト板のスリットに挿入するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記シェル舌片の折曲部近傍に幅広部を
    設け、該幅広部の肩端面を押圧して該シェル舌片の先端
    部を前記グランドコンタクト板のスリットに嵌入するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 ハウジングの中央部を貫通するグランド
    コンタクト板と、該グランドコンタクト板を挟んで該ハ
    ウジングを貫通して2列に配列した信号コンタクトピン
    と、該ハウジングの外周面を覆うグランドシェルとを備
    えたストリップライン構造のコネクタにおいて、 該グランドコンタクト板に交差するグランドシェルの側
    面部分に設けたスリットと、 該グランドコンタクト板に交差する該ハウジングの側面
    から突出するように、該グランドコンタクト板の端面に
    設けた接合板部とを有し、 該接合板部を該スリットに嵌入して、該グランドシェル
    と該グランドコンタクト板とを導通可能に接続してなる
    ことを特徴とするコネクタ。
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