JPH11329594A - グランド板付コネクタ - Google Patents

グランド板付コネクタ

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JPH11329594A
JPH11329594A JP10123329A JP12332998A JPH11329594A JP H11329594 A JPH11329594 A JP H11329594A JP 10123329 A JP10123329 A JP 10123329A JP 12332998 A JP12332998 A JP 12332998A JP H11329594 A JPH11329594 A JP H11329594A
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receptacle
plug
contact
ground
housing
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Shoichi Mochizuki
省一 望月
Yasuhiro Ono
靖博 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で充分なグランド効果が得られる
グランド板付コネクタを提供する。 【解決手段】 プラグハウジング11の突出部11cの
内部にこの突出部11cの先端から下部が突き出るよう
にグランド板13を設け、レセプタクルハウジング31
に取り付けた二列のレセプタクルコンタクト32の間の
部分に溝部48を形成する。プラグハウジング11とレ
セプタクルハウジング31を互いに嵌合させたときには
グランド板13の突き出し部13aが溝部48に嵌入す
るので、プラグコンタクト12列の間からレセプタクル
コンタクト32列の間に至る領域にグランド板13が設
けられた状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
更に詳しくは、配設された二列のコンタクトの間にグラ
ンド板を設けたグランド板付コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラグ側若しくはレセプタクル側
のコネクタに配設された向かい合う二列のコンタクトの
間にグランド板を設け、このグランド板を基板上のグラ
ンド用パターンと接続することにより、これらの向かい
合うコンタクト間に発生したクロストークを減少させる
ことのできるグランド板付コネクタが知られている。そ
してこのグランド板は、プラグ側若しくはレセプタクル
側いずれか一方のコネクタにのみ設ける場合のほか、双
方のコネクタに設けるとともにこれら両コネクタを嵌合
させたときに、両グランド板が互いに結合されて一枚の
グランド板となるように構成したものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のグランド板付コネクタにあっては、グランド板が
プラグ側若しくはレセプタクル側いずれか一方のコネク
タにのみ設けられている場合にはグランド効果が半減
し、またプラグ側及びレセプタクル側双方のコネクタに
設けられた場合にはグランド板が一枚の場合よりも部品
点数が増加するほか、これら両グランド板を結合させる
ための複雑な構造が必要となる。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構造で充分なグランド効果が得ら
れるグランド板付コネクタを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明におけるグランド板付コネクタ(例えば、
実施形態におけるコネクタ1)は、プラグハウジングに
形成された突出部の両側に複数のプラグコンタクトが二
列に並べて取り付けられるとともに前記突出部の内部に
グランド板(例えば、実施形態におけるセンターグラン
ド板13)が長手方向に延びて配設されたプラグコネク
タと、レセプタクルハウジングに形成された突出部を嵌
合受容する受容部(例えば、実施形態における側壁31
b及び端部31c)の内方に複数のレセプタクルコンタ
クトが二列に並べて取り付けられたレセプタクルコネク
タとからなり、プラグハウジング及びレセプタクルハウ
ジングを互いに嵌合させたときに、突出部が受容部に嵌
合受容されてプラグコンタクト及びレセプタクルコンタ
クトが互いに当接接触して信号伝送を行うように構成さ
れている。そして更に、グランド板が突出部の先端より
外方突出し、レセプタクルハウジングにおける二列のレ
セプタクルコンタクトの間の部分(例えば、実施形態に
おける底壁31a)に長手方向に延びた溝部が設けら
れ、プラグハウジング及びレセプタクルハウジングを互
いに嵌合させたときに、グランド板における突出部の先
端から突出した部分(例えば、実施形態における突き出
し部13a)がレセプタクルハウジングの溝部に嵌入す
るように構成される。
【0006】このような構成によれば、両コネクタが嵌
合したときには、グランド板におけるプラグハウジング
の突出部の先端から突出した部分がレセプタクルハウジ
ングの溝部に嵌入して、プラグコネクタに取り付けられ
た二列のコンタクト列の間からレセプタクルコネクタに
取り付けられた二列のコンタクト列の間に至る領域に一
枚のグランド板が設けられた状態となる。このため、一
枚のグランド板を用いて、プラグ側及びレセプタクル側
双方のコネクタにグランド板を設けたときと同等のグラ
ンド効果を得ることができる。このため両コネクタそれ
ぞれにグランド板を設けたときと比較して部品点数を減
らすことができるとともに、双方のグランド板を同一面
上で結合させるための複雑な構造が不要となり作成が容
易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。図1及び図2(図2
は図1における区間A部の斜視図)に示すように、本発
明のコネクタ1は、プラグコネクタ10とレセプタクル
コネクタ30とからなっており、この両コネクタ10、
30を互いに嵌合させることによりプラグコネクタ10
側のコンタクト12とレセプタクルコネクタ31側のコ
ンタクト32とを当接接触させて信号の伝送を行う構成
となっている。以下、説明の便宜上、図1における左右
方向を前後方向、上下方向を上下方向、紙面に垂直な方
向を左右方向と定義する。
【0008】図2に示すようにプラグコネクタ10は、
水平な底壁11a及びその両端から下方へ延びて形成さ
れる側壁11bとを有して下方に開口するとともに、底
壁11aより下方に向けて突き出た突出部11cを有す
る絶縁材料製のプラグハウジング11と、このプラグハ
ウジング11に保持される導電性の板材で形成された複
数のプラグコンタクト12と、前後方向に延びて形成さ
れ突出部11cの内部に設けられた導電材料製の一枚の
センターグランド板13とを有して構成されている。図
2に示すように、プラグハウジング11の突出部11c
の両側には前後方向に延びた左右二列のプラグコンタク
ト12列が形成される。プラグコンタクト12にはシグ
ナル用とグランド用とがあり、シグナル用プラグコンタ
クト12aはL字型をしておりセンターグランド板13
を挟んで対向するように左右に一枚ずつ対になるように
取り付けられる。グランド用プラグコンタクト12bは
この左右一対のシグナル用プラグコンタクト12aが中
央で結合されて一体となった形状をしており、一対のシ
グナル用プラグコンタクト12aに対応した位置に設け
られる。
【0009】プラグハウジング11には、左右一対のシ
グナル用プラグコンタクト12aが前後方向に連続して
並ぶように配設され、このシグナル用プラグコンタクト
12aを数対(本実施例では9対)ごとに区切るよう
に、グランド用プラグコンタクト12bが飛び飛びに配
設されている。
【0010】また、レセプタクルコネクタ30は、水平
な底壁31a及びその両端から上方へ延びて形成される
側壁31bを有して上方に開口した絶縁材料製のレセプ
タクルハウジング31と、このレセプタクルハウジング
31に保持される導電性の板材で形成された複数のレセ
プタクルコンタクト32と、レセプタクルハウジング3
1の左右両外側に一枚ずつ設けられる導電材料製の二枚
のグランド用のサイドグランド板33とを有して構成さ
れている。図2に示すように、レセプタクルハウジング
31内には前後方向に延びた左右二列のレセプタクルコ
ンタクト32列が形成される。レセプタクルコンタクト
32にはシグナル用とグランド用とがあり、シグナル用
レセプタクルコンタクト32aは上方に延びた部分が湾
曲したL字型をしている。グランド用レセプタクルコン
タクト32bはこの左右一対のシグナル用レセプタクル
コンタクト32aが中央で結合されて一体となった形状
をしており、一対のシグナル用レセプタクルコンタクト
32aと対応した位置に設けられる。
【0011】レセプタクルハウジング31には、左右一
対のシグナル用レセプタクルコンタクト32aが左右対
称な一対が前後方向に連続して並ぶように配設され、こ
のシグナル用レセプタクルコンタクト32aを数対(本
実施例では9対)ごとに区切るように、グランド用レセ
プタクルコンタクト32bが飛び飛びに配設されてい
る。
【0012】図1及び図2より分かるように、シグナル
用プラグコンタクト12aとシグナル用レセプタクルコ
ンタクト32aとは相対応するように配設されており、
またグランド用プラグコンタクト12aはグランド用レ
セプタクルコンタクト32bに相対応するように配設さ
れている。このため、両コネクタ10、30が嵌合し合
ったときには、シグナル用コンタクト12a、32a同
士が当接接触し(シグナル部とする)、グランド用コン
タクト12b、32b同士が当接接触する(グランド部
とする)。図3及び図4は、両コネクタ10、20を嵌
合させた状態での、図1における矢視X−Xでの断面図
(シグナル部)及び矢視Y−Yでの断面図(グランド
部)を示している。
【0013】図2〜図4に示すように、プラグコネクタ
10のプラグハウジング11は水平に位置する底壁11
aと、この底壁11aの両端から下方に延びて形成され
た側壁11bと、底壁11aの中央から下方に延びて形
成された突出部11cとを有している。このため底壁1
1aの下面側には、側壁11b及び突出部11cにより
囲まれて下方に開口したプラグ側空間14が形成されて
いる。
【0014】シグナル用プラグコンタクト12aは、図
3に示すように水平に延びた基部15と、この基部15
の内方端から下方に延びて形成された接触部16と、基
部15から下方に突き出した突起部17と、基部15の
外方先端に形成されたリード部18とを有している。一
方、グランド用プラグコンタクト12bは、図4に示す
ように左右一対のシグナル用プラグコンタクト12aを
中央で連結した形状に形成されている。またこのグラン
ド用プラグコンタクト12bの両外側には、下方へ延び
た腕部19が形成されている。この腕部19はその下端
に内方へ向いた突起19aを有し、支持部19bを支点
に左右方向に弾性変形が可能である。
【0015】プラグハウジング11の底壁11a及び突
出部11cには(グランド部にあっては側壁11bに
も)ガイド溝20が設けられており、ここにプラグコン
タクト12a、12bが取り付けられる。シグナル部に
おいては、図3に示すように左右一対のシグナル用プラ
グコンタクト12aが、グランド部においては、図4に
示すように一枚のグランド用プラグコンタクト12bが
それぞれ接触部16及び突起部17が圧入孔20に圧入
されて取り付けられる。このためそれぞれの接触部16
はプラグ側空間14内に露出して位置する。各プラグコ
ンタクト12a、12bのリード部18はプラグハウジ
ング11の上面側に露出し、図2に示すようにリード部
18の前後方向の列が形成される。
【0016】突出部11cには、上下方向に延びたセン
ターグランド板13が突出部11cの内部を前後方向に
貫くように圧入されており、突出部11cの下端からは
センターグランド板13の下部(突き出し部13a)が
下方に突出している。このセンターグランド板13は、
シグナル部においては図3に示すように左右のシグナル
用プラグコンタクト12aとは突出部11cにより絶縁
されており、グランド部においては図4に示すように突
出部11cの上部がやや低く形成されるために上方に突
き出た部分をグランド用プラグコンタクト12bに設け
られた切り溝21に圧入されて取り付けられている。従
ってセンターグランド板13はグランド用プラグコンタ
クト12bのみと電気的に接続される。
【0017】プラグハウジング11の底壁11aの上面
側に露出した各プラグコンタクト12a、12bのリー
ド部18は、図1に示すようにプラグ側プリント基板K
1に取り付けられる。プラグハウジング11の前後端の
上方には位置決め突起44、45がそれぞれ設けられて
おり、プラグ側プリント基板K1側に設けられた孔に嵌
合されて正確な位置決めがなされた後、サーフェスマウ
ント法により、シグナル用プラグコンタクト12aは配
線パターンに、グランド用プラグコンタクト12bはグ
ランドパターンにそれぞれ対応するように半田付けされ
る。
【0018】レセプタクルコネクタ30のレセプタクル
ハウジング31は、水平に位置する底壁31a(図3及
び図4に示されている底壁31aは中央の一部のみであ
る)と、この底壁31aの両端から上方に延びて形成さ
れた側壁31bとを有している。また、側壁31bの上
端には中央へ向かって水平に延びる端部31cが形成さ
れており、左右の側壁31b及び端部31cにより囲ま
れてレセプタクル側空間34が形成されている。また図
3、4に示すように、底壁31aの中央部の上面側には
センターグランド板13が嵌入するための溝部48が前
後方向に延びて設けられている。
【0019】シグナル用レセプタクルコンタクト32a
は、図3に示すように水平に延びた基部35と、この基
部35の内方端から上方に湾曲しながら延びて形成され
た接触部36と、基部35から上方へ延びて接触部36
の両脇に形成された固定部37と、基部35の外方先端
に形成されたリード部38とを有している。なお、接触
部36はその下方の根元部36aを支点に左右方向に弾
性変形が可能である。一方、グランド用レセプタクルコ
ンタクト32bは、図4に示すように左右一対のシグナ
ル用レセプタクルコンタクト32aを中央で連結した形
状に形成されている。そしてこのグランド用レセプタク
ルコンタクト32bの両外側には、上方へ延びて形成さ
れる取付部39を有している。
【0020】レセプタクルハウジング31の底壁31a
及び側壁31bには圧入孔41が設けられており、ここ
にレセプタクルコンタクト32a、32bが取り付けら
れる。シグナル部においては、図3に示すように左右一
対のシグナル用レセプタクルコンタクト32aが、グラ
ンド部においては、図4に示すように一枚のグランド用
レセプタクルコンタクト32bがそれぞれ固定部37が
圧入孔41に圧入されて取り付けられる。このためそれ
ぞれの接触部36はレセプタクル側空間34内に位置す
る。ここで、両コネクタ10、30が嵌合されていない
状態では左右の接触部35間はそこに嵌入するプラグコ
ネクタ10の突出部11cの幅よりも小さくなるように
設定されている。なお、各レセプタクルコンタクト32
a、32bのリード部38は底壁31a下面側に露出
し、図2に示すようにリード部38の前後方向の列が形
成される。
【0021】レセプタクルハウジング31の側壁31b
の両外側には、前後方向に延びるサイドグランド板33
が、上端が内側に曲げられて形成された湾曲部33aが
側壁31b上方の切り溝42に圧入されて取り付けられ
ている。このサイドグランド板33は図2〜4に示すよ
うに、シグナル部においては左右のシグナル用レセプタ
クルコンタクト32aとは側壁31bにより絶縁されて
おり、グランド部においてはグランド用レセプタクルコ
ンタクト32bがサイドグランド板33の切り溝40
(図2参照)に圧入されて取り付けられている。従って
サイドグランド板33はグランド用レセプタクルコンタ
クト32bのみと電気的に接続される。なお、このサイ
ドグランド板33には、グランド用レセプタクルコンタ
クト32の側方に対応する部分にくぼみ43が設けられ
ている。
【0022】レセプタクルハウジング31の底壁31a
の下面側に露出した各レセプタクルコンタクト32a、
32bのリード部38は、図1に示すようにレセプタク
ル側プリント基板K2に取り付けられる。レセプタクル
ハウジング31の前後端の下方には位置決め突起46、
47がそれぞれ設けられており、レセプタクル側プリン
ト基板K2側に設けられた孔に嵌合されて正確な位置決
めがなされた後、サーフェスマウント法により、シグナ
ル用レセプタクルコンタクト32aは配線パターンに、
グランド用レセプタクルコンタクト32bはグランドパ
ターンにそれぞれ対応するように半田付けされる。
【0023】このように構成されたプラグコネクタ10
とレセプタクルコネクタ30との嵌合は、プラグ側空間
14内にレセプタクルコネクタ30側の両サイドグラン
ド板33に挟まれた部分全体を嵌入させることにより、
プラグコネクタ10の突出部11cを、左右の両端部3
1cの間からレセプタクル側空間34内に嵌入させて行
う。このとき、突出部11cの左右両側に形成されたプ
ラグコンタクト列の各接触部16は、レセプタクル側空
間34内に形成された左右のレセプタクルコンタクト列
の各接触部36を根元部36aを支点に弾性変形可能な
領域内で押し広げるので、レセプタクルコンタクト32
側の接触部36は適当な接触力でプラグコンタクト12
側の接触部16と当接接触する。これによりプラグコン
タクト12とレセプタクルコンタクト32間とは電気的
に接続される。また、このときプラグハウジング11側
の突出部11cの下端から突き出たセンターグランド板
13の突き出し部13aはレセプタクルハウジング31
側の底壁31aに設けられた溝部48に上方から嵌入す
る。
【0024】また、プラグコネクタ10とレセプタクル
コネクタ30とを嵌合させるとき、グランド用プラグコ
ンタクト12bの腕部19はサイドグランド板33の湾
曲部33aによって滑らかに外側に押し広げられるが、
両コネクタ10、30の嵌合が完了した時点で腕部19
の突起19aがサイドグランド板33のくぼみ43に嵌
入する。この嵌入の瞬間にはクリック音が発せられるの
で、両コネクタ10、30が正常に嵌合されたことを確
認することができる。
【0025】上述したように、両コネクタ10、30が
嵌合したときにはセンターグランド板13の突き出し部
13aがレセプタクルハウジング31の底壁31aの溝
部48に嵌入するので、プラグコネクタ10に取り付け
られた二列のプラグコンタクト12列の間からレセプタ
クルコネクタ30に取り付けられた二列のレセプタクル
コンタクト32列の間に至る領域に一枚のグランド板が
設けられた状態となる。このため、センターグランド板
13を挟んで対向配設された左右のシグナル用プラグコ
ンタクト12a間及び左右のシグナル用レセプタクルコ
ンタクト32a間に発生するクロストークは、センター
グランド板13(突き出し部13aを含む)及びサイド
グランド板33によりストリップラインを形成し、グラ
ンド用プラグコンタクト12b及びグランド用レセプタ
クルコンタクト32bを介してプラグ側プリント基板K
1及びレセプタクル側プリント基板K2上のグランドパ
ターンに接続される(グランドされる)。また、コネク
タ1の外部に発生したノイズは、レセプタクルコネクタ
30の外側に設けられたサイドグランド板33により吸
収され、グランド用レセプタクルコンタクト32bを介
してレセプタクル側プリント基板K2上のグランドパタ
ーンに落とされる(グランドされる)。このためコネク
タ1内外に発生したクロストーク及びノイズを減少させ
ることができ、これらが及ぼすコネクタ1の信号特性へ
の影響を抑えることができる。
【0026】このように、本発明のコネクタによれば、
一枚のセンターグランド板13を用いて、プラグ側及び
レセプタクル側コネクタ10、30の双方にセンターグ
ランド板を設けたときと同等のグランド効果を得ること
ができる。このため両コネクタ10、30それぞれグラ
ンド板を設けたときと比較して部品点数を減らすことが
できるとともに、双方のグランド板を同一面上で結合さ
せるための複雑な構造が不要となるので作成が容易とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るグランド板
付コネクタによれば、両コネクタが嵌合したときには、
グランド板におけるプラグハウジングの突出部の先端か
ら突出した部分がレセプタクルハウジングの溝部に嵌入
して、プラグコネクタに取り付けられた二列のコンタク
ト列の間からレセプタクルコネクタに取り付けられた二
列のコンタクト列の間に至る領域に一枚のグランド板が
設けられた状態となる。このため、一枚のグランド板を
用いて、プラグ側及びレセプタクル側双方のコネクタに
グランド板を設けたときと同等のグランド効果を得るこ
とができる。このため両コネクタそれぞれにグランド板
を設けたときと比較して部品点数を減らすことができる
とともに、双方のグランド板を同一面上で結合させるた
めの複雑な構造が不要となり作成が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタを示す側面図である。
【図2】前記コネクタの図1における区間A部の斜視図
である。
【図3】前記コネクタが嵌合した状態でのシグナル部に
おける断面図である。
【図4】前記コネクタが嵌合した状態でのグランド部に
おける断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 10 プラグコネクタ 11 プラグハウジング 11c 突出部 12 プラグコンタクト 13 センターグランド板 13a 突き出し部 30 レセプタクルコネクタ 31 レセプタクルハウジング 31b 側壁 32 レセプタクルコンタクト 48 溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグハウジングに形成された突出部の
    両側に複数のプラグコンタクトが二列に並べて取り付け
    られるとともに前記突出部の内部にグランド板が長手方
    向に延びて配設されたプラグコネクタと、 レセプタクルハウジングに形成された前記突出部を嵌合
    受容する受容部の内方に複数のレセプタクルコンタクト
    が二列に並べて取り付けられたレセプタクルコネクタと
    からなり、 前記プラグハウジング及び前記レセプタクルハウジング
    を互いに嵌合させたときに、前記突出部が前記受容部に
    嵌合受容されて前記プラグコンタクト及び前記レセプタ
    クルコンタクトが互いに当接接触して信号伝送を行うグ
    ランド板付コネクタにおいて、 前記グランド板が前記突出部の先端より外方突出し、 前記レセプタクルハウジングにおける前記二列のレセプ
    タクルコンタクトの間の部分に長手方向に延びた溝部が
    設けられ、 前記プラグハウジング及び前記レセプタクルハウジング
    を互いに嵌合させたときに、前記グランド板における前
    記突出部の先端から突出した部分が前記レセプタクルハ
    ウジングの前記溝部に嵌入することを特徴とするグラン
    ド板付コネクタ。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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