WO2014073332A1 - 内燃機関のオイルパン - Google Patents

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Abstract

 エンジンオイルを貯留するオイルパン(10)を、金属製の上側オイルパン(13)と、合成樹脂製の下側オイルパン(14)と、により分割構成する。上側オイルパン(13)と下側オイルパン(14)に、それぞれ車両前後方向に延びる梁(25)とリブ(24)を形成し、両者を間隙(26)を介して対向させる。縁石等に干渉することで下側オイルパン(14)を車両前後方向に変形させる外力が加わったときに、梁(25)とリブ(24)が当接して、下側オイルパン(14)の車両前後方向の変形を抑制する。

Description

内燃機関のオイルパン
 本発明は、上側オイルパンと下側オイルパンとにより構成される内燃機関のオイルパンに関し、特に、下側オイルパンの車両前後方向の変形を抑制する技術に関する。
 内燃機関のオイルパンは、例えば特許文献1に開示されているように、シリンダブロックの下部に固定されて、主に浅底部を形成する上側オイルパンと、この上側オイルパンの下側に固定されて、主に深底部を形成する下側オイルパンと、により分割構成されている。
特開2010-174653号公報
 内燃機関の最下部に位置する下側オイルパンは、縁石や路面等と干渉するおそれがあり、この干渉により車両前後方向の外力が加わる際に、変形や破損を招き易い。特に、上記特許文献1に記載のように、軽量化等の目的により下側オイルパンに合成樹脂製のものを採用した場合、鋼板等の金属製の下側オイルパンを採用した場合に比して、延性が充分でないために、下側オイルパンの変形や破損を防ぐことが困難である。
 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、縁石や路面等との干渉により下側オイルパンに車両前後方向の外力が加わったときにも、下側オイルパンの変形を有効に抑制することができる新規な内燃機関のオイルパンを提供することを目的としている。
 シリンダブロック等の機関本体に固定される上側オイルパンと、この上側オイルパンの下側に固定される下側オイルパンと、によりエンジンオイルを貯留するオイルパンが構成されている。また、上側オイルパンあるいは機関本体に固定される強度部材を有している。そして、上記下側オイルパンを車両前後方向に変形させる外力が加わったときに、上記強度部材に下側オイルパンが当接して、下側オイルパンの車両前後方向の変形を抑制するように構成されている。
 本発明によれば、縁石や路面等との干渉により下側オイルパンに車両前後方向の外力が加わったときに、下側オイルパンが強度部材に当接することによって、下側オイルパンの変形を抑制することができる。従って、例えば下側オイルパンを合成樹脂材料により形成することで軽量化を図りつつ、この下側オイルパンの変形を有効に抑制することができる。
本発明の第1実施例に係る内燃機関のオイルパンを示す破断斜視図。 上記第1実施例のオイルパンの要部を示す斜視図。 上記第1実施例のオイルパンを示す断面図。 同じく上記第1実施例のオイルパンを示す断面図。 比較例のオイルパンを示す断面図。 上記第1実施例のオイルパンの下側オイルパンを単体で示す斜視図。 オイルパンが縁石等に干渉する状況を示す説明図。 本発明の第2実施例に係る内燃機関のオイルパンを示す断面図。 本発明の第3実施例に係る内燃機関のオイルパンを示す断面図。 本発明の第4実施例に係る内燃機関のオイルパンを示す断面図。 本発明の第5実施例に係る内燃機関のオイルパンを示す断面図。 同じく第5実施例に係る内燃機関のオイルパンを示す断面図。
 以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。
 先ず、図1~図7を参照して、本発明の第1実施例に係るオイルパン10を縦置式の内燃機関に適用した第1実施例について説明する。
 図7に示すように、オイルパン10は、クランク軸方向が車両前後方向に沿う姿勢で車両前方のエンジンルーム内に搭載される縦置式の内燃機関の下方側に配置され、上方が開放するボックス形状をなしている。このオイルパン10は、浅底部11と、この浅底部11よりも上下方向寸法(深さ)が大きい深底部12と、を有しており、深底部12が車両前方側に配置されている。なお、図7の符号1は車両の前輪である。
 図1~図4及び図6を参照して、このオイルパン10は、アルミ合金等の金属材料により形成される金属製の上側オイルパン13と、合成樹脂材料から形成される合成樹脂製の下側オイルパン14と、により分割構成されている。
 上側オイルパン13は内燃機関の機関本体の一部であるシリンダブロック(図示省略)の下部にボルト(図示省略)を用いて固定されるものであり、上縁部に設けられた所定厚さの上側フランジ部15には、上記ボルトが挿通するボルト孔16が形成されている。この上側オイルパン13は内燃機関のほぼ全長にわたって車両前後方向L0に延在しており、浅底部11の周壁部17と底壁部18とを構成している。
 図6は下側オイルパン14を単体で示している。同図にも示すように、下側オイルパン14は、上方が開口する浅皿状の形状をなし、上側オイルパン13の底壁部18の車両前方側に開口形成された下面開口部19を塞ぐように、この下面開口部19の周縁部に設けられた所定厚さの下側フランジ部20にシール材(図示省略)を介して液密に接合・固定される。下側オイルパン14の上縁開口部には、上記のシール材が嵌合するシール溝14Aが形成されるとともに、固定用のボルトが挿通する複数のボルト孔14Bが形成されている。この下側オイルパン14が、深底部12の周壁部21と底壁部22とを構成している。
 下側オイルパン14の内側には、車両搭載姿勢で車両前後方向L0に延びる複数の補強用リブ23が一体的に形成されている。各補強用リブ23は、下側オイルパン14の底壁部22から立ち上がる薄板状をなしており、下側オイルパン14を車両前後方向L0に横断するように、下側オイルパン14の前後の周壁部21に架け渡されて、両側で下側オイルパン14の周壁部21に一体的に接続している。
 補強用リブ23は、その上縁が下方へ向けて凹んだ凹形状をなしている。詳しくは、上縁(上面)がほぼ水平方向に沿う中央の平坦な平坦部23Aと、上縁が平坦部23Aの両端から下側オイルパン14の周壁部21へ向けて斜め上方に傾斜する一対の傾斜部23Bと、を有している。この補強用リブ23がエンジンオイルの車両前後方向L0の流通を阻害することのないように、補強リブ23の上縁のうちで平坦部23Aが最も低い位置に形成されており、かつ、この平坦部23Aが傾斜部23Bよりも十分に幅広く形成されている。
 これらの補強用リブ23と同様にして、下側オイルパン14の内側には、車両搭載姿勢で車両前後方向L0に延びる2本の変形抑制用リブ24が一体的に形成されている。各変形抑制用リブ24は、補強用リブ23と同様、下側オイルパン14の底壁部22から立ち上がる薄板状をなしており、下側オイルパン14を車両前後方向L0に横断するように、下側オイルパン14の前後の周壁部21に架け渡されて、両側で下側オイルパン14の周壁部21に一体的に接続している。
 変形抑制用リブ24は、補強用リブ23と同様、その上縁(上面)が下方へ向けて凹んだ凹形状をなしている。詳しくは、上縁がほぼ水平方向に沿う平坦な平坦部24Aと、上縁が平坦部24Aの両端から下側オイルパン14の周壁部21へ向けて斜め上方に傾斜する一対の傾斜部24Bと、を有している。この変形抑制用リブ24がエンジンオイルの車両前後方向L0の流通を阻害することのないように、平坦部24Aが低い位置に形成されており、かつ、この平坦部24Aが傾斜部24Bよりも十分に幅広く形成されている。
 図4にも示すように、補強用リブ23は車幅方向に適宜間隔おきに形成されているとともに、2本の変形抑制用リブ24は車幅方向に適宜間隔をあけて配置されている。また、変形抑制用リブ24は、その上面側が後述する強度部材としての梁25の下面側と良好に当接可能なように、補強用リブ23よりも厚肉化されており、かつ、補強用リブ23よりも僅かに低く形成されている。
 金属製の上側オイルパン13には、下側オイルパン14に形成された2本の変形抑制用リブ24に対応して、車両前後方向L0に延びる強度部材としての2本の梁25が一体的に形成されている。図2にも示すように、各梁25は、薄板形状をなしており、下面開口部19を通して下側オイルパン14の内部へ向けて下方へ張り出している。梁25の下面と変形抑制用リブ24の上面とは対応する相似形に設定されており、両者の間には所定の間隙26が車両前後方向L0の全長にわたって確保されている。つまり、梁25は、その下縁(下面)が下方へ突出する下に凸な凸形状をなしており、詳しくは、下縁がほぼ水平方向に沿う平坦な平坦部25Aと、下縁が平坦部25Aの両端から斜め上方に傾斜する一対の傾斜部25Bと、を有している。
 図2,図3等に示すように、梁25の車両前後方向の両端部のうち、車両前方側の端部は、上側オイルパン13の前側の周壁部17に一体的に接続している。一方、車両後方側の端部は、上側オイルパン13における下面開口部19の周縁の底壁部18より立ち上がる梁支持用の補助壁部27に一体的に接続しており、この補助壁部27はボルトボス部28と連なるように一体的に形成されている。つまり、ボルトボス部28を厚肉化する形で補助壁部27が形成されている。このように上側オイルパン13では、周囲に周壁部17の無い下面開口部19の近傍に補助壁部27をボルトボス部28を利用して立設し、この補助壁部27に車両後方側の傾斜部25Bを一体的に接続させることで、梁25の支持剛性を十分に確保する構造となっている。
 なお、梁25の上縁は下に凹んだ凹形状をなし、浅底部11の底壁部18とほぼ同じ高さ位置に設定されている。
 図3,図4に示すように、オイルパン10の内部には、オイルパン10内に貯留するエンジンオイルを吸い上げてオイルポンプ側へ送給するためのオイルストレーナ30が配置されている。このオイルストレーナ30は、シリンダブロックに固定されるポンプハウジング31の一部を構成するもので、下方ヘ向けて広がる略円錐形状をなしており、その下面側に形成されたオイル吸入口が下側オイルパン14の底壁部に近接して配置されている。このオイルストレーナ30は、2箇所の梁25と変形抑制用リブ24の組に挟まれる空間内に配置されている。
 そして本実施例では、図7に示すように、車両の最下部に位置する下側オイルパン14が縁石2や路面等に干渉することで、下側オイルパン14を車両前後方向L0に変形させる外力が加わり、下側オイルパン14が変形し始めたときに、上側オイルパン13に設けられた強度部材としての梁25に下側オイルパン14の変形抑制用リブ24が当接して、下側オイルパン14のそれ以上の車両前後方向L0の変形を抑制するように構成されている。この結果、下側オイルパン14を軽量かつ安価な合成樹脂材料により形成しつつ、下側オイルパン14の過度な変形を有効に抑制することができる。
 特に本実施例では、合成樹脂製の下側オイルパン14からの荷重を、金属製で剛性・強度の高い上側オイルパン13の梁25(強度部材)により支える構造としたために、下側オイルパンの変形を確実に抑制することが可能である。
 また、本実施例の変形抑制用リブ24は、下側オイルパン14の剛性を確保するための補強用リブ23とほぼ同様の形状のものであり、補強用リブ23としての機能も兼用しているために、形状やレイアウトの変更が少なくてすみ、製造が容易である。
 下側オイルパン14を車両前後方向L0に変形させる外力が加わっていない通常の状態では、上側オイルパン13の梁25と下側オイルパン14の変形抑制用リブ24との間に、オイルの流通を許容する間隙26が確保されている。従って、梁25と変形抑制用リブ24とを近接して配置しているにもかかわらず、上記の間隙26を通してエンジンオイルの車幅方向の良好な流通を確保することができる。また、縁石2や路面等との干渉による外部入力がない限り、間隙26を介して梁25と変形抑制用リブ24が離間して配置されているために、両者の接触による異音や振動を生じることがない。つまり、上記の間隙26は、通常の状態ではオイルの循環を阻害せず、かつ、縁石2等との干渉時には合成樹脂製の下側オイルパン14の変形を許容以下に抑制する程度の寸法に設定されている。
 特に本実施例では、上側オイルパンの梁25が、下方に凸の凸形状をなしており、下側オイルパン14の変形抑制用リブ24が、下に凹んだ凹形状をなしている。このために、梁25と変形抑制用リブ24との間の間隙26が比較的低い位置に配置されることとなり、油量が少ない場合や旋回時等に油面が傾く場合にも、この間隙26を通してエンジンオイルの車幅方向の流通が良好に行われる。
 また本実施例では、図4にも示すように、互いに対向する梁25と変形抑制用リブ24の組を2箇所に形成しており、これら2箇所の梁25と変形抑制用リブ24の組に挟まれる空間内に、オイルパン10内にオイルストレーナ30を配置している。図5は、オイルストレーナ30を梁25と変形抑制用リブ24の組の間の空間に配置していない比較例を示す。この比較例では、車両の傾きや旋回・加減速時などに油面32が傾いた際に、オイルストレーナ30の下面側に設けられた吸入口が油面32から露出し、オイル吸入性能を阻害するおそれがある。
 これに対して本実施例では、図4に示すように2箇所の梁25と変形抑制用リブ24の組に挟まれる狭い空間内で油面32が傾く形となるために、油面32が大きく傾いたとしても、比較例のようにオイルストレーナ30の下面側に設けられた吸入口が油面32から露出することがなく、オイル吸入性能を阻害するおそれがない。また、2箇所の梁25と変形抑制用リブ24との組によりオイルパン10が車幅方向に仕切られた隔壁構造となるために、支持剛性が更に向上する。
 更に本実施例では、間隙26を介して互いに対向する梁25と変形抑制用リブ24の対向面、つまり梁25の下面と変形抑制用リブ24の上面とに、それぞれ水平面に対して傾斜する一対の傾斜部24B,25Bが設けられている。このため、下側オイルパン14が縁石2等に干渉すると、下側オイルパン14を後方に引きずりながら持ち上げようとする外部入力が作用するが、本実施例では互いに当接する対向面に一対の傾斜部24B,25Bが設けられているために、このような斜めの外部入力に対しても下側オイルパン14の変位を有効に抑制することができる。
 以下の実施例では、既述した実施例と共通する構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を適宜省略し、既述の実施例と異なる部分について主に説明する。
 図8は本発明の第2実施例を示している。この第2実施例では、上記第1実施例とは逆に、下側オイルパン14の変形抑制用リブ34が、上に凸な凸形状をなしており、上側オイルパン13の梁35が、変形抑制用リブ34の凸形状を受けるように、上に凹んだ凹形状をなしている。つまり、変形抑制用リブ34の上縁は、その平坦部34Aが最も高い位置とされ、両側の傾斜部34Bが平坦部34Aから外側へ向けて徐々に低くなるように傾斜している。同様に、梁35の上縁は、その平坦部35Aが最も高い位置とされ、両側の傾斜部35Bが平坦部35Aから外側へ向けて徐々に低くなるように傾斜している。
 このような第2実施例によれば、金属製の梁35と合成樹脂製の変形抑制用リブ34のうち、軽量な合成樹脂製の変形抑制用リブ34が上側に張り出す形となり、比較的重い金属製の梁35が凹形状となるために、梁35の大きさが抑制され、軽量化を図ることができる。
 但し、第1実施例に比して、梁35と変形抑制用リブ34との間隙26の位置が比較的高い位置となるために、比較的高い位置で延在する変形抑制用リブ34の平坦部34Aによって車幅方向のエンジンオイルの流通が阻害されるおそれがある。そこで、この第2実施例では、下側オイルパン14の変形抑制用リブ34に、オイルの流通を許容する複数(この実施例では3つ)の貫通孔36が貫通形成されている。この貫通孔36を通して車幅方向のオイルの流通が円滑に行われる。
 図9は本発明の第3実施例を示している。この第3実施例では、間隙26を介して対向する梁25と変形抑制用リブ24との対向面(合わせ面)に、両者が当接したときに両者の車両前後方向L0の滑りを抑制する凸凹部37を形成している。この実施例では、梁25と変形抑制用リブ24との対向面に、相似形のジグザク形状の凹凸部37を形成している。なお、凹凸部37の形状としてはこれに限らず、互いに嵌合する複数の傾斜面もしくは湾曲面を有する凹凸形状であれば良い。
 下側オイルパン14が縁石2等に干渉すると、下側オイルパン14を後方に引きずりながら持ち上げようとする外部入力が作用するが、本実施例のように梁25と変形抑制用リブ24との対向面に凹凸部37が形成されている場合、この凹凸部37が噛み合うことによって下側オイルパン14の変位をより確実に抑制することができる。
 図10は本発明の第4実施例を示している。この第4実施例では、下側オイルパン14の内側より上方へ立ち上がる変形抑制用リブ24と対応する位置に、下側オイルパン14の外側(下側)より下方へ突出する外側リブ38を形成している。外側リブ38は、変形抑制用リブ24と同様に、薄板状をなしており、車両前後方向L0に延在している。つまり、下側オイルパン14の底壁部22を挿通する形で一連の変形抑制用リブ24と外側リブ38とが薄板状に形成されている。外側リブ38の下端はオイルパン10全体の最下部に位置している。
 このような第4実施例によれば、下側オイルパン14が縁石2等に干渉する際に、最下部に位置する外側リブ38を積極的に縁石2等に干渉させることによって、縁石2等からの外部入力を外側リブ38を介して内側の変形抑制用リブ24に効率よく確実に伝えることができ、下側オイルパン14の変形をより確実に抑制することができる。
 図11及び図12は本発明の第5実施例を示している。この第5実施例では、強度部材を、上記第1~第4実施例のように上側オイルパン13に一体的に形成される梁に代えて、機関本体としてのシリンダブロックに固定されるポンプハウジング31により構成している。より具体的には、ポンプハウジング31の一部であるオイルストレーナ30に、このオイルストレーナ30の下面から下側オイルパン14の底壁部22へ向けて下方へ突出する強度部材としての突起部39を形成している。図12にも示すように、突起部39は、第1実施例の梁25と同様、その下縁が平坦な平坦部39Aと傾斜する一対の傾斜部39Bとを有する下に凸な凸形状をなしている。また、下側オイルパン14に形成される変形抑制用リブ24の上縁には、上記の突起部39を受ける下方へ凹んだ凹部40が形成され、つまり平坦な平坦部40Aと傾斜する一対の傾斜部40Bとが形成されており、両者の間には所定の間隙26が確保されている。
 このような構造により、下側オイルパン14を車両前後方向L0に変形させる外力が加わったとき、突起部39と下側オイルパン14の変形抑制用リブ24の凹部40とが当接することで、上述した実施例と同様に、それ以上の下側オイルパン14の変形を抑制することができる。加えて、この第5実施例のように強度部材としてポンプハウジング30を流用することによって、構造の更なる簡素化を図ることができる。
 以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では縦置式の内燃機関に本発明を適用しているが、クランク軸方向が車幅方向に沿う横置式の内燃機関に本発明を同様に適用することも可能である。この場合にも、梁や変形抑制用リブは上記の実施例と同様に車両前後方向に沿って形成される。
 また、上記第1実施例等では梁と変形抑制用リブとの組を2箇所に形成しているが、1箇所もしくは3箇所以上に設けるようにしても良い。

Claims (14)

  1.  機関本体に固定される上側オイルパンと、この上側オイルパンの下側に固定される下側オイルパンと、によりエンジンオイルを貯留するオイルパンが構成され、
     かつ、上記上側オイルパンあるいは機関本体に固定される強度部材を有し、
     上記下側オイルパンを車両前後方向に変形させる外力が加わったときに、上記強度部材に下側オイルパンが当接して、下側オイルパンの車両前後方向の変形を抑制するように構成されている内燃機関のオイルパン。
  2.  上記上側オイルパンが金属材料により形成され、
     上記強度部材は、上側オイルパンと一体的に形成された車両前後方向に延びる梁である請求項1に記載の内燃機関のオイルパン。
  3.  上記下側オイルパンが合成樹脂材料により形成されている請求項2に記載の内燃機関のオイルパン。
  4.  上記下側オイルパンの内側に、車両前後方向に延びるリブが形成され、
     上記下側オイルパンを車両前後方向に変形させる外力が加わったときに、上記梁と上記リブとが当接するように構成されている請求項2又は3に記載の内燃機関のオイルパン。
  5.  互いに対向する梁とリブの組を少なくとも2箇所に形成し、
     上記2箇所の梁とリブの組に挟まれる空間内に、オイルストレーナが配置されている請求項4に記載の内燃機関のオイルパン。
  6.  上記梁とリブとの対向面に、水平面に対して傾斜する傾斜部が設けられている請求項4又は5に記載の内燃機関のオイルパン。
  7.  上記下側オイルパンを車両前後方向に変形させる外力が加わっていない状態では、上記梁とリブとの対向面間に、オイルの流通を許容する間隙が確保されている請求項4~6のいずれかに記載の内燃機関のオイルパン。
  8.  上記梁は、その下縁が下に凸な凸形状をなし、
     上記リブは、上記梁の凸形状を受けるように、その上縁が下に凹んだ凹形状をなしている請求項4~7のいずれかに記載の内燃機関のオイルパン。
  9.  上記リブは、その下縁が上に凸な凸形状をなし、
     上記梁は、上記リブの凸形状を受けるように、その上縁が上に凹んだ凹形状をなしている請求項4~7のいずれかに記載の内燃機関のオイルパン。
  10.  上記リブに、オイルの流通を許容する貫通孔が形成されている請求項9に記載の内燃機関のオイルパン。
  11.  上記梁とリブとの対向面に、両者が当接したときに両者の車両前後方向の滑りを抑制する凸凹部が形成されている請求項4~10のいずれかに記載の内燃機関のオイルパン。
  12.  上記下側オイルパンの外側には、上記リブと対応する位置に、車両前後方向に延びる外側リブが形成されている請求項4~11のいずれかに記載の内燃機関のオイルパン。
  13.  上記強度部材が、機関本体に固定されるポンプハウジングにより構成されている請求項1に記載の内燃機関のオイルパン。
  14.  上記ポンプハウジングが、上記オイルパン内に配置されるオイルストレーナを含んでおり、
     上記オイルパンの底壁部に対向するオイルストレーナの下面に、下方へ突出する突起部が形成され、
     上記下側オイルパンを車両前後方向に変形させる外力が加わったとき、上記突起部と上記下側オイルパンとが当接するように構成されている請求項13に記載の内燃機関のオイルパン。
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