JP6444596B2 - オイルパン - Google Patents

オイルパン Download PDF

Info

Publication number
JP6444596B2
JP6444596B2 JP2013268412A JP2013268412A JP6444596B2 JP 6444596 B2 JP6444596 B2 JP 6444596B2 JP 2013268412 A JP2013268412 A JP 2013268412A JP 2013268412 A JP2013268412 A JP 2013268412A JP 6444596 B2 JP6444596 B2 JP 6444596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pan
vehicle
wall portion
front wall
external force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013268412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015124647A (ja
Inventor
一成 佐藤
一成 佐藤
剛 塚口
剛 塚口
一豊 遠藤
一豊 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mahle Filter Systems Japan Corp filed Critical Mahle Filter Systems Japan Corp
Priority to JP2013268412A priority Critical patent/JP6444596B2/ja
Priority to US14/579,600 priority patent/US9951666B2/en
Priority to EP14199528.2A priority patent/EP2889459A1/en
Priority to CN201410822309.9A priority patent/CN104747250A/zh
Publication of JP2015124647A publication Critical patent/JP2015124647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6444596B2 publication Critical patent/JP6444596B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • F01M2011/0091Oilsumps characterised by used materials

Description

本発明は、車両に搭載されたエンジンあるいはトランスミッションの下部に取り付けられ、潤滑油を貯留する樹脂製のオイルパンに関する。
車両用のオイルパンは、縁石等の路上の障害物に衝突して割れてしまうと、外部にオイルが漏れ出ることになるので、金属製のものが一般的である。
一方、近年では、自動車の軽量化や、部品の樹脂化が進んでおり、オイルパンにも樹脂化の要望がある。
例えば、特許文献1には、衝撃吸収構造を有する樹脂製のオイルパンが開示されている。
この特許文献1の衝撃吸収構造は、オイルパンの底壁部の下面に突出形成された複数の衝撃吸収インナリブと、底壁部の下方を覆うプロテクターカバーと、このプロテクターカバーに突出形成された複数の衝撃吸収アウタリブと、からなり、オイルパンに衝突する飛び石等の衝撃を衝撃吸収インナリブ、衝撃吸収アウタリブ及びプロテクターカバーの変形等により吸収するものである。
特開2012−154298号公報
しかしながら、この特許文献1のような衝撃吸収構造を設定すると、オイルパンの外側に補強用の別部品であるプロテクターカバーを取り付けることになるため、オイルパン全体の重量が増加することなり、オイルパンを樹脂製としたメリットが薄れてしまうという問題がある。
本発明の樹脂材料からなるオイルパンは、車両下部に配置されるものであって、上記オイルパンの底壁は、車両前方側の前方壁部と、上記前方壁部に対して所定の角度をなすとともに、当該前方壁部よりも車両後方側に位置し、上記前方壁部と連続する水平な後方壁部と、を有し、上記前方壁部は、車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するように傾いているとともに、当該前方壁部に入力される外力を緩和吸収する外力吸収手段を備えていることを特徴としている。
上記外力吸収手段は、具体的には、車両前後方向に沿って延びるように上記前方壁部の外壁面から突出した樹脂製の複数の縦リブである。なお、上記縦リブは、車両後方側が相対的に厚肉となり、かつその先端が車両前方側ほど相対的に薄肉となるよう形成されている。

オイルパンに障害物が衝突した際にオイルパンに入力される外力(衝撃力)は、前方壁部の車両前後方向に沿った傾斜により、その一部が車両進行方向から車両上下方向の力に変換されることになる。そのため、エンジンマウントやサスペンション等を利用して、障害物が衝突した際にオイルパンに入力される外力の一部を緩和吸収することができる。また、外力吸収手段によっても、障害物が衝突した際にオイルパンに入力される外力の一部を緩和吸収することができる。
本発明によれば、障害物が衝突した際にオイルパンに実質的に入力される外力を減少させることができるので、オイルパンの肉厚を厚くすることなく(重量を増加させることなく)、障害物等に衝突した場合にも破損することない樹脂性のオイルパンを得ることができる。
本発明の第1実施例におけるオイルパンの底面図。 本発明の第1実施例におけるオイルパンを下方から見た斜視図。 本発明の第1実施例におけるオイルパンを横方向から見た構成説明図。 本発明に係るオイルパンを構成する底部ユニットを下方から見た斜視図。 本発明の第1実施例のオイルパンが障害物に衝突する際の状況を時系列でならべた説明図であって、(A)は衝突時を示し、(B)は衝突後に障害物に乗り上げようとしている状態を示し、(C)は障害物に乗り上げた状態を示す。 本発明の第2実施例におけるオイルパンの底面図。 本発明の第2実施例におけるオイルパンを下方から見た斜視図。 本発明の第2実施例におけるオイルパンを横方向から見た構成説明図。 本発明の第3実施例におけるオイルパンの底面図。 本発明の第3実施例におけるオイルパンを下方から見た斜視図。 本発明の第3実施例におけるオイルパンを横方向から見た構成説明図。 本発明の第4実施例におけるオイルパンの底面図。 本発明の第4実施例におけるオイルパンを下方から見た斜視図。 本発明の第4実施例におけるオイルパンを横方向から見た構成説明図。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明の第1実施例に係るオイルパン1を模式的に示した説明図であって、図1は第1実施例におけるオイルパン1の底面図、図2は第1実施例におけるオイルパン1を下方から見た斜視図、図3は第1実施例におけるオイルパン1を横方向から見た構成説明図である。
オイルパン1は、樹脂材料(例えばナイロン樹脂)からなり、車両に搭載される内燃機関のシリンダブロック(図示せず)の下面に取り付けられ、内燃機関の各部位に供給される潤滑油を貯留するものである。
このオイルパン1は、略皿形状を呈し、肉厚が略一定の厚さとなる底壁2と、底壁2の周囲を囲む肉厚が略一定の厚さとなる側壁3と、シリンダブロックの下端に取り付けられる鍔状のフランジ4と、から大略構成されている。
オイルパン1の底壁2は、車両前方側に位置する前方壁部5と、前方壁部5と所定角度をなして連続し、前方壁部5よりも車両後方側に位置する後方壁部6と、を有している。
前方壁部5は、車載されたシリンダブロックにオイルパン1を取り付けた状態において、車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するような傾きを有するように設定されている。換言すると、前方壁部5は、その外壁面5aが単一の平面上に位置するものであり、車載されたシリンダブロックにオイルパン1を取り付けた状態において、車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するように傾いている。
前方壁部5の外壁面5aには、外力吸収手段として複数の横リブ7が形成されている。横リブ7は、車両幅方向に沿って延びる断面略矩形の突条であり、車両前後方向に略等間隔に設けられている。換言すると、横リブ7は、車両の進行方向に対して略直交するように設けられている。各横リブ7の先端面7aは、外壁面5aと略平行となるように形成されている。また、各横リブ7の先端面7aは、単一かつ同一の平面によって構成されている。なお、横リブ7は、車両前後方向に略等間隔となるように設けられるものに限定されるものではなく、車両前後方向の間隔が不等間隔となるように設定してもよい。
後方壁部6は、車載されたシリンダブロックにオイルパン1を取り付けた状態において、略水平、すなわち路面に対して略平行となるよう設定されている。後方壁部6の外壁面6aには、車両幅方向に沿って延びる複数の突条と、車両前後方向に沿って延びる複数の突条と、からなる格子状リブ8が略全面に形成されている。格子状リブ8の先端面8aは、単一の平面によって構成され、外壁面6aと略平行となるように形成されている。
フランジ4は、側壁3の上部に全周に亙って形成されており、複数箇所にオイルパン1をシリンダブロックに固定するためのボルト(図示せず)が挿入されるボルト穴9が貫通形成されている。
ここで、本実施例におけるオイルパン1は、底壁2と側壁3のうち底壁2側の部分が、図4に示すような略皿形状の底部ユニット10からなり、底壁2側の強度を相対的に向上させた構造となっている。この底部ユニット10は、繊維強化プラスチック(FRP)製で、例えばナイロン樹脂を母材とし、ガラス繊維を強化材とするものである。つまり、オイルパン1は、このような底部ユニット10を図示せぬ所定の金型内に固定し、この金型内に溶融樹脂を注入し、側壁3の残部(側壁3のうちフランジ4側の部分)、フランジ4、前方壁部5の複数の横リブ7、後方壁部6の格子状リブ8を型成形したものである。
なお、図2中の11は、底部ユニット10に型成形された側壁3の一部との分割線である。
このように構成された第1実施例のオイルパン1において、縁石等の障害物にオイルパン1が衝突する際には、図5(A)に示すように、障害物が底壁2の前方壁部5に設けられた外力吸収手段である横リブ7に衝突することになる。このときオイルパン1に入力される外力(衝撃力)の一部は、この横リブ7の変形や折損により緩和吸収することができる。
そして、傾斜した前方壁部5及び傾斜した横リブ7の先端面7aにより、図5(B)に示すように、障害物からオイルパン1に入力される外力を車両上下方向の力に変換しつつオイルパン1を障害物に乗り上げさせることができる。また、オイルパン1に入力される外力のうち、前方壁部5の傾斜により車両上下方向の力に変換されたものは、エンジンマウントやサスペンション等を利用して、緩和吸収されることになる。オイルパン1が障害物に乗り上げると、図5(C)に示すように、後方壁部6に設けられた格子状リブ8にて車体を支持できる。
つまり、オイルパン1の底壁2に車両前後方向に傾斜した前方壁部5を設け、かつこの前方壁部5に障害物からの外力を緩和吸収する横リブ7を設けることで、障害物が衝突した際にオイルパン1に実質的に入力される外力を減少させることができるので、オイルパン1の肉厚を厚くすることなく(重量を増加させることなく)、障害物等に衝突した場合にも破損することない樹脂性のオイルパン1を得ることができる。また、横リブ7の先端面7aを前方壁部5の外壁面5aと略平行となるように傾けることで、オイルパン1が障害物に乗り上げ易くなる。
なお、上述した第1実施例において、前方壁部5は、その外壁面5aが単一の平面によって構成されているが、前方壁部5の車両前方側の外壁面5aを、正面180°の範囲で略円錐面状となるように形成してもよい。また、横リブ7の断面形状は矩形に限定されるものではなく、例えば、断面略逆T字形状や断面略L字形状に形成するようにしてもよい。この場合には、障害物が横リブ7の先端に衝突した際に、横リブ7の先端側だけが折損することになり、前方壁部5に衝突による割れや欠損が生じてしまうことを回避する上で有利な構成となる。
以下、本発明の他の実施例について説明する。なお、上述した第1実施例と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6〜図8は、本発明の第2実施例に係るオイルパン21を模式的に示した説明図であって、図6は第2実施例におけるオイルパン21の底面図、図7は第2実施例におけるオイルパン21を下方から見た斜視図、図8は第2実施例におけるオイルパン21を横方向から見た構成説明図である。
この第2実施例におけるオイルパン21は、上述した第1実施例のオイルパン1と略同一構成となっているが、横リブ7が設けられておらず、底壁2の前方壁部5には、車載されたシリンダブロックにオイルパン1を取り付けた状態において全体が車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するような傾きを有し、かつ車両上下方向の下方側に向かって凸となるよう所定の曲率で湾曲する湾曲壁22が形成されている。換言すると、底部ユニット10は、底壁2の前方壁部5を構成する部分に、車載されたシリンダブロックにオイルパン1を取り付けた状態において全体が車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するような傾きを有し、かつ車両上下方向の下方側に向かって凸となり、車両前後方向(図6における上下方向)沿って所定の曲率で湾曲する湾曲壁22が形成されている。この第2実施例においては、湾曲壁22が、外力吸収手段に相当する。
このような第2実施例においては、縁石等の障害物にオイルパン21が衝突すると、障害物は所定の曲率で車両上下方向の下方側に向かって凸となる湾曲壁22に衝突することになる。このとき湾曲壁22は、障害物が衝突した際の外力(衝撃力)により、車両上下方向の上方側に向かって凸(オイルパンの内側に向かって凸)となるようにその湾曲の向きが反転する。つまり、オイルパン21に入力される外力(衝撃力)の一部は、この湾曲壁22を反転させる際のエネルギーとして消費されることになるため、障害物に衝突した際にオイルパン21に実質的に入力される外力を減少させることができる。また、湾曲壁22の湾曲の向きが反転しても、湾曲壁22は、全体として車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するような傾きをもっているので、障害物からオイルパン21に入力される外力を車両上下方向の力に変換しつつ障害物に乗り上げることができる。
そのため、この第2実施例においても、上述した第1実施例と略同様の作用効果を得ることができ、オイルパン21の肉厚を厚くすることなく(重量を増加させることなく)、障害物等に衝突した場合にも破損することない樹脂性のオイルパン21を得ることができる。
なお、前方壁部5の全体が湾曲壁22となるようにしてもよい。
図9〜図11は、本発明の第3実施例に係るオイルパン31を模式的に示した説明図であって、図9は第3実施例におけるオイルパン31の底面図、図10は第3実施例におけるオイルパン31を下方から見た斜視図、図11は第3実施例におけるオイルパン31を横方向から見た構成説明図である。
この第3実施例におけるオイルパン31は、上述した第1実施例のオイルパン1と略同一構成となっているが、前方壁部5には横リブ7に換えて板バネとして機能する樹脂製のカップ状部材32が接合されている。この第3実施例においては、カップ状部材32が外力吸入手段に相当する。
カップ状部材32は、所定の曲率で車両上下方向の下方側に向かって凸となるように湾曲した湾曲壁33と、湾曲壁33の両側に位置し、湾曲壁33の湾曲形状に沿った弓形状の一対のカップ側壁34、34と、を有し、全体が略矩形のカップ状を呈している。
カップ状部材32は、その外周端が全周に亙って前方壁部5の外壁面5aに溶着され、内周側には前方壁部5の外壁面5aとの間に断面略弓形状の空間35が画成される。詳述すると、カップ状部材32は、湾曲壁33が車両前後方向(図9における上下方向)沿って湾曲する状態で、湾曲壁33の前後端33a、33bと、一対のカップ側壁34、34の平らな基端34a、34aが前方壁部5の外壁面5aに溶着されている。カップ状部材32は、外部入力に対して空間35を押し潰すように弾性変形することで、板バネとして機能する。
このような第3実施例においては、障害物が前方壁部5のカップ状部材32に衝突すると、カップ状部材32が空間35を押し潰すように弾性変形するとともに、この弾性変形の反動によりオイルパン31が跳ね上がり障害物に乗り上げる。つまり、オイルパン31に入力される外力(衝撃力)の一部は、カップ状部材32の弾性変形や、カップ状部材32によりオイルパン31を跳ね上げる際のエネルギーとして消費されることになるため、障害物が衝突した際にオイルパン31に実質的に入力される外力を減少させることができる。
そのため、この第3実施例においても、上述した第1実施例と略同様の作用効果を得ることができ、オイルパン31の肉厚を厚くすることなく(重量を増加させることなく)、障害物等に衝突した場合にも破損することない樹脂性のオイルパン31を得ることができる。
なお、カップ状部材32にあっては、湾曲壁33もしくはカップ側壁34に貫通穴を設け、障害物に衝突した際の変形時に空間35内の圧力が高くならないようにしてもよい。
図12〜図14は、本発明の第4実施例に係るオイルパン41を模式的に示した説明図であって、図12は第4実施例におけるオイルパン41の底面図、図13は第4実施例におけるオイルパン41を下方から見た斜視図、図14は第4実施例におけるオイルパン41を横方向から見た構成説明図である。
この第4実施例におけるオイルパン41は、上述した第1実施例のオイルパン1と略同一構成となっているが、前方壁部5の外壁面5aには横リブ7に換えて車両前後方向に沿って延びる樹脂製の複数の縦リブ42が突出形成されている。この第4実施例においては、縦リブ42が外力吸入手段に相当する。
縦リブ42は、車両後方側が相対的に厚肉となり、かつその先端が車両前方側ほど相対的に薄肉となるよう形成された突条であり、車両幅方向に略等間隔に設けられている。詳述すると、縦リブ42は、車両前方側の前端では断面楔形状を呈しているが、車両後方側にいくにつれて先端(楔形の頂点)が潰れて断面等脚台形状となり、やがて断面矩形状となるように形成されている。すなわち、縦リブ42は、車両前方側から車両後方側に向かって、その断面形状が楔形状から等脚台形状、さらには矩形へと連続して漸次変化するように形成されている。また、縦リブ42は、車両後方側ほど前方壁部5の外壁面5aからの突出量が大きくなるよう設定されている。各縦リブ42の先端42aは、単一かつ同一の平面によって構成されている。なお、縦リブ42は、車両幅方向に略等間隔となるように設けられるものに限定されるものではなく、車両幅方向の間隔が不等間隔となるように設定してもよい。
縁石等の障害物は、基本的に車両前方側からオイルパン41に接近する。そのため、障害物は、縦リブ42の車両前方側に衝突することになる。
つまり、この第4実施例においては、障害物に接触した縦リブ42の車両前方側が変形あるいは折損することによって、障害物が衝突した際にオイルパン41に実質的に入力される外力を減少させることができる。そして、縦リブ42は、車両後方側ほど相対的に厚肉となり剛性が相対的に高くなっているので、オイルパン41は、この剛性が高くなっている部分により案内されて障害物を乗り越えやすくなっている。また、前方壁部5は、全体として車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するような傾きをもっているので、障害物からオイルパン41に入力される外力を車両上下方向の力に変換しつつ障害物に乗り上げることができる。
そのため、この第4実施例においても、上述した第1実施例と略同様の作用効果を得ることができ、オイルパン41の肉厚を厚くすることなく(重量を増加させることなく)、障害物等に衝突した場合にも破損することない樹脂性のオイルパン41を得ることができる。
なお、本発明のオイルパンは、車両下部に配置される各種オイルパンに適用可能であり、例えば、車両に搭載される変速機(図示せず)の下面に取り付けられ、変速機の各部位に供給される潤滑油を貯留するオイルパンにも適用可能である。
上述した各実施例において、FRP製の底部ユニット10は、オイルパンを型成形する際にその内外表面が樹脂によって被覆されてはいないが、型成形の際にその内外表面が樹脂によって一部または大部分が被覆されるようにしてもよい。この場合には、被覆される部位で底部ユニット10の肉厚を相対的に薄く設定し、底部ユニット10を溶融樹脂で被覆することによるオイルパンの重量増を回避するようにしてもよい。
また、上述した各実施例のオイルパンは、FRP製の底部ユニット10に樹脂材料を型成形した構成となっているが、FRP製の底部ユニット10を用いずに型成形時の樹脂材料のみから構成するようにしてもよい。
1…オイルパン
2…底壁
3…側壁
4…フランジ
5…前方壁部
6…後方壁部
7…横リブ
8…格子状リブ
9…ボルト穴
10…底部ユニット

Claims (1)

  1. 車両下部に配置された樹脂材料からなるオイルパンにおいて、
    上記オイルパンの底壁は、車両前方側の前方壁部と、上記前方壁部に対して所定の角度をなすとともに、当該前方壁部よりも車両後方側に位置し、上記前方壁部と連続する水平な後方壁部と、を有し、
    上記前方壁部は、車両後方側ほど車両上下方向で下方側に位置するように傾いているとともに、当該前方壁部に入力される外力を緩和吸収する外力吸収手段を備え
    上記外力吸収手段は、車両前後方向に沿って延びるように上記前方壁部の外壁面から突出した樹脂製の複数の縦リブであり、
    上記縦リブは、車両後方側が相対的に厚肉となり、かつその先端が車両前方側ほど相対的に薄肉となるよう形成されていることを特徴とするオイルパン。
JP2013268412A 2013-12-26 2013-12-26 オイルパン Active JP6444596B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268412A JP6444596B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 オイルパン
US14/579,600 US9951666B2 (en) 2013-12-26 2014-12-22 Oil pan
EP14199528.2A EP2889459A1 (en) 2013-12-26 2014-12-22 Oil pan
CN201410822309.9A CN104747250A (zh) 2013-12-26 2014-12-25 油盘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013268412A JP6444596B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 オイルパン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015124647A JP2015124647A (ja) 2015-07-06
JP6444596B2 true JP6444596B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=52472159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013268412A Active JP6444596B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 オイルパン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9951666B2 (ja)
EP (1) EP2889459A1 (ja)
JP (1) JP6444596B2 (ja)
CN (1) CN104747250A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140216852A1 (en) * 2013-02-07 2014-08-07 GM Global Technology Operations LLC Impact resistant article
JP6622153B2 (ja) * 2016-07-29 2019-12-18 トヨタ自動車株式会社 トランスミッションケースの樹脂製サイドカバー
US10024208B1 (en) * 2016-12-22 2018-07-17 Kubota Corporation Work vehicle having oil equipment
JP6504215B2 (ja) 2017-08-25 2019-04-24 マツダ株式会社 オイルパン
JP7021926B2 (ja) * 2017-12-15 2022-02-17 株式会社マーレ フィルターシステムズ オイルパン
DE102020117899B4 (de) * 2020-07-07 2022-11-17 SPH Sustainable Process Heat GmbH Hochtemperaturwärmepumpe

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492925U (ja) * 1972-04-15 1974-01-11
JPH0180581U (ja) * 1987-11-18 1989-05-30
US4898261A (en) * 1989-04-10 1990-02-06 Brunswick Corporation Water cooled plastic oil pan
DE19818590C2 (de) * 1998-04-25 2000-03-23 Daimler Chrysler Ag Ölwanne
US6799792B2 (en) * 2000-03-07 2004-10-05 Pullman Industries, Inc. Vehicle bed edge and manufacturing process
US6705270B1 (en) * 2000-04-26 2004-03-16 Basf Corporation Oil pan module for internal combustion engines
MY137444A (en) * 2000-12-21 2009-01-30 Petroliam Nasional Berhad Oil pan for automobile engine
US6584950B1 (en) * 2002-05-29 2003-07-01 Bayer Corporation Oil pan
DE202005009096U1 (de) * 2005-06-09 2006-10-26 Mann + Hummel Gmbh Ölwanne, insbesndere für eine Brennkraftmaschine
US7731271B2 (en) * 2006-12-22 2010-06-08 Noble Advanced Technologies, Inc. Vehicle bed edge construction and manufacturing process therefor
US9540972B2 (en) * 2007-07-07 2017-01-10 Basf Se Article having impact resistant surface
JP5502441B2 (ja) 2009-12-03 2014-05-28 株式会社マーレ フィルターシステムズ オイルパン
DE102009055157A1 (de) * 2009-12-22 2011-06-30 ElringKlinger AG, 72581 Verfahren zum Herstellen eines Grundkörpers einer Ölwanne und durch ein solches Verfahren hergestellter Grundkörper einer Ölwanne
US8776757B2 (en) * 2011-01-25 2014-07-15 David J. Goerend Transmission fluid pan
JP5783732B2 (ja) * 2011-01-28 2015-09-24 ダイキョーニシカワ株式会社 衝撃吸収構造
JP5668671B2 (ja) * 2011-11-18 2015-02-12 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
EP2918800B1 (en) * 2012-11-06 2017-09-27 Nissan Motor Co., Ltd Oil pan for internal combustion engine
US20140216852A1 (en) * 2013-02-07 2014-08-07 GM Global Technology Operations LLC Impact resistant article
JP6127879B2 (ja) * 2013-09-30 2017-05-17 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 シール付オイルパン

Also Published As

Publication number Publication date
EP2889459A1 (en) 2015-07-01
US9951666B2 (en) 2018-04-24
CN104747250A (zh) 2015-07-01
JP2015124647A (ja) 2015-07-06
US20150184562A1 (en) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6444596B2 (ja) オイルパン
EP2072379B1 (en) Fender Protector Structure
JP6717378B2 (ja) 衝撃吸収部材
JP6224466B2 (ja) 衝撃吸収ブラケット
JP5741624B2 (ja) 車両端部構造
EP2534030A1 (en) Engine hood
JP4434081B2 (ja) 車両端部構造
KR101198600B1 (ko) 차량용 스티프너 유닛
JP2005001430A (ja) 自動車の車体前部構造
KR102009795B1 (ko) 스티프너 일체형 프론트 범퍼
KR101624239B1 (ko) 범퍼빔의 구조
JP6584168B2 (ja) フロントバンパ
KR101372231B1 (ko) 자동차용 범퍼 백빔
JP5720895B2 (ja) 自動車用のヘッドランプ装置
JP4449523B2 (ja) 樹脂製車両用部材
JP2007137114A (ja) 車両用バンパ構造
KR101365057B1 (ko) 자동차용 범퍼빔
JP2011235850A (ja) 車両用衝撃吸収体
JP5383359B2 (ja) 自動車の前部車体構造
KR101319754B1 (ko) 자동차용 범퍼 백빔
KR101335068B1 (ko) 자동차용 범퍼 백빔
KR101327627B1 (ko) 자동차용 범퍼 백빔
CN111954617A (zh) 包括用于与车轮的轮辋配合的电池保护装置的车辆
KR101322475B1 (ko) 차량의 에너지 흡수장치
JP2011110991A (ja) 車両前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6444596

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250