JP5502441B2 - オイルパン - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されたエンジンあるいはトランスミッションの下部に取り付けられ、潤滑油を貯留する樹脂製のオイルパンに関する。
従来からある自動車用オイルパンは、強度、剛性を確保するために金属製であり、エンジンにおける大きな重量源となっているため、エンジン出力や燃費の低下に大きな影響を及ぼしている。
例えば特許文献1においては、オイルパンの材質を樹脂製として、エンジンの重量低減を図った技術が開示されている。
特開2008−121643号公報
ここで、樹脂材料は、金属材料に比べ強度の面で劣っている。特に、オイルパンは、エンジンやトランスミッションケースの最下部に設置されるというレイアウト要件から、走行中の路面から跳ね上げられた石の衝突は避けられないが、樹脂材料では路面から跳ね上げられた石に対して十分な強度を確保するのが困難となっている。
走行中の路面から跳ね上げられた石に対する対策としては、カバー類を別部品として設定することや、エンジンを車体の上方に設置してオイルパンを路面から遠ざける等の対策がある。
しかしながら、別部品のカバー類を設定する場合には、カバー類を設定することによりコストが増加してしまうという問題がある。エンジン位置を車体上方へ変更する場合には、車両重心の不安定化や大幅なエンジンレイアウト変更を招く虞がある。
また、オイルパンの肉厚を単純に増やして強度を増加させることも考えられるが、これではかえって重量が増加してしまったり、コストが増加してしまう虞がある。
そこで、本発明のオイルパンは、樹脂材料からなり、底壁の外壁面に形成された複数のリブが、底壁の外壁面から突出する基端部と、当該基端部の先端面から突出する少なくとも一つの先端部と、を有し、前記基端部と前記先端部とが連続する部分の幅寸法が、前記基端部の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ前記先端部の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されていることを特徴としている。
前記基端部と前記先端部とが連続する部分の幅寸法が、前記基端部の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ前記先端部の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されているので、前記リブの基端と先端との間、すなわち前記基端部と前記先端部とが連続する部分が相対的に脆弱な部分となっている。
そのため、路面から跳ね上げられた石の衝突により仮にリブが折損することがあったとしても、リブは基端部の基端位置ではなく、基端部と先端部とが連続する部分において折損することになる。
本発明によれば、樹脂製のオイルパンの底壁に形成されたリブが路面から跳ね上げられた石の衝突により折損する場合には、基端部を残して先端部が折損することになるため、オイルパンの底壁が直接破損してしまうことが回避され、オイルパンの底壁が所期の肉厚以下になりオイルパンの底壁の強度が所期の強度以下となってしまうことを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係るオイルパン1を模式的に示した説明図であって、図1はオイルパン1を上方側から見た斜視図であり、図2はオイルパン1を下方から見た斜視図である。
オイルパン1は、樹脂材料からなり、例えば、車両に搭載される内燃機関のシリンダブロック(図示せず)の下面に取り付けられ、内燃機関の各部位に供給される潤滑油を貯留するものである。
オイルパン1は、細長い矩形の皿形状を呈し、シリンダブロック(図示せず)の下面に取り付けられるオイルパンアッパ2と、オイルパンアッパ2下縁のフランジ5に取り付けられたオイルパンロア3と、を有している。
オイルパンアッパ2は、4枚の側壁4と、これら4枚の側壁4の下面に形成されたフランジ5と、を有している。
オイルパンロア3は、オイルパン1の底部を構成する底壁6と、底壁6の周囲を囲む4枚の側壁7と、これら4枚の側壁7の上面に形成され、オイルパンアッパ2下面のフランジ5に取り付けられるフランジ8と、を有している。
そして、オイルパンロア3の底壁6の外壁面6aには、図2及び図3に示すように、外壁面6aから等間隔で突出する複数のリブ9が形成されている。
リブ9は、図4に示すように、底壁6の外壁面6aから突出する基端部10と、この基端部10の先端面10aから突出する基端部10よりも幅が狭い先端部11と、を有している。基端部10は、その幅寸法がW1となる断面矩形を呈し、先端部11はその幅寸法がW2となる断面矩形を呈している。詳述すると、リブ9は、断面T字形状を呈し、基端部10の幅寸法W1が、先端部11の幅寸法W2よりも大きくなるよう形成されている。
換言すれば、リブ9は、基端部10と先端部11とが連続する部分の幅寸法が、基端部10の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ先端部11の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されている。
リブ9においては、基端部10と底壁6の外壁面6aとが連続する部分、すなわち基端部10の側壁面10bと底壁6の外壁面6aとがなす第1コーナー部12が、所定の曲率半径R1の曲面となるよう形成されている。さらに、基端部10と先端部11とが連続する部分、すなわち基端部10の先端面10aと、先端部11の側壁面11aとがなす第2コーナー部13が、所定の曲率半径R2の曲面となるよう形成されている。そして、曲率半径R1は、曲率半径R2よりも大きくなるよう設定されている。
ここで、基端部10と底壁6の外壁面6aとが連続する部分は、曲面である第1コーナー部12となり、底壁6側に位置するほど、基端部10の幅寸法よりも大きくなっているが、本願明細書においては、基端部10と底壁6の外壁面6aとが連続する部分の幅寸法を、第1コーナー部12の曲面を考慮しない幅寸法、すなわち基端部10と底壁6の外壁面6aとが連続する部分に曲面を設定しない状態の幅寸法と定義する。換言すれば、この第1実施形態においては、基端部10が断面矩形であるので、基端部10の幅寸法W1が、基端部10と底壁6の外壁面6aとが連続する部分の幅寸法となる。同様に、基端部10と先端部11とが連続する部分の幅寸法についても、本願明細書においては、第2コーナー部13の曲面を考慮しない幅寸法、すなわち基端部10と先端部11とが連続する部分に曲面を設定しない状態の幅寸法と定義する。換言すれば、この第1実施形態においては、先端部11が断面矩形であるので、先端部11の幅寸法W2が、基端部10と先端部11とが連続する部分の幅寸法となる。
また、リブ9は、基端部10の長さL1よりも、先端部11の長さL2が長くなるよう形成されており、例えば、基端部10の長さL1と先端部11に長さL2との比が2:3となるように形成されている。
尚、この第1実施形態においては、複数のリブ9が所定間隔毎に形成されているが、具体的には、φ5〜φ13程度の大きさの石(いわゆる6号砕石)が隣接するリブ9、9の先端部11、11間で引っかかる程度(後述する図7を参照)の一定間隔毎に形成されている。
また、オイルパン1は、車両搭載される際には、底壁6が路面に対向するよう搭載される。オイルパン1のリブ9は、車両の進行方向に対してリブ9の長手方向(図3、図4における紙面垂直方向)が直交するように形成されている。つまり、本実施形態においては、オイルパン1が車両に対して搭載された際に、オイルパン1の長手方向が車両前後方向と平行となるため、オイルパン1のリブ9は、オイルパン1の長手方向に対して直交する方向に形成されている。
図5及び図6は、比較例におけるオイルパン15の要部を模式的に示した説明図である。尚、図5及び図6において、上述した第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
比較例におけるオイルパン15は、上述した第1実施形態のオイルパン1と略同一構成となっているが、リブ16の形状が断面T字形状ではなく、断面矩形となっている。尚、比較例におけるリブ16は、第1実施形態におけるリブ9と同じ高さ(長さ)であり、その幅寸法は、第1実施形態におけるリブ9の基端部10の幅寸法W1と同じである。
この比較例においては、走行中に路面から跳ね上げられた石17が、オイルパン15の底壁6よりも先に底壁6から突出したリブ16に衝突することになる。そして、この比較例においては、リブ16が単に断面矩形に形成されているので、走行中に路面から跳ね上げられた石17がリブ16に衝突すると、リブ16の基端位置に大きな応力が作用することになる。
そのため、このような比較例のオイルパン15においては、路面から跳ね上げられた石17の衝突によりリブ16が折損する場合、図6に示すように、リブ16の基端位置において折損することにより、オイルパン15の底壁6が所期の肉厚以下になりオイルパン15の底壁6の強度が所期の強度以下となってしまう虞がある。
一方、上述した第1実施形態におけるオイルパン1においては、走行中に路面から跳ね上げられた石17が、オイルパン1の底壁6よりも先に底壁6から突出したリブ9に衝突することになる。ここで、この第1実施形態においては、リブ9が断面T字形状に形成されているので、走行中に路面から跳ね上げられた石17がリブ9に衝突する場合には、図7に示すように、リブ9の先端部11に衝突することになるため、リブ9の基端位置となる第1コーナー部12近傍よりも、基端部10と先端部11とが連続する部分である第2コーナー部13の近傍により大きな応力が作用することになる。
つまり、リブ9を断面T字形状に形成し、基端部10と先端部11とが連続する部分の幅寸法が、基端部10の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ先端部11の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されているので、この第1実施形態においては、リブ9の基端と先端との間の所定位置、すなわち基端部10と先端部11とが連続する部分が相対的に脆弱な部分となっている。そのため、この第1実施形態においては、路面から跳ね上げられた石17の衝突により仮にリブ9が折損することがあったとしても、リブ9は基端部10の基端位置ではなく、図8に示すように、基端部10と先端部11とが連続する部分において折損することになる。
このように、上述した第1実施形態のオイルパン1においては、リブ9が路面から跳ね上げられた石の衝突により折損したとしても、基端部10を残して先端部11が折損することになるため、図8に示すように、リブ9が折損することによってオイルパン1の底壁6が直接破損してしまうことが回避され、オイルパン1の底壁6が所期の肉厚以下になりオイルパン1の底壁6の強度が所期の強度以下となってしまうことを抑制することができる。
つまり、樹脂製のオイルパン1の底壁6に設けるリブ9の形状を最適化することによって、オイルパン1の樹脂の使用量を削減することができ、オイルパン1の所期の強度を確保しつつ、オイルパン1の重量低減と、コストの低減を実現することができる。また、オイルパン1の強度を確保するために、カバー等の別部品を設定したり、車両の大幅なレイアウト変更を実施することを回避することができる。
そして、先端部11の長さを基端部10よりも長く設定することで、跳ね上げられた石が衝突した位置から基端部10と先端部11とが連続する部分までの距離を相対的に大きく取ることが可能となり、跳ね上げられた石がリブ9に衝突した際に、基端部10と先端部11とが連続する部分に作用するモーメントは相対的に大きくできる。つまり、先端部10の長さを基端部11よりも長く設定することで、リブ9を基端部10と先端部11とが連続する部分からより確実に折損させることが可能となる。
また、リブ9においては、第1コーナー部12の曲率半径R1が、第2コーナー部13の曲率半径R2よりも大きくなるよう設定されているので、路面から跳ね上げられた石がリブ9に衝突した際に、基端部10の基端位置である第1コーナー部12の近傍に作用する応力を相対的に緩和させることができる。
尚、この第1実施形態においては、オイルパン1の底壁6にリブ9が直線状に設けられているが、オイルパン1の底壁6に格子状にリブ9を設けることも可能である。
以下、本発明の他の実施形態について説明するが、上述した第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態におけるオイルパン20の要部断面図を示している。この第2実施形態におけるオイルパン20は、上述した第1実施形態のオイルパン1と略同一構成となっているが、図9に示すように、オイルパン20の底壁6の外壁面6aから突出するリブ21、22、23の設定間隔や幅寸法が不均一となるよう形成されている。
詳述すると、この第2実施形態においては、リブ21、22の間隔よりも、リブ22、23の間隔が大きくなるよう形成されている。そして、この第2実施形態においては、リブ22の基端部24の幅寸法が、リブ21の基端部26やリブ23の基端部28よりも幅広に形成され、リブ22の先端部25の幅寸法が、リブ21の先端部27やリブ23の先端部29よりも幅広に形成されている。また、この第2実施形態においては、リブ23の基端部28の幅寸法が、リブ21の基端部26やリブ22の基端部24よりも幅狭に形成され、リブ23の先端部29の幅寸法が、リブ21の先端部27やリブ22の先端部25よりも幅狭に形成されている。
このような第2実施形態においても、各リブ21、22、23において、基端部と先端部とが連続する部分の幅寸法が、基端部の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ先端部の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されているので、路面から跳ね上げられた石の衝突により仮に各リブ21、22、23が折損することがあったとしても、各リブ21、22、23は、それぞれ基端部の基端位置ではなく、基端部と先端部とが連続する部分において折損することになる。そのため、この第2実施形態のオイルパン20においても、上述した第1実施形態のオイルパン1と同様の作用効果を得ることが可能である。
図10は、本発明の第3実施形態におけるオイルパン31の要部断面図を示している。この第3実施形態におけるオイルパン31は、上述した第1実施形態のオイルパン1と略同一構成となっているが、図10に示すように、オイルパン31の底壁6の外壁面6aから突出するリブ32は、断面等脚台形状の基端部33と、断面等脚台形状の先端部34と、を有している。そして、基端部33は、外壁面6a側の幅寸法が先端側(図10における上方側)の幅寸法よりも大きくなるよう形成され、先端部34は、基端部33側の幅寸法が先端側(図10における上方側)の幅寸法よりも小さくなるよう形成されている。また、基端部33の先端の幅寸法は、先端部34の基端の幅寸法と同じとなるよう形成されている。
このような第3実施形態においても、基端部33と先端部34とが連続する部分の幅寸法が、基端部33の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ先端部34の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されているので、路面から跳ね上げられた石の衝突により仮にリブ32が折損することがあったとしても、リブ32は基端部33の基端位置ではなく、基端部33と先端部34とが連続する部分において折損することになる。そのため、この第3実施形態のオイルパン31においても、上述した第1実施形態のオイルパン1と同様の作用効果を得ることが可能である。
尚、リブの形状は上述した各実施形態の形状に限定されるものではなく、基端部と先端部とが連続する部分の幅寸法が、基端部の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ先端部の先端位置における幅寸法以下となるような範囲で適宜変更可能である。
また、オイルパンに設けられるリブは、1つの基端部に対して1つの先端部を有するものに限定されるものではなく、例えば、図11に示すオイルパン36のように、断面矩形の1つの基端部38と、断面矩形の2つの先端部39、39と、を有するようにリブ37を形成することも可能である。
図11に示す本発明の第4実施形態においては、基端部38の幅寸法W3に対して、2つの先端部39、39のそれぞれの幅寸法W4の和が小さくなるように、先端部39、39の幅寸法W4が設定されている。
このような第4実施形態においても、基端部38と先端部39とが連続する部分の幅寸法(W4)が、基端部38の基端位置における幅寸法(W3)よりも小さくなり、かつ先端部39の先端位置における幅寸法(W4)以下となるよう形成されているので、路面から跳ね上げられた石の衝突により仮にリブ37が折損することがあったとしても、リブ37は基端部38の基端位置ではなく、基端部38と先端部39とが連続する部分において折損しやすくなる。そのため、この第4実施形態のオイルパン36においても、上述した第1実施形態のオイルパン1と同様の作用効果を得ることが可能である。
図12は、本発明の第5実施形態におけるオイルパン41の要部断面図を示している。この第5実施形態におけるオイルパン41は、上述した第1実施形態のオイルパン1と略同一構成となっているが、図12に示すように、各リブ42において先端部44が基端部43から同一方向(図12における左方向)に所定角度(例えば45°)傾いて突出するよう形成されている。詳述すると、基端部43は底壁6の外壁面6aに対して直交するように形成され、全ての先端部44は底壁6の外壁面6aに対して同一方向(図12における左方向)に所定角度傾くように形成されている。
このような、第5実施形態においては、隣接するリブ42、42の基端部43、43間の間隔が上述した第1実施形態におけるリブ9、9の基端部10、10間の間隔と同じではあるが、先端部44を傾けることによって上述した第1実施形態の先端部11に比べて、先端部44に対して跳ね上げられた小さな石が一層衝突し易くなり、基端部43に対する石の衝突をより一層抑制することができる。
尚、先端部44を傾ける方向としては、車両後方側に向かって傾ける方が、車両前方側に向かって傾けるよりも、基端部に対して石が衝突しにくくなる。
また、基端部に対する先端部の傾け方としては、底壁6の外壁面6aに設けられた全てのリブの先端部の傾く方向を同一方向にする必要はなく、図13、図14に示すように、隣接する一対のリブにおける先端部を相反する方向に傾けることも可能である。
図13は、本発明の第6実施形態におけるオイルパン46の要部断面図を示している。この第6実施形態におけるオイルパン46は、上述した第1実施形態のオイルパン1と略同一構成となっているが、隣接する一対のリブ47、48における先端部50、52が相反する方向に傾くように形成されている。すなわち、リブ47においては、先端部50が基端部49から図13における右方向に所定角度(例えば45°)傾いて突出するよう形成され、リブ48においては、先端部52が基端部51から図13における左方向に所定角度(例えば45°)傾いて突出するよう形成されている。
図14は、本発明の第7実施形態におけるオイルパン54の要部断面図を示している。この第7実施形態におけるオイルパン54は、上述した第1実施形態のオイルパン1と略同一構成となっているが、隣接する一対のリブ55、56における先端部58、60が相反する方向に傾くよう形成されていると共に、隣接する一対のリブ55、56における先端部58、60の長さが互いに異なるように形成されている。すなわち、リブ55においては、先端部58が基端部57から図14における右方向に所定角度(例えば45°)傾いて突出するよう形成され、リブ56においては、先端部60が基端部59から図14における左方向に所定角度(例えば45°)傾いて突出するよう形成されている。そして、リブ55の先端部58がリブ56の先端部60よりも長くなるよう形成されている。
尚、本発明に係るオイルパンは、内燃機関のシリンダブロック下面に取り付けられるものに限定されるものではなく、車両に搭載された状態で、車両の下面側に位置し、路面に面する部分に用いられるオイルパンに適用可能であり、例えば、変速機の下部に設けられ、当該の変速機に供給される潤滑油を貯留するオイルパンに適用することも可能である。
本発明の第1実施形態に係るオイルパンの斜視図。 本発明の第1実施形態に係るオイルパンの斜視図。 図1のA−A線に沿った断面図。 本発明の第1実施形態に係るオイルパンの要部断面図であって、図3のB部の拡大図。 比較例におけるオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 比較例におけるオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第1実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第1実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第2実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第3実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第4実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第5実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第6実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。 本発明の第7実施形態に係るオイルパンの要部を模式的に示した説明図。
1…オイルパン
2…オイルパンアッパ
3…オイルパンロア
6…底壁
9…リブ
10…基端部
11…先端部

Claims (3)

  1. 底壁と、前記底壁の周囲を囲む側壁と、によって形成された空間に潤滑油を貯留可能な樹脂材料からなるオイルパンにおいて、
    前記底壁の外壁面には、該外壁面から突出する複数のリブが形成され、
    前記リブは、前記底壁の外壁面から突出する基端部と、当該基端部の先端面から突出する少なくとも一つの先端部と、を有し、
    前記基端部と前記先端部とが連続する部分の幅寸法が、前記基端部の基端位置における幅寸法よりも小さくなり、かつ前記先端部の先端位置における幅寸法以下となるよう形成されていることを特徴とするオイルパン。
  2. 前記リブは、前記先端部の長さが、前記基端部の長さよりも長くなるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルパン。
  3. 前記リブは、断面T字形状を呈し、前記基端部の幅寸法が、前記先端部の幅寸法よりも大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のオイルパン。
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