JP2001098915A - 飛沫潤滑式エンジン - Google Patents

飛沫潤滑式エンジン

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JP2001098915A
JP2001098915A JP27564599A JP27564599A JP2001098915A JP 2001098915 A JP2001098915 A JP 2001098915A JP 27564599 A JP27564599 A JP 27564599A JP 27564599 A JP27564599 A JP 27564599A JP 2001098915 A JP2001098915 A JP 2001098915A
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JP
Japan
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crankcase
crank chamber
heat
oil
engine
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Akira Furuya
彰 古屋
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
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    • F01M5/002Cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンのクランク室の温度を低下させてオイ
ルによるエンジン各部の潤滑性を良好に保つことができ
る飛沫潤滑式エンジンを提供することにある。 【解決手段】クランク室16内にて飛沫化させたオイル
により潤滑を行う飛沫潤滑式エンジンにおいて、クラン
ク室16内にクランクケース4の内面11a、13a、
14a、15aから突出する受熱リブ31を設け、クラ
ンク室16内の熱を積極的に吸収させる。これにより、
クランク室16内の温度を低下させ、クランク室16内
にて飛沫化されたオイルの温度を低下させてオイルの潤
滑性を良好な状態に維持する。これにより、エンジン各
部の潤滑性を良好に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛沫潤滑式エンジ
ンに関し、特にクランク室内にて飛沫化させたオイルに
より潤滑を行う飛沫潤滑式エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クランク室内にて飛沫化させ
たオイルによりエンジン内部の潤滑を行う飛沫潤滑式エ
ンジンが採用されている。例えば特開平10−2809
32号公報に見られるように、コンロッドに設けたオイ
ルディッパによりクランク室下部に貯留されているオイ
ルを飛散させ飛沫化させる方法や、特開平8−1774
41号公報に見られるように、クランク室下部に貯留さ
れたオイルに浸漬するように設けられクランク軸と連動
して回転するオイルディッパにより、オイルを飛沫化さ
せる方法がある。
【0003】図4は、従来の飛沫潤滑式エンジンの正面
縦断面図である。エンジン1は、シリンダ本体3がクラ
ンクケース4と一体に成型されたシリンダブロック2を
有する。シリンダブロック2のクランクケース4は、底
部11と、底部11の後端から上方に向かって立設され
た後壁部12と、底部11の左右端から上方に向かって
立設されそれぞれの後端が後壁部12の両側端に連続す
る側壁部13、14と、後壁部12及び側壁部13、1
4の上部間を閉塞する天井部15とを有し、これら底部
11、後壁部12、側壁部13、14、天井部15によ
りクランクケース4の前方に形成される開口部分をクラ
ンクケースカバー(図示せず)により閉塞することで内
部にクランク室16を形成する。
【0004】後壁部12の所定高さ位置にはクランク軸
18を回転自在に支承する軸受部17が形成されてお
り、クランクケースカバーの内面側に同様の高さ位置に
設けられた軸受部(図示せず)との協働により、クラン
ク軸18がクランク室16内に前後方向に延在するよう
に支承されている。クランク軸18の前端側にはクラン
クプーリ19が同軸上に固設されている。クランクプー
リ19は、後述するタイミングベルト26が有する凹凸
状の歯と噛合する外歯を備えている。
【0005】シリンダブロック2のシリンダ本体3は、
シリンダ軸線5が垂直軸に対して傾斜してクランクケー
ス4の右側壁部14上部から斜め上方に延在するように
形成されている。シリンダ本体3の軸方向上端側には動
弁機構22を有したシリンダヘッド21が配設されてお
り、シリンダ本体3の前部にはクランク室16内とシリ
ンダヘッド21の動弁室内との間を連通するベルト室2
3が設けられている。
【0006】動弁機構22は、クランク軸18と同方向
に延在するカム軸24を有しており、カム軸24の前端
部にはカムプーリ25が同軸上に固設されている。カム
プーリ25は、クランクプーリ19と同様にタイミング
ベルト26と噛合する外歯を備えている。
【0007】タイミングベルト26は、カーカスなどの
繊維材料を芯材としたゴム製の合成樹脂性材料により構
成されており、内周側に一定間隔で連続して凹凸する歯
を備えている。そして、ベルト室23を挿通してカムプ
ーリ25とクランクプーリ19との間に亘って架け渡さ
れており、クランク軸18の回転に連動してカム軸24
を回転させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように従来のエンジンには、クランク室16内の温度を
低下させ、クランク室16内にて飛沫化されたオイルや
クランク室16内の下部に貯留されたオイルの温度を低
下させるための配慮は全くなされていない。したがっ
て、クランク室16内の温度が高温化した場合にはオイ
ルも高温化してその潤滑性が低下し、エンジン各部の潤
滑が良好に行われなくなるおそれがある。
【0009】また、クランク室16内にて飛沫化された
オイルはタイミングベルト26にも付着するが、オイル
の温度が高い場合には、その熱によりタイミングベルト
26の劣化が進行するおそれがある。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、クランク室16内の温度
を低下させてオイルによるエンジン各部の適切な潤滑を
確保することができる飛沫潤滑式エンジンを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の発明による飛沫潤滑式
エンジンは、クランク室内にて飛沫化させたオイルによ
り潤滑を行う飛沫潤滑式エンジンにおいて、クランク室
内にクランクケースの内面から突出する受熱リブを設
け、受熱リブからクランク室内の熱を吸収させることを
特徴とする。
【0012】これによれば、クランク室内にクランクケ
ースの内面から突出する受熱リブを設けたため、この受
熱リブからクランク室内の熱を積極的に吸収させ、クラ
ンク室内の温度を積極的に低下させることができる。ま
た、クランク室内にて飛沫化されたオイルが受熱リブに
付着した場合に、受熱リブに付着したオイルからオイル
の熱を吸収させることができ、クランク室内のオイルの
温度を低下させることができる。したがって、オイルの
潤滑性を良好な状態に維持することができ、エンジン各
部の適切な潤滑を確保することができる。
【0013】請求項2に記載の発明による飛沫潤滑式エ
ンジンは、前記受熱リブがクランクケースの内面に複数
所定間隔毎に離間して設けられたことを特徴とする。こ
れにより、クランク室内の表面積を更に増大させ、受熱
リブによるクランク室内の熱の吸収量を増大させること
ができる。また、クランク室内に飛沫化されたオイルが
付着する量を増大させることができ、より多くのオイル
から熱を吸収することができる。したがって、クランク
室内のオイルの温度低下をより一層促進させることがで
きる。
【0014】請求項3に記載の発明による飛沫潤滑式エ
ンジンは、前記クランク室内にクランク軸の径方向にオ
イルを飛散させて飛沫化させるオイル飛沫化手段を有
し、受熱リブはオイルの飛散方向と交差する方向に延在
するように設けられたことを特徴とする。
【0015】これによれば、受熱リブはオイルの飛散方
向と交差する方向に延在するように設けられているた
め、クランク室内にて飛沫化されたオイルをより多く付
着させることができる。
【0016】したがって、受熱リブにオイルが有する熱
を十分に吸収させ、オイルの温度を確実に低下させるこ
とができる。また、クランク軸と受熱リブが水平方向に
延在する場合には、受熱リブに付着したオイルが下方に
流れ落ちる時間が長くなるため、熱の吸収をより一層十
分なものとすることができる。
【0017】請求項4に記載の発明による飛沫潤滑式エ
ンジンは、請求項1〜3に記載の発明において、前記ク
ランク室を形成するクランクケースの外面に放熱リブを
突設し、その放熱リブからクランク室内の熱を放出させ
ることを特徴とする。また、請求項5に記載の発明によ
る飛沫潤滑式エンジンは、クランク室内にて飛沫化させ
たオイルにより潤滑を行う飛沫潤滑式エンジンにおい
て、クランク室を形成するクランクケースの外面に放熱
リブを突設し、その放熱リブからクランクケースが有す
る熱を放出させることを特徴とする。
【0018】上述の請求項4又は5に記載の発明による
飛沫潤滑式エンジンによれば、クランクケースの外面に
放熱リブを突設することにより、クランクケースが有す
る熱を放熱リブから外部に放出させ、クランクケースの
温度を積極的に低下させることができる。したがって、
クランク室内の温度を低下させることができ、クランク
室内に存するオイルの温度も低下させることができる。
これにより、オイルの潤滑性を良好な状態に維持するこ
とができ、エンジン各部の適切な潤滑を確保することが
できる。
【0019】請求項6に記載の発明による飛沫潤滑式エ
ンジンは、前記クランク室内のクランク軸とシリンダヘ
ッドが有する動弁機構との間に亘って架け渡され前記ク
ランク軸の回転を前記動弁機構に伝達する手段として、
タイミングベルトが用いられたことを特徴とする。
【0020】これによれば、受熱リブや放熱リブによっ
てクランク室内の温度が適切な温度に維持されるため、
クランク室内のクランク軸とシリンダヘッドが有する動
弁機構との間に亘って架け渡されクランク軸の回転を動
弁機構に伝達する手段としてタイミングベルトが用いら
れた場合に、熱によるタイミングベルトの劣化を抑制す
ることができる。したがって、タイミングベルトの耐久
性の向上及び長寿命化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図1に基づいて説明する。尚、上述の従来例と
同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細
な説明を省略する。図1は、第1の実施の形態における
シリンダブロック2の正面縦断面図である。本実施の形
態において特徴的なことは、飛沫潤滑式エンジンのクラ
ンク室16内にクランクケース4の内面から突出する受
熱リブ31を設けたことである。
【0022】受熱リブ31は、図1に示すように、クラ
ンクケース4の底部11、側壁部13、14、天井部1
5の各内面11a、13a、14aからそれぞれの内面
11a、13a、14aに直交する方向に所定高さを有
して突設され、クランク軸18と同軸方向(前後方向)
に延在する。そして、クランク軸18の外周囲を包囲す
る方向に所定間隔を有して設けられている。
【0023】受熱リブ31自体の形状は、受熱リブ31
の先端がクランク軸18やコンロッド(図示せず)など
のクランク室16内における可動部分と接触しない高さ
位置となるように設定されており、先端から基端に移行
するにしたがって漸次厚みが厚くなり、基端部31bと
各内面11a、13a、14aとの接続部分は曲面によ
り滑らかに連続するように形成されている。
【0024】受熱リブ31の厚み、及び隣り合う受熱リ
ブの間隔は、エンジン運転により高温化されるクランク
室16内の熱を効率よく吸収する厚さ、及び間隔に設定
されている。
【0025】したがって、上記構成のシリンダブロック
2を有するエンジンの場合、クランク室16内の熱を受
熱リブ31によって吸収することができ、クランク室1
6内の温度を積極的に低下させることができる。
【0026】この結果、クランク室16の下部に所定高
さ位置まで貯留されるオイル(以下、貯留オイルとい
う)やクランク室16内に飛沫化されたオイル(以下、
飛沫オイルという)の温度を低下させることができ、こ
れらのオイルの潤滑性を良好な状態に保つことができ
る。したがって、エンジン各部の適切な潤滑を確保する
ことができる。
【0027】また、クランク室内の温度低下により飛沫
オイルの温度も低下されるため、高温化した飛沫オイル
がタイミングベルト26(図4参照)に付着して飛沫オ
イルの熱によりタイミングベルト26が劣化することを
防止できる。したがって、タイミングベルト26の耐久
性の向上及び高寿命化を図ることができる。
【0028】そして、本実施の形態におけるエンジン1
は、クランク軸18に支承されたコンロッドの大端部
に、底部11に向かって突出するオイルディッパを有し
ている(いずれも図示せず)。オイルディッパは、クラ
ンク軸18の回転に連動してコンロッドの大端部が偏心
回転することにより、貯留オイルをクランク軸18と直
交する方向に攪拌する動作を行う。これにより、貯留オ
イルはクランク軸18と直交する方向に飛散され飛沫化
され、クランク室16内に飛沫オイルが生成される。
【0029】受熱リブ31は、クランク軸18と同軸方
向(水平方向)に延在し、飛沫オイルの飛散方向と交差
する方向に設けられているため、飛沫オイルをより多く
かつ長い時間付着させることができる。このため、受熱
リブ31に飛沫オイルが有する熱を十分に吸収させるこ
とができ、クランク室16内の温度低下をより促進させ
ることができる。
【0030】また、上述のように複数の受熱リブ31を
設けたことにより、クランクケース4の剛性は向上す
る。このため、クランクケース4の肉厚を薄くすること
ができ、エンジン1の軽量化を図ることができる。
【0031】次に、第2の実施の形態について図2に基
づいて説明する。図2は、第2の実施の形態におけるシ
リンダブロック2の正面縦断面図である。尚、上述の実
施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付すること
でその詳細な説明を省略する。本実施の形態において特
徴的なことは、クランクケース4の外面に放熱リブ32
を設けたことである。
【0032】放熱リブ32は、図2に示すように、クラ
ンクケース4の側壁部13、14と天井部15の各外面
13b、14b、15bからそれぞれ各外面13b、1
4b、15bに直交する方向に所定高さを有して立設さ
れ、クランク軸18と同軸方向に側壁部13、14及び
天井部15の各前端から後壁部12までの間に亘って延
在する。そして、クランク軸18と直交する方向に所定
間隔を有して設けられている。
【0033】放熱リブ32自体の形状は、突端部32a
から基端部32bに移行するにしたがって漸次厚みが厚
くなり、基端部32bと外面13b、14b、15bと
の接続部分は曲面により滑らかに連続するように形成さ
れている。放熱リブ32の厚み及び隣り合う放熱リブ3
2の間隔は、クランクケース4の温度を効率よく放出す
ることができる厚さ及び間隔に設定されている。
【0034】上記の構成のシリンダブロック2を有する
エンジン1の場合、クランクケース4が有する熱を放熱
リブ32によってエンジン1の外方に放出することがで
き、クランク室16内の温度を低下させることができ
る。したがって、クランク室16内の貯留オイルや飛沫
オイルの温度も低下させ、これらのオイルの潤滑性を良
好な状態に保ち、エンジン各部の適切な潤滑を確保する
ことができる。また、クランク室16内の温度低下によ
り、タイミングベルト26の劣化を防止することもでき
る。
【0035】そして、クランクケース4の外面13b、
14b、15bに複数の放熱リブ32を設けたことによ
り、クランクケース4の剛性が向上される。したがっ
て、クランクケース4の肉厚を薄くすることができ、エ
ンジン1の軽量化を図ることができる。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態について
図3に基づいて説明する。図3は、第3の実施の形態に
おけるシリンダブロック2の正面縦断面図である。尚、
上述の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付
することでその詳細な説明を省略する。本実施の形態に
おいて特徴的なことは、クランク室16内にクランクケ
ース4の内面11a、13a、14aから突出する受熱
リブ31を設け、クランクケース4の外面11b、13
b、14bに放熱リブ32を設けたことである。
【0037】これによれば、受熱リブ31によりクラン
ク室16内の熱を吸収し、放熱リブ32によりクランク
ケース4の熱を放出することができる。したがって、ク
ランク室16内の温度低下をより促進させることができ
る。したがって、オイルの潤滑性を良好な状態に維持で
き、タイミングベルト26の熱による劣化をより抑制す
ることができる。
【0038】尚、本発明は、上述の第1〜第3の実施の
形態に限定されるものではなく、本発明の要旨内にて種
々の変更が可能である。例えば、第1及び第3の実施の
形態では、受熱リブ31を底部11、側壁部13、1
4、天井部15に設けた例を示しているが、これら全て
に設ける必要はなく、例えばオイルが貯留される底部1
1の受熱リブ31を省略することも可能である。
【0039】受熱リブ31を設ける場所は、クランク室
16内の温度を効率よく低下させることができる場所で
あれば、クランク室16内の何れの場所でも良く、ま
た、クランク室16内の局所部分でも良い。
【0040】また、クランク室16内の温度低下を更に
促進させるために、クランクケース4の前面壁(図示せ
ず)と後面壁12の内面11a、13a、14a或いは
外面11b、13b、14bに受熱リブ31或いは放熱
リブ32を設けても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る飛沫
潤滑式エンジンによれば、クランク室内にクランクケー
スの内面から突出する受熱リブを設けたため、この受熱
リブにクランク室内の熱を積極的に吸収させて、クラン
ク室内の温度を低下させることができる。したがって、
クランク室内にて飛沫化されたオイルの温度を低下させ
ることができ、オイルの潤滑性を良好な状態に維持する
ことができる。これにより、エンジン各部の適切な潤滑
を確保することができる。
【0042】また、クランクケースの外面から突出する
放熱リブを設け、この放熱リブからクランクケースの熱
を積極的に放出させて、クランクケース自体の温度低下
によりクランク室内の温度を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるシリンダブロックの
正面縦断面図である。
【図2】第2の実施の形態におけるシリンダブロックの
正面縦断面図である。
【図3】第3の実施の形態におけるシリンダブロックの
正面縦断面図である。
【図4】従来の飛沫潤滑式エンジンの正面縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダブロック 3 シリンダ本体 4 クランクケース 5 シリンダ軸線 11 底部 11a クランクケースの内面(底部) 12 後壁部 13 左側壁部 13a クランクケースの内面(左側壁部) 14 右側壁部 14a クランクケースの内面(右側壁部) 15 天井部 16 クランク室 18 クランク軸 21 シリンダヘッド 26 タイミングベルト 31 受熱リブ 32 放熱リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク室内にて飛沫化させたオイルに
    より潤滑を行う飛沫潤滑式エンジンにおいて、 前記クランク室内に該クランク室を形成するクランクケ
    ースの内面から突出する受熱リブを設け、 該受熱リブから前記クランク室内の熱を吸収させること
    を特徴とする飛沫潤滑式エンジン。
  2. 【請求項2】 前記受熱リブは、クランクケースの内面
    に複数所定間隔毎に離間して設けられたことを特徴とす
    る請求項1に記載の飛沫潤滑式エンジン。
  3. 【請求項3】 前記クランク室内にクランク軸の径方向
    にオイルを飛散させて飛沫化させるオイル飛沫化手段を
    有し、 前記受熱リブは、前記オイルの飛散方向と交差する方向
    に延在するように設けられたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の飛沫潤滑式エンジン。
  4. 【請求項4】 前記クランク室を形成するクランクケー
    スの外面に放熱リブを突設し、 該放熱リブから前記クランク室内の熱を放出させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の飛沫潤滑
    式エンジン。
  5. 【請求項5】 クランク室内にて飛沫化させたオイルに
    より潤滑を行う飛沫潤滑式エンジンにおいて、 前記クランク室を形成するクランクケースの外面に放熱
    リブを突設し、 前記クランクケースが有する熱を放出させることを特徴
    とする飛沫潤滑式エンジン。
  6. 【請求項6】 前記エンジンのシリンダヘッドに設けら
    れた動弁機構に前記クランク軸の回転を伝達する手段と
    して、タイミングベルトが用いられたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の飛沫潤滑式エンジン。
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