JP3677189B2 - オイルストレーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、オイルストレーナ、特に、下端側にオイル溜めの油面下に開口するオイル吸入口を有する一方、上端側にオイル排出口とオイルポンプ側に連繋される取付部とを有する略管状の合成樹脂製ストレーナ本体を備え、該ストレーナ本体の内部にフィルタが配設されてなるオイルストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、機械装置や動力装置などに付設されるオイル系統では、通常、循環するオイルを濾過するためにオイルストレーナが設けられている。例えば、自動車等の車両では、通常、エンジンやトランスミッション等に付設されたオイルパンの上方にかかるオイルストレーナを配置し、オイルパンに蓄えられたオイルを使用機器への流入前に濾過するようにしている。
このようなオイルストレーナとして、下端側にオイル溜め(オイルパン)の油面下に開口するオイル吸入口を有する一方、上端側にオイル排出口とオイルポンプ側に連繋される取付部とを有する略管状のストレーナ本体を備え、該ストレーナ本体の内部にフィルタを設けたものは公知である。また、かかるオイルストレーナにおいてストレーナ本体を合成樹脂で成形したものも、一般に良く知られている。
【0003】
このようなオイルストレーナについて、その下方に位置するオイルパンに一定以上の大きな荷重入力があると、その底面が変形もしくは変位し、オイル吸入口を有する合成樹脂製ストレーナ本体の下端側がオイルパン底面から突き上げるような荷重を受ける結果、ストレーナ本体の上部や上端側の取付部など、ストレーナ本体のオイルパン油面よりも上方に位置する部分に無理な荷重が作用する場合が生じ得る。そして、この突き上げ荷重がある程度以上大きいものである場合には、合成樹脂製のストレーナ本体のオイルパン油面よりも上方に位置する部分が破損あるいは折損に至ることが考えられる。このようにストレーナ本体のオイルパン油面よりも上方に位置する部分が損傷して使用不能となると、直ちにオイルポンプによるオイルの供給・循環に支障を来し、例えば、車両のエンジンの潤滑油系統の場合には、車両の運行を直ちに停止せざるを得なくなる。
【0004】
かかる問題に関連して、管状のストレーナ本体を上下に分割し、オイルパンの油面下に開口するオイル吸入口を有する下側部分をオイル排出口および取付部を有する上側部分に対して揺動し得るような組立構造とすることにより、オイルストレーナに衝撃荷重が作用した際に、その衝撃作用を緩和しストレーナ本体に大きな損傷を及ぼすことを極力抑制することが考えられる。
例えば、実開昭58−177508号公報(以下、これを従来技術1と称する。)には、オイルポンプ側への取付部(取付フランジ)とストレーナ本体の管状体とを分割して製作し、両者を揺動自在に結合した構成が開示されている。
【0005】
また、オイルストレーナへの衝撃荷重入力を特に意識したものではないが、特開平2−86908号公報(以下、これを従来技術2と称する。)には、オイル吸入口を有するストレーナの下側部分とこれを支持する曲管状の支持パイプとを分割して製作し、両者を自在継手構造を介して揺動自在に連結した構成が開示されている。この従来技術2は、オイルストレーナへの荷重の作用やそれによる破損等を念頭に置いたものではなく、車両走行に伴なってオイルパン油面が傾斜あるいは揺動した際でも、オイル吸入口を常に油面下に位置させてエア吸入の防止を図ったものである。
更に、特開平9−137707号公報(以下、これを従来技術3と称する。)には、相互に回動可能に接続された2本のパイプ状部材でストレーナ本体を構成し、オイル浄化用のフィルタを何れか一方のパイプ状部材に予め固定しておくようにしたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、いずれもストレーナ本体を分割構造とし、一方の分割体を他方に対して揺動可能もしくは回動可能に連結するものであるので、その構造は不可避的に複雑なものとなる。また、連結部は両分割体を揺動可能もしくは回動可能に連結した上で高いシール性を要求されるので、形状および寸法ならびに表面仕上げについても非常に高い精度を維持する必要がある。このため、部品製造および組立時に高レベルの品質管理が求められ、多大の手間と時間を要するので、生産性を高めることは難しいという難点があった。
【0007】
この発明は、かかる技術的課題に鑑みてなされたもので、比較的簡単な構成で、荷重入力によってストレーナ本体が損傷した場合でもオイルポンプによるオイルの吸い上げを可能ならしめるオイルストレーナを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本願の請求項1の発明(以下、第1の発明という)に係るオイルストレーナは、下端側にオイル溜めの油面下に開口するオイル吸入口を有する一方、上端側にオイル排出口とオイルポンプ側に連繋される取付部とを有する略管状の合成樹脂製ストレーナ本体を備え、該ストレーナ本体の内部にフィルタが配設されてなるオイルストレーナであって、上記フィルタが上記ストレーナ本体のオイル排出口に比較的近い側の内部に配設され、上記ストレーナ本体のオイル吸入口に比較的近い側に、周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部が設けられており、該脆弱部の上側近傍には周囲の管壁に比して比較的強度の高い高強度部が設けられる一方上記脆弱部から下側部分には該下側部分の剛性を低下せしめる剛性低下部が設けられ、上記脆弱部はオイルパンの油面下に位置するように設定されていることを特徴としたものである。
【0013】
た、本願の請求項に係る発明(以下、第の発明という)は、上記第の発明において、上記剛性低下部は、上記脆弱部からストレーナ本体の下端側に向かって延びる縦溝によって形成された縦方向薄肉部で成ることを特徴としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、例えば、自動車のエンジンやトランスミッション等に付設されたオイルパンの上側に配設されるオイルストレーナを例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1および図2は本実施の形態に係るオイルストレーナ1をその取付フランジの裏面側および取付面側からそれぞれ見て示した全体斜視図、また、図3はこのオイルストレーナ1の取付状態を説明するための側面説明図である。
これらの図に示すように、上記オイルストレーナ1は全体として略管状のストレーナ本体2を備え、該ストレーナ本体2の下端側および上端側にオイル吸入口As及びオイル排出口Adが形成されている。また、ストレーナ本体2の上端部にはオイルポンプPm(図3参照)のサクション側に取り付けられる取付フランジCfが一体的に設けられている。この取付フランジCfには、複数(本実施の形態では2個)のボルト挿通穴Chが設けられている。
【0015】
更に、ストレーナ本体2の上端側(オイル排出口Ad側)には、袋状のフィルタFtをフィルタ基部Fbで支持してなるフィルタユニットUfが組み込まれている。該フィルタユニットUfは、一端側が開口した袋状のフィルタFtと、該フィルタFtを保持するフィルタ基部Fbをフィルタ開口側に一体に設けて形成されている。
フィルタFtを上端のオイル排出口Adからストレーナ本体2内に挿入し、フィルタ基部Fbを取付フランジCfの取付面に形成された凹部内に嵌合させることにより、フィルタユニットUfが(つまり、フィルタFtが)ストレーナ本体2のオイル排出口Adに比較的近い側の内部に組み付けられる。
【0016】
上記ストレーナ本体2は合成樹脂で一体物として成形され、また、上記フィルタユニットUfも、より好ましくは、合成樹脂で一体物として形成されている。本実施の形態では、上記ストレーナ本体2の合成樹脂材料として、例えば、ガラス強化繊維を約30%含有したナイロン樹脂PA6を用いた。この替わりに、所要の特性を備えた他の種類の有用な樹脂材料、例えば、同様の強化繊維を含有したナイロン樹脂PA66等を用いても良い。
【0017】
本実施の形態では、フィルタFtを(具体的には、フィルタユニットUfを)ストレーナ本体2内に組み込むだけでストレーナ1を組み立てることができるので、ストレーナ1の組立は非常に簡単な作業で行える。上記フィルタFtは、その中心軸がストレーナ本体2のオイル排出口Adを含む上部の軸線Ldに略沿うように、ストレーナ本体2の上端側の開口から挿入して組み付けられるので、フィルタFtのストレーナ本体2内への組付作業自体も容易である。つまり、オイルストレーナ1の構造を簡素でコンパクトなものとすることができ、また、組立作業も容易に行うことができるのである。
【0018】
尚、上記フィルタFtは、例えば押出成形で得られた所定線径の細線状の樹脂糸を素材に用い、あたかも布を織るようにしてこの素材を網状に編んで形成されたシートを袋状に形成したもので、単位面積当たりの網目の数(所謂メッシュNo.)や網素材の線径などの基本的な諸元について条件設定を行うことにより、所定の網目状態に形成されている。本実施の形態では、上記網状シートの網素材(樹脂糸)の樹脂材料として、例えば、ナイロン樹脂PA6(溶融温度:約220〜225℃)を用いた。この替わりに、所要の特性を備えた他の種類の有用な樹脂材料、例えば、ナイロン樹脂PA66、4フッ化エチレン樹脂あるいはポリエステル樹脂等を用いても良い。また、フィルタFtを射出成形で形成するようにしても良い。
更に、上記フィルタFtを支持するフィルタ基部Fbの樹脂材料として、例えば、ガラス強化繊維を約30%含有したナイロン樹脂PA6を用いた。
【0019】
上記オイルストレーナ1は、例えば自動車のエンジンのオイル系統に用いられるもので、その周辺機器の配置構造については具体的に図示しなかったが、エンジンのオイルポンプPmとオイルパンQpとの間に配置され、オイルパンQpに蓄えられた循環オイルをオイルポンプPmへの流入前に上記フィルタFtで濾過するものである。そして、実際の使用状態では、図3に示すように、取付フランジCfをオイルポンプPm側に組み付けて使用される。
【0020】
上記ストレーナ本体2は、その上端のオイル排出口Adを含む上部の中心軸Ldと下端のオイル吸入口Asを含む下部の中心軸Lsとが側面視で所定角度を成すようにやや緩やかに曲折して形成されており、取付フランジCfをオイルポンプPm側に組み付けた状態では、オイル吸入口Asが常にオイルパンQpの油面Voよりも下方に開口し、ストレーナ本体2の下端面が(つまり、オイル吸入口Asが)オイルパンQpの底面Qbと、所定間隔Dhを隔てて略平行となるように設定されている。この間隔Dhとしては、例えば6〜7mm程度確保することが好ましい。
尚、ストレーナ本体2の下端部には、例えば管壁の上部を切り欠いて切欠部Ksが設けられており、例えば車両衝突時などにおいて、オイルパンQpが変形してオイル吸入口Asが殆ど塞がれる位置までオイルパン底面Qbが突き上げられて変位した場合でも、この切欠部Ksからオイルを吸入することができるようになっている。
【0021】
本実施の形態では、上記ストレーナ本体2のオイル吸入口Asに比較的近い側の管壁に周方向の環状溝部3gが設けられている。図4に詳しく示すように、この溝部3gを設けたことにより、管壁に環状の薄肉部3kが形成されることになる。この薄肉部3kが、周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部3を構成している。そして、この脆弱部3はオイルパンQpの油面Voよりも下方に位置するように設定されている。
尚、上記溝部3gは(従って、脆弱部3は)管壁の周方向に連続するように設けられても良いし、不連続的に設けられても良い。
【0022】
また、本実施の形態では、上記脆弱部3の上側近傍に、具体的には、上記環状溝部3gの直上側に沿って環状の凸部4jが設けられている。この凸部4jを設けたことにより、管壁に環状の厚肉部が形成されることになる。この厚肉部4jが、周囲の管壁に比して比較的強度の高い高強度部4を構成している。
つまり、周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部3の直上側に、該脆弱部3に沿って、周囲の管壁に比して比較的強度の高い高強度部4が設けられていることになる。尚、上記凸部4jは(従って、高強度部4は)管壁の周方向に連続するように設けられても良いし、不連続的に設けられても良い。
【0023】
以上のように、本実施の形態によれば、ストレーナ本体2のオイル吸入口Asに比較的近い側には周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部3が設けられ、該脆弱部3はオイルパンQpの油面Voよりも下方に位置するように設定されているので、例えば、車両衝突時あるいは車両が障害物に乗り上げた際など、合成樹脂製のストレーナ本体2にオイルパンQp側から突き上げ荷重などが加わった場合には、ストレーナ本体2の損傷はオイルパンQpの油面Voよりも下方に位置する上記脆弱部3で優先的に生じ、ストレーナ本体2のオイルパン油面Voよりも上方に位置する部分で破損もしくは折損することを回避できる。
【0024】
すなわち、オイルパンQp側からの衝撃荷重等の荷重入力によって合成樹脂製のストレーナ本体2が損傷した場合でも、その損傷はオイルパン油面Voの下方で生じる。この下方で損傷が生じることによって、ストレーナ本体2の油面Voよりも上方部分への荷重の作用が吸収されて該上方部分は無事であり、オイルポンプPmによるオイルの吸い込みを継続して行うことが可能となる。この場合において、周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部3を設けるだけの簡単な構成で、以上の作用・効果を達成することができる。
上記脆弱部3に破損もしくは折損が生じた場合には、ストレーナ本体2の上記脆弱部3を含む下側部分2Sがストレーナ本体2の上記高強度部4を含む上側部分2Dから少なくとも部分的に分離することになるが、この分離箇所はオイルパン油面Voよりも下方に位置しているので、上記上側部分2Dが無事で損傷していない限り、オイルポンプPmによるオイルの吸い込みを継続して行えるのである。
【0025】
特に、上記脆弱部3は、具体的には、合成樹脂製のストレーナ本体2の管壁に設けられた周方向の溝部3gによって形成された薄肉部3kで成っており、ストレーナ本体2の管壁に周方向の溝部3gを設けるだけの非常に簡単な構成で確実に脆弱部3(3k)を形成することができる。
【0026】
更に、上記脆弱部3の上側近傍に周囲の管壁に比して比較的強度の高い高強度部4が設けられているので、脆弱部3と隣り合せに高強度部4が位置して両者間での強度が急変することとなり、ストレーナ本体2にオイルパンQp側から突き上げ荷重などが加わった場合には、ストレーナ本体2の損傷をより確実に上記脆弱部3で生じさせ、ストレーナ本体2の上記高強度部4を含む上側部分2D(特に、ストレーナ本体2のオイルパン油面Voよりも上方に位置する部分)での破損もしくは折損をより確実に回避することができるのである。
【0027】
また更に、上記高強度部は、具体的には、上記脆弱部3に沿ってストレーナ本体2の管壁に設けられた凸部4jによって形成された厚肉部で成っており、ストレーナ本体2の管壁に凸部4jを設けるだけの非常に簡単な構成で確実に高強度部4を形成することができる。
【0028】
また更に、上記ストレーナ本体2は合成樹脂で形成されているので、軽量かつ高精度のストレーナ本体2を低コストで且つ均一に生産することができる。特に、上記脆弱部3(薄肉部3k)や高強度部4(厚肉部4j)などを設ける場合でも、成形型を細工するだけで、容易に均一でな製品を高い効率で生産することができる。
【0029】
尚、ストレーナ本体2の全体サイズに比して上記脆弱部3の肉厚(つまり、薄肉部3kの肉厚)が薄過ぎる場合には、成形時にこの脆弱部3の下側部分2Sと上側部分2Dとの間での溶融樹脂の流れが悪くなり、樹脂供給における遠い側で、いわゆる「欠肉」が生じ易くなる。
このような場合には、例えば図5に示すように、溝部3gを上下に掛け渡すようにして所定幅の等肉厚部5を設けるようにしても良い。かかる等肉厚部5は、周方向に複数箇所設けることが好ましい。
【0030】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。尚、以下の説明において、上記第1の実施の形態における場合と、同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明は省略する。
図6および図7は第2の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体を取付フランジの裏面側および取付面側からそれぞれ見て示した全体斜視図、また、図8はこのストレーナ本体の側面説明図である。
【0031】
これらの図に示すように、本実施の形態に係るストレーナ本体12は、全体としては第1の実施の形態におけるストレーナ本体2と類似した構造を備えているが、ストレーナ本体12の高強度部14(つまり、環状の凸部14j)から上側部分12Dには、該上側部分12Dを補強する補強部として、上記高強度部14からストレーナ本体12の上端側に向かって延びる所定断面寸法の補強リブ16,16が設けられている点が異なる。
【0032】
このように、本実施の形態によれば、上述の第1の実施の形態における場合と同様の効果を奏することができる上、ストレーナ本体12の高強度部14から上側部分12Dに該上側部分12Dを補強する補強部16,16を設けたので、ストレーナ本体12にオイルパンQp側から突き上げ荷重などが加わった場合でも、ストレーナ本体12の高強度部14から上側部分12Dが補強されていることにより、ストレーナ本体12の高強度部14を含む上側部分12Dでの(勿論、オイルパン油面Voよりも上方に位置する部分での)破損もしくは折損をより一層確実に回避することができるのである。
【0033】
また、特に、上記補強部は、具体的には、上記高強度部14からストレーナ本体12の上端側に向かって延びる所定断面形状の補強リブ16,16で成っており、リブ16,16を設けるだけの非常に簡単な構成で確実にストレーナ本体12の上記高強度部14から上側部分12Dの強度および剛性を高めて補強することができる。尚、図6〜図8において、符号12Sは、ストレーナ本体12の脆弱部13(つまり、溝部13gによって形成された薄肉部13k)を含む下側部分を示している。
【0034】
図9および図10は、本発明の第3の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体22を示している。これらの図に示すように、本実施の形態に係るストレーナ本体22は、全体としては上記第2の実施の形態におけるストレーナ本体12と類似した構造を備えているが、ストレーナ本体22の高強度部24(つまり、環状の凸部24j)から上側部分22Dを補強する補強リブ26,26の形状が、第2の実施の形態におけるもの16,16とは異なっている。
【0035】
すなわち、上記第2の実施の形態では、各補強リブ16は所定厚さ及び高さの略平板状に形成されていたが、本実施の形態では、図10に詳しく示すように、各補強リブ26は、その断面形状が略英大文字のТ字状に形成されており、補強リブ26,26自体の強度および剛性が高められている。従って、ストレーナ本体22の上記高強度部24から上側部分22Dに対する補強効果をより高めることができる。尚、図9において、符号22Sは、ストレーナ本体22の脆弱部23(つまり、溝部23gによって形成された薄肉部23k)を含む下側部分を示している。
【0036】
図11および図12は、本発明の第4の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体32を示している。これらの図に示すように、本実施の形態に係るストレーナ本体32は、全体としては上記第2の実施の形態におけるストレーナ本体12と類似した構造を備えており、ストレーナ本体32の高強度部34(つまり、環状の凸部34j)から上側部32Dを補強する補強リブ36,36が設けられている点も同様であるが、ストレーナ本体32の脆弱部33(つまり、溝部33gによって形成された薄肉部33k)を含む下側部分32Sに、該下側部分32Sの剛性を低下せしめる剛性低下部37が設けられている点で異なっている。
【0037】
すなわち、図12に詳しく示すように、ストレーナ本体32の上記下側部分32Sの管壁表面側には、上記脆弱部33からストレーナ本体32の下端側に向かって延びる複数の(本実施の形態では、例えば6本の)縦溝37gが設けられており、この縦溝37gによって形成された縦方向に延びる薄肉部37kが、ストレーナ本体32の下側部分32Sの剛性を低下せしめる剛性低下部37を成している。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、上述の第1または第2の実施の形態における場合と同様の効果を奏することができる上、ストレーナ本体32の上記脆弱部33から下側部分32Sには該下側部分32Sの剛性を低下せしめる剛性低下部37が設けられているので、ストレーナ本体32にオイルパンQp側から突き上げ荷重などが加わった場合でも、ストレーナ本体32の上記脆弱部33から下側部分32Sの剛性が低くて変形し易くなっていることにより、該下側部分32Sで衝撃荷重等の荷重の作用を有効に吸収され、それだけストレーナ本体32の高強度部34を含む上側部分32Dへの影響(勿論、オイルパン油面Voよりも上方に位置する部分への影響)を軽減することができるのである。
【0039】
また、特に、上記剛性低下部37は、具体的には、上記脆弱部33からストレーナ本体42の下端側に向かって延びる平行な複数の縦溝37gによって形成された縦方向薄肉部37kで成っており、縦溝37gを設けるだけの非常に簡単な構成で確実にストレーナ本体32の上記脆弱部33から下側部分32Sの剛性を低下せしめることができる。尚、上記ストレーナ本体32がやはり合成樹脂で形成されているので、この剛性低下部37についても、成形型を細工するだけで容易に製作することができる。
【0040】
上記図11及び図12の例では、剛性低下部37はストレーナ本体32の下側部分32Sの管壁表面側に縦溝37gを設けることによって形成されていたが、この替わりに、例えば図13に示すように、ストレーナ本体32’の下側部分32S’の管壁裏面側に縦溝を設けて剛性低下部37’を形成するようにしても良い。
【0041】
図14は、本発明の第5の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体42を示している。この図に示すように、本実施の形態に係るストレーナ本体42は、全体としては上記第4の実施の形態におけるストレーナ本体32と類似した構造を備えており、ストレーナ本体42の高強度部44(つまり、環状の凸部44j)から上側部分42Dに補強リブ46,46が設けられている点においても同様であるが、ストレーナ本体42の脆弱部43から下側部分42Sの剛性を低下せしめる剛性低下部48の形状が異なっている。
すなわち、本実施の形態では、上記剛性低下部48は、下側部分42Sの軸線Lsに対して略45度方向に延びる複数の斜め溝部が互いに交差することにように形成されている。
【0042】
このように、剛性低下部48を互いに交差する複数の斜め溝部で形成することにより、図11で示される第4の実施の形態における場合のように、平行な複数の縦溝37gによって形成されたものと比較して、上記下側部分42Sの強度および剛性をより効果的に低下せしめることができる。
特に、オイルパンQp側からの衝撃荷重がストレーナ本体42の下側部分42Sの軸線Lsに沿った方向から入力された場合には、第4の実施の形態(図11及び図12参照)の剛性低下部37では、上記軸線Lsと平行に設けられている関係上、余り有効に上記下側部分42Sの強度および剛性を低下せしめることができず、衝撃荷重等の荷重の作用を十分に吸収できない惧れがあるが、本実施の形態の場合には、各斜め溝部は下側部分42Sの軸線Lsに対して略45度方向に延びて交差しているので、このような場合でも、ストレーナ本体下側部分42Sの強度および剛性をより効果的に低下せしめることができるのである。
【0043】
尚、以上の実施の形態は、いずれも自動車のエンジンやトランスミッション等に付設されたオイルパンの上側に配設されるオイルストレーナについてのものであったが、本発明は、かかる用途に限定されるものではなく、他の種々のオイルストレーナに適用することができる。
このように、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】
本願の第1の発明によれば、上記ストレーナ本体のオイル吸入口に比較的近い側には周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部が設けられ、該脆弱部はオイルパンの油面下に位置するように設定されているので、ストレーナ本体にオイルパン側から突き上げ荷重などが加わった場合には、ストレーナ本体の損傷はオイルパンの油面下に位置する上記脆弱部で優先的に生じ、ストレーナ本体のオイルパン油面よりも上方に位置する部分で破損もしくは折損することを回避できる。特に、上記脆弱部の上側近傍に周囲の管壁に比して比較的強度の高い高強度部が設けられているので、脆弱部と隣り合せに高強度部が位置して両者間での強度が急変することとなり、ストレーナ本体にオイルパン側から突き上げ荷重などが加わった場合には、ストレーナ本体の損傷をより確実に上記脆弱部で生じさせ、ストレーナ本体のオイルパン油面よりも上方に位置する部分での破損もしくは折損をより確実に回避することができる。また特に、ストレーナ本体の上記脆弱部から下側部分には該下側部分の剛性を低下せしめる剛性低下部が設けられているので、ストレーナ本体にオイルパン側から突き上げ荷重などが加わった場合でも、ストレーナ本体の上記脆弱部から下側部分の剛性が低くて変形し易くなっていることにより、該下側部分で荷重の作用が有効に吸収され、それだけストレーナ本体のオイルパン油面よりも上方に位置する部分への影響を軽減することができる。
すなわち、荷重入力によってストレーナ本体が損傷した場合でも、その損傷はオイルパン油面の下方で生じ、これによりストレーナ本体の油面よりも上方部分への荷重の作用が吸収されて該上方部分は無事であるので、オイルポンプによるオイルの吸い込みを継続して行うことが可能である。この場合において、周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部を設けるだけの簡単な構成で、以上の作用・効果を達成することができる。
この場合において、上記ストレーナ本体が合成樹脂で形成されているので、軽量かつ高精度のストレーナ本体を低コストで且つ均一に生産することができ、特に、上記脆弱部や高強度部などを設ける場合でも、成形型を細工するだけで、容易に均一な製品を高い効率で生産することができる。
【0049】
た、本願の第の発明によれば、基本的には、上記第の発明と同様の効果を奏することができる。特に、上記剛性低下部は、具体的には、上記脆弱部からストレーナ本体の下端側に向かって延びる縦溝によって形成された縦方向薄肉部で成っており、縦溝を設けるだけの非常に簡単な構成で確実にストレーナ本体の上記脆弱部から下側部分の剛性を低下せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るオイルストレーナのフランジ裏面側からの全体斜視図である。
【図2】 上記オイルストレーナのフランジ取付面側からの全体斜視図である。
【図3】 上記オイルストレーナの取付状態を示す側面説明図である。
【図4】 上記オイルストレーナのストレーナ本体の脆弱部および高強度部を拡大して示す部分断面説明図である。
【図5】 上記第1の実施の形態の変形例に係るストレーナ本体の脆弱部および高強度部を示す側面説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体のフランジ裏面側からの全体斜視図である。
【図7】 上記第2の実施の形態に係るストレーナ本体のフランジ取付面側からの全体斜視図である。
【図8】 上記第2の実施の形態に係るストレーナ本体の側面説明図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体の側面説明図である。
【図10】 上記第3の実施の形態に係るストレーナ本体の断面構造を示す説明図で、図9におけるY10−Y10線に沿った断面説明図である。
【図11】 本発明の第4の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体の側面説明図である。
【図12】 上記第4の実施の形態に係るストレーナ本体の断面構造を示す説明図で、図11におけるY12−Y12線に沿った断面説明図である。
【図13】 上記第4の実施の形態の変形例に係るストレーナ本体の断面構造を示す説明図である。
【図14】 本発明の第5の実施の形態に係るオイルストレーナのストレーナ本体の側面説明図である。
【符号の説明】
1…オイルストレーナ
2,12,22,32,42…ストレーナ本体
2D,12D,22D,32D,42D…ストレーナ本体の高強度部から上側部分
2S,12S,22S,32S,42S…ストレーナ本体の脆弱部から下側部分
3,13,23,33,43…脆弱部
3g,13g,23g,33g,43g…溝部
3k,13k,23k,33k,43k…薄肉部
4,14,24,34,44…高強度部
4j,14j,24j,34j,44j…凸部(厚肉部)
Ad…オイル排出口
As…オイル吸入口
Cf…取付フランジ
Ft…フィルタ
Pm…オイルポンプ
Qp…オイルパン
Vo…(オイルパンの)油面

Claims (2)

  1. 下端側にオイル溜めの油面下に開口するオイル吸入口を有する一方、上端側にオイル排出口とオイルポンプ側に連繋される取付部とを有する略管状の合成樹脂製ストレーナ本体を備え、該ストレーナ本体の内部にフィルタが配設されてなるオイルストレーナであって、
    上記フィルタが上記ストレーナ本体のオイル排出口に比較的近い側の内部に配設され、上記ストレーナ本体のオイル吸入口に比較的近い側に、周囲の管壁に比して比較的脆弱な脆弱部が設けられており、該脆弱部の上側近傍には周囲の管壁に比して比較的強度の高い高強度部が設けられる一方上記脆弱部から下側部分には該下側部分の剛性を低下せしめる剛性低下部が設けられ、上記脆弱部はオイルパンの油面下に位置するように設定されていることを特徴とするオイルストレーナ。
  2. 上記剛性低下部は、上記脆弱部からストレーナ本体の下端側に向かって延びる縦溝によって形成された縦方向薄肉部で成ることを特徴とする請求項記載のオイルストレーナ。
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