WO2008041725A1

WO2008041725A1 - Dispositif d'alimentation en pièces, et machine de montage en surface

Info

Publication number: WO2008041725A1
Application number: PCT/JP2007/069377
Authority: WO
Inventors: Masanori Yonemitsu; Osamu Araki
Original assignee: Yamaha Motor Co., Ltd.
Priority date: 2006-10-03
Filing date: 2007-10-03
Publication date: 2008-04-10
Also published as: CN101554101A; US20090249615A1; CN101554101B; EP2079294A4; JP2008091672A; EP2079294B1; EP2079294A1; US7930819B2; JP4820728B2

Description

明細書

部品供給装置、並びに表面実装機

技術分野

[0001] 本発明は、テープを担体として IC等の部品を供給する部品供給装置、並びにそれを搭載した表面実装機に関する。

背景技術

[0002] 従来から、表面実装機に部品を供給する装置の一例としてテープフィーダが知られている。

[0003] テープフィーダは、部品を一定間隔で収納したテープをリールから引き出しつつフィーダ前方の部品供給位置まで送り出すものである。担体である部品供給テープは、部品収納部をもつキャリアテープと、部品収納部を覆うように貼着されたカバーテープとから構成されている。カバーテープは、部品供給テープが部品供給位置に至るまで部品が脱落しないように押さえる機能を担っており、部品供給位置の近傍においてキャリアテープから剥離される。

[0004] また、係るテープフィーダでは部品を安定供給するため、部品供給位置の近傍にテープガイドを設けて、テープの横ずれを規制している。例えば、下記特許文献のものでは、部品供給位置の前後に、第一のカバー部材と、第二のカバー部材を設けることで、部品供給テープの位置規制を図ってレ、る。

特許文献 1 :特開平 11 224996公報

[0005] ところで、上述のテープフィーダにおいては、リールを交換したときに、カバーテープのセット作業を行う必要がある。すなわち、カバーテープを部品供給位置の近傍において、装置後方に反転させ、巻取りリール等にセットしなければならない。しかしながら、部品供給位置の前後にはカバー部材が位置しており、カバー部材を固定したままの状態では、カバーテープを反転させることが困難な状況にあった。

[0006] そのため、特許文献 1のものでは、部品供給位置の前後に設けられる両カバーを上方に回転させることによって両カバーを開かせ、その上で、キャリアテープのセット作業を行っている力このようなカバーの開閉は操作に手間力かかる。 [0007] 本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カバーテープのセット作業を簡単に実施できるようにすることを目的とする。

発明の開示

[0008] このような技術的課題は、以下のような構成を具備した本発明の部品供給装置により達成される。

[0009] すなわち、本発明は、部品を一定間隔で収納したキャリアテープおよびこのキャリアテープに貼着されて収納部品の飛び出しを防止するカバーテープを備えた部品供給テープを、所定方向に延びる搬送路上に設けられた部品供給位置に向けて間欠的に送り出す送出装置と、前記搬送路に沿って設置され、前記部品供給テープを幅方向の両側からガイドすることで前記部品供給テープの搬送姿勢を正規姿勢に保持するガイド装置と、前記搬送路上に設置された折り返し部と、前記部品供給テープの搬送過程において、前記折り返し部を介して方向転換されたカバーテープを引き取つて前記キャリアテープから剥離する引取装置と、を備えた部品供給装置であって、前記ガイド装置は、前記部品供給位置よりテープ搬送方向の下流側に位置して前記部品供給テープをガイドする下流側ガイド部を備えるとともに、前記下流側ガイド部には、一面側に開口してテープ搬送方向に連続する開放面が設けられ、この開放面を通じて前記カバーテープが前記下流側ガイド部に対し出し入れ可能であることを特徴とするものである。

図面の簡単な説明

[0010] [図 1]本発明の実施形態 1に係る表面実装機を例示する正面図

[図 2]表面実装機の平面図

[図 3]部品供給テープの斜視図

[図 4]部品供給装置の取り付け状態を示す側面図

[図 5]部品供給装置前部の斜視図（ガイド装置を取り外した状態を示す）

[図 6]部品供給装置前部の斜視図（カバーテープを剥離させる前の状態を示す） [図 7]部品供給装置前部の斜視図（カバーテープを折り返し部にセットした状態を示す）

[図 8]部品供給装置前部の側面図（テープガイド後端を浮かせた状態を示す） [図 9]部品供給装置前部の側面図（部品供給テープを装置の前側に引き出した状態を示す）

[図 10]部品供給装置前部の側面図（カバーテープを折り返し部を介して後方に反転させた状態を示す）

[図 11]図 7中の XI— XI線断面図

[図 12]図 7中の XII— Xll泉断面図

[図 13]実施形態 2に適用された、テープガイドの斜視図

[図 14]実施形態 3に適用された、テープガイドの斜視図

[図 15]他の実施形態を示す図

発明を実施するための最良の形態

[0011] <実施形態 1〉

本発明の実施形態 1を図 1ないし図 12を参照して説明する。

[0012] 1.全体構成

図 1、図 2に示すように、表面実装機 10は、プリント基板 Pを搬送するコンベア 20と、コンベア 20の両側方に配置された部品供給部 30と、ヘッドユニット 25などから構成されている。

[0013] 部品供給部 30は、表面実装機 10の本体部に対し X、 Y、 Ζ方向に位置決めされつつ取り付けられた台車 Ds上に、複数の部品供給装置 40が、各々位置決めされつつ並べて配置されることにより構成されて!/、る。

[0014] ヘッドユニット 25は、部品供給部 30から部品をピックアップして基板 P上に移動させる機能を担うものであって、サーボモータ等を用いた駆動機構により駆動されることで、部品供給部 30と基板 P上の実装位置とに渡る領域を移動可能とされている。

[0015] ヘッドユニット 25は、複数のヘッド 26を有しており、各ヘッド 26の先端には、部品を吸着してプリント基板 Pに装着するための吸着ノズルが設けられている。各ノズルは、部品吸着時に図外の負圧発生手段から負圧の供給を受けることにより、その負圧による吸引力で部品を吸着してピックアップするものである。

[0016] また、図 2における符号 12はカメラである。カメラ 12はヘッド 26で吸着された部品を撮像して、部品の吸着姿勢の良否を検査する機能を担うものである。 [0017] 上記のように構成された表面実装機 10では、まず、ヘッドユニット 25が、部品供給部 30のうち、コンベア 20側の端部の上方に移動し、部品供給装置 40から部品の取り出しが行われる。そして、ヘッド 26による部品の吸着が完了すると、カメラ 12により部品の吸着位置ずれが調べられる。その後、吸着された部品の移送がヘッドユニット 25により行われる。移送中、各ヘッド 26ごとに部品の吸着位置ずれが補正され、その後、所定の部品装着位置に達したところで、ヘッド 26の昇降が行われ、この昇降に伴い部品がプリント基板 P上に実装される。

[0018] 2.部品供給装置

部品供給装置 40は、送出装置 51、ガイド装置 100、引取装置 61、並びにこれら装置が固定される本体 41などを主体に構成され、以下に説明する部品供給テープ 35 を送り出すことによって部品の供給を行うものである。なお、部品供給テープ 35は、部品供給装置 40の長手方向に沿って、図 4中の左側から右側に向かって送り出される。また、以下の説明では、部品供給装置 50の長手方向を前後方向とし、その前後については、部品供給テープ 35の送り方向に従うものとする。すなわち、図 4であれば右側（コンベア 20側）が前側、左側が後側である。

[0019] 部品供給テープ 35の構成は、図 3に示す通りであり、キャリアテープ 36と、これに貼着されるカバーテープ 37とから構成されている。キャリアテープ 36は、上方に開口した空洞状の部品収納部 36aを一定間隔置きに有しており、各部品収納部 36aには IC等の部品が収納されている。また、キャリアテープ 36の一辺側には、縁部に沿って係合孔 36bが一定間隔で設けられている。この部品供給テープ 35は、部品供給装置 40の後方位置において、図外のリールに巻回されて支持されている。

[0020] 図 4に示すように、部品供給装置 40の本体 41は、前後に長い形状をなし、その後端には収容体 75が設置されている。これら本体 41と収容体 75には、部品供給テープ 35を通すための搬送路 Bが設けられている。搬送路 Bは、収容体 75の後端下部力も前方に向けて真っ直ぐ水平に延び、本体 41に連続している。そして、そこから斜め前方に向力、う経路をとつて本体 41の前部上方へと延びた後、この本体 41の上辺部に沿って前方側へと延びている。以下では、このような搬送路 Bのうち、本体 41の上辺部に沿って前後方向に延びる部分を、上部搬送路 Buと称する。 [0021] そして、搬送路 Bを境にした本体 41の前側に、次に説明する送出装置 51、並びにガイド装置 100が配置され、搬送路 Bを境にした反対側に引取装置 61が設けられている。

[0022] 送出装置 51は図外のリールから部品供給テープ 35を繰り出させる機能を担うものであって、第一モータ 52、ギヤ 53、ギヤ 54、ギヤ 55A、ギヤ 55Aと一体化したスプロケット 55と力、らなる。スプロケット 55は本体 41の前端上部に配置され、他のギヤ 53、 54並びに第一モータ 52はスプロケット 55の後方下部に配置されている。

[0023] 次に、ガイド装置 100について説明する。ガイド装置 100は、図 5に示す上部搬送路 Bu上に装着されるテープガイド 110と、テープガイド 110を保持するための第一保持部 150、第二保持部 160とから構成されている。

[0024] 上部搬送路 Buは、本体 41の前部上端において長手方向に延設されたベース部材 43の上面部に沿って形成されている。ベース部材 43のうち、その後端から中央に至る範囲は、テープ搬送面がほぼ水平になるように形成されており、そこは、平坦部 44とされる。本実施形態のものは、平坦部 44の前端寄りの位置に、部品供給位置 O を設定しており、上部搬送路 Buを搬送されるテープは、部品供給位置 Oに至る前に水平な姿勢となり、その後、水平な姿勢を保ちつつ部品供給位置 Oに至る。

[0025] ベース部材 43のうち、平坦部 44より前側、すなわち部品供給位置 Oよりも前側の範囲については、テープ搬送面がゆるやかに下降するように形成されており、そこは、下降傾斜部 45とされる。平坦部 44の前部から下降傾斜部 45の後部にかけた範囲はその側辺部が切り欠かれており、そこから、スプロケット 55の歯部が露出している。これにより、上部搬送部 Bu上を送られるキャリアテープ 36の係合孔 36bにスプロケット 55の歯が係合される。

[0026] また、下降傾斜部 45の更に前方には座部 46が形成されている。座部 46は、後述するテープガイド 110の底壁 121を収容すベぐ下部傾斜部 45よりも高さが低くなるように形成されている。また、ベース部材 43には長手方向に沿って逃がし溝 47が凹設されている。この逃がし溝 47は、部品供給テープ 35に設けられる部品収納部 36a との干渉を回避するためのものである。

[0027] 次にテープガイド 110について説明する。テープガイド 110は合成樹脂製であって、全体としては上部搬送路 Buに沿った一方向に長い形状をなす。このテープガイド 1 10は、機能的には、前方ガイド部 120 (本発明に係る下流側ガイド部に相当）と、後方ガイド部 130 (本発明に係る上流側ガイド部に相当 )とに分かれて!/、る。

[0028] 後方ガイド部 130は、断面がコの字状をなしており、下向きに開口している。すなわち、後方ガイド部 130は、その側壁 112、 114 (本発明に係るガイド壁に相当）の上縁同士を天井壁 131によって連結した形状をなす。この後方ガイド部 130は、部品供給位置 Oよりテープの搬送方向の上流において、部品供給テープ 35をガイドして正規姿勢に保持するものである。

[0029] 具体的には、図 11に示すように、ベース部材 43の平坦部 44の外縁部に、後方ガイド部 130の側壁 112、 114と同幅の取付座 44Aが形成されている。一方、後方ガイド部 130の左右の両側壁 112、 114の壁面間の幅は、上部ベース部材 43の平坦部 44の幅と同幅に形成されており、装着時（図 11参照）においては、同取付座 44Aに、後方ガイド部 130の両側壁 112、 114がそれぞれ隙間なく嵌合する。

[0030] この結果、嵌合状態においては、ベース部材 43の上面部に形成された上部搬送路 Buの両側に、後方ガイド部 130の側壁 112、 114が隙間なく位置して、部品供給テープ 35の幅方向の移動を規制する。尚、本実施形態において、部品供給テープ 3 5の幅は、ベース部材 43の平坦部 44の幅とほぼ同じ幅寸法に設定されている。

[0031] また、図 5に示すように、後方ガイド部 130の天井壁 131の前部には、部品押さえ部 136が形成されている。この部品押さえ部 136は、スリット 135によって天井壁 131と区画されている。スリット 135は L字状をなし、一辺がテープガイド 110の幅方向に延び、もう一方の辺がテープガイド 110の長手方向に延びている。また、この天井壁 13 1の前縁は、折り返し部 137とされている。

[0032] 折り返し部 137は、カバーテープ 37を装置後方に方向転換させる機能を担うものであり、また、部品押さえ部 136は、カバーテープ 37が剥離された後、部品供給位置 Oに達するまでの間、キャリアテープ 36の部品収納部 36aの上面を塞いで、部品の飛び出しを規制するものである。

[0033] また、後方ガイド部 130の後端寄りの位置には、左右の側壁 112、 114間を橋渡してロックピン 141が設けられている。このロックピン 141は、後述する第二保持部 160 に係脱可能に保持されるものである。

[0034] 次に、前方ガイド部 120について説明する。前方ガイド部 120は、断面がコの字状をなしており、天井が開口している。すなわち、前方ガイド部 120は、左右の側壁 112 、 114の下縁同士を底壁 121によって連結した形状をなす。

[0035] この前方ガイド部 120の下部形状、すなわち底壁 121の形状は、座部 46に対応する形状とされ、やや斜め下方に傾斜している。また、前方ガイド部 120の前縁には、係止部 123が設けられている。係止部 123は前方に向かって突出しており、後述する第一保持部 150のロック片 153、 155に係止するものである。

[0036] 前方ガイド部 120は、部品供給位置 Oよりテープ搬送方向の下流側において、部品供給テープ 35をガイドして正規姿勢に保持するものである。具体的には、テープ搬送時においては、図 12に示すように、底壁 121上をキャリアテープ 36が通されるようになつている。そして、キャリアテープ 36の幅方向の両側に、前方ガイド部 120の両側壁 112、 114が位置して、部品供給テープ 35をガイドするようになっている。

[0037] また、図 5に示すように、前方ガイド部 120は、その上面に、部品押さえ部 136からテープガイド部 110の前端部まで延びる開口を有している。この開口は、開放面 128 とされ、テープガイド 110の前端部に設けられた前面開口まで連続して延びており、その全長にわたってほぼ等し!/、幅に形成されて!/、る。

[0038] このように、前方ガイド部 120に、上面側に開口してテープ搬送方向（前後方向）に連続する開放面 128が形成されていることで、カバーテープ 37のセット作業（詳細は後述する）を簡便に行うことができる。尚、本実施形態では、開放面 128の後端部分と、折り返し部 137との間がスリット 135によって繋がっている。

[0039] また、図 5、図 12に示すように、前方ガイド部 120の左右の両側壁 112、 114の上縁部は、内方に屈曲している。この屈曲した部分は、飛び出し規制壁 125とされ、前方ガイド部 120内を通される部品供給テープ 35 (キャリアテープ 36)の飛び出しを規制する機能を果たすものである。

[0040] 尚、上記では前方ガイド部 120と、後方ガイド部 130とを分けて説明した力本実施形態のものは、これら前後のガイド部 120、 130は、側壁 112、 114同士が互いに繋力 Sつており、全体としては一部品の構成とされている。 [0041] また、テープガイド 110の側壁 112、 114の側面視での形状は、図 5、図 6に示す通りであり、本体 41の上縁に倣った形状をなしている。本体 41のうち、テープガイド 11 0との合わせとなる部分は、後部が平坦な形状をなし、前部 (スプロケット 55に対応する部分）が弧状に膨出している。そのため、テープガイド 110の側壁 112、 114の下端は、本体 41の形状に合わせて、後部が平坦な形状とされ、前部が弧状に切り欠かれている。尚、以下の説明において、本体 41の膨出した部分を膨出部 48とし、テープガイド 110の、これに対応する部分を弧状切欠部 112Aとする。

[0042] 次に、第一保持部 150について、説明する。第一保持部 150は、本体 41の前端において、ヒンジ C1を介して取り付けられているとともに、図外の付勢手段により、ロック方向（図 5に示す H方向）に付勢されている。また、第一保持部 150の上部にはテープ排出路 151が設けられ、このテープ排出路 151の両側には、一対のロック片 153、 155力 S設けられている。ロック片 153、 155は、テープガイド 110の前端に設けられる係止部 123を係止するためのものである。

[0043] ロック片 153、 155のうち、図 5に示す手前側のロック片 153は、本体 41の座部 46 に向けて斜めに延びている。より具体的に言えば、座部 46との間に係止部 123を収容させる隙間を保有しつつ斜めに延びている。一方、奥側のものは、座部 46に向けて斜めに延びつつ、上方にも張り出している。この上方に張り出した部分は、操作部 156とされる。

[0044] 次に、第二保持部 160について、説明する。第二保持部 160は、ベース部材 43の後方側に設けられており、軸線が部品供給装置 40の幅方向に延びるロック溝 161を有している。このロック溝 161は、テープガイド 110のロックピン 141を揷入して保持するためのものであって、上方に開口するように形成されている。

[0045] そして、第二保持部 160におけるロック溝 161の後部寄りの位置には、押圧片 165 が取り付けられている。押圧片 165は、部品供給装置 40の前後に延びる形状をなし、ヒンジ C2を介して揺動可能に取り付けられている。また、押圧片 165の後端部には、ロックばね 167が設けられており、押圧片 165をロック方向（図 5に示す D方向）に付勢している。

[0046] 以上のことから、テープガイド 110をベース部材 43に装着すると、前後の 2箇所が第一 ·第二保持部 150, 160によりロックされ、テープガイド 110が上部搬送路 Bu上に保持される。すなわち、テープガイド 110の前部においては、第一保持部 150の口ック片 153、 155が、テープガイド 110前端の係止部 123に係合し、テープガイド 110 の前部がロックされる。一方、テープガイド 110の後部においては、押圧片 165がロックピン 141をロック溝 161の奥側に押し込むことで、テープガイド 110の後部がロックされる。

[0047] 図 9には、テープガイド 110の取り付け状態が示されている。この取り付け状態においは、テープガイド 110の天井壁 131が、ベース部材 43の平坦部 44と平行な姿勢となる。というのも、ロックピン 141がロック溝 161の奥側に押し込まれた状態になると、テープガイド 110は、例えば膨出部 48 (図 5)の天頂を始点として揺動することにより、前端が浮き上がろうとする力このテープガイド 110の前端部は、当該部に位置する係止きカロック片 153、 155の下縁 153A、 155Aに当接することにより、上下位置が規制させる。この結果、テープガイド 110の天井壁 131が、水平な姿勢となる

〇

[0048] このように、テープガイド 110の天井壁 131を水平な姿勢に保持させることで、この天井壁 131と、前記ベース部材 43の平坦部 44とにより、搬送途中にある部品供給テープ 35を上下方向から押さえられる。従って、搬送中のテープの浮き、傾きなどを効果的に規制できる。

[0049] 尚、第一保持部 150によるテープガイド 110の前端の保持を解くには、操作部 156 を装置の前方に向けて押し操作してやればよぐこれにより、第一保持部 150の全体が装置前方に倒れてロックが解除される。また、第二保持部 160によるテープガイド 1 10の後端の保持を解くには、押圧片 165の後端を下方に押し込んでやればよぐこれにより、ロックピン 141の拘束、引いてはテープガイド 110の後端のロックが解除される。

[0050] 次に、図 4に戻って、引取装置 61について説明する。引取装置 61は、部品供給テープ 35の繰り出しに伴って、キャリアテープ 36からカバーテープ 37を引き剥がして部品を露出させる機能、並びに引き剥がしたテープ 37を引き取る機能を担うものであって、第二モータ 62、ギヤ 63、ギヤ 64A、ギヤ 64Aと一体化した引き取りローラ 64 、ピンチローラ 65からなる。

[0051] ピンチローラ 65と引き取りローラ 64は互いに密着しており、第二モータ 62が駆動されると、ローラ 64、 65の摩擦力により、折り返し部 137によって装置後方に方向転換されたカバーテープ 37に、引っ張り方向の力が作用する。

[0052] また、本体 41の下部であって、後端寄りの位置には、部品供給装置 40の制御基板

78力ボックス 77に収められて配置されている。このボックス 77の前端には、コネクタ 79が設置されている。部品供給装置 40を台車 Dsに取り付けると、ボックス 77の先端のコネクタが相手側のコネクタと電気的に接続され、これにより、台車 Dsを介して、表面実装機 10から電力供給、並びに各種の制御信号が入力されるようになっている。尚、制御基板 78は、表面実装機 10側に設けられる図外の制御部と連係して、部品供給装置 40の全体を制御 ·統括するものである。

[0053] 上記の部品供給装置 40では、以下の様に、部品の供給がなされる。

[0054] 第一モータ 52が駆動すると、その駆動力力ギヤ 53、ギヤ 54、ギヤ 55Aを経由してスプロケット 55に伝達され、同スプロケット 55が回転を始める。

[0055] これにより、図外のリールから部品供給テープ 35が繰り出されてゆく。部品供給テープ 35は、搬送路 Bを通って部品供給装置 40の前部へと向かい、やがて、上部搬送路 Buに達する。

[0056] 上部搬送部 Buに達した部品供給テープ 35は、その後、折り返し部 137を通過するときに、引取装置 61によってカバーテープ 37が剥がされ、それ以降は、キャリアテープ 36のみが上部搬送路 Bu上を部品供給位置 Oに向けて送られてゆく。

[0057] カバーテープ剥離後のキャリアテープ 36は、テープガイド 110の部品押さえ部 136 によって、部品収納部 36aの上方を塞がれた状態で送られ、この部品押さえ部 136 を通過するのに伴って、部品収納部 36a内の部品が露出する。

[0058] その後、キャリアテープ 36の部品収納部 36aは部品供給位置 Oに至り、同部品供給位置 Oでは、表面実装機 10のヘッド 26により、露出された部品がピックアップされる。そして、部品ピックアップ後のキャリアテープ 36は、下降傾斜部 45、テープガイド 110の底壁 121、第一保持部 150のテープ排出路 151上を通って装置外に排出される。一方、剥離されたカバーテープ 37は、引取装置 61によって装置後方へと引き取られ、収容体 75の内部へと収められる。

[0059] 一旦、部品の供給が開始されると、上記要領に従って、部品供給テープ 35の繰り出しが一定間隔で行われる結果、部品供給位置 Oに、順次、部品の供給がなされる

〇

[0060] 3.交換作業

次に、部品供給テープ 35が巻回されたリール（図外）を交換したときに行われる、テープ組み付け作業につ!/、て説明する。

[0061] リールを交換した場合には、部品供給装置 40の本体 41に部品供給テープ 35をセットする必要がある。それには、図外のリールから部品供給テープ 35を有る程度の長さ、引き出した状態にしておく。そして、収容体 75の後端から、手作業により部品供給テープ 35を搬送路 Bに通してやる。

[0062] そして、搬送路 Bに部品供給テープ 35をある程度通したら、今度は、図 8に示すように、第二保持部 160の押圧片 165の後端を図示下方に押し込んでやり、先端部によるロックピン 141の押し込みを解いてやる。これにより、テープガイド 110の後端の拘束が解かれる結果、テープガイド 110は、後端がやや浮いた斜め姿勢となり、同図に示す G部、すなわち、ベース部材 43の平坦部 44と、テープガイド 110の天井壁 131 との間に、部品供給テープ 35を上部搬送路 Buに通す隙間ができる。

[0063] 上記操作により隙間ができたら、部品供給テープ 35の先端を、後方ガイド部 130、前方ガイド部 120、テープ排出路 151等の順に経由して装置前方に手操作で送り出すことにより、部品供給テープ 35を部品供給装置 40の前方力も外部に引き出す（図 6、図 9参照)。

[0064] 部品供給テープ 35の引き出しが完了したら、今度は、先端を手で引っ張ってキヤリァテープ 36からカバーテープ 37を所定長に渡って引き剥がし、その後、剥がした力バーテープ 37の先端を手で摘んで、開放面 128に沿って装置後方へと引いてやる。

[0065] これにより、キャリアテープ 36を前方ガイド部 120内に残したまま、カバーテープ 37 だけを開放面 128に沿って装置の後方へと引き戻すことができる。あとは、引き戻されたカバーテープ 37をスリット 135を通して折り返し部 137にセットさせる（図 7、図 10 )。尚、このときに、部品供給テープ 35を上部搬送路 Buに通す場合と同じぐ第二保持部 160の押圧片 165を解除方向に押し込んで、テープガイド 110の後端をやや浮いた姿勢としておくと、カバーテープ 37を折り返し部 137にセットする作業 (スリット 13 5に通す作業）をよりスムーズに行うことができる。

[0066] 力、くして、カバーテープ 37を折り返し部 137にセットできたら、あとは、カバーテープ 37の先端を引取装置 61の各ローラ 64、 65間に保持させるとともに、キャリアテープ 3 6の係合孔 36bをスプロケット 55の歯に係合させる。これにて、テープ組み付け作業が完了し、部品供給が可能な状態となる。

[0067] 4.効果

本実施形態では、前方ガイド部 120に、上面側に開口してテープ搬送方に連続する開放面 128を設け、この開放面 128を通じて、カバーテープ 37を前方ガイド部 120 に対し自由に出し入れできるようにした。このような構成であれば、上述したような所定の作業手順を踏むことで、テープガイド 110を上部搬送路 Bu上に固定したまま力バーテープ 37のセット作業を行うことができるため、このカバーテープ 37のセット作業を簡単かつ効率よく行うことができる。

[0068] また、部品供給中にピックアップミスなどが起こり、上部搬送路 Bu上に部品が脱落したとしても、前方ガイド部 120に上記のような開放面 128が形成されていることから、脱落した部品が前方ガイド部 120の内部で詰まってしまうことが効果的に抑制される。また、開放面 128が上方に開口しているため、上記のような部品詰まりが起きたとしても、その部品を、上方に開口した前記開放面 128を通じて容易に取り出すことができる。

[0069] また、通常であれば、前方ガイド部 120の強度確保は、左右の側壁 112、 114を天井壁によって相互に連結させることで確保している。これに対して、本実施形態のものは、上記のような天井壁を省略することで前記開放面 128を形成しており、強度の低下が懸念されるところである力本実施形態のものは、底壁 121を設けて側壁 112 、 114の下部同士を連結させているので、開放面 128を設けない仕様のものと同程度の剛性を確保できる。

[0070] 加えて、本実施形態のものは、部品供給位置 Oの上流側に後方ガイド部 130を設け、この後方ガイド部 130と、前記前方ガイド部 120とにより、部品供給位置 Oの前後で部品供給テープ 35をガイドしている。このような構成であれば、前後のいずれか一方のみで部品供給テープ 35をガイドする場合に比べて、テープをより確実にガイドできる。

[0071] また、本実施形態のものは、後方ガイド部 130に天井壁 131を設け、この天井壁 13 1の前縁を折り返し部 137として構成するとともに、この折り返し部 137の前方に、力バーテープ 37剥離後の部品供給テープ 35 (キャリアテープ 36)の上面を押さえる部品押さえ部 136を設けている。このような構成であれば、簡単かつ合理的な構成で、カバーテープ 37の方向転換を行えるとともに、キャリアテープ 36からの部品の飛び出しを規制することができる。

[0072] また、前方ガイド部 120と後方ガイド部 130とは一体成形されている。このような構成であれば、部品点数を削減でき、コスト面で優位である。

[0073] 更に、テープガイド 110は、前端が第一保持部 150によってロックされ、後端が第二保持部 160によってロックされるように構成されている。これらのロックは、いずれも簡単な手操作で解除でき、テープガイド 110の取り外し、並びに交換を簡単に行うことができる。

[0074] <実施形態 2〉

次に、本発明の実施形態 2を説明する。

[0075] 実施形態 1のものは、テープガイド 110に部品押さえ部 136を設けた力実施形態 2のものは、部品押さえ部 136を廃止したものである。本実施形態のテープガイド 20 0の形状は、図 13に示す通りであり、部品押さえ部 136を除ぐ他の部分の形状は実施形態 1と同様である。

[0076] 部品押さえ部 136は、テープ剥離後の部品について飛び出しを規制するものであり、剥離後に部品の飛び出しの心配がない場合には、部品押さえ部 136を設ける必要がなぐ部品押さえ部 136を設置しない方が都合のよいケース（例えば、剥離後に静電気を除去する処理を行う場合など)も想定される。

[0077] そのため、例えば、実施形態 1のテープガイド 110と、実施形態 2のテープガイド 20 0を予め用意しておけば、状況に応じてテープガイド 110、 200のいずれかを選択使用することが可能となる。 [0078] また、本実施形態のものは、テープガイド 110、 200は、第一保持部 150と第二保持部 160とによりロックされた状態で本体 41の前部上端（上部搬送路 Bu上）に保持されているが、これらのロックを解除してやれば、簡単に、テープガイド 110、 200を本体 41から取り外すことができる。また、テープガイド 110、 200を本体 41に取り付ける際も、第一保持部 150と第二保持部 160とによってテープガイド 110、 200の前後を保持させるだけで、本体 41に容易に固定できる。このように、交換作業を比較的簡単に行うことができ、この点も有利である。

[0079] <実施形態 3〉

次に、本発明の実施形態 3を説明する。

[0080] 実施形態 1のものは、テープガイド 110を樹脂製とした力実施形態 3のものは、これに補強を行ったものである。本実施形態のテープガイドの形状は、図 14に示す通りであり、樹脂製のテープガイド本体 210の左右の側壁 215に対して、金属製の補強板 220を、接着或!/、は一体成形によって貼り合わせて!/、る。

[0081] <他の実施形態〉

本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しなレ、範囲内で種々変更して実施することができる。

[0082] (1)上記実施形態;!〜 3では、部品供給装置 40として、モータを駆動源とした電動式のものを例示した力これに限定されるものではなぐ例えば、ラチヱット式のものへの適用も可能である。

[0083] (2)上記実施形態;!〜 3では、前方ガイド部 120の天井壁を省略して上面に開口する開放面 128を形成した力この開放面 128の形成場所は、前方ガイド部 120の上面に限らない。例えば、ガイド機能に影響を及ぼさない場所であれば、側壁 112、 11 4などに開放面を設けてもょレ、。

[0084] (3)上記実施形態;!〜 3では、前方ガイド部 120と、後方ガイド部 130を一体的に形成した例を示したが、両ガイド部 120、 130は一部品である必要はなぐ図 15に示すように、前方ガイド部 120と、後方ガイド部 130とを別部品とするものであってもよい。

[0085] この場合に、前方ガイド部 120の固定は、例えば、ねじなどの固定具を用いて本体 41の座部 46に直接固定することにより、行うことが可能である。または、前方ガイド部 120を本体 41に一体的に形成してもよい。このようにすれば、部品点数の増加を効果的に防止することができる。

[0086] 一方、後方ガイド部 130の固定は、その後端を、ロックピン 141 (本発明にかかるピン部材に相当）を介して本体 41に枢支させるとともに、前端 138を、図外の係止手段 (所定の操作に応じて係止、並びにその解除が可能であるもの）を介して本体 41に係止させることにより、行うことが好ましい。このような構成とすれば、前端 138の係止を解除することで、後方ガイド部 130を上開き操作できるようになるので、部品供給テープ 35を上部搬送路 Buに通す操作を行い易くなる。

[0087] (4)部品供給テープ 35を交換するときに、テープガイド 110とベース部材 43との間に適度な隙間があると、上部搬送路 Buに部品供給テープ 35を通し易くなり、作業性がよい。この点に関し実施形態 1では、テープガイド 110の後端の保持を解除し、同後端を浮かせることでテープガイド 110と上部搬送路 Buとの間に隙間（図 8の G部）を作る構成をとつたが、テープガイド 110の保持の解除は後端側に限らず、前端側を解除させるものであってもよレ、。

[0088] 実施形態 1のものでは、テープガイド 110の前端力第一保持部 150により保持されているから、操作部 156を装置の前方に押してやれば、第一保持部 150によるロックを簡単に解除できる。従って、あとは、テープガイド 110の前端を持ち上げてやれば、実施形態 1の場合と同様に、テープガイド 110とベース部材 43との間に適度な隙間を確保することができ、部品供給テープ 35を上部搬送路 Buに無理なく通すことが可能となる。そして、部品供給テープ 35を上部搬送路 Buに通すことができたら、後は、第一保持部 150を元の起立姿勢（図 8に示す姿勢）に戻してやれば、テープガイド 110を簡単に固定できる。

[0089] 最後に、以上の各実施形態に基づき開示された本発明の構成およびその効果についてまとめて説明する。

[0090] 本発明は、部品を一定間隔で収納したキャリアテープおよびこのキャリアテープに貼着されて収納部品の飛び出しを防止するカバーテープを備えた部品供給テープを、所定方向に延びる搬送路上に設けられた部品供給位置に向けて間欠的に送り出す送出装置と、前記搬送路に沿って設置され、前記部品供給テープを幅方向の両側からガイドすることで前記部品供給テープの搬送姿勢を正規姿勢に保持するガイド装置と、前記搬送路上に設置された折り返し部と、前記部品供給テープの搬送過程において、前記折り返し部を介して方向転換されたカバーテープを引き取って前記キャリアテープから剥離する引取装置と、を備えた部品供給装置であって、前記ガイド装置は、前記部品供給位置よりテープ搬送方向の下流側に位置して前記部品供給テープをガイドする下流側ガイド部を備えるとともに、前記下流側ガイド部には、一面側に開口してテープ搬送方向に連続する開放面が設けられ、この開放面を通じて前記カバーテープが前記下流側ガイド部に対し出し入れ可能であることを特徴とするものである。

[0091] 本発明では、下流側ガイド部に、一面側に開口してテープ搬送方向に連続する開放面を設け、この開放面を通じて、カバーテープを下流側ガイド部に対し出し入れできるようにした。このような構成であれば、所定の作業手順を踏むことで、下流側ガイド部を部品供給装置の本体に固定したままカバーテープのセット作業を行うことができるため、作業の手間が省ける。

[0092] 本発明の実施形態として以下の構成が好ましい。

[0093] ·下流側ガイド部が、前記部品供給テープの幅方向両側に位置する一対のガイド壁を有する場合には、これら一対のガイド壁間の上面に、前記開放面を形成する。このように、開放面が上方に開口していれば、作業性が向上する。

[0094] ·前記下流側ガイド部のうち、前記一対のガイド壁の下部同士が底壁によって連結される構成とする。係る構成としてやれば、相応の強度を確保できる。

[0095] ·前記下流側ガイド部が前記部品供給装置の本体に一体的に設けられる構成とする。この構成によれば、部品点数を削減できる。

[0096] ·前記部品供給位置よりテープ搬送方向の上流側に位置して前記部品供給テープをガイドする上流側ガイド部を備え、この上流側ガイド部と前記下流側ガイド部とにより、前記部品供給テープが前記部品供給位置の前後両側でガイドされる構成とする。係る構成であれば、部品供給テープをより確実にガイドして正規姿勢に保持できる [0097] ·前記上流側ガイド部が、前記部品供給テープを幅方向の両側からガイドする一対のガイド壁を有する場合には、このガイド壁の上部同士を天井壁によって連結し、かつ同天井壁の前縁が前記折り返し部として構成する。

[0098] 'さらに、前記上流側ガイド部における前記折り返し部の前方に、カバーテープ剥離後の部品供給テープ上面を押さえる部品押さえ部が設けられる構成とする。これらの構成によれば、簡単かつ合理的な構成で、カバーテープの方向転換を行えるとともに、キャリアテープからの部品の飛び出しを規制することができる。

[0099] ·前記上流側ガイド部の長手方向の一端部がピン部材を介して前記部品供給装置の本体に枢支され、かつ前記上流側ガイド部の他端部が係止手段を介して前記本体に係止されるとともに、前記係止手段による係止を解除することで、前記上流側ガイド部を前記ピン部材を中心に上開き操作できるように構成する。係る構成であれば、部品供給テープのセット作業がやり易くなる。

[0100] ·前記上流側ガイド部と下流側ガイド部とを一体に成形する。このような構成であれば、部品点数を削減できるので、管理面、コスト面で有利な構成となる。また、部品剛性も高まるので、テープをより確実にガイドできる。

Claims

請求の範囲

[1] 部品を一定間隔で収納したキャリアテープおよびこのキャリアテープに貼着されて収納部品の飛び出しを防止するカバーテープを備えた部品供給テープを、所定方向に延びる搬送路上に設けられた部品供給位置に向けて間欠的に送り出す送出装置と、

前記搬送路に沿って設置され、前記部品供給テープを幅方向の両側からガイドすることで前記部品供給テープの搬送姿勢を正規姿勢に保持するガイド装置と、前記搬送路上に設置された折り返し部と、

前記部品供給テープの搬送過程にお!/、て、前記折り返し部を介して方向転換されたカバーテープを引き取って前記キャリアテープから剥離する引取装置と、を備えた部品供給装置であって、

前記ガイド装置は、前記部品供給位置よりテープ搬送方向の下流側に位置して前記部品供給テープをガイドする下流側ガイド部を備えるとともに、

前記下流側ガイド部には、一面側に開口してテープ搬送方向に連続する開放面が設けられ、この開放面を通じて前記カバーテープが前記下流側ガイド部に対し出し入れ可能であることを特徴とする部品供給装置。

[2] 前記下流側ガイド部は、前記部品供給テープの幅方向両側に位置する一対のガイド壁を有し、これら一対のガイド壁間の上面に、前記開放面が形成されたことを特徴とする請求項 1に記載の部品供給装置。

[3] 前記下流側ガイド部のうち、前記一対のガイド壁の下部同士が底壁によって連結されたことを特徴とする請求項 2に記載の部品供給装置。

[4] 前記下流側ガイド部は、前記部品供給装置の本体に一体的に設けられて!/、ることを特徴とする請求項 1ないし請求項 3のいずれか一項に記載の部品供給装置。

[5] 前記部品供給位置よりテープ搬送方向の上流側に位置して前記部品供給テープをガイドする上流側ガイド部を備え、この上流側ガイド部と前記下流側ガイド部とにより、前記部品供給テープが前記部品供給位置の前後両側でガイドされるように構成されたことを特徴とする請求項 1ないし請求項 4のいずれか一項に記載の部品供給装置。前記上流側ガイド部は、前記部品供給テープを幅方向の両側からガイドする一対のガイド壁を有し、このガイド壁の上部同士が天井壁によって連結され、かつ同天井壁の前縁が前記折り返し部とされたことを特徴とする請求項 5に記載の部品供給装 m

前記上流側ガイド部における前記折り返し部の前方に、カバーテープ剥離後の部品供給テープ上面を押さえる部品押さえ部が設けられたことを特徴とする請求項 6に記載の部品供給装置。

前記上流側ガイド部は、その長手方向の一端部がピン部材を介して前記部品供給装置の本体に枢支され、かつ他端部が係止手段を介して前記本体に係止されており前記係止手段による係止を解除することで、前記上流側ガイド部を前記ピン部材を中心に上開き操作できるように構成されたことを特徴とする請求項 5ないし請求項 7の V、ずれか一項に記載の部品供給装置。

前記上流側ガイド部と下流側ガイド部とを一体に成形したことを特徴とする請求項 5 なレ、し請求項 7の!/、ずれか一項に記載の部品供給装置。

請求項 1な!/、し請求項 9の!/、ずれか一項に記載された部品供給装置から供給を受けて、部品を基板上に実装する表面実装機。