JP4677009B2 - 部品供給装置およびそれを備えた表面実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、テープを担体としてIC等の部品を供給する部品供給装置およびそれを備えた表面実装機に関する。
従来から、プリント基板にチップ部品やIC等の電子部品を実装するための表面実装機が用いられている。このような表面実装機には、部品を吸着してX軸、Y軸およびZ軸方向に移動搬送するヘッド部の移動範囲まで部品を供給する部品供給装置が備わっている(例えば、特許文献1参照)。このテープフィーダー(部品供給装置)は、間隔を保って形成された複数のポケット(収容部)とポケットの一方の側方に間隔を保って形成された複数の係合穴とを備えたテープ(キャリアテープ)のポケット内にそれぞれ電子部品(部品)を収容し、テープの上面にカバーテープを貼り付けて構成されるテープ(部品供給テープ)を搬送するための装置である。このテープはリールに巻き付け可能な可撓性を有している。
そして、このテープフィーダーには、テープの係合穴に係合可能な爪部を備えたスプロケットが備わっており、爪部と係合穴とを係合させた状態でスプロケットを間欠的に回転させることによりテープをテープフィーダー本体の上端面に沿って搬送する構成になっている。また、ポケット内の各電子部品が所定位置に到達したときに、カバーテープがテープから剥離され、スプロケットの停止中に、電子部品実装装置(表面実装機)の本体側に取り付けられたヘッド部のノズルに電子部品が吸着されて取り出される。そして、電子部品が取り出されたテープは、スプロケットの回転により前方に押し出される。
また、スプロケットの近傍においては、テープのポケットの底面部がテープフィーダー本体の上端面に支持され、テープ上面を覆うとともに、ノズルによって電子部品が取り出されるピックアップ位置の上方位置と送り方向上流側位置との間を移動可能とされるシャッターが配置されている。さらに、ピックアップ位置の送り方向下流側にテープをスプロケットの外周面に押え付ける押え部材が配置されている。そして、テープ送り後、爪部が係合穴から外れるように、テープのポケットを支持するテープフィーダー本体の上端面がスプロケットの外周面から遊離する構成になっている。
特開平9−312496号公報
前述したテープフィーダーにおいては、スプロケット本体の外周面から爪部が突出しているため、爪部が係合穴と係合してからその係合が解除されるまでの間、テープにおける係合穴の周囲の部分が爪部に対して相対的に下降移動し、その後相対的に上昇移動する。すなわち、爪部が係合穴の周縁部と係合してからスプロケットの上端に到達するまでは、シャッターでテープが押えられることで、テープにおける係合穴の周囲の部分が爪部に対して相対的に下降移動する。そして、その爪部がスプロケットの上端から係合穴の周縁部との係合が解除される位置に到達するまでの間は、テープフィーダー本体の上端面でテープが押し上げられることで、テープにおける係合穴の周囲の部分が爪部に対して相対的に上昇移動する。また、係合穴の周縁部と爪部との間には送り力が作用しており、テープの下降移動中や上昇移動中に、爪部と係合穴の周縁部との摩擦によるスティックやスリップが生じる。
しかしながら、前述した従来のテープフィーダーが備える押え部材は、スプロケットの外側部分を避けてテープのポケットの上面を覆うものであるため、スプロケットの爪部に生じるスティック、スリップを有効に防止することはできなかった。この結果、スリップによりテープが瞬間的に移動した場合には衝撃力が発生し、この衝撃力がテープのピックアップ位置近傍に位置するポケットまで伝わり、ポケット内の電子部品の姿勢を変えてノズルの吸着不良を発生させる虞が生じていた。さらに、ピックアップ位置の上方位置にあるシャッターをスプロケットが停止する前にピックアップ位置の送り方向上流側位置への移動を開始したり、シャッターそのものを廃止する場合には、伝わる衝撃力がテープポケットから電子部品を飛び出させたりしてノズルの吸着不良を発生させる虞が生じていた。
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、その目的は、部品を適正な状態で部品供給位置まで供給することのできる部品供給装置およびそれを備えた表面実装機を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る部品供給装置の構成上の特徴は、長手方向に間隔を保って形成された複数の収容部と複数の収容部の側方に間隔を保って形成された複数の係合穴とを備えたキャリアテープの収容部内にそれぞれ部品を収容し、キャリアテープの上面に収容部を覆うカバーテープを貼り付けて構成される部品供給テープを、係合穴に係合可能な複数の爪部が外周面に形成されたスプロケットの回転により搬送し、収容部内の各部品が所定位置に到達したときに、カバーテープをキャリアテープから剥離して、収容部内の部品を取り出し可能にする部品供給装置であって、搬送される部品供給テープとカバーテープが剥離されたキャリアテープとを支持する搬送路を支持壁部の上面で構成し、支持壁部における係合穴に対応する外側部に上面が開口したスプロケット設置用の凹部を形成して、複数の爪部のうちの上端側に位置する所定の爪部を開口から上方に突出させた状態でスプロケットを凹部内に設置するとともに、部品供給テープとカバーテープが剥離されたキャリアテープとを搬送路側に押える押え部材を搬送路の上方に配置し、押え部材におけるスプロケットに対向する部分に、スプロケットの内側に位置する部分の下端部よりも外側に位置する部分の下端部の方が下方に位置する段違い押圧部を設けて、キャリアテープにおけるスプロケットの内部側に位置する部分よりも外部側に位置する部分を下方に押圧できるようにしたことにある。
前述した本発明に係る部品供給装置では、部品供給テープおよびカバーテープが剥離されたキャリアテープが搬送される搬送路の上方に、部品供給テープおよびカバーテープが剥離されたキャリアテープを搬送路側に押える押え部材を配置している。そして、押え部材におけるスプロケットに対向する部分のうちのカバーテープが剥離されたキャリアテープが位置する部分に、スプロケットの内側に位置する部分よりも外側に位置する部分の方が下端部が下方に突出する段違い押圧部を設けている。このため、キャリアテープにおけるスプロケットの内部側に位置する部分よりも外部側に位置する部分を下方に押圧できるようになり、キャリアテープがスプロケットの外周面から浮き上がってスプロケットの爪部にスティック、スリップが生じることを防止できる。
また、本発明に係る部品供給装置の他の構成上の特徴は、搬送路を、キャリアテープの下面における長手方向に沿った両縁側を支持する一対の支持壁部の上面で構成したことにある。これによると、キャリアテープの底面における収容部が形成された部分が他の部分よりも下方に突出している場合に、その収容部を一対の支持壁部の間に位置させることができる。この結果、収容部の底部が搬送路に接触して振動が生じることを防止できる。また、キャリアテープは、長手方向に沿った両縁側を一対の支持壁部に支持されて移動するため、搬送路との接触面積が少なくなり、安定した状態でスムーズに搬送される。
また、本発明に係る部品供給装置のさらに他の構成上の特徴は、段違い押圧部を、爪部が係合穴に係合し始める後方交差点と、爪部が係合穴との係合を解除し始める前方交差点との間の所定位置に対向させて設けたことにある。
キャリアテープに生じるスリップは、係合穴の周縁部と爪部との摩擦によりキャリアテープが爪部に固着したままスプロケットの回転に伴って上昇し、静止摩擦力よりも張力によるキャリアテープを下降させる力の方が大きくなった瞬間に生じるものであり、キャリアテープが一旦上昇しない限り生じない。このため、段違い押圧部を、後方交差点と前方交差点との間の所定位置に対向させて設けることにより、キャリアテープにおけるスプロケットよりも内部側の部分と外部側の部分との双方をスプロケットの外周面側に押圧することができる。これによって、キャリアテープがスプロケットの外周面から浮き上がってスティック、スリップが生じることを効果的に防止できる。
また、本発明に係る部品供給装置のさらに他の構成上の特徴は、段違い押圧部を、少なくともスプロケットの上端と前方交差点との間の所定位置に対向させて設けたことにある。スプロケットの上端と前方交差点との間においては、係合穴の周縁部と爪部とが摩擦でスティックしたままスプロケットが回転すると、キャリアテープが下方に引き下げられる。これは、スプロケットの外周面が搬送路よりも低くなるためで、この場合、キャリアテープの張力が摩擦力よりも大きくなって瞬時にスリップが生じやすくなる。このため、段違い押圧部を、スプロケットの上端と前方交差点との間の所定位置に対向させて設けることにより、キャリアテープが下方に引き下げられる際に、スリップが生じることを効果的に防止できる。
また、本発明に係る表面実装機は、請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載された部品供給装置を備えた表面実装機であって、基板を設置する設置部と、カバーテープが剥離されたキャリアテープの収容部内の部品を吸着して設置部に搬送し、部品を基板上に実装する搬送部とを備えたことにある。この表面実装機によると、部品供給装置によって適正状態で部品供給位置に供給された部品を、基板が設置された設置部に搬送して基板に実装することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1および図2は、同実施形態に係る複数の部品供給装置20を備えた表面実装機10を示しており、この表面実装機10は、プリント基板A上に、ICチップ等の部品B(図3参照)を実装するための装置である。なお、図1は表面実装機10の概略を示したもので、図2とは多少異なっている部分もある。表面実装機10は、基台11と、プリント基板AをX方向(左右方向)に移動させて所定の設置部に設置するための一対のコンベア12と、プリント基板Aの設置部の上方に設置されX方向およびY方向(前後方向)に移動するヘッドユニット13と、このヘッドユニット13にZ方向(上下方向)に移動可能およびZ軸周り(回転方向)に回転可能に支持される複数のヘッド13aと、この複数のヘッド13aが備える吸着ノズル13bがそれぞれ吸着する部品Bを撮像する一対のカメラ14とを備えている。
一対のコンベア12は、基台11上で、プリント基板Aの前後方向の長さに合わせて前後方向に一定間隔を保って左右方向に延びており、複数のプリント基板Aを順次設置部に搬送する。そして、設置部においてプリント基板Aへの部品Bの実装が終了すると、そのプリント基板Aを下流側に搬送する。また、基台11の左右両側における一対のコンベア12の上方には、一対のYレールユニット15が一定間隔を保って前後方向に延びており、その一対のYレールユニット15にXレールユニット16が前後方向に移動可能な状態で掛け渡されている。
そして、このXレールユニット16に、ヘッドユニット13が左右方向に移動可能な状態で取り付けられている。Xレールユニット16は、Yレールユニット15のボールねじ15aを備えた駆動装置の駆動により前後方向に移動し、ヘッドユニット13はXレールユニット16のボールねじ16aを備えた駆動装置の駆動により左右方向に移動する。また、ヘッドユニット13には複数のヘッド13aを個別に昇降する昇降手段、および複数のヘッド13aを個別に回転方向に回転させる回転装置も備わっている。このため、ヘッドユニット13は、一対のYレールユニット15とXレールユニット16との設置範囲で基台11上を移動できる。また、ヘッドユニット13の吸着ノズル13bは、吸引装置(図示せず)の作動により生じる吸引力で部品Bを吸着してピックアップする。そして、一対のカメラ14が撮像する部品Bの画像は、部品Bの吸着姿勢の良否の判定に用いられる。
部品供給装置20は、4個の台車17上にそれぞれ複数個が同じ向きに並んで設置されており、この部品供給装置20が設置された台車17が、一対のコンベア12の両外側にそれぞれ左右に間隔を保って配置されている。この場合、各部品供給装置20は、それぞれ部品Bの取り出し側をコンベア12側に向けた状態になっている。このように配置された部品供給装置20は、図3に示した部品供給テープ18内に収容された部品Bを、それぞれコンベア12と離れた位置からコンベア12側に搬送する。
部品供給テープ18は、キャリアテープ18aと、キャリアテープ18aよりも幅の小さなカバーテープ18bとで構成されている。キャリアテープ18aには、長手方向に一定間隔を保って平面視が四角形の凹部からなる複数の収容部18cが形成されているとともに、複数の収容部18cの一方の側部に一定間隔を保って複数の係合穴18dが形成されている。そして、カバーテープ18bは、キャリアテープ18aの上面における複数の係合穴18dが形成された部分を除く部分に、複数の収容部18cを覆うようにして貼着されている。各収容部18cの内部には部品Bが収容されており、キャリアテープ18aからカバーテープ18bを剥離することにより、部品Bが取り出し可能になる。また、この部品供給テープ18は、リールに巻回された状態で、部品供給装置20の後方部分に設置される。
部品供給装置20は、図4に示したように、部品供給テープ18を通過させる搬送路21aが備わった収容ケース22の前方側(図4の右側)に、搬送路21aに連通する搬送路21bおよび搬送路21cが備わった本体ケース23を連結して外郭部が構成されている。そして、本体ケース23の内部には、ガイド部30、送出部50および引取部60等が設置されている。収容ケース22は、幅が小さく、上下方向よりも前後方向の長さが長くなった矩形の箱体で構成されており、その内部の下部側に前後方向に延びる搬送路21aが水平に形成されている。また、収容ケース22の内部における搬送路21aの上部側には、後述する引取部60によってキャリアテープ18aから剥離されたカバーテープ18bを収容するための収容部が形成されている。
本体ケース23は、幅が収容ケース22と同じで、上下方向の長さが収容ケース22よりもやや小さく、前後方向の長さが収容ケース22よりもやや長くなった箱体で構成されており、下端面の後部側を収容ケース22の下端面と同一面上に位置させた状態で収容ケース22に連結されている。本体ケース23内に形成された搬送路21bの後端側部分は、搬送路21aの前端部に滑らかに連なる水平部で構成されており、搬送路21bにおける水平部の前部側部分は、斜め上方に向かう経路をとって本体ケース23の前部側で本体ケース23の上部に達している。そして、搬送路21bの前端側部分は、本体ケース23の上部で略水平方向前方に延びる搬送路21cに連なっている。
ガイド部30は、図5に示したように、搬送路21bの前端側に位置する一対の支持壁部31,32を含む搬送路21c(本発明に係る搬送路)と、支持壁部31,32の上方に取り付けられるテープガイド40(本発明に係る押え部材)と、テープガイド40を支持壁部31,32に合わせて本体ケース23の上面に固定するための前部保持部34と後部保持部37とで構成されている。搬送路21cは、支持壁部31と、幅(厚み)が支持壁部31よりも小さくなった支持壁部32との間に溝部33を形成して構成されており、支持壁部31,32の上面は、搬送路21bの底面と滑らかに連なっている。
すなわち、支持壁部31,32の上面における後部側部分は、前方斜め上方に向かう搬送路21bの底面と連なって前方斜め上方に向かい、その前部側で滑らかに湾曲して略水平になっている。そして、支持壁部31,32の上面中央部分に形成された水平面31a,32aの前部側には、水平面31a,32aの前方で緩やかに下降する下り傾斜面31b,32bが形成されている。これらの前方斜め上方に向かう搬送路21bの底面、支持壁部31,32の後部側部分の上面で前方斜め上方に向かう部分、滑らかに湾曲している部分、支持壁部31,32の上面中央部分に形成された水平面31a,32a、および水平面31a,32aの前方で緩やかに下降する下り傾斜面31b,32bは、部品供給テープ18及びキャリアテープ18aを下方から支持する滑らかに連続した支持面となっている。
また、溝部33の底面は、搬送路21bの底面の上端部(前端部)から支持壁部31,32の上面との間隔を徐々に広げるようにして前方やや斜め上方に延び水平面31a,32aに対応する部分は水平面31a,32aとの間隔を一定にして前方に延びている。なお、部品供給テープ18にはキャリアテープ18aの下面が平坦な種類や、キャリアテープ18aの収容部18cの下方部が他の部分の下面よりも下方に凸状に突出するよう形成された種類がある。溝部33は、この後者の種類の部品供給テープ18に対し、収容部18cの下方の凸状突出部を逃がすことで、部品供給テープ18を支持壁部31,32の上面で支持するためのものである。
このため、部品供給装置20の後部側から前部側に搬送される部品供給テープ18は、搬送路21aと搬送路21bとを通過する間は、収容部18cの下面またはキャリアテープ18aの下面を搬送路21aと搬送路21bとの底面に接触させて移動する。そして、部品供給テープ18が搬送路21cの水平部分に到達すると、キャリアテープ18aの両側縁部が支持壁部31,32の水平面31a,32aに支持される。これによって、収容部18cの下面またはキャリアテープ18aの下面における収容部18cが形成された部分の長手方向に沿った部分は溝部33の底面に対して非接触の状態になる。
図6は、本体ケース23を一方の側面側から見た状態を示しており、この側面部には、後述する送出部50のスプロケット55を設置するための円形の切欠き凹部23a(本発明に係る凹部)が形成されている。この切欠き凹部23aの上端部は、支持壁部31の上面に達して、水平面31aの前部側と、傾斜面31bの後部側とにかけての部分の外部側に開口部31cを形成している。この開口部31cを形成することによって、水平面31aから傾斜面31bにかけて支持壁部31の上面の幅は、途中狭くなっている。
また、図5に示した本体ケース23の他方の側面部の上部における開口部31cに対向する部分には、上方に向って突出する円弧状の突出部32cが形成されている。この突出部32cの上端は、支持壁部32の水平面32aの近傍に達している。すなわち、搬送路21cは、本体ケース23の両側面部よりも上方に突出して形成されており、本体ケース23の両側面部の上端と、支持壁部31,32の上面との間には、所定の段差が形成されている。この各段差には後述するテープガイド40の側面部41,42がそれぞれ嵌合する。
テープガイド40は、硬質の樹脂を射出成形して作られており、本体ケース23の上面における搬送路21bの前端側部分から搬送路21cにかけての部分を覆うことのできる細長い部材で構成されている。また、テープガイド40の外幅は本体ケース23の幅と同じになっている。このテープガイド40は、図5および図7に示したように、平行に配置された一対の側面部41,42と、側面部41,42の対向面の上端側部分を長手方向に沿って連結する上面部43とを備えている。この側面部41,42と上面部43とは一体成形により形成されている。側面部41と側面部42との内矩の幅は、支持壁部31と支持壁部32の外矩の幅より僅かに大きくされ、テープガイド40が支持壁部31、32に上方から嵌合可能とされている。
側面部41,42は、それぞれ下端縁部が、対応する本体ケース23の側面部の上端縁部(切欠き凹部23aが形成された部分は除く)に沿う板状に形成されており、側面部42の前部側下部には、突出部32cが嵌合できる円弧状の切欠き凹部42aが形成されている。そして、側面部41,42の前端下部には、開放側を上方に向けたフック状の係止部41b,42bが形成されている。
上面部43は板状に形成されており、上面部43の裏側にはステンレス製のボトムプレート140が固着されている。テープガイド40が支持壁部31、32に上方から嵌合した状態では、上面部43におけるボトムプレート140が固着された部分が支持壁部31、32上面に形成される水平面31a,32aに沿う水平面部43aとなり、上面部43におけるボトムプレート140より前方部が、水平面31a,32aの前方部から傾斜面31b,32bに沿う傾斜面部43bとして形成されている。
上面部43には、上下に貫通する前後に長い挿通穴44と、挿通穴44の中央部側方、側面部41寄りの部分に上下に貫通する逃がし窓部45が形成されている。この逃がし窓部45は、スプロケット55の外周に形成された後述する爪部55aが干渉することを防止するためのものである。また、上面部43には、逃がし窓部45の前後方向略中央位置において、側面部41、42に沿って部品供給位置O(図4および図5参照)を示す先細りになった突起41c,42cが形成されている。
挿通穴44の後端側部分は、図7に示したように、ボトムプレート140の前部が位置し、部品供給テープ18のカバーテープ18bを下方から上方に挿通させることのできる幅を備えた幅広部44aに形成されている。この幅広部44aの前後方向略中央位置において、ボトムプレート140にはスリット140aが形成され、このスリット140aより前方の前端部140bは、側面部42側の側部140cが側面部42から僅かに遊離した形状をしている。挿通穴44における、ボトムプレート140の前端部140bより前側の部分は部品取出部44bとされており、この部品取出部44bの略中央に対向する側面部41,42の部分に、前述した突起41c,42cが形成されている。
部品供給テープ18のキャリアテープ18aから剥離したカバーテープ18bを、挿通穴44の前端部44cで下方から上方に挿通させるとともに、カバーテープ18bの途中部を側面部42と側部140cとの隙間を通してスリット140aに嵌める。ついで、スリット140aにおいてカバーテープ18bを後方反転させ、カバーテープ18bの先端を後述する引取部60の駆動側ローラ64とピンチローラ65の間に噛み込ませるようにする。すなわち、幅広部44aに幅方向で収まるスリット140aは、剥離したカバーテープ18bを部品供給装置20の後方側に方向転換させるための折返し部を構成する。
部品供給テープ18はスリット140aより後側において、カバーテープ18b上側からボトムプレート140により、開口部31cの後方における搬送路21cに押圧される。また、スリット140aより前方、前端部140bの途中から、図11に示すようにキャリアテープ18aの両端が、上面部43の下側に形成される平面部49a,平面部49cにより搬送路21cの開口部31cの後方部に押圧される。平面部49aと平面部49cは同じ高さ位置とされ、その前方、開口部31cの上方となるそれぞれ平面部48a、突出部48cに滑らかに接続される。
すなわち、テープガイド40はボトムプレート140の前端部140bより前方において、図12ないし図14に示したように、キャリアテープ18aを、下方に押圧する押圧部46,47,48が形成されている。このテープガイド40は、突起41c,42cで示した部品供給位置Oを境にして、キャリアテープ18aの前部側をガイドする前部テープカバーと、キャリアテープ18aの後部側およびカバーテープ18bが剥離される前の部品供給テープ18をガイドする後部テープカバーとしての機能を備えている。
そして、図14に示した押圧部46および図12に示した押圧部48は、本発明に係る段違い押圧部を構成するものであり、押圧部46は前部テープカバーにおける押圧部の一部、押圧部48は後部テープカバーにおける押圧部一部を構成する。押圧部46は、上面部43の下面における挿通穴44の両側部分に形成された平面部46a,46bと、平面部46bとで逃がし窓部45を挟むように形成され、下端部が平面部46a,46bよりも僅かに下方に位置する突出部46cとで構成されている。
押圧部47は、部品供給位置Oに対応する部分に設けられており、上面部43の下面における挿通穴44の部品取出部44bの両側部分に形成された平面部47a,47bと、平面部47bとで逃がし窓部45を挟むように形成され、下端部が平面部47a,47bと同じ高さ位置に位置する平面部47cとで構成されている。押圧部46,47,48の平面部46a,47a,48aは、キャリアテープ18aにおける係合穴18dが形成されていない方の縁部を押圧し、平面部46b,47b,48bは、キャリアテープ18aにおける係合穴18dと収容部18cとの間の部分を押圧する。この実施の形態では、スプロケット55の本体部分の外周の最高位置を、支持壁部31,32の上面となる水平面31a,32aと同一高さとなるようにしているが、前記最高位置を水平面31a,32aに対して僅かに高くあるいは低くさせる場合には、対応して平面部47cの位置を平面部47a,47bより僅かに高くあるいは低くする。
また、突出部46c,48cおよび平面部47cは、キャリアテープ18aにおける係合穴18dが形成されている方の縁部を押圧する。なお、突出部46c、平面部47c、および突出部48cの下方においは、搬送路21cは開口部31cにより欠落しており、キャリアテープ18aを後述するスプロケット55の本体部分の外周面方向へ押圧する。また、図示していないが、傾斜面部43bの下面は幅方向に連続する平面に形成され、水平面部43aの下面には平坦なボトムプレート140が取り付けられている。また、側面部41,42の後端側部分における対向面には、側面部41,42間を連結するロックピン49が設けられている。
前部保持部34は、図5に示したように、本体ケース23の前端部に形成された支持穴付きの突起部34aに、支軸34bを介して回転可能に取り付けられた保持部材35と、保持部材35を矢印aの方向に回転させるように付勢する付勢手段(図示せず)とで構成されている。保持部材35は、側方から見たときに前後方向に延びる横部分と、その前端部から上方に延びる縦部分とを備えたL形の部材で構成されており、L形の角部に対応する部分が支軸34bによって支持されている。そして、保持部材35が付勢手段の付勢力によって矢印aの方向に回転したときに縦部分の後面が本体ケース23の前端面に当接する。
また、保持部材35の上部には、平面からなるテープ排出路35aとその幅方向の両側から上方に延びるロック片35b,35cとが形成されている。テープ排出路35aは、保持部材35の縦部分が本体ケース23の前端面に当接した状態のときに、後部側よりも前部側が下方に位置するように下り傾斜になり、搬送路21cの下り傾斜面31b,32bと連なって連続する傾斜面を形成する。また、ロック片35bは、テープ排出路35aの一方の縁部側から上方に向って延びる板状に形成されており、後縁部における上下方向の略中央には、幅方向から見た状態で後方に突出する略三角形の突出部が形成されている。
そして、その突出部の下側縁部に、テープガイド40の係止部41bに係合可能な突起36aが形成されている。ロック片35cは、ロック片35bよりも高さの低い板状に形成されており、テープ排出路35aの他方の縁部側から上方に向って延びたのちに後方斜め上方に突出している。そして、その突出した部分の下側縁部に、テープガイド40の係止部42bに係合可能な突起36bが突起36aに対向して形成されている。また、ロック片35bの上端には、ロック片35cが位置する方に水平に張り出した操作部36cが設けられている。
この前部保持部34は、テープガイド40の前端部を本体ケース23に固定するためのものであり、その固定の際には、まず、付勢手段の付勢力に抗して操作部36cを操作することにより保持部材35を矢印aの方向と逆の方向に回転する。そして、テープガイド40を本体ケース23の上面の所定位置に設置したのちに、操作部36cの操作を解除する。これによって、付勢手段の付勢力で保持部材35が矢印aの方向に回転し、突起36a,36bが係止部41b,42bに係合してテープガイド40の前端部が本体ケース23に固定される。
後部保持部37は、本体ケース23の上面における搬送路21cの後方に設置された保持部材38と、支軸37aを介して保持部材38に回転可能に取り付けられた押圧片39と、押圧片39を矢印bの方向に回転させるように付勢するばね37bとで構成されている。保持部材38は、本体ケース23の幅方向両側に沿った側面部38c,38dと、この側面部38c,38dを前方部で連結する連結部38eとで構成されている。側面部38c,38dには、テープガイド40のロックピン49が係合可能になるロック溝38a,38bが形成されている。保持部材38の前端側部分の連結部38eは、テープガイド40が前後で本体ケース23に固定される時、テープガイド40の水平面部43aで覆われる。
押圧片39は、保持部材38の側面部38c,38d間を上下方向に移動できる幅の操作部39aと、操作部39aの下面の左右両側の前後方向の中央部から後端部にわたる部分から下方に延びる側面部39bとで構成されている。また、側面部39bの前部側部分は他の部分よりも下方に突出しており、その突出した部分に軸穴が形成されている。また、側面部38c,38dの後部にも軸穴が形成されており、両軸穴に支軸37aを通して、押圧片39は保持部材38に対して回転可能になっている。ばね37bは、押圧片39の下面後部を上方に付勢して、押圧片39を矢印bの方向に回転させることにより、押圧片39の前端部でロック溝38a,38b間の空間部を上方から塞ぐ。
後部保持部37は、テープガイド40の後端部を本体ケース23に固定するためのものであり、その固定の際には、まず、ばね37bの弾性力に抗して操作部39aの後部を下方に押圧することにより押圧片39を矢印bの方向とは逆の方向に回転する。そして、テープガイド40のロックピン49をロック溝38a,38b内に設置したのちに、操作部39aの押圧を解除する。これによって、ばね37bの弾性力で押圧片39が矢印bの方向に回転して操作部39aの前部がロックピン49を下方に押圧し、ロックピン49とロック溝38a,38bとの係合が解除されることを防止する。この結果、テープガイド40の後端部が本体ケース23に固定される。
このように、テープガイド40は、本体ケース23の搬送路21c上に設置した状態で、その前端部を前部保持部34で本体ケース23に固定し、後端部を後部保持部37で本体ケース23に固定することができる。そして、テープガイド40を本体ケース23に取り付けたときには、搬送路21cの上面とテープガイド40の上面部43の下面との間が、部品供給テープ18またはキャリアテープ18aが通過する搬送路になる。この場合、テープガイド40は、搬送中の部品供給テープ18またはキャリアテープ18aを上方向から押え、部品供給テープ18またはキャリアテープ18aが搬送路21cから浮いたり、傾いたりすることを規制する。
また、テープガイド40を、本体ケース23から取り外す場合には、前部保持部34の操作部36cを前方に押圧して突起36a,36bと係止部41b,42bとの係合を解除するとともに、後部保持部37の操作部39aの後部を下方に押圧してロックピン49とロック溝38a,38bとの係合を解除する。
送出部50は、リールに巻回された可撓性のある部品供給テープ18をリールから引っ張り出し、部品供給後の空テープとなったキャリアテープ18aを前方に送る、部品供給装置20の後部側から前部側への部品供給テープ18の搬送機構であり、図4に示したように、本体ケース23の前部に配置されている。この送出部50は、送出用モータ51と、送出用モータ51の駆動力が2個の伝達ギア52,53を介して伝達される主ギア54と、主ギア54と一体に形成された円板状のスプロケット55とで構成されている。スプロケット55は、支軸56に回転可能に支持された状態で本体ケース23の切欠き凹部23a内に設置されており、伝達ギア52,53および主ギア54を介して伝達される送出用モータ51の駆動力によって支軸56を中心に間欠的に回転する。
スプロケット55の外周面には、周方向に一定間隔を保って突部からなる複数の爪部55aが設けられている。この複数の爪部55aの間隔は、部品供給テープ18に設けられた複数の係合穴18dの間隔と同じに設定されている。より正確には、爪部55aが設けられる本体部分の外周面から、使用される各種部品供給テープ18の平均厚みの2分の1の高さ位置における爪部55aのピッチが、係合穴18dのピッチと同じとされる。また、スプロケット55は、上端位置が、ヘッドユニット13の吸着ノズル13bが部品Bをピックアップする部品供給位置Oになるように配置されている。
このときのスプロケット55の本体部分の外周面の上端部は、支持壁部31の水平面31aと同じ高さかそれよりもやや高い位置になる。そして、スプロケット55が回転するときに、部品供給位置Oを基準として、回転方向の上流側の爪部55aが搬送方向の上流側の係合穴18dに順次係合していくとともに、回転方向の下流側の爪部55aが搬送方向の下流側の係合穴18dとの係合を順次解除していくことにより部品供給テープ18は、上流側から下流側に搬送される。また、キャリアテープ18aにおける係合穴18dが形成されている方の縁部を押圧する突出部46c,48cおよび平面部47cのうちの平面部47cの下面を突出部46c,48cの下面よりも高い位置にしているが、これは、押圧部47がスプロケット55の上端に対向する位置にあるためである。
引取部60は、送出部50によって搬送される部品供給テープ18から、送出部50による搬送と同期してカバーテープ18bを後方に引っ張って剥離させるとともに、剥離されたカバーテープ18bを収容ケース22の収容部内に送る機構であり、図4に示したように、本体ケース23の後部に配置されている。この引取部60は、引取用モータ61と、引取用モータ61の駆動力が伝達ギア62を介して伝達される主ギア63と、主ギア63と一体に形成された駆動側ローラ64と、駆動側ローラ64に圧接し駆動側ローラ64の回転に従動して回転するピンチローラ65とで構成されている。
駆動側ローラ64の外周面とピンチローラ65の外周面とは互いに密着できる面を備えており、ピンチローラ65は軸を中心としてどちらの方向にも回転可能になっている。このため、駆動側ローラ64とピンチローラ65との間にカバーテープ18bを位置させた状態で引取用モータ61を駆動させると、駆動側ローラ64の回転力と、ピンチローラ65の押圧力により、カバーテープ18bは両面を圧接された状態で搬送される。この場合、駆動側ローラ64の回転方向は、図4に矢印cで示した反時計回り方向になり、ピンチローラ65の回転方向は、時計回り方向になる。
また、本体ケース23の下部後方側には、制御基板25等を収容する収容ボックス26が配置されている。そして、収容ボックス26の前端部にはコネクタ27が取り付けられている。このコネクタ27は、部品供給装置20を台車17上に取り付けたときに、台車17側に取り付けられたコネクタ28と電気的に接続され、これにより、台車17を介して、表面実装機10から電力供給や各種の制御信号が入力される。また、制御基板25は、表面実装機10が備える制御部と連係して部品供給装置20を制御する。
このように構成された表面実装機10を用いて、プリント基板A上に部品Bを実装する場合には、テープガイド40が取り付けられた部品供給装置20を表面実装機10の台車17に取り付けて、図1および図2に示した状態にする。この場合、部品供給テープ18は、リールから収容ケース22の搬送路21aを通って本体ケース23の搬送路21b側に延び、その先端部が、搬送路21bの下流側に到達している。また、テープガイド40のボトムプレート140のスリット140aの部分で、カバーテープ18bがキャリアテープ18aから剥離されてその先端部が、駆動側ローラ64とピンチローラ65とによって挟持されている。さらに、スプロケット55の上端側のいくつかの爪部55aには、キャリアテープ18aの係合穴18dが係合している。
その状態で、送出用モータ51と引取用モータ61とが同期して駆動すると、送出用モータ51の駆動力は、伝達ギア52,53および主ギア54を介してスプロケット55に伝達され、スプロケット55が回転を始める。これにより、リールから部品供給テープ18がさらに繰り出されていく。部品供給テープ18は、搬送路21aおよび搬送路21bを通過する間は、収容部18cの下面またはキャリアテープ18aの下面全体を搬送路21aおよび搬送路21bの底面に接触させて移動する。そして、部品供給テープ18が搬送路21cに到達すると、キャリアテープ18aの両側縁部が支持壁部31,32の水平面31a,32aに支持される一方、収容部18cが形成された部分の長手方向に沿った部分は凹部となる溝部33に嵌り込むようになる。
また、引取用モータ61の駆動力は、伝達ギア62および主ギア63を介して駆動側ローラ64に伝達され、駆動側ローラ64が回転を始めるとともに、駆動側ローラ64の回転に従ってピンチローラ65も回転する。これによって、キャリアテープ18aから剥離されたカバーテープ18bは、順次収容ケース22の収容部内に送られる。カバーテープ18bが剥離されたキャリアテープ18aは、搬送路21c上を部品供給位置Oに向けて送られていく。
スリット140aの前方では部品Bを収納した収容部18cの上方がボトムプレート140の前端部140bで覆われる。前端部140bは、往復移動するシャッターとは異なり、常時カバーテープ18bの一部として前後方向に停止しており、部品供給位置Oにおいて、キャリアテープ18aの上方は常時開放され、収容部18c内の部品Bが露出される。この場合のスプロケット55と部品供給テープ18との関係を図8に示している。なお、引取用モータ61の駆動力に基づきカバーテープ18bに作用する張力は、リールからの部品供給テープ18の繰り出し力の一部としても機能する。
図8では、爪部55aが係合穴18dに係合し始めるときから、爪部55aが係合穴18dとの係合を解除し始めるときまでの間を、爪部55aが係合穴18dに係合し始めるときからその係合部がスプロケット55の上端(部品供給位置O)に達するまでの領域Cと、係合部がスプロケット55の上端に達したときの領域Dと、係合部がスプロケット55の上端に達したときから爪部55aが係合穴18dとの係合を解除し始めるときまでの領域Eとに区分している。領域Cの初期段階では、図9に示したように、爪部55aの先端部が部品供給テープ18の係合穴18dの下端に係合し始め、領域Eの最終段階では、図10に示したように、爪部55aの先端部が、カバーテープ18bが剥離されたキャリアテープ18aの係合穴18dの下端から離れ始める。
また、図11ないし図14は、テープガイド40が備える各押圧部が部品供給テープ18またはキャリアテープ18aを押圧する状態を概略的に示しており、図11は図8の11−11断面、図12は図8の12−12断面、図13は図8の13−13断面、図14は図8の14−14断面をそれぞれ示している。部品供給テープ18が、搬送路21cにおける挿通穴44よりも上流側に位置しているときには、部品供給テープ18の上下面は、それぞれテープガイド40の上面部43下面に設けられたボトムプレート140と支持壁部31,32の水平面31a,32aとで挟まれた状態になる。この場合、カバーテープ18bの上面が、ボトムプレート140により押圧されるとともに、キャリアテープ18aの下面における収容部18cが形成された部分を長手方向に延長した部分を除く部分が支持壁部31,32に支持されるため、部品供給テープ18は安定した状態で搬送される。
領域Cの段階に入るやや前の段階では、スリット140aの後縁部によって部品供給テープ18のキャリアテープ18aからカバーテープ18bが剥離され、カバーテープ18bはスリット140aを通過して上面部43の上方後部側に引っ張られていく。キャリアテープ18aは、そのまま搬送路21c上を搬送される。そして、領域Cの段階に入る直前では、図11に示したように、キャリアテープ18aは、幅方向の両側を平面部49a,49cにより搬送路21cに押圧される。この場合、キャリアテープ18aの中央側部分の上方には、キャリアテープ18aと間隔を保って、ボトムプレート140の前端部140bが位置している。
また、図12に示したように、領域Cの中間段階では、カバーテープ18bが剥離されたキャリアテープ18aの上下面がそれぞれテープガイド40の押圧部48と支持壁部31,32の水平面31a,32aとで挟まれた状態になる。この場合、キャリアテープ18aの上面における係合穴18dが設けられた部分とは反対側の縁部が平面部48aにより押圧される一方水平面32aで支持され、収容部18cと係合穴18dとの間の部分が平面部48bに押圧される一方水平面31aで支持される。そして、キャリアテープ18aの係合穴18dが設けられた側の縁部は、水平面31aによる支持反力によって水平面31aに沿った位置を保持しようとするが、平面部48bより下方位置となる突出部48cにより、スプロケット55の本体部分の外周面側に押圧される。
このため、爪部55aと係合穴18dの周縁部との間にスティックやスリップが生じることなく安定した状態でキャリアテープ18aは搬送される。この領域Cにおいては、押圧部48の高さを、水平面31a,32aの高さにキャリアテープ18aの厚みを加えた高さよりも低くする。なお、押圧部48の高さは、スプロケット55の本体部分の外周面の高さにキャリアテープ18aの厚みを加えた高さにすることが好ましい。すなわち、領域Cの初期段階から終期段階にかけて、押圧部48の高さをスプロケット55の本体部分の外周面に沿って徐々に高くしていくのが望ましい。
また、図13に示したように、領域Dでは、キャリアテープ18aの上下面がそれぞれテープガイド40の押圧部47と支持壁部31,32とで挟まれた状態になる。この場合、キャリアテープ18aの上面における係合穴18dが設けられた部分とは反対側の縁部が平面部47aに押圧され、収容部18cと係合穴18dとの間の部分が平面部47bに押圧される。さらに、係合穴18dが設けられた側の縁部が平面部47cに押圧される。また、キャリアテープ18aの下面は、支持壁部31,32とスプロケット55の外周面とにそれぞれ支持される。
これによると、キャリアテープ18aの下面における係合穴18dの周囲部分はスプロケット55の外周面に支持されるため、係合穴18dの外部側部分の上面を押圧する部分が突出部でなく平面部47cであってもキャリアテープ18aは上方に浮き上がることなくスプロケット55の外周面側に押圧される。このため、領域Dでも、爪部55aと係合穴18dの周縁部との間にスティックやスリップが生じることなく安定した状態でキャリアテープ18aは搬送される。この領域Dにおいては、押圧部47の高さを、水平面31a,32aの高さにキャリアテープ18aの厚みを加えた高さにすることが好ましい。
また、図14に示したように、領域Eの最終段階に近い段階では、キャリアテープ18aの上下面がそれぞれテープガイド40の押圧部46と支持壁部31,32とで挟まれた状態になる。この場合、キャリアテープ18aの上面における係合穴18dが設けられた部分と反対側の縁部が平面部46aに押圧され、収容部18cと係合穴18dとの間の部分が平面部46bに押圧される。そして、係合穴18dが設けられた側の縁部が突出部46cに押圧される。
また、キャリアテープ18aの下面は、図12に示した場合と同様に、支持壁部31,32に支持される。これによると、水平面31aから傾斜面31bにかけての、支持壁部31上端面による支持反力によって、キャリアテープ18aはスプロケット55の本体部分の外周面から上方に浮き上がろうとするが、平面部46bより下方位置となる突出部46cにより、浮き上がることなくスプロケット55の本体部分の外周面側に押圧、屈曲される。このため、爪部55aと係合穴18dの周縁部との間にスティックやスリップが生じることなく安定した状態でキャリアテープ18aは搬送される。
なお、本実施の形態と異なり突出部46c,48cがない場合には、キャリアテープ18aが図8における領域Cおよび領域Eを通過中、領域Cおいては爪部55aが係合穴18dに徐々に嵌り込み、領域Eおいては爪部55aが係合穴18dから徐々に抜け出ようとする。爪部55aと係合穴18dの間には、爪部55aから係合穴18dへ駆動力に基づく押圧力が作用しているので、摩擦力によるスティックが発生する。このスティックは僅かな振動等で解除されて瞬時に係合穴18dの周縁部と爪部55aとの間にスリップが生じ、このスリップによる衝撃が振動となって、キャリアテープ18aを伝播する。
しかしながら、本実施の形態では上記したように、爪部55aが係合穴18dに係合し始める後方交差点(=幅方向から見て支持壁部31上端面と爪部55aの先端円とが、交差する2つの点の内後方の点)と、爪部55aが係合穴18dとの係合を解除する前方交差点(=前記交差する2つの点の内前方の点)との間に、その位置に応じた押圧部46,47,48を設けることにより、爪部55aと係合穴18dの周縁部との間にスティック、スリップが生じることなく安定した状態で、部品Bを部品供給位置Oに供給することができる。そして、キャリアテープ18aの収容部18cの中央が部品供給位置Oに到達したときに、キャリアテープ18aは一端停止して、ヘッドユニット13の吸着ノズル13bが露出された部品Bをピックアップする。
部品Bがピックアップされた後のキャリアテープ18aは、搬送路21cの下り傾斜面31b,32bおよびテープ排出路35aの上面を通って部品供給装置20の外部に排出される。この場合、押圧部46が領域Eから領域端の前方交差点まで、前方交差点を越えて設けられている場合、キャリアテープ18aの係合穴18dが設けられた側の縁部は、押圧部48を通過した位置から、傾斜面31bによる支持反力によって、スプロケット55の回転中上昇する。この上昇は、押圧部46がない場合に爪部55aと係合穴18dの周縁部との係合部で発生するスティック、スリップにおけるスリップよりは急激ではなく、衝撃力は小さく振動も小さい。
且つ、この上昇による振動は、その後方には押圧部46が位置しているため、部品供給位置Oに位置する収容部18cには伝わらない。なお、押圧部46が領域E内の前方交差点より後方に設けられている場合には、押圧部46から前方交差点の間で、爪部55aと係合穴18dの周縁部との係合部でスティック、スリップが発生するが、スリップに起因する振動は後方の押圧部46により部品供給位置Oに位置する収容部18cには伝わらない。一方、キャリアテープ18aから剥離されたカバーテープ18bは、引取部60によって後方に引き取られ、収容ケース22の収容部内に送られる。
また、ヘッドユニット13の吸着ノズル13bは、間欠回転するスプロケットの停止中に部品供給位置Oに位置する凹部から部品Bを吸着する。吸着後のヘッドユニット13の移動途中において、吸着ノズル13b先端の部品Bがカメラ14により撮像される。この撮像画像に基づいて部品Bの吸着位置ずれの状態が判断され、その後、部品Bはプリント基板Aの設置位置に移送される。この移送の間に、部品Bに吸着位置ずれがある場合にはその位置ずれが、X方向、Y方向および回転方向に補正され、吸着ノズル13bが下降して部品Bがプリント基板A上に実装される。また、吸着位置ずれが大きい場合には、再度、別の部品Bを吸着して実装するか、商品欠陥情報を所定の記憶装置に記憶させておく。
このように、本実施形態に係る部品供給装置20では、部品供給テープ18およびカバーテープ18bが剥離されたキャリアテープ18aが搬送される搬送路21cの上方に、部品供給テープ18およびカバーテープ18bが剥離されたキャリアテープ18aを搬送路21c側に押えるテープガイド40を配置している。そして、テープガイド40におけるスプロケット55に対向する部分に、各部分に応じた段差や高さを備えた押圧部46,47,48を設けている。このため、キャリアテープ18aにおけるスプロケット55の外部側に位置する部分を適正に押圧できるようになり、キャリアテープ18aがスプロケット55の外周面から浮き上がってスプロケット55の爪部55aと係合穴18dの周縁部とにスティック、スリップが生じることを防止できる。
また、本発明に係る部品供給装置および表面実装機は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した実施形態では、搬送路21cを、一対の支持壁部31,32の間に溝部33を形成して構成しているが、下面が平面に形成されたキャリアテープ18aを備えた部品供給テープ18を用いる場合には、溝部33を設けず、上面が連続する平面で構成される支持壁部を用いてもよい。また、テープガイド40は、一体からなる部材でなく、部品供給位置Oを境にして、キャリアテープ18aの前部側をガイドする前部テープカバーと、キャリアテープ18aの後部側をガイドする後部テープカバーとの別の部材で構成することもできる。
さらに、部品供給位置Oは、スプロケット55の上端に対応する位置に限らず、スプロケット55の上端よりも搬送路21cの上流側に設定してもよい。この場合、押圧部46,47,48の内少なくとも一つを設ければ良い。また、部品供給位置Oを領域Eの中間部に設定しても良い。この場合には、部品供給位置Oより前方に押圧部46を設ければ良い。また、前述した実施形態では、搬送路21bの前端側に下り傾斜面31b,32bを形成するとともに、テープガイド40の前端側を下り傾斜にしているが、これらの部分は水平にしてもよい。
さらに、押圧部46,47,48のなかで、テープガイド40は、前述した部品供給装置20に限らず、部品供給位置の送り方向上流側にカバーテープが剥離され部品が露出した収容部の上面を覆うシャッターが配置された部品供給装置に用いることもできる。また、本発明に係る部品供給装置および表面実装機のそれ以外の部分の構成についても、本発明の技術的範囲内で適宜変更することができる。
本発明の一実施形態に係る部品供給装置を備えた表面実装機を示した正面図である。 表面実装機を示した平面図である。 部品供給テープを示した斜視図である。 部品供給装置の内部を示した縦断面図である。 部品供給装置の要部を示した斜視図である。 本体ケースを示した斜視図である。 テープガイドを示した斜視図である。 スプロケットと部品供給テープとの関係を示した説明図である。 スプロケットの爪部が部品供給テープの係合穴に係合し始める状態を示した断面図である。 スプロケットの爪部が部品供給テープの係合穴との係合を解除し始める状態を示した断面図である。 図8の11−11断面図である。 図8の12−12断面図である。 図8の13−13断面図である。 図8の14−14断面図である。
符号の説明
10…表面実装機、13…ヘッドユニット、13b…吸着ノズル、15…Yレール、16…Xレール、18…部品供給テープ、18a…キャリアテープ、18b…カバーテープ、18c…収容部、18d…係合穴、20…部品供給装置、21c…搬送路、23a…切欠き凹部、31,32…支持壁部、31c…開口部、40…テープガイド、46,47,48…押圧部、46b,47b,48b…平面部、46c,48c…突出部、55…スプロケット、55a…爪部、A…プリント基板、B…部品。

Claims (5)

  1. 長手方向に間隔を保って形成された複数の収容部と前記複数の収容部の側方に間隔を保って形成された複数の係合穴とを備えたキャリアテープの前記収容部内にそれぞれ部品を収容し、前記キャリアテープの上面に前記収容部を覆うカバーテープを貼り付けて構成される部品供給テープを、前記係合穴に係合可能な複数の爪部が外周面に形成されたスプロケットの回転により搬送し、前記収容部内の各部品が所定位置に到達したときに、前記カバーテープを前記キャリアテープから剥離して、前記収容部内の前記部品を取り出し可能にする部品供給装置であって、
    搬送される前記部品供給テープと前記カバーテープが剥離された前記キャリアテープとを支持する搬送路を支持壁部の上面で構成し、前記支持壁部における前記係合穴に対応する外側部に上面が開口したスプロケット設置用の凹部を形成して、前記複数の爪部のうちの上端側に位置する所定の爪部を前記開口から上方に突出させた状態で前記スプロケットを前記凹部内に設置するとともに、前記部品供給テープと前記カバーテープが剥離された前記キャリアテープとを前記搬送路側に押える押え部材を前記搬送路の上方に配置し、前記押え部材における前記スプロケットに対向する部分に、前記スプロケットの内側に位置する部分の下端部よりも外側に位置する部分の下端部の方が下方に位置する段違い押圧部を設けて、前記キャリアテープにおける前記スプロケットの内部側に位置する部分よりも外部側に位置する部分を下方に押圧できるようにしたことを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記搬送路を、前記キャリアテープの下面における長手方向に沿った両縁側を支持する一対の支持壁部の上面で構成した請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記段違い押圧部を、前記爪部が前記係合穴に係合し始める後方交差点と、前記爪部が前記係合穴との係合を解除し始める前方交差点との間の所定位置に対向させて設けた請求項1または2に記載の部品供給装置。
  4. 前記段違い押圧部を、少なくとも前記スプロケットの上端と前記前方交差点との間の所定位置に対向させて設けた請求項3に記載の部品供給装置。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載された部品供給装置を備えた表面実装機であって、基板を設置する設置部と、前記カバーテープが剥離された前記キャリアテープの前記収容部内の前記部品を吸着して前記設置部に搬送し、前記部品を前記基板上に実装する搬送部とを備えた表面実装機。
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