しわ防止 改善剤
技術分野
本発明はしわの発生抑制し、 しわを改善させる効果を有する安全 なしわ防止 · 改善剤に関する。
明 背景技術 ,
老化は全身の臓器で進行しているが書、 その中でも目で見ることが できる皮膚、 とりわけ特に意識が集中しやすい顔面については、 老 化とともに発生するしわ及び小ジヮが、 世の多くの中高年齢者、 と りわけ女性を悩ませている。 従来、 しわ改善用化粧料の必要性が叫 ばれてきていたが、 老化及びしわに関する.メカニズムについて明ら かではない部分が多かったため、 従来の化粧料においては、 ムコ多 糖類やコラーゲンなどの生化学製品および合成高分子製品を配合し てしわ改善のための水分保持に努めるという方法を選択してきたに すぎない。
しかしながら、 上記の方法だけでは、 皮膚の老化及びしわの発生 を充分に防止することができない。 近年、 老化に関する研究が進め られ、 皮膚老化の原因としてマク口的に見れば加齢が重要な因子で あり、 さらに乾燥、 酸化、 太陽光 (紫外線) 等も皮膚老化に関わる 直接的な因子として挙げられてきている。 それら因子の中でも太陽 光 (紫外線) は、 光老化と呼ばれる変化において重要な役割を果た していることが明らかとなってきた。 上に記した顔面は、 全身で最 も光老化が進行しやすい部位であるが、 光老化した皮膚では真皮の 最も主要なマトリ ックス成分であるコラーゲン線維が著明に減少し
ていることも明らかとなってきた。 そしてしわ · 小ジヮの発生、 ハ リの消失といつた現象がコラーゲン線維の減少と密接に関係してい ることも示唆されてきている。 このように、 しわの発生及び皮膚老 化に関しては、 様々な皮膚老化因子、 中でも太陽光 (紫外線) 曝露 に伴い、 真皮における主要な細胞である線維芽細胞の増殖活性ゃコ ラーゲン等の合成機能が低下して、 このコラーゲン等のターンォー バ一速度も遅ぐなる。 その結果として、 皮膚の弹力がなくなり、 し わが発生し、 皮膚の老化が進行する。
しわ改善効果を有する物質については、 アミノ酸の一種であるァ ラニンやグリシンが有効であることが知られていた (特開平 1 1 一 4 9 6 2 8号公報、 特開平 8— 9 9 8 6 2号公報) 。 しかしながら これらァラニン、 グリシンは皮膚へ塗布した場合、 非常な痛みを伴 い、 使用することが困難であった。
本発明者は、 上記の事情に鑑みしわ改善効果を有し、 かつ皮膚へ 塗布しても痛みを伴わない安全な物質について鋭意研究を重ねた結 果、 一アミノ酸誘導体及びその塩が優れたしわ改善効果を発揮し 、 かつ安全な物質であることを見出し、 本発明を完成するに至った
発明の開示
本発明はしわの発生抑制又はしわの改善効果に優れる安全なしわ 改 剤の提供を課題とする。
皮膚に発生するしわについてはこれまで様々な分類がされている 。 形状から分類された例としては Kligman' (A. M. Kligman et al. :Br . J. Dermatol. , 113, pp37-42 (1985) - ) によって線状しわ、 図形しわ 、 縮緬しわに分類されている。 線状しわの代表としては目の横にで きるカラスの足跡である。 線状しわと図形しわは光老化の影響が強
く しわの形態は比較的深い。 縮緬しわは加齢によって皮膚表面が細 かく萎縮してできるしわでしわの形態は比較的浅く通常は光に当た らない部位に生じる。 このように加齢や光によって形成されるしわ のほかに、 一過性にできるしわがある。 表情筋の収縮によってしわ が出現し、 表情の復元と同時に消失する、 いわゆる表情しわである 。 しかし加齢によって真皮の弾性繊維やコラーゲン異常などによる 皮膚の脆弱化によって、 表情運動の停止とともに消失していた一過 性のしわが永久しわとして定着するようになる。
上記のよう ^;浅いしわ、 深いしわは、 加齢と光および表情筋の収 縮が主な要因として挙げられ真皮の変化が大きく関わっている。 こ れ以外の要因として乾燥が挙げられる。 顔面皮膚を観察すると各個 人独特の皮溝線と呼ばれる細かいしわが観察され、 皮膚表面が乾燥 性のドライスキンになるとこの線が一方向に強調された形状に変化 する小じわが出現する。 乾燥によって角層の水分保持力低下や表皮 肥厚による皮膚柔軟性が損なわれ、 筋肉の動きに追随できず生じた 歪みがこのような小じわとして出現したと考えられ、 主に表皮の変 化が要因と考えられる (正木仁 : 香商会誌、 25 ( 1 ) , pp. 1647- 1649, ( 1991 ) ) 。
乾燥などによって出現する小じわは、 保湿剤によって角層水分量 を増加させ角層を柔軟にすることで改善することができるが、 それ 以外のしわはそれだけでは十分でなく真皮構成成分の改善が必要で ある。 本発明は、 特にこの真皮の変化による深いしわを抑制又は改 善することを目的とする。
すなわち、 本発明は、 下記一般式 ( 1 ) で表される α —アミノ酸 誘導体及びその塩からなる群から選ばれる化合物の 1種又は 2種以 上を含有するしわ防止 · 改善剤を提供するものである。
(一般式 ( 1 ) 中、
Riは水素原子、 C H3基又は C H2 OH基を表し、
R2及び R3はそれぞれ独立に水素原子、 炭素数 1〜 4のアルキル 基もしくはアルケニル基、 炭素数 2〜 6のァシル基、 力ルバモイル 基、 アミジノ基、 ピリジルカルポニル基、 ベンジルォキシカルボ二 ル基、 シクロへキシル基、 シクロへキサンカルポニル基、 ベンゾィ ル基、 ベンゼンスルホニル基、 フエニル基又はべンジル基のいずれ かを表し、 但し R2及び R3が同時に水素原子であることはなく、 あ るいは
R2及び R3はそれらが結合している N原子と共に炭素数の総和 4 〜 6の環構造を形成してもよく、 その場合当該環構造は任意的にへ テロ原子として酸素原子を含んでもよく、
R4は水素原子又は炭素数 1〜 1 8のアルキル基又はアルケニル 基、 フエニル基、 ベンジル基を表し、
ここで R 2、 R 3及び R 4のシクロへキシル部もしくはフエニル部 、 又は R2及び R3が形成する N原子を含んだ環構造は、 任意的に炭 素数 1〜 3のアルキル基、 炭素数 1〜 3のアルコキシル基又は水酸 基を有していてもよく、
また、 及び R4が水素原子である場合、 R2及び R3の一方がベ ンジルォキシカルポニル基で他方が水素原子であること及び R2及 び R3の一方がアミジノ基で他方がメチル基であることはない。 )
また、 本発明は、 一般式 ( 1 ) で表される 0;—アミノ酸誘導体並 びにそれらの塩からなる群から選ばれる化合物の含有量がしわ防止
• 改善剤全量に対して 0. 0 0 1〜 2 0. 0質量%であることを特 徵とする前記しわ防止 · 改善剤を提供するものである。
さらに、 本発明は、 一般式 ( 1 ) で表される —アミノ酸誘導体 並びにそれらの塩からなる群から選ばれる化合物の含有量がしわ防 止 · 改善剤全量に対して 0. 1〜 1 0. 0質量%であることを特徴 とする前記しわ防止 · 改善剤を提供するものである。
本発明によれば、 優れたしわ改善効果を有するしわ改善用化粧料 を提供できる。 図面の簡単な説明
図 1はサルコシン塗布によるしわ改善度試験結果を示す。
図 2はベンゾィル— D L—セリン塗布によるしわ改善度試験結果 を示す。
図 3はサルコシン塗布によるしわ面積率の変化を示す。
図 4はサルコシン無添加を 1 0 0 としたときのサルコシン添加に よるコラーゲン産生量の変化を示す。 発明を実施するための最良の形態
本発明のしわ防止 · 改善剤 (以下、 単に 「しわ改善剤」 と称する 場合がある) は、 しわ改善効果を有する活性成分として上記一般式 ( 1 ) で表される 一アミノ酸誘導体又はその塩を 1又は複数種含 む。
式中、 は水素原子、 C H3基又は C H2 OH基を表す。 本発明 は、 R,が水素原子である場合、 相当するグリシン誘導体となり、
R ,が C H 3基である場合、 相当するァラニン誘導体となり、 R】が C H 2〇H基である場合、 相当するセリン誘導体となる。 ァラニン 誘導体及びセリ ン誘導体については効果がいずれも良好であること から、 D体、 L体、 D L体 (D L混合物) いずれであってもよく、 また D L体 ( D L混合物) についてその混合比も問わない。
R 2及び R 3はそれぞれ独立に水素原子、 炭素数 1 〜 4のアルキル 基もしくはアルケニル基、 炭素数 2〜 6のァシル基、 力ルバモイル 基、 アミジノ基、 ピリジルカルポニル基、 ベンジルォキシカルポ二 ル基、 シクロへキシル基、 シクロへキサンカルポニル基、 ベンゾィ ル基、 ベンゼンスルホニル基、 フエニル基又はべンジル基のいずれ かを表し、 但し R 2及び R 3が同時に水素原子であることはない。
R 2及び R 3の一方が炭素数 1〜 4のアルキル基である場合、 この 範囲であれば、 直鎖状や、 分岐状などいずれのアルキル基であって もよく、 また環状アルキル基又は環状部分を含むアルキル基であつ てもよい。 具体的には、 メチル基、 ェチル基、 n —プロピル基、 i s 0—プロピル基、 n —ブチル基、 i s o —ブチル基、 t e r t - ブチル基、 1 一メチルプロピル基、 シクロプロピル基、 シクロプチ ル基、 シクロプロピルメチル基、 1 —メチルシクロプロピル基、 2 ーメチルシクロプロピル基が挙げられる。
R 2及び R 3の一方が炭素数 1 〜 4のアルケニル基である場合、 こ の範囲であれば、 直鎖状や、 分岐状などいずれのアルケニル基でも よく、 また環状アルケニル基又は環状部分を含むアルケニル基であ つてもよい。 具体的には、 ェテニル基、 ァリル基、 1 一プロぺニル 基、 1 ーブテニル基、 2—ブテニル基、 3 —ブテニル基、 1 ーメチ ルー 2—プロぺニル基、 1 —メチルー 1 一プロぺニル基、 2 —メチ ル— 2—プロぺニル基、 2—メチルー 1 一プロぺニル基、 ブタンジ ェニル基、 1 ーシクロプロぺニル基、 2—シクロプロぺニル基、 1
ーシクロブテニル基、 2 —シクロブテニル基、 1 ーシクロブ,テニル 基、 2 —シクロブテニル基、 2 —メチル— 1 —シクロプロぺニル基 、 3 ーメチル— 1 —シクロプロぺニル基、 1 ーメチルー 2 —シクロ プロぺニル基、 2 _メチル— 2 —シクロプロぺニル基、 2 —メチレ ンシクロピロピル基、 3 —メチレン— 1 —シクロプロぺニル基、 シ クロピロピルメチレニル基、 2 , —シクロプロぺニルメチレニル基 、 シクロブタンジェニル基などが挙げられる。
R 2及び R 3の一方が炭素数 2〜 6 のァシル基である場合、 炭素数 2〜 6の範囲であれば、 いずれであってもよく、 具体的には、 ァセ チル基、 プロピオニル基、 ブ夕ノィル基、 2 —メチルプロピオニル 基、 ペンタノィル基、 2 —メチルブタノィル基、 3 —メチルブタノ ィル基、 2, 2 —ジメチルプロピオニル基、 へキサノィル基、 2— メチルペン夕ノィル基、 3 —メチルペン夕ノィル基、 2 , 2—ジメ チルブタノィル基、 2, 3 —ジメチルブ夕ノィル基、 3, 3 —ジメ チルブ夕ノィル基、 2 —ェチルブ夕ノィル基、 シクロプロパンカル ボニル基、 1 —メチルシクロプロパンカルポニル基、 2—メチルシ クロプロパンカルボニル基、 1、 2 —ジメチルシクロプロパンカル ポニル基、 2、 2 —ジメチルシクロプロパンカルポニル基、 2、 3 ージメチルシクロプロパンカルボニル基、 シクロブタンカルポニル 基、 1 —メチルシクロブタンカルボ二ル基、 2 —メチルシクロブ夕 ンカルポニル基、 3 —メチルシクロブタンカルポニル基、 シクロへ ブタンカルボ二ル基、 プロべォニル基、 2 —ブテニオル基、 3 —ブ テニオル基、 2 —メチルプロべォニル基、 2 , —メチレニルシクロ プロパンカルポニル基、 2 ' —メチレ二ルー 1 ' —シクロプロペン カルポニル基、 2 ' —メチレニルシクロプロパンメチルカルポニル 基、 2 ' —メチレ二ルー 1 ' ーシクロプロペンメチルカルポニル基 、 2 ' —メチレニルシクロプロパンメチレニルカルポニル基、 シク
口プロパンメチレニルカルポニル基、 2 , ーメチルシクロプロパン メチレニルカルポニル基、 2, ーシクロプロペンメチレニルカルポ ニル基、 シクロブタンメチレニルカルポニル基、 2 , ーシクロブテ ンメチレ二ルカルポニル基、 1 ーシクロブテンカルポニル基、 2 — シクロブテンカルポニル基、 1 , 3 —シクロブタジエンカルポニル 基、 1 ' —シクロブテンメチルカルポニル基、 2 ' —シクロブテン メチルカルポニル基、 1 ーメチルー 2—シクロブテンカルポニル基 、 2 ーメチルー 1 —シクロブテンカルボニル基、 2—メチルー 2— シクロブテンタルポニル基、 2 ―メチル一 3 —シクロブテンカルポ ニル基、 3 —メチル— 2 —シクロブテンカルポニル基、 1 —シクロ ペンテンカルポニル基、 2—シクロペンテンカルポニル基、 3—シ クロペンテンカルポニル基、 1 、 3 —シクロペンタジェンカルポ二 ル基、 2、 4ーシクロペン夕ジェンカルボニル基などが挙げられる
R 2及び R 3はそれらが結合している N原子と共に炭素数の総和 4 〜 6の環構造を形成してもよく、 その場合当該環構造は任意的にへ テロ原子として酸素原子を含んでもよい。
具体的に形成する環は、 例えば、 ピロリジン、 ピぺリジン、 ァゼ パン (へキサメチレンィミン) 、 モルホリ ンなどが挙げられる。
R 4は水素原子又は炭素数 1〜 1 8のアルキル基又はアルケニル 基、 フエニル基、 ベンジル基を表す。 R 4が水素原子以外である場 合、 本発明に係る α —アミノ酸誘導体は R 4に相当するエステル化 合物であることを表す。
ここで R 2、 R 3及び R 4のシクロへキシル部もしくはフエニル部 、 又は R 2及び R 3が形成する N原子を含んだ環構造は、 任意的に炭 素数 1〜 3のアルキル基、 炭素数 1〜 3のアルコキシル基又は水酸 基を有していてもよい。
また、 及び R 4が水素原子である場合、 R 2及び R 3の一方がベ ンジルォキシカルボニル基で他方が水素原子であること (ベンジル ォキシ力ルポニルダリシン) はない。
また、 R ,及び R 4がいずれも水素原子である場合、 R 2及び R 3の 一方がアミシン基で、 他方がメチル基 (クレアチン) であることは ない。
ひ一アミノ酸誘導体の例としてはサルコシン、 ェチルダリシン、 プロピルグリシン、 ブチルグリシン、 N —メチルー Lーセリ ン、 N 一メチル— D L —セリン、 N —メチルー D —セリン、 N —ェチルー Lーセリン、 N —ェチル— D L —セリン、 N —ェチルー D —セリン 、 N —メチルー Lーァラニン、 N —メチル一 D L—ァラニン、 N― メチル— D —ァラニン、 N —ェチルー Lーァラニン、 N —ェチルー D L—ァラニン、 N —ェチル一 D —ァラニン、 N —力ルポべンジル ォキシサルコシン、 N —力ルポベンジルォキシー L —セリン、 N— カルボベンジルォキシー D L—セリン、 N _カルボべンジルォキシ 一 D —セリン、 N —力ルポベンジルォキシ— L—ァラニン、 N —力 ルポベンジルォキシ— D L—ァラニン、 N —力ルポべンジルォキシ — D —ァラニン、 N—ァセチルダリシン、 N —ァセチル— Lーァラ ニン、 N —ァセチルー D L —ァラニン、 N —ァセチルー D —ァラニ ン、 N —ァセチル— Lーセリ ン、 N —ァセチルー D L —セリ ン、 N —ァセチル— D—セリン、 N —力ルバモイルグリシン、 N —力ルバ モイルー L —セリン、 N —力ルバモイルー D L —セリン、 N —カル バモイルー D —セ ン、 N —力ルバモイルー L —ァラニン、 N —力 ルバモイル— D L —ァラニン、 N—力ルバモイルー D —ァラニン、 N —アミジノグリシン (グァニジノ酢酸) 、 N —アミジノー Lーセ リン、 N —アミジノー D L —セリ ン、 N —アミジノ一 D —セリン、 N —アミジノ一 Lーァラニン、 N —アミジノー D L —ァラニン、 N
一アミジノ _ D —ァラニン、 N—ニコチノィルグリ シン、 N -ニコ チノィル一 L —セリ ン、 N—ニコチノィルー D L —セリ ン、 N—二 コチノィル一 D —セリ ン、 N —ニコチノィル一 L —ァラニン、 N— ニコチノィルー D L —ァラニン、 N —ニコチノィルー D —ァラニン 、 N—シクロへキシルグリ シン、 N —シクロへキシルー D L—セリ ン、 N —シクロへキシルー Lーセリ ン、 N—シクロへキシル一 D — セリ ン、 N—シクロへキシルー Lーァラニン、 N —シクロへキシル 一 D L —ァラニン、 N —シクロへキシル _ D —ァラニン、 N—ベン ゼンスルホニルダリシン、 N—ベンゼンスルホニル— L —セリ ン、 N—ベンゼンスルホニル— D L —セリ ン、 N—ベンゼンスルホニル 一 D —セリ ン、 N _ベンゼンスルホニル _ Lーァラニン、 N—ベン ゼンスルホニル— D L —ァラニン、 N—ベンゼンスルホニル— L 一 ァラニン、 N—シクロへキサン力ルポニルダリ シン、 N—シクロへ キサン力ルポ二ルー L —ァラ一ン、 N—シクロへキサンカルポニル 一 D L —ァラニン、 N—シク Πへキサン力ルポ二ルー D —ァラニン
、 N—シクロへキサン力ルポ一ルー Lーセリ ン、 N—シクロへキサ ンカルポニル— D L —セリ ン 、 N一シクロへキサン力ルポニル— D ーセリ ン、 N—ベンゾィルグリシン 、 N—ベンゾィル— L —セリ ン
、 N—ベンゾィル— D L —セ ン、 N—ベンゾィル _ L —セリ ン、
N —ベンゾィル— L 一ァラニン 、 N一ベンゾィル一 D L —ァラニン
、 N—ベンゾィル— D—ァラ一ン、 N—メ トキシベンゾィルグリ シ ン、 N—メ トキシベンゾィル一 L 一セリ ン、 N—メ 卜キシベンゾィ ル一 D L —セリ ン、 N—メ トキシべンゾィル一 Lーセリ ン、 N —メ トキシベンゾィル— Lーァラ一ン、 N—メ トキシベンゾィルー D L ーァラニン、 N—メ 卜キシべンゾィルー D —ァラニン、 ピぺリ ジン
- 1 ーィル酢酸、 モルホリ ン ― 1 一ィル酢酸、 ピロリジン一 1 —ィ ル酢酸、 ァゼパン一 1 ーィル酢酸、 1 H—ピロ一ルー 1 —ィル酢酸
、 2 — (ピペリ ジン一 1 一ィル) プロピオン酸、 2 — (モルホリ ン 一 1 一ィル) プロピオン酸、 2 — (ピロリ ジン— 1 —ィル) プロピ オン酸、 2 — ( 1 H—ピロ一ルー 1 一ィル) プロピオン酸、 2— ( ァゼパン一 1 一ィル) プロピオン酸、 2 — (ピペリ ジン一 1 —ィル ) 一 3 —ヒ ドロキシプロピオン酸、 2 — (モルホリ ン一 1 一ィル) — 3 —ヒ ドロキシプロピオン酸、 2 — (ピロリ ジン一 1 一ィル) 一 3 —ヒ ドロキシプロピオン酸、 2 — (ァゼパン一 1 _ィル) — 3 — ヒ ドロキシプロピオン酸、 2 — ( 1 H—ピロ一ルー 1 一ィル) — 3 ーヒ ドロキシプロピオン酸、 及びこれらの R 2及び R 3の一方に相当 する置換体、 例えば、 N—メチル体 ( N—アミジノグリ シンを除く ) 、 N—ェチル体、 N—プロピル体、 N _ブチル体、 N—ァリル体 などが挙げられ、 更にそれらの R 4に相当するエステル、 例えばメ チルエステル、 ェチルエステル、 プロピルエステル、 へキシルエス テル、 ォクチルエステル、 2 —ェチルへキシルエステル、 ゲラニル エステル、 デシルェテステル、 ドデシルエステル、 ミ リスチルエス テル、 ラウリルエステル、 ステアリルエステル、 イソステアリルェ ステル、 シクロへキシルエステル、 フエニルエステル、 ベンジルェ ステルなどが挙げられるが、 それらに限定されることなく、 しわ改 善効果を発揮する誘導体全てが本発明において有用である。 好まし くは、 本発明に係る α—ァミノ酸誘導体はサルコシン及びェチルダ リシン、 Ν、 Ν—ジメチルダリ シン、 Ν—メチル一 L —セリ ン、 Ν —メチルー D L —セリ ン、 Ν—メチル— D —セリ ン、 Ν—ェチルー L —セリ ン、 Ν—ェチルー D L —セリ ン、 Ν—ェチル—D—セリ ン 、 Ν—メチル一 Lーァラニン、 Ν—メチル一 D L —ァラニン、 Ν— メチルー D —ァラニン、 Ν—ェチルー Lーァラニン、 Ν—ェチルー D L —ァラニン、 Ν—ェチル— D—ァラニン、 Ν—カルポベンジル ォキシサルコシン、 Ν—力ルポベンジルォキシー L —セリ ン、 Ν—
カルボベンジルォキシー D L—セリ ン、 N—力ルポべンジルォキシ — D—セリ ン、 N—力ルポベンジルォキシー L —ァラニン、 N—力 ルポベンジルォキシー D L—ァラニン、 N—力ルポべンジルォキシ 一 D —ァラニン、 N —ァセチルダリ シン、 N—ァセチルサルコシン 、 N—ァセチルー Lーァラニン、 N—ァセチルー D L —ァラニン、 N—ァセチルー D —ァラニン、 N—ァセチル— Lーセリ ン、 N—ァ セチル— D L —セリ ン、 N—ァセチルー D —セリ ン、 N—ァセチル 一 L —セリ ン、 N ―ァセチル一 D L —セリ ン、 N一ァセチル一 D— セリ ン、 N—力ルバモイルグリ シン (ヒダン トイン酸) 、 N 一カル
ヽ
バモイルサルコシノ 、 N一力ルバモイルー L—セ ン、 N一力ルバ モイルー D L—セ ン、 N一力ルバモイルー D—セリ ン 、 N 一カル バモイル— L —ァラ二ン 、 N一力ルバモイルー D L -ァラ二ン、 N 一力ルバモイルー D 一ァラ二ン、 N—アミジノグ U シン (グァニジ
、❖
ノ酢酸) 、 N—ァ 、 ジノ 一 Lーセリ ン、 N—アミンノ一 D Lーセリ ン、 N—アミジノ ― D 一セリ ン、 N—アミジノー L 一ァラ二ン、 N 一アミジノ ー D L ァラ二ン 、 N—アミジノー D ―ァラ二ン 、 N 一 ニコチノィルダリ ンン、 N一ニコチノィルサルコシン、 N―ニコチ ノィルー Lーセリ ン 、 N ――コチノィルー D L—セ U ン 、 N一ニコ チノィルー D—セ U ン、 N一ニコチノィルー L 一ァラ二ン、 N—二 コチノィルー D L ——ァラ二ン 、 N—ニコチノィル ― D 一ァラ二ン、
N—シクロへキシルグリ シン、 N—シクロへキシルサルコシン、 N —シクロへキシルー D L —セリ ン、 N—シクロへキシルー L —セリ ン、 N—シクロへ年シル一 D —セリ ン、 N—シクロへキシル一 L— ァラニン、 N—シクロへキシル— D L—ァラニン、 N—シクロへキ シル一 D —ァラニン、 N —ベンゼンスルホニルダリ シン、 N—ベン ゼンスルホニルサルコシン、 N—ベンゼンスルホ二ルー L—セリ ン 、 N—ベンゼンスルホニル一 D L—セリ ン、 N—ベンゼンスルホ二
ルー D —セリ ン、 N—ベンゼンスルホ二ルー L—ァラニン、 N—べ ンゼンスルホ二ルー D L—ァラニン、 N —ベンゼンスルホ二ルー L ーァラニン、 N—シクロへキサンカルボニルダリ シン、 N—シクロ へキサンカルポニルサルコシン、 N—シクロへキサン力ルポ二ルー Lーァラニン、 N—シクロへキサンカルボニル一 D L —ァラニン、 N —シクロへキサンカルボニル— D —ァラニン、 N—シクロへキサ ンカルポ二ルー Lーセリ ン、 N—シクロへキサン力ルポ二ルー D L
—セリ ン、 N—シク口へキサン力ルポ二ルー D ―セリ ン、 N—ベン ゾィルグリシン 、 N —ベンゾィルー Lーセリ ン 、 N一べンゾィルー
D L—セリ ン、 N一ベンゾィルー Lーセリ ン 、 N ―ベンゾィルー L ーァラニン、 N ―ベンゾィルー D L —ァラニン 、 N一ベンゾィルー
D —ァラニン、 N ―ベンゾィルサルコシン、 N ―メ 卜キシベンゾィ ルグリ シン、 N ―メ 卜キシベンゾィルー L 一セ U ン 、 N—メ 卜キシ ベンゾィルー D L セリ ン、 N—メ トキシべ -ンゾィルー Lーセリ ン
、 N—メ 卜キシベンゾィルー Lーァラニン、 N ―メ 卜キシベンゾィ ルー D L —ァラ一ン 、 N—メ 卜キシベンゾィル ― Dーァラニン、 N
—メ 卜キシベンゾィルサルコシン、 ピベリジン ― 1 ーィル酢酸、 モ ルホリ ン— 1 一ィル酢酸、 ピロリジン— 1 一ィル酢酸、 ァゼパン一
1 —ィル酢酸、 1 Hーピロール— 1 一ィル酢酸 、 2 一 (ピペリジン 一 1 一ィル) プ Πピオン酸、 2 — (モルホリ ン ― 1 一ィル) プロピ オン酸、 2 一 (ピ口リジン一 1 —ィル) プロピォン酸、 2 — (ァゼ パン一 1 一ィル) プロピオン酸、 2 — ( 1 H一ピ Πール— 1 —ィル
) プロピオン酸 、 2 一 (ピペリジン一 1 ーィル ) ― 3 —ヒ ドロキシ プロピオン酸、 2 一 (モルホリ ン一 1 —ィル)' ― 3 ーヒ ドロキシプ 口ピオン酸、 2 ― (ピロリジン一 1 一ィル) ― 3 一ヒ ドロキシプロ ピオン酸、 2 — (ァゼパン— 1 —ィル) 一 3 ―ヒ ドヽロキシプロピオ ン酸、 2 — ( 1 H ―ピロ一ル— 1 一ィル) 一 3 ―ヒ ドロキシプロピ
オン酸である。
上記一般式 ( 1 ) で表される α—アミノ酸誘導体又はその塩は巿 販のものであるか、 あるいは公知の方法もしくはそれに準ずる方法 により合成したものであってよい。 また、 いずれも皮膚に塗布する ことは新規であるか又は公知であっても、 本発明のしわ防止 ' 改善 効果を有することは新規である。
例えば、 本発明に用いる α—アミノ酸誘導体がサルコシンである 場合、 サルコシンは、 Ν—メチルグリシン (Ν— M e t h y l g l y c i n e ) 警の名称で用いられている公知物質であり、 化粧品原 料としての用途 ( I n t e r n a t i o n a l C o s m e t i c
I n g r e d i e n t D i c t i o n a r y a n d H a n d b o o k S e v e n t h E d i t i o n V o 1 u m e 2 , C T F A ( 1 9 9 7 ) ) や、 保湿剤としての用途 (特許第 3 4 4 1 3 8 7号) は知られているが、 本発明のしわ防止 · 改善効果を有す ることは新規である。
また、 本発明に用いる α—アミノ酸誘導体が N—べンゾィルー L —セリ ン、 Ν—べンゾィルー L—ァラニン、 Ν—シクロへキサン力 ルポ二ルー L—セリン、 Ν—シクロへキサン力ルポニル— L—ァラ ニン、 Ν—シクロへキサンカルポニルグリシンである場合、 いずれ も公知物質であり、 香気前駆物質としての用途 (特表 2 0 0 2— 5 0 8 3 0 7 ) は知られているが、 本発明のしわ防止 · 改善効果を有 することは新規である。
また、 本発明に用いる α—アミノ酸誘導体が Ν—ベンゾィルダリ シンである場合、 本化合物は馬尿酸などの名称で用いられている公 知物質であり、 香気前駆物質としての用途 (特表 2 0 0 2 — 5 0 8 3 0 7 ) は知られているが、 本発明のしわ防止 · 改善効果を有する ことは新規である。
また、 本発明に用いる ひ 一アミノ酸誘導体が N—力ルバモイルグ リシンである場合、 本化合物はヒダントイン酸などの名称で用いら れている公知物質であり、 毛穴縮小効果の用途 (特開 2 0 0 5— 1 7 9 3 4 3 ) は知られているが、 本発明のしわ防止 · 改善効果を有 することは新規である。
一般式 ( 1 ) で表される α —アミノ酸誘導体の塩としては、 特に 限定されないが、 例えば、 無機塩としては、 塩酸塩、 硫酸塩、 リン 酸塩、 臭化水素酸塩、 ナトリウム塩、 カリウム塩、 マグネシウム塩 、 カルシウム塩、 アンモニゥム塩等が挙げられる。 有機塩としては 、 酢酸塩、 乳酸塩、 マレイン酸塩、 フマル酸塩、 酒石酸塩、 クェン 酸塩、 メタンスルホン酸塩、 ρ-トルエンスルホン酸塩、 トリェタノ ールァミン塩、 ジエタノールアミン塩、 アミノ酸塩等が挙げられる 本発明において、 一般式 ( 1 ) で表される α -ァ ノ酸誘導体又 はその塩の配合量は、 しわ改善剤全量中、 0 . 0 0 1 2 0 - 0質 量%、 好ましくは 0 . 1〜; L 0 . 0質量%である。 0 - 0 0 1質量
%未満ではしわ改善効果に乏しく、 2 0 . 0質量%を越えて配合し てもしわ改善効果の増加は望めないと考えられる。
本発明のしわ改善剤には、 上記必須成分の他に、 通常化粧品や医 薬品に配合可能な成分、 例えば、 液体油脂 、 固体油脂 、 口ゥ 、 炭化 水素、 高級脂肪酸、 高級アルコール、 エステル類、 シ コ一ン類、 ァニオン界面活性剤、 カチオン界面活性剤、 両性界面活性剤、 非ィ オン性界面活性剤、 保湿剤、 水溶性高分子化合物、 増粘剤、 被膜剤 、 紫外線吸収剤、 金属イオン封鎖剤、 低級アルコール、 多価アルコ ール、 糖類、 アミノ酸類、 有機アミン類、 ρ Η調整剤、 皮膚栄養剤 、 ビタミン類、 酸化防止剤、 香料、 粉末、 色材、 水等を必要に応じ て適宜配合することができる。 また、 L ァスコルビン酸及びその
塩、 L —ァスコルビン酸リン酸エステル、 Lーァスコルビン酸硫酸 エステル等の Lーァスコルビン酸のエステル誘導体及びその塩、 L ーァスコルビン酸ダルコシド等の L —ァスコルビン酸の配糖体及び その塩、 4ーメ トキシサリチル酸等のアルコキシサリチル酸及びそ の塩、 ハイ ドロキノン; 6— D—グルコース、 ハイ ドロキノン K 一 D —グルコース等のハイ ドロキノンの配糖体及びその塩、 トラネキサ ム酸、 トラネキサム酸メチルアミ ド塩酸塩等のトラネキサム酸誘導 体、 4 一 n—プチルレゾルシン等のレゾルシン誘導体、 コウジ酸、 エラグ酸、 リノール酸、 力ミツレエキス、 レチノイン酸、 レチノ一 ル、 レチノ一ル酢酸、 レチノ一ルパルミチン酸、 グリチルリチン酸 及びその誘導体等も適宜配合することができる。
本発明のしわ改善剤の剤型は特に限定されるものではなく、 例え ば、 溶液系、 可溶化系、 乳化系、 粉末分散系、 水一油二層系、 水一 油一粉末三層系、 軟膏、 ゲル、 エアゾール等の任意の剤型をとるこ とができる。 また、 使用形態も特に限定されるものではなく、 例え ば、 化粧水、 乳液、 クリーム、 エッセンス、 ゼリー、 ジエル、 軟膏 、 パック、 マスク、 ファンデーション等の任意の形態をとることが できる。
本発明のしわ改善剤は肌に適用することでしわの形成の予防及び ノ又は形成されたしわの軽減 · 消失を図るための美容方法に利用で きる。 かかる美容方法における本発明のしわ改善剤の用法、 用量も 特に限定されるものではなく、 剤型や処置する肌のしわの状態によ り適宜決定されるが、 典型的には、 1 日当たり数回、 例えば 1回〜 5回、 適量、 例えば 1平方 c m 2当たり 0. l m 1 から 1 m 1 、 肌に直 接すり込むか、 又その適量をガーゼなどに染み込ませてから肌に貼 付することができる。
実施例
次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。 本発明はこ れによって限定されるものではない。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 )
マウスは H r _ l ( S k h - 1 ) ヘアレスマウス (星野実験動物
; 6週齢〜 1 0週齢) を用い、 シュワルツらの方法 (Haratake A. et al. J. Invest. Dermatol. 108:769-775, 1997. ) を一部変え て、 U V Bを り返し照射する方法 (Naganumaa M. et al. J. Der matol. Sci. 25:29-35, 2001. Schwartz E. J. Invest. Dermatol.
91:158-161, 1988. ) に準じてしわを形成させた。 すなわち背部に U V B (光源 ; 東芝エレク トリック製 東芝
F L— 2 0 S E蛍光ランプ) を週 3回、 1 0週間照射した。 開 始後の照射量は 3 6 m J / c m2/回とし、 2.週目以降は徐々に増 加させ、 1 0週目は 2 1 6 m J / c m2/回とした。 総照射量は 4. 6 J Z c m2であった。 紫外線量は UVRAD I OME T E R (U VR - 3 0 5 / 3 6 5 D (II) 、 トプコン) にて測定した値を用い た。 紫外線照射を終了し、 マウス背部の写真を撮影し、 ビセッ トら の方法 (Bissett DL. et al. Photochemistry and Photobiology 4 6: 367-378, 1987. ) を一部変えた方法でしわの生成度合い ¾下記の 表 1 に示す判定基準に従ってスコア化し、 評点 7以上のしわを形成 したマウスのみを用いて、 以下の溶液を塗布した。 しわのスコア化 作業は 3名の測定者が個別に行い、 合議によって評点を決定した。 表 1
評点 : 判定基準
0 : しわを認めない。
1 : 評点 2より浅い、 短い、 または数が少ない。
2 : 浅いしわを認める。
3 : 評点 2より深い、 または長い。 評点 4より浅い、 短い、 また は数が少ない。
4 : 浅いしわを、 全面に認める。
5 : 評点 4より深い、 または長い。 評点 6より浅い、 または短い
6 : 深く長いしわを認める。
7 : 評点 6より深く長いしわが増す。 評点 8より浅い、 または短 い。
8 : 深く、 長いしわを全面に認める。
評点 7以上のへアレスマウスを 5匹ずつ 2群に、 かつ両群の評点 が同じになるように分け、 各群のマウス背部皮膚全体に下記に組成 を示す比較例 1 の組成物又は実施例 1 の組成物それぞれ 1 0 0 1 を 1 日 1回、 週 5回、 6週間連続塗布した。 実施例 1組成物
サルコシン 1 . 0質量%
化粧品用アル 5 0 . 0
精製水 残余
比較例 1組成物
化粧品用アル 0質量%
塗布終了後、 マウス背部の写真を撮影し、 上 表 1 に示した判定 基準に従って、 動物の群名を伏せた状態でしわの度合いを 3名の測 定者が個別にスコア化し、 合議によって評点を決定した。
マウスのしわの改善度は次のようにして求めた。 すなわち
「しわ改善度」 = 「溶液塗布前の評点」 一 「 6週間 溶液塗布後
の評点」
の式によって算出した。 図 1に上記式に従って得たしわ改善度を 示した。
図 1より明らかなように、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 1. 6 ) に対し本発明の実施例 1塗布群 (平均評点 : 2. 8 ) では、 しわの 減少は顕著に促進された。 以上より、 サルコシン溶液には紫外線に より形成された皮膚のしわ改善に効果があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 2 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1 は前記と同様のものを用いた、
実施例 2組成物
ベンゾィル— D L—セリン 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0 精製水 残余
図 2に前記と同様に算出したしわ改善度の結果を示した。
図 2より明らかなように、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 3 ) に対し本発明の実施例 2塗布群 (平均評点 : 3. 6 ) では、 しわの 減少は顕著に促進された。 以上より、 ベンゾィルー D L—セリン溶 液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果があることが 確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 3 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 3組成物
ベンジルォキシカルポ二ルー Lーセリン 3. 0質量%
化粧品用アルコール 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 4 ) に対し本発明の実 施例 3塗布群 (平均評点 : 3. 5 ) であった。 結果から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 ベンジルォキシ 力ルポニル— L—セリ ン溶液には紫外線により形成された皮膚のし わ改善に効果があることが確認された。 ヘアレスマウ でのしわ改善試験 ( 4 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1 は前記と同様のものを用いた。
実施例 4組成物
シクロへキシルグリシン 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 3 ) に対し本発明の実 施例 4塗布群 (平均評点 : 3. 9 ) であった。 結果から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 シクロへキシル ダリシン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果が あることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 5 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1 は前記と同様のものを用いた。
実施例 5組成物
ベンゼンスルホニルダリシン 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0
精製水 残余 結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 7 ) に対し本発明の実 施例 5塗布群 (平均評点 : 3. 9 ) であった。 結果から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 ベンゼンスルホ ニルダリシン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効 果があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 6 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 6組成物
ベンゼンスルホニルサルコシン 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0 精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 4 ) に対し本発明の実 施例 6塗布群 (平均評点 : 3. 7 ) であった。 結果から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 ベンゼンスルホ ニルサルコシン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に 効果があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 7 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 例 1 は前記と同様のものを用いた。
実施例 7組成物
ベンゾィルー Lーァラニン 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2 . 8 ) に対し本発明の実 施例 7塗布群 (平均評点 : 4 . 0 ) であった。 結果から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 ベンゾィル— L ーァラニン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果 があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 8 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施しに。 尚 、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 8組成物
ピペリジン酢酸 3 . 0質量 % 化粧品用アルコール 5 0 . 0 精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2 . 5 ) に対し本発明の実 施例 8塗布群 (平均評点 : 3 . 8 ) であつ / 。 ίίπ 7I から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 ピぺリジン酢酸 溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果があること が確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 9 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施し 7こ。 尚 、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 9組成物
ピ口リジン酢酸 3 . 0質量 % 化粧品用アルコール 5 0 . 0 精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2 . 6 ) に対し本発明の実
施例 9塗布群 (平均評点 : 3. 9 ) であった。 結果から明らかなよ うに、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 ピロリジン酢酸 溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果があること が確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 0 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 1 0組 物
モルホリン酢酸 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 7 ) に対し本発明の実 施例 1 0塗布群 (平均評点 : 3. 9 ) であった。 結果から明らかな ように、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 モルホリ ン酢 酸溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果があるこ とが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 1 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 1 1組成物
シクロへキシルー D L—ァラニン 3. 0質量% 化粧品用アルコール 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 7 ) に対し本発明の実 施例 1 1塗布群 (平均評点 : 4. 0 ) であった。 結果から明らかな
ように、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 シクロへキシ ルー D L—ァラニン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改 善に効果があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 2 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 1 2組成物
力ルバモイル— L—ァラニン 3. 0質量% 化粧品用アルコール , 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 6 ) に対し本発明の実 施例 1 2塗布群 (平均評点 : 3. 8 ) であった。 結果から明らかな ように、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 力ルバモイル
— Lーァラニン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に 効果があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 3 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。
例 1 は前記と同様のものを用いた。
実施例 1 3組成物
アミジノグリシン 3. 0質量% 化粧品用アルコ一ル 5 0. 0
精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2. 8 ) に対し本発明の実 施例 1 3塗布群 (平均評点 : 4. 0 ) であった。 結果から明らかな よう しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 アミジノグリ
シン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果がある ことが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 4 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1 は前記と同様のものを用いた。
実施例 1 4組成物
アミジノー Lーァラニン 3 . 0質量% 化粧品用アルコール 5 0 . 0 精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2 . 4 ) に対し本発明の実 施例 1 4塗布群 (平均評点 : 3 . 8 ) であった。 ホロ果から明らかな ように、 しわの減少は顕著に促進された。 以上よ 、 アミジノー L ーァラニン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改善に効果 があることが確認された。 ヘアレスマウスでのしわ改善試験 ( 1 5 )
以下の試料での前記と同様にしわ改善試験を実施した。 尚、 比較 例 1は前記と同様のものを用いた。
実施例 1 5組成物
4ーメ トキシベンゾィルグリシン 3 . 0質量% 化粧品用アルコール 5 0 . 0 精製水 残余
結果は、 比較例 1塗布群 (平均評点 : 2 5 ) に対し本発明の実 施例 1 4塗布群 (平均評点 : 3 . 7 ) であった。 結果から明らかな ように、 しわの減少は顕著に促進された。 以上より、 4ーメ トキシ ベンゾィルグリシン溶液には紫外線により形成された皮膚のしわ改
善に効果があることが確認された。
以下に、 本発明のしわ改善用化粧料の他の実施例を示す。 ヒ ト目尻のしわ改善試験
(方法) しわの多い健常男性パネラーの顔面に、 ハーフフェイス法
(ブラインドテス ト) で下記に組成を示す実施例 1 6と比較例 2の 化粧水を 1 日 3回塗布した。
実施例 1 6化粧水
サルコシン 0. 7質量%
化粧品用アルコール 1 5. 0
精製水 残余
比較例 2化粧水
化粧品用アルコール 1 5. 0質量%
精製水 残余 .
目尻の塗布部分から SILFL0 (Flexico Development Ltd. ) を用レ てレプリカを採取し、 塗布前 ( 0 M) 及び塗布 1ヶ月後 ( 1 M) 、 塗布 2ヶ月後 ( 2M) のしわ面積率の変化率を求めた。 しわ面積率 はレプリカをレーザー光切断法によるしわ測定装置を用いて解析し て求めた (特開平 7— 1 1 3 6 2 3号公報) 。
塗布前及び塗布 1ヶ月後、 2ヶ月後のしわ面積率について、 塗布 前を 1 0 0 %とした時の変化率の平均値を図 3に示す。 塗布 1ケ月 後のしわ面積率の変化率を l MZO VU 2ヶ月後のしわ面積率の変 化率を 2 M/ 0 Mで示す。 比較例 2塗布側ではしわ面積が塗布前に 比べほとんど変化がないのに対し、 実施例 1 6塗布側では塗布前の 8 0 %以下に減少しており、 2ヶ月後の比較例 2と実施例 1 6の群 間比較では危険率 5 %以下で有意な差が認められた (スチューデン トの対応のある t検定) 。 このことから実施例 1 6では有意にしわ
改善効果が確認された。 実施例 1 7〜 3 2, 比較例 3 : しわ改善用クリーム
A (油相)
スクヮラン 1 5. 0 ワセリン 7. 0 セタノール 4. 0 イソプロピルミリステ一ト 8. 0 ステアリ ン酸モノダリセリ ンエステル 2. 0
P O E ( 2 0 ) ソルビ夕ンモノステアレ- -卜 2. 0 ビタミン Eアセテート 1. 0 ェチルパラベン 0. 2 香料 0. 2
(水相)
グリセリン 4. 0 ジプロピレングリコール 4. 0 しわ改善剤 (下記表 2記載) 下記表 2記 乳酸ナトリウム 2. 0 ェデト酸三ナトリウム 0. 0 水酸化カリウム 0. 2 精製水 残 余
(製法) A (油相) と B (水相) をそれぞれ 7 0 °Cに加熱して完全 に溶解する。 Aを Bに加えて乳化機で乳化する。 乳化物を熱交換機 を用いて冷却してクリームを得た。
表 2
しわ改善剤 (化合物名) 配合量 質量% 実施例 1 7 サルコシン 1. 0
実施例 1 8 サルコシン 0 . 5 実施例 1 9 サルコシン 0 . 0
実施例 2 0 サルコシン 0 . 0
実施例 2 1 ェチルダリシン 3 . 0
実施例 2 2 ェチルダリシン 1 . 0
実施例 2 3 ェチルダリシン 0 . 1
実施例 2 4 ェチルダリシン 0 . 0
実施例 2 5 ベンゾィルー D L—セリン 3 . 0
実施例 2 6 ベンジルォキシカルボニル 3 . 0
一 L —セリン
実施例 2 7 シクロへキシルグリシン 3 . 0
実施例 2 8 ベンゼンスルホニル 2 . 0
サルコシン
実施例 2 9 アミジノグリシン 3 . 0
実施例 3 0 ニコチノィルグリシン 1 . .0
実施例 3 1 Ν—力ルバモイル 3 . 0
- Lーァラニン
実施例 3 2 Ν—ァセチル 3 . 0
一 L —ァラニン
比較例 3 無配合
「ヒ トしわ改善効果試験」
(試験方法) 上記実施例及び比較例のクリームのしわ及び小じゎ改 善効果について、 以下のように実施した。 4 0〜 6 0代の女性被験 者 1 8 0名で、 1群 2 0名に分けて 9群とし、 上記実施例及び比較 例のクリームを顔面目尻に 2 力月間連用させた。 莠容技術者による しわ · 小ジヮの状態の視感評価を実施し、 著効、 有効、 やや有効、
効果なしの 4段階で評価し、 以下の基準によりその効果を判定した
著効 : しわ及び小じわがほとんど目立たなくなった。
有効 : しわ及び小じわがかなり 目立たなくなった。
やや有効 : しわ及び小じわが試験前よりも目立たなくなった。
無効 : 変化なし。
(判定)
優 : 被験者のうち著効、 有効及びやや有効の示す割合が 8 0 %以上
良:被験者の内著効、 有効及びやや有効の示す割合が 5 0 %以上、 8 0 %未満。
可 : 被験者のうち著効、 有効やや有効の示す割合が 3 0 %以上、 5 0 %未満。
不可 : 被験者のうち著効、 有効やや有効の示す割合が 3 0 %未満。
表 3
実施例 比較例
17 18 19 20 21 22 23 24 3
しわ改善効果 : fe 良 良 良 良 可 不可
実施例
25 26 27 28 29 30 31 32
しわ改善効果 : 優 優 優
「表 3」 より明らかなように、 本発明のしわ改善用化粧料は優れ たしわ改善効果を有していることが分かる。
実施例 3 3
本発明に係る α —アミノ酸誘導体が細胞に及ぼすコラーゲン産生 量への影響について試験した。
コラーゲン産生の測定は以下の方法によって行った。 線維芽細胞
を 24ゥエルに播種し、 細胞が十分接着するまで培養しながら静置す る。 その後培養液 (DMEMに増殖因子を添加) を目的とする濃度にな るように薬剤 (サルコシン)を添加した培地 (龍 EMに増殖因子を抜 去) と交換し、 2 日間培養をつづけた。 培養上清を抜き取りタカラ の procollagen type I-Cppept ide EIA KITを用いて I型コラーゲン 産生量を測定する。 また細胞数はへキス トを用いて DNA量を測定し 、 細胞数に換算して求めた。 最終的にコラーゲン産生量は単位細胞 あたりのコラーゲン産生量として比較した。 その結果を図 4に示す サルコシンの添加により、 細胞のコラーゲン生産能はサルコシン の濃度依存式に上昇することがわかった。
処方例 1 : しわ改善用クリーム
ステアリ ン酸 5. 0 質量% ステアリルアルコール 4. 0
イソプロピルミ リステ一卜 1 8. 0
グリセリンモノステアリ ン酸エステル 3. 0
プロピレングリコール 1 0. 0
サルコシン 2 0. 0
苛性カリ 0. 2
亜硫酸水素ナトリウム 0. 0 1 防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
製法) イオン交換水にプロピレンダリコールと苛性力リを加え溶 解し加熱して 7 0°Cに保つ (水相) 。 他の成分を混合し加熱融解し て 7 0°Cに保つ (油相) 。 水.相に油相を徐々に加え、 全部加え終わ つてからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。 その後ホモミ
キサ一で均一に乳化し、 よくかきまぜながら 3 0 °Cまで冷却して製 造した。
処方例 2 : しわ改善用クリーム
ステアリ ン酸 6. 0 ソルビ夕ンモノステアリ ン酸エステル 2. 0
ポリオキシエチレン (20モル)
ソルビタンモノステアリン酸エステル
5 プロピレングリコール 1 0 0
サルコシン 7 0
グリセリ ン卜リオクタノエ一卜 1 0 0
スクワレン 5 0
亜硫酸水素ナトリウム 0 0
ェチルパラベン 0 3
香料
イオン交換水 残余
(製法) イオン交換水にプロピレンダリコールを加え溶解し加熱 して 7 0 °Cに保つ (水相) 。 他の成分を混合し加熱融解して 7 0 °C に保つ (油相) 。 水相に油相を加え、 予備乳化を行い、 ホモミキサ 一で均一に乳化した後、 よくかきまぜながら 3 0 °Cまで冷却して製 造した。
処方例 3 : しわ改善用クリーム
ステアリルアルコール 7. 0
ステアリン酸 2. 0
水添ラノ リン 2. 0
スクヮラン 5. 0
2—ォクチルドデシルアルコール 6. 0
ポリオキシエチレン (25モル) セチルアルコールエーテル
3. 0 グリセリ ンモノステアリン酸エステル 2. 0 プロピレングリコ一ル 5. 0 サルコシン 0. 0 0 1 香料 適量
亜硫酸水素ナトリウム 0. 0 3 ェチルパラベン 0. 3 イオン 換水 残余
(製法) イオン交換水にプロピレンダリコ一ルを加え溶解し加熱 して 7 0 °Cに保つ (水相) 。 他の成分を混合し加熱融解して 7 0 °C に保つ (油相) 。 水相に油相を加え予備乳化を行い、 ホモミキサー で均一に乳化した後、 よくかきまぜながら 3 0 °Cまで冷却して製造 した。 ―
処方例 4 : しわ改善用乳液
ステアリン酸 2. 5 賈量% セチルアルコール 1. 5 ワセリン 5. 0
流動パラフィ ン 1 0 , 0
ポリオキシエチレン (10モル) モノォレイン酸ェステル
2. 0
ポリエチレングリコール 1 5 0 0 3. 0
トリエタノールァミン 1. 0
サルコシン 1 0. 0
亜硫酸水素ナトリウム 0. 0 1 ェチルパラベン 0. 3
カルポキシビニルポリマ一 0. 0 5
香料
イオン交換水 残余
(製法) 少量のイオン交換水にカルボキシビ二ルポリマーを溶解 する (A相) 。 残りのイオン交換水にポリエチレングリコール 1 5 0 0 と トリエタノールアミンを加え加熱溶解して 7 0 °Cに保つ (水 相) 。 他の成分を混合し加熱融解して 7 0 °Cに保つ (油相) 。 水相 に油相を加え予備乳化を行い、 A相を加えホモミキサーで均一に乳 化し、 乳化後よくかきまぜながら 3 0 °Cまで冷却して製造した。 処方例 5 : しわ改善用乳液
(油相部)
ステアリルアル ール 5
スクヮレン 2 0
ワセリ ン 2 5
脱臭液状ラノ リ ン 5
月見草油 2 0
ミ リスチン酸ィソプ口ピル 5 0
グリセリンモノォレ一卜 2 0
ポリォキシェチレン (60モル)
2 0
酢酸トコフエ口 ル 0 0 5
ェチルパラベン 0 2
プチルパラベン 0
ェチルグリシン 1 0
サルコシン 1 0
. 香料
(水相部)
亜硫酸水素ナトリウム 0 . 0
グリセリ ン 5. 0 ヒアルロン酸ナトリウム 0. 0 1
カルボキシビ二ルポリマー 0. 2
水酸化カリウム 0. 2
精製水 残余
(製法) 油相部を 7 0 °Cにて溶解する。 水相部を 7 0 °Cにて溶解 し、 水相部に油相部を混合し、 乳化機で乳化後熱交換機で 3 0 °Cま で冷却して製造した。
処方例 6 : し 改善用ゼリー
9 5 %エチルアルコール 1 0. 0 質量% ジプロピレングリコール 1 5. 0
ポリオキシエチレン (50モル) ォレイルアルコールエーテル
2. 0
力ルポキシビ二ルポリマー 1. 0
苛性ソーダ 0. 1 5
L—アルギニン 0. 1
サルコシン 1. 0
メチルパラベン 0. 2
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法) イオン交換水にカルボキシビ二ルポリマーを均一に溶解 し、 一方、 9 5 %エタノールにサルコシン、 ポリオキシエチレン ( 50モル) ォレイルアルコールエーテルを溶解し、 水相に添加する。 次いで、 その他の成分を加えた後、 苛性ソーダ、 L一アルギニンで 中和させ増粘して製造した。
処方例 7 : しわ改善用美容液
(A相)
エタノール ( 9 5 %) 1 0. 0 質量% ボリォキシエチレン (20モル) ォクチルドデカノール
1 0 メチルパラベン 0 5 パン卜テニールェチルェ 0
サルコシン 0 0 5 ( B相)
水酸化力リウム 0.
( C相) ,
グリセリ ン 5. 0 ジプロピレングリコール 0. 0 亜硫酸水素ナトリウム 0, 0 3 力ルポキシビニルポリマ 0. 2 精製水 残余
製法) A相、 C相をそれぞれ均一に溶解し、 C相に A相を加えて 可溶化する。 次いで、 B相を加えた後充填を行い製造した。
処方例 8 : しわ改善用パック
( A相) '
ジプロピレングリコール 5. 0 ポリオキシエチレン (60モル) 硬化ヒマシ油
5 · 0
(B相)
サルコシン 1 . 0 オリープ油 5. 0 酢酸トコフエノール 0. 2 ェチルパラベン 0. 2 香料 0. 2
( c相)
亜硫酸水素ナトリウム 0 . 0 3 ポリ ビニルアルコール (ケン化度 9 0 重合度 2 0 0 0 )
1 3 . 0
エタノール 7 . 0
精製水 残余
(製法) A相、 B相、 C相をそれぞれ均一に溶解し、 A相に B相 を加えて可溶化する。 ついで、 これを C相に加えた後充填を行い製 造した。
処方例 9 : しわ改善用軟膏
ポリオキシエチレン ( 30モル) セチルェ テル
2 0 質量% グリセリ ンモノステアレ 0 0
流動パラフィ ン 0 0
ワセリン 4 0 0
セ夕ノール 6 0
メチルパラベン 0
ブチルパラベン 0
グリセリンモノステアリン酸エステル 2 . 0
サルコシン 5 . 0
プロピレングリコール 0 . 0
イオン交換水 残余
香料 適直
(製法) イオン交換水にプロピレングリコールを加え、 溶解し加熱 して 7 0 °Cに保つ (水相) 。 他の成分を 7 0 °Cにて混合溶解する ( 油相) 。 上記水相に油相を添加し、 ホモミキサーで均一に乳化し、 冷却後充填を行い製造した。
1 0 : しわ改善用ク リーム
流動パラフィ ン 8 質 % ワセリ ン 3
ジメチルポリ シロキサン
ステアリルアルコール 3
ベへニルアルコール 2
グリセリ ン 5
ジプロピレングリ コール 4
卜レハロース 1 テトラ 2 —ェチルへキサン酸ペン夕エリスリ ッ ト
4
モノイソステアリ ン酸ポリオキシエチレングリセリル
2
モノステアリ ン酸ポリオキシエチレングリセリ ン 親油型モノステアリ ン酸グリセリ ン 2
クェン酸 0 0 5 クェン酸ナ 卜 リゥム 0 0 5 水酸化力リウム 0 0 1 5 油溶性甘草エキス 0
レチノールパルミテート ( 1 0 0万単位) 0 2 5 サルコシン 0 酢酸トコフエロール
パラォキシ安息香酸エステル
フエノキシエタノール
ジブチルヒ ドロキシ トルエン
ェデ卜酸三ナトリウム 0 . 0 5
4 - t 一プチルー 4 'ーメ トキシジベンゾィルメタン
0. 0 1 パラメ トキシ桂皮酸 2 —ェチルへキシル 0. 1
;6—力ロチン 0. 0 1 ポリ ピニルアルコール 0. 5 ヒ ドロキシェチルセルロース 0. 5 力ルポキシビ二ルポリマー 0. 0 5 精製水 残余 香料 , 適量 処方例 1 1 : しわ改善用ク リーム
ワセリ ン 2 質量% ジメチルポリシロキサン 2 エタノール 5 ベへニルアルコール . 0. 5 パチルアルコール 0. 2 グリセリン 7
1, 3 —プチレンダリ コール 5 ポリエチレングリ コール 2 0 0 0 0 0. 5 ホホパ油 3 スクヮラン 2 ヒ ドロキシステアリ ン酸フィ トステリル 0. 5 テトラ 2—ェチルへキサン酸ペン夕エリスリ ツ ト ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1 水酸化カリ ウム 0. 1 ピロ亜硫酸ナト リウム 0. 0 1 へキサメタリ ン酸ナト リウム 0. 0 5
グリチルレチン酸ステアリル 0. 1 パントテニルェチルエーテル 0. 1 アルブチン 7
トラネキサム酸メチルアミ ド塩酸塩 1 1 サルコシン 1 酢酸トコフエロール 0. 1 ヒアルロン酸ナトリウム 0. 0 5 パラォキシ安息香酸エステル 適量 ェデト酸三ナトリウム 0. 0 5 4一 t 一ブチル一 4 'ーメ トキシジベンゾィルメタン
0. 1 ジパラメ トキシ桂皮酸モノー 2 —ェチルへキサン酸グリセリ ル 0. 1 黄酸化鉄 . 適量 キサンタンガム , 0. 1 力ルポキシビ二ルポリマ一 0. 2 精製水 残余 処方例 1 2 : しわ改善用クリーム
ワセリン 2 質量% ジメチルポリシロキサン 2
エタノール 5
P O E 1 4 P O P 7ジメチルエーテル 1. 0 ベへニルアルコール 0. 5 パチルアルコール 0. 2 グリセリン 7
1 , 3—ブチレングリコ一ル 5 ポリエチレングリコール 2 0 0 0 0 0. 5
ホホバ油 3
スクヮラン 2
ヒ ドロキシステアリ ン酸フィ トステリル 0 . 5 テ卜ラ 2 ーェチルへキサン酸
ペン夕エリスリ ッ ト 1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1
水酸化カリ ゥム 0 . 1 ピロ亜硫酸ナトリウム 0 . 0 1 へキサ 夕リ ン酸ナ ト リ ウム 0 . 0 5 グリチルレチン酸ステアリル 0 . 1 パン 卜テニルェチルエーテル 0 . 1 アルブチン 7
グリ シルグリ シン 1 . 0 大豆リゾレシチン ― 0 . 1 加水分解酵母エキス 0 . 1 トラネキサム酸メチルアミ ド塩酸塩 1 1
ベンゾィルー D L —セリ ン 1
酢酸トコフエロール 0 . 1 ヒアルロン酸ナト リ ウム 0 . 0 5 パラオキシ安息香酸エステル 適量 ェデ卜酸三ナト リウム 0 . 0 5
4— t 一プチルー 4 ' 一
メ トキシジベンゾィルメタン 0 . 1 ジパラメ トキシ桂皮酸モノ一 2 —
ェチルへキサン酸グリセリル 0 . 1 黄酸化鉄 適量 キサンタンガム 0 . 1
力ルポキシビ二ルポリマー 0 . 2 精製水 残余
1 3 : しわ改善用ク リーム
流動パラフィ ン 8 質量% ワセリ ン 3
ジメチルポリ シロキサン 2
ステアリルアルコール 3
ベへニルアルコール 2
グリセリ ン 5
ジプロピレングリ コール 4
卜レハロース 1
グリシルグリシン 1 . 6 テ卜ラ 2 —ェチルへキサン酸
ペン夕エリスリ ッ ト 4
モノイソステアリ ン酸ポリオキシ
エチレングリセリル 2
モノステアリ ン酸ポリォキシ
エチレングリセリ ン 1
親油型モノステアリ ン酸グリセリ ン 2
クェン酸 0 . . 0 5 クェン酸ナトリウム 0 . 0 5 水酸化力リウム 0 . 0 1 5 油溶性甘草エキス 0 . 1 レチノール 0 . 2 5 ベンジルォキシカルボ二ルー Lーセリ ン 3 . 0 酢酸トコフエロール 0 . 1 パラォキシ安息香酸エステル 週直
フエノキシエタノール 適量 ジブチルヒ ドロキシ トルエン 適量 ェデト酸三ナト リウム 0. 0 5 4一 t 一ブチル— 4 '一
メ トキシジベンゾィルメタン 0. 0 1 パラメ トキシ桂皮酸 2—ェチルへキシル 0. 1
P O E 1 4 P O P 7ジメチルエーテル 2. 0
/3—カロチン 0. 0 1 ポリ ビニルアルコール 0. 5 ヒ ドロキシェチルセルロース 0. 5 力ルポキシビ二ルポリマー 0. 0 5 精製水 残余 香料 ¾量 処方例 1 4 : しわ改善用美容液
エタノール ( 9 5 %) 1 0. 0 質量% ポリオキシエチレン (20モル)
ォクチルドデカノール 1. 0 メチルバラベン 0. 1 5 パン トテニールェチルエーテル 0. 1 アミジノグリ シン (グァニジノ酢酸) 1. 0 水酸化カリウム 0. 1 グリシルグリシン 2. 0 マンゴスチンエキス 0. 1 ォノニスエキス 0. 1 ブナの芽エキス 0. 1 グリセリ ン 5. 0
P O E 1 4 P O P 7ジメチルエーテル 1. 0
ジプロピレングリコール 1 0. 0
亜硫酸水素ナトリウム 0. 0 3 カルボキシビ二ルポリマ一 0. 2
精製水 残余
処方例 1 5 : しわ改善用美容液
エタノール ( 9 5 %) 1 0. 0 質量% ポリオキシエチレン (20モル)
ォクチルドデカノール 1. 0
メチルパラベン 0. 1 5 パントテニールェチルエーテル 0. 1
グリシルグリシン 3. 0
サイコエキス 0. 1
クララエキス 0. 1
ュズ種子エキス 0. 1
シクロへキシル一 D L—ァラニン 1. 0
水酸化カリウム 0. 1
グリセリン 5. 0
P O E 1 4 P O P 7ジメチルェ一テル 1. 0
ジプロピレングリコ一ル 1 0. 0
亜硫酸水素ナトリウム 0. 0 3 力ルポキシビ二ルポリマ一 0. 2
精製水 残余
処方例 1〜 1 5 得られたしわ改善用化粧料はいずれも実施例 1 7〜 3 2で行ったのと同様のしわ改善効果試験においてしわ改善効 果を示した。