JP2014055116A - コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、しわ改善剤および皮膚外用剤 - Google Patents

コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、しわ改善剤および皮膚外用剤 Download PDF

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Abstract

【課題】優れたコラーゲン産生促進作用を有するコラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、しわ改善剤および皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】N−ベンゾイルグリシルグリシンを有効成分として含むものとする。
【選択図】図1

Description

本発明はコラーゲン産生促進作用を有するコラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進作用を有する線維芽細胞増殖促進剤ならびにそれを含むしわ改善剤および皮膚外用剤に関するものである。
皮膚は外側から角層、表皮、基底膜および真皮より構成されており、真皮はその中でも最も領域の広い部分であり、表皮ほど細胞が密に詰まっておらず、むしろ細胞外空間が多く、「細胞外マトリックス」と呼ばれる巨大分子の網目構造によって満たされている。この細胞外マトリックスは、真皮内の線維芽細胞等において産生され、ヒアルロン酸やデルマタン硫酸等の酸性ムコ多糖と呼ばれる多糖類と、コラーゲン、エラスチン等の線維性タンパク質で構成されている。細胞外マトリックスは、皮膚の弾力性、はり、みずみずしさ、新陳代謝等に直接的に関わっており、線維芽細胞等における細胞外マトリックスの産生が鈍ると、皮膚の弾力性やみずみずしさが失われ、シワ、小ジワ、肌荒れが発生しやすくなり、皮膚老化がもたらされる一因になる。
上記線維性タンパク質は主にコラーゲンからなり、その中でもI型コラーゲンが全体の80%を占める。I型コラーゲンのほかにはIII、V、XII、およびXIV型コラーゲンの存在が知られている。老化皮膚に見られるシワ・たるみの成因の一つは、皮膚組織が加齢に伴ない菲薄化することによる。老化した皮膚において、真皮の主要なマトリックス成分であるコラーゲン線維の減少が著しく、このことが皮膚の厚さが減少する主たる原因となっている可能性が高い。したがって、コラーゲンの産生を促進させてコラーゲン量を維持することが、シワ・たるみの予防・改善に有効であると考えられる。
またコラーゲンの産生促進は、上記以外にも、皮膚の創傷治癒の改善のほか、骨粗しょう症、関節炎、腱鞘炎等の治療、高血圧の防止などにも有効である。
このようなコラーゲン産生促進作用を有する成分としては、従来より種々の成分が知られており、例えば、シカクマメおよびその溶媒抽出物(特許文献1)や、ゆずの種子の溶媒抽出物(特許文献2)等が知られている。
一方で、線維芽細胞の増殖機能は、紫外線、乾燥、過度の皮膚洗浄、加齢、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、生活習慣の乱れ、女性ホルモンの減少、血流量の減少等により低下することが知られている。そして、線維芽細胞の増殖機能が低下することによって、上記した線維成分および基質の産生量が減少する。これは、皮膚の表面性状および物理的性状に変化を及ぼす要因となり、皮膚のかさつき、肌荒れ、しわ、たるみ等が現れることとなる。
このような知見に基づき、線維芽細胞を増殖させることによって、皮膚機能の維持や老化現象の遅延又は改善を図ることを目的として、線維芽細胞増殖促進作用を有する種々の成分および植物抽出物が提案されている。
例えば特許文献3には、布渣葉(シナノキ科に属する落葉高木である破布樹の葉部)からの抽出物を有効成分とする線維芽細胞増殖促進剤が記載され、皮膚の老化症状を効果的に予防・改善できるとされている。特許文献4には、アムラ抽出物を含む線維芽細胞増殖促進剤が記載され、老化現象の遅延・改善に有効であるとされている。
特開2010−24222号公報 特開2006−206571号公報 特開2006−45092号公報 特開2008−24615号公報
そこで、皮膚内の線維芽細胞に働きかけ、真皮の重要な成分の一つであるコラーゲンの生合成を促進させることにより、皮膚の老化を防止でき、しかも安全性の点でも問題のない優れたコラーゲン産生促進能を有するさらなる物質が望まれていた。
また、今までに線維芽細胞増殖促進効果を奏することが見出されていなかった新しい化合物で新たな線維芽細胞増殖促進効果を奏する成分のさらなる開発が求められていた。
本発明はこのような従来の事情に対処してなされたもので、優れたコラーゲン産生促進能や線維芽細胞増殖促進能を有する新規なコラーゲン産生促進剤ならびに線維芽細胞増殖促進剤を提供することを目的とする。
本発明者等は、このような現状に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、N−ベンゾイルグリシルグリシンに優れたI型コラーゲン産生促進作用があり、コラーゲン産生促進剤として有用であると共に、線維芽細胞増殖促進作用にも優れており線維芽細胞増殖促進剤としても有用であること、またこのコラーゲン産生促進剤ならびに線維芽細胞増殖促進剤を配合することで、優れたしわ改善作用を有するしわ改善剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、N−ベンゾイルグリシルグリシンからなるコラーゲン産生促進剤である。
また本発明は、N−ベンゾイルグリシルグリシンからなる線維芽細胞増殖促進剤である。
さらに本発明は、N−ベンゾイルグリシルグリシンを含むしわ改善剤である。
さらに本発明は、N−ベンゾイルグリシルグリシンを含む皮膚外用剤である。
本発明のN−ベンゾイルグリシルグリシンは、コラーゲン産生促進能および線維芽細胞増殖促進能の両方を併せ持つもので、コラーゲン産生促進剤としても線維芽細胞増殖促進剤としても機能するものである。
コラーゲン産生促進剤として用いた時は、コラーゲンの産生を促進して、コラーゲン量を維持・向上させることができ、しわ・たるみの予防・改善及び皮膚創傷治癒を促進し、コラーゲン不足に起因する種々の症状を改善することができる。
線維芽細胞増殖促進剤として用いた時は、線維芽細胞の増殖を促進させてコラーゲン、エラスチンなどの細胞外マトリックスの産生を促し、しわを含む皮膚老化を防止・抑制したり、皮膚損傷を修復することができるものである。
またN−ベンゾイルグリシルグリシンを含むしわ改善剤や皮膚外用剤は、コラーゲン産生促進作用や線維芽細胞増殖促進作用があり、しわ改善に有効な外用剤として用いることができる。すなわち、コラーゲン産生促進及び線維芽細胞増殖促進の機能を両方兼ね備えていることにより、複数あるしわの原因に対応でき、さらなるしわ改善効果が期待できる。
本発明のしわ改善剤及び皮膚外用剤は、肌に適用することにより、コラーゲンの産生及び線維芽細胞増殖を促進し、皮膚のしわ・たるみを防ぎ、うるおいのある若々しい肌の状態を維持することができる。
N−ベンゾイルグリシルグリシンのI型コラーゲン産生促進作用について、コントロールと比較して図である。 N−ベンゾイルグリシルグリシンの線維芽細胞増殖促進作用について、コントロールと比較して示す図である。
以下、本発明について詳述する。
本発明のN−ベンゾイルグリシルグリシンは、優れたコラーゲン産生促進能及び線維芽細胞増殖促進能を有している。よって、本発明のコラーゲン産生促進剤及び線維芽細胞増殖促進剤は、医薬品,医薬部外品,および化粧料の材料として好適である。
本発明で用いられるN−ベンゾイルグリシルグリシンは、下記式で示され、例えば和光純薬工業社より合成試薬として販売されているものである。
N−ベンゾイルグリシルグリシンにコラーゲン産生促進作用、線維芽細胞増殖促進作用があるという報告はこれまでになく、本発明者らによって初めて見出されたものである。
また、N−ベンゾイルグリシルグリシンを配合した皮膚外用剤についても知られていないものである。
本発明のコラーゲン産生促進剤及び線維芽細胞増殖促進剤はN−ベンゾイルグリシルグリシンからなるものであることが好ましいが、本発明の効果を損なわない範囲において他の種々の成分を含有することが出来る。
本発明のコラーゲン産生促進剤及び線維芽細胞増殖促進剤は、基剤中に配合し、外用剤としてヒトおよび動物に用いることができる。また医薬製剤としてヒトおよび動物に投与することができる。この際、皮膚外用剤、飲食品などの剤型・形態により乾燥、濃縮又は希釈などを任意に行い調整すれば良い。
本発明のコラーゲン産生促進剤及び/又は線維芽細胞増殖促進剤をしわ改善剤や皮膚外用剤として用いる場合、N−ベンゾイルグリシルグリシンの配合量は外用剤全量中、概ね0.001〜20質量%であり、0.01〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が最も好ましい。
本発明のコラーゲン産生促進剤及び/又は線維芽細胞増殖剤をしわ改善剤や皮膚外用剤に適用する場合、上記成分に加えて、さらに必要により、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば酸化防止剤、油分、紫外線防御剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオン封鎖剤、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合することができる。
また本発明のしわ改善剤や皮膚外用剤は、外皮に適用される化粧料、医薬部外品等、特に好適には化粧料に広く適用することが可能であり、その剤型も、皮膚に適用できるものであればいずれでもよく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、化粧水、ゲル、エアゾール等、任意の剤型が適用される。
使用形態も任意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やファンデーション、口紅、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いることができる。
また、メーキャップ化粧品であれば、ファンデーション等、トイレタリー製品としてはボディーソープ、石けん等の形態に広く適用可能である。さらに、医薬部外品であれば、各種の軟膏剤等の形態に広く適用が可能である。そして、これらの剤型および形態に、本発明のしわ改善剤及び皮膚外用剤の採り得る形態が限定されるものではない。
本発明のコラーゲン産生促進剤及び線維芽細胞増殖剤は、優れたコラーゲン産生促進作用及び線維芽細胞増殖作用により、ヒト皮膚の老化防止、皮膚のはりや弾力保持、関節炎等の予防・治療、熱傷の初期の治療等に有効に用いられる。また上記症状や病態等の治療、予防、改善等の生理機能をコンセプトとして、その旨を表示した皮膚外用剤に応用することができる。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
1.コラーゲン産生促進効果試験方法およびその結果
次の方法でコラーゲン産生促進効果を測定・評価した。
(1-1)コラーゲン産生促進作用の試験方法
24ウェルプレートを用いて10%FBS含有DMEM培地にてヒト線維芽細胞を6X104 cells/well播種し、細胞が十分接着するまで培養しながら静置し、その後血清濃度を落として0.5%FBS含有DMEM培地により培養した。
1日後、検体を所定の濃度(0.1%)に調製し、検体を含有した0.5%FBS含有DMEM培地と置換して3日間培養した。培養上清を抜き取り、タカラのprocollagen type I−Cppeptide EIA KITを用いてI型コラーゲン産生量を測定した。
なお、N−ベンゾイルグリシルグリシンの濃度は、0.01質量%および0.1質量%とした。
(1-2)試験結果
結果は試験物質を含まないコントロールのコラーゲン産生量を100とした時の、コントロールに対するコラーゲン産生量の相対値を算定し、図1に示した。
図1から分かるように、本発明のコラーゲン産生促進剤は、優れたコラーゲン産生促進効果を有している。このため本発明のコラーゲン産生促進剤を配合することで、コラーゲン産生促進効果を有するしわ改善剤や皮膚外用剤を提供することができ、種々の症状や疾病、病態等の予防、防止、改善、治療等に役立つ。
具体的適用例としては、皮膚のたるみ・しわなどの皮膚老化を予防、改善、治療したり、皮膚創傷の治療等が挙げられる。ただしこれら例示に適用が限定されるものでない。
2.線維芽細胞増殖促進効果試験方法およびその結果
次の方法で線維芽細胞増殖促進効果を測定・評価した。
(2-1)線維芽細胞増殖促進作用の試験方法
24ウェルプレートを用いて10%FBS含有DMEM培地にてヒト線維芽細胞を6X104 cells/well播種し、細胞が十分接着するまで培養しながら静置し、その後血清濃度を落として0.5%FBS含有DMEM培地により培養した。1日後、検体としてN−ベンゾイルグリシルグリシンを所定の濃度に調製し、検体を含有した0.5%FBS含有DMEM培地と置換し培養した。3日間、200倍に希釈したHoechst33342を添加し、DNA量の測定から細胞増殖活性を求めた。
なお、N−ベンゾイルグリシルグリシンの濃度は、0.01質量%および0.1質量%とした。
(2-2)試験結果
結果は試験物質を含まないコントロールの細胞増殖活性を100としたときのコントロールに対する細胞増殖活性の相対値を算定し、図2に示した。
図2から分かるように、N−ベンゾイルグリシルグリシンは優れた線維芽細胞増殖促進効果を有しており、線維芽細胞増殖促進剤として有用である。
このため本発明の線維芽細胞増殖促進剤を配合することで、線維芽細胞増殖促進効果を有するしわ改善剤、皮膚外用剤等を提供することができ、線維芽細胞増殖機能の低下に伴う種々の症状や疾病、病態等の予防、防止、改善、治療等に役立つ。
具体的適用例としては、皮膚のたるみ・しわ、ハリ・弾力の低下などの皮膚老化を予防、改善、治療したり、皮膚損傷を修復することが挙げられる。ただしこれら例示に適用が限定されるものでない。
以下に、種々の剤型の本発明によるコラーゲン産生促進剤及び/又は線維芽細胞増殖促進剤の配合例を説明する。本発明はこれによって何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲によって特定されるものであることはいうまでもない。
処方例1 クリーム
(処方)
ステアリン酸 5.0 質量%
ステアリルアルコール 4.0
イソプロピルミリステート 18.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0
プロピレングリコール 10.0
N−ベンゾイルグリシルグリシン(コラーゲン産生促進剤) 0.1
苛性カリ 0.2
亜硫酸水素ナトリウム 0.05
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)
イオン交換水にプロピレングリコールと苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
処方例2 クリーム
(処方)
ステアリン酸 2.0 質量%
ステアリルアルコール 7.0
水添ラノリン 2.0
スクワラン 5.0
2−オクチルドデシルアルコール 6.0
ポリオキシエチレン(25モル)
セチルアルコールエーテル 3.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
プロピレングリコール 5.0
N−ベンゾイルグリシルグリシン(線維芽細胞増殖促進剤) 0.001
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
エチルパラベン 0.3
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)
イオン交換水にプロピレングリコールを加え、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
処方例3 乳液
(処方)
ステアリン酸 2.5 質量%
セチルアルコール 1.5
ワセリン 5.0
流動パラフィン 10.0
ポリオキシエチレン(10モル)
モノオレイン酸エステル 2.0
ポリエチレングリコール1500 3.0
トリエタノールアミン 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.05
(商品名:カーボポール941)
N−ベンゾイルグリシルグリシン(しわ改善剤) 0.05
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
エチルパラベン 0.3
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)
少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチレングリコール1500とトリエタノールアミンを加え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
処方例4 ゼリー
(処方)
95%エチルアルコール 10.0 質量%
ジプロピレングリコール 15.0
ポリオキシエチレン(50モル)
オレイルアルコールエーテル 2.0
カルボキシビニルポリマー 1.0
(商品名:カーボポール940)
苛性ソーダ 0.15
L−アルギニン 0.1
N−ベンゾイルグリシルグリシン(コラーゲン産生促進剤) 5.0
2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05
エチレンジアミンテトラアセテート・
3ナトリウム・2水 0.05
メチルパラベン 0.2
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)
イオン交換水にカーボポール940を均一に溶解し、一方、95%エタノールに化合物1、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
処方例5 クリーム
(処方)
ステアリン酸 5.0 質量%
ステアリルアルコール 4.0
イソプロピルミリステート 18.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0
プロピレングリコール 10.0
N−ベンゾイルグリシルグリシン(線維芽細胞増殖促進剤) 0.01
苛性カリ 0.2
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)
イオン交換水にプロピレングリコールと苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
処方例6 乳液
(処方)
マイクロクリスタリンワックス 1.0 質量%
密ロウ 2.0
ラノリン 20.0
流動パラフィン 10.0
スクワラン 5.0
ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0
プロピレングリコール 7.0
N−ベンゾイルグリシルグリシン(しわ改善剤) 10.0
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
エチルパラベン 0.3
香料 適量
イオン交換水 残余
(製法)
イオン交換水にプロピレングリコールを加え、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜながらこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
処方例7 パック
(処方)
(A相)
ジプロピレングリコール 5.0 質量%
ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0
N−ベンゾイルグリシルグリシン(コラーゲン産生促進剤) 5.0
(B相)
オリーブ油 5.0
酢酸トコフェロール 0.2
エチルパラベン 0.2
香料 0.2
(C相)
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
ポリビニルアルコール 13.0
(ケン化度90、重合度2,000)
エタノール 7.0
精製水 残余
(製法)
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加えたのち充填を行う。

Claims (4)

  1. N−ベンゾイルグリシルグリシンからなるコラーゲン産生促進剤。
  2. N−ベンゾイルグリシルグリシンからなる線維芽細胞増殖促進剤。
  3. N−ベンゾイルグリシルグリシンを含むしわ改善剤。
  4. N−ベンゾイルグリシルグリシンを含む皮膚外用剤。
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