JP2020180103A - シワ改善用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れたシワ改善作用を有するシワ改善用組成物を提供する。【解決手段】D−パントテニルアルコールを、シワ改善用組成物の有効成分とする。また、D−パントテニルアルコールと、他のシワ改善作用を有する成分とを、シワ改善用組成物の有効成分とする。前記他のシワ改善作用を有する成分としては、一般式(1)〜(3)で表される化合物又はその塩、アルキルレゾルシノール、レチノール及びその誘導体、ニコチン酸誘導体、糖アルコール誘導体、環状カルボキサミド誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、ウルソール酸及びその誘導体、シワ改善作用を有する植物抽出物などが挙げられる。【選択図】なし
Description
本発明は、優れたシワ改善作用を有するシワ改善用組成物に関する。
シワは、加齢、ストレス、紫外線暴露などの要因により引き起こされる皮膚の老化症状のひとつであり、見た目に分かりやすいことから顔の印象に大きく影響する。そのため、シワとその改善方法に対する関心は非常に高い。
従来、ムコ多糖類やコラーゲン等の保水力を有する高分子を含有する皮膚外用剤による保湿という手段が、シワを改善するために採られてきた。しかしながら、それだけではシワを十分に改善する事はできなかった。
従来、ムコ多糖類やコラーゲン等の保水力を有する高分子を含有する皮膚外用剤による保湿という手段が、シワを改善するために採られてきた。しかしながら、それだけではシワを十分に改善する事はできなかった。
しかしながら、シワが形成されるメカニズムは複雑で、実験的に再現することも困難であるため、現在においてもそのメカニズムは完全に解明されるには至っていない。それでも、近年の研究では、皮膚の老化症状は、加齢が重要な因子であることに加えて、乾燥、酸化、糖化、紫外線なども大きく関与する因子であることが分かってきた。具体的には、前記因子、とりわけ紫外線曝露が、細胞の損傷とそれにより亢進する細胞のアポトーシス、真皮における主要な細胞である線維芽細胞の増殖活性やコラーゲン等の合成機能の低下によるコラーゲン等の線維成分のターンオーバー速度の低下、炎症性サイトカインの亢進による線維束の崩壊、血管系の減少による老廃物の蓄積、栄養供給の低下などを引き起こし、その結果として皮膚の弾力がなくなり、シワが発生すると考えられる。
このように、シワが形成されるメカニズムには、種々の要因が互いに影響し合って複雑に関与しているため、シワ改善剤として様々な成分が提案されている。例えば、レチノールやその代謝物であるレチノイン酸、アラニンやグリシン等のアミノ酸、コラーゲンやヒアルロン酸等の高分子類、アスコルビン酸、トコフェロール等が、シワ改善作用を有することが知られている。
このように、シワが形成されるメカニズムには、種々の要因が互いに影響し合って複雑に関与しているため、シワ改善剤として様々な成分が提案されている。例えば、レチノールやその代謝物であるレチノイン酸、アラニンやグリシン等のアミノ酸、コラーゲンやヒアルロン酸等の高分子類、アスコルビン酸、トコフェロール等が、シワ改善作用を有することが知られている。
D−パントテニルアルコールは、パントテン酸のアルコール型誘導体であり、体内でビタミンB5(パントテン酸)に変換される物質である。また、皮膚外用剤の配合成分として古くから用いられており、D−パントテニルアルコールを含む皮膚外用剤が種々提案されている。
特許文献1には、D−パントテニルアルコールを含有する皮膚化粧料が、肌荒れ、特に肌のかさつきを改善して、肌質を整えることが記載されている。
特許文献2には、D−パントテニルアルコールがメラニン産生抑制作用を有することが開示され、他の美白成分と組み合わせることでより早く美白効果が得られることが記載されている。
特許文献1には、D−パントテニルアルコールを含有する皮膚化粧料が、肌荒れ、特に肌のかさつきを改善して、肌質を整えることが記載されている。
特許文献2には、D−パントテニルアルコールがメラニン産生抑制作用を有することが開示され、他の美白成分と組み合わせることでより早く美白効果が得られることが記載されている。
従来のシワ改善剤ではシワ改善効果が十分に満足いくものではなかったり、シワ改善作用を発揮する濃度では望まない他の作用(副反応)が生じたりする場合がある。そのため、シワ改善作用を発揮する新たな成分の需要がある。
かかる状況に鑑みて、本発明は優れたシワ改善作用を有するシワ改善用組成物を提供す
ることを課題とする。
かかる状況に鑑みて、本発明は優れたシワ改善作用を有するシワ改善用組成物を提供す
ることを課題とする。
本発明者らは、シワ改善作用を有する化合物を求めて鋭意研究を重ねた結果、D−パントテニルアルコールが、優れたシワ改善作用を発揮することを見出した。さらに、D−パントテニルアルコールと他のシワ改善作用を有する成分とを併用するとより優れたシワ改善効果が得られることに想到し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の第一の態様は、D−パントテニルアルコールを含有する、シワ改善用組成物である。
本発明の第二の態様は、D−パントテニルアルコールと、他のシワ改善作用を有する成分とを含有する、シワ改善用組成物である。
第二の態様において、前記他のシワ改善作用を有する成分は、以下の(a)〜(k)から選択される1種以上であることが好ましい。
(a)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
(b)下記一般式(2)で表される化合物又はその塩
(c)下記一般式(3)で表される化合物又はその塩
(d)アルキルレゾルシノール
(e)レチノール及びその誘導体
(f)ニコチン酸誘導体
(g)糖アルコール誘導体
(h)環状カルボキサミド誘導体
(i)トラネキサム酸及びその誘導体
(j)ウルソール酸及びその誘導体
(k)シワ改善作用を有する植物抽出物
(a)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
(b)下記一般式(2)で表される化合物又はその塩
(c)下記一般式(3)で表される化合物又はその塩
(d)アルキルレゾルシノール
(e)レチノール及びその誘導体
(f)ニコチン酸誘導体
(g)糖アルコール誘導体
(h)環状カルボキサミド誘導体
(i)トラネキサム酸及びその誘導体
(j)ウルソール酸及びその誘導体
(k)シワ改善作用を有する植物抽出物
[式(1)中、R1は、−SH、−SO3H、−S−S−X1、−S−X2、−SO−X3、又は−SO2−X4を表し、前記X1〜X4は、独立して、水素原子又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である。R2は無置換若しくは置換基を有していてもよい、炭素数5〜12の芳香族基又は複素芳香族基を表す。nは、1又は2の整数を表す。]
[式(2)中、R3は、無置換の又は置換基を有する芳香族基を表し、該置換基は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、ハロゲン原子、又は炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基であり、該芳香族基はフェニル基、ナフチル基、又はビフェニル基である。
R4は、水素原子、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキルアシル基を表す。
R5は、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。]
[式(3)中、A1、A2、A3は独立して、置換基を有していてもよいフェニル基を表す。前記置換基はヒドロキシル基、炭素数1〜4のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルキルオキシ基から選択される。−X5−R6は、下記一般式(4)、(5)又は(6)で表される。]
[式(4)中、X6は、窒素原子である。R7及びR8は互いに結合して、X6とともに、置換基を有していてもよい、炭素数2〜8の複素環又は炭化水素環を形成する。前記置換基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキルオキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基、及びオキソ基から選ばれる。前記複素環の炭素数は3〜5である。]
[式(5)中、X7は、窒素原子又は酸素原子である。mは、1〜5の整数である。Yは、ヒドロキシル基又はアミノ基である。R9は、X7が窒素原子のとき存在し、水素原子を表す。R9は、X7が酸素原子のときは存在しない。]
第二の態様において、本発明の組成物は好ましくは皮膚外用組成物であり、より好ましくは化粧料である。
本発明により、優れたシワ改善作用を有するシワ改善用組成物が提供される。該組成物は化粧料等の皮膚外用組成物に好適であり、化粧料に抗老化(アンチエイジング)効果を
期待する時流に沿うものであり、消費者のニーズに応えるものである。
期待する時流に沿うものであり、消費者のニーズに応えるものである。
本発明のシワ改善用組成物は、D−パントテニルアルコールを含有する。
D−パントテニルアルコールは、パントテン酸のアルコール型誘導体であり、以下に示す構造を有する。
D−パントテニルアルコールは化粧料などの皮膚外用剤用の素材として用いられており、その入手に困難性はなく、市販品を適宜用いることができる。
D−パントテニルアルコールは、パントテン酸のアルコール型誘導体であり、以下に示す構造を有する。
D−パントテニルアルコールは化粧料などの皮膚外用剤用の素材として用いられており、その入手に困難性はなく、市販品を適宜用いることができる。
D−パントテニルアルコールは、表皮細胞の増殖促進作用を有し、それによる優れたシワ改善作用を有するため、シワ改善用組成物の有効成分となる。
なお、本明細書においてシワ改善とは、肌の皮溝が浅くなったり細くなったりして、シワが目立たなくなることをいう。シワは老けた印象を与えるものであるため、本発明の組成物はシワ改善効果とともに抗老化(アンチエイジング)効果も奏する。
なお、本明細書においてシワ改善とは、肌の皮溝が浅くなったり細くなったりして、シワが目立たなくなることをいう。シワは老けた印象を与えるものであるため、本発明の組成物はシワ改善効果とともに抗老化(アンチエイジング)効果も奏する。
本発明のシワ改善用組成物において、D−パントテニルアルコールの含有量は、組成物全量に対して総量で、好ましくは0.01%〜20質量%、より好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%である。かかる範囲において、所望の効果を得やすく、また処方設計の自由度を確保できる。
本発明の第二の態様であるシワ改善用組成物は、D−パントテニルアルコールとともに、他のシワ改善作用を有する成分を含有する。これにより、相乗的に表皮細胞の増殖を促進する効果が得られ、より優れたシワ改善効果が得られる。
他のシワ改善作用を有する成分は、好ましくは以下の(a)〜(k)から選択される1種以上である。
(a)一般式(1)で表される化合物又はその塩
(b)一般式(2)で表される化合物又はその塩
(c)一般式(3)で表される化合物又はその塩
(d)アルキルレゾルシノール
(e)レチノール及びその誘導体
(f)ニコチン酸誘導体
(g)糖アルコール誘導体
(h)環状カルボキサミド誘導体
(i)トラネキサム酸及びその誘導体
(j)ウルソール酸及びその誘導体
(k)シワ改善作用を有する植物抽出物
他のシワ改善作用を有する成分は、好ましくは以下の(a)〜(k)から選択される1種以上である。
(a)一般式(1)で表される化合物又はその塩
(b)一般式(2)で表される化合物又はその塩
(c)一般式(3)で表される化合物又はその塩
(d)アルキルレゾルシノール
(e)レチノール及びその誘導体
(f)ニコチン酸誘導体
(g)糖アルコール誘導体
(h)環状カルボキサミド誘導体
(i)トラネキサム酸及びその誘導体
(j)ウルソール酸及びその誘導体
(k)シワ改善作用を有する植物抽出物
なお、特に記載のない限り、光学異性体の存在する化合物については、L体、D体、及びラセミ体(DL体)の何れをも本発明に含むものとする。
また、ここでいう塩は、皮膚外用剤に使用されるものであれば、特段の限定無く使用で
きる。例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示される。これらの塩の内、特に好ましいものは、アルカリ金属であり、中でもナトリウム塩が特に好ましい。
また、ここでいう塩は、皮膚外用剤に使用されるものであれば、特段の限定無く使用で
きる。例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示される。これらの塩の内、特に好ましいものは、アルカリ金属であり、中でもナトリウム塩が特に好ましい。
(a)一般式(1)において、R1は、−SH、−SO3H、−S−S−X1、−S−X2、−SO−X3、又は−SO2−X4を表し、前記X1〜X4は、独立して、水素原子又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である。R2は無置換若しくは置換基を有していてもよい、炭素数5〜12の芳香族基又は複素芳香族基を表し、前記芳香族基はフェニル基が好ましい。nは、1又は2の整数を表す。前記置換基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、又はフェニル基が好ましい。
一般式(1)で表される化合物についてより詳細には、国際公開2010/058730号を参照されたい。
一般式(1)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物1〜8である。
一般式(1)で表される化合物についてより詳細には、国際公開2010/058730号を参照されたい。
一般式(1)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物1〜8である。
(b)下記一般式(2)において、R3は、無置換の又は置換基を有する芳香族基を表し、該置換基は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、ハロゲン原子、又は炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基であり、該芳香族基はフェニル基、ナフチル基、又はビフェニル基である。R4は、水素原子、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキルアシル基を表す。R5は、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。
一般式(2)で表される化合物についてより詳細には、国際公開2011/074643号を参照されたい。
一般式(2)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物9〜23である。
一般式(2)で表される化合物についてより詳細には、国際公開2011/074643号を参照されたい。
一般式(2)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物9〜23である。
(c)一般式(3)において、A1、A2、A3は独立して、置換基を有していてもよいフェニル基を表す。前記置換基はヒドロキシル基、炭素数1〜4のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルキルオキシ基から選択される。−X5−R6は、下記一般式(4)、(5)又は(6)で表される。
一般式(4)において、X6は、窒素原子である。R7及びR8は互いに結合して、X6とともに、置換基を有していてもよい、炭素数2〜8の複素環又は炭化水素環を形成する。前記置換基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキルオキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基、及びオキソ基から選ばれる。前記複素環の炭素数は3〜5である。
一般式(3)中の−X5−R6が、一般式(4)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物24〜35である。
一般式(3)中の−X5−R6が、一般式(4)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物24〜35である。
一般式(5)において、X7は、窒素原子又は酸素原子である。mは、1〜5の整数であり、好ましくは1〜3の整数である。Yは、ヒドロキシル基又はアミノ基である。R9は、X7が窒素原子のとき存在し、水素原子を表す。R9は、X7が酸素原子のときは存在しない。
一般式(3)中の−X5−R6が、一般式(5)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物36〜44である。
一般式(3)中の−X5−R6が、一般式(5)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物36〜44である。
一般式(6)において、X8は、酸素原子又は窒素原子である。一般式(6)中、lは、X8に応じて存在する整数である。
一般式(3)中の−X5−R6が、一般式(6)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物45〜51である。
一般式(3)中の−X5−R6が、一般式(6)で表される化合物の好ましい具体例は以下の化合物45〜51である。
一般式(3)で表される化合物についてより詳細には、国際公開2010/074052号を参照されたい。
(d)アルキルレゾルシノールについてより詳細には、国際公開2007/148472号を参照されたい。
4−アルキルレゾルシノールにおけるアルキル基は、炭素数3〜10のアルキル基が好ましく、炭素数3〜6のアルキル基がより好ましい。具体的には、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、アミル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、イソオクチル基などが例示できる。本発明においては、特に4−n−ブチルレゾルシノールが特に好ましい。
4−アルキルレゾルシノールにおけるアルキル基は、炭素数3〜10のアルキル基が好ましく、炭素数3〜6のアルキル基がより好ましい。具体的には、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、アミル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、イソオクチル基などが例示できる。本発明においては、特に4−n−ブチルレゾルシノールが特に好ましい。
(e)レチノール及びその誘導体としては、レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール、レチナール等が好ましく挙げられる。
(f)ニコチン酸誘導体としては、ニコチン酸アミド、ニコチン酸エステル等が好ましく挙げられ、ニコチン酸エステルとしては、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチン酸エチル等が好ましい。
(g)糖アルコール誘導体としては、イソソルビド、ジイソプロピリデン−D−マンニトール等が好ましく挙げられる。糖アルコール誘導体についてより詳細には、特開第2008−081474号公報を参照されたい。
(h)環状カルボキサミド誘導体としては、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリジノン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン等が好ましく挙げられる。環状カルボキサミド誘導体についてより詳細には、国際公開2011−040496号を参照されたい。
(i)トラネキサム酸及びその誘導体としては、トラネキサム酸、トラネキサム酸の二
量体(塩酸トランス−4−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸)、トラネキサム酸とハイドロキノンのエステル体(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4’−ヒドロキシフェニルエステル)、トラネキサム酸とゲンチシン酸のエステル体(2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸およびその塩)、トラネキサム酸のアミド体(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミド及びその塩、トランス−4−アセチルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸及びその塩、トランス−4−(p−メトキシベンゾイル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸及びその塩、トランス−4−グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸及びその塩等)等が好ましく挙げられる。トラネキサム酸及びその誘導体についてより詳細には、特開平10−265321号公報を参照されたい。
量体(塩酸トランス−4−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸)、トラネキサム酸とハイドロキノンのエステル体(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4’−ヒドロキシフェニルエステル)、トラネキサム酸とゲンチシン酸のエステル体(2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸およびその塩)、トラネキサム酸のアミド体(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミド及びその塩、トランス−4−アセチルアミノメチルシクロヘキサンカルボン酸及びその塩、トランス−4−(p−メトキシベンゾイル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸及びその塩、トランス−4−グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸及びその塩等)等が好ましく挙げられる。トラネキサム酸及びその誘導体についてより詳細には、特開平10−265321号公報を参照されたい。
(j)ウルソール酸及びその誘導体としては、ウルソール酸、ウルソール酸ベンジル、ウルソール酸リン酸エステル等が好ましく挙げられ、ウルソール酸ベンジルがより好ましい。
ウルソール酸及びその誘導体についてより詳細には、国際公開2006/132033号を参照されたい。
ウルソール酸及びその誘導体についてより詳細には、国際公開2006/132033号を参照されたい。
(k)シワ改善作用を有する植物抽出物としては、アセンヤクエキス、ヒキオコシエキス、エチナシ葉エキス、シコンエキス、ベニバナエキス、アボカドエキス、オクラエキス、キウイエキス、ゲットウ葉エキス、サボンソウエキス、スイカズラエキス、チャエキス、トウガシエキス、ニンニクエキス、ライム果汁エキス、納豆エキス、オレンジエキス、カノコソウエキス、キューカンバーエキス、キョウニンエキス、クチナシエキス、グレープフルーツエキス、ゴボウエキス、紅茶エキス、スギナエキス、ゼニアオイエキス、タイソウエキス、トマトエキス、ニンジンエキス、ブクリョウエキス、ユリエキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、ローヤルゼリーエキス、桃仁エキス、アサガオカラクサエキス、ジンセンエキス、シラカバ樹脂エキス、ハトムギ種子エキスヒオウギエキス、党参エキス、ボタンエキス、ロータスエキス、シャクヤクエキス、アマチャエキス、レモングラスエキス、オリーブ果実エキス、トゲナシエキス、レンゲソウエキス、ヨモギエキス、トウヤクエキス、クローブエキス、ヤグルマギクエキス、ファレロール、オトギリソウエキス、アキレアエキス、クジンエキス、ゴールデンシルクエキス等が好ましく挙げられる。これら植物抽出物は、1種のみを用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの植物抽出物の抽出方法は特に限定されるものではないが、溶媒を用いた抽出法が好ましい。抽出を行う際には、原材料植物をそのまま使用することもできるが、粉末状に粉砕・細断して抽出に供した方が、穏和な条件で短時間に高い抽出効率で有効成分の抽
出を行うことができる。
抽出温度は特に限定されるものではなく、原材料の粉砕物の大きさや溶媒の種類等に応じて適宜設定すればよい。通常は、室温から溶媒の沸点までの範囲内で設定される。また、抽出時間も特に限定されるものではなく、原材料の粉砕物の大きさ、溶媒の種類、抽出温度等に応じて適宜設定すればよい。さらに、抽出時には、撹拌を行ってもよいし、撹拌せず静置してもよいし、超音波を加えてもよい。
出を行うことができる。
抽出温度は特に限定されるものではなく、原材料の粉砕物の大きさや溶媒の種類等に応じて適宜設定すればよい。通常は、室温から溶媒の沸点までの範囲内で設定される。また、抽出時間も特に限定されるものではなく、原材料の粉砕物の大きさ、溶媒の種類、抽出温度等に応じて適宜設定すればよい。さらに、抽出時には、撹拌を行ってもよいし、撹拌せず静置してもよいし、超音波を加えてもよい。
例えば、上記植物抽出物は、原材料を溶媒中に浸漬し、室温又は80℃〜100℃にて抽出することができる。抽出処理により得られた抽出液をろ過後、そのまま又は必要に応じて濃縮若しくは乾固したものを、活性成分として使用することができる。なお、この抽出処理の際には、原材料は細断又は粉砕したものを用いてもよい。また、生の原材料又は乾燥した原材料を用いてもよいし、あるいは焙煎した原材料を用いてもよい。焙煎方法は特に限定されるものではないが、80〜120℃で0.5時間〜2時間焙煎する方法が挙げられる。
抽出に使用される溶媒の種類は特に限定されるものではないが、水(熱水等を含む)、アルコール(例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール)、グリコール(例えば1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール)、グリセリン、ケトン(例えばアセトン、メチルエチルケトン)、エーテル(例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル)、アセトニトリル、エステル(例えば酢酸エチル、酢酸ブチル)、脂肪族炭化水素(例えばヘキサン、ヘプタン、流動パラフィン)、芳香族炭化水素(例えばトルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えばクロロホルム)、又はこれらのうち2種以上の混合溶媒が好ましい。
このような抽出操作により、原材料から有効成分が抽出され、溶媒に溶け込む。抽出物を含む溶媒は、そのまま使用してもよいが、数日静置して熟成させてから用いてもよい。さらに滅菌、洗浄、濾過、脱色、脱臭等の慣用の精製処理を加えてから使用してもよい。また、必要により濃縮又は希釈してから使用してもよい。さらに、溶媒を全て揮発させて固体状(乾燥物)としてから使用してもよいし、該乾燥物を任意の溶媒に再溶解して使用してもよい。
本発明のシワ改善用組成物において、(a)〜(j)から選択されるシワ改善作用を有する成分の含有量は、組成物全量に対して総量で、好ましくは0.01%〜20質量%、より好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%である。なお、(k)植物抽出物の場合は、組成物全量に対して乾燥重量換算の量で、好ましくは0.0001〜1.00質量%、より好ましくは0.001〜0.1質量%である。かかる範囲において、所望の効果を得やすく、また処方設計の自由度を確保できる。
本発明のシワ改善用組成物は、特に経皮吸収による効果が期待できる皮膚外用組成物とすることが好ましい。皮膚外用組成物の態様としては、皮膚に外用で適用されるものであれば特に限定されないが、化粧料(医薬部外品を含む)、医薬品等が好ましく挙げられる。D−パントテニルアルコールは、高い安全性が確認されており、日常的に使用される化粧料の態様で連続的に塗布することが可能である。
皮膚外用組成物の剤型としては、特に限定されず、例えば、ローション剤型、エッセンス剤型、乳液やクリーム等の乳化剤型、オイル剤型、ジェル剤型、パック、洗浄料、フォーム(泡沫)剤型等が挙げられる。化粧料としては、特に限定されず、例えば、スキンケア化粧料、毛髪用化粧料、メークアップ化粧料等が挙げられる。
皮膚外用組成物の剤型としては、特に限定されず、例えば、ローション剤型、エッセンス剤型、乳液やクリーム等の乳化剤型、オイル剤型、ジェル剤型、パック、洗浄料、フォーム(泡沫)剤型等が挙げられる。化粧料としては、特に限定されず、例えば、スキンケア化粧料、毛髪用化粧料、メークアップ化粧料等が挙げられる。
本発明のシワ改善用組成物は、上述した以外にも通常の皮膚外用組成物に配合される成
分を、本発明の効果を損なわない限りにおいて任意に含有することができる。
かかる成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;
分を、本発明の効果を損なわない限りにおいて任意に含有することができる。
かかる成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;
脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;
ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていてもよい、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類;表面を処理されていてもよい、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていてもよい、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパ−ル剤類;レ−キ化されていてもよい赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキ
シ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;
シウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類;表面を処理されていてもよい、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていてもよい、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパ−ル剤類;レ−キ化されていてもよい赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキ
シ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等の抗菌剤(防腐剤);グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤;アスコルビン酸、ファルネシル酢酸エステル、トコフェロール等の他のシワ改善剤;各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等);ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等の賦活剤;ノニル酸ワレニルアミド、カプサイシン、ジンゲロン、タンニン酸等の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂漏剤;トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン、クラリノン、グラブリジン、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸等の抗炎症剤;アスコルビン酸グルコシド、3−О−エチルアスコルビン酸、トラネキサム酸、アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、リノール酸、ニコチン酸アミド、5,5'−ジプロピルビフェニル−
2,2'−ジオール、5'−アデニル酸二ナトリウム、トラネキサム酸セチル、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、ハイドロキノン等の美白剤;コラーゲン、ヒアルロン酸等の水溶性高分子;などが挙げられる。
2,2'−ジオール、5'−アデニル酸二ナトリウム、トラネキサム酸セチル、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、ハイドロキノン等の美白剤;コラーゲン、ヒアルロン酸等の水溶性高分子;などが挙げられる。
以下、具体的な実験例をあげて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の態様にのみ限定されない。
<試験例1>表皮細胞増殖促進作用確認試験
正常ヒト表皮角化細胞(倉敷紡績株式会社製)を、24ウェルプレートに1.0×104cells/ウェルで播種した。37℃、5%CO2環境下で一晩培養した。表1に示す組み合わせでD−パントテニルアルコール及び他のシワ改善用成分を添加した培地に交換し、37℃、5%CO2環境下で72時間培養した。Cell Counting Kit-8(同仁化学
研究所社製)を用いて、定法に従い、各ウェルにおける細胞増殖率を、比較例1を1とした場合の相対値として算出した。結果を表1に併せて示す。
正常ヒト表皮角化細胞(倉敷紡績株式会社製)を、24ウェルプレートに1.0×104cells/ウェルで播種した。37℃、5%CO2環境下で一晩培養した。表1に示す組み合わせでD−パントテニルアルコール及び他のシワ改善用成分を添加した培地に交換し、37℃、5%CO2環境下で72時間培養した。Cell Counting Kit-8(同仁化学
研究所社製)を用いて、定法に従い、各ウェルにおける細胞増殖率を、比較例1を1とした場合の相対値として算出した。結果を表1に併せて示す。
<試験例2>シワ改善効果確認試験
表2に記載の化粧料を、それぞれ定法で調製した。
健康な35〜55歳の日本人女性であって、後述のシワグレード2〜4のシワを有する15名の被験者を、各群のシワグレードの平均が3.0になるよう5名ずつ3群(実施例15群、実施例16群、及び実施例B群)に分けた。
各被験者に、左右いずれかの顔半分には調製した実施例の化粧料を、他方の顔半分には比較例2の各化粧料を、それぞれ1日2回6週間塗布してもらった。
次の(1)及び(2)の試験により、各化粧料のシワ改善作用を評価した。なお、実施例はそれぞれn=5、比較例はn=15である。
表2に記載の化粧料を、それぞれ定法で調製した。
健康な35〜55歳の日本人女性であって、後述のシワグレード2〜4のシワを有する15名の被験者を、各群のシワグレードの平均が3.0になるよう5名ずつ3群(実施例15群、実施例16群、及び実施例B群)に分けた。
各被験者に、左右いずれかの顔半分には調製した実施例の化粧料を、他方の顔半分には比較例2の各化粧料を、それぞれ1日2回6週間塗布してもらった。
次の(1)及び(2)の試験により、各化粧料のシワ改善作用を評価した。なお、実施例はそれぞれn=5、比較例はn=15である。
(1)角層水分量測定
塗布期間の前後に、表皮角質水分量測定装置(SKICON;アイ・ビイ・エス株式会社製)を用いて、左右頬部位の角層水分量を測定し、塗布前と塗布5週間後又は6週間後との差の平均を算出した。結果を表3に示す。
塗布期間の前後に、表皮角質水分量測定装置(SKICON;アイ・ビイ・エス株式会社製)を用いて、左右頬部位の角層水分量を測定し、塗布前と塗布5週間後又は6週間後との差の平均を算出した。結果を表3に示す。
(2)シワグレード評価
塗布期間の前後に被験者の左右目尻を、デジタルカメラを用いて撮影した。具体的には、被験者を椅子に座らせ、顎及び額を固定台により固定して軽く目を閉じた状態で、斜め45度前から左右目尻を撮影した。撮影した写真に基づき、日本香粧品学会誌 Vol.30, No.4, pp.316-322に掲載された以下の基準でシワグレードを判定し、塗布前と塗布5週間
後又は6週間後との差の平均を算出した。結果を表4に示す。
(シワグレード)
0:シワは無い
1:不明瞭な浅いシワが僅かに認められる
2:明瞭な浅いシワが僅かに認められる
3:明瞭な浅いシワが認められる
4:明瞭な浅いシワの中に、やや深いシワが僅かに認められる
5:やや深いシワが認められる
6:明瞭な深いシワが認められる
7:著しく深いシワが認められる
塗布期間の前後に被験者の左右目尻を、デジタルカメラを用いて撮影した。具体的には、被験者を椅子に座らせ、顎及び額を固定台により固定して軽く目を閉じた状態で、斜め45度前から左右目尻を撮影した。撮影した写真に基づき、日本香粧品学会誌 Vol.30, No.4, pp.316-322に掲載された以下の基準でシワグレードを判定し、塗布前と塗布5週間
後又は6週間後との差の平均を算出した。結果を表4に示す。
(シワグレード)
0:シワは無い
1:不明瞭な浅いシワが僅かに認められる
2:明瞭な浅いシワが僅かに認められる
3:明瞭な浅いシワが認められる
4:明瞭な浅いシワの中に、やや深いシワが僅かに認められる
5:やや深いシワが認められる
6:明瞭な深いシワが認められる
7:著しく深いシワが認められる
<製造例>
以下に、本発明の皮膚外用組成物の処方の好ましい製造例を記載する。
<混合エキスの製造>
表5に記載された成分を表5に記載された量でよく混合することにより、混合エキス1を調製した。
以下に、本発明の皮膚外用組成物の処方の好ましい製造例を記載する。
<混合エキスの製造>
表5に記載された成分を表5に記載された量でよく混合することにより、混合エキス1を調製した。
<実施例17>化粧水の調製
表6に記載された成分を表6に記載された量で50℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、化粧水を調製した。この化粧水は、安定性、使用性に優れていた。
表6に記載された成分を表6に記載された量で50℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、化粧水を調製した。この化粧水は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例18>化粧水の調製
表7に記載された成分を表7日に記載された量で50℃まで加熱分散した後、室温まで
冷却することにより、化粧水を調製した。この化粧水は、安定性、使用性に優れていた。
表7に記載された成分を表7日に記載された量で50℃まで加熱分散した後、室温まで
冷却することにより、化粧水を調製した。この化粧水は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例19>水中油乳液の調製
表8に記載された成分を表8に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油乳液を調製した。この水中油乳液は、安定性、使用性に優れていた。
表8に記載された成分を表8に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油乳液を調製した。この水中油乳液は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例20>水中油乳液の調製
表9に記載された成分を表9に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油乳液を調製した。この水中油乳液は、安定性、使用性に優れていた。
表9に記載された成分を表9に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油乳液を調製した。この水中油乳液は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例21>油中水クリームの調製
表10に記載された成分を表10に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水クリームを調製した。この油中水クリームは、安定性、使用性に優れていた。
表10に記載された成分を表10に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水クリームを調製した。この油中水クリームは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例22>油中水クリームの調製
表11に記載された成分を表11に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水クリームを調製した。この油中水クリームは、安定性、使用性に優れていた。
表11に記載された成分を表11に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水クリームを調製した。この油中水クリームは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例23>クレンジングの調製
表12に記載された成分を表12に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、クレンジングを調製した。このクレンジングは、安定性、使用性に優れていた。
表12に記載された成分を表12に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、クレンジングを調製した。このクレンジングは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例24>クレンジングの調製
表13に記載された成分を表13に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、クレンジングを調製した。このクレンジングは、安定性、使用性に優れていた。
表13に記載された成分を表13に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、クレンジングを調製した。このクレンジングは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例25>洗顔料の調製
表14に記載された成分を表14に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、洗顔料を調製した。この洗顔料は、安定性、使用性に優れていた。
表14に記載された成分を表14に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、洗顔料を調製した。この洗顔料は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例26>洗顔料の調製
表15に記載された成分を表15に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、洗顔料を調製した。この洗顔料は、安定性、使用性に優れていた。
表15に記載された成分を表15に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、洗顔料を調製した。この洗顔料は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例27>エアゾールタイプの泡沫化粧料の調製
表16に記載された成分を表16に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却、LPGガスと混合することにより、エアゾールタイプの泡沫化粧料を調製した。このエアゾールタイプの泡沫化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
表16に記載された成分を表16に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却、LPGガスと混合することにより、エアゾールタイプの泡沫化粧料を調製した。このエアゾールタイプの泡沫化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例28>エアゾールタイプの泡沫化粧料の調製
表17に記載された成分を表17に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却、LPGガスと混合することにより、エアゾールタイプの泡沫化粧料を調製した。このエアゾールタイプの泡沫化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
表17に記載された成分を表17に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却、LPGガスと混合することにより、エアゾールタイプの泡沫化粧料を調製した。このエアゾールタイプの泡沫化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例29>石膏マスクの調製
表18に記載された成分を表18に記載された量でヘンシェルミキサーにて分散した後、パルベライザーにて粉砕することにより、石膏マスクを調製した。この石膏マスクは、安定性、使用性に優れていた。
表18に記載された成分を表18に記載された量でヘンシェルミキサーにて分散した後、パルベライザーにて粉砕することにより、石膏マスクを調製した。この石膏マスクは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例30>石膏マスクの調製
表19に記載された成分を表19に記載された量でヘンシェルミキサーにて分散した後、パルベライザーにて粉砕することにより、石膏マスクを調製した。この石膏マスクは、安定性、使用性に優れていた。
表19に記載された成分を表19に記載された量でヘンシェルミキサーにて分散した後、パルベライザーにて粉砕することにより、石膏マスクを調製した。この石膏マスクは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例31>水中油化粧下地の調製
表20に記載された成分を表20に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油化粧下地を調製した。この水中油化粧下地は、安定性、使用性に優れていた。
表20に記載された成分を表20に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油化粧下地を調製した。この水中油化粧下地は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例32>水中油化粧下地の調製
表21に記載された成分を表21に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油化粧下地を調製した。この水中油化粧下地は、安定性、使用性に優れていた。
表21に記載された成分を表21に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、水中油化粧下地を調製した。この水中油化粧下地は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例33>油中水リキッドファンデーションの調製
表22に記載された成分を表22に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水リキッドファンデーションを調製した。この油中水リキッドファンデーションは、安定性、使用性に優れていた。
表22に記載された成分を表22に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水リキッドファンデーションを調製した。この油中水リキッドファンデーションは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例34>油中水リキッドファンデーションの調製
(化粧料34)
表23に記載された成分を表23に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水リキッドファンデーションを調製した。この油中水リキッドファンデーションは、安定性、使用性に優れていた。
(化粧料34)
表23に記載された成分を表23に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、油中水リキッドファンデーションを調製した。この油中水リキッドファンデーションは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例35>デコルテクリームの調製
表24に記載された成分を表24に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、デコルテクリームを調製した。このデコルテクリームは、安定性、使用性に優れていた。
表24に記載された成分を表24に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、デコルテクリームを調製した。このデコルテクリームは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例36>デコルテクリームの調製
表25に記載された成分を表25に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、デコルテクリームを調製した。このデコルテクリームは、安定性、使用性に優れていた。
表25に記載された成分を表25に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、デコルテクリームを調製した。このデコルテクリームは、安定性、使用性に優れていた。
<実施例37>日焼け止め化粧料の調製
表26に記載された成分を表26に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、日焼け止め化粧料を調製した。この日焼け止め化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
表26に記載された成分を表26に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、日焼け止め化粧料を調製した。この日焼け止め化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
<実施例38>日焼け止め化粧料の調製
表27に記載された成分を表27に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、日焼け止め化粧料を調製した。この日焼け止め化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
表27に記載された成分を表27に記載された量で80℃まで加熱分散した後、室温まで冷却することにより、日焼け止め化粧料を調製した。この日焼け止め化粧料は、安定性、使用性に優れていた。
本発明のシワ改善用組成物は、優れたシワ改善効果を奏するため、シワ改善用化粧料等の皮膚外用組成物として好適であり、産業上非常に有用である。
Claims (5)
- D−パントテニルアルコールを含有する、シワ改善用組成物。
- D−パントテニルアルコールと、他のシワ改善作用を有する成分とを含有する、シワ改善用組成物。
- 前記他のシワ改善作用を有する成分が、以下の(a)〜(k)から選択される1種以上である、請求項2に記載の組成物。
(a)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
(b)下記一般式(2)で表される化合物又はその塩
(c)下記一般式(3)で表される化合物又はその塩
(d)アルキルレゾルシノール
(e)レチノール及びその誘導体
(f)ニコチン酸誘導体
(g)糖アルコール誘導体
(h)環状カルボキサミド誘導体
(i)トラネキサム酸及びその誘導体
(j)ウルソール酸及びその誘導体
(k)シワ改善作用を有する植物抽出物
[式(1)中、R1は、−SH、−SO3H、−S−S−X1、−S−X2、−SO−X3、又は−SO2−X4を表し、前記X1〜X4は、独立して、水素原子又は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基である。R2は無置換若しくは置換基を有していてもよい、炭素数5〜12の芳香族基又は複素芳香族基を表す。nは、1又は2の整数を表す。]
R4は、水素原子、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキルアシル基を表す。
R5は、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。]
[式(3)中、A1、A2、A3は独立して、置換基を有していてもよいフェニル基を表す。前記置換基はヒドロキシル基、炭素数1〜4のアルキル基、及び炭素数1〜4のアルキルオキシ基から選択される。−X5−R6は、下記一般式(4)、(5)又は(6)で表される。]
[式(4)中、X6は、窒素原子である。R7及びR8は互いに結合して、X6とともに、置換基を有していてもよい、炭素数2〜8の複素環又は炭化水素環を形成する。前記置換基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキルオキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基、及びオキソ基から選ばれる。前記複素環の炭素数は3〜5である。]
[式(5)中、X7は、窒素原子又は酸素原子である。mは、1〜5の整数である。Yは、ヒドロキシル基又はアミノ基である。R9は、X7が窒素原子のとき存在し、水素原子を表す。R9は、X7が酸素原子のときは存在しない。]
[式(6)中、X8は、酸素原子又は窒素原子である。一般式(6)中、lは、X8に応じて存在する整数である。] - 皮膚外用組成物である、請求項2又は3に記載の組成物。
- 化粧料である、請求項4に記載の組成物。
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023047979A1 (ja) * | 2021-09-24 | 2023-03-30 | 株式会社 資生堂 | 水中油型乳化化粧料 |
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WO2023068065A1 (ja) * | 2021-10-19 | 2023-04-27 | 株式会社 資生堂 | 油中水型乳化化粧料 |
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-
2019
- 2019-04-26 JP JP2019086231A patent/JP2020180103A/ja active Pending
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