WO2004074152A1

WO2004074152A1 - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの搬送装置および搬送方法

Info

Publication number: WO2004074152A1
Application number: PCT/JP2004/001815
Authority: WO
Inventors: Takashi Mitsui; Sachio Noto
Original assignee: Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd.; Kamioka Mining Engineering Co., Ltd.
Priority date: 2003-02-20
Filing date: 2004-02-18
Publication date: 2004-09-02
Also published as: KR20050100691A; TWI284113B; KR20070068484A; US20060144988A1; JP2004265943A; JP4010962B2; CN1750987A; KR20080033513A; TW200416184A; KR100885778B1

Abstract

　電子部品実装用フィルムキャリアテープ３に対して巻き出し側へのテンションを付与する巻き出し側テンション付与手段２１と、これより大きい巻き取り側へのテンションを付与する巻き取り側テンション付与手段２３とを備えて、ドライブギヤ１７のギヤ突起３１がスプロケット孔４０における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキャリアテープ３を搬送するようにした。また、搬送駆動部１５の押さえロール１９の軸心が、ドライブギヤ１７の軸心に対して搬送方向に所定の角度だけ偏位するように配置して、フィルムキャリアテープ３がドライブギヤ１７のドライブロール面および押さえロール１９の押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキャリアテープ３を搬送するようにした。

Description

明細書電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置および搬送方法

技術分野

本発明は、絶縁フィルム上に導体の回路パターンが形成された電子部品実装用フイノレムキャリアテープ（T A B (Tape Automated Bonding) テープ、 T一 B G A (Tape Bal l Grid Array)テープ、 C S P (Chip Size Package) テ¹ ~プ、 A S I C (Application Specific Integrated Circuit) 亍' ~プ、 C O F (Chip on Fi lm) テープ、 2メタル（両面配線）テープ、多層配線用テープなど）（以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と言う。）を、検査工程などの処理工程で搬送する搬送装置および搬送方法に関する。背景技術

エレクトロニクス産業の分野では、 I C (集積回路）、 L S I (大規模集積回路）などの電子部品を実装するプリント配線板が用いられているが、昨今の電子機器は、例えば携帯電話に代表されるように電子機器の小型軽量化、高機能化、高信頼性、低価格化などが要望されている。

このような電子機器の小型軽量化などの特性を実現するための電子部品実装方法として、 T A Bテープのような電子部品実装用フィルムキヤリァテープにデバイスを実装することが行われている。このような電子部品実装用フィルムキャリアテープは、ポリイミドなどの絶縁フィルムにェポキシなどの樹脂接着剤を介して銅箔などの導電性金属箔を貼着し、この導電性金属箔の表面に感光性樹脂を塗布して所望の配線パターンを得るように露光を行い現像した後、この樹脂の感光部分または非感光部分をマスキング材として導電性金属箔をエッチングして配線パターンを形成し、続いてソルダーレジストの塗布、硬化ゃメツキ処理などを行い製造されている。そして最近では、上記したように電子機器の小型軽量化が要望される中で、電子部品の高密度実装が求められ、これにともない電子部品実装用フイルムキヤリアテープの配線幅の狭ピッチ化、フィルム厚の薄型化が進んでいる。

このような状況下、たとえば絶縁フィルム上に薄い電解銅めつきを施すなどの手法により絶縁フィルム上に直接銅尊体層を形成した 2層フレキシプル基板が開発され、 C O F (Chip on Film) テープなどに用いられるようになった。

図 9に示したように、 C O Fテープなどの電子部品実装用フィルムキヤリァテープ 1 0 3には、導体配線パターンが形成された電子部品実装用ュニット 1 4 2， 1 4 2 · · ·がテープ長手方向に並んで形成されている。そして、テープ幅方向の両端には、搬送のために設けられたスプロケット孔 1 4 0， 1 4 0 · · ·がテープ長手方向に並んで穿孔されている。ここで、テープ幅は通常 3 5〜 2 0 O mm程度であり、スプロケット孔 1 4 0の辺の長さは通常 1 . 4 2〜1 . 9 8 mm程度である。

製造工程を経た電子部品実装用フィルムキャリアテープ 1 0 3は、各電子部品実装用ュニット 1 4 2 , 1 4 2 · · ·の導体配線パターンなどに生じた不良を判別し、不良ユニットを穿孔するパンチング、または不良ユニットヘインクマークを施すィンクマーキングなどの手段でマーキングを施す検查工程で検査された後に出荷される。この検査工程で、たとえば不良ユニットにマーキングを施す際には、電子部品実装用フィルムキャリアテープ 1 03の各電子部品実装用ュニット 142， 1 42 ···が所定の処理部を通過するように搬送して（例えば特開 200 1— 358 1 80号公報を参照）、これらの中から不良ュニットのみ選択的にマーキングを施している。

電子部品実装用フィルムキャリアテープ 1 03の検查工程での搬送に従来から使用されている搬送装置の概略構成を図 1 0に示す。この搬送装置 1 0 1は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープ 1 03を巻き出す巻き出しリール 1 05と、卷き出しリール 1 05から卷き出されたフィルムキャリァテープ 1 03に対して検査やマーキングなどの所定の処理を行う処理部 1 1 3と、処理部 1 1 3で所定の処理を行ったフィルムキヤリァテープ 1 03を卷き取る卷き取りリール 1 07とを備えている。なお、 1 09、 1 1 1は処理部 1 1 3でフィルムキヤリァテープ 1 03が水平方向へ搬送されるようにフィルムキヤリァテープ 1 03を案内する案内ロールであり、 1 2 5、 1 27もフィルムキヤリァテープ 1 03を案内する案内ロールでめ。

そして、処理部 1 1 3の搬送方向上流側にはバックテンション部 1 29 を備え、搬送方向下流側には搬送駆動部 1 1 5を備えている。

搬送駆動部 1 1 5は、図 1 1に示したように、ドライブギヤ 1 1 7と押さえロール 1 1 9とを備えている。ドライブギヤ 1 1 7は、そのドライブロール面がフィルムキヤリァテープ 1 03面へ下側から当接するように設けられ、該ドライブロール面の両側端部に一列に設けられたギヤ突起 1 3 1 , 1 3 1 ···がフィルムキヤリァテープ 1 03のスプロケット孔 140， 140 ···と係合することによりフィルムキヤリァテープ 1 03を搬送している。

押さえロール 1 1 9は、その押さえロール面でドライブギヤ 1 1 7のドライブロール面と当接して、フィルムキヤリァテープ 1 0 3を挟持している。

ノックテンション部 1 2 9は、たとえばフィルムキャリアテープ 1 0 3 面へ上下から互いのロール面で挟むように配置された一対のロールからなり、キャリアテープ 1 0 3を互いのロール面で挟持して押さえることによつて、搬送駆動部 1 1 5の駆動により搬送されるフィルムキャリアテープ 1 0 3に対して搬送方向と逆方向へテンションを与えてフィルムキヤリァテープ 1 0 3が安定に且つ真直ぐに搬送されるように作用する。

しかしながら従来の搬送装置では、このようにバックテンション部 1 2 9でフィルムキヤリァテープ 1 0 3に対して搬送方向と逆方向へテンションを与えているために、その搬送駆動部 1 1 5において図 1 1に示したようにドライブギヤ 1 1 7のギヤ突起 1 3 1， 1 3 1…が、スプロケット孔 1 4 0 , 1 4 0 · · ·の搬送方向側の端部 1 4 4と当接する状態で係合してフイルムキヤリァテープ 1 0 3を搬送していた。このため、ドライブギヤ 1 1 7の回転にともないギヤ突起 1 3 1が係合していたスプロケット孔 1 4 0からはずれる際に、スプロケット孔 1 4 0の搬送方向側の端部 1 4 4とこすれてしまい、係合が解かれるたびにピチッ、ピチッという音がして、検査などの作業を行う者に不快感を与えたり、あるいは端部 1 4 4が変形したり破れてしまうという問題があった。

また、従来の搬送装置では、図 1 1に示したように、押さえロール 1 1 9の軸心がドライブギヤ 1 1 7の軸心に対して搬送方向と垂直となるように設けられていたため、フィルムキャリアテープ 1 0 3と、ドライブギヤ 1 1 7のドライブ口ール面および押さえ口一ノレ 1 1 9の押さえ口一ノレ面とがほぼ点接触で接する状態で搬送していた。このため、搬送が不安定となり、たとえばロールががたついた際などに、スプロケット孔 1 4 0と係合しているギヤ突起 1 3 1が、フィルムキヤリァテープ 1 0 3にかみ込み、位置決めにも使用されるスプロケット孔 1 4 0を傷つけたり、場合によつては配線パターンを傷つけてしまうといった問題があった。

上記の各問題点は、特に電子部品実装用フィルムキヤリァテープの中でもフィルム厚が薄く比較的強度が弱い C O Fテープを搬送する際に起こりやすい。

本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを傷めず、安定に搬送することができる電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置おょぴ搬送方法を提供することを目的としている。発明の開示

本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの搬送装置は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記巻き出しリールから巻き出されたフィルムキヤリァテープに対して所定の処理を行う処理部と、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを卷き取る巻き取りリールと、

前記フィルムキヤリァテープに形成されたスプロケット孔と係合してフイルムキャリアテープを搬送する複数のギヤ突起を有するドライブギヤを備えた搬送駆動部と、を備えた電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置であって、前記巻き出しリールと処理部との間に設けられ、フィルムキヤリァテープに対して卷き出し側へのテンションを付与する卷き出し側テンション付与手段と、

前記卷き取りリールと処理部との間に設けられ、フィルムキャリアテープに対して卷き取り側へのテンションを付与する卷き取り側テンション付与手段とを備えるとともに、

前記巻き取り側テンション付与手段が付与するテンションが、前記卷き出し側テンション付与手段が付与するテンションよりも大きくなるように構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が前記フィルムキヤリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴としている。このような構成とすることによって、電子部品実装用フィルムキャリァテープを傷めず、安定に搬送することができる。

上記の発明において、巻き出し側テンション付与手段および巻き取り側テンション付与手段は、自重によりフィルムキヤリァテープに対してテンシヨンを付与するように構成することができる。すなわち、卷き取り側テンション付与手段の自重が、卷き出し側テンション付与手段の自重よりも重くなるように構成して、これによりドライブギヤのギヤ突起がフィルムキヤリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキャリアテープを搬送することができる。

このように自重によりフィルムキヤリァテープに対してテンションを付与する構成とする場合において、巻き出し側テンション付与手段おょぴ卷き取り側テンション付与手段としてダンサロールを用いることが、フィルムキヤリァテープを安定に搬送する観点から好適である。

本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記卷き出しリールから卷き出されたフィルムキヤリァテープに対して所定の処理を行う処理部と、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを卷き取る卷き取りリールと、

前記フィルムキヤリァテープに形成されたスプロケット孔と係合してフイルムキヤリァテープを搬送する複数のギヤ突起を有するドライブギヤを備えた搬送駆動部と、

を備えた電子部品実装用フィルムキャリァテープの搬送装置であって、前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記搬送駆動部が、前記ドライブギヤのドライブロール面と当接してフイルムキヤリァテープを挟持する押さえロール面を有する押さえロールを備え、

前記押さえロールの軸心が、ドライブギヤの軸心に対して搬送方向に所定の角度だけ偏位して配置され、

これにより、前記ドライブギヤと押さえ口ールとの接点よりも搬送方向上流側で、フィルムキャリアテープがドライブギヤのドライブロール面と面接触で当接するとともに、

前記ドライブギヤと押さえロールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえロールの押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴としている。

このような構成とすることによって、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを安定に搬送することができる。

本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを巻き出す卷き出しリールと、

前記卷き出しリールから卷き出されたフィルムキヤリァテ一プに対して所定の処理を行う処理部と、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを卷き取る巻き取り y一ノレと、

を備えた電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置であって、前記巻き出しリールと処理部との間に設けられ、フィルムキヤリァテープに対して卷き出し側へのテンションを付与する卷き出し側テンション付与手段と、

前記卷き取りリールと処理部との間に設けられ、フィルムキヤリァテープに対して卷き取り側へのテンションを付与する巻き取り側テンション付与手段とを備えるとともに、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が前記フィルムキヤリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成され、

前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記搬送駆動部が、前記ドライブギヤのドライブロール面と当接してフイルムキヤリァテープを挟持する押さえロール面を有する押さえロールを備；^、

これにより、前記ドライブギヤと押さえロールとの接点よりも搬送方向上流側で、フィルムキヤリァテープがドライブギヤのドライブロール面と面接触で当接するとともに、

前記ドライブギヤと押さえ口ールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえロールの押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴としている。

このような構成とすることによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープを傷めず、きわめて安定に搬送することができる。

上記の発明において、卷き出し側テンション付与手段およぴ卷き取り側テンション付与手段が、自重によりフィルムキヤリァテープに対してテンションを付与するように構成することができる。すなわち、卷き取り側テンシヨン付与手段の自重が、卷き出し側テンション付与手段の自重よりも重くなるように構成して、これによりドライブギヤのギヤ突起がフィルムキヤリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送することができる。

このように自重によりフィルムキヤリァテープに対してテンションを付与する構成とする場合において、卷き出し側テンション付与手段および卷き取り側テンション付与手段としてダンサロールを用いることが、フィルムキヤリァテープを安定に搬送する観点から好適である。

本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記巻き出しリールから卷き出されたフィルムキヤリァテープに対して所定の処理を行う処理部と、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを卷き取る卷き取り y一ノレと、

を備えた電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置における電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法であって、

前記卷き出しリールと処理部との間に設けられた卷き出し側テンション付与手段によって、フィルムキヤリァテープに対して卷き出し側へのテンションを付与するとともに、

前記卷き取りリールと処理部との間に設けられた卷き取り側テンシヨン付与手段によって、フィルムキヤリァテープに対して巻き取り側へのテンシヨンを付与し、

この際に、前記卷き取り側テンション付与手段が付与するテンションが、前記卷き出し側テンション付与手段が付与するテンションよりも大きくなるように構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が、前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送することを特徴としている。

このような方法で電子部品実装用フィルムキヤリァテープを搬送することによって、該キャリアテープを傷めず、安定に搬送することができる。本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの搬送方法は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを巻き取る巻き取りリールと、

を備えた電子部品実装用フィルムキャリァテープの搬送装置における電子部品実装用フィルムキヤリァテープの徼送方法であって、

前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記搬送駆動部が、前記ドライブギヤのドライブ口ール面と当接してフイルムキヤリァテープを挟持する押さえロール面を有する押さえロールを備え、

これにより、前記ドライブギヤと押さえロールとの接点よりも搬送方向上流側で、フィルムキヤリァテープがドライブギヤのドライブロール面と面接触で当接するとともに、前記ドライブギヤと押さえ口ールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえロールの押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送することを特徴としている。

このような方法で電子部品実装用フィルムキヤリァテープを搬送することによって、該キャリアテープを安定に搬送することができる。

本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープを巻き出す卷き出しリールと、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを卷き取る巻き取りリ一/レと、

を備えた電子部品実装用フィルムキャリァテープの搬送装置における電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法であって、

前記卷き取りリールと処理部との間に設けられた卷き取り側テンション付与手段によって、フィルムキヤリァテープに対して卷き取り側へのテンシヨンを付与し、

この際に、前記卷き取り側テンション付与手段が付与するテンションが、前記卷き出し側テンション付与手段が付与するテンションょりも大きくなるように構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギア突起が前記フィルムキヤリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送し、

前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記搬送駆動部が、前記ドライブギヤのドライブロール面と当接して、フィルムキヤリァテープを挟持する押さえロール面を有する押さえロールを備え、

これにより、前記ドライブギヤと押さえ口一ルとの接点よりも搬送方向上流側で、フィルムキヤリァテープがドライブギヤのドライブロール面と面接触で当接するとともに、

前記ドライブギヤと押さえロールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえ口一ルの押さえ口ール面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送することを特徴としている。このような方法で電子部品実装用フィルムキヤリァテープを搬送することによって、該キヤリァテープを傷めず、きわめて安定に搬送することができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置における一実施例を示した概略図である。

図 2は、図 1の実施例における搬送駆動部の部分拡大図である。図 3は、本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置における他の実施例を示した概略図である。

図 4は、図 3の実施例における搬送駆動部の部分拡大図である。

図 5は、本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置における他の実施例を示した概略図である。

図 6は、図 5の実施例における搬送駆動部の部分拡大図である。

図 7は、押さえロールの構成の一例を示した概略図である。

図 8は、押さえロールの構成の他の例を示した概略図である。

図 9は、電子部品実装用フィルムキヤリァテープの一部を示した概略図である。

図 1 0は、従来の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置を示した概略図である。

図 1 1は、図 1 0の搬送装置における搬送駆動部の部分拡大図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。図 1、 3、 5は本発明の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置の実施例を示した概略構成図、図 2、 4、 6はその搬送駆動部の部分拡大図である。

図 3に示した電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置 1 bは、電子部品実装用フィルムキャリアテープ 3を卷き出す卷き出しリール 5と、卷き出しリール 5から巻き出されたフィルムキヤリァテープ 3に対してたとえば実装用ュニットの不良判別処理や不良マーキング処理などの所定の処理を行う処理部 1 3と、処理部 1 3で処理を行ったフィルムキヤリアテープ 3を卷き取る巻き取りリール 7とを備えている。なお、 9、 1 1は処理部 1 3でフィルムキャリアテープ 3が水平方向へ搬送されるようにフィルムキャリアテープ 3を案内する案内ロールであり、 2 5、 2 7もフィルムキャリアテープ 3を案内する案内ロールである。また、本発明により処理を行うフィルムキヤリァテープ 3は、通常はそのテープ幅が 3 5〜 2 0 0 mmであり、テープ厚が 1 0〜 1 2 5μιη、好ましくは 2 5〜 7 5μαιである。

そして、処理部 1 3の搬送方向下流側には搬送駆動部 1 5を備えている。搬送駆動部 1 5は、図 4に示したように、ドライブギヤ 1 7と押さえ口ール 1 9とを備えている。ドライブギヤ 1 7は、そのドライブロール面がフィルムキヤリァテープ 3面へ下側から当接するように設けられ、該ドラィブロール面の両側端部に一列に設けられたギヤ突起 3 1 , 3 1 ···がフィノレムキヤリァテープ 3のスプロケット孔 4 0, 4 0 ···と係合することによりフィルムキヤリァテープ 3を搬送している。

押さえロール 1 9は、その押さえロール面でドライブギヤ 1 7のドライブロール面と当接してフィルムキヤリァテープ 3を挟持している。

なお、押さえロール 1 9は、たとえば図 7 (a ) に示したように、ロール面の両端側に、ギヤ突起 3 1 , 3 1 ···とほぼ等しい幅をもつ全周に渡る切り込み溝 3 7を設けることが好適である。このように切り込み溝 3 7を設けることで、図 7 (b) に示したように、ドライブギヤ 1 7の駆動時にギヤ突起 3 1が切り込み溝 3 7ヘスプロケット孔 4 0を貫通して揷入される状態で回転し、そして切り込み溝 3 7の両側で押さえロール 1 9がフィルムキヤリァテープ 3を挟持することで、ギヤ突起 3 1からスプロケット孔 4 0がはずれにくく、搬送を安定させることができる。他の態様としては、押さえロール 1 9を、たとえば図 8に示したように、ロール面の両端側に突起 3 1， 3 1 . · ·と係合する切り込み溝 3 7 , 3 7 . · ·を一列に設ける構成とすることもできる。

本実施例では、卷き出しリール 5と処理部 1 3との間に、自重によりフイルムキヤリァテープ 3に対して卷き出し側へのテンションを付与する卷き出し側ダンサロール 2 1を設けている。

さらに、巻き取りリール 7と処理部 1 3との間に、自重によりフィルムキヤリァテープ 3に対して巻き取り側へのテンションを付与する巻き取り側ダンサロール 2 3を設けている。

図 3において、巻き出し側ダンサロール 2 1は、卷き出しリール 5と案内ロール 9との間に位置するフィルムキャリアテープ 3に対して、上側からロール面で当接して自重を与えている。これにより、案内ロール 9と案内ロール 1 1との間に位置するフィルムキヤリァテープ 3に対して卷き出し側、すなわち搬送方向と逆方向へのテンションを付与している。

また、卷き取り側ダンサロール 2 3は、卷き取りリール 7と案内ロール 1 1との間に位置するフィルムキャリアテープ 3に対して、上側からロール面で当接して自重を与えている。これにより、案内ロール 9と案内ロール 1 1との間に位置するフィルムキヤリァテープ 3に対して巻き取り側、すなわち搬送方向へのテンションを付与している。

そして、巻き取り側ダンサロール 2 3の自重が、卷き出し側ダンサロール 2 1の自重よりも重く構成されている。したがって、フィルムキャリアテープ 3には、各ダンサロールによる自重で互いに逆方向へかかるテンシヨン（引っ張り力）の差し引きとして、巻き取り側、すなわち搬送方向へのテンションが付与されることとなる。これにより、図 4に示したように、ドライブギヤ 1 7のギヤ突起 3 1， 3 1 · · ·が、スプロケット孔 4 0， 4 0 · · 'の搬送方向と逆側の端部 4 6と当接した状態、あるいは搬送方向側の端部 4 4と当接していない状態でフィルムキヤリァテープ 3を搬送するようにしている。

したがって、スプロケット孔 4 0は、その搬送方向側に隙間がある状態でギヤ突起 3 1と係合しているので、ドライブギヤ 1 7が回転して係合が解かれる際にギヤ突起 3 1が搬送方向側の端部 4 4と接触することがない。このため、ギヤ突起 3 1が搬送方向側の端部 4 4とこすれてしまい、係合が解かれるたびにピチッ、ピチッという音がしたり、あるいは端部 4 4が変形したり破れてしまうことがなく、フィルムキヤリァテープ 3を傷めず、安定に搬送することができる。

巻き出し側ダンサ口ール 2 1と卷き取り側ダンサ口ール 2 3は、たとえばローノレ幅方向の両端に沿って、フイノレムキヤリァテープ 3の幅と略同一幅の溝を形成してガイドを設け、フィルムキャリアテープ 3がはずれないようにして、適当な捕助手段を用いずにそのままフィルムキヤリァテープ 3に載せて自重を与えることができる。卷き出し側ダンサロール 2 1が自重により与える巻き出し側へのテンションと、卷き取り側ダンサロール 2 3が自重により与える卷き取り側へのテンションとの差し引きの力は、装置構成などにもよるが、本発明の効果を得る観点から、好ましくは重さに換算して 2 0〜 3 0 0 g、さらに好ましくは 4 0〜 8 0 gである。

本実施例では、卷き出し側へのテンションを付与する卷き出し側テンション付与手段、およぴ卷き取り側へのテンションを付与する卷き取り側テンシヨン付与手段としてダンサロール 2 1、 2 3を用い、自重によりフィルムキヤリァテープ 3に対してテンションを付与するように構成したが、本発明はこの構成に限定されることはない。すなわち、自重によりフィルムキヤリァテープ 3に対してテンションを付与する構成として、ダンサロール以外の適当な手段を用いることもできる。

また、自重によりフィルムキヤリァテープ 3に対してテンションを付与する構成に限定されず、卷き取り側テンション付与手段が付与するテンシヨンが、卷き出し側テンション付与手段が付与するテンションよりも大きくなるように構成することで、上述した本発明の効果を得ることができる。例えば、ドライブギヤ 1 7に対して搬送方向下流側の位置にフィルムキヤリァテープ 3を挟むように上下一対のロール (巻き取り側テンション付与手段）を設置し、フィルムキャリアテープ 3の幅方向両端側（スプロケット孔 4 0近傍) がロール面とスリップするように当接して、該ロールを搬送方向へ駆動する力によりフィルムキヤリァテープ 3を搬送方向へ挟んで引っ張ることによりテンションを付与する構成とすることができる。また、この上下一対のロールの代わりに上下一対の板状部材を設置し、フィルムキヤリァテープ 3を上下から板状部材で挟んでプレスしながら搬送させて、該板状部材を搬送方向へ駆動する力によりフィルムキヤリァテープ 3を搬送方向へ挟んで引っ張ることによりテンションを付与する構成とすることもできる。

図 5に示した実施例の電子部品実装用フィルムキャリァテープの搬送装置 1 cは、搬送駆動部 1 5を図 6に示すように構成したことを特徴としている。なお、図 5の 2 9はパックテンション部であり、フィルムキャリアテープ 3面へ上下から互いのロール面で挟持するように設けられた一対のロールからなり、フィルムキヤリァテープ 3を互いのロール面で挟持して押さえることによって、搬送駆動部 1 5の駆動により搬送されるフィルムキヤリァテープ 3に対して搬送方向と逆方向へのテンションを付与してフイルムキヤリァテープ 3が安定に且つ真直ぐに搬送されるように作用する。図 6に示したように、本実施例では押さえロール 1 9の軸心が、ドライプギヤ 1 7の軸心に対して搬送方向に所定の角度だけ偏位して配置されるようにしている。

これにより、ドライブギヤ 1 7と押さえロール 1 9との接点 3 3よりも搬送方向上流側で、フィルムキャリアテープ 3がドライブギヤ 1 7のドライブロール面 3 5と面接蝕で当接するようになる。さらに、ドライブギヤ 1 7と押さえ口ール 1 9との接点 3 3よりも搬送方向下流側で、フィルムキヤリアテープ 3が押さえロール 1 9の押さえロール面 3 6と面接触で当接するようになる。 ,

このように、フィルムキヤリァテープ 3がドライブロール面 3 5および押さえロール面 3 6に対して点ではなく面で貼り付けるように接しており、接触面積が広いので、安定に搬送することができ、たとえばフィルムキヤリァテープ 3がずれることによりスプロケット孔 4 0と係合しているギヤ突起 3 1がフィルムキャリアテープ 3にかみ込んで、位置決めにも使用されるスプロケット孔 4 0を傷つけたり、配線パターンを傷つけてしまうことを防止することができる。

押さえロール 1 9を配置するに際し、押さえロール 1 9の軸心をドライプギヤの軸心に対して搬送方向に偏位させる角度 Θは、装置構成などにもよるが、本発明の効果を得る観点から、好ましくは 5〜4 5度であり、さらに好ましくは 1 5〜2 0度である。

図 1に示した実施例の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置 l aは、図 3、 4で示した実施例と同様に上記したダンサロール 2 1、 2 3を備え、且つ図 5、 6で示した実施例と同様に押さえロール 1 9の軸心が、ドライブギヤ 1 7の軸心に対して搬送方向に所定の角度だけ偏位して配置されるようにしている。

これにより、図 2に示したように、ドライブギヤ 1 7のギヤ突起 3 1， 3 1…が、スプロケット孔 4 0， 4 0 ' · ·の搬送方向と逆側の端部 4 6と当接する状態、あるいは搬送方向側の端部 4 4と当接していない状態でフイルムキヤリァテープ 3を搬送するようにして、且つフィルムキヤリアテープ 3が上記したようにドライブ口ール面 3 5および押さえ口ール面 3 6 と面接触で当接した状態でフィルムキヤリァテープ 3を搬送することができる。

したがって、ギヤ突起 3 1 とスプロケット孔 4 0とは搬送方向側に隙間がある状態で係合しているので、ドライブギヤ 1 7が回転して係合が解かれる際にギヤ突起 3 1が搬送方向側の端部 4 4と接触することがなく、さらに、フィルムキャリアテープ 3がドライブロール面 3 5および押さえ口ール面 3 6へ点ではなく面で貼り付けるように接しており、接触面積が広いので、安定に搬送することができ、たとえばスプロケット孔 4 0と係合しているギヤ突起 3 1がフィルムキヤリァテープ 3にかみ込んで、位置決めにも使用されるスプロケット孔 4 0を傷つけたり、配線パターンを傷つけてしまうことを防止することができる。

そして、卷き出し側ダンサロール 2 1が自重により与える卷き出し側へのテンションと、巻き取り側ダンサロール 2 3が自重により与える巻き取り側へのテンションとの差し引きの力は、装置構成などにもよるが、本発明の効果を得る観点から、重さに換算して 2 0〜3 0 0 gであることが好ましい。また、押さえロール 1 9を配置するに際し、押さえロール 1 9の軸心を、ドライブギヤの軸心に対して搬送方向に偏位させる角度 Θは、装置構成などにもよるが、本発明の効果を得る観点から 5〜4 5度であることが好ましい。

以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されることはなく、種々の変形、変更が可能である。なお、本発明の搬送装置および搬送方法は、処理部 1 3において、電子部品実装用フィルムキヤリァテープ 3の検查工程における不良ュニット判別処理または不良ユニットのマーキング処理を行うために使用することができる。また、処理部 1 3での処理には、フィルムキャリアテープ 3の製造工程、たとえば露光、ソルダーレジスト塗布処理、メツキ処理なども含まれ、これらの処理を行うために使用することもできる。

Claims

請求の範囲

1 - 電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記巻き取りリールと処理部との間に設けられ、フィルムキヤリァテープに対して卷き取り側へのテンションを付与する卷き取り側テンション付与手段とを備えるとともに、

前記卷き取り側テンション付与手段が付与するテンションが、前記巻き出し側テンション付与手段が付与するテンションよりも大きくなるように構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が前記フィルムキヤリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴とする電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置。

2 . 前記巻き出し側テンション付与手段および卷き取り側テンション付与手段が、自重によりフィルムキヤリァテープに対してテンションを付与するように構成されるとともに、卷き取り側テンション付与手段の自重が、卷き出し側テンション付与手段の自重よりも重く構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が前記フィルムキヤリァテープのスプロケット孔の搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴とする請求項 1に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの搬送装置。

3 . 前記卷き出し側テンション付与手段およぴ卷き取り側テンシヨン付与手段がダンサロールであることを特徴とする請求項 2に記載の電子部品実装用フィルムキヤリアテープの搬送装置。

4 . 電子部品実装用フィルムキャリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを巻き取る卷き取り y一ノレと、

前記フィルムキヤリァテープに形成されたスプロケット孔と係合してフイルムキヤリァテープを搬送する複数のギヤ突起を有するドライブギヤを備えた搬送駆動部と、を備えた電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置であって、前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記搬送駆動部が、前記ドライブギヤのドライブロール面と当接してフイルムキヤリァテープを挾持する押さえロール面を有する押さえロールを備え、

前記ドライブギヤと押さえ口一ルとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえ口一ルの押さえ口一ル面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴とする電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置。

5 . 電子部品実装用フィルムキャリアテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記フィルムキヤリァテープに形成されたスプロケット孔と係合してフイルムキャリアテープを搬送する複数のギヤ突起を有するドライブギヤを備えた搬送駆動部と、を備えた電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置であって、前記卷き出しリールと処理部との間に設けられ、フィルムキヤリアテープに対して卷き出し側へのテンションを付与する卷き出し側テンション付与手段と、

これにより、前記ドライプギヤのギヤ突起が前記フィルムキャリァテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成され、

前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記ドライブギヤと押さえロールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえロールの押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキャリアテープを搬送するように構成したことを特徴とする電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置。

6 . 前記卷き出し側テンション付与手段および卷き取り側テンション付与手段が、自重によりフィルムキャリアテープに対してテンションを付与するように構成されるとともに、卷き取り側テンション付与手段の自重が卷き出し側テンション付与手段の自重よりも重く構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が前記フィルムキヤリァテープのスプロケット孔の搬送方向側の端部と当接しなレ、状態でフィルムキヤリァテープを搬送するように構成したことを特徴とする請求項 5に記載の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置。

7 . 前記卷き出し側テンション付与手段および巻き取り側テンション付与手段がダンサロールであることを特徴とする請求項 6に記載の電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送装置。

8 . 電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す卷き出しリールと、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを巻き取る卷き取りリールと、

前記巻き出しリールと処理部との間に設けられた卷き出し側テンシヨン付与手段によって、フィルムキャリアテープに対して巻き出し側へのテンシヨンを付与するとともに、

前記卷き取りリールと処理部との間に設けられた卷き取り側テンション付与手段によって、フィルムキヤリァテープに対して卷き取り側へのテンションを付与し、

これにより、前記ドライブギヤのギヤ突起が、前記フィルムキャリアテープのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送することを特徴とする電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法。

9 . 電子部品実装用フィルムキヤリァテープを卷き出す巻き出しリールと、

前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記ドライブギヤと押さえ口ールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえロールの押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送することを特徴とする電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法。

1 0 . 電子部品実装用フィルムキャリアテープを卷き出す巻き出しリーノレと、

前記卷き出しリールから巻き出されたフィルムキャリアテープに対して所定の処理を行う処理部と、

前記処理部で処理を行ったフィルムキヤリァテープを卷き取る卷き取り V一ノレと、前記フィルムキヤリァテープに形成されたスプロケット孔と係合してフイルムキヤリァテープを搬送する複数のギヤ突起を有するドライブギヤを備えた搬送駆動部と、

前記卷き取りリールと処理部との間に設けられた卷き取り側テンシヨン付与手段によって、フィルムキヤリァテープに対して卷き取り側へのテンションを付与し、

この際に、前記卷き取り側テンション付与手段が付与するテンションが、前記巻き出し側テンション付与手段が付与するテンションょりも大きくなるように構成され、

これにより、前記ドライブギヤのギア突起が前記フィルムキヤリァテ一プのスプロケット孔における搬送方向側の端部と当接しない状態でフィルムキヤリァテープを搬送し、

前記ドライブギヤがドライブロール面を備えるとともに、

前記ドライブギヤと押さえロールとの接点よりも搬送方向下流側で、フイルムキヤリァテープが押さえロールの押さえロール面と面接触で当接する状態でフィルムキヤリァテープを搬送することを特徴とする電子部品実装用フィルムキヤリァテープの搬送方法。