JP2006035429A - 薄帯状部材用搬送装置を備えた薄帯状部材処理装置及びフィルムキャリアテープ用搬送装置を備えたスクリーン印刷機 - Google Patents

薄帯状部材用搬送装置を備えた薄帯状部材処理装置及びフィルムキャリアテープ用搬送装置を備えたスクリーン印刷機 Download PDF

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Abstract

【課題】基本的に可撓性はあるが剛性のない長尺薄帯状部材の安定した間欠搬送装置を備えたスクリーン印刷機等に適用可能な処理装置を提供すること。
【解決手段】 送りローラと第1テンションローラとの間、並びに、第2テンションローラと送りローラとの間に、長尺薄帯状部材の下面を支えて長尺薄帯状部材を直線状に支持(維持)する支持ローラを少なくとも1本以上設ける。特に、この長尺薄帯状部材は、基本的に可撓性はあるが剛性がない部材を対象として用いることが可能である
【選択図】 図1

Description

本発明は、長尺薄帯状部材の搬送装置を備えた処理装置に関する。さらに詳細には、送り用リールに巻き取られている基本的に可撓性はあるが剛性がない薄帯状部材を、回転駆動手段を備えた巻取用リールに巻き取る途中で、上記回転駆動手段を間欠的に一時停止させ、その停止中にスクリーン印刷等を施し、その後また回転駆動手段を再起動させ巻取用リールに巻き取り所望製品を作製するために使用される薄帯状部材用搬送装置を備えたスクリーン印刷機等の処理装置に関する。
従来から、主に工業製品の製造工程中において、送り用リールに巻き取られているフィルム若しくはテープのような長尺薄帯状部材を、回転駆動手段を備えた巻取用リールに巻き取ることで、長尺薄帯状部材を搬送する途中で、回転駆動手段を間欠的に一時停止させ、その停止中に、長尺薄帯状部材の所望箇所に所定処理を施し、その後回転駆動手段を再起動させ巻取用リールに巻き取ることで、所望製品を作製するために使用される搬送装置を備えた各種処理装置がある。
特に、上記処理装置の代表例として以下の装置がある。すなわち、近年、電子機器の軽薄短小化(ダウンサイジング化)に伴い、LSI、チップコンデンサ、若しくはチップインダクタ等の小型部品の需要が急増し、薄帯状部材用搬送装置を備えた薄帯状部材処理装置として、フィルムキャリアテープ(長尺薄帯状部材)にファインピッチの配線を形成するようにスクリーン印刷を施す、TABテープ、T−BGAテープ、ASICテープ、又はCOFテープ用のスクリーン印刷機等が一般に普及して存在している。
図6は、従来のスクリーン印刷機50を横方向から見た際の概念図(断面図)である。以下、従来の不具合点が発生する、スクリーン印刷機50の、図6(参照番号51、2、30、34、36、32、及び52)、及び図7(a)を参照しつつ従来技術を説明する。(なお、本願の図面は、すべて概略図であり、実際の寸法や、相互の部材、装置の比率を忠実に反映したものではないことを初めに注釈する。)
なお、図1には本発明のスクリーン印刷機100の横方向から見た際の概念図(断面図)を示されているが、図6の従来のスクリーン印刷機50と図1の本発明のスクリーン印刷機100とが同一の部材又は装置については同一の参照符号を付し、これらの同一の部材又は装置を含む本発明のスクリーン印刷機100の構成及び作用並びに効果については後述する。
特開2004−136567号公報 特開2002−347326号公報 特開2002−273850号公報 特開2002−248731号公報
一般に、フィルムキャリアテープは、絶縁性フィルムの上に、エポキシ樹脂等の接着剤層が存在しており、その上に導電性金属箔(銅箔)が接着されている、いわば「三層構造」の層(以下本願では「三層テープ」といい、参照番号2で示す。)を形成している。
一方で、昨今、この「三層構造」の層が、絶縁性フィルムの上に銅が被覆され、接着材層が存在しない「二層構造」の層(以下本願では「二層テープ」といい、参照番号2Aで示す。)のものに代替されつつある。
両者の平面と垂直方向の層構造について言及すると、「三層テープ」は、絶縁性フィルム層が通常は1μm〜125μmであり、好ましくは50μm〜75μmであり、接着剤層が通常は1μm〜25μmであり、好ましくは8μm〜12μmであり、その上に通常は1μm〜50μmであり、好ましくは20μm〜35μmの銅箔が積層されて成る。したがって、「三層テープ」の全体の厚さ(絶縁性フィルム厚と接着剤層厚と銅箔厚の合計厚さ)は、通常は3μm〜200μmであり、好ましくは78μm〜122μmである。一方、「二層テープ」(図4参照)には接着剤層が存在せず、さらに、絶縁性フィルム層も通常は1μm〜50μmであり、好ましくは25μm〜40μmである。このように絶縁性フィルム層について従来から使用されてきたポリイミド樹脂等より薄い厚さのポリイミド樹脂等を使用する傾向にある。この上に、通常は1μm〜20μmであり、好ましくは4μm〜18μmの銅層がキャスティング法、熱圧着法、メタライジング法等により形成されると「二層テープ」の全体の厚さ(絶縁性フィルム厚と銅箔厚の合計厚さ)は通常は2μm〜70μmであり、好ましくは29μm〜58μmとなる。
このように、「三層テープ」は、主に絶縁性フィルム層の厚みにより剛性を有する。一方、「二層テープ」においては、可撓性はあるが薄くて剛性がないため、どの箇所でも簡単に折曲(若しくは湾曲)が可能である反面、カール、反り、若しくは、捻れが生じ易い性質を有する。
このような基本的に可撓性はあるが剛性はない材料強度物性を持つ「二層テープ」のフィルムキャリアテープをCOF(Chip On Film)用フィルムキャリアテープ(COFテープともいう。)として、従来のスクリーン印刷機に適用した場合に以下のような不具合が生じる。
図7(a)は、「二層テープ」のフィルムキャリアテープが有する不具合点を説明するための概略図である。
図7(a)を参照して従来技術を説明すると、フィルムキャリアテープ2が、送りローラ30下部とテンションローラ34の上部とに接触し、矢印の方向に搬送される。また、フィルムキャリアテープ2の搬送中はこの送りローラ30とテンションローラ34との間にはテンションローラ34が鉛直上方又は斜め上方方向へ上昇することで僅かな張力が発生するように設定されている。
さて、三層テープのフィルムキャリアテープ2は、前述したように絶縁性フィルム層の厚みにより剛性があるため、図7(a)の一点鎖線で示されるように、三層テープのフィルムキャリアテープ2は撓まずにフィルムそのものの剛性により、第1送りローラ30と第1テンションローラ34との間を略真直ぐに維持することができていた。しかし、「二層テープ」のフィルムキャリアテープ2Aを従来のスクリーン印刷機50に適用した場合にあっては、基本的に可撓性はあるが剛性がないために、図7(a)で誇張して示しているように、フィルムキャリアテープ2Aが重力でちょうど2本の電柱間で電線が垂れ下がると同様に鉛直下方に向かって撓んでしまう。
結果として、特に搬送スピードを上げたときに、しわ、反り、カール、よじれ等の変形が生じるという不具合が発生し易く当該スクリーン印刷機が量産機として機能しないとう問題点が生じる。
さらに詳細に説明すると、図6に示された従来の搬送装置の、第1テンションローラ34及び第2テンションローラ36と、第1送りローラ30及び第2送りローラ32により送りリール51(図1参照)から搬送される二層テープのフィルムキャリアテープ2Aを搬送する際、特に第1送りローラ30と第1テンションローラ34との間、並びに、第2送りローラ32と第2テンションローラ36との間で、二層テープのフィルムキャリアテープ2Aが上記のように変形し易く、搬送中蛇行するという不具合が発生する。よって、さらに搬送スピードを上げて量産性を上げることができない。さらにまた、このスクリーン印刷機のように間欠運転をする装置の場合には、フィルムキャリアテープ2Aに間欠的に張力がかかったり、かからなかったりするため、尚更スクリーン印刷対象の基本的に可撓性はあるが剛性がない、二層テープのフィルムキャリアテープ2Aに上記変形が起きやすい。
かかる不具合を解決する方法として、第1送りローラ30と第1テンションローラ34との間、並びに、第2送りローラ32と第2テンションローラ36との間において、二層テープのフィルムキャリアテープを、床面から鉛直上方に見た面(以下「裏面」という。)のほぼ全体に対してベルトコンベア装置のベルト面(上面)で支持するような方法が、特許文献1に提示されている。
さらに、同様の場合に、二層テープのフィルムキャリアテープ2Aが上述した「よじれ」、「カール」又は「しわ」等の変形を起こした場合に二つのローラでニップしてこれらの変形を取り除き元に戻す方法が特許文献2〜特許文献4に提示されている。
しかし、特許文献1による方法によれば、ベルトのゴムやウレタン等から発生しうる粉塵等が、テープの表面及び裏面、特にインナーリード部分に付着するという弊害、さらにはベルトによりフィルムキャリアテープの裏面に傷が付き、歩留が低下するという弊害が発生する。
また、特許文献2〜特許文献4による方法によれば、二層テープのフィルムキャリアテープに「よじれ」、「カール」、又は「しわ」等の変形が起きた後二つのローラでニップしても、変形したままの状態で押圧されるので元通りの状態には復元されず不具合の解決には到底至らない。
そこで、本発明は、上記のように薄く、基本的に可撓性があっても剛性がないポリイミド樹脂とその上に被覆された銅とからなるような長尺薄帯状部材たるフィルムキャリアテープであっても、しわ、カール、反り、ねじれ等の変形が生じないように、かつ、フィルム等から発生する粉塵等のゴミ防止を実現しながら、円滑な搬送を可能とし、スクリーン印刷等の所定処理を施した安定した良品を量産ベースで製造できるようにすることを目的とする。
本発明(1)によれば「長尺薄帯状部材の搬送方向上流側に配され、長尺薄帯状部材が巻かれ一方向に回転可能に軸支されている第1リール手段と、長尺薄帯状部材の搬送方向下流側に配され、所定処理済みの前記長尺薄帯状部材を巻き取る回動可能に軸支されている第2リール手段と、第1リール手段と第2リール手段との間に載置され間欠的に所定処理を行う装置と、前記上流側から前記下流側に向けて順に回転可能に軸支されている、第1送りローラと、第1テンションローラと、第2テンションローラと、第2送りローラと、を備え、第1リール手段から第2リール手段に至るまで、所定処理された長尺薄帯状部材の上面又は下面が、第1送りローラの下面、第1テンションローラの上面、第2テンションローラ上面、及び第2送りローラ下面に当接するように配されており、前記上流側から前記下流側に向けて順番に軸支されている第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ及び第2送りローラを、第1送りローラ及び第1テンションローラの対と、第2テンションローラ及び第2送りローラ対とが、前記所定処理装置を挟むように両側にタンデム状に配され、かつ、第1リール手段、第2リール手段、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、第2送りローラ、及び支持ローラの、すべての回転軸が互いに平行に配されており、当該所定処理時には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に下方に向けて降下し、前記長尺薄帯状部材を所定処理用ステージに載置し、当該所定処理終了後には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に上方に向けて上昇後、停止し、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間に、張力を長尺薄帯状部材にかけながら、前記上流側から前記下流側に向けて所定処理が施される長尺薄帯状部材を搬送する搬送装置を備えた長尺薄帯状部材用処理装置であって、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間であって前記長尺薄帯状部材の下面に少なくとも1本以上の支持ローラが一定間隔を置いて配されていることを特徴とする長尺薄帯状部材用処理装置」を提供する。
なお、「第1リール手段、第2リール手段、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、第2送りローラ、及び支持ローラの、すべての回転軸が互いに基本的に平行に配されており、」とあるが、各ローラ(特に軸)がすべて基本的に平行であること、さらに好ましくは、各ローラの軸方向に垂直な方向の線対称軸が一直線にあること(すなわちそれぞれのローラの重心が基本的に同一平面内にあること)で、フィルムキャリアテープが各ローラの中心部上を接しながら搬送され安定な製造を可能とする。なお、製造上多少の寸法誤差により平行関係が多少成り立たない場合や、それぞれのローラの重心が同一平面内から多少ずれることがあってもフィルムキャリアテープが安定に搬送する限り製造上の(搬送上の)問題はない(本発明(5)の場合も同様)。
本発明(2)によれば「前記支持ローラが複数本あるときには、長尺薄帯状部材搬送時に複数の支持ローラと長尺薄帯状部材の下面との各支持ローラの接線が基本的に一直線上にあることを特徴とする上記長尺薄帯状部材用処理装置」を提供する。
本発明(3)によれば「前記長尺薄帯状部材が基本的に可撓性はあるが剛性がない部材であることを特徴とする上記長尺薄帯状部材用処理装置」を提供する。
本発明(4)は「搬送方向上流側に配され、フィルムキャリアテープが巻かれている回転可能に軸支されている第1リール手段と、搬送方向下流側に配され、スクリーン印刷済みの前記フィルムキャリアテープを巻き取るために回動可能に軸支されている第2リール手段と、第1リール手段と第2リール手段との間に載置されスクリーン印刷を行うスクリーンユニットと、前記上流側から前記下流側に向けて順に回転可能に軸支されている、第1送りローラと、第1テンションローラと、第2テンションローラと、第2送りローラと、を備え、第1リール手段から第2リール手段に至るまで、フィルムキャリアテープの上面又は下面が交互に、第1送りローラの下面、第1テンションローラの上面、第2テンションローラ上面、及び第2送りローラ下面に当接するように配され、かつ、上流側から下流側に向けて順に、軸支されている、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、及び第2送りローラを、第1送りローラ及び第1テンションローラの対と、第2テンションローラ及び第2送りローラ対が前記スクリーン印刷機を挟むようにして両側にタンデム状に配され、かつ、第1リール手段、第2リール手段、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、第2送りローラ、及び支持ローラの、各々の回転軸が互いに基本的に平行に配されており、当該スクリーン印刷時には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に下方に向けて降下し、フィルムキャリアテープ固定用ステージに載置し、当該スクリーン印刷終了後には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に上方に向けて上昇後、停止し、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間に、張力をフィルムキャリアテープにかけながら、前記上流側から前記下流側に向けてスクリーン印刷が施されるフィルムキャリアテープを間欠的に搬送する搬送装置を備えているスクリーン印刷機であって、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間に、フィルムキャリアテープの下面に少なくとも1本以上の支持ローラが一定間隔を置いて配されていることを特徴とするスクリーン印刷機」を提供する。
本発明(5)は「前記支持ローラが複数本あるときには、フィルムキャリアテープ搬送時に複数の支持ローラとフィルムキャリアテープの下面との各支持ローラの接線が基本的に一直線上にあることを特徴とする上記スクリーン印刷機」を提供する。
本発明(6)は「前記フィルムキャリアテープがポリイミド樹脂に銅を蒸着及びめっきしたメタライジング法により施した長尺状フィルムキャリアテープであることを特徴とする上記スクリーン印刷機」を提供する。
を提供する。
本発明(7)は「前記各ローラの少なくとも表面がポリアセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、及びポリカーボネートのいずれかの樹脂を材質とすることを特徴とする上記スクリーン印刷機」を提供する。
本発明(8)は、「前記各ローラは自由回転する、又は、駆動装置を備え搬送速度と同一速度で前記フィルムキャリアテープが搬送されるように回転する、ことを特徴とする上記スクリーン印刷機」を提供する。
本発明によれば、薄膜の、特に二層テープのフィルムキャリアテープ等の長尺薄帯部材を搬送かつ処理を行っても、しわ、反り、カール、よじれ等の変形がフィルムキャリアテープに生じない。そのため長尺薄帯部材の安定した走行が達成され、スクリーン印刷等の処理がローラ搬送中に間欠的に行われても同様の変形がフィルムキャリアテープに生じなく、及び位置決め精度も向上する。なお、本発明は、従来の三層テープのフィルムキャリアテープにも適用可能であることはいうまでもない。
本願の発明を実施するための最良の形態においては、以下、上記二層テープ(COFテープ)用フィルムキャリアテープを本発明の長尺薄帯状部材の代表例とする。すなわち、本発明の「長尺帯状部材用搬送装置を備えた処理装置」の最良の実施形態を「フィルムキャリアテープ搬送装置を備えたスクリーン印刷機(二層テープ(COFテープ)用)」とし以下説明を始める。但し、本発明は当該スクリーン印刷機への適用に限られるものではない。例えば、特に基本的に可撓性はあるが剛性がない長尺薄帯状部材を略水平搬送させ、搬送中に間欠的に長尺薄帯状部材へ所定の処理を行う、AOI若しくは電気検査機等の表面検査装置、露光装置、又はプレス加工機等への適用も可能である。
さて、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図7を参照して以下説明を始める。
図1は、本発明に係るスクリーン印刷機100の断面図である。また、図2は、本発明に係るスクリーン装置機100の頂面図である。
図1を参照して分かるように、本スクリーン印刷機100は、スクリーン印刷機50に制御命令を出す制御ユニット、電源部、及び真空ポンプ等を内部に収納した略直方体の筐体48と、この筐体48上の略中央に位置するスクリーン印刷ユニット38と、フィルムキャリアテープ2Aが巻かれている送りリール51と、回転駆動部(不図示)をその中心軸に持つ巻き取りリール52と、フィルムキャリアテープ2Aの搬送経路を確定する第1の送りローラ30及び第2の送りローラ32と、スクリーン印刷中にフィルムキャリアテープ2Aを塗布ステージ42上で安定させるために100g±50g程の張力をかけ、さらに、フィルムキャリアテープ2Aにスクリーン印刷完了後にフィルムキャリアテープ2Aを塗布ステージ42から上方向へ離隔し、上記第1の送りローラ30及び第2の送りローラ32により搬送中にフィルムキャリアテープ2Aに対して同様に100g±50g程の張力をかけることができ、自由回転可能な、第1テンションローラ34及び第2テンションローラ36と、送りローラ30と第1テンションローラ34との間に配された5本の支持ローラ101A〜101Eと、送りローラ32と第2テンションローラ36との間に配された5本の支持ローラ101F〜101Jと、を備えている。
筐体48の中には制御ユニットや電源部等を収納するように上述したが、これらの装置はもちろん筐体48を外に設けるようにしてもよい。ただし、スクリーン印刷を安定して行うためには筐体48自身に重量があることが望ましい。特に近年のスクリーン印刷は回路の配線のファイン化が益々進んでおり、筐体48の微少な動きが精緻なスクリーン印刷による配線のファインピッチに悪影響を与えるおそれがあるからである。
スクリーン印刷ユニット38は、塗布ステージ取り付け台41、並びに、この塗布ステージ取り付け台41上に固定されているフィルムキャリアテープ塗布ステージ42、及びスキージ20(図5参照)等を含む塗布手段40を備えている。なお、図5において、参照符号21はスクリーンを、参照符号23はソルダーレジスト用塗布液を示す。
駆動回転手段(不図示)により巻き取りリール52によってフィルムキャリアテープ2Aが巻き取られることにより、フィルムキャリアテープ2Aが上記塗布ステージ42と塗布手段40との間を搬送するが、下記に説明するスクリーン印刷を間欠的かつ連続的に行うため、第一のスクリーン印刷が終了後スクリーン印刷ユニット38にフィルムキャリアテープ2Aが搬送され、スクリーン印刷が終了するまで搬送が一時停止し、次のスクリーン印刷が行われる。このような工程が繰り返され、巻き取りリール部52に巻き取られつつ製品が完成してゆく。
ここで、二層構造品のフィルムキャリアテープ2Aについて図3及び図4を参照して説明する。そして、スクリーン印刷機100を用いたフィルムキャリアテープ2Aのソルダーレジスト層4のスクリーン印刷方法について図1を参照して説明する。
図3は、フィルムキャリアテープ2Aの構成を概略的に示す平面図である。図4は、図3に示すフィルムキャリアテープ2Aの断面図である。図3のフィルムキャリアテープ2Aには、図3に示すように、絶縁性フィルム3上に、銅による配線パターン5a、及びソルダーレジスト層4、スプロケットホール7、インナーリード14a、及びアウターリード14bを備えている。
絶縁性フィルム3は、フィルムキャリアテープ1の製造工程において化学的・機械的な加工がなされるため耐熱性及び耐薬品性が要求される。さらに、折曲又は湾曲して使用されることが多いため優れた可撓性も要求される。よって、上記物性を兼ね備えた絶縁性フィルム用の材料として、ポリイミド樹脂の他、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルサルホン、液晶ポリマー等を用いることができる。ポリイミドフィルムを用いる場合には、その厚さは、例えば、通常は1μm〜150μm、好ましくは7μm〜125μm、さらに好ましくは15μm〜50μmとすることが好ましい。
導体層13には、銅の他、金、銀などを使用することもできるが、銅箔が一般的に使用されている。また、導体層13としては、電解銅箔、圧延銅箔等いずれも使用することができる。そして、導体層13は、キャスティング法、熱圧着法、メタライジング法等により形成される。また、無電解めっき等の乾式めっき法や、スパッタリング法、イオンプレーティング法、蒸着法等の湿式めっき法により形成することもできる。導体層13の厚さは、一般的には1μm〜70μmであり、好ましくは5μm〜35μmである。なお、導体層13の厚さが薄い方がインナーリード14aのファインピッチを精緻に形成し易い。
また、本発明のCOF用フィルムキャリアテープに用いられる導体層と絶縁層との積層フィルムとしては、ポリイミドフィルムなどの絶縁性フィルムにニッケルなどの密着強化層をスパッタした後、銅めっきを施した積層フィルムを挙げることができる。さらにまた、積層フィルムとしては、銅箔にポリイミドフィルムを塗布法により積層したキャスティングタイプや、銅箔に熱可塑性樹脂や熱硬化樹脂等を介して絶縁性フィルムを熱圧着した熱圧着タイプの積層フィルムを挙げることができる。本発明ではいずれを用いてもよい。
エッチングにより配線パターン5aを形成し、さらに、配線パターン5a上に表面を保護するために、例えばウレタン樹脂が塗布されソルダーレジスト層4を本願のスクリーン印刷機100を用いて形成される。
また、出力アウターリード14bに接する部分には、濡れ性が低く、フラックスが付着しにくいポリイミド樹脂によるソルダーレジスト層4を設ける。さらに、ポリイミド樹脂の塗布厚さを25μm以下にし、半田付けの際の接合不良を防止して信頼性を向上させている。
次に、フィルムキャリアテープ2Aの製造方法を、図4を参照して説明する。まず、二層テープの銅層13上にフォトレジストを塗布し、所望配線パターン5a(図3)が形成されるようにマスクを通して露光し、エッチングにより配線パターン5aを形成する。次に、図5を参照して、フォトレジストを除去し、電子部品ボンディング用のリードの端子部を残し、配線パターン5aの上からフィルムキャリアテープ2A表面にソルダーレジスト用塗布液23を塗布しソルダーレジスト層4を形成する。その後、ソルダーレジスト層4で覆われていない銅層13上に必要に応じてSn等によりめっき部102を形成してフィルムキャリアテープ2Aとする。この際、ソルダーレジスト層4の形成前にプレSnめっき層を設けておいてもよい。また、ソルダーレジスト層4は、熱硬化性樹脂を有機溶剤中に溶解して調液されるソルダーレジスト用塗布液23により形成される。
次に、二層テープのフィルムキャリアテープ2Aのソルダーレジスト層4のスクリーン印刷方法を図3〜図5を参照して説明する。
スクリーン印刷機100では、まず図3を参照して説明すると、絶縁性フィルム3上に均等幅で設けられるスプロケットホール7に歯車の歯が嵌合され、絶縁性フィルム3が搬送され、塗布ステージ42周辺には上下する複数のピン(不図示)が設けられている。絶縁性フィルム3が搬送されると、ピンが上昇して絶縁性フィルム3上のスプロケットホール7に挿入される。次に、押さえ板で絶縁性フィルム3が押さえられ、100g±50g程の張力をテンションローラ34及びテンションローラ36により負荷しながら、絶縁性フィルム3が塗布ステージ42(図1参照)上に位置決めされ、真空ポンプ(不図示)により塗布ステージ42上に吸引固定される。そして、その上に置かれた絶縁性フィルム3上の配線パターン5aに非塗布部がマスキングされたスクリーン21を配置する(以下図5参照)。このスクリーン21上にウレタン樹脂等で調液したソルダーレジスト用塗布液23を流し込み、スキージ20を一定の圧力・速度で移動させて、非マスク部分からスクリーン21を通して、絶縁性フィルム3上の配線パターン3上の配線パターン5a上にソルダーレジスト用塗布液23を塗布し、乾燥、硬化し、ソルダーレジスト層4が形成される。このようにしてスクリーン印刷工程の一工程が完了し、次のスクリーン印刷ができるように配線パターン3が間欠的に搬送され、巻き取りリール52に巻き取られていく。(なお、本発明100のフィルムキャリアテープ幅の適用可能範囲は35mm〜200mmであり、搬送スピード調整可能範囲は1.0m/分〜10.0m/分である。)
ここで図7(a)〜図7(c)を参照して上記支持ローラ101A〜101E及び支持ローラ101F〜101Jについて説明する。なお、支持ローラ101A〜101E側と、支持ローラ101F〜101J側とは略左右対称に配置され、実質的に構成が同じなので、スクリーン印刷ユニット38の左側にある支持ローラ101A〜101E側についてのみ説明し、支持ローラ101F〜101J側の説明は省略する。
図7(a)は、支持ローラ101A〜101Eが存在しない従来の場合(図5の場合)について説明するための概念図である。
三層テープのフィルムキャリアテープ2は前述したように、絶縁性フィルム層の厚みにより剛性があった。よって、図7(a)の一点鎖線で示されるように、フィルムキャリアテープ2は撓まずにフィルムそのものの剛性により、第1テンションローラ34を上方に移動することにより、フィルムキャリアテープ2に100g±50g程の張力がかけられ、第1送りローラ30と第1テンションローラ34との間を略真直ぐに維持することができていた。しかし、二層構造品のフィルムキャリアテープ2Aを従来のスクリーン印刷機50に適用した場合にあっては、上述したように基本的に可撓性はあるが薄くて剛性がないため、図7(a)で誇張して示しているように重力でちょうど2本の電柱間で電線が垂れ下がると同様に鉛直下方に撓んでしまう。
結果として、特に搬送スピードを上げたときに、しわ、反り、カール、よじれ等の変形が生じるという不具合が発生し易く当該スクリーン印刷機が量産機として機能しない。
そこで、図7(b)及び図1で示されるように、本発明に係るスクリーン印刷機100では、上記撓みが発生しないように、二層テープのフィルムキャリアテープ2Aが基本的に真直ぐに支持(維持)されるように支持ローラ101A〜101Eをフィルムキャリアテープ2Aの裏面に当接するように、かつ、支持ローラ101A〜101Eが自由回転するように配置した。支持ローラ101A〜101Eは搬送速度と同期するように駆動手段によって支持ローラ101A〜101Eが回転するようにしてもよい。
さらに詳細に支持ローラ101A〜101Eについて説明を続ける。
支持ローラ101A〜101Eは、同一形状・同一材料であることが好適である。そして、支持ローラ101A〜101Eは、図2に示されているようにスクリーン印刷機100の筐体48上部のフレーム55A及び55Bに駆動手段を持たずに自由回転可能に固定されている(なお、この際ベアリングがフレーム55A〜55D側にあるように設定してもよい。)。すなわち、各支持ローラ101A〜101Eの形状は円柱(ロール状)であり、回転中心軸にシャフトを有し、このシャフトが図示しないフレーム55A及び55Bに固設されたベアリングを介してフレーム55A及び55Bに挿通され自由回転可能に軸支されている。なお、支持ローラ101A〜101Eは、駆動手段を持ち搬送速度と同期して回転するようにされてもよい。また、支持ローラ101A〜101Eの少なくとも表面の材質はジュラコン(登録商標)であることが好ましい。回転軸を除くすべての部分がジュラコンであってもよく、ジュラコンを支持ローラ101A〜101Eの表面に、例えば厚膜コーティング等で形成させる方法であってもよい。
ジュラコンはポリアセタール樹脂を材料(原料)とする樹脂である。ジュラコンを使う理由は、フィルムキャリアテープの搬送中にジュラコンから粉塵が発生しないこと、ジュラコンは硬度が大きいため摩耗しづらくフィルムキャリアテープ2Aの搬送後ローラ跡がつかないこと、ジュラコンとフィルムキャリアテープ2Aとの間で搬送中に静電気が発生しないこと等の利点を持つ。なおアクリル樹脂、MCナイロン(登録商標)等のポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂をジュラコンの代わりに用いることもでき、同様にして上記樹脂のいずれかを支持ローラ101A〜101Eの表面に例えば厚膜コーティング等で形成させる方法であってもよい。
さらに、図2から分かるように、各支持ローラ101A〜101E並びに送りローラ30及びテンションローラ34の回転軸は互いに平行であり、これらの回転軸の垂線方向がフィルムキャリアテープ2Aの搬送方向と一致するように並列に軸支されている。なお送りリール51、巻き取りリール52の回転軸もこれらのリールと平行である。また、図1又は図2に示されたすべてのローラ及びリールの搬送方向の線対称面は一平面内にあるように(言い換えれば、それぞれの重心が同一平面内にあるように)設定されていることが好ましい。なおここでいう平面とは実体的な平面ではなく、空間上の仮想的な平面である。
各支持ローラの円柱の頂面又は底面の直径の大きさはもちろん同一にすることが望ましいが、適度な長さ及び適度な直径の大きさが必要である(例えば、二層テープには、直径について15mm〜35mm径程度が好適である。)。その理由は、図7(c)に誇張して概略的に示したように支持ローラの直径が大きいと、支持ローラ(101A〜101E)とフィルムキャリアテープ2Aとの面接触の面積が大きくなり支持ローラ状で安定に維持されるからである。このようにして安定にフィルムキャリアテープ2Aが直線上に維持されれば、フィルムキャリアテープ2Aに、しわ、反り、カール、よじれ等の変形も発生しないため安定にフィルムキャリアテープ2Aが直線搬送され、搬送速度を上げても蛇行せず、歩留の向上と共に量産性を向上させることができる。なお支持ローラの直径が大きすぎると面接触の面積が大きくなりすぎて、かつイナーシャ(若しくは慣性モーメント)も大きくなり、面接触部分の摩擦係数次第では、搬送中支持ローラの部分でカール等の不具合が起こりうるので適度な直径の大きさに留めておくべきである。一方、支持ローラの直径が小さすぎると(例えば10mm径)支持ローラとフィルムキャリアテープ2Aとの接触面積が小さくなり支持ローラとフィルムキャリアテープ2Aとの接触圧が高くなるので、フィルムキャリアテープ2Aに傷が発生し易くなる。
また支持ローラの本数については、第1ローラ30と第1テンションローラ34との間の距離、フィルムキャリアテープ幅、及びフィルムキャリアテープの剛性等の物理強度に応じて、適宜定めることができる。しかし、上記距離に対してあまり本数が多いと、コストがかかると同時にフィルムキャリアテープ2Aに静電気や傷の発生を招き兼ねない。よって図7(b)のようにフィルムキャリアテープ2Aが第1送りローラ30と第1テンションローラ34との間で張力が100g±50g程度において略真直ぐに維持されるように本数を決めることが望ましい。この場合、汎用性をもたせるために、支持ローラを上記フレーム55A〜55Dに対して着脱可能及び脱着可能な嵌め込み式にして、嵌め込み可能な部分をフレーム55A〜55Dに複数箇所設けるようにするようにしてもよい。このような汎用的な構造をあらかじめフレーム部55A〜55Dに設けておくことは、フィルムキャリアテープ2Aの剛性や可撓性が変わっても適切な支持ローラの本数を決めることができ、少量多品種の製造に即座に柔軟に対応するために望ましいと考えられる。
本実施例は図1に示された本発明100の構成を採り、以下の製造条件下で実施された。
<フィルムキャリアテープ>
材質:ポリイミドフィルム樹脂上に銅を蒸着及びめっきしたメタライジング法による長尺フィルム
幅:96mm 厚さ:46μm (フィルム厚38μm+銅層厚8μm)
送りローラ30とテンションローラ34との間の張力:100g(0.98N)
<支持ローラ>
材質:ポリアセタール樹脂(ジュラコン)
頂面(底面)直径:25mm
送りローラ30(32)とテンションローラ34(36)との間の距離:300mm
送りローラ30(32)とテンションローラ34(36)との間の支持ローラの本数:5本
支持ローラ間の距離:50mm
<搬送条件>
搬送スピード:5.0m/分
<実施結果>
上記の条件で、フィルムキャリアテープにしわ、反り、カール、よじれ等の変形は全く生じなかった。
比較例
比較例は図5に示された従来のスクリーン印刷機50の構成を採り、以下の製造条件下で実施された。
<フィルムキャリアテープ>
材質:ポリイミドフィルム樹脂上に銅を蒸着及びめっきしたメタライジング法による長尺フィルム
幅:96mm
厚さ:46μm(フィルム厚38μm+銅層厚8μm)
送りローラ30とテンションローラ34との間の張力:100g(0.98N)
<支持ローラ>
無し
<搬送条件>
搬送スピード:5.0m/分
<実施結果>
上記条件において、スクリーン印刷機50を起動させ、1サイクルのスクリーン印刷工程終了後、再搬送した際、第1送りローラ30と第1テンションローラ34との間でフィルムキャリアテープがカール変形し、フィルムキャリアテープが搬送不能となった。
薄層の二層テープを用いるCOF用のフィルムキャリアテープ等の長尺薄帯状部材であって、基本的に可撓性はあるが剛性はない部材の安定した間欠搬送を必要とする搬送装置を備えるスクリーン印刷機、並びに表面検査機(AOI、電気検査機等)、露光装置、及びプレス加工機等の処理装置に好適である。
本発明の最良の実施形態を説明するためのスクリーン印刷機の横断面図である。 本発明の最良の実施形態を説明するためのスクリーン印刷機の上面図である。 ファインピッチ配線が施されたフィルムキャリアテープの上面図である。 図3のフィルムキャリアテープの断面図である。 スクリーン印刷機でソルダーレジスト層を形成する方法を概念的に説明するための断面図である。 従来のスクリーン印刷機の横断面図である。 本発明と従来技術と差を概念的に説明するためのスクリーン印刷機の一部断面図である。
符号の説明
2A フィルムキャリアテープ (二層テープ)
3 絶縁性フィルム(絶縁テープ)
30 送りローラ
32 第2送りローラ
34 第1テンションローラ
38 スクリーン印刷ユニット
40 塗布手段
42 塗布ステージ
50 従来のスクリーン印刷機
51 送りリール
52 巻き取りリール
101A〜101J 支持ローラ
100 本発明のスクリーン印刷機

Claims (8)

  1. 長尺薄帯状部材の搬送方向上流側に配され、長尺薄帯状部材が巻かれ一方向に回転可能に軸支されている第1リール手段と、
    長尺薄帯状部材の搬送方向下流側に配され、所定処理済みの前記長尺薄帯状部材を巻き取る回動可能に軸支されている第2リール手段と、
    第1リール手段と第2リール手段との間に載置され間欠的に所定処理を行う装置と、
    前記上流側から前記下流側に向けて順に回転可能に軸支されている、第1送りローラと、第1テンションローラと、第2テンションローラと、第2送りローラと、を備え、
    第1リール手段から第2リール手段に至るまで、所定処理された長尺薄帯状部材の上面又は下面が、第1送りローラの下面、第1テンションローラの上面、第2テンションローラ上面、及び第2送りローラ下面に当接するように配されており、
    前記上流側から前記下流側に向けて順番に軸支されている第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ及び第2送りローラを、第1送りローラ及び第1テンションローラの対と、第2テンションローラ及び第2送りローラ対とが、前記所定処理装置を挟むように両側にタンデム状に配され、かつ、
    第1リール手段、第2リール手段、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、第2送りローラ、及び支持ローラの、すべての回転軸が互いに平行に配されており、
    当該所定処理時には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に下方に向けて降下し、前記長尺薄帯状部材を所定処理用ステージに載置し、当該所定処理終了後には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に上方に向けて上昇後、停止し、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間に、張力を長尺薄帯状部材にかけながら、前記上流側から前記下流側に向けて所定処理が施される長尺薄帯状部材を搬送する搬送装置を備えた長尺薄帯状部材用処理装置であって、
    前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間であって前記長尺薄帯状部材の下面に少なくとも1本以上の支持ローラが一定間隔を置いて配されていることを特徴とする長尺薄帯状部材用処理装置。
  2. 前記支持ローラが複数本あるときには、長尺薄帯状部材搬送時に複数の支持ローラと長尺薄帯状部材の下面との各支持ローラの接線が基本的に一直線上にあることを特徴とする請求項1に記載の長尺薄帯状部材用処理装置。
  3. 前記長尺薄帯状部材が基本的に可撓性はあるが剛性がない部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長尺薄帯状部材用処理装置。
  4. 搬送方向上流側に配され、フィルムキャリアテープが巻かれている回転可能に軸支されている第1リール手段と、搬送方向下流側に配され、スクリーン印刷済みの前記フィルムキャリアテープを巻き取るために回動可能に軸支されている第2リール手段と、第1リール手段と第2リール手段との間に載置されスクリーン印刷を行うスクリーンユニットと、前記上流側から前記下流側に向けて順に回転可能に軸支されている、第1送りローラと、第1テンションローラと、第2テンションローラと、第2送りローラと、を備え、第1リール手段から第2リール手段に至るまで、フィルムキャリアテープの上面又は下面が交互に、第1送りローラの下面、第1テンションローラの上面、第2テンションローラ上面、及び第2送りローラ下面に当接するように配され、かつ、上流側から下流側に向けて順に、軸支されている、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、及び第2送りローラを、第1送りローラ及び第1テンションローラの対と、第2テンションローラ及び第2送りローラ対が前記スクリーン印刷機を挟むようにして両側にタンデム状に配され、かつ、第1リール手段、第2リール手段、第1送りローラ、第1テンションローラ、第2テンションローラ、第2送りローラ、及び支持ローラの、各々の回転軸が互いに基本的に平行に配されており、当該スクリーン印刷時には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に下方に向けて降下し、フィルムキャリアテープ固定用ステージに載置し、当該スクリーン印刷終了後には第1テンションローラ及び第2テンションローラが同時に上方に向けて上昇後、停止し、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間に、張力をフィルムキャリアテープにかけながら、前記上流側から前記下流側に向けてスクリーン印刷が施されるフィルムキャリアテープを間欠的に搬送する搬送装置を備えているスクリーン印刷機であって、前記第1送りローラと第1テンションローラとの間、及び、第2テンションローラと第2送りローラとの間に、フィルムキャリアテープの下面に少なくとも1本以上の支持ローラが一定間隔を置いて配されていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  5. 前記支持ローラが複数本あるときには、フィルムキャリアテープ搬送時に複数の支持ローラとフィルムキャリアテープの下面との各支持ローラの接線が基本的に一直線上にあることを特徴とする請求項4に記載のスクリーン印刷機。
  6. 前記フィルムキャリアテープがポリイミド樹脂に銅を蒸着及びめっきしたメタライジング法により施した長尺状フィルムキャリアテープであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のスクリーン印刷機。
  7. 前記各ローラの少なくとも表面がポリアセタール樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、及びポリカーボネートのいずれかの樹脂を材質とすることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
  8. 前記各ローラは自由回転する、又は、駆動装置を備え搬送速度と同一速度で前記フィルムキャリアテープが搬送されるように回転する、ことを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
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