JP2002040614A - 巻戻し装置 - Google Patents

巻戻し装置

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JP2002040614A
JP2002040614A JP2000224340A JP2000224340A JP2002040614A JP 2002040614 A JP2002040614 A JP 2002040614A JP 2000224340 A JP2000224340 A JP 2000224340A JP 2000224340 A JP2000224340 A JP 2000224340A JP 2002040614 A JP2002040614 A JP 2002040614A
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JP
Japan
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roll
photosensitive material
drive roll
sheet material
auxiliary
Prior art date
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Application number
JP2000224340A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tanaka
茂 田中
Koji Sakabe
浩司 坂部
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の引出し及び巻き戻し精度を向上さ
せて、引出し量、或いは巻戻し量を正確に検出可能な巻
戻し装置を得る。 【解決手段】 蓋部13にはピン41を中心に搖動可能
な搖動アーム35が配置されており、スプリング37に
より、矢印A方向へ搖動する。搖動アーム35には軸板
43が取付けられており、この軸板43には補助ロール
28が軸支されている。補助ロール28は、蓋部13を
閉止したとき、駆動ロール26と当接する。補助ロール
28と駆動ロール26のニップ点は、駆動ロール26と
ピンチロール24のニップ点より下流側にありニップ点
間の角度は約90度に設定されている。このため、補助
ロール28と駆動ロール26との間でニップ力が生じる
と共に、感光材料22が駆動ロール26に巻き付けられ
る巻付け量が増大し、駆動ロール26に接する面積が大
きくなるため、駆動ロール26との間でスベらなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リールに巻取られ
た感光材料等のシート材を引出し、或は巻戻す巻戻し装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料に露光された画像を受像材料に
熱転写する熱転写型の画像形成装置には、図10に示す
ように、感光材料マガジン102から引き出した感光材
料22をカットせずに、長尺シートとして露光部104
に送って潜像を形成し、熱転写部106で画像が受像紙
66に熱転写された部分の感光材料22をそのまま廃ド
ナーとして巻き取る巻取り装置108を備えたものがあ
る。
【0003】このようなタイプの画像形成装置110で
は、連続して画像を露光している場合は問題がないが、
画像情報が途切れたとき、未露光の部分の感光材料22
が露光部104より巻取り装置108側へ行ってしまう
ため、露光点Rまで巻き戻し、次の画像情報を待って露
光する必要がある(ジョブ毎に感光材料を巻き戻す)。
【0004】このため、従来の画像形成装置110で
は、感光材料マガジン102の近くに、従動ロール11
4との間で感光材料22を挟持搬送する駆動ロール11
2を回転させるステッピングモータ116が設けられ、
このステッピングモータ116のパルス数から感光材料
22の引出し量或は巻戻し量を演算していた。
【0005】しかし、駆動ロール112及び従動ロール
114と感光材料22との間でスベリが発生するため、
巻戻し精度が悪く、感光材料22の引出し量或は巻戻し
量を正確に測定することができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、感光材料の引出し及び巻戻し精度を向上させて、
引出し量、或は巻戻し量を正確に検出可能な巻取り装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、正転或いは逆転してシート材を搬送する駆動ロール
が配設されており、従動ロールとの間でシート材をニッ
プしている。このシート材はスベリ防止手段によって、
駆動ロールの外周面に巻き付けられており、駆動ロール
の外周面に接する面積が大きくなるため、スベらなくな
る。
【0008】このため、補助ロール及び駆動ロールとの
間でシート材のスベリが生じないので、引出し及び巻戻
し精度が向上する。このため、駆動ロールを回転させる
ステッピングモータのパルス数によってシート材の引出
し量或は巻戻し量が正確に測定されることとなる。
【0009】請求項2に記載の発明では、駆動ロールと
非接触に配置させた補助ロールによってシート材を駆動
ロール側へ押し付けている。このため、シート材は駆動
ロールの外周面上で浮き上がることなく、駆動ロールに
面接して搬送されるため、駆動ロール上でスベリ難くな
る。
【0010】請求項3に記載の発明では、駆動ロールに
接触させた補助ロールによってシート材を駆動ロール側
へ押し付けている。このように、補助ロールを駆動ロー
ルに接触させることにより、補助ロールとの間でシート
材を挟持して搬送するため、請求項2と比較してシート
材が駆動ロール上でさらにスベリ難くなる。
【0011】請求項4に記載の発明では、シート材が収
納されるマガジンは蓋部によって閉塞される。この蓋部
には補助ロール及び従動ロールが取付けられており、蓋
部を閉止すると、シート材が駆動ロールと従動ロールと
の間でニップされると共に、補助ロールにより駆動ロー
ルに巻付けられる。
【0012】このため、蓋を閉止すればシート材が、駆
動ロールと従動ロールとの間でニップされると共に、補
助ロールにより駆動ロールに巻付けられるため、作業性
が良い。
【0013】請求項5に記載の発明では、シート材を巻
戻すときに駆動ロールの上流側となる位置に補助ロール
を配設している。既存のマガジンではレイアウトが容易
である。
【0014】請求項6に記載の発明では、駆動ロールと
従動ロールとのニップ力に応じて、駆動ロールの外周面
にシート材を巻き付けたときの巻付け角度の範囲を変え
る。具体的には、駆動ロールと従動ロールとのニップ力
を大きくすることによって、駆動ロールの外周面にシー
ト材を巻き付けたときの巻付け角度を小さくすることが
できる。
【0015】但し、駆動ロールと従動ロールとのニップ
力をあまり大きくすると、未使用のシート材に与えるダ
メージが大きくなるため、シート材がダメージを受けな
い範囲内でニップ力を大きくして巻付け角度を小さくす
る。
【0016】請求項7に記載の発明では、巻付け角度を
90度以上としている。既存の巻戻し装置による駆動ロ
ール及び補助ロールの配置では、駆動ロールの巻付け角
度を90度以上とすることによって、より確実に従動ロ
ール及び駆動ロールとの間のシート材のスベリを防止す
ることができる。但し、巻戻し装置に用いられる駆動ロ
ールのロール径又は駆動ロールと従動ロールとのニップ
力によっては、巻付け角度が若干異なる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本形態に係る巻
戻し装置10を備えた画像形成装置12の概略を説明す
る。
【0018】画像形成装置12のハウジング14の下方
には、巻戻し装置10としての感材マガジン16(後述
する)が配置されており、この感材マガジン16には供
給リール18に巻き取られた感光材料22(シート材)
がセットされている。この供給リール18の端部に設け
られたフランジ18Aが支持ロール20の上に載せられ
た状態で、図示しない駆動手段により供給リール18は
回転して感光材料22を引出し、或いは巻戻すようにな
っている。
【0019】この感光材料22は、感材マガジン16に
配設されたピンチロール24(従動ロール)と駆動ロー
ル26及び補助ロール28と駆動ロール26によって挟
持搬送される(後述する)。この駆動ロール26は、後
述する走査ヘッド30に露光点まで感光材料22を送り
出し、或いは、未露光の感光材料22を引き戻す機能を
供えている。
【0020】一方、ガイド板32を通過した感光材料2
2は、プラテンロール34に巻き掛けられ、走査ヘッド
30によって、画像が露光される。このように、感光材
料22をプラテンロール34に巻き掛けて露光すること
で、感光材料22の幅方向に皺等が発生せず、露光面の
平面性を確保できる。
【0021】この走査ヘッド30には、画像信号が記憶
された制御部からの信号によって点灯するRGBの3枚
のLEDチップ(なお、LD等の光源でもよい)が配設
されている。LEDチップからの光は、複数枚のレンズ
と絞りで構成された集光レンズ36で集光され、感光材
料22の上に画像を結像させる。このように、感光材料
22をプラテンロール34に巻き掛けて露光すること
で、感光材料22の幅方向に皺等が発生せず、露光面の
平面性を確保できる。
【0022】また、走査ヘッド30の駆動は、感光材料
22のステップ駆動(プラテンロールと駆動ロール)と
同期が取られている。すなわち、感光材料22がステッ
プ移動して停止した状態で、走査ヘッド30がシャフト
38、40に沿って、感光材料22の幅方向(主走査方
向)に移動する。さらに、感光材料22がステップ移動
して停止した状態で、往復の主走査が行われる。
【0023】次に、画像が露光された感光材料22は、
ニップロール42で水塗布部44へ送られる。この水塗
布部44には、揺動可能に支持されたケーシング46が
配置されている。このケーシング46は、上昇して18
0°回動できるようになっており、開口部から塗布ユニ
ット(図示省略)を簡単に着脱できるようになってい
る。
【0024】この塗布ユニットの塗布面には、水タンク
(図示省略)の水量に関わらず一定の水量が滲み出すス
ポンジ48が装着されており、水滴が落ちたり、必要以
上の水が感光材料22に塗布されたりしない。
【0025】また、塗布ユニットの上部は、ケーシング
46に揺動可能に支持されており、下降しながらスポン
ジ48の角部を最初に感光材料22に押し当て、次第に
全面を押し付ける動作を行う。これによって、スポンジ
48と感光材料22との間に空気が混入することを防止
できる。
【0026】一方、塗布ユニットの下方には、スポンジ
48と対面して面ヒータ50が水平に設けられており、
この面ヒータ50の上を搬送される感光材料22にスポ
ンジ48で水が塗布される。また、面ヒータ50の端部
は、プラテンロール34に向かって斜め下方に屈曲され
感光材料22を角部で傷付けないようになっている。こ
の面ヒータ50の上流側には、植毛の摩擦パッド52が
設けられており、面ヒータ50との間に感光材料22を
挟持する。
【0027】一方、水が塗布された感光材料22は、図
7に示すように、回動自在に軸支されたターンローラ5
4に案内され、次に、感光材料22は、貼り合わせロー
ラ56、剥離ターンローラ58によって、ハロゲンラン
プ又は赤外線ヒータ等が内蔵されたヒートドラム60
に、一定の圧力で巻き掛けられる。
【0028】ここで、感光材料22は後述する受像紙6
6に上面から重ね合わせられ、ヒートドラム60に巻き
掛けられて加熱されながら搬送され、画像を熱転写す
る。このように、貼り合わせローラ56、剥離ターンロ
ーラ58で感光材料22にテンションを付与すること
で、従来のような無端ベルトが不要となり、さらに、回
動するヒートドラム60によって、搬送されながら熱転
写されるので、画像サイズに応じてヒートドラム60の
径を変える必要もない。
【0029】また、ハウジング14の上方に配置された
受材マガジン62には、供給リール64に巻き取られた
受像紙66がセットされている。この受像紙66は、ニ
ップローラ68で引き出され、所定の長さにカッタ70
で切断された後、搬送ローラ72及びガイド板74に案
内され、先端部が頭出しローラ76で待機し、貼り合わ
せローラ56で位置合わせされて、感光材料22と重ね
合わせられるようになっている。
【0030】そして、感光材料22から画像が転写され
た受像紙66は、ヒートドラム60から図示しない剥離
爪で剥離され、搬送ローラ72及びガイド板74に案内
されて、受け皿78の上に至る。また、画像を転写した
部分の感光材料22は、巻取り装置20の廃棄リール8
0に巻き取られる。
【0031】このように、感光材料22をカットせず
に、供給リール18から廃棄リール80に受け渡すこと
で、廃材としての感光材料の取り扱いが容易になる。
【0032】ここで、感材マガジン16の詳細について
説明する。
【0033】前述したように、巻戻し装置10を構成す
る感材マガジン16は、画像形成装置12のハウジング
14の下方に配置されている。図2〜図4に示すよう
に、感材マガジン16は感材マガジン本体15と蓋部1
3とで構成されており、感材マガジン本体15には供給
リール18に巻き取られた感光材料22がセットされ、
蓋部13によって感材マガジン本体15内が閉塞される
(後述する)。
【0034】感材マガジン本体15の側壁両側には、ガ
イド溝82、84が形成されており、蓋部13の側壁内
側から突出した係合突起86、88が外側から係合可能
となっている。ガイド溝82、84は感材マガジン本体
15の奥行き方向に沿って形成されており、係合突起8
6、88は、ガイド溝82、84に沿って感材マガジン
本体15の奥行き方向をスライド可能となる。
【0035】また、ガイド溝82の一端部は、ガイド溝
84の端部を中心に弧を描いて形成されており、係合突
起86、88を中心に蓋部13が感材マガジン本体15
に対して回動可能となる。
【0036】これにより、供給リール18を交換すると
き、蓋部13を感材マガジン本体15の奥方へスライド
させて回動させ、供給リール18の上方から蓋部13を
退避させて、供給リール18の交換がスムーズに行える
ようにしている。
【0037】一方、蓋部13には搖動アーム35が配置
されており、ピン41を中心に搖動可能となっている。
搖動アーム35の角部には、軸板43が取付けられてお
り、軸板43にはシャフト33の両端部が固定されてい
る。シャフト33には補助ロール28が挿通されてお
り、シャフト33を中心に回転可能となっている。
【0038】また、搖動アーム35の先端側には、取付
孔(図示省略)が形成されており、この取付孔にはシャ
フト29が固定されている。このシャフト29にはピン
チロール24が挿通されており、シャフト29を中心に
回転可能となっている。
【0039】さらに、搖動アーム35の把持部35Aに
は、孔部(図示省略)が形成されており、スプリング3
7の一端部に形成されたフック37Aが引っ掛けられて
いる。
【0040】ここで、蓋部13の側壁からは、蓋部13
の内側へ向かって保持台39が張出しており、この保持
台39には孔部(図示省略)が形成され、スプリング3
7の他端側に形成されたフック37Bが引っ掛けられて
いる。このスプリング37により、搖動アーム35の把
持部35Aは押し上げられ、搖動アーム35はピン41
を中心に矢印A方向へ搖動する。
【0041】一方、感材マガジン本体15の側壁両側に
は、駆動ロール26が軸支されており、ステッピングモ
ータ23により伝達される駆動力によって回転可能とな
っている。
【0042】ピンチロール24は、蓋部13を閉止した
とき、この駆動ロール26に当接するように配置されて
おり、スプリング37によって搖動アーム35には矢印
A方向へ搖動しているため、ピンチロール24が駆動ロ
ール26に当接すると、ピンチロール24は駆動ロール
26へ押し付けられる。このため、ピンチロール24と
駆動ロール26との間でニップ力が生じ、感光材料22
はピンチロール24と駆動ロー26との間を挟持搬送さ
れる。
【0043】また、蓋部13を閉止したとき、補助ロー
ル28も同時に駆動ロール26と当接する。この補助ロ
ール28と駆動ロール26のニップ点は、駆動ロール2
6とピンチロール24のニップ点より下流側にありニッ
プ点間の角度は約90度に設定されている。このため、
補助ロール28と駆動ロール26との間で多少のニップ
力が生じると共に、感光材料22を駆動ロール26の外
周面に巻付けることができる。
【0044】以上のような構成により、感光材料22を
感材マガジン16から引出し、蓋部13を閉止すれば感
光材料22が、駆動ロール26とピンチロール24との
間、及び補助ロール28と駆動ロール26との間に挟持
される。このため、感光材料22は駆動ロール26とピ
ンチロール24との間でニップされると共に補助ロール
28によって駆動ロール26に巻付けられる。
【0045】このように、補助ロール28を別途配設す
ることによって、感光材料22が駆動ロール26に巻き
付けられる巻付け量が増大し、感光材料22が駆動ロー
ル26の外周面に接する面積が大きくなるため、駆動ロ
ール26との間でスベらなくなる。
【0046】このとき、巻付け角度θは約90度となっ
ており、駆動ロール26の外周面の略1/4を占める部
分を感光材料22が面接する。このため、感光材料22
の引出し及び巻戻し精度が向上し、駆動ロール26を回
転させるステッピングモータ23のパルス数によって、
感光材料22の引出し量或は巻戻し量が正確に測定され
ることとなる。
【0047】既存の巻戻し装置による駆動ロール26及
び補助ロール28の配置では、駆動ロール26の巻付け
角度θを90度以上とすることによって、より確実にピ
ンチロール24及び駆動ロール26との間の感光材料2
2のスベリを防止することができる。
【0048】ここで、巻付け角度θの範囲は、駆動ロー
ル26とピンチロール24とのニップ力(スプリング3
7のバネ力)に応じて変えることができる。具体的に
は、駆動ロール26とピンチロール24とのニップ力を
大きくすることによって、駆動ロール26の外周面に感
光材料22を巻き付けたときの巻付け角度θを小さくす
ることができる。
【0049】但し、駆動ロール26とピンチロール24
とのニップ力をあまり大きくすると、未使用の感光材料
22に与えるダメージが大きくなるため、感光材料22
がダメージを受けない範囲内でニップ力を大きくして巻
付け角度θを小さくする。
【0050】ここで、蓋部13は係合突起86、88を
中心に感材マガジン本体15に対して回動し、駆動ロー
ル26の上方から補助ロール28及びピンチロール24
が当接するため、補助ロール28は、蓋部13が閉止さ
れたとき駆動ロール26の上方に位置するように配設
し、感材マガジン16のレイアウトを容易にしている。
【0051】しかし、感材マガジン16と蓋部13との
関係によっては、補助ロール28の配置が変わる場合も
考えられる。例えば、蓋部13が感材マガジン本体15
の奥行き方向に沿ってのみスライドする場合では、図6
に示すように、補助ロール28を駆動ロール26の下方
に位置するように蓋部に配設することもできる。
【0052】なお、ここでは、補助ロール28を駆動ロ
ール26に当接させたが、感光材料22を駆動ロール2
6側へ押し付けることができれば良いため、図5及び図
6に示すように、補助ロール28を駆動ロール26と非
接触に配置させても良い。さらに、本形態では、スベリ
防止手段として補助ロールを使用したが、外周面がスベ
リ加工されたシャフトを用いても良い。
【0053】次に、感光材料を巻き戻すときの熱転写現
像部の作用を説明する。
【0054】図7に示すように、連続プリントの途中で
は、シート状にカットされた受像紙66の先端部が、頭
出しローラ76で一端待機して頭出しされてガイド板7
4を通り、水が塗布された感光材料22と、貼り合わせ
ローラ56とヒートドラム60のニップ位置で位置合わ
せされる。
【0055】次に、ヒートドラム60に受像紙66と感
光材料22とが、貼り合わせローラ56と剥離ターンロ
ーラ58で重ね合わされ、加熱搬送されながら、感光材
料22の画像が受像紙66へ熱転写される。
【0056】このように、連続プリントの場合は、貼り
合わせローラ56及び回動アーム92は動くことなく停
止したままで、熱転写処理を行う。
【0057】ここで、連続プリントの終了時、或いは1
枚だけプリントされたような場合、感光材料22をその
まま送り出してしまうと、受像紙66に熱転写が実行さ
れるとき、ヒートドラム60の回転に伴って、画像が露
光されていない感光材料22の部位がヒートドラム60
に接することになり、この部分が次の画像処理に使用で
きなくなる。
【0058】そこで、図8に示すように、受像紙66の
後端がヒートドラム60に接すると、回動アーム92と
共に貼り合わせローラ56が、ヒートドラム60との間
に感光材料22と受像紙66を挟んでヒートドラム60
の廻りを、ガイド溝90に沿ってヒートドラム60と同
じ回転速度で移動する。
【0059】そして、回動アーム92に設けられた3つ
の引離ローラ93が貼り合わせローラ56の移動に伴っ
て感光材料22の後端側をヒートドラム60から引き離
していく。
【0060】これにより、露光されていない感光材料2
2がヒートドラム60に触れないので、次の画像形成に
使用できる。
【0061】また、図9に示すように、貼り合わせロー
ラ56がガイド溝90の端部に当たるまで移動すると、
重ね合わされた受像紙66と感光材料22は、剥離ター
ンローラ58の所で分離され、ヒートドラム60側にあ
る受像紙66は剥離爪(図示省略)で、ヒートドラム6
0から剥離される。そして、ヒートドラム60から剥離
された受像紙66は、搬送ローラ94及びガイド板96
に案内されて、受け皿98の上に至る(図1参照)。
【0062】このとき、貼り合わせローラ56のニップ
力が解除され、駆動ロール26(図2参照)が逆転し、
未使用の感光材料22が巻戻されるのであるが、本形態
では、前述したような方式で、駆動ロール26を駆動さ
せるステッピングモータ23のパルス数によって感光材
料22の巻戻し量を算出している。この巻戻し量とは、
具体的に、図9に示すM点から図1に示す露光点Rまで
の未露光部分の感光材料22の長さである。
【0063】なお、本形態では、熱転写型の画像形成装
置を例に取って説明したが、ロール状のシート材の引出
し、或は巻戻す必要のある装置であれば、本発明を用い
ることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、請求項1
に記載の発明では、補助ロール及び駆動ロールとの間で
シート材のスベリが生じないので、引出し及び巻戻し精
度が向上する。このため、駆動ロールを回転させるステ
ッピングモータのパルス数によってシート材の引出し量
或は巻戻し量が正確に測定されることとなる。請求項2
に記載の発明では、シート材は駆動ロールの外周面上で
浮き上がることなく、駆動ロールに面接して搬送される
ため、駆動ロール上でスベリ難くなる。
【0065】請求項3に記載の発明では、補助ロールを
駆動ロールに接触させることにより、補助ロールとの間
でシート材を挟持して搬送するため、請求項2と比較し
てシート材が駆動ロール上でさらにスベリ難くなる。請
求項4に記載の発明では、蓋を閉止すればシート材が、
駆動ロールと従動ロールとの間でニップされると共に、
補助ロールにより駆動ロールに巻付けられるため、作業
性が良い。
【0066】請求項5に記載の発明では、既存のマガジ
ンではレイアウトが容易である。請求項6に記載の発明
では、駆動ロールと従動ロールとのニップ力を大きくす
ることによって、駆動ロールの外周面にシート材を巻き
付けたときの巻付け角度を小さくすることができる。請
求項7に記載の発明では、巻付け角度を90度以上とし
ている。既存の巻戻し装置による駆動ロール及び補助ロ
ールの配置では、駆動ロールの巻付け角度を90度以上
とすることによって、より確実に従動ロール及び駆動ロ
ールとの間のシート材のスベリを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る巻戻し装置を備えた画像形成装置
の全体構成を示す側面図である。
【図2】本形態に係る巻戻し装置を構成する感材マガジ
ンの蓋部が開放された状態を示す説明図である。
【図3】本形態に係る巻戻し装置を構成する感材マガジ
ンの蓋部が閉止された状態を示す説明図である。
【図4】図2に示す駆動ロール、ピンチロール及び補助
ロールの配置を示す概念図である。
【図5】図4に示す駆動ロール、ピンチロール及び補助
ロールの配置の変形例である。
【図6】図4に示す駆動ロール、ピンチロール及び補助
ロールの配置の他の変形例である。
【図7】本形態に係る巻戻し装置を備えた熱転写部の動
きを示す説明図である。
【図8】本形態に係る巻戻し装置を備えた熱転写部の動
きを示す説明図である。
【図9】本形態に係る巻戻し装置を備えた熱転写部の動
きを示す説明図である。
【図10】従来の巻戻し装置を備えた画像形成装置の全
体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 巻戻し装置 12 画像形成装置 13 蓋部 15 感材マガジン本体(マガジン) 22 感光材料(シート材) 24 ピンチロール(従動ロール) 26 駆動ロール 28 補助ロール(スベリ防止手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状のシート材を引出し、或は巻戻す
    リールを備えた巻戻し装置において、 正転或いは逆転して前記シート材を搬送する駆動ロール
    と、 前記駆動ロールとで前記シート材をニップする従動ロー
    ルと、 前記駆動ロールと前記従動ロールにニップされたシート
    材を駆動ロールの外周面に巻き付け、前記シート材のス
    ベリを防止するスベリ防止手段と、 を有することを特徴とする巻戻し装置。
  2. 【請求項2】 前記スベリ防止手段が、前記シート材を
    前記駆動ロール側へ押し付ける、駆動ロールと非接触の
    補助ロールであることを特徴とする請求項1に記載の巻
    戻し装置。
  3. 【請求項3】 前記スベリ防止手段が、前記シート材を
    前記駆動ロール側へ押し付け駆動ロールと接触する補助
    ロールであることを特徴とする請求項1に記載の巻戻し
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シート材が収納されるマガジンを閉
    塞する蓋部に前記補助ロール及び前記従動ロールが取付
    けられ、前記蓋部を閉止したときにシート材が、駆動ロ
    ールと従動ロールとの間でニップされると共に、補助ロ
    ールにより駆動ロールに巻付けられることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の巻戻し装置。
  5. 【請求項5】 前記シート材を巻戻すときに前記駆動ロ
    ールの上流側となる位置に前記補助ロールが配設された
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の巻戻し
    装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動ロールと前記従動ロールとのニ
    ップ力に応じて、前記駆動ロールの外周面に前記シート
    材を巻き付けたときの巻付け角度の範囲を変えることを
    特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の巻戻し装置。
  7. 【請求項7】 前記巻付け角度が90度以上であること
    を特徴とする請求項6に記載の巻戻し装置。
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