JP2004279603A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール紙等の連続紙の片面又は両面を印刷することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】画像形成装置1は、連続紙供給部5と、連続紙4を切断するカッタ52と、切断した連続紙4を記録用紙4aとして該記録用紙4aに画像を形成するプロセスユニット10と、該記録用紙4aを排紙する排紙部8と、該連続紙供給部5から該プロセスユニット10を経て該排紙部8まで形成した第1用紙搬送経路21と、該第1用紙搬送経路21のプロセスユニット10の下流側の分岐部28から上流側の分岐部27へ向けて形成した第2用紙搬送経路22と、該分岐部28に配置した切換部材68と、該分岐部28と排紙部8との間に配置した正逆回転可能な一対の戻しローラ35・36と、該戻しローラ35・36の下流側に配置した記録用紙4aを巻き取る導電性ローラ37と、を備えた構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙等の連続紙を、片面又は両面印刷する画像形成装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ロール紙等の連続紙を片面印刷する画像形成装置が知られており、近年は、片面のみならず両面の印刷が可能な画像形成装置が開発され、例えば、特許文献1に開示された技術では、以下のように構成されている。
【0003】
同号公報の図1に示すように、記録装置1は、用紙供給部2と、両面印刷ユニット3と、用紙収納部4とから構成され、該両面印刷ユニット3の一側方に該用紙供給部2が配置され、他側方に該用紙収納部4が配置されている。
両面印刷ユニット3には用紙供給部2からの入口付近にカッタ6が配置されて、該入口から用紙収納部4への出口へ向けて用紙搬送経路が形成され、該用紙搬送経路に沿って搬送ローラが配置されて用紙搬送手段31が形成されている。
【0004】
この用紙搬送経路に沿って印刷ユニット32と、定着装置33とが配置されて、該用紙搬送経路における定着装置33の下流側を分岐させて、中間収納手段34である巻取ロール341へ向けて巻取搬送経路が形成されている。そして、この巻取ロール341からは水平方向に戻し搬送経路が延設されて、該戻し搬送経路は前記用紙供給部2からの入口付近で前記の用紙搬送経路と合流するように構成されている。
【0005】
この記録装置1による両面印刷について説明すると、まず、用紙供給部2に収納されているロール状の連続紙5は用紙供給部2から引き出されてカッタ6で切断され、この切断された連続紙5は記録用紙として両面印刷ユニット3へ供給される。そして、該記録用紙は用紙搬送手段31により用紙搬送経路を搬送され、印刷ユニット32でその第1面に印刷されて、定着装置33で定着される。記録用紙は第1面に画像が形成された後、巻取搬送経路へ進入して、巻取ロール341で巻き取られる。この巻取ロール341で巻き取られた記録用紙は、カッタ6により切断された端部P点、すなわち、巻き取られている記録用紙の後端部を先頭として戻し搬送経路へ給送され、該記録用紙は該戻し搬送経路を経て再び前記用紙搬送経路へと進入する。そして、記録用紙は印刷ユニット32で第2面が印刷され、定着装置33で定着された後、さらに用紙搬送経路を下流側に搬送されて、用紙収納部4へ給送され、巻取り収納装置41により巻き取られたり、収納部カッタ42によりカット紙状に切断されてスタッカ43に収納される。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−249346号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1の明細書中には具体的に記載はないが、定着装置33の下流側における用紙搬送経路から巻取搬送経路への分岐部には記録用紙の搬送方向を切り換える切換部材を配置し、巻取ロール341は正逆回転可能に構成することが必要と思われる。この点はいいとして、定着装置33の下流側の分岐部から巻取搬送経路を経て中間収納手段34へ給送された記録用紙を、巻取ロール341で巻き取った後、該巻取ロール341の回転方向を正逆反転させて記録用紙を巻き戻し、カッタ6により切断された端部P点(記録用紙の後端部)を先頭として戻し搬送経路へ給送する際に、該記録用紙の後端部は押し出されるようにして進むことになる。
【0008】
用紙供給部2でロール状に巻かれていた連続紙5をカットした記録用紙は、癖がついていてカールしやすい状態にあり、また、中間収納手段34で巻取ロール341で巻き取られると、さらにカールしやすい状態となる。従って、この記録用紙の後端部は戻し搬送経路に対して浮き上がっている可能性が高く、この状態で巻取ロール341の回転方向を反転させて記録用紙の後端部を押し出すと、該巻取ロール341の下流側に配置されるフィードローラ対で上手くニップされない可能性が高く、該記録用紙の後端部の両隅又は片隅が耳折れしたり、該記録用紙の後端部が2つ折りにされたりすることがある。また、この記録用紙の後端部の反り上がりが大きいと、該フィードローラ対の回転面にはね返され、その一方で該記録用紙は巻取ローラ341により次々と繰り出されて、この結果、紙詰まりを引き起こしてしまうこともある。
【0009】
さらに、記録用紙が長い場合には、巻取ロール341で巻き取っていくうちに、その外径が次第に太っていき、巻取搬送経路、及び戻し搬送経路を塞ぐばかりか、該搬送経路につっかえて、それ以上巻き取れなくなることもあった。
【0010】
そこで、本発明では、これらの点を鑑み、前記公報とは別構成で、ロール紙等の連続紙の片面又は両面を印刷することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段は、以下に示すとおりである。
まず、請求項1に記載のように、記録用紙である連続紙を供給する連続紙供給部と、該連続紙供給部から供給される連続紙を切断する切断手段と、該連続紙に画像を形成する画像形成部と、該連続紙を排紙する排紙部と、該連続紙供給部から該画像形成部を経て該排紙部まで形成した第1用紙搬送経路と、該第1用紙搬送経路を画像形成部の上流側と下流側で分岐させて、該下流側の分岐部から該上流側の分岐部へ向けて形成した第2用紙搬送経路と、該第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部と排紙部との間に配置した、正逆回転可能なローラ対と、該第1用紙搬送経路における該ローラ対の下流側に配置した、連続紙を巻き取る巻取手段と、を備えた画像形成装置とする。
【0012】
また、請求項2に記載のように、前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部に連続紙の搬送方向を切り換える切換部材を設ける。
【0013】
そして、請求項3に記載のように、前記巻取手段を、静電気力で連続紙を巻き取る導電性ローラで構成する。
【0014】
また、請求項4に記載のように、前記連続紙供給部は、連続紙が巻回される供給ローラを備え、前記導電性ローラの外径を該供給ローラの外径よりも大きく構成する。
【0015】
さらに、請求項5に記載のように、前記導電性ローラが少なくとも1回転以上回転する間、該導電性ローラを帯電させる電圧印加手段を備えた構成とする。
【0016】
また、請求項6に記載のように、前記導電性ローラを、前記第1用紙搬送経路に沿った巻取開始位置と、該第1用紙搬送経路から離れた退避位置との間で移動可能に構成する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は画像形成装置1の構成を示す正面断面図、図2は画像形成装置1の制御構成を示すブロック図、図3は導電性ローラ37の第1実施形態を示す正面断面図であり、同図(a)は巻取開始位置に位置する導電性ローラ37を示す図、同図(b)は退避位置に位置する導電性ローラ37を示す図である。図4は導電性ローラ37の第2実施形態を示す正面断面図であり、同図(a)は巻取開始位置に位置する導電性ローラ37を示す図、同図(b)は退避位置に位置する導電性ローラ37を示す図である。また、図5は第1実施形態の戻しローラ35・36を備えた用紙搬送経路の正面断面図、図6は第2実施形態の戻しローラ35・36・40を備えた用紙搬送経路の正面断面図である。
【0018】
まず、画像形成装置1の構成について説明する。
画像形成装置1はコピー機やファクシミリ装置、プリンタなどに設けられており、図1に示すように、画像形成装置1の装置本体2は画像形成部であるプロセスユニット10を備えており、該装置本体2は給紙部7上に載置固定されて、該装置本体2の上方に排紙部8が配置され、つまり、給紙部7と排紙部8との間に装置本体2が配置されている。
【0019】
給紙部7は1又は複数段の給紙カセット71・72を備えており(本実施例では2段)、排紙部8は単一の排紙スタック80で構成されて、給紙カセット71(又は72)内にセットされた用紙6・6・・・は最上層の用紙6から1枚ずつ分離されて装置本体2内へ取り込まれ、プロセスユニット10で画像が印刷された後、排紙スタック80へ排出されるように構成されている。
【0020】
また、装置本体2の一側端部には、ロール紙等の連続紙4を供給する連続紙供給部5が設けられ、該連続紙供給部5に収納されている連続紙4は送り出されて適宜長さに切断され、切断された連続紙4を記録用紙4aとしてプロセスユニット10へ給送される。そして、記録用紙4aには該プロセスユニット10で画像が印刷されて、排紙スタック80へ排出されるように構成されている。
なお、連続紙供給部5を装置本体2と別体として、装置本体2に着脱可能な構成であってもよい。
【0021】
このように画像形成装置1は、給紙カセット71・72にセットされた定型サイズの用紙6の印刷が可能に構成されるとともに、連続紙供給部5からの連続紙4の印刷が可能に構成されている。
【0022】
なお、画像形成装置1は、給紙部7と排紙部8とを上下逆に配置して、排紙部8の上方に装置本体2を配置し、該装置本体2の上方に給紙部7を配置する構成としてもよく、給紙部7と排紙部8との間にプロセスユニット10を備えた装置本体2が配置されていれば、その構成は特に限定はしないものとする。
以下では、給紙カセット71(72)内には用紙6・6・・・がセットされているものとして実施例を説明するが、該給紙カセット71(72)内には用紙6・6・・・のほか、OHPシートなどのシート状物をセットすることも可能である。
【0023】
次に、装置本体2内に形成される用紙6の搬送経路について説明する。
装置本体2の一側部において、その下部には上段の給紙カセット71からの用紙6の給紙口73と下段の給紙カセット72からの用紙6の給紙口74とが設けられ、その上部には排紙スタック80への排紙口81が設けられて、該給紙口73から該排紙口81へ向けて主用紙搬送経路20が形成され、該給紙口74から該排紙口81へ向けて主用紙搬送経路24が形成されている。この主用紙搬送経路20と主用紙搬送経路24とは、排紙口81から給紙口73の下流側までは共通の搬送経路で構成されて、該共通の搬送経路に沿ってプロセスユニット10が配置され、該主用紙搬送経路20と該主用紙搬送経路24とは該給紙口73の下流側で分岐して、この分岐部26から主用紙搬送経路20は給紙口73へ向けて形成され、主用紙搬送経路24は給紙口74へ向けて形成されている。
【0024】
また、主用紙搬送経路20(24)におけるプロセスユニット10の上流側と下流側とを分岐させて、該下流側の分岐部28から該上流側の分岐部27へ向けて第2用紙搬送経路22が形成されている。この第2用紙搬送経路22は主用紙搬送経路20(24)の外側方で、給紙部7の斜上方に配置されて、正面視、「コ」字状に形成されている。
【0025】
この第2用紙搬送経路22の外側方に連続紙供給部5が配置されて、分岐部27と分岐部28との間の第2用紙搬送経路22を分岐させて、この分岐部25から該連続紙供給部5へ向けて第1用紙搬送経路21が形成されている。
この第1用紙搬送経路21は、連続紙供給部5から分岐部25、分岐部27、分岐部28を経て排紙口81に至る経路とし、該第1用紙搬送経路21と前記主用紙搬送経路20(24)とは、分岐部27から分岐部28を経て排紙口81までの間を共通の経路とし、該第1用紙搬送経路21と前記第2用紙搬送経路22とは、分岐部25から分岐部27までの間を共通の経路としている。
【0026】
言い換えれば、連続紙供給部5から画像形成部であるプロセスユニット10を経て排紙部8の排紙口81まで第1用紙搬送経路21が形成されていて、該第1用紙搬送経路21におけるプロセスユニット10の下流側の分岐部28から上流側の分岐部25へ向けて第2用紙搬送経路22が形成され、該分岐部25から該第1用紙搬送経路21におけるプロセスユニット10の下流側の分岐部27までの間は、第1用紙搬送経路21と第2用紙搬送経路22の共通の経路としている。
【0027】
また、第1用紙搬送経路21におけるプロセスユニット10の下流側の分岐部28には、用紙6の搬送方向を切り換える切換部材68が配置されており、該切換部材68は、例えば、ソレノイド等のアクチュエータを作動させて、その回動支点軸68aを中心に回動させ、用紙6の搬送方向を切り換えるように構成されている。
【0028】
あるいは、切換部材68はフィルム等の可撓性部材で構成してもよく、この場合、該切換部材68は、支点軸を分岐部28の外側方に配置して、通常、略水平に位置姿勢を保って第1用紙搬送経路21を塞ぎ、第2用紙搬送経路22への入口を開放するように構成しておく。そして、第1用紙搬送経路21のプロセスユニット10側から分岐部28へ向かう用紙6があると、該用紙6はその先端で切換部材68を押し上げて第1用紙搬送経路21の排紙口81側へ進入し、該用紙6の終端が分岐部28を通過し終えると、切換部材68はその弾性により元の水平な位置姿勢に復帰し、再び第1用紙搬送経路21を塞いで、第2用紙搬送経路22への入口を開放する。
なお、切換部材68の構成はこれらに限定するものではなく、他の構成であってもよい。
【0029】
また、上段の給紙カセット71の給紙口73付近にはピックアップローラ31が配置され、下段の給紙カセット72の給紙口74付近にはピックアップローラ32が配置されている。前記連続紙供給部5は供給ローラ50を備えており、該供給ローラ50は第1用紙搬送経路21の下流側端部に配置されて、該供給ローラ50に連続紙4が巻回されており、また、該第1用紙搬送経路21に沿っては、分岐部25の上流側に送りローラ49が配置され、該送りローラ49と該供給ローラ50との間に切断手段であるカッタ52が配置されて、該カッタ52により連続紙供給部5から供給される連続紙4bを切断するように構成している。
なお、このカッタ52を装置本体2から着脱自在とし、連続紙4を用いて印刷するときのみ、装着する構成であってもよい。
【0030】
そして、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通の搬送経路に沿っては、分岐部27の下流側に一対のレジストローラ33・34が配置され、該レジストローラ33・34と分岐部28との間にプロセスユニット10が配置されて、分岐部28の下流側には正逆回転可能な一対の戻しローラ35・36が配置され、該戻しローラ35・36の下流側には導電性ローラ37が配置されて、排紙口81付近には一対の排出ローラ38・39が配置されている。
【0031】
前記導電性ローラ37は、静電気力で記録用紙4a、又は連続紙4全体を巻き取る巻取手段であり、該導電性ローラ37を帯電させて、静電気力により該導電性ローラ37の表面に記録用紙4a(又は連続紙4)を引き寄せて吸着し、巻き取るように構成している。
なお、巻取手段の構成は、導電性ローラ37に限定するものではなく、他の構成であってもよい。
【0032】
前記プロセスユニット10は、現像ユニット10D、感光体ユニット10E、定着ユニット10F、及び転写ローラ17を備えており、以下のように構成されている。
現像ユニット10Dは、供給ローラ11と、該供給ローラ11と感光体ユニット10Eの感光体ドラム14の双方の外周面に圧接する現像ローラ12と、該現像ローラ12の外周面に弾性的に接触するブレード13等を具備し、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21の共通の搬送経路の内側方に配置されている。
供給ローラ11はトナーを収容するトナーケース(図示略)からトナーを帯電させつつ現像ローラ12へ供給し、該供給ローラ11と該現像ローラ12とは圧接した状態で同一方向に駆動させることで、2つのローラ11・12間でトナーを摩擦により帯電させ、現像ローラ12の表面にトナーを付着させている。そして、現像ローラ12の表面に付着されたトナーは、ブレード13により押圧されることによって一定の厚さの薄層として形成され、感光体ドラム14に対する現像位置に向けて露出される。
【0033】
感光体ユニット10Eは、用紙6に接触してトナーを転写する感光体ドラム14と、該感光体ドラム14の表面を帯電させる帯電器15と、該感光体ドラム14の外周面に静電潜像を形成する露光器16等を具備し、現像ユニット10Dの下流側に配置されている。
感光体ドラム14は主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21の共通の搬送経路を挟んで転写ローラ17の外周面と接触するように配置され、露光器16は、例えば、LEDプリントヘッド等で構成され、感光体ドラム14の側方に配置されている。露光器16は入力された画像情報に基づき感光体ドラム14の外周面に光を照射し、該外周面に該画像情報に対応する静電潜像を形成する。
【0034】
定着ユニット10Fは、ヒートローラ18と、該ヒートローラ18に圧接するプレスローラ19とを備え、感光体ユニット10Eの下流側に配置されている。
ヒートローラ18は主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21の共通の搬送経路を挟んでプレスローラ19の外周面と接触するように配置され、該ヒートローラ18と該プレスローラ19とにより、転写ローラ17による転写後の用紙6を加熱・加圧して、用紙6上のトナー画像を定着させる。
【0035】
そして、主用紙搬送経路20と主用紙搬送経路24との分岐部26の下流側には一対の第1フィードローラ41・42が配置され、該分岐部26と下段の給紙カセット72からの給紙口74との間の主用紙搬送経路24には一対の第2フィードローラ43・44が配置されている。
また、第2用紙搬送経路22に沿っては、一対の第3フィードローラ45・46と、一対の第4フィードローラ47・48とが配置されている。
なお、前記フィードローラ対の配置数、及び配置位置は上記構成に限定するものではなく、隣り合うローラ対の間隔が、搬送に供される用紙6のうち用紙搬送方向の長さが最小のものよりも短くなるようにして、用紙搬送経路20・21・22・24の適宜位置に配置するものとする。
【0036】
前記ローラ18・31・32・33・41・43・45・47・49・50は装置本体2内部に配設された第1駆動源61(図2参照)及びその伝動機構により駆動されるように構成され、前記ローラ11・12・35・37・38及び感光体ドラム14は装置本体2内部に配設された第2駆動源62(図2参照)及びその伝動機構により駆動されるように構成されている。すなわち、該ローラ11・12・18・31・32・33・35・37・38・41・43・45・47・49・50は駆動ローラ、該感光体ドラム14は駆動ドラムとして構成され、前記のローラ17・19・34・36・39・42・44・46・48は各駆動ローラ又は駆動ドラムに連れ回る従動ローラとして構成されている。
【0037】
第1駆動源61は、図2に示すコントローラ60からの制御信号(駆動信号)を受信して駆動し、伝動機構を介してローラ18・31・32・33・41・43・45・47・49・50を駆動させ、第2駆動源62は、該コントローラ60からの制御信号(駆動信号)を受信して駆動し、伝動機構を介してローラ11・12・35・37・38及び感光体ドラム14を駆動させている。
尚、この第1・第2駆動源61・62には、固定子の多相巻線に順次パルスを加え、その1パルスごとに回転子が一定角度だけ回転するステップモータ等を使用し、前記コントローラ60ではステップ制御を行って、該駆動源61(62)の回転ステップ数をカウントし、用紙6の搬送距離を計っている。
【0038】
このローラ18・31・32・33・41・43・45・47・49・50の回転方向は第1駆動源61の回転方向に連動し、ローラ11・12・35・37・38及び感光体ドラム14の回転方向は第2駆動源62の回転方向に連動する一方で、戻しローラ35及び導電性ローラ37については第2駆動源62との間に正逆回転切換機構65が設けられ、第2駆動源62の回転方向に関わらず、適宜、回転方向が切り換えられるように構成されている。
【0039】
この戻しローラ35と導電性ローラ37とは、正逆回転切換機構65を介して同方向に回転するように構成されており、該正逆回転切換機構65は、第2駆動源62からの動力が伝達される駆動軸と、戻しローラ35及び導電性ローラ37へ出力する出力軸との間に、一方は駆動軸と同方向の回転を伝達する同方向伝達機構を、他方はその回転方向を逆転して伝達する逆転伝達機構を介装し、該駆動軸、または該出力軸にスプライン嵌合させた電磁クラッチ等のクラッチを摺動変位させ、一方の伝達機構との接続を解除して、他方の伝達機構と接続し、正逆いずれか一方の回転のみが出力軸へ取り出されるようになっている。
このような構成でコントローラ60から正逆回転切換機構65へ制御信号(切換信号)が出力されると、戻しローラ35及び導電性ローラ37の回転方向が切り換わるように構成されている。
【0040】
また、戻しローラ35と、正逆回転切換機構65との間には電磁クラッチ等のクラッチ66が介設されており、コントローラ60からの制御信号(断接信号)を受信して、該クラッチ66を接続、または切断し、戻しローラ33を駆動・停止させるように構成している。同様に、導電性ローラ37と、正逆回転切換機構65との間には電磁クラッチ等のクラッチ67が介設されて、コントローラ60からの制御信号(断接信号)を受信して、該クラッチ67を接続、または切断し、導電性ローラ37を駆動・停止させるように構成されている。
【0041】
なお、クラッチ66・67を設ける代わりに、戻しローラ35と、導電性ローラ37とを、別々の正逆回転切換機構を介して第2駆動源62に接続し、該戻しローラ35と、該導電性ローラ37とをそれぞれ独立に正逆回転させるように構成してもよい。
【0042】
そして、レジストローラ33についても、第1駆動源61との間に電磁クラッチ等のクラッチ63が介設されて、コントローラ60からの制御信号(断接信号)を受信して、該クラッチ63を接続、または切断し、レジストローラ33を駆動・停止させるように構成している。
【0043】
さらに、供給ローラ50についても、第1駆動源61との間に電磁クラッチ等のクラッチ58が介設されて、コントローラ60からの制御信号(断接信号)を受信して、該クラッチ58を接続、または切断し、供給ローラ50を駆動・停止させるように構成している。
【0044】
主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21の共通の搬送経路において、分岐部27の下流側には給紙センサ77が配置され、分岐部28の下流側には排紙センサ78が配置されている。これらのセンサ77・78は、例えば、用紙6と触接することにより、その通過を検出するフィーラーセンサで構成されている。
なお、センサ77・78には、発光素子と、受光素子とから成るフォトセンサを適用してもよく、その構成は特に限定はしないものとする。
これらのセンサ77・78は制御線を介してコントローラ60に接続されており、該センサ77・78は用紙の通過開始と通過完了とを検出して、その検出信号をコントローラ60へ出力している。
【0045】
また、コントローラ60には、制御線を介して、分岐部28に配置した切換部材68と、導電性ローラ37を帯電させる電圧印加回路57と、連続紙4を切断するカッタ52の駆動機構53と、が接続されている。
【0046】
分岐部28に配置した切換部材68は、コントローラ60からの制御信号(切換信号)を受信して回動し、用紙6の搬送経路を切り換えるように構成されている。
導電性ローラ37の電圧印加回路57は、コントローラ60からの制御信号(電圧印加信号)を受信すると、導電性ローラ37が少なくとも1回転以上回転する間、所定のバイアス電圧を印加して導電性ローラ37を帯電させるように構成されている。
カッタ52の駆動機構53は、コントローラ60からの制御信号(切断信号)を受信して、カッタ52の刃を離間・圧接するように構成されている。
【0047】
以上のように、画像形成装置1の制御手段であるコントローラ60には、制御線を介して第1駆動源61、第2駆動源62、レジストローラ33のクラッチ63、戻しローラ35及び導電性ローラ37の正逆回転切換機構65、戻しローラ35のクラッチ66、導電性ローラ37のクラッチ67、切換部材68、センサ77・78、導電性ローラ37の電圧印加回路57、及びカッタ52の駆動機構53に接続されている。
【0048】
次に、前記導電性ローラ37の構成について説明する。
導電性ローラ37は、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通の搬送経路から少し離して配置され、該導電性ローラ37の外周部が該搬送経路内へ突出しない位置で記録用紙4a(又は連続紙4)の搬送を妨げないように配置されている。
導電性ローラ37は、前記電圧印加回路57によって、少なくとも1回転以上回転する間、帯電されて、該導電性ローラ37の表面全体が一様に帯電され、搬送されてきた記録用紙4a(又は連続紙4)は、該導電性ローラ37の表面に静電気力によって引き寄せられて吸着し、巻き取られていくように構成されている。
なお、導電性ローラ37で記録用紙4a(又は連続紙4)を巻き取らず、そのまま導電性ローラ37位置を通過させる場合は、導電性ローラ37は帯電させないものとする。
【0049】
この導電性ローラ37の外径は、連続紙供給部5の供給ローラ50の外径よりも大きく構成されており、該導電性ローラ37により、記録用紙4a(又は連続紙4)を巻き取ったときの外径の太り具合が、供給ローラ50で巻き取られているときの太り具合よりも小さく抑えることができ、該導電性ローラ37により巻き取られた記録用紙4a(又は連続紙4)の外周部が主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通の搬送経路や戻しローラ36等と接触するまでの巻き回数を増やすことができるように構成されている。
【0050】
また、導電性ローラ37は、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通経路に沿って配置される巻取開始位置と、該共通経路から離れた退避位置との間で移動可能に構成され、以下では、この導電性ローラ37の移動機構について2通りの実施の形態を説明する。なお、この導電性ローラ37の移動機構については、この2通りの実施の形態に限定されるものではなく、他の構成であってもよい。
【0051】
まず、導電性ローラ37の移動機構の第1実施形態について説明する。
図3に示すように、装置本体2のフレームの、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通の搬送経路の上方で回動支点軸91を軸支し、該回動支点軸91にアーム92・92の一端部を回動自在に取り付ける。アーム92・92は回動支点軸91の搬送経路の幅方向における両側端部に一対取り付けられて、該アーム92・92の他端部で導電性ローラ37を軸支し、該搬送経路に沿って配置する。この位置を巻取開始位置として(図3(a))、導電性ローラ37はアーム92・92を介して回動支点軸91を中心に揺動自在に構成され、斜上方へ向けて戻しローラ36から離れる方向へ退避できるように構成されている。
【0052】
一方のアーム92には導電性ローラ37への動力伝達機構が設けられ、該動力伝達機構は、例えば、該アーム92の一端部の回動支点軸91に遊転自在に取り付けられた歯付きプーリと、該歯付きプーリの外側部に一体的に形成されたギアと、該アーム92の他端部の導電性ローラ37の回転軸37aに固設された歯付きプーリと、該アーム92・92の両端の歯付きプーリ間に巻回される歯付きベルトとを備え、該アーム92の一端部のギアと、前記の第2駆動源62から動力が伝達されるギアとを噛合させて構成されている。
【0053】
以上のように導電性ローラ37の移動機構が構成されて、導電性ローラ37が、少なくとも1回転以上回転する間、帯電させ、静電気力により該導電性ローラ37の表面に記録用紙4a(又は連続紙4)を吸着して巻き取っていく。導電性ローラ37は記録用紙4a(又は連続紙4)を巻き取るに連れて、その外径が太っていき、そのうち戻しローラ36と接触する。そして、さらに外径が太っていくと、戻しローラ36を押す反力で、導電性ローラ37は斜上方へ回動しながら記録用紙4a(又は連続紙4)を巻き取っていく。この導電性ローラ37が斜上方へ回動した位置を退避位置とする(図3(b))。
【0054】
次に、導電性ローラ37の移動機構の第2実施形態について説明する。
図4に示すように、装置本体2のフレームの内側面に、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通の搬送経路の直上方から反戻しローラ36側の斜上方へ向けて長穴2b・2bを形成する。この長穴2b・2bは搬送経路の幅方向両側方に設けられて、該長穴2b・2bで導電性ローラ37の回転軸37aの両端部を支持する。このとき、導電性ローラ37の回転軸37aの両端部は長穴2b・2bの下端部に落ち込んでおり、該導電性ローラ37は、該搬送経路に沿って配置され、該回転軸37aの一側端部側には導電性ローラ37への動力伝達機構が設けられている。この位置を巻取開始位置として(図4(a))、導電性ローラ37の回転軸37aは長穴2b・2bに沿って移動自在に構成され、斜上方へ向けて戻しローラ36から離れる方向へ退避できるように構成されている。
【0055】
以上のように導電性ローラ37の移動機構が構成されて、導電性ローラ37は記録用紙4a(又は連続紙4)を巻き取るに連れて、その外径が太っていき、そのうち戻しローラ36と接触する。そして、さらに外径が太っていくと、戻しローラ36を押す反力で、導電性ローラ37の回転軸37aは長穴2b・2bに沿って斜上方へ移動しながら記録用紙4a(又は連続紙4)を巻き取っていく。この導電性ローラ37が斜上方へ移動した位置を退避位置とする(図4(b))。
【0056】
なお、前記第1実施形態、第2実施形態の何れの実施形態の場合も、戻しローラ35については、分岐部28から排紙口81へ向けて搬送されてくる記録用紙4a(又は連続紙4)の先端が排紙センサ78で検出されると、これをトリガーとして第2駆動源62のステップ制御により所定のタイミング後、導電性ローラ37を数回転させて記録用紙4a(又は連続紙4)を導電性ローラ37に充分に巻き取ったところで、前記のクラッチ66が切られ、戻しローラ35・36を回転フリーにしている。
【0057】
記録用紙4a(又は連続紙4)を導電性ローラ37に充分に巻き取ったところとは、戻しローラ35・36による記録用紙4a(又は連続紙4)の繰り送りがなくても、導電性ローラ37により巻き取られる記録用紙4a(又は連続紙4)に滑りが生じない状態をいい、ただし、この状態は、導電性ローラ37に巻き取られた記録用紙4a(又は連続紙4)の外周部が戻しローラ36と接触しない状態とする。
【0058】
このような構成で、導電性ローラ37により巻き取られた記録用紙4a(又は連続紙4)の外周部が戻しローラ36と接触する前に、クラッチ66を切って戻しローラ35・36を回転フリーにしておき、該記録用紙4a(又は連続紙4)の外周部が該戻しローラ36の回転で擦られて、その表面が傷つかないようにしている。
【0059】
以上のような構成で、導電性ローラ37は記録用紙4a(又は連続紙4自体)を巻き取るに連れて、その外径が太っていくと退避位置へ退避して、主用紙搬送経路20(24)と第1用紙搬送経路21との共通の搬送経路や戻しローラ36につっかえて、該導電性ローラ37による巻き取りに支障を来すこともなくなる。
【0060】
次に、連続紙供給部5から供給される記録用紙4aの印刷処理について説明する。
まず、記録用紙4aの片面印刷について説明する。
図1に示すように、供給ローラ50には連続紙4が巻回されてセットされており、操作部(図示略)で「片面印刷」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が、第2用紙搬送経路22への入口を塞いで第1用紙搬送経路21を開放した状態に切り換わる(回動する)。そして、画像プリント要求が発生すると、供給ローラ50が回転し始め、これにより連続紙4が第1用紙搬送経路21へ送り出される。供給ローラ50により送り出された連続紙4は、その先端部が送りローラ49により繰り込まれて、第1駆動源61のステップ制御により連続紙供給部5から所定長さが送り出されると、駆動機構53が作動してカッタ52で切断されるとともに、クラッチ58が切断されて供給ローラ50の回転が停止する。
【0061】
この切断された連続紙4は記録用紙4aとして送りローラ49により第1用紙搬送経路21を下流側へ搬送されて、その先端が分岐部27の下流側の給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで記録用紙4aの搬送を一旦停止させる。このとき、記録用紙4aの先端が停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たり、記録用紙4aの搬送方向が真直ぐに整えられて、斜行が矯正されるとともに、該記録用紙4aの先端はレジストローラ33・34で軽くニップされて、第1駆動源61のステップ制御により所定のタイミング後、前記クラッチ63が繋がれてレジストローラ33が回転し始める。
【0062】
これにより記録用紙4aの先端がレジストローラ33・34に繰り込まれて、搬送が再開される。そして、この記録用紙4aの搬送再開から第2駆動源62のステップ制御により印刷のタイミングが計られ、記録用紙4aは第1用紙搬送経路21をプロセスユニット10へ向けて搬送される。この間に、帯電器15により感光体ドラム14が一様に帯電され、該感光体ドラム14に露光器16により画像情報に対応する静電潜像が形成されて、現像ローラ12により感光体ドラム14上の静電潜像にトナーが吸着され、感光体ドラム14上にトナー画像が形成され、該感光体ドラム14に形成されたトナー画像と一致するタイミングで、記録用紙4aの先端が感光体ドラム14と転写ローラ17とのニップ部に到達する。
【0063】
そして、記録用紙4aは感光体ドラム14と転写ローラ17とにより繰り込まれて、該転写ローラ17により該感光体ドラム14上のトナー画像が記録用紙4aの第1面に転写される。転写後は、ヒートローラ18とプレスローラ19により記録用紙4aが加熱・加圧され、トナー画像が永久像として記録用紙4aの第1面に定着される。
【0064】
そして、記録用紙4aは分岐部28で切換部材68によって、さらに第1用紙搬送経路21の下流側へ案内され、戻しローラ35・36に繰り送られて、排出ローラ37・38により排紙口81から繰り出され、排紙スタック80に排出される。
【0065】
なお、この片面印刷の場合は、クラッチ67は接続せずに、導電性ローラ37は終始回転させないものとし、帯電させないものとする。また、連続紙4をカッタ52で所定長さに切断せずに、供給ローラ50に巻回されている連続紙4を全て巻き戻して搬送し、連続紙4全体に画像を印刷することもできる。
【0066】
次に、連続紙供給部5から供給される記録用紙4aの両面印刷について説明する。
まず、操作部で「両面印刷」に設定してスタートボタンを押すと、分岐部28の切換部材68が、第2用紙搬送経路22への入口を塞いで第1用紙搬送経路21を開放した状態に切り換わる(回動する)。そして、画像プリント要求が発生すると、供給ローラ50が回転し始め、これにより連続紙4が第1用紙搬送経路21へ送り出される。第1用紙搬送経路21へ送り出された連続紙4は、前記片面印刷の場合と同様に、カッタ52で所定の長さに切断されて、第1用紙搬送経路21を下流側へ搬送され、レジストローラ33・34で斜行が矯正された後に、プロセスユニット10へ給送される。その後、記録用紙4aはプロセスユニット10でその第1面に画像が印刷されて、分岐部28で、切換部材68により第1用紙搬送経路21の排紙口81側へと案内される。そして、記録用紙4aの先端が排紙センサ78で検出され、該記録用紙4aは戻しローラ35・36により第1用紙搬送経路21の下流側へ繰り送られていく。
【0067】
戻しローラ35・36の下流側の導電性ローラ37は、レジストローラ33・34での記録用紙4aの斜行の矯正後の搬送の再開から第2駆動源62のステップ制御により所定のタイミング後に、クラッチ67が接続されて回転し始めるとともに、電圧印加回路57でバイアス電圧が印加されて帯電されている。
このように電圧印加回路57と第2駆動源62のステップ制御とから成る電圧印加手段によって、記録用紙4aの先端が導電性ローラ37位置に到達するまでに、導電性ローラ37は少なくとも1回転以上回転する間、帯電されており、導電性ローラ37位置に到達した記録用紙4aの先端は、静電気力により導電性ローラ37の表面に引き寄せられて吸着し、該記録用紙4aは、戻しローラ35・36に繰り送られつつ、導電性ローラ37に巻き取られていく。
【0068】
導電性ローラ37は記録用紙4aを巻き取るに連れて、その外周が太っていき、該外周が戻しローラ36と接触する前に、クラッチ66が切られて戻しローラ35・36の回転がフリーにされている。具体的には、記録用紙4aの先端が排紙センサ78で検出されたときから、第2駆動源62のステップ制御により導電性ローラ37を数回転させて、該導電性ローラ37に記録用紙4aを充分に巻き取ったところで、クラッチ66が切られる。
【0069】
導電性ローラ37に巻き取られた記録用紙4aの外周部はやがて戻しローラ36と接触して、さらにその外周が太っていくと、戻しローラ36を押す反力で、導電性ローラ37の回転軸37aは斜上方へ移動しながら記録用紙4aを巻き取っていく。こうして、巻取開始位置に位置していた導電性ローラ37は、斜上方の退避位置へ退避しながら記録用紙4aを巻き取っていく。
【0070】
そして、排紙センサ38で記録用紙4aの終端の通過が検出されると、コントローラ60から分岐部28の切換部材68へ切換信号が出力されるとともに、戻しローラ35と導電性ローラ37の正逆回転切換機構65へ切換信号が出力され、戻しローラ35のクラッチ66へ接続信号が出力され、レジストローラ33のクラッチ63へ切断信号が出力される。これにより戻しローラ35のクラッチ66が接続されて該戻しローラ66と導電性ローラ37の回転方向が逆方向(図1の正面視では反時計方向から時計方向)に切り換えられて、記録用紙4aはスイッチバック反転し、導電性ローラ37から巻き戻されて、元来た第1用紙搬送経路21を逆向きに搬送される。また、この排紙センサ78による記録用紙4aの終端の通過の検出によって、切換部材68が、第1用紙搬送経路21を塞いで第2用紙搬送経路22への入口を開放した状態に回動し、レジストローラ33のクラッチ63が切断される。
【0071】
スイッチバック反転した記録用紙4aの先端(スイッチバック反転前の終端)が分岐部28に差し掛かると、切換部材68により第2用紙搬送経路22へと案内され、該記録用紙4aは第3フィードローラ45・46と、第4フィードローラ47・48により下流側へ繰り送られ、排紙センサ78により記録用紙4aの終端の通過が検出されると、導電性ローラ37のクラッチ67へ切断信号が出力されるとともに、正逆回転切換機構65へ切換信号が出力される。これにより導電性ローラ37のクラッチ67が切断されて戻しローラ66の回転方向が正転方向(図1の正面視では時計方向から反時計方向)に切り換えられる。
【0072】
また、記録用紙4aの先端は分岐部25を経て分岐部27から再び第1用紙搬送経路21へ進入し、該第1用紙搬送経路21へ進入した記録用紙4aの先端が給紙センサ77で検知されると、前記第1駆動源61が数ステップ回転したところで、該先端が現在停止中のレジストローラ33・34のニップ部に突き当たって、記録用紙4aの搬送が一旦停止され、記録用紙4aの斜行が矯正されるとともに、このとき分岐部28の切換部材68へ切換信号が出力されて、該切換部材68が第2用紙搬送経路22への入口を塞いで第1用紙搬送経路21を開放した状態に回動する。
【0073】
そして、記録用紙4aの搬送が再開され、前記片面印刷の第1面印刷の場合と同様にして、プロセスユニット10で記録用紙4aの第2面に画像が印刷される。こうして記録用紙4aの第1面と第2面の両面に画像が印刷され、該記録用紙4aが分岐部28に差し掛かると、切換部材68により第1用紙搬送経路21の排紙口81側へと案内されて、戻しローラ35・36によりさらに第1用紙搬送経路21の下流側へ繰り送られ、排出ローラ35・36により排紙口81から繰り出されて、排紙スタック80に排出される。
【0074】
以上のように画像形成装置1が構成されて、該画像形成装置1によれば、記録用紙4a(又は連続紙4)を片面印刷することができるとともに、両面印刷もできて、操作機能が向上する。また、両面印刷においては、その第1面を印刷した後に導電性ローラ37で巻き取った記録用紙4a(又は連続紙4)を、スイッチバック反転させて、第2面の印刷へ向けて搬送するときに、スムースにスイッチバック反転させることができ、安定した状態で記録用紙4a(又は連続紙4)を給送することができる。
記録用紙4a(又は連続紙4)の搬送方向のスイッチバック反転では、該記録用紙4a(又は連続紙4)の先端部(スイッチバック反転前の終端部)が正逆回転可能な戻しローラ35・36でニップされた状態で逆方向へ繰り戻されるので、安定した状態で第2用紙搬送経路22へ給送することができる。
【0075】
ところで、供給ローラ50に巻回された連続紙4全体に両面印刷する場合や、非常に長い記録用紙4bに両面印刷する場合には、その第1面が印刷されて導電性ローラ37で巻き取られた連続紙4(又は記録用紙4b)が、該導電性ローラ37から送り出されて戻しローラ35・36に繰り出され、第2用紙搬送経路22を経て、分岐部27から第1用紙搬送経路21へ進入し、プロセスユニット10で第2面が印刷された後、該連続紙4(又は記録用紙4b)の先端が分岐部28から戻しローラ35・36へ到達する一方で、該戻しローラ35・36では依然として連続紙4(又は記録用紙4b)の終端側が送り出されていることがある。
この場合は、以下のように戻しローラ35・36を構成することで、連続紙4(又は記録用紙4b)の先端側を排紙口81側へ搬送するとともに、連続紙4(又は記録用紙4b)の終端側を分岐部28側へ搬送するようにしている。
【0076】
まず、戻しローラ35・36の構成の第1実施形態について説明する。
第1実施形態では、一対の戻しローラ35・36の一方を昇降可能に構成して、戻しローラ35・36を離間・接触させるように構成する。図5では、上方の戻しローラ36を従動ローラ、下方の戻しローラ35を駆動ローラとして、上方の戻しローラ36を昇降可能に構成しているが、勿論、下方の戻しローラ35を昇降可能に構成してもよく、この場合は、下方のローラ35を従動ローラ、上方のローラ36を駆動ローラとして構成するとよい。
【0077】
上方の戻しローラ36は、カム機構、又はソレノイド等のアクチュエータ等の昇降機構70により上下昇降可能に構成され、通常、もう一方の戻しローラ35と摺接している。図2に示すように、昇降機構70は、制御線を介してコントローラ60に接続されており、該コントローラ60からの制御信号(離間信号)により昇降機構70が作動して次のようなタイミングで戻しローラ35・36を離間させて、連続紙4(又は記録用紙4b)の先端側と終端側とがスムーズにすれ違うようにしている。
【0078】
図5に示すように、第1面が印刷されて導電性ローラ37で巻き取られた連続紙4(又は記録用紙4b)が、該導電性ローラ37から送り出されて戻しローラ35・36に繰り出され、第2用紙搬送経路22を経て、分岐部27から第1用紙搬送経路21へ進入してレジストローラ33・34で斜行が矯正され、搬送が再開されたときから、第2駆動源62のステップ制御により、該連続紙4(又は記録用紙4b)の先端が分岐部28の到達する時刻に、依然、排紙センサ78で連続紙4(又は記録用紙4b)の終端側が検出されていれば、分岐部28の切換部材29を回動して、第2用紙搬送経路22への入口を半分閉じるとともに、第1用紙搬送経路21を半開し、戻しローラ35のクラッチ66を切断して、昇降機構70を作動させ、戻しローラ35・36を離間させる。
【0079】
こうして戻しローラ35への動力が切断されるとともに、戻しローラ35・36のニップ部が開放されて、該戻しローラ35・36は搬送に携わらなくなり、これにより連続紙4(又は記録用紙4b)の先端側はヒートローラ18とプレスローラ19等のローラ対により送り出されて、該戻しローラ35・36間を通過し、その後、排出ローラ38・39にニップされて、該排出ローラ38・39によって排出スタック80へ繰り出される。一方、連続紙4(又は記録用紙4b)の終端側は導電性ローラ37により送り出されるとともに、第3フィードローラ45・46、第4フィードローラ47・48等のローラ対により繰り込まれて、第2用紙搬送経路22を下流側へと搬送される。このような構成で、連続紙4(又は記録用紙4b)の先端側と終端側とをスムーズにすれ違わせることができるようになっている。
【0080】
次に、戻しローラ35・36・40の構成の第2実施形態について説明する。
図6に示すように、第2実施形態では、戻しローラ35・36・40は上下一列に配置した3つのローラで構成され、上下中央の戻しローラ35を駆動ローラとして、該戻しローラ35の上下に摺接する戻しローラ36・40を従動ローラとし、該戻しローラ35・36のニップ部は分岐部28と導電性ローラ37との間の第1用紙搬送経路21に配置されている。また、第1用紙搬送経路21における、分岐部28とヒートローラ18とプレスローラ19のニップ部との間を分岐させて、この分岐部29から導電性ローラ37と排出ローラ38・39のニップ部との間の第1用紙搬送経路21へ向けてバイパス搬送経路23が形成され、該戻しローラ35・40のニップ部は該バイパス経路23に沿って配置されている。
【0081】
そして、前記分岐部29には、連続紙4(又は記録用紙4b)の搬送方向を切り換える切換部材69が配置され、該切換部材69は、例えば、ソレノイド等のアクチュエータを作動させて、その回動支点軸68aを中心に回動させ、連続紙4(又は記録用紙4b)の搬送方向を切り換えるように構成されている。この切換部材69は、制御線を介してコントローラ60に接続されており、該切換部材69はコントローラ60からの制御信号(切換信号)を受信して回動し、連続紙4(又は記録用紙4b)の搬送経路を切り換えるように構成されている。
【0082】
また、分岐部29の下流側の第1用紙搬送経路21に沿って排紙センサ79が配置されている。この排紙センサ79は、例えば、連続紙4(又は記録用紙4b)と触接することにより、その通過を検出するフィーラーセンサで構成されている。
なお、排紙センサ79には、発光素子と、受光素子とから成るフォトセンサを適用してもよく、その構成は特に限定はしないものとする。そして、排紙センサ79は制御線を介してコントローラ60に接続されており、該センサ79は連続紙4(又は記録用紙4b)の通過を検出して、その検出信号をコントローラ60へ出力している。
【0083】
以上のような構成で、第1面が印刷されて導電性ローラ37で巻き取られた連続紙4(又は記録用紙4b)が、該導電性ローラ37から送り出されて戻しローラ35・36に繰り出され、第2用紙搬送経路22を経て、分岐部27から第1用紙搬送経路21へ進入してレジストローラ33・34で斜行が矯正され、プロセスユニットで第2面が印刷されて、該連続紙4(又は記録用紙4b)の先端が排紙センサ79により検出されたときに、依然、排紙センサ78で連続紙4(又は記録用紙4b)の終端側が検出されていれば、分岐部29の切換部材69を第1用紙搬送経路21を塞いでバイパス用紙搬送経路23への入口を開放する状態に回動させる。
【0084】
これにより連続紙4(又は記録用紙4b)の先端は切換部材69に案内されて、バイパス用紙搬送経路23へ進入する。駆動ローラである戻しローラ35は、その上方の戻しローラ36とともに、連続紙4(又は記録用紙4b)を分岐部28側へ繰り送る方向へ回転しており、すなわち、該戻しローラ35は正面視で時計方向へ回転していて、その上方と下方とで摺接する戻しローラ36・40は反時計方向へ回転している。従って、バイパス用紙搬送経路23では、駆動ローラの戻しローラ35は、その下方の戻しローラ40とともに、連続紙4(又は記録用紙4b)を排紙口81側へ繰り送る方向へ回転することになる。
【0085】
こうして、バイパス用紙搬送経路23へ進入した連続紙4(又は記録用紙4b)の先端は下2つの戻しローラ35・40でニップされて、排紙口81側へ搬送され、該連続紙4(又は記録用紙4b)はバイパス用紙搬送経路23から第1用紙搬送経路21へ進入して排紙口81から排紙スタック80へ排出される。
一方、連続紙4(又は記録用紙4b)の終端側は導電性ローラ37により送り出されるとともに、上2つの戻しローラ35・36により分岐部28側へ繰り出されて、第2用紙搬送経路22を下流側へと搬送される。
このような構成で、連続紙4(又は記録用紙4b)の先端側と終端側とをスムーズにすれ違わせることができるようになっている。
以上、戻しローラの構成について2つの実施形態を説明したが、該戻しローラの構成は、これらに限定するものではなく、他の構成であってもよい。
【0086】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明の画像形成装置では、連続紙を片面印刷することができるとともに、両面印刷もできて、操作機能が向上する。また、両面印刷においては、その第1面を印刷した後に巻取手段で巻き取った記録用紙を、スイッチバック反転させて、第2面の印刷へ向けて搬送するときに、スムーズにスイッチバック反転させることができ、安定した状態で記録用紙を給送することができる。
詳述すると、連続紙供給部から供給された連続紙を切断手段で切断し、この切断した連続紙を記録用紙として、該記録用紙の第1面が画像形成部で印刷された後、正逆回転可能なローラ対で繰り送られて、巻取手段で巻き取られていく。そして、該記録用紙の終端が画像形成部の下流側の分岐部を通過した後に、正逆回転可能なローラ対の回転方向を逆転させて該記録用紙をスイッチバック反転させ、元来た経路へと繰り送って第2用紙搬送経路へ進入させ、該第2用紙搬送経路を経て再び第1用紙搬送経路へ進入した用紙は、画像形成部でその第2面に画像が印刷される。このような流れで記録用紙は搬送されるのであるが、記録用紙の終端が画像形成部の下流側の分岐部を通過した後の、記録用紙の搬送方向のスイッチバック反転では、該記録用紙の先端部(スイッチバック反転前の終端部)が正逆回転可能なローラ対でニップされた状態で逆方向へ繰り戻されるので、安定した状態で第2用紙搬送経路へ給送することができる。
【0087】
また、請求項2に記載の発明では、前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部に設けた切換部材によって、連続紙を第1用紙搬送経路又は第2用紙搬送経路の一方の搬送経路へ確実に案内することができる。
詳述すると、連続紙供給部から供給された連続紙を切断手段で切断し、この切断した連続紙を記録用紙として、該記録用紙の第1面が画像形成部で印刷された後、正逆回転可能なローラ対で繰り送られて、巻取手段で巻き取られていく。そして、該記録用紙の終端が画像形成部の下流側の分岐部を通過した後に、切換部材を第2用紙搬送経路への入口を開放して第1用紙搬送経路を塞いだ状態に回動させ、正逆回転可能なローラ対の回転方向を逆転させて該記録用紙をスイッチバック反転させ、元来た経路へと繰り送り、切換部材に案内されて第2用紙搬送経路へ進入させ、第2用紙搬送経路を経て再び第1用紙搬送経路へ進入した用紙は、画像形成部でその第2面に画像が印刷される。切換部材は、記録用紙の先端が画像形成部の上流側の分岐部を通過したときに、第2用紙搬送経路への入口を塞いで第1用紙搬送経路を開放した状態に回動しており、第1面と第2面の両面が印刷された記録用紙は該切換部材に案内されて、排紙部へ排出されるようになっている。
【0088】
そして、請求項3に記載の発明では、前記巻取手段を、静電気力で連続紙を巻き取る導電性ローラで構成したことで、該導電性ローラを第1用紙搬送経路から少し離して配置して、該導電性ローラの外周部が該第1用紙搬送経路内へ突出しない位置で記録用紙の搬送を妨げないように配置することができる。そして、記録用紙を巻き取る場合は、導電性ローラを帯電させて静電気力により搬送されてきた記録用紙を引き寄せ吸着し、巻き取っていく。なお、記録用紙を巻き取らずにそのまま導電性ローラ位置を通過させる場合は、導電性ローラは帯電させないものとする。
【0089】
また、請求項4に記載の発明では、前記導電性ローラの外径を連続紙供給部の供給ローラの外径よりも大きく構成したこで、該導電性ローラにより、連続紙、又は連続紙を切断した記録用紙を巻き取ったときの外径の太り具合を、供給ローラで巻き取られているときの太り具合よりも小さく抑えることができ、該導電性ローラにより巻き取られた、連続紙、又は連続紙を切断した記録用紙の外周部が第1用紙搬送経路や正逆回転可能なローラ対等と接触するまでの巻き回数を増やすことができる。
【0090】
さらに、請求項5に記載の発明では、電圧印加手段により、導電性ローラを、少なくとも1回転以上回転する間、帯電させることで、導電性ローラの表面全体を一様に帯電させることができ、搬送されてきた記録用紙を該導電性ローラの表面に静電気力によって吸着することができる。
【0091】
また、請求項6に記載の発明では、導電性ローラを、前記第1用紙搬送経路に沿った巻取開始位置と、該第1用紙搬送経路から離れた退避位置との間で移動可能に構成したことで、記録用紙を導電性ローラで巻き取っていくうちに、その外径が次第に太っていくが、該導電性ローラが巻取開始位置から退避位置へ退避することで、第1用紙搬送経路や正逆回転可能なローラ対につっかえて、該導電性ローラによる巻き取りに支障を来すこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置1の構成を示す正面断面図。
【図2】画像形成装置1の制御構成を示すブロック図。
【図3】導電性ローラ37の第1実施形態を示す正面断面図。(a)は巻取開始位置に位置する導電性ローラ37を示す図。(b)は退避位置に位置する導電性ローラ37を示す図。
【図4】導電性ローラ37の第2実施形態を示す正面断面図。(a)は巻取開始位置に位置する導電性ローラ37を示す図。(b)は退避位置に位置する導電性ローラ37を示す図。
【図5】第1実施形態の戻しローラ35・36を備えた用紙搬送経路の正面断面図。
【図6】第2実施形態の戻しローラ35・36・40を備えた用紙搬送経路の正面断面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 装置本体
4 連続紙
4a 記録用紙
4b 記録用紙
5 連続紙供給部
6 用紙
7 給紙部
8 排紙部
10 プロセスユニット
20 主用紙搬送経路
21 第1用紙搬送経路
22 第2用紙搬送経路
23 バイパス用紙搬送経路
24 主用紙搬送経路
25 分岐部
27 分岐部
28 分岐部
29 分岐部
35 戻しローラ
36 戻しローラ
37 導電性ローラ
52 カッタ
53 駆動機構
57 電圧印加回路
60 コントローラ
61 第1駆動源
62 第1駆動源
65 正逆回転切換機構
66 クラッチ
67 クラッチ
68 切換部材
69 切換部材
70 昇降機構
77 給紙センサ
78 排紙センサ
79 排紙センサ

Claims (6)

  1. 記録用紙である連続紙を供給する連続紙供給部と、
    該連続紙供給部から供給される連続紙を切断する切断手段と、
    該連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    該連続紙を排紙する排紙部と、
    該連続紙供給部から該画像形成部を経て該排紙部まで形成した第1用紙搬送経路と、
    該第1用紙搬送経路を画像形成部の上流側と下流側で分岐させて、該下流側の分岐部から該上流側の分岐部へ向けて形成した第2用紙搬送経路と、
    該第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部と排紙部との間に配置した、正逆回転可能なローラ対と、
    該第1用紙搬送経路における該ローラ対の下流側に配置した、連続紙を巻き取る巻取手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1用紙搬送経路における画像形成部の下流側の分岐部に連続紙の搬送方向を切り換える切換部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記巻取手段を、静電気力で連続紙を巻き取る導電性ローラで構成したことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記連続紙供給部は、連続紙が巻回される供給ローラを備え、前記導電性ローラの外径を該供給ローラの外径よりも大きく構成したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記導電性ローラが少なくとも1回転以上回転する間、該導電性ローラを帯電させる電圧印加手段を備えたことを特徴とする請求項3、又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記導電性ローラを、前記第1用紙搬送経路に沿った巻取開始位置と、該第1用紙搬送経路から離れた退避位置との間で移動可能に構成したことを特徴とする請求項3から請求項5のうち何れか一項に記載の画像形成装置。
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