JP2890916B2 - 用紙反転装置 - Google Patents

用紙反転装置

Info

Publication number
JP2890916B2
JP2890916B2 JP3235547A JP23554791A JP2890916B2 JP 2890916 B2 JP2890916 B2 JP 2890916B2 JP 3235547 A JP3235547 A JP 3235547A JP 23554791 A JP23554791 A JP 23554791A JP 2890916 B2 JP2890916 B2 JP 2890916B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
reversing path
paper
opening
entrance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3235547A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0551158A (ja
Inventor
忠文 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP3235547A priority Critical patent/JP2890916B2/ja
Publication of JPH0551158A publication Critical patent/JPH0551158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2890916B2 publication Critical patent/JP2890916B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙反転装置に関す
る。本発明の装置は、プリンタ等に於いて、例えば、プ
リント済の用紙を、フェイスアップで排紙トレイ上に排
出するか、又は、フェイスダウンで排紙トレイ上に排出
するかを切り換えるために使用できる。
【0002】
【従来の技術】(1)スイッチバック方式の用紙反転装置
が提供されている。これは、入口部から反転路へ送り込
まれて来る用紙をそのまま搬送し、該用紙の後端が反転
路に完全に取り込まれると、搬送方向を逆転して、該後
端側を先頭にして反転路から出口部へ送り出す装置であ
って、入口部から反転路への用紙の送り込み、及び、反
転路から出口部への用紙の送り出しを、共通の主動ロ−
ラを用いて実行する装置である。
【0003】即ち、上記の用紙反転装置に於いて、用紙
は、前記主動ロ−ラとこれに圧接された入口側従動ロ−
ラとにより、入口部から反転路へ送り込まれる。また、
搬送方向が上記の如く逆転された後に於いて、該用紙の
後端は、前記主動ロ−ラの回転に案内され、該主動ロ−
ラとこれに圧接された出口側従動ロ−ラとにより、反転
路から出口部へ送り出される。
【0004】なお、入口部とは、例えば、プリンタ等の
画像定着装置から送り出される用紙を受け入れる部分で
あり、出口部とは、例えば、プリント済の用紙を収納す
るための排紙トレイに通ずる部分である。また、入口部
及び出口部は、反転路の一端部に於いて合流するよう
に、相互に隣接して配設されている。
【0005】(2)入口部から反転路へ送り込まれて来る
用紙をそのまま搬送し、該用紙の後端が反転路に完全に
取り込まれると、搬送方向を逆転して、該後端側を先頭
にして反転路から出口部へ送り出す用紙反転装置であっ
て、入口部と出口部との合流部に、切換レバ−の配設さ
れた装置が提供されている。
【0006】上記の切換レバ−は、前記のスイッチバッ
ク方式における前記主動ロ−ラの用紙案内機能(搬送方
向の逆転後、該主動ロ−ラの回転により、用紙の後端を
出口部側へ案内する機能)を実現するための部材であ
る。例えば、入口部から反転路へ用紙を送り込む際、切
換レバ−は、入口部と反転路とを連通する位置にセット
される。また、反転路から出口部へ用紙を送り出す際に
は、切換レバ−は、反転路と出口部とを連通する位置に
セットされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記 (1)の用紙反転装
置では、前記の搬送方向の逆転後に、前記主動ロ−ラの
回転によって用紙の後端を出口部側へ案内する際に、該
後端がカ−ルしたり、或いは、折れ曲がったりして、ジ
ャム発生の原因となりがちである。
【0008】前記 (2)の用紙反転装置では、切換レバ−
の配設のため機構が複雑となり、装置を小型化できな
い。また、切換レバ−による切換には、或る程度の時間
を要するため、用紙間隔の短い高速の機種では対応でき
ない。また、切換レバ−の取付位置には精密さが要求さ
れる。即ち、取付誤差が在ると、前記の搬送方向の逆転
後に、切換レバ−によって用紙の後端を出口部側へ案内
する際に、該後端が切換レバ−の先端に引っ掛かり、ジ
ャム発生の原因となりがちである。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みて成されたも
のであり、小型化の可能な簡易な機構によって用紙反転
装置を実現するとともに、その信頼性を高め、さらに、
用紙間隔の短い高速の機種にも対応できるようにするこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明は、入口部から反転路へ送り込まれ
て来る用紙を送り込み方向へ搬送し、該用紙の後端が前
記入口部を通過して前記反転路に取り込まれると、搬送
方向を逆転して、前記用紙の後端側を先頭にして前記反
転路から出口部へ送り出す用紙反転装置に於いて、前記
入口部と前記出口部は、前記反転路の一端部に於いて該
反転路から分岐するように、相互に隣接して配設され、
前記反転路は、外部からの用紙除去が可能なように開放
可能に構成され、前記分岐位置には、前記入口部から前
記反転路へ送り込まれて来る用紙に押圧されて前記入口
部と前記反転路とを連通する開閉部材が配設され、前記
開閉部材には、前記入口部と前記反転路とを閉止する方
向に前記開閉部材を常時付勢する付勢手段と、前記反転
路の前記開放のための動作に連動して前記開閉部材を前
記分岐位置から退避させる退避機構が付設され、これに
より、前記反転路から前記出口部へ用紙を送り出す際、
該用紙を、前記開閉部材によって前記出口部側へ案内
し、且つ、前記反転路を前記開放のために動作させる
際、該動作に連動して前記開閉部材を前記分岐位置から
退避させるようにした用紙反転装置である。
【0012】
【0013】
【作用】入口部から送られる用紙は、その先端で開閉部
材を押し上げて入口部と反転路とを連通させつつ、反転
路内へ送り込まれる。用紙の後端が入口部を通過して、
反転路内に完全に取り込まれると、開閉部材は、付勢手
段の付勢力によって原位置(入口部と反転路とを閉止す
る位置)へ復帰し、また、用紙の搬送方向が逆転され
る。こうして、逆方向へ搬送され始めた用紙の当初の後
端は、原位置に復帰した開閉部材により出口部側へ案内
されて、反転路から送り出される。反転路が開放される
と、その開放のための動作に連動して、入口部と出口部
の分岐位置から、開閉部材が退避される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 〔1〕複写機の機構の概略 図1は、実施例にかかる用紙反転装置100 の搭載された
電子写真式複写機の全体的な機構を示す模式図である。
【0015】図示の複写機に於いて、原稿台上に下向き
に載置された原稿からの画像反射光は、光学系10によ
り、一点鎖線矢印11の経路を通って感光体ドラム31の表
面に導かれ、その表面に結像される。感光体ドラム31
は、定速度で矢印a 方向に回転されており、帯電チャ−
ジャ32によって、前記結像位置の手前にて、一様に帯電
される。
【0016】このため、前記画像反射光の結像により、
感光体ドラム31の表面には、原稿画像に対応するパタ−
ンの静電潜像が形成される。上記静電潜像は、次に、現
像装置33によりトナ−現像されて可視化される。また、
トナ−像は、転写チャ−ジャ34の位置で用紙上に転写さ
れ、該用紙は、分離チャ−ジャ35の位置で感光体ドラム
31から分離される。
【0017】上記に於いて、用紙は、上段給紙カセット
51から、給紙ロ−ラ52によって引き出された後、捌きロ
−ラ対53によって1枚のみが捌き出され、さらに、搬送
ロ−ラ群57によりタイミングロ−ラ対58の位置まで搬送
されて、その位置で、一旦停止される。或いは、下段給
紙カセット54から、給紙ロ−ラ55によって引き出された
後、捌きロ−ラ対56によって1枚のみが捌き出され、搬
送ロ−ラ群57によりタイミングロ−ラ対58の位置まで搬
送されて、その位置で、一旦停止される。
【0018】上記の如く、タイミングロ−ラ対58の位置
で停止された用紙は、次に、感光体ドラム31上の前記ト
ナ−像の画像先端に同期する所定のタイミングで、感光
体ドラム31〜転写チャ−ジャ34間に送り出されて前記の
転写処理を施される。さらにその後、搬送ベルト59によ
り定着装置60まで搬送されて、熱圧着による画像定着処
理を施される。定着装置60は、ヒ−トランプ61の内蔵さ
れた加熱ロ−ラ62と、表面に弾性材を設けられた加圧ロ
−ラ63とから成り、前記のトナ−粒子を、用紙上に溶融
溶着させる装置である。
【0019】こうして、画像定着処理を施された用紙
は、用紙反転装置100 を経た後、排出ロ−ラ対141,142
により、矢印b の如く、機外の図示しない排紙トレイ上
へ、フェイスアップ、または、フェイスダウンで、排出
される。ここに、フェイスアップとは、画像形成面を上
とされた状態をいい、また、フェイスダウンとは、画像
形成面を下とされた状態をいう。
【0020】例えば、フェイスアップ時には、搬送ロ−
ラ対101,102 により図1の右方へ搬送された用紙は、通
紙方向切換爪151 の上面に案内されて、搬送ロ−ラ対11
1,112 に至り、該搬送ロ−ラ対111,112 により前記排出
ロ−ラ対141,142 まで搬送された後、画像形成面を上に
して機外の排紙トレイ上へ排出される。
【0021】一方、フェイスダウン時には、用紙は、通
紙方向切換爪151 の下面に案内されて、搬送ロ−ラ対12
1,122 に至り、該搬送ロ−ラ対121,122 により、ガイド
板163,164(図2)で構成される反転路へ送り込まれる。
また、反転路へ送り込まれた用紙は、その後端が上記搬
送ロ−ラ対121,122 の位置を通過するまで、搬送ロ−ラ
対131,132 により、そのまま送り込み方向(下方)へ搬
送される。次に、用紙の後端が上記搬送ロ−ラ対121,12
2 の位置を通過して、該通過が用紙センサ157(図2)に
よって検出されると、上記搬送ロ−ラ対131,132 の逆転
駆動が開始される。これにより、用紙は、その当初の後
端を通紙方向切換爪153 の図中右側面に案内されて、搬
送ロ−ラ対121,123 に至り、該搬送ロ−ラ対121,123 に
よりそのまま搬送を継続され、さらに、搬送ロ−ラ対11
1,113 を経て、前記排出ロ−ラ対141,142 まで搬送され
た後、画像形成面を下にして機外の排紙トレイ上へ排出
される。
【0022】〔2〕用紙反転装置100 の機構及び作用 図2は、第1の実施例にかかる用紙反転装置100 付近の
断面の詳細を模式的に示す図である。用紙反転装置100
は、請求項の入口部を構成する搬送ロ−ラ対121,122
と、請求項の反転路を構成するガイド板163,164 と、請
求項の出口部を構成する搬送ロ−ラ対121,123と、請求
項の開閉部材である通紙方向切換爪153 とを有する。
【0023】[2-1]フェイスアップ時 フェイスアップ時には、ソレノイド151aはオフされてお
り、このため、通紙方向切換爪151 は図の実線位置に在
る。また、搬送ロ−ラ対111,112 の駆動ロ−ラである主
動ロ−ラ111 は、図の矢印e 方向に回転駆動される。
【0024】前記の如く定着装置60から送り出された用
紙は、主動ロ−ラ101 と、該主動ロ−ラ101 に圧接され
た従動ロ−ラ102 とで構成される搬送ロ−ラ対101,102
により、ガイド板161,162 間に導かれ、次に、ガイド板
161 の下面と通紙方向切換爪151 の上面とに案内され
て、主動ロ−ラ111 と該主動ロ−ラ111 に圧接された従
動ロ−ラ112 とで構成される搬送ロ−ラ対111,112 に至
る。さらに、該搬送ロ−ラ対111,112 により、ガイド板
166,167 間に導かれ、その後、前記の排出ロ−ラ対141,
142 により、機外へ排出される。
【0025】[2-2]フェイスダウン時 フェイスダウン時には、ソレノイド151aはオンされ、こ
のため、通紙方向切換爪151 は図の二点鎖線位置に在
る。また、搬送ロ−ラ対111,113 の駆動ロ−ラである主
動ロ−ラ111 は、図の矢印f方向に回転駆動される。ま
た、搬送ロ−ラ対121,122 、及び、搬送ロ−ラ対121,12
3 の共通の駆動ロ−ラである主動ロ−ラ121は、図の矢
印方向に回転駆動される。
【0026】前記の如く定着装置60から送り出された用
紙は、搬送ロ−ラ対101,102 によってガイド板161,162
間に導かれた後、通紙方向切換爪151 の下面とガイド板
162の上面とに案内されて、搬送ロ−ラ対121,122 に至
り、さらに、該搬送ロ−ラ対111,112 により搬送され
て、請求項の開閉部材である通紙方向切換爪153 の先端
を用紙の先端で押し除けつつ、ガイド板163,164 間に導
かれる。
【0027】ここに、通紙方向切換爪153 には、コイル
スプリング153b(図3)により、常時、矢印h 方向への
付勢力を与えられている。このため、図4に示すよう
に、用紙Pの先端側は、上記付勢力h に抗して通紙方向
切換爪153 の下端側を押し除けて、前記の如くガイド板
163,164 間に導かれる。換言すれば、上記付勢力hの大
きさは、用紙Pによって押し除けられる程度である。
【0028】こうして、ガイド板163,164 間に導かれた
用紙は、駆動ロ−ラである主動ロ−ラ131 と該主動ロ−
ラ131 に圧接された従動ロ−ラ132 とで構成される搬送
ロ−ラ対131,132 により、そのまま図の下方への搬送を
継続される。換言すれば、当初、主動ロ−ラ131 は、図
の矢印c 方向へ回転駆動されている。
【0029】次に、用紙の後端がアクチュエ−タ157aの
位置を通過して、該通過が、用紙センサ157 によって検
出されると、前記主動ロ−ラ131 の回転方向が図の矢印
d の方向へ逆転される。これにより、用紙Pの搬送方向
も逆転され、図の上方への搬送が開始される。こうし
て、用紙Pの当初の後端側が、図5に示すように、通紙
方向切換爪153 の図の右側面に当接する。
【0030】上記の如く、用紙Pの当初の後端側が通紙
方向切換爪153の図の右側面に当接すると、用紙Pは、
該通紙方向切換爪153 の右側面に案内されて搬送ロ−ラ
対121,123 側へ搬送され、さらに、該搬送ロ−ラ対121,
123 により搬送されつつ、通紙ガイド爪155 の図の右側
面とガイド板166 とに案内されて、主動ロ−ラ111 と従
動ロ−ラ113 とで構成される搬送ロ−ラ対111,113 に至
る。
【0031】上記に於いて、ガイド板166 の下端側は、
略直角の折曲部166aとして形成されている。これは、前
記の定着装置60での熱圧着により生じた用紙のカ−ル
を、しごいて矯正するためである。即ち、上記カ−ルを
矯正しない場合には、図示しない排紙トレイ上で、後に
排出される用紙が先に排出された用紙の下に潜り込む等
の恐れがあるため、これを防止するべく矯正するのであ
る。このため、フェイスダウン時には、搬送ロ−ラ対11
1,113 による搬送速度を搬送ロ−ラ対121,123 による搬
送速度より若干大きくして(例:1.2倍)、用紙にテ
ンションをかけている。なお、主動ロ−ラ111 の駆動機
構にはトルクリミッタが付設されており、無理なテンシ
ョンを防止している。
【0032】こうして、搬送ロ−ラ対111,113 に至った
用紙は、該搬送ロ−ラ対111,113 によりガイド板166,16
7 間に導かれた後、さらに、前記の排出ロ−ラ対141,14
2 に至り、画像形成面を下にして機外の排紙トレイ上へ
排出される。
【0033】〔3〕通紙方向切換爪(開閉部材)153 の
詳細 図3は、通紙方向切換爪153 の付近を、図2の右方から
見た斜視図である。図示のように、通紙方向切換爪153
の先端(図2の下端)には、凸部153dと凹部153cとが、
櫛歯状に交互に形成されている。また、ガイド板163 に
は、前記の凸部153dの当接すべき部位に、それぞれ凹部
163bが形成され、且つ、各凹部163bの間は、リブ163aと
して形成されている。
【0034】さらに、通紙方向切換爪153 には、コイル
スプリング153bによって、図の矢印方向の付勢力(前記
の付勢力h)が与えられている。このため、通紙方向切換
爪153 〜ガイド板163 間に用紙の存在しない状態では、
通紙方向切換爪153 の櫛歯状の先端部と、ガイド板163
の各凹部163b及び各リブ163aが、相互に噛み合い、前記
櫛歯状の先端部は、その中に埋没する。
【0035】このため、前記の図5に示すように、用紙
Pが下方から搬送されて、通紙方向切換爪153 に当接す
る際には、該用紙Pの当接部(前記の当初の後端)が通
紙方向切換爪153 〜ガイド板163 の間隙(請求項の入口
部側)に潜り込むことが防止され、該用紙Pは、確実
に、搬送ロ−ラ対121,123 側(請求項の出口部側)へ案
内される。
【0036】また、前記の図4に示すように、用紙P
が、搬送ロ−ラ対121,122 側(請求項の入口部側)から
下方へ搬送されて、その先端が通紙方向切換爪153 の図
の左側面に当接して、該通紙方向切換爪153 の先端を押
し除けて反転路(ガイド板163,164 間)へ進入する際に
は、通紙方向切換爪153 の櫛歯状の先端と用紙Pとの接
触面積は小さく、このため、摩擦力、及び、静電気の発
生等は、上記進入に問題の無いレベルに抑制される。
【0037】なお、図3に於いて、通紙方向切換爪153
の回転軸153aの手前側の端部に、回転軸153aと同軸の取
付具153eを介して取り付けられている部材153fは、反転
路を構成するガイド板164 の開放時に、通紙方向切換爪
153 の先端部(前記凸部153d側)を、図7の矢印j の如
く回転させて退避させるための部材である。
【0038】〔4〕反転路の開放機構 次に、図6〜図7に即して、反転路の開放機構を説明す
る。反転路の開放機構は、ジャムした用紙を外部から除
去する際等に使用される機構である。図6はガイド板16
4 を開放させた状態を示し、図7は該開放時における通
紙方向切換爪153 の回転状態を示す。
【0039】即ち、通紙方向切換爪153 の回転軸153aの
支持機構は、ガイド板164 の支持機構と一体に移動可能
に構成されている。このため、反転路を開放するべく、
ガイド板164 をガイド板165に沿って図の右方(矢印k
方向) へ移動させると、回転軸153aによって回動可能に
支持されている通紙方向切換爪153 もまた、同方向へ一
体に移動する。即ち、搬送ロ−ラ対121,122 、搬送ロ−
ラ対121,123 の付近から退避される。
【0040】このとき、図7に示すように、通紙方向切
換爪の端部に取り付けられている前記部材153fが、ガイ
ド板165aの下面に押されて、矢印j 方向へ回転し、これ
に伴い、通紙方向切換爪の先端部(櫛歯153d側)も、図
6に示すように矢印j 方向へ回転して、ガイド板164側
へ退避される。こうして、反転路の開放時、通紙方向切
換爪153 は、用紙除去の妨げとならない位置に退避さ
れ、且つ、用紙除去の妨げとならない状態に退避され
る。
【0041】〔5〕第2の実施例 次に、図8に即して、第2の実施例について、前記第1
の実施例と異なる点を中心に説明する。前記第1の実施
例では、請求項の入口部は搬送ロ−ラ対121,122 によ
り、請求項の出口部は搬送ロ−ラ対121,123 により、そ
れぞれ構成されている。換言すれば、請求項の入口部及
び出口部は、共通の構成要素である主動ロ−ラ121 を有
する。
【0042】これに対し、第2の実施例では、請求項の
入口部及び出口部を、それぞれ、一対のガイド板によっ
て構成している。また、入口部側での用紙搬送を搬送ロ
−ラ対181,182 により、出口部側での用紙搬送を搬送ロ
−ラ対183,184 により、それぞれ行う構成を採用してい
る。本発明は、かかる構成によっても達成できる。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明は、送り込まれる用紙の後
端が反転路内へ取り込まれると、搬送方向を逆転して、
該後端側を先頭に、反転路から出口部へ送り出す用紙反
転装置に於いて、入口部と出口部との合流する位置に、
入口部と反転路とを閉止する方向に常時付勢されている
開閉部材を配設し、用紙の送り込み時には、用紙先端に
より該開閉部材を押し上げて入口部と反転路とを連通
し、送り出し時には、該開閉部材によって用紙を出口部
へ案内するようにし、さらに、外部からの用紙除去が可
能なように反転路を開放可能に構成するとともに、反転
路の開放のための動作に連動して開閉部材を入口部と出
口部の分岐位置から退避させるための退避機構を付設し
たものである。
【0044】本発明によると、送り込み時には、用紙の
先端により開閉部材が押し上げられて入口部と反転路と
が連通され、用紙は、入口部から反転路へ送り込まれ
る。また、用紙後端が反転路内へ送り込まれると、開閉
部材は、付勢力により原位置(入口部と反転路とを閉止
する位置)に復帰される。また、用紙の搬送方向が逆転
されて、用紙の送り出しが開始される。このため、用紙
の当初の後端は、原位置に復帰された開閉部材によって
出口部側へ案内されて、反転路から送り出される。
た、反転路を開放すると、その動作に連動して開閉部材
が分岐位置から退避されるため、開閉部材が用紙除去の
妨げとなることを防止できる。このように、本発明で
は、簡易な機構によって、信頼性が高く、且つ、用紙間
隔の短い高速の機種にも対応できる用紙反転装置を実現
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる用紙反転装置の搭載される複写
機の全体的な構成を示す模式図である。
【図2】第1の実施例にかかる用紙反転装置の断面を模
式的に示す説明図である。
【図3】上記用紙反転装置の開閉部材付近を示す斜視図
である。
【図4】上記用紙反転装置における用紙の搬送状態(順
方向)を示す説明図である。
【図5】上記用紙反転装置における用紙の搬送状態(逆
方向)を示す説明図である。
【図6】上記用紙反転装置に於いて、反転路を開放した
状態を示す説明図である。
【図7】上記用紙反転装置に於いて、反転路を開放した
場合における開閉部材の状態を示す説明図である。
【図8】第2の実施例にかかる用紙反転装置の断面を模
式的に示す説明図である。
【符号の説明】
100 用紙反転装置, 153 通紙方向切換爪(開
閉部材), 151 通紙方向切換爪, 155 通紙ガイド爪, 157 用紙検出センサ, 157a 用紙検出センサのア
クチュエ−タ,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 29/58 B65H 29/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口部から反転路へ送り込まれて来る用
    紙を送り込み方向へ搬送し、該用紙の後端が前記入口部
    を通過して前記反転路に取り込まれると、搬送方向を逆
    転して、前記用紙の後端側を先頭にして前記反転路から
    出口部へ送り出す用紙反転装置に於いて、 前記入口部と前記出口部は、前記反転路の一端部に於い
    て該反転路から分岐するように、相互に隣接して配設さ
    れ、 前記反転路は、外部からの用紙除去が可能なように開放
    可能に構成され、 前記分岐位置には、前記入口部から前記反転路へ送り込
    まれて来る用紙に押圧されて前記入口部と前記反転路と
    を連通する開閉部材が配設され、 前記開閉部材には、前記入口部と前記反転路とを閉止す
    る方向に前記開閉部材を常時付勢する付勢手段と、前記
    反転路の前記開放のための動作に連動して前記開閉部材
    を前記分岐位置から退避させる退避機構が付設され、 これにより、前記反転路から前記出口部へ用紙を送り出
    す際、該用紙を、前記開閉部材によって前記出口部側へ
    案内し、且つ、前記反転路を前記開放のために動作させ
    る際、該動作に連動して前記開閉部材を前記分岐位置か
    ら退避させるようにした用紙反転装置。
JP3235547A 1991-08-21 1991-08-21 用紙反転装置 Expired - Lifetime JP2890916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3235547A JP2890916B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 用紙反転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3235547A JP2890916B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 用紙反転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0551158A JPH0551158A (ja) 1993-03-02
JP2890916B2 true JP2890916B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=16987601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3235547A Expired - Lifetime JP2890916B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 用紙反転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2890916B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6398212B1 (en) 1998-12-18 2002-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Sheet surface reversing device and image forming apparatus having the same
JP3896241B2 (ja) 1999-05-24 2007-03-22 株式会社リコー 用紙搬送経路切替機構及び画像形成装置
JP2007008689A (ja) 2005-07-01 2007-01-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP5187290B2 (ja) * 2009-09-14 2013-04-24 富士ゼロックス株式会社 誘導装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0551158A (ja) 1993-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4384010B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3451472B2 (ja) 画像形成装置
JP5504911B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2890916B2 (ja) 用紙反転装置
JPS6111865B2 (ja)
JP3788084B2 (ja) 画像形成装置
JP2000086019A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP2001121783A (ja) シート排出装置
JP3445966B2 (ja) 自動両面装置、およびこの自動両面装置を備えた画像形成装置
JP3548440B2 (ja) 画像形成装置およびシート搬送装置
JP2672654B2 (ja) 画像形成装置
JPH04256643A (ja) 画像形成装置
JP3242619B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3444985B2 (ja) 画像出力処理システム
JP2803312B2 (ja) 用紙処理装置
JP3289537B2 (ja) 用紙反転装置
JP3412685B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2549756Y2 (ja) 画像形成装置
JP2672670B2 (ja) 画像形成装置
JPH11143156A (ja) 画像形成装置
JPH08208095A (ja) 排紙装置
JP2638957B2 (ja) 画像形成装置用の用紙反転装置
JP2672653B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送方法
JPS6111864B2 (ja)
JPH0459557A (ja) シート排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100226

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110226

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110226

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120226

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120226

Year of fee payment: 13