JP3548440B2 - 画像形成装置およびシート搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター等の画像形成装置に関し、特にシートの反転機構を有する画像形成装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置では、図7に示す様に、装置本体1側の画像形成部Bには、用紙等のシートSの両面に画像を形成する両面モードを行うための反転パス129、正逆転ローラ対132が設けられている。また、給紙台としてのカセットぺディスタルC′に、反転パス140が設けられており、片面に画像を形成したシートSを、正逆転ローラ対132の正転により、反転パス129に一旦送り込み、次いで正逆転ローラ対132を逆転することにより、反転されたシートSを搬送路118から画像形成部へ搬送して、シートSの他面に画像を形成していた。長尺シートの場合は、該シートの一部をカセットぺディスタルC′の反転パス140へ送り込むことにより、長尺シートの反転を可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の画像形成装置において、開閉ガイドの130内側に設けられた正逆転ローラ対132に挟まれて滞留するシートSのジャム処理を行うために、開閉ガイド130を開くと、シートSが反転パス140に落下し滞留することになり、シートSが反転パス140を塞いでしまう。そしてこの場合、反転時に進入してきた後続シートが反転パス140に円滑に進入できず、折れ曲がりジャムを発生することがあった。
【0004】
また、これを防ぐため、反転パス内部に用紙検知センサーを設けたり、滞留シートを取り除くためにカバーを開閉式に構成することがあったが、広いスペースを必要としたり、装置のコストアップやジャム処理の手順アップになったり、破れて機内残留したシートがセンサーにより検知できなかったりする場合があった。
【0005】
さらに、図8に示すように、装置本体B′の排紙側にフィニッシャーF′が装着されている場合に、反転パス140内でジャムによるシート滞留が発生すると、ジャム処理のためにカセットぺディスタルC′の外装扉を開けなければならない。このため、フィニッシャーF′を大きく移動させて外装扉の開放スペースを作らなければならない。
【0006】
また、本体のみ、シートの反転を機外で行うと操作者の手がシートに触れるおそれがある。そこで機内でシート反転を行うようにしているが、ジャム時に反転パス内にシートが落下すると、このシートを取り出すためにガイドの片側を開放するので広いスペースが必要になる。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決するため、比較的簡単な構成で、反転パス内に落下したシートによるジャム等を発生することなくシートの反転操作を可能とした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願第1の発明では、画像形成のためのシートを積載する少なくとも1つのシート積載手段と、該シート積載手段の周囲を包囲する外装カバーと、該外装カバーの内側に形成された、シート反転のための略垂直の反転パスとを有する画像形成装置において、前記外装カバーに略水平方向に延びるよう開設されたシート排出開口と、該シート排出開口と前記反転パスの下部とを連通させ、前記反転パスのシートを前記シート排出開口から装置外に排出させる傾斜パスを有することを特徴とする。
【0009】
また、本願第2の発明では、上下方向に延びる搬送路に沿ってシートを挟持して搬送し、前記搬送路に導入されたシートをスイッチバックさせる一対のローラと、前記ローラ対を離間させる離間手段とを有し、前記ローラ対に挟持されていたシートが前記ローラ対の離間によって落下したときに該シートを装置外に排出する排出路が前記搬送路の下方に設けられていることを特徴とする。
【0010】
これらの構成により、例えば、装置本体側に設けられた正逆転ローラ対にシートが挟まれたまま滞留し、それを除去するために該正逆転ローラ対を開放することによってシートが給紙台側の反転パスに落下しても、シートは反転パスから傾斜パスを通って給紙台の外装カバーに形成されたシート排出開口から自由落下して、給紙台外に排出されることになる。このため、該反転パス内にシートが滞留することがなく、滞留シートによりシートの反転が阻害されたり正逆転ローラ対に無理な負担がかかったりすることを防止することが可能になる。
【0011】
また、フィニッシャー等の付属装置が外装カバーのスリット状開口に隣接して配置されているような場合に、付属装置に、スリット状開口からのシート排出を許容するスペースを設けたり、シート排出状開口から排出されるシートを受けるトレイを設けたりすることにより、ジャム処理のために付属装置を大きく移動させる必要をなくすことが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
先ず、図1及び図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する。
【0013】
これらの図において、画像形成装置本体1の上部には、原稿の画像情報を読み取る画像読取部Aが配置されており、その下部にはシートSに画像情報に応じた画像を記録する画像形成部Bが配置されている。
【0014】
画像形成部Bには、シートSを収容するシート積載手段としてのカセット2a,2bが配置されており、ピックアップローラ3a,3bによりカセットから繰り出されたシートSは、シート分離手段(図示せず)により一枚ずつ分離され、給送路17を通って画像形成部Bに設けられた画像形成手段の一部となる電子写真感光ドラム5の位置まで給送される。
【0015】
画像形成装置本体1の下部にはカセットペディスタルCが配設されており、内部には画像形成装置本体1と同様に、シート積載手段であるカセット2c,2d,2e,2fが配置されており、大量のシートSが収納出来るようになっている。また、該カセット内のシートSを給送するために、装置本体1と同様のピックアップローラや装置本体1の給送路17に連通する給送路が配設されている。
【0016】
カセットペディスタルCの排紙側にはシートSが通る反転パスとしての搬送路40が設けられ、この搬送路40の上面入り口側と、画像形成装置本体1の反転パスとしての搬送路29の下面の出口側とが整合するように、カセットペディスタルCの上部には位置決めピン(図示せず)が、画像形成装置本体1の下部には位置決め穴(図示せず)がそれぞれ設けられており、これらを嵌合させることによって装置本体1とカセットペディスタルCとの位置決めをしている。搬送路29、40はシートがスイッチバックして反転するスイッチバックパスということができる。搬送路40の上端部にシート進入を容易にする断面漏斗状のテーパが形成されている。
【0017】
画像形成装置本体1が両面コピーモードでコピーが開始されると、原稿台15にセットされた原稿の画像情報が走査光学系7が駆動されることにより画像読取手段8により読取られる。
【0018】
画像読取手段8により読取られた画像情報を基にレーザスキャナ9でレーザ光Lを出射し、感光ドラム5の表面上に静電画像である潜像を形成し、この静電画像に現像器16からトナーが供給されてトナー画像が形成され可視像化される。同時に、カセット2bから給送路17を経て供給されたシートSは、レジストローラ対4で位置決めされて感光ドラム5と転写手段としての転写ローラ6の間に搬送され、転写ローラ6により感光ドラム5に形成されたトナー画像がシートSの表面に転写される。転写されたシートSは搬送ベルト11により搬送され、例えば定着ローラ12aと加圧ローラ12bにより構成される定着装置12に送られ、該定着装置12によって加熱、加圧処理されて、トナー画像がシートSに定着される。
【0019】
片面コピーモードの場合は、定着されたシートSは多段排紙トレイユニット(付属装置)Dに設けられた内排紙ローラ対21、外排紙ローラ対22により排紙トレイ20aや、ローラ対35、36、39により排紙トレイ20b,20cに排出される。
【0020】
両面コピーモードの場合は、片面に画像が形成されたシートSは、ローラ駆動手段(図示せず)により駆動される内側排紙ローラ対21により搬送され、フラッパー23に案内され、搬送ローラ対24を抜けて、フラッパー26により搬送方向を下方向に向けられ、搬送路25を通り、更にシート進行の切替手段又は分岐用に設けられた樹脂製等の弾性シート28を通り抜ける。シートSは、さらに正逆転可能な正逆転反転ローラ対(ローラ32a,32bにより構成される)32によって反転パスとしての搬送路29に送りこまれる。搬送路29は、開閉ガイド30の内側と装置本体側のガイド29aにより形成される。
【0021】
この時、シートSの後端の位置をシート検知手段(図示せず)で検知し、検出された信号によりシートSが弾性シート28を通り抜けるまで正逆転ローラ対32でシートSを搬送し、抜けた時点で正逆転ローラ対32を逆転させる。これにより、シートSは逆送され、弾性シート28により搬送路27に通され、入口ローラ対18aにより搬送路18に搬送される。こうしてシートSは反転される。ここで、シートSの長さが短い場合は、シートSの先端は画像形成装置本体1の搬送路29内で反転が終了するが、シートSの長さが長い場合は、シートSの先端は搬送路29を抜けてカセットペディスタルCの反転パスとしての搬送路40まで送られて反転される。
【0022】
反転されたシートSは裏面に画像を形成するため、搬送路18を通り表面の画像形成と同じように給送路17を通り、レジストローラ4で位置決めされる。一方、画像形成部Bでは、感光ドラム5上に画像が形成され、該画像が転写ローラ6によりシートSに転写される。画像が転写されたシートSは、搬送ベルト11で定着装置12に送られ、ここで画像が定着され、多段排紙トレイユニットDに送られる。多段排紙トレイユニットD内のフラッパー23は切り替え手段(図示せず)により図に2点鎖線で示す位置へ移動され、搬送路を形成する。シートSは外排紙ローラ22により排紙トレイ20a上に排紙、積載され、両面コピーが完了する。
【0023】
次に図1〜図5を用いて、本実施形態の画像形成装置におけるシート搬送機構(シート搬送装置)について詳しく説明する。30は、反転パス29を形成するための開閉ガイドで、該開閉ガイド30に正逆転ローラ対32の一方が配設され、その他方は装置本体側に配設される。30aは、開閉ガイド30を回動可能にするためにその下部に設けられた回転ヒンジ部である。30bは開閉ガイド30に設けられた係止部で、多段排紙トレイユニットDに設けられたフック33が該係止部に係合する。
【0024】
30cは開閉ガイド30の開き角度を調整するために開閉ガイド30と装置本体1との間に張設されたワイヤー、31は開閉ガイド30をガイドするガイドローラ、33は開閉ガイド30の係止部30bに係合して該開閉ガイドを開放するためのフック、34はフック33にテンションを付与するバネである。24,35,36,39は搬送ローラ、23,26,37はフラッパーである。
【0025】
40はカセットペディスタルCの排紙側に略垂直に配設され、上記のように長尺シートを反転させる場合の収納部を兼ねる反転パスとしての搬送路、41はカセットペディスタル本体側に設けられ、搬送路40の一方の内側面を形成する板状の内側垂直ガイド部である。42bは搬送路40の他方の内側面を形成する外側ガイドで、外装カバー42と一体で形成された複数のガイドリブにより構成されている。内側垂直ガイド部41の下部にはRを付した湾曲部41aを介して傾斜ガイド部41bが接続される。外側ガイド42bのリブの下部にも該湾曲部41aに対応する湾曲部が形成されている。このため搬送路40の下部(排出路)は、下方に行くに従い外側へ滑らかに傾斜し、シートSのカセットペディスタルC外への排出を円滑にする。
【0026】
42aは外装カバー42の一部、好ましくは下部に略水平方向に延びるよう開設されたスリット形状の開口部(シート排出開口)で、シートSの最大幅よりも大きな開口幅を有する。42cは傾斜ガイド41bの下部から開口部42aにシートをガイドする導通ガイドで、外装カバー42と一体で形成され、ガイド41と共にガイドパスを構成する。
【0027】
図4において、50は多段排紙トレイユニットDの垂直の回動軸を示している。搬送路29におけるジャム処理時には、排紙トレイユニットDを図に実線で示される作動位置から垂直の回動軸50の回りに回動させて2点鎖線で示すような開放位置に移動させる。
【0028】
次に、正逆転ローラ対32に挟まれた滞留シートの処理について説明する。
【0029】
(1)排紙トレイ(第1ビントレイ)20aへの反転排紙モードの場合
A3,A4サイズのシートを排紙トレイ20aに反転して排出するときは、定着装置12を通過して内排紙ローラ対21によって搬送それるシートは、図1中に破線で示す位置にあるフラッパー23によって搬送ローラ対24に案内される。搬送ローラ対24によって搬送されているシートの後端がフラッパー23を通過すると、搬送ローラ対24はそれまでとは逆方向に回転を始め、シートをスイッチバックさせる。スイッチバックしたシートはフラッパー23によって外排紙ローラ対22に案内され、排紙トレイ20aの上に排出される。
【0030】
シートは搬送ローラ対24を下流側に通過することなくスイッチバックする。このとき、画像形成装置内のいずれかでジャム(搬送異常)が発生すると、図示しない制御回路(制御手段)が搬送ローラ対24を停止させ、シート搬送を停止させる。搬送が停止してもシートは搬送ローラ対24に挟持されているので、カセットペディスタルC内の搬送路40に落下しない。。
【0031】
ジャム処理は開閉ガイド30を開けて、搬送ローラ対24の間からシートを引き抜くことによって行う。
【0032】
(2)排紙トレイ20b,20c(第2ビン、第3ビンへの反転排紙モードの場合
シートを排紙トレイ20b,20cのいずれかに反転して排出する場合は、画像定着後、フラッパー23によって案内され、搬送ローラ対24によって搬送されたシートは、フラッパー26によって正逆転ローラ対32に案内される。シート後端がフラッパー26を通過すると、正逆転ローラ対32はそれまでとは逆方向に回転を始め、シートをスイッチバックさせる。スイッチバックしたシートはフラッパー26によって搬送ローラ35に案内される。このとき、フラッパー37はシートの進行方向を、搬送ローラ36によって排紙トレイ20bに排出される方向および搬送ローラ39によって排紙トレイ20cに排出される方向のいずれかに切り換える。
【0033】
ジャムが発生して制御回路が正逆転ローラ対32を停止させ、シート搬送が停止した場合に、開閉ガイド29を開くと、正逆転ローラ対32を構成するローラ32a,32bが離間するので、これらローラによって挟まれていたシートはカセットペディスタルC内の搬送路40に落下し、開口部42aから機外に排出される。
【0034】
(両面コピーモードの場合)
両面コピーモードでは、片面に画像が形成されたシートを再度感光ドラム5および転写ローラ6に送って他面にも画像を形成する。この両面モードでは、シートは、画像定着後、フラッパー23によって搬送ローラ対24に案内され、さらにフラッパー26によって正逆転ローラ対32に案内される。シート後端が弾性シート28を通過すると、正逆転ローラ対32はそれまでとは逆方向に回転を始め、シートをスイッチバックさせる。スイッチバックしたシートは弾性シート28によって搬送路27に案内され、さらに搬送ローラ18a〜18dによって搬送路18内を搬送される。
【0035】
ジャムが発生して制御回路が正逆転ローラ対32を停止させ、シート搬送が停止した場合に、開閉ガイド29を開くと、正逆転ローラ対32を構成するローラ32a,32bが離間するので、これらローラによって挟まれていたシートはカセットペディスタルC内の搬送路40に落下し、開口部42aから機外に排出される。
【0036】
なお、本実施形態では、搬送路40の下部が、ガイド湾曲部41a、ガイド斜面42c、ガイドリブ42bによりカセットペディスタルCの外側に傾斜開放されるガイドパスとされているので、シートSは途中で滞留することなく、カセットペディスタルC外へ落下排出される。また、ガイドパスと反対方向にカールしたシートSも、反転ガイドパス40の湾曲部41aにRが付されているので、シート先端が引っかかる等して停止することなくカセットペディスタルC外へ排出される。
【0037】
(第2実施形態)
図6には、本発明の第2実施形態である画像形成装置画像形成装置の全体構成を説明する。なお、本実施形態の画像形成装置の画像読取部A、画像形成部BおよびカセットペディスタルCの基本構成は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通部分には同じ符号を付している。
【0038】
但し、本実施形態の画像形成装置には、第1実施形態の多段排紙トレイユニットDに代えて、フィニッシャーFが接続されている。また、第1実施形態では、開閉ガイド30を開くことによって正逆転ローラ対32を離間させることができるが、本実施形態では、不図示の内部離間機構(例えば、スイッチ操作やレバー操作によって動作する機構)によって正逆転ローラ対32を離間させることができる構成としている。
【0039】
フィニッシャーFは、カセットペディスタルCのうち開口部42aが形成された外装カバーに隣接するかたちで装置本体1に接続されている。そして、フィニッシャーFの下部内側には、上記開口部42aからのシートの排出を許容するためのスペースSPが設けられている(或いは、もともとフィニッシャーFの下部にスペースSPがある場合には、開口部42aをスペースSPに対応する位置に設けている)とともに、このスペースSPの下部には、開口部42aから排出されたシートSを受けるトレイTが設けられている。
【0040】
本実施形態の画像形成装置において、ジャムが発生して制御回路が正逆転ローラ対32を停止させ、シート搬送が停止した場合に、上記内部離間機構によって正逆転ローラ対32を離間させると、これらローラによって挟まれていたシートはカセットペディスタルC内の搬送路40に落下し、開口部42aから機外に排出される。そして、フィニッシャーFの下部スペースSP内に入ってトレイT上に載置される。
【0041】
このように本実施形態によれば、カセットペディスタルCの開口部42aを覆うようにフィニッシャーFを配置した場合でも、開口部42aからのシート排出を妨げることなく、フィニッシャーFの下部内側に排出させることができる。このため、正逆転ローラ対32にシートが挟まった状態でのジャム処理を行う場合に、フィニッシャーFを大きく移動させる必要がなく、ジャム処理の容易化を図ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置内にシートが滞留しそのジャム処理する際に、シートが反転パス又は搬送路に落下してもそこに留まることなく傾斜パスを通ってシート排出開口から円滑に機外へ排出されるので、ジャム処理の煩わしい作業を省略できる。
【0043】
また、反転パス又は搬送路内に落下したシートが滞留しないので、先行シートの滞留による後続シートの反転動作が阻害されず、ジャムの悪化を防止できる。また、反転パス又は搬送路内のシートの滞留を検知するためのシート検知センサーや、落下シート処理用の外装カバー開閉手段の構成を省略でき、装置をシンプルな構成にする事が出来る。
【0044】
また、フィニッシャー等の付属装置が外装カバーのシート排出開口に隣接して配置されているような場合に、付属装置に、シート排出開口からのシート排出を許容するスペースを設けたり、シート排出開口から排出されるシートを受けるトレイを設けたりすれば、ジャム処理のために付属装置を大きく移動させる必要をなくし、ジャム処理のさらなる容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略断面図。
【図2】上記画像形成装置の多段排紙トレイユニットと開閉ガイドの連動を示す概略断面図。
【図3】上記多段排紙トレイユニットと開閉ガイドの関係を示す概略断面図。
【図4】上記多段排紙トレイユニットの回転軸と装置本体の関係を示す平面図。
【図5】上記画像形成装置のカセットペディスタルの外装カバーの斜視図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の概略断面図。
【図7】従来の画像形成装置の例を示す概略断面図。
【図8】従来の画像形成装置の例を示す概略断面図。
【符号の説明】
1…画像形成装置本体
2a〜2f…カセット
5…感光ドラム
6…転写ローラ
12…定着装置
16…現像装置
17…給送路
18…搬送路
20a〜20c…排紙トレイ
21、22…排紙ローラ対
23、26、37…フラッパ
24、36、39…搬送ローラ対
29、40…搬送路(反転パス)
30…開閉ガイド
30b…係止部
31…ガイドローラ
32…正逆転ローラ対
33…フック
34…バネ
41…内側の垂直ガイド部
41a…湾曲部
41b…傾斜ガイド部
42…外装カバー
42a…開口部
42b…外側ガイド
42c…導通ガイド部
50…回動軸
A…画像読取部
B…画像形成部
C…カセットペディスタル
F…フィニッシャー
S…シート
Claims (20)
- 画像形成のためのシートを積載する少なくとも1つのシート積載手段と、該シート積載手段の周囲を包囲する外装カバーと、該外装カバーの内側に形成された、シート反転のための略垂直の反転パスとを有する画像形成装置において、
前記外装カバーに略水平方向に延びるよう開設されたシート排出開口と、該シート排出開口と前記反転パスの下部とを連通させ、前記反転パスのシートを前記シート排出開口から装置外に排出させる傾斜パスを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1において、前記反転パス及び前記傾斜パスは、前記外装カバーに形成された外側ガイドと、該外側ガイドに間隙をもって対向し、給紙台本体側に位置する内側ガイドにより形成されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2において、前記外側ガイドは、前記外装カバーに設けられ略垂直方向に延在する複数のリブで構成されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2又は3において、前記内側ガイドは、給紙台本体側に形成された略垂直の垂直ガイド部と、該垂直ガイド部の下部に接続された傾斜ガイド部と、前記外装カバーに設けられ、該傾斜ガイド部から前記シート排出開口にシートを導通する導通ガイド部から形成されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2乃至4のいずれかにおいて、前記内側ガイドの垂直ガイド部と傾斜ガイド部は、湾曲部により接続されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2乃至5のいずれかにおいて、前記内側ガイドは、板状体で構成されていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記反転パスの上端部は、断面でみて漏斗状のテーパを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至7のいずれかにおいて、前記シート積載手段の一方の側にシートを画像形成手段に給送するための給送路が配設され、シート積載手段の他方の側に、画像形成手段により片面に画像が形成されたシートを受け入れる前記反転パスが配設されていることを特徴とする画像形成装置。
- 上下方向に延びる搬送路に沿ってシートを挟持して搬送し、前記搬送路に導入されたシートをスイッチバックさせる一対のローラと、前記ローラ対を離間させる離間手段とを有し、前記ローラ対に挟持されていたシートが前記ローラ対の離間によって落下したときに該シートを装置外に排出する排出路が前記搬送路の下方に設けられていることを特徴とするシート搬送装置。
- 上下方向に延びる搬送路に沿ってシートを挟持して搬送し、前記搬送路に導入されたシートをスイッチバックさせる一対のローラと、少なくとも前記搬送路の一部を形成し、前記搬送路を開放するために移動可能なガイドとを有するシート搬送装置において、
前記ローラ対は前記ガイドを開放すると離間するように構成され、前記ローラ対に挟持されていたシートが前記ローラ対の離間によって落下したときに該シートを装置外に排出する排出路が前記搬送路の下方に設けられていることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項10において、前記ガイドは装置の外装カバーと一体的に構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項11において、前記排出路の一部は前記外装カバーに形成されており、前記排出路の排出口は前記外装カバーに設けられていることを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項12において、前記排出口は前記外装カバーに略水平方向に延びるように開設されていることを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項12又は13において、本体装置の側方における前記外装カバーの少なくても一部を覆う位置に、付属装置が前記本体装置に対して離間可能に接続されていることを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項14において、前記付属装置は、前記排出路とは別の排出路を通って前記本体装置から排出されるシートが積載されるトレイを有することを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項14又は15において、前記付属装置が前記外装カバーにおける前記排出口に隣接する位置に配置されており、
前記付属装置は、前記排出口からのシート排出を許容するスペース部分を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項16において、前記付属装置に前記排出口から排出されたシートを受けるトレイを設けたことを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項9又は10において、前記排出路はシートを自由落下させて装置外に排出することを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項9又は10において、シートの搬送異常が発生したときに前記ローラ対によるシートの搬送を停止させる制御手段を有することを特徴とするシート搬送装置。
- 請求項9乃至16のいずれかのシート搬送装置と、シートに画像を形成する画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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