JPH10260559A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10260559A
JPH10260559A JP9064444A JP6444497A JPH10260559A JP H10260559 A JPH10260559 A JP H10260559A JP 9064444 A JP9064444 A JP 9064444A JP 6444497 A JP6444497 A JP 6444497A JP H10260559 A JPH10260559 A JP H10260559A
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JP
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image forming
path
discharge
forming apparatus
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JP9064444A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Takahashi
俊明 高橋
Masafumi Kawachi
雅史 河内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺シートを記録材として手差し給紙した場合
に、画像形成された記録材の回収を容易にする。 【解決手段】装置本体に内臓もしくは外付けされた1以
上の給紙手段に収納された記録材Sを給紙する自動給紙
モードと、装置本体の側方に設けられた手差し給紙口5
0から記録材S’を給紙する手差し給紙モードとを選択
できる画像形成装置において、記録材S,S’に画像形
成するための記録材搬送路を、2つの給紙モードにより
給紙される記録材S,S’に対して共通とし、画像形成
された記録材が装置外へ排出する排出経路を2つに分岐
させて、第1の排出経路を正規の記録材排出部43へ通
じさせるとともに、第2の排出通路を装置本体における
手差し給紙口50と同じ側に記録材を排出する排出口6
0へ通じるように構成し、第1および第2の排出経路を
選択可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】各種プリンタやアナログ、デジタルの複
写装置等の画像形成装置では一般に、画像を形成される
べき記録材の給紙は、画像形成装置本体に内臓もしくは
外付けされた1以上の給紙手段に収納された記録材を給
紙する自動給紙モードと、装置本体の側方に設けられた
手差し給紙口から記録材を給紙する手差し給紙モードと
を選択できるようになっている。従来、このような2モ
ードの給紙モードで給紙された記録材は給紙モードに拘
らず「共通の排出トレイ」上に排出されており、排出ト
レイは、手差し給紙口とは逆の側に形成されている場合
が多い。このため、手差し給紙を行った場合、画像形成
された記録紙は、手差し給紙を行ったユーザとは離れる
側に排出されるので「排出された記録材をユーザが取り
づらい」という問題がある。
【0003】また、自動給紙モードでは一般に「規格サ
イズの記録材」が給紙されるが、手差し給紙モードでは
「規格サイズ外の記録材」が用いられることが多い。例
えば、手差し給紙モードで通常の規格サイズよりも長い
所謂「長尺シート」を給紙すると、排出トレイは通常
「最大規格サイズの記録材に応じた大きさ」であるた
め、排出された長尺シートが排出トレイに収まりきら
ず、排出トレイから落ちてしまう場合がある。このよう
な場合、長尺シートは画像形成装置を介してユーザと逆
の側に落ちてしまうので、落ちた長尺シートを拾うのが
面倒であるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
を有効に解消できる新規な画像形成装置の実現を課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は「装置本体に内臓もしくは外付けされた1以上の給紙
手段に収納された記録材を給紙する自動給紙モードと、
装置本体の側方に設けられた手差し給紙口から記録材を
給紙する手差し給紙モードとを選択できる画像形成装
置」である。「装置本体」は画像形成装置本体を意味す
る。「画像形成装置」はアナログやデジタルの複写装
置、あるいは各種のプリンタ(光プリンタやインクジェ
ットプリンタ等)であり得る。「記録材」は、形成され
るべき画像を最終的に担持する媒体であって、各種の紙
や、オーバヘッドプロジェクタ用のOHPシート等であ
り得る。
【0006】請求項1記載の発明の画像形成装置は以下
の点を特徴とする。即ち「記録材に画像形成するための
記録材搬送路」は、上記2つの給紙モードにより給紙さ
れる記録材に対して共通とされ、画像形成された記録材
を装置外へ排出する排出経路が2つに分岐され、第1の
排出経路は正規の記録材排出部へ通じ、第2の排出通路
は、装置本体における手差し給紙口と同じ側に記録材を
排出するように構成される。そして第1および第2の排
出経路は選択可能である。
【0007】上記「記録材に画像形成するための記録材
搬送路」は、手差し給紙モードもしくは自動給紙モード
で給紙された記録材が搬送される搬送路の一部であっ
て、この部分を搬送される間に記録材に画像が記録され
る。例えば、画像形成装置が複写装置であるならば、潜
像担持体や中間転写ベルト等の画像担持体に形成・担持
されたトナー画像を記録材へ転写する転写部へ記録材を
送りこむレジストローラ部から、転写されたトナー画像
を定着する定着装置を通過するまでの搬送路部分がこれ
に当る。
【0008】第1および第2の排出経路の選択は種々の
方法で行うことができるが、手差し給紙モードで給紙さ
れた記録材が「手差し給紙口と同じ側」に排出されるた
めには、手差し給紙モードが選択されるとき、第2の排
出経路が選択されることが好ましい(請求項2)。勿
論、請求項1の発明において、ユーザが望む場合には、
手差し給紙した記録材を第1の排出経路で正規の記録材
排出部へ排出するようにしてもよく、自動給紙された記
録材を第2の排出経路を介して排出するようにしてもよ
い。このような選択は画像形成装置の操作部において行
うようにできる。
【0009】上記のように、この発明の画像形成装置は
2つの排出経路を有するので、手差し給紙モードを選択
するとき、特に、前記長尺シートを手差し給紙するよう
な場合に、第2の排出経路を選択することにより、手差
し給紙した記録材を手差し給紙口と同じ側へ排出させる
ことができるので、排出された記録材を取るのが極めて
容易になる。
【0010】上記請求項1または2記載の画像形成装置
において「記録材に画像形成するための記録材搬送路に
おいて片面に画像形成された記録材」を、両面画像形成
のために記録材の表裏を反転させて上記記録材搬送路に
回帰させる両面画像形成用搬送路を有することができる
(請求項3)。この場合、両面画像形成用搬送路の一部
により「第2の排出経路の一部を構成する」ことができ
る(請求項4)。
【0011】上記請求項1記載の画像形成装置におい
て、記録材に画像形成するための記録材搬送路を「略鉛
直方向」に形成し、画像形成装置本体における手差し給
紙口と同じ側にある用にすることができる(請求項
5)。この請求項5記載の画像形成装置において、記録
材に画像形成するための記録材搬送路において片面に画
像形成された記録材を、両面画像形成のために記録材の
表裏を反転させて上記記録材搬送路に回帰させる両面画
像形成用搬送路を、記録材搬送路よりも手差し給紙口側
に設け、両面画像形成用搬送路の一部が、第2の排出経
路の一部を構成するようにできる(請求項6)。請求項
6記載の画像形成装置において、「第2の排出経路の排
出口」を両面画像形成用搬送路の側方に形成することが
でき(請求項7)。この排出口を「下端を軸として装置
本体内側へ開く扉」により閉ざすことができ(請求項
8)、さらに、この扉を開く動作に応じて第2の排出経
路が選択されるようにできる(請求項9)。請求項1〜
9の任意の1に記載の画像形成装置において、第2の排
出経路の排出口の部分に記録材受け用トレイを設け、手
差し給紙口に手差し用トレイを設け、記録材受け用トレ
イの外側部が、手差し用トレイの外側端部よりも装置本
体から遠ざかる方向へ出張っているようにできる(請求
項10)。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、発明の実施の1形態であ
る「両面画像形成型の画像形成装置」を説明に必要な要
部のみ略示している。画像担持体10は「光導電性の感
光体」であって円筒状に形成され、矢印方向へ回転可能
である。画像形成部11は、画像担持体10に記録画像
に対応する静電潜像を形成する「潜像形成手段」と、形
成された静電潜像を可視化する「現像手段」と、画像担
持体10をクリーニングし、除電する「クリーニング・
除電手段」とを有している。画像形成部11は、コロナ
放電や接触帯電を利用する帯電手段と、光走査装置やL
EDアレイを用いる書込み手段と、公知の各種の現像手
段およびクリーニング・除電手段で構成できるが、これ
に限らず種々の構成のものを利用できる。
【0013】記録紙S(記録材であるが、説明の具体性
のため記録材の1種としての記録紙に就き説明する)
は、画像形成装置本体に内臓されカセット12に積載収
納されており、呼出しコロ14によりカセット12から
配紙され、分離ローラ対16により1枚の記録紙Sが分
離され、この分離された1枚の記録紙が分離ローラ対1
6によりガイド18,21を介してレジストローラ対2
2の位置へ搬送される。ガイド21は「手差し用トレイ
20」の一部が兼ねている。カセット12と呼出しコロ
14と分離ローラ対16とは「給紙手段」を構成する。
この給紙手段から記録材Sを上記の如く給紙する給紙モ
ードが「自動給紙モード」である。
【0014】画像形成装置本体の、図1における右側方
には手差し給紙口50が形成され、この部分に、手差し
用トレイ20と手差し用の給紙ローラ対51が配備され
ている。手差し用の記録材S’(通常は記録紙である
が、自動給紙される前記記録紙Sと区別するため記録材
S’とする)を、手差し給紙口50から手差し用トレイ
20に沿って差し込むと、記録材S’は給紙ローラ対5
1により手差し用トレイ20とガイド47により形成さ
れる「手差し用の搬送路」を通り、レジストローラ対2
2の位置へ搬送される。このように、手差し給紙口50
から記録材S’を手差しにより給紙する給紙モードが
「手差し給紙モード」である。
【0015】図1の画像形成装置は「自動給紙モードと
手差し給紙モードとを選択する」ことができる。給紙モ
ードの選択は公知の適宜の方法で行うことができるが、
図1の実施の形態では以下の如く行われる。即ち、画像
形成装置の「通常の給紙モード」は自動給紙モードに設
定されている。手差しによる給紙を行うときは、上記の
如く手差し給紙口50から記録材S’を差し込むと、セ
ンサ52(光学式のものでもアクチュエータ式のもので
もよい)が記録材S’の侵入を検出して検出信号を発す
る。この検出信号に基づき、図示されない制御手段(マ
イクロコンピュータ等)が、自動給紙モードから手差し
給紙モードへモード切り換えを行う。
【0016】自動給紙モードで給紙された記録紙Sある
いは手差し給紙モードで給紙された記録材S’は、レジ
ストローラ対22により先端部を挾持されて待機する。
画像担持体10に画像形成部11により記録画像に対応
する静電潜像が形成され、この静電潜像が現像されて可
視像となると、可視像の移動にタイミングをとってレジ
ストローラ対22が駆動され、記録紙Sもしくは記録材
S’を「転写部」である画像担持体10と転写ローラ2
6の接触部へガイド24を介して送りこむ。記録紙Sも
しくは記録材S’は転写部を通過する間に画像担持体1
0上のトナー画像を転写され、ガイド28を通って定着
装置30へ送られ、「定着部」をなす定着装置30にお
いてトナー画像を定着され、搬送ローラ対32によりさ
らに搬送される。
【0017】図1の実施の形態において、レジストロー
ラ対22から転写部・定着部を介して搬送ローラ対32
に到る搬送路部分は「記録材に画像形成するための記録
材搬送路」であり、上記2つの給紙モードにより給紙さ
れる記録材に対して共通である。搬送ローラ対32以後
の搬送経路は、片面記録モード(記録材の片面にのみ画
像形成するモード)と両面記録モード(記録材の両面に
画像形成するモード)とに応じて、また、給紙モードが
自動給紙モードであるか手差し給紙モードであるかに応
じて異なる。
【0018】先ず「片面記録モードで自動給紙モード」
の場合を説明する。図1において符号34は「搬送路切
り換え爪」を示している。搬送路切り換え爪34は「実
線の態位と破線の態位を切り換える」ことができ、この
態位切り換えは前述の図示されない「制御手段」による
制御で行われる。
【0019】片面記録モードで自動給紙モードのとき
は、搬送路切り換え爪34は「実線の態位」に置かれ、
図で左側の側縁部とガイド33とが、搬送ローラ対32
から排出ローラ対36に到る搬送路を形成する。従っ
て、このときカセット12から自動給紙された記録紙S
は、画像形成装置本体の上部の、図で左側の部分に形成
された排出トレイ43上に排出される。排出トレイ43
は「正規の記録材排出部」であり、搬送ローラ対32か
ら排出ローラ対36に到る搬送路は「第1の排出経路」
を構成する。排出トレイ43は、図の如く、手差し給紙
口50の側から見ると「画像形成装置本体の反対側」に
位置している。
【0020】次に「両面記録モードで自動給紙モード」
の場合を説明する。両面記録モードは、画像形成装置に
おける操作部(図示されず)における操作で設定され
る。このとき、搬送路切り換え爪34は図1の破線の態
位に置かれ、図で右側の側縁部とガイド35とが、搬送
ローラ対32から搬送コロ36A,36Bの部分に到る
搬送路を形成する。搬送コロ36A,36Bのうち搬送
コロ36Bは従動コロで反転ローラ39に当接してい
る。また、搬送コロ36Bと反転ローラ39との当接部
の上位には切り換え爪37が設けられ、反転ローラ39
の上位にはガイド38とセンサ40が配備されている。
【0021】自動給紙モードで両面記録モードのとき、
片面にトナー画像を定着された記録紙Sは、搬送路切り
換え爪34の破線の態位への切り換えにより形成された
「搬送ローラ対32から搬送コロ36A,36Bの当接
部に至る搬送路」を搬送される。このとき、切り換え爪
37は「実線の態位」にあり、記録紙Sは反転ローラ3
9の上面とガイド38の間を搬送され、先端を反転ロー
ラ39と従動ローラ41とに挾持される。この状態から
反転ローラ39の時計回りの回転により、記録紙Sは鎖
線で示すように搬送される。
【0022】センサ40が記録紙Sの後端を検知する
と、切り換え爪37が破線の態位に切り換えられ、反転
ローラ39は反時計回りに回転方向を反転する。これに
より記録紙Sは後端部の側から搬送され、搬送コロ36
Bと反転ローラ39とにより、ガイド44による搬送路
を介して搬送ローラ対46に搬送され、搬送ローラ対4
6によりガイド47,48が形成する搬送路を搬送さ
れ、レジストローラ対22に至り、上記の転写・定着の
プロセスがくり返される。このとき記録紙Sは表裏が反
転しており、従って、転写部・定着部で新たに転写・定
着される記録画像は記録紙Sの裏面に転写・定着され
る。
【0023】この間に搬送路切り換え爪34は再び「実
線の態位」に切り換えられている。従って上記のように
して両面に記録画像を転写・定着された記録紙Sは、搬
送ローラ対32により「第1の排出経路」を通り、排出
ローラ対36により正規の記録材排出部である排出トレ
イ43上に排出されることになる。
【0024】次に「手差し給紙モードで片面記録モー
ド」の場合を説明する。片面記録モードの選択を操作部
の操作により行い、手差し給紙口50から記録材S’を
挿入するとセンサ52が記録材S’を検知し、給紙モー
ドは手差し給紙モードとなる。これに伴い、搬送路切り
換え爪34が破線の態位に置かれ、搬送ローラ対32か
ら搬送コロ36A,36Bの当接部に至る搬送路が形成
される。このとき切り換え爪37は「実線の態位」にお
かれる。
【0025】手差し給紙された記録材S’は、転写部・
定着部でトナー画像の転写と定着を実行され、搬送ロー
ラ対32により搬送コロ36A,36Bの当接部へ送ら
れ、さらに、搬送コロ36A,36Bにより反転ローラ
39とガイド38との間の搬送路を搬送され、先端を反
転ローラ39と従動ローラ41とに挾まれると、反転ロ
ーラ39の時計方向への回転により鎖線で示すように搬
送される。このように搬送される記録材S’の先端部が
「自然に到達する部位」において、画像形成装置本体側
壁部に排出口60が形成されている。
【0026】排出口60を閉ざす扉61は、手差し給紙
モード以外のときは閉じているが、手差し給紙モードの
ときは開いており(センサ52により手差し給紙モード
が選択されたことが検知されると、前述の図示されない
制御手段の制御動作に従い扉61が開く)、従って上記
の如く搬送された記録材S’は排出口60から画像形成
装置外へ排出されることになる。排出口60は、画像形
成装置本体に関して手差し給紙口50と同じ側にある。
【0027】即ち、この場合における、搬送ローラ対3
2から搬送コロ36A,36Bの当接部、反転ローラ3
9と従動ローラ41との当接部を介して排出口60へ至
る搬送通路は「第2の排出通路」を構成する。
【0028】最後に「手差し給紙モードで両面記録モー
ド」の場合を説明する。手差し給紙された記録材S’
は、片面にトナー画像を転写・定着された後、前述の両
面記録モードと同様、裏面にトナー画像を転写・定着さ
れ、その後、上記片面記録モードで手差し給紙モードの
場合と同様に「第2の排出通路」を通って排出口60か
ら排出される。
【0029】以上に説明したように、図1に実施の形態
を示す画像形成装置は、装置本体に内臓された給紙手段
12,14,16に収納された記録材Sを給紙する自動
給紙モードと、装置本体の側方に設けられた手差し給紙
口50から記録材S’を給紙する手差し給紙モードとを
選択できる画像形成装置であり、記録材S,S’に画像
形成するための記録材搬送路が、2つの給紙モードによ
り給紙される記録材に対して共通であり、画像形成され
た記録材S,S’が装置外へ排出する排出経路は2つに
分岐され、第1の排出経路は正規の記録材排出部43へ
通じ、第2の排出通路は、装置本体における手差し給紙
口50と同じ側にある排出口60に記録材S’を排出す
る.そして、記第1および第2の排出経路は選択可能で
ある(請求項1)。さらに、手差し給紙モードが選択さ
れるとき「第2の排出経路が自動的に選択され」る(請
求項2)。
【0030】図1の実施の形態では上に説明したよう
に、手差し給紙口50から記録材S’が給紙されると
き、これをセンサ52で検出して第2の排出経路が選択
され、扉61が開放されるが、逆に、扉61を手動によ
り開く動作により手差し給紙モードを検出して「第2の
排出経路が自動的に選択される」ようにしてもよい。
【0031】図1の実施の形態はさらに、記録材S,
S’に画像形成するための記録材搬送路において片面に
画像形成された記録材を、両面画像形成のために記録材
の表裏を反転させて上記記録材搬送路に回帰させる両面
画像形成用搬送路を有し(請求項3)、また、「両面画
像形成用搬送路の一部が第2の排出経路の一部」を構成
する(請求項4)。また、記録材に画像形成するための
記録材搬送路、即ち「レジストローラ対22から転写・
定着部を経て搬送ローラ対32に至る搬送路」は略鉛直
方向に形成され、画像担持体10や画像形成部11に関
して、画像形成装置本体における手差し給紙口50と同
じ側にあり(請求項5)、記録材に画像形成するための
記録材搬送路において片面に画像形成された記録材を、
両面画像形成のために記録材の表裏を反転させて上記記
録材搬送路に回帰させる両面画像形成用搬送路が、記録
材搬送路よりも手差し給紙口側に設けられ、両面画像形
成用搬送路の一部が、第2の排出経路の一部を構成する
(請求項6)。そして、第2の排出経路の排出口60は
両面画像形成用搬送路の側方に形成されている(請求項
7)。
【0032】この発明の画像形成装置は、必ずしも両面
画像形成機能を持たなくても良いが、請求項3記載の発
明のように両面画像形成機能を設けることにより画像形
成装置としての機能がより充実する。また、請求項5記
載の発明のように、記録材に画像形成するための搬送路
を略鉛直方向とし、装置本体における手差し給紙口50
と同じ側にあるようにすると、第2の排出経路の長さが
長大になることがない。そして、請求項4,6,7記載
の発明のように、両面記録機能における両面画像形成用
搬送路の一部を第2の排出経路の一部として利用するこ
とにより、第2の排出経路を形成する部品点数を有効に
減少させることができる。
【0033】図1の実施の形態において、排出口60に
設けられた扉61は省略することも可能である。また扉
61の開閉は「画像形成装置本体の側壁に沿ってスライ
ドさせて行う」ようにしてもよいし、外側へ開かせるこ
とにより「排出された記録材S’を受けるトレイ」とし
て用いてもよい。
【0034】あるいはまた図2に示すように、扉61a
を、下端を軸として画像形成装置の内側へ向かって開く
ようにし、自動給紙モードで両面記録モードのときは
(a)に示すように扉61aを閉ざしておき、手差し給
紙モードのときには(b)に示すように扉61aを内側
へ開き、排出口60から排出される記録材S’が扉61
aをガイドとして排出されるようにすることができる
(請求項8)。
【0035】排出口60の位置は、図2における位置よ
りも下方の手差し給紙口50の近傍に設けることも可能
であるが、図2のように、反転ローラ39のすぐ下の当
りに設けると、排出される記録材S’の装置内搬送経路
が短くてすむのでスキューやジャム等のに対する搬送信
頼性を有利にでき、内側へ開いた扉61をガイドとして
記録材S’を確実に排出できる。
【0036】先に述べたように、図1の実施の形態で
は、手差し給紙口50から記録材S’が給紙されるとき
センサ52で記録材S’が検出されて、第2の排出経路
が選択され、扉61が開放されるが、この動作は例え
ば、図3(a),(b)に示すようにして行うことがで
きる。即ち、搬送路切り換え爪34を軸34aの回りに
揺動自在とし、爪の先端側(図1における搬送ローラ対
32側)にリンク61bの一端を揺動自在に取付け、リ
ンク61bの他端を扉61aの上端部に揺動自在に取り
付ける。また、リンク61bと逆側にはソレノイド61
dを設け、リンク61eにより搬送路切り換え爪61b
を軸34aの回りに時計回りに所定角回転させることが
できるようにしておく。さらに、搬送路切り換え爪34
と画像形成装置の不動部材との間に緊縮性のバネ61c
を掛け渡し、搬送路切り換え爪32に「反時計回りのト
ルク」が作用するようにする。
【0037】ソレノイド61dに通電されていないとき
は、バネ61cの弾性力によるトルクが搬送路切り換え
爪34を図3(a)に示す態位に保ち、このとき第1の
排出経路が開かれ、排出口60は扉61aにより閉ざさ
れる。手差し給紙モードが選択されると、図示されない
制御手段による制御でソレノイドが通電し、搬送路切り
換え爪34を時計回りに回転させ、図3(b)の態位と
する。これによりリンク61bが扉61aを引いて扉6
1aを内側へ開く。また、搬送路切り換え爪34が図3
(b)の態位となることにより「第2の排出経路」が開
かれる。換言すれば、第2の排出経路の排出口60を閉
ざす扉61aを開く動作に応じて、第2の排出経路が選
択される(請求項9)。このようにして、第1・第2の
排出経路の切り換えと扉61aの開閉を連動させること
ができ、操作手順が簡単化される。
【0038】上に説明した実施の各形態においては、手
差し給紙された記録材S’は、手差し給紙口50と同じ
側に排出されるから、手差し給紙口側にいるユーザが、
排出される記録材S’を容易に回収することができる。
【0039】ところで手差し給紙される記録材S’が
「長尺シート」であると、図4(b)に示すように、排
出口60にトレイが設けられていない場合や、設けられ
ていても、トレイの長さ(排出方向の長さ)が短いよう
な場合、排出された長尺の記録材S’が手差し給紙口5
0の手差し用トレイ20上に乗り、自動的に再給紙され
てしまうことが起こりうる。このようなトラブルを避け
るには、図4(a)に示すように、第2の排出経路の排
出口60の部分に、記録材受け用トレイ70を設けて排
出される記録材S’を受けるようにし、記録材受け用ト
レイ70の外側部70aが、手差し用トレイ20の外側
端部20aよりも、装置本体から遠ざかる方向へ「有限
距離:l(外側端部からたれ下がった長尺シートの先端
がカールにより手差し用トレイ20上に乗らないような
距離)」だけ出張るようにすればよい(請求項10)。
【0040】なお上の実施の形態とは別に、自動給紙モ
ードで給紙される記録材も手差し給紙モードで給紙され
る記録材も、基本的には正規の記録材排出部へ排出さ
せ、所望により第2の排出経路を用いるようにすること
もでき、例えば、長尺の記録材を手差し給紙する場合の
みに第2の排出経路を使用するようにしてもよい。
【0041】また、上には、一つの給紙手段が画像装置
本体内に内臓された場合を説明したが、複数の給紙手段
を画像装置本体内部に内臓させてもよく、1以上の給紙
手段を画像形成装置に外付けしてもよいことはいうまで
もない。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な画像形成装置を提供できる。
【0043】この発明の画像形成装置は、上記の如く
「記録材に画像形成するための記録材搬送路を、自動お
よび手差しの2つの給紙モードにより給紙される記録材
に対して共通とし、画像形成された記録材が装置外へ排
出する排出経路を2つに分岐させ、第1の排出経路を正
規の記録材排出部へ通じさせるとともに、第2の排出通
路を装置本体における手差し給紙口と同じ側に記録材を
排出するように構成し、第1および第2の排出経路を選
択可能としたので、例えば、長尺シートを記録材として
手差し給紙するような場合、長尺シートを手差し給紙口
と同じ側に排出させることにより画像形成された長尺シ
ートの回収が手差し回収口側にいる操作者にとって極め
て容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図2】この発明の実施の別の形態を特徴部分のみ示す
図である。
【図3】この発明の実施の他の形態を特徴部分のみ示す
図である。
【図4】請求項10記載の発明の実施の形態を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 画像担持体 12 カセット S 記録紙 S’ 記録材 34 搬送路切り換え爪 43 排出トレイ 60 排出口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に内臓もしくは外付けされた1以
    上の給紙手段に収納された記録材を給紙する自動給紙モ
    ードと、装置本体の側方に設けられた手差し給紙口から
    記録材を給紙する手差し給紙モードとを選択できる画像
    形成装置において、 記録材に画像形成するための記録材搬送路を、上記2つ
    の給紙モードにより給紙される記録材に対して共通と
    し、画像形成された記録材が装置外へ排出する排出経路
    を2つに分岐させて、第1の排出経路を正規の記録材排
    出部へ通じさせるとともに、第2の排出通路を、装置本
    体における手差し給紙口と同じ側に記録材を排出するよ
    うに構成し、上記第1および第2の排出経路を選択可能
    としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 手差し給紙モードが選択されるとき、第2の排出経路が
    自動的に選択されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 記録材に画像形成するための記録材搬送路において片面
    に画像形成された記録材を、両面画像形成のために記録
    材の表裏を反転させて、上記記録材搬送路に回帰させる
    両面画像形成用搬送路を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、 両面画像形成用搬送路の一部が、第2の排出経路の一部
    を構成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、 記録材に画像形成するための記録材搬送路が略鉛直方向
    に形成され、装置本体における手差し給紙口と同じ側に
    あることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、 記録材に画像形成するための記録材搬送路において片面
    に画像形成された記録材を、両面画像形成のために記録
    材の表裏を反転させて、上記記録材搬送路に回帰させる
    両面画像形成用搬送路が、上記記録材搬送路よりも手差
    し給紙口側に設けられ、 両面画像形成用搬送路の一部が、第2の排出経路の一部
    を構成することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置において、 第2の排出経路の排出口が、両面画像形成用搬送路の側
    方に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、 第2の排出経路の排出口が、下端を軸として装置本体内
    側へ開く扉により閉ざされることを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成装置において、 第2の排出経路の排出口を閉ざす扉を開く動作に応じ
    て、第2の排出経路が選択されることを特徴とする画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9の任意の1に記載の画像形
    成装置において、 第2の排出経路の排出口の部分に記録材受け用トレイが
    設けられ、 手差し給紙口には、手差し用トレイが設けられ、 上記記録材受け用トレイの外側部は、手差し用トレイの
    外側端部よりも、装置本体から遠ざかる方向へ出張って
    いることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002100648A1 (fr) * 2001-06-04 2002-12-19 Seiko Epson Corporation Imprimante a mecanisme de renversement de feuille
GB2383440A (en) * 2001-12-21 2003-06-25 Sun Microsystems Inc DMA memory system with further DMA unit
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