JP3485371B2 - 複写機用ジャム検知装置 - Google Patents

複写機用ジャム検知装置

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JP3485371B2
JP3485371B2 JP00288395A JP288395A JP3485371B2 JP 3485371 B2 JP3485371 B2 JP 3485371B2 JP 00288395 A JP00288395 A JP 00288395A JP 288395 A JP288395 A JP 288395A JP 3485371 B2 JP3485371 B2 JP 3485371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大きなサイズの原稿の複
写が可能な複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿を照明走査し、原稿からの反射光に
より感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナ
ー像に顕像化して、このトナー像を複写シートに加熱定
着するようにした電子写真方式の複写機が広く用いられ
ている。このような複写機において、たとえば日本工業
規格A列0番(以下「A0版」という。)のような大き
なサイズの原稿の複写を行うことのできるものが提供さ
れている。
【0003】大きなサイズの原稿の複写が可能な複写機
は、大きなサイズの原稿を読取可能な読取機構を備えて
おり、また、原稿に応じた大きなサイズの複写シートを
搬送するための搬送機構を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大きなサイ
ズの複写シートを搬送する場合、複写シートが大きいた
め、複写シートの一部が搬送不良状態(いわゆるジャ
ム)になっても、そのジャムが検出されにくく、搬送さ
れる複写シート全体が搬送ローラに絡む等の状態になる
まで、ジャム検知ができない場合がある等の問題があっ
た。
【0005】このように、大きなサイズの複写シートを
搬送する従来の複写機においては、搬送する複写シート
が大きいことに起因して生じ得るジャム処理問題が十分
に解決されていなかった。そこでこの発明は、大きなサ
イズの複写シートを搬送することができる複写機のため
のジャム検知装置であって、搬送途中で複写シートの一
部に搬送不良が生じたときに、迅速にジャム検知信号が
出力可能な複写機用ジャム検知装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ある態様で
は、搬送経路に沿って複写シートを搬送し、搬送中の複
写シートに対して、電子写真方式で形成された画像を転
写し、転写された画像を複写シートに定着させる方式の
複写機のためのジャム検知装置であって、搬送経路の任
意の位置に設けられ、複写シート搬送方向に交差方向に
所定間隔をあけて配置された少なくとも2つのパルス出
力手段を備え、前記各パルス出力手段は、搬送経路内に
存在する複写シートの移動に伴ってパルスを出力するも
のであり、搬送路内を複写シートが搬送されることによ
り前記少なくとも2つのパルス出力手段から共にパルス
が出力されている状態から、前記少なくとも2つのパル
ス出力手段のいずれか1つ以上からパルスが出力されな
くなり、かつ、残りのパルス出力手段からはパルスが出
力され続けている状態になったことに基づいて、複写シ
ートの搬送不良が生じたことを判別するジャム判別手段
を含むことを特徴とする。
【0007】この発明は、他の態様では、前記複写機用
ジャム検知装置において、パルス出力手段は3つ設けら
れ、1つは搬送経路の中央、残りの2つは搬送経路の両
端部にそれぞれ配置されていることを特徴とする。この
発明は、さらに他の態様では、前記複写機用ジャム検知
装置において、パルス出力手段は、複写シートの搬送方
向に見て、搬送経路の下流端近傍に設けられていること
を特徴とする。
【0008】この発明は、さらに他の態様では、前記複
写機用ジャム検知装置において、さらに、搬送経路の下
流端近傍には、排出される複写シートの存在を検出した
ときに信号を出力する排出シート検出手段が備えられ、
前記ジャム判別手段は、排出シート検出手段から信号が
出力されているときに、ジャム判別を行うことを特徴と
する。
【0009】
【作用】請求項1ないし3の発明によれば、複写シート
搬送方向に交差方向に所定間隔あけて配置された複数の
パルス出力手段のいずれか1つ以上から所定時間以上パ
ルスが出力されなくなったことに基づいて、複写シート
の搬送不良が判別される。
【0010】搬送される複写シートが搬送方向直交方向
に長いいわゆる幅広の複写シートの場合、たとえば右端
部分では搬送が良好に行われていても、左端部分で搬送
不良が生じることがある。この場合、たとえば1つだけ
のジャム検知手段であれば、左端で生じた搬送不良に気
付くまでにかなりの時間を要する。そして複写シートの
ジャムが判別される頃には、複写シートの一部は搬送ロ
ーラに巻き込まれたり、しわくちゃに押しつぶされたり
した状態になる。
【0011】この発明では、かかる状態になるまで複写
シートのジャム検知ができなかった従来装置に鑑み、早
期のジャム検知が実現されるようにしている。すなわ
ち、複数のパルス出力手段は、複写シートの搬送方向に
交差方向に配置されている。そしていずれか1以上のパ
ルス出力手段から所定時間以上パルスが出力されなくな
ると、直ちに複写シートの搬送不良が検出される。この
ように、複写シートのジャム検知が、正しく、かつ、迅
速に行える。その結果、複写シートが複写機内でローラ
に絡みついたり、しわくちゃに詰まる以前に、複写シー
トの搬送を停止できる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、排出シート
検出手段で複写シートの存在が検出されている場合にお
いて、いずれか1つ以上のパルス出力手段から、所定時
間以上パルスが出力されないことに基づいて複写シート
の搬送不良が検出される。したがってより正確なジャム
検知が行える。
【0013】
【実施例】以下実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に係る複写機の内部構
成を概略化した断面図であり、図2は外観構成を示す斜
視図であり、図3は複写時の複写機の外観を示す斜視図
である。この複写機は、例えばA0判のような大きなサ
イズの原稿の複写像を得るためのものである。この複写
機では、原稿が搬送される一方で、固定配置した光学系
により原稿面が照明走査され、この照明走査に基づいて
画像が形成される。
【0014】図1を参照して、複写機本体1は、底部に
キャスタ車輪2を設けており、自在に移動できるように
なっている。図1ないし図3を参照して、複写機本体1
の上部には、複写機本体1の上面に形成された原稿搬送
路41に沿って原稿9を搬送するための原稿搬送部10
が設けられている。複写機本体1の前面1aには、トナ
ー像が転写されたシートが排出される排出口54が開口
されている。この排出口54から排出されたシートは、
図3に示すように案内部材91により案内されつつ先端
を下向きにして落下され、複写機本体1の前面1aに沿
う前カバー5によって形成されたポケット92内へ導入
開口93を通して順次に収容されるようになっている。
また、複写機本体1の上面の端部には、複写に関連する
各種の設定を行なうためスイッチやキー等を配した操作
部100が設けられている。
【0015】図1を参照して、複写機本体1の内部の高
さ方向の中央部から下方の部分には、ロール状に巻回さ
れた上中下3段のロールシート4A,4B,4Cが収容
されている。これらロールシート4A,4B,4Cは、
それぞれ供給リール51,52,53に巻き取られてい
る。これらロールシート4A,4B,4Cの種類として
は、普通紙、フィルム及びトレーシングペーパ等を例示
することができる。また、複写機本体1の中央部には、
例えばA0判〜A4判等の、予め所定長さに切断された
カットシートを、複写機本体1の前面1aの手差し給紙
部30を通して供給するためのバイパス搬送経路D4が
設けられている。
【0016】上段のロールシート4Aは、上記供給リー
ル51、給紙ローラ61、搬送されるロールシート4A
の先端を検知する第1の先端検知スイッチ71、搬送ロ
ーラ62、カッタ機構80、搬送ローラ63、搬送され
る各シート4A,4B,4C,4Dの先端を検知する第
2の先端検知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次
に介して、感光体ドラム20に至る第1の搬送経路D1
に沿って搬送される。
【0017】中段のロールシート4Bは、供給リール5
2、給紙ローラ64、搬送されるロールシート4Bの先
端を検知する第3の先端検知スイッチ73、搬送ローラ
62、カッタ機構80、搬送ローラ63、第2の先端検
知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介して、
感光体ドラム20に至る第2の搬送経路D2に沿って搬
送される。搬送ローラ62以降の経路は、第1の搬送経
路D1と共通である。
【0018】下段のロールシート4Cは、供給リール5
3、給紙ローラ65、搬送されるロールシート4Bの先
端を検知する第4の先端検知スイッチ74、搬送ローラ
62、カッタ機構80、搬送ローラ63、第2の先端検
知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介して、
感光体ドラム20に至る第3の搬送経路D3に沿って搬
送される。搬送ローラ62以降の経路は、第1の搬送経
路D1と共通である。
【0019】上記のバイパス搬送経路D4は、上記手差
し給紙部30から導入されたカットシート4Dを、搬送
されるカットシートの先端を検知する第5の先端検知ス
イッチ75、図示しない摺接板が摺接されることにより
カットシートを捌く(1枚ずつ分離する)分離ローラ3
2、搬送されるカットシートの先端を検知する第6の先
端検知スイッチ76、レジストローラ39、第2の先端
検知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介し
て、感光体ドラム20に導く経路である。本バイパス搬
送経路D4の、第2の先端検知スイッチ72以降の経路
は、第1の搬送経路D1と共通である。
【0020】また、上記のカッタ機構80は、ロールシ
ート4A〜4Cの搬送方向と直交する方向に延びた長尺
の固定刃81と、この固定刃81との間でロールシート
4A〜4Cを切断する回転刃82とを備えている。上記
原稿搬送部10は、搬送方向を順方向R1又は逆方向R
2に切り換えて原稿9を搬送するものである。画像形成
動作は、原稿が順方向R1に搬送されるときに行なわれ
る。同一原稿から複数枚の複写が行なわれるときには、
原稿搬送部10は、搬送方向を、順方向R1及び逆方向
R2に交互に切り換えて原稿9を搬送する。また、複写
機本体1の上面において、順方向R1に関して原稿搬送
部10よりも上流側には、上記の原稿搬送路41が複写
機本体1の上面から迫り出す位置まで形成されている。
【0021】上記の原稿搬送部10は、順方向R1に沿
って、第1の原稿端検知スイッチ11、第1の搬送ロー
ラ12、第2の原稿端検知スイッチ16、第2の搬送ロ
ーラ14、及び第3の搬送ローラ15を順次に配置して
いる。第1の搬送ローラ12は、第1の原稿端検知スイ
ッチ11が、オフからオンになって原稿9の先端(順方
向R1に関して下流側の端部)を検知することにより駆
動開始される。第2の搬送ローラ14は、原稿9をスリ
ット露光するために透明板13に対向する位置に設けら
れており、原稿9を透明板13に密着させる。第3の搬
送ローラ15は、露光後の原稿9を排出する。
【0022】また、上記第2の原稿端検知スイッチ16
は、原稿9が順方向R1に搬送される際に、オフからオ
ンに切り換わることにより、順方向R1に関する原稿9
の先端を検知する。この第2の原稿端検知スイッチ16
がオンになることに応じて、ロールシート4A,4Bま
たは4C(以下、複写のために搬送されるロールシート
4A,4Bまたは4Cを、単に「ロールシート4」とい
う)の搬送が開始され、その結果、原稿とロールシート
4の搬送が同期されるようになっている。
【0023】また、上記第1の原稿端検知スイッチ11
は、順方向R1に原稿9が搬送される際に、オンからオ
フに切り換わることにより、順方向R1に関する原稿9
の後端を検知する。この検知のタイミングから所定時間
経過後の所定のタイミングで、カッタ機構80が駆動さ
れ、ロールシート4が切断されるようになっている。本
実施例では、カッタ機構80から転写用コロナ放電器2
4(転写位置20b)に至るロールシート4の搬送経路
の長さは、第1の原稿端検知スイッチ11から原稿露光
位置44に至る原稿搬送経路の長さよりも、感光体ドラ
ム20の露光位置20aから転写位置20bに至る長さ
の分だけ長く設定されている。これにより、上記のタイ
ミングでの切断で得られたロールシート4の後端に、原
稿9の後端に対応した画像を形成させることができるよ
うになっている。
【0024】また、上記第2の原稿端検知スイッチ16
は、原稿9が逆方向R2に搬送される際に、オンからオ
フに切り換わることにより、逆方向R2に搬送する原稿
9の後端を検出する。この先端検知スイッチ16がオフ
されることによって、搬送ローラ12,14,15の駆
動が停止される。このとき、原稿9の先端が搬送ローラ
12に挟持された状態となって、次の回の複写動作に備
えられる。なお、8は、原稿の方向を反転させることに
より、複写機本体1の背後への原稿9の落ち込みを防止
する反転部材である。
【0025】透明板13に関連して、原稿9の原稿面を
照明するための光源17が固定配置されている。この光
源17からの光は透明板13を介して原稿表面に照射さ
れる。そして、原稿9の表面からの反射光はセルフォッ
クレンズ18により、複写機本体1の略中央部に設けた
感光体ドラム20の表面に導かれる。セルフォックレン
ズ18からの光により露光される以前の感光体ドラム2
0の表面は、帯電用コロナ放電器21により一様に帯電
されている。このため、露光後の感光体ドラム20の表
面には、原稿像に対応した静電潜像が形成されることに
なる。この静電潜像は、現像装置22によってトナー像
に顕像化される。このトナー像は、感光体ドラム20が
矢印23方向に回転することによって、転写用コロナ放
電器24の近傍に導かれる。
【0026】一方、搬送経路D1,D2,D3またはD
4から感光体ドラム20に導かれたシート4は、感光体
ドラム20表面に接触された状態で転写用コロナ放電器
24の近傍に導かれ、この転写用放電器24のコロナ放
電によって、感光体ドラム20の表面のトナー像がシー
ト4に転写される。トナー像が転写されたシート4は、
剥離用コロナ放電器25でのコロナ放電により感光体ド
ラム20の表面から剥離され、さらに搬送路34を通っ
て定着装置35に導かれる。この定着装置35では、熱
ローラ37と圧ローラ38間でシート4を加熱押圧する
ことにより、トナーがシート4の表面に定着させられ
る。トナーが定着させられたシート4は、排出検知スイ
ッチ55を介して排出ローラ36から複写機本体1外へ
排出され、上述したように、案内部材91を介してポケ
ット92に収容される。その一方で、トナー像の転写後
の感光体ドラム20の表面に残留するトナーは、クリー
ニング装置26により除去され、次の静電潜像の形成の
ための用意がなされる。
【0027】なお、上記の案内部材91の上方には、案
内補助板94が配置されている。この案内補助板94
は、複写機本体1の前面1aに取り付けられたステー9
5に回動自在に支持されており、回動することによっ
て、案内部材91の前方に垂れ下がって排出されるシー
トを案内部材91と共にポケット92へ案内する案内姿
勢(図1において一点鎖線で示す)と、ステー95に保
持される収納姿勢(図1において実線で示す)とに変位
可能である。
【0028】上記の感光体ドラム20、現像装置22及
び転写用コロナ放電器24などにより画像形成手段が構
成されている。本実施例では、上記画像形成手段を駆動
するためのメインモータMMと、各シート4A〜4Dを
給紙するためのローラ群を駆動するための給紙用モータ
DMと、定着装置35の熱ローラ37及び圧ローラ38
等を駆動するための定着用モータFM、原稿搬送部10
を駆動するための原稿送り用モータOMとが設けられて
いる。
【0029】図4は、本実施例の複写機における排出口
54近傍の構成を示す平面図である。図4において、3
6は排出ローラである。この排出ローラによって定着装
置35(図1参照)でトナー像が定着された複写シート
がシート排出方向へ排出される。シート排出方向(搬送
方向)に見て排出ローラ36の上流側には排出検知スイ
ッチ55が備えられている。排出検知スイッチ55は、
複写シートが存在していればオン、存在しなければオフ
に切換わるスイッチである。
【0030】排出検知スイッチ55の配置位置の近傍に
は、パルス出力器230,231,232が備えられて
いる。この実施例では、パルス出力器は3つ備えられ、
3つのパルス出力器230,231,232は、複写シ
ートの搬送方向に直交方向に所定間隔隔てて配置されて
いる。より具体的には、パルス出力器230は、排出検
知スイッチ55近くの、複写シートの搬送方向ほぼ中央
位置に配置され、パルス出力器231,232は、それ
ぞれ、複写シートの両端部に当接するように配置されて
いる。
【0031】図5は、本実施例にかかる複写機における
ジャム検知装置の構成を示す図解図である。図5に示す
ように、各パルス出力器230,231,232は、回
転円板233と、投光・受光素子対234とを備えてい
る。回転円板233は、いずれも、その周面が搬送経路
を搬送される複写シートに接する位置に回転自在に配置
されている。このため、各回転円板233は、複写シー
トが搬送経路を通過することに伴い、回転する。回転円
板233にはその周辺部に、回転中心に対して放射状
に、かつ等間隔に多数のスリットが形成されている。投
光・受光素子対234は、回転円板233の周辺部に、
回転円板233を挟むように配置されており、投光素子
が発する光は、回転円板233のスリットを介して受光
素子に与えられるようにされている。
【0032】このような構成にしたことにより、搬送経
路を複写シートが搬送され、複写シートが移動すること
に伴って回転円板233が回転する。そして投光・受光
素子対234では、回転円板233の回転に伴って、投
光素子から受光素子への光は、スリットにより透過され
たり、スリット以外の部分で遮断されたりする。よって
受光素子の出力は、光を受光したり受光しなかったりす
ることに応答したパルス信号となる。このパルス信号
は、複写シートが移動されている場合にのみ出力され
る。
【0033】各パルス出力器230,231,232の
出力パルスはジャム判別回路235へ与えられる。ま
た、排出検知スイッチ55の信号もジャム判別回路23
5へ与えられる。ジャム判別回路235では、排出検知
スイッチ55の出力状態および3つのパルス出力器23
0,231,232から与えられるパルス信号の有無に
基づいて、ジャム判別を行う。そしてジャムが生じたと
判別したときには、ジャム出力を導出する。
【0034】図6は、図5に示すジャム判別回路235
におけるジャム判別の仕方を説明するためのタイミング
チャートである。図6を参照して、ジャム判別回路23
5では、排出検知スイッチ55からハイレベル信号が与
えられているとき、すなわち排出検知スイッチ55によ
って排出する複写シートの存在が検出されている状態に
おいて、3つのパルス出力器230,231,232の
いずれか1つ以上から、一定時間以上パルスが与えられ
ない場合に、ジャム出力を導出する。
【0035】搬送される複写シートが搬送方向に非常に
長い場合、排出検知スイッチ55のみによって複写シー
トのジャム検知を行おうとすると、非常に時間がかか
る。なぜならば、排出検知スイッチ55のみでジャム検
知を行う場合、排出検知スイッチ55を複写シートが通
過するのに要する時間以上排出検知スイッチ55がオン
している場合に、ジャムが生じたと判別できる。そのた
め、比較的長い時間排出検知スイッチ55からハイレベ
ル信号が入力され続けている場合に初めてジャムが生じ
たことを判別できる。ところがこれでは、ジャム検知に
時間がかかり過ぎる。
【0036】そこでこの実施例の場合は、排出検知スイ
ッチ55が複写シートが存在する旨の信号を出力してい
る期間において、いずれか1以上のパルス出力器23
0,231,232から一定時間以上パルスが出力され
ないときに、直ちにジャムが発生したと判別する。これ
により、迅速なジャム検知が行える。そして、長い複写
シートが搬送経路内でしわくちゃに詰まったり、排出ロ
ーラ36等に絡むようなひどい状態のジャムの発生を防
止することができる。
【0037】また、この実施例では、パルス出力器は、
複写シートの搬送方向に直交方向に3個配置されてい
る。そして1つは搬送方向中央に、残り2つは搬送方向
の右端および左端にそれぞれ設けられている。このた
め、比較的幅の広い大きなサイズの複写シートを搬送す
る場合において、複写シートのジャム検知が正しくかつ
迅速に行える。
【0038】なぜならば、複写シートの幅が広い場合、
搬送される複写シートは、搬送方向中央部では正しく搬
送されていても、複写シートの右端または左端部分が波
うったり引っ掛かったりして搬送不良が生じている場合
がある。言い換えれば、複写シートの幅が広い場合は、
幅方向に、右端、中央部および左端において、それぞれ
搬送状態が微妙に異なり、複写シートのジャムはまず局
部的に生じ、そのジャムが複写シート全体のジャムへと
つながっていくことがある。
【0039】そこでこの実施例では、複写シートの搬送
方向に直交方向に複数のパルス出力器を所定間隔あけて
配置し、局部的に生じる複写シートのジャムを迅速に検
知できるようにした。これにより、幅の広い複写シート
を搬送する場合に、複写シートの搬送不良が局部的に生
じたときでも、それが迅速に検出でき、複写シート全体
がひどい状態のジャムになる前に、搬送装置を停止させ
ることができる。
【0040】本発明においては、上述の実施例を、以下
のように変更することが可能である。搬送方向に長い複
写シートのジャムを検知する構成は、排出検知スイッチ
55と1つのパルス出力器とによって可能である。1つ
のパルス出力器だけにする場合、そのパルス出力器は排
出検知スイッチ55の近傍でもよいし、あるいは、排出
検知スイッチ55に対して搬送方向に所定距離隔てた位
置に設けてもよい。また、パルス出力器を設ける位置
は、搬送方向に直交方向に見て、中央位置でも、端部位
置でも任意の位置でよい。
【0041】一方、複数のパルス出力器を用いる場合
は、排出検知スイッチ55を省略することが可能であ
る。たとえば2つのパルス出力器を用いた場合、複写シ
ートが良好に搬送されていれば、2つのパルス出力器か
ら同時にパルスが出力される。ところが、局部的なジャ
ム、あるいはシート全体のジャムが生じた場合には、複
数のパルス出力器から出力されていたパルスの一方また
は両方からパルスが出力されなくなる。したがってこれ
によって複写シートのジャムを検出することができる。
【0042】さらに、複数のパルス出力器は、複写シー
トの搬送方向に直交方向に所定間隔を隔てて配置するの
ではなく、複写シートの搬送方向に交差方向に配置され
ていてもよい。上述の実施例は、排出口近傍を取り挙げ
たが、複写シート搬送経路中の任意の位置に、同様のジ
ャム検知装置を組み込んでもよい。
【0043】その他、この発明は、請求項記載の範囲内
の事項に限定されるだけであり、種々の変更が可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、搬送される複写シー
トの搬送不良が生じたときに、この搬送不良を迅速にか
つ的確に検出できる複写機用のジャム検知装置を提供す
ることができる。特に、搬送する複写シートが幅広シー
トである場合に、その幅広シートの一部で搬送不良が生
じたときに、直ちに複写シートのジャム検知ができ、幅
広の複写シートが複写機内でひどいジャム状態になる前
に、ジャム検知のできる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる複写機の内部構成を
概略化した断面図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる複写機の外観構成を
示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる複写機の複写時の外
観を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる複写機における排出
口近傍の平面的な図解図である。
【図5】本発明の一実施例にかかるジャム検知装置の構
成を示す図解図である。
【図6】図5に示すジャム判別回路の判別動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
36 排出ローラ 54 排出口 55 排出検知スイッチ 230,231,232 パルス出力器 233 回転円板 234 投光・受光素子対 235 ジャム判別回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/06 G03G 15/00 526 B41J 11/42 B41J 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送経路に沿って複写シートを搬送し、搬
    送中の複写シートに対して、電子写真方式で形成された
    画像を転写し、転写された画像を複写シートに定着させ
    る方式の複写機のためのジャム検知装置であって、 搬送経路の任意の位置に設けられ、複写シート搬送方向
    に交差方向に所定間隔をあけて配置された少なくとも2
    つのパルス出力手段を備え、 前記各パルス出力手段は、搬送経路内に存在する複写シ
    ートの移動に伴ってパルスを出力するものであり、搬送路内を複写シートが搬送されることにより前記少な
    くとも2つのパルス出力手段から共にパルスが出力され
    ている状態から、前記少なくとも 2つのパルス出力手段
    のいずれか1つ以上からパルスが出力されなくなり、か
    つ、残りのパルス出力手段からはパルスが出力され続け
    ている状態になったことに基づいて、複写シートの搬送
    不良が生じたことを判別するジャム判別手段を含むこと
    を特徴とする、複写機用ジャム検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複写機用ジャム検知装置に
    おいて、 パルス出力手段は3つ設けられ、1つは搬送経路の中
    央、残りの2つは搬送経路の両端部にそれぞれ配置され
    ていることを特徴とする、複写機用ジャム検知装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の複写機用ジャム
    検知装置において、 パルス出力手段は、複写シートの搬送方向に見て、搬送
    経路の下流端近傍に設けられていることを特徴とする、
    複写機用ジャム検知装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の複写機用ジャム検知装置に
    おいて、 さらに、搬送経路の下流端近傍には、排出される複写シ
    ートの存在を検出したときに信号を出力する排出シート
    検出手段が備えられ、 前記ジャム判別手段は、排出シート検出手段から信号が
    出力されているときに、ジャム判別を行うことを特徴と
    する、複写機用ジャム検知装置。
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