JP3472640B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP3472640B2
JP3472640B2 JP00229095A JP229095A JP3472640B2 JP 3472640 B2 JP3472640 B2 JP 3472640B2 JP 00229095 A JP00229095 A JP 00229095A JP 229095 A JP229095 A JP 229095A JP 3472640 B2 JP3472640 B2 JP 3472640B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は大きなサイズの原稿の複
写が可能な複写機に関する。 【0002】 【従来の技術】原稿を照明走査し、原稿からの反射光に
より感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナ
ー像に顕像化して、このトナー像を複写シートに加熱定
着するようにした電子写真方式の複写機が広く用いられ
ている。このような複写機において、たとえば日本工業
規格A列0番(以下「A0版」という。)のような大き
なサイズの原稿の複写を行うことのできるものが提供さ
れている。 【0003】大きなサイズの原稿の複写が可能な複写機
は、大きなサイズの原稿を読取可能な読取機構を備えて
おり、また、原稿に応じた大きなサイズの複写シートを
搬送するための搬送機構を備えている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、感光体上の
トナー像を複写シートに転写する場合、感光体に対する
複写シートの相対移動速度は一定でなければならず、こ
の相対移動速度が変化すると、複写シートの搬送方向
に、複写される画像の等倍度が変化する。ところが、大
きなサイズの複写シートを搬送する場合、複写機の構造
上、感光体に対する複写シートの相対移動速度を常に一
定には保ちにくい。というのは、一般に、複写シートを
感光体へ供給する搬送速度と、感光体からトナー像が転
写された複写シートを定着するために定着装置が複写シ
ートを取り込む搬送速度とでは、後者の装置の搬送速度
が大きく設定されている。そして、大きなサイズの複写
シートの場合、その先端が定着装置に進入した時点で、
その後方部分は未だ感光体まで達していない。このた
め、複写シートに複写される画像は、途中でその等倍度
が変化してしまう。 【0005】そこで、何らかの手段を講じて、複写シー
トに複写される画像の等倍度が変化しないように補正を
する必要があった。この発明は、かかる背景のもとにな
されたもので、感光体に対する複写シートの相対速度
が、複写シートの搬送途中で変化しても、複写シートに
複写された画像に歪みや等倍度変化が生じないように改
良された複写機を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、画像の転写
位置から定着位置までの距離よりも長い複写シートに対
して複写を行う電子写真方式の複写機であって、原稿の
画像を読取ラインに沿って読取る画像読取部と、前記読
取ラインに対して直交方向に、画像読取部と原稿との相
対的な位置関係を変化させる原稿送り手段と、複写シー
トを案内するための搬送経路と、搬送経路に関連して設
けられ、常に一定速度で回転し、画像読取部で読取られ
た原稿画像を順次その表面に電子写真方式で形成し、そ
れをトナー像に現像して担持する感光体ドラムと、搬送
経路を挟んで、感光体ドラムの表面に対向して設けら
れ、搬送経路を搬送される複写シートに感光体ドラム上
に担持されたトナー像を転写する転写手段と、搬送経路
の、複写シート搬送方向に見て転写手段の配置位置より
も下流側に設けられ、搬送経路を搬送されてくる複写シ
ートを相対的に速い搬送速度で取り込みながらトナー像
を複写シート上に定着させて排出する定着手段と、搬送
経路を搬送される複写シートの先端が定着手段に達する
までは、原稿送り手段による画像読取部と原稿との相対
的な位置関係の変化速度を感光体ドラムの周速と等しい
第1速度に制御し、複写シートの先端が定着手段に達し
たことに応答して、前記変化速度を、第1速度よりも速
い速度であって、かつ、複写シートの種類に応じた第2
速度に制御する送り速度制御手段と、を含むことを特徴
とする。 【0007】 【0008】 【作用】電子写真方式の複写機の場合、一般に、感光体
ドラムの周速に比べて、定着装置の用紙搬送速度の方が
少し速くされている。これは、感光体ドラムからトナー
像が転写された複写シートが転写装置に送られる際に、
複写シートに弛み等が生じないように配慮されているか
らである。 【0009】ところで、複写シートがかなり長いシート
の場合、感光体ドラムに対する複写シートの相対速度が
変化する。すなわち、複写シートの先端部に感光体ドラ
ムからトナー像が転写されている状態では、複写シート
の先端部は未だ定着装置に達していない。この状態で
は、感光体ドラムに対する複写シートの相対移動速度は
遅い。 【0010】一方、複写シートの先端部が定着装置に達
した場合であって、複写シートの後端部はこれから感光
体ドラムからトナー像が転写される場合には、複写シー
トの後端部は、感光体ドラムに対して相対的に速い速度
で移動する。そうすると、長い複写シートの場合、その
前半部と後半部とでは、感光体ドラムに対する移動速度
が相対的に遅い速度と相対的に速い速度とに変化するの
で、その先端部の画像と後端部の画像とでは、搬送方向
に等倍率が少し変化する。 【0011】この実施例では、かかる変化を補正するた
めに、複写シートの搬送速度変化に対応させて、原稿の
搬送速度を変化させている。すなわち、感光体ドラムに
対する複写シートの移動速度が相対的に遅い場合、すな
わち複写シートの前半部に画像が転写されている状態で
は、原稿の搬送速度を相対的に遅い通常の速度(一般に
は感光体ドラムの周速と等しい速度)にする。一方、複
写シートの先端部が定着装置に達し、定着装置により複
写シートが相対的に速い速度で搬送開始されると、それ
に合わせて、原稿の搬送速度を相対的に速い速度にす
る。この結果、感光体ドラム上に形成される原稿画像
は、原稿の搬送速度が相対的に速くなることに伴って少
し縮み、縮んだ画像は複写シートが相対的に速く搬送さ
れることに伴って複写シート上に少し延ばされて転写さ
れる。これにより、原稿画像の等倍度は変化することな
く、複写シートに転写される。 【0012】 【実施例】以下実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に係る複写機の内部構
成を概略化した断面図であり、図2は外観構成を示す斜
視図であり、図3は複写時の複写機の外観を示す斜視図
である。この複写機は、例えばA0判のような大きなサ
イズの原稿の複写像を得るためのものである。この複写
機では、原稿が搬送される一方で、固定配置した光学系
により原稿面が照明走査され、この照明走査に基づいて
画像が形成される。 【0013】図1を参照して、複写機本体1は、底部に
キャスタ車輪2を設けており、自在に移動できるように
なっている。図1ないし図3を参照して、複写機本体1
の上部には、複写機本体1の上面に形成された原稿搬送
路41に沿って原稿9を搬送するための原稿搬送部10
が設けられている。複写機本体1の前面1aには、トナ
ー像が転写されたシートが排出される排出口54が開口
されている。この排出口54から排出されたシートは、
図3に示すように案内部材91により案内されつつ先端
を下向きにして落下され、複写機本体1の前面1aに沿
う前カバー5によって形成されたポケット92内へ導入
開口93を通して順次に収容されるようになっている。
また、複写機本体1の上面の端部には、複写に関連する
各種の設定を行なうためスイッチやキー等を配した操作
部100が設けられている。 【0014】図1を参照して、複写機本体1の内部の高
さ方向の中央部から下方の部分には、ロール状に巻回さ
れた上中下3段のロールシート4A,4B,4Cが収容
されている。これらロールシート4A,4B,4Cは、
それぞれ供給リール51,52,53に巻き取られてい
る。これらロールシート4A,4B,4Cの種類として
は、普通紙、フィルム及びトレーシングペーパ等を例示
することができる。また、複写機本体1の中央部には、
例えばA0判〜A4判等の、予め所定長さに切断された
カットシートを、複写機本体1の前面1aの手差し給紙
部30を通して供給するためのバイパス搬送経路D4が
設けられている。 【0015】上段のロールシート4Aは、上記供給リー
ル51、給紙ローラ61、搬送されるロールシート4A
の先端を検知する第1の先端検知スイッチ71、搬送ロ
ーラ62、カッタ機構80、搬送ローラ63、搬送され
る各シート4A,4B,4C,4Dの先端を検知する第
2の先端検知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次
に介して、感光体ドラム20に至る第1の搬送経路D1
に沿って搬送される。 【0016】中段のロールシート4Bは、供給リール5
2、給紙ローラ64、搬送されるロールシート4Bの先
端を検知する第3の先端検知スイッチ73、搬送ローラ
62、カッタ機構80、搬送ローラ63、第2の先端検
知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介して、
感光体ドラム20に至る第2の搬送経路D2に沿って搬
送される。搬送ローラ62以降の経路は、第1の搬送経
路D1と共通である。 【0017】下段のロールシート4Cは、供給リール5
3、給紙ローラ65、搬送されるロールシート4Bの先
端を検知する第4の先端検知スイッチ74、搬送ローラ
62、カッタ機構80、搬送ローラ63、第2の先端検
知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介して、
感光体ドラム20に至る第3の搬送経路D3に沿って搬
送される。搬送ローラ62以降の経路は、第1の搬送経
路D1と共通である。 【0018】上記のバイパス搬送経路D4は、上記手差
し給紙部30から導入されたカットシート4Dを、搬送
されるカットシートの先端を検知する第5の先端検知ス
イッチ75、図示しない摺接板が摺接されることにより
カットシートを捌く(1枚ずつ分離する)分離ローラ3
2、搬送されるカットシートの先端を検知する第6の先
端検知スイッチ76、レジストローラ39、第2の先端
検知スイッチ72、及び搬送ローラ33を順次に介し
て、感光体ドラム20に導く経路である。本バイパス搬
送経路D4の、第2の先端検知スイッチ72以降の経路
は、第1の搬送経路D1と共通である。 【0019】また、上記のカッタ機構80は、ロールシ
ート4A〜4Cの搬送方向と直交する方向に延びた長尺
の固定刃81と、この固定刃81との間でロールシート
4A〜4Cを切断する回転刃82とを備えている。上記
原稿搬送部10は、搬送方向を順方向R1又は逆方向R
2に切り換えて原稿9を搬送するものである。画像形成
動作は、原稿が順方向R1に搬送されるときに行なわれ
る。同一原稿から複数枚の複写が行なわれるときには、
原稿搬送部10は、搬送方向を、順方向R1及び逆方向
R2に交互に切り換えて原稿9を搬送する。また、複写
機本体1の上面において、順方向R1に関して原稿搬送
部10よりも上流側には、上記の原稿搬送路41が複写
機本体1の上面から迫り出す位置まで形成されている。 【0020】上記の原稿搬送部10は、順方向R1に沿
って、第1の原稿端検知スイッチ11、第1の搬送ロー
ラ12、第2の原稿端検知スイッチ16、第2の搬送ロ
ーラ14、及び第3の搬送ローラ15を順次に配置して
いる。第1の搬送ローラ12は、第1の原稿端検知スイ
ッチ11が、オフからオンになって原稿9の先端(順方
向R1に関して下流側の端部)を検知することにより駆
動開始される。第2の搬送ローラ14は、原稿9をスリ
ット露光するために透明板13に対向する位置に設けら
れており、原稿9を透明板13に密着させる。第3の搬
送ローラ15は、露光後の原稿9を排出する。 【0021】また、上記第2の原稿端検知スイッチ16
は、原稿9が順方向R1に搬送される際に、オフからオ
ンに切り換わることにより、順方向R1に関する原稿9
の先端を検知する。この第2の原稿端検知スイッチ16
がオンになることに応じて、ロールシート4A,4Bま
たは4C(以下、複写のために搬送されるロールシート
4A,4Bまたは4Cを、単に「ロールシート4」とい
う)の搬送が開始され、その結果、原稿とロールシート
4の搬送が同期されるようになっている。 【0022】また、上記第1の原稿端検知スイッチ11
は、順方向R1に原稿9が搬送される際に、オンからオ
フに切り換わることにより、順方向R1に関する原稿9
の後端を検知する。この検知のタイミングから所定時間
経過後の所定のタイミングで、カッタ機構80が駆動さ
れ、ロールシート4が切断されるようになっている。本
実施例では、カッタ機構80から転写用コロナ放電器2
4(転写位置20b)に至るロールシート4の搬送経路
の長さは、第1の原稿端検知スイッチ11から原稿露光
位置44に至る原稿搬送経路の長さよりも、感光体ドラ
ム20の露光位置20aから転写位置20bに至る長さ
の分だけ長く設定されている。これにより、上記のタイ
ミングでの切断で得られたロールシート4の後端に、原
稿9の後端に対応した画像を形成させることができるよ
うになっている。 【0023】また、上記第2の原稿端検知スイッチ16
は、原稿9が逆方向R2に搬送される際に、オンからオ
フに切り換わることにより、逆方向R2に搬送する原稿
9の後端を検出する。この先端検知スイッチ16がオフ
されることによって、搬送ローラ12,14,15の駆
動が停止される。このとき、原稿9の先端が搬送ローラ
12に挟持された状態となって、次の回の複写動作に備
えられる。なお、8は、原稿の方向を反転させることに
より、複写機本体1の背後への原稿9の落ち込みを防止
する反転部材である。 【0024】透明板13に関連して、原稿9の原稿面を
照明するための光源17が固定配置されている。この光
源17からの光は透明板13を介して原稿表面に照射さ
れる。そして、原稿9の表面からの反射光はセルフォッ
クレンズ18により、複写機本体1の略中央部に設けた
感光体ドラム20の表面に導かれる。セルフォックレン
ズ18からの光により露光される以前の感光体ドラム2
0の表面は、帯電用コロナ放電器21により一様に帯電
されている。このため、露光後の感光体ドラム20の表
面には、原稿像に対応した静電潜像が形成されることに
なる。この静電潜像は、現像装置22によってトナー像
に顕像化される。このトナー像は、感光体ドラム20が
矢印23方向に回転することによって、転写用コロナ放
電器24の近傍に導かれる。 【0025】一方、搬送経路D1,D2,D3またはD
4から感光体ドラム20に導かれたシート4は、感光体
ドラム20表面に接触された状態で転写用コロナ放電器
24の近傍に導かれ、この転写用放電器24のコロナ放
電によって、感光体ドラム20の表面のトナー像がシー
ト4に転写される。トナー像が転写されたシート4は、
剥離用コロナ放電器25でのコロナ放電により感光体ド
ラム20の表面から剥離され、さらに搬送路34を通っ
て定着装置35に導かれる。この定着装置35では、熱
ローラ37と圧ローラ38間でシート4を加熱押圧する
ことにより、トナーがシート4の表面に定着させられ
る。トナーが定着させられたシート4は、排出検知スイ
ッチ55を介して排出ローラ36から複写機本体1外へ
排出され、上述したように、案内部材91を介してポケ
ット92に収容される。その一方で、トナー像の転写後
の感光体ドラム20の表面に残留するトナーは、クリー
ニング装置26により除去され、次の静電潜像の形成の
ための用意がなされる。 【0026】なお、上記の案内部材91の上方には、案
内補助板94が配置されている。この案内補助板94
は、複写機本体1の前面1aに取り付けられたステー9
5に回動自在に支持されており、回動することによっ
て、案内部材91の前方に垂れ下がって排出されるシー
トを案内部材91と共にポケット92へ案内する案内姿
勢(図1において一点鎖線で示す)と、ステー95に保
持される収納姿勢(図1において実線で示す)とに変位
可能である。 【0027】上記の感光体ドラム20、現像装置22及
び転写用コロナ放電器24などにより画像形成手段が構
成されている。本実施例では、上記画像形成手段を駆動
するためのメインモータMMと、各シート4A〜4Dを
給紙するためのローラ群を駆動するための給紙用モータ
DMと、定着装置35の熱ローラ37及び圧ローラ38
等を駆動するための定着用モータFM、原稿搬送部10
を駆動するための原稿送り用モータOMとが設けられて
いる。 【0028】図4は、本実施例にかかる複写機における
モータ制御回路のブロック図である。また、図5は、図
4に示すモータ制御回路の制御動作を説明するためのタ
イミングチャートである。図4および図5を参照して、
モータ制御回路240によってメインモータMM、定着
用モータFM、給紙用モータDMおよび原稿送り用モー
タOMが制御される。このうち、メインモータMMおよ
び定着用モータFMは、その回転が常に一定速度になる
ように制御される。また、給紙用モータDMは、回転速
度が変化される場合があるが、この実施例の制御とは関
係がないので、ここでの説明については省略する。 【0029】この実施例の特徴は、モータ制御回路24
0によって制御される原稿送り用モータOMの回転速度
が、複写シートの搬送速度の変化に対応させて変化され
ることである。原稿送り用モータOMの速度が変化され
ると、このモータOMにより駆動される図1に示す原稿
搬送部10の第1搬送ローラ12、第2搬送ローラ14
および第3搬送ローラ15の回転周速が変化される。そ
して原稿の送り速度が変えられる。 【0030】モータ制御回路240は、複写シート先端
検知信号が与えられたタイミングで、原稿送り用モータ
OMの回転速度を変化させる。複写シート先端検知信号
は、搬送路34(図1参照)を搬送される複写シートの
先端が定着装置35に達し、熱ローラ37および圧ロー
ラ38によりそれまでの搬送速度よりも速い速度で搬送
が開始されるタイミングを示す信号である。この複写シ
ート先端検知信号は、一例として、搬送ローラ33によ
り複写シートが感光体ドラム20に向けて搬送開始され
てから所定時間後に出力される信号とすることができ
る。というのは、複写シートは搬送ローラ33において
一旦停止され、感光体ドラム20における画像形成とタ
イミングが合わされて、搬送ローラ33により搬送が始
まる。搬送ローラ33はメインモータMMにより駆動さ
れており、常に一定速度で複写シートを搬送する。それ
ゆえ搬送ローラ33により複写シートの搬送が開始され
てから所定時間後には、搬送される複写シートの先端が
搬送路34を通って定着装置35に達する。したがっ
て、搬送ローラ33の駆動開始を基準にして、それから
所定時間後に複写シート先端検知信号が出力されるよう
にすればよい。 【0031】他の構成例としては、定着装置35の直前
または搬送路34の任意の位置に先端検知スイッチを配
置し、搬送路34を搬送される複写シートの先端によっ
てその先端検知スイッチがオンするタイミングを基準に
して、そのオン信号から所定時間後に複写シート先端検
知信号が出力されるようにすることもできる。このよう
に複写シート先端検知信号は、搬送路34を搬送される
複写シートの先端が定着装置35に達し、定着装置35
によってそれまでの搬送速度よりも速い搬送速度で搬送
が開始されるタイミングを表わす信号であればよい。 【0032】図5に示すように、この複写シート先端検
知信号に応答して、モータ制御回路240では原稿送り
用モータOMの回転速度を増加させ、それによって原稿
送り速度を増加させる。このようにすると、原稿送り速
度が増加されたことによって感光体ドラム上に形成され
る原稿画像は感光体ドラムの回転方向に対して少し縮
む。ところが、感光体ドラムに対して与えられる複写シ
ートが速く搬送されることになるので、縮んだ画像は複
写シート上に複写シートの搬送方向に少し延ばされて転
写される。これにより、原稿画像の等倍度は、複写シー
トの搬送速度変化にかかわらず、変化しない。 【0033】図4に戻って、モータ制御回路240に
は、さらに、複写シート種類特定信号が与えられてい
る。この複写機においては、ロールシート4A,4Bま
たは4Cのいずれかが複写シートとして使用されるか、
あるいはバイパス搬送経路D4から与えられる複写シー
トが使用される。この使用される複写シートの種類が複
写シート種類特定信号として与えられる。 【0034】モータ制御回路240では、複写シートの
種類に応じて、原稿送り用モータOMの速度変化を補正
する。というのは、複写シートは、種類によってその伸
縮度に差がある。具体的には、フィルムシート、普通
紙、トレーシングペーパの順序でシートの伸縮度が大き
くなる。複写シートの伸縮度の違いは、感光体ドラム2
0に対する相対的な移動速度が変化したときに生じる画
像の倍率変化に影響を及ぼす。それゆえ、この実施例で
は、複写シートの種類によって、原稿送り用モータOM
の回転速度の変化率を補正して、原稿送り速度の変化割
合を変えている。そしてその結果、複写シートの種類に
関わらず、形成される画像の等倍度が補償されるように
している。 【0035】本実施例は以上のように構成されているの
で、大きなサイズの原稿の複写をする場合に、原稿サイ
ズに合わせた大きなサイズの長い複写シートを搬送する
場合にも、搬送方向に複写された画像の等倍率が変化す
ることがなく、良好な複写画像を得ることができる。 【0036】 【発明の効果】この発明によれば、画像の転写位置から
定着位置までの距離よりも長い複写シートに対して画像
の複写を行う場合に、複写シートの前半部と後半部とで
画像の等倍率に差が生じないように改良され、良好に画
像の複写ができる複写機を提供することができる。 【0037】特に、A0サイズ等の大きなサイズの複写
に適した複写機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例にかかる複写機の内部構成を
概略化した断面図である。 【図2】本発明の一実施例にかかる複写機の外観構成を
示す斜視図である。 【図3】本発明の一実施例にかかる複写機の複写時の外
観を示す斜視図である。 【図4】本発明の一実施例にかかる複写機におけるモー
タ制御回路の構成を示すブロック図である。 【図5】モータ制御回路の制御動作を説明するためのタ
イミングチャートである。 【符号の説明】 10 原稿搬送部 12 第1搬送ローラ 14 第2搬送ローラ 15 第3搬送ローラ 20 感光体ドラム 24 転写用コロナ放電器 34 搬送路 35 定着装置 37 熱ローラ 38 圧ローラ 240 モータ制御回路 OM 原稿送り用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−6042(JP,A) 特開 平2−245347(JP,A) 特開 平4−138485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】画像の転写位置から定着位置までの距離よ
    りも長い複写シートに対して複写を行う電子写真方式の
    複写機であって、 原稿の画像を読取ラインに沿って読取る画像読取部と、 前記読取ラインに対して直交方向に、画像読取部と原稿
    との相対的な位置関係を変化させる原稿送り手段と、 複写シートを案内するための搬送経路と、 搬送経路に関連して設けられ、常に一定速度で回転し、
    画像読取部で読取られた原稿画像を順次その表面に電子
    写真方式で形成し、それをトナー像に現像して担持する
    感光体ドラムと、 搬送経路を挟んで、感光体ドラムの表面に対向して設け
    られ、搬送経路を搬送される複写シートに感光体ドラム
    上に担持されたトナー像を転写する転写手段と、 搬送経路の、複写シート搬送方向に見て転写手段の配置
    位置よりも下流側に設けられ、搬送経路を搬送されてく
    る複写シートを相対的に速い搬送速度で取り込みながら
    トナー像を複写シート上に定着させて排出する定着手段
    と、 搬送経路を搬送される複写シートの先端が定着手段に達
    するまでは、原稿送り手段による画像読取部と原稿との
    相対的な位置関係の変化速度を感光体ドラムの周速と等
    しい第1速度に制御し、複写シートの先端が定着手段に
    達したことに応答して、前記変化速度を、第1速度より
    も速い速度であって、かつ、複写シートの種類に応じた
    第2速度に制御する送り速度制御手段と、を含むことを
    特徴とする複写機。
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