JPH10291688A - コピーシートジャムの除去方法ならびにジャムの検出及び除去システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー機／プリンタ内のジャムを除去するシ
ステムを提供する。 【解決手段】 拡大され、開放されたバックルチャンバ
９０が容易にアクセス可能なコピーシート搬送経路内に
位置され、コピー機／プリンタの故障サイクルダウンの
際、シート１１０がジャムシートによって順次にマシン
の出力部に達するのを妨げられる度に、シートを集める
のに使用される。ユーザは、ジャム領域と、内部の分離
されたシートが集められる「容易に手の届く」バックル
チャンバとにアクセスすることによってジャムの殆どを
除去することができ、従って用紙が用紙経路全体に分散
することを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はコピー機／プリンタ
に関し、より詳細には、コピー機／プリンタにおけるジ
ャム（紙詰まり）シートの除去を容易にする改良された
方法及び装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】コピー機／プリンタマシンにおいて、用
紙のジャムはユーザにとって長い間負担となっている。
用紙のジャムが生じると、ユーザは何らかの行動をとっ
てシステムを正常に動作する状態に戻し、特定のジョブ
の完全性を回復することを要求される。これまで、ジャ
ムの発生を低減し、ジャムから回復させるユーザの負担
を最小にするために様々な進め方（ストラテジー）及び
特性が開発されてきた。これらのストラテジーのいくつ
かは、以下を含む：故障状態の早期検出；マシンの制御
されたサイクルダウン及びサイクルアップ；損傷を受け
るかシーケンスを乱す可能性のある「不適切な」シート
をある目的地に搬送し、ここで不適切なシートは容易に
識別されて「適切な」シートから分離される；工程数
と、シート枚数と、紙詰まりを起こしたマシンから用紙
を取り除くことの難しさとを最小にする。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】通常では、ジャムの下
流にあるシートは適切なシートとして搬送され、ジャム
の上流にあるシートはジャムシートと共にオペレータに
よって取り除かれなくてはならない（又は、サイクルア
ップの際に集積される（purged))。次に、集積されたシ
ートはユーザによって「不適切な」シートとして識別さ
れ、廃棄されるか又は再利用されなくてはならない。専
用の出力目的地を「集積（purge)トレイ」として設ける
ことにより、集積されるシートの識別が容易になるが、
このような専用トレイは高価で不経済なものとみなされ
る場合がある。出力トレイにおいて、集積されるシート
を他のシートからずらす（オフセットする）ことによっ
てこれらのシートを区別することは、排出部（コンパイ
ラ）にある他のシートがホチキスを留めるものである場
合に不経済になりうる（これらのシートは、ジョブの完
全性のために犠牲にならなくてはならない）。

【０００４】従って、改良されたジャム除去システムが
未だ必要であることは明らかである。

【０００５】米国特許第４，０７８，７８７号が本明細
書に参照文献として含まれ、この特許はコピー機におい
てマシンの完全な停止を生じる用紙ジャム改良技術を開
示している。コピー機のジャムの回復は、マシンアクセ
スカバーを開き、ジャムシートを取り除き、カバーを閉
じることによって達成される。米国特許第４，２３１，
５６７号において、コピー機のシート搬送経路における
ジャムを除去する方法及び装置は、ジャムを感知するス
テップと、ジャムの位置か又はジャムの位置の上流の領
域において処理中のシートを集めると同時に、ジャムの
位置の下流にあるシートの処理を続行してキャッチトレ
イに出すことを可能にするステップと、最後の下流シー
トがコピー機を出てマシンが停止した後にジャムシート
を取り除くステップとを含む。

【０００６】

【課題を解決するための手段】従って、拡大され、開放
されたバックルチャンバが容易にアクセス可能なコピー
シート搬送経路内に位置され、コピー機／プリンタの故
障サイクルダウンの際、シートがジャムシートによって
順次にマシンの出力部に達するのを妨げられる度に、シ
ートを集めるのに使用される。ユーザは、ジャム領域
と、内部の分離されたシートが集められる「容易に手の
届く」バックルチャンバとにアクセスすることによって
ジャムの殆どを除去することができ、従って用紙が用紙
経路全体に分散することを防ぐ。特定のジャム状態にお
いて、両面コピー（デュプレックス）ループ内のコピー
シートも同様にバックルチャンバ内に集められる。

【０００７】本発明の請求項１に記載の態様は、コピー
入力部と、コピー出力部と、これらの間にある処理中の
コピーシート定位搬送経路とを含む、文書画像のコピー
を作成するコピー機／プリンタ装置において、該搬送経
路内のコピーシートジャムを除去する改良された方法で
あって、（ａ）該定位搬送経路内にコピーシートジャム
感知を提供するステップと、（ｂ）該定位搬送経路内に
コピーシート位置合わせステーションを提供するステッ
プと、（ｃ）該位置合わせステーションのすぐ上流に、
拡大され、開放されたバックルチャンバを提供するステ
ップと、（ｄ）ジャム領域におけるジャムの発生を感知
するステップと、（ｅ）該バックルチャンバ内のジャム
領域の上流にある全てのコピーシートをループ状にする
ステップと、（ｆ）該ジャム領域及び該バックルチャン
バからコピーシートを取り除くステップと、を含む。

【０００８】本発明の請求項２に記載の態様は、コピー
機／プリンタ内のジャムを除去する方法であって、
（ａ）第１の用紙経路を提供するステップと、（ｂ）該
第１の用紙経路内にバックルチャンバを提供するステッ
プと、（ｃ）該第１の用紙経路内のジャム発生位置にお
けるジャムの発生を感知するステップと、（ｄ）該バッ
クルチャンバの上流及びジャムの下流にあるコピーシー
トを該バックルチャンバ内でループ状にするステップ
と、（ｅ）該バックルチャンバからループ状のコピーシ
ートを取り除くステップと、を含む。

【０００９】本発明の請求項３の態様は、コピー機／プ
リンタ内のジャムを検出し除去するシステムであって、
コピー機／プリンタ内の用紙経路と、該用紙経路にコピ
ーシートを位置合わせするデバイスと、該用紙経路内に
あり、該デバイスのすぐ上流に位置してシートの位置合
わせを行う、大きく、開放された、容易にアクセスの可
能なバックルチャンバと、該用紙経路内にあり、該用紙
経路内のジャム発生位置におけるジャム発生を感知する
複数のセンサと、該複数のセンサのうちの１つから信号
を受け取った後に、シートの位置合わせを行う該デバイ
スの作動を停止することによって該バックルチャンバの
上流にあるコピーシートをループ状にするコントローラ
と、を含む。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１を参照して例示的なプリンタ
の実施の形態を詳しく説明すると、米国特許第５，０９
５，３４２号に示され、説明される既存の市販のゼロッ
クス社（Xerox Corporation)の「ドキュテック（DocuTe
ch）」プリンタのようなタイプであり、本発明の内部集
積（purge)停止ロール位置合わせバックルチャンバを用
いるのに好適な自動静電写真複写装置の例として、デュ
プレックスレーザプリンタ１０が示されている。本明細
書に開示される方法及び装置はこのようなデジタルプリ
ンタに使用するのに特に好適であるが、その用途は特定
のプリンタの実施の形態に限定されていないことが、以
下の説明から明らかになるであろう。本明細書に例示さ
れるマシン１０はゼログラフィック（電子写真）レーザ
プリンタであるが、他のタイプの複写装置を有する広範
囲の他のプリントシステムが、本明細書に開示される内
部集積バックルチャンバを使用してジャムシートを除去
することができる。

【００１１】ここで、この図１のシステム１０をより具
体的に参照すると、受光体（例えば、感光体）は１２８
であり、未使用シート１１０が用紙トレイ１２０及び１
２２（必要に応じて大容量入力経路１２３を有する）に
入っており、垂直シート入力搬送部は１２４であり、転
写部は１２６、フュージング部（定着部）は１３０、ゲ
ート１３４によって選択される反転部は１３６、及びカ
ール除去部は１１６である。オーバーヘッド両面コピー
（デュプレックス）ループ経路１１２は複数の可変速度
フィードローラＮ₁ 〜Ｎ_n を有し、これらはデュプレッ
クス経路１１２の長さの大部分を提供し、デュプレック
ス経路シートフィードニップを提供する。これらのロー
ラは全て、コントローラ１０１によって制御される可変
速度駆動装置１８０によって駆動される。これは、上面
転写（表面が下向き）システムである。ゲート２２５
は、出力用紙カール除去装置１１６と両面コピー（デュ
プレックス）専用のリターンループ１１２との間の選択
を行う。

【００１２】この図１の実施の形態では、デュプレック
ス画像形成の際にシートが移動するエンドレスループデ
ュプレックス（第２の面）用紙経路１１２は実線の矢印
で示されており、片面コピーされるべきシートが画像形
成される片面コピー（シンプレックス）経路１１４は破
線の矢印で示されている。しかし、後述するように、出
力用紙カール除去装置１１６に達してそれを越える出力
経路と、デュプレックス経路１１２のいくつかの他の部
分は、デュプレックスシートとシンプレックスシートの
双方によって共有されている。これらの経路は用紙トレ
イ１２０又は１２２からの共通入力又は「未使用」シー
ト経路であるため、これらも破線の矢印で示されてい
る。

【００１３】図１において、通常の用紙フィードトレイ
１２０又は１２２のうちのいずれかから「未使用」シー
トが供給された後、シートは垂直搬送部１２４及び位置
合わせ搬送部１２５によって搬送されて画像転写ステー
ション１２６を通過し、受光体１２８から画像を受け取
る。次に、シートはフューザ１３０を通過し、ここで画
像はシートに永久的に定着又はフュージングされる。フ
ューザを通過した後、ゲート１３４は出力用紙カール除
去装置１１６を介してシートをフィニッシャ又はスタッ
カーに直接移動させるか、又はシートの方向を変えて単
一シートインバータ１３６に入れる。即ち、シートが片
面コピー（シンプレックス）シートであるか、又はサイ
ド１及びサイド２の画像が形成された完成した両面コピ
ーシートである場合、シートはゲート１３４を介して出
力用紙カール除去装置１１６に直接搬送される。しか
し、シートが両面コピーの途中であり、サイド１の画像
のみがプリントされている場合、センサＳ−３及びＳ−
４並びにコントローラ１０１によってゲート１３４が配
置され、このシートの方向を変えてインバータ１３６に
入れる。インバータ１３６においてこのシートは反転さ
れ、デュプレックス経路を介してシート搬送部１２５に
フィードされ、転写ステーション１２６及びフューザ１
３０を再び通過する。転写ステーション１２６及びフュ
ーザ１３０はサイド２の画像をこのデュプレックスシー
トの裏面に定着させ、シートは出力用紙カール除去装置
１１６を介してプリンタから出る。シートは全てカール
除去装置１１６を通過する。

【００１４】バッフルのないＴ形状であり、オペレータ
のアクセスが可能なコピーシート搬送部７０が図２に示
されている。これは、用紙トレイ１２０又は１２２から
コピーシートを垂直に搬送するようになっており、幅２
５ｍｍのネオプレンタイミングベルト７１を含む。ベル
トは、回転可能シャフト７４及び固定シャフト７５にそ
れぞれ取り付けられた駆動プーリ７２及びアイドラプー
リ７３の周りに巻き掛けられている。駆動プーリ７２
は、シャフト７４によって反時計回りの方向に回転する
ように取り付けられており、図１に示されるような転写
ステーション１２７の方向にシートを移動させる。従来
のマシン駆動機構がシャフト７４に接続され、コントロ
ーラ１０１によって制御されている。タイミングベルト
７１並びに駆動及びアイドラプーリ７２、７３はフレー
ム部材７８及び７９に取り付けられており、これらは支
持構造体８０に取り付けられている。これらは全てプラ
スチックからなることが好ましい。支持構造体８０は、
タイミングベルト７１と平行であり、タイミングベルト
７１の上方にある部材８１と、部材８１と直交し、シャ
フト７４が取り付けられた支持ブラケットを中に有する
部材８２とを含む。板ばね７７に取り付けられたアイド
ラロール７６によって、垂直力が付与される。板ばね７
７は、コピー機／プリンタ１０の垂直搬送アセンブリを
構成する搬送フレーム（図示せず）に固定されたフレー
ム（図示せず）に取り付けられている。

【００１５】図１及び図２に示される、バッフルのない
オペレータのアクセスが可能なコピーシート搬送部７０
は、オペレータが取り除かなくてはならない望ましくな
いジャムが生じた場合の、シートへの視覚的及び物理的
アクセスを共に改良する。これは、ジャムの除去に関す
る最も重要な２つの点を扱っている。即ち、（１）取り
除く必要のあるコピーシートが見えること、及び（２）
シートを取り除くために比較的自由に手が入れられる
（ハンドアクセス）ことである。

【００１６】開放された、オペレータのアクセスが可能
なバックルチャンバ９０が図３に示されており、これ
は、垂直搬送部１２４、大容量入力経路１２３及びデュ
プレックス経路１１２からのコピーシート入力を取り込
む。停止ロール位置合わせニップ９５は、チャンバ内の
各コピーシート１１０を湾曲させ、従って、各コピーシ
ートの先端を位置合わせし、引き続いて転写ステーショ
ン１２６に搬送するのに使用される。

【００１７】本発明に従って、図４により具体的に示さ
れるように、ジャム検出及び除去システムがプリンタ１
０に含まれており、これは、拡大された内部集積バック
ルチャンバ９０を含む。バックルチャンバ９０は位置合
わせ停止ロールの対９５のすぐ上流とコピーシート搬送
部７０との間に位置しており、これらはコントローラ１
０１によって制御されている。必要に応じて、ジャムセ
ンサを異なる位置か又は追加の位置に配置することがで
きることを理解すべきである。

【００１８】ゼログラフィックプロセスの非クリティカ
ル領域において生じるシートジャムは、プリンタを完全
に停止させない。代わりに、ジャム領域の下流にある適
切なコピーが全て移動し続け、プロセッサを通ってプリ
ンタを出ると、プロセッサが停止される。オペレータが
容易に除去できるように、用紙経路の他の箇所にある出
来るだけ多くのシートが停止ロールニップ及びバックル
チャンバにおいて集められる。しかし、ジャムシートに
よってバックルチャンバへのシートの経路が遮られた場
合、又は故障状況によって完全に停止することが必要で
ある場合、シートはジャムシートと共にバックルチャン
バに達するのを妨げられる可能性があり、オペレータは
これらをより従来の方法で取り除く必要がある。既に処
理中のシートのみがループ状になる（festooned)よう
に、ジャムが生じた際は新しいコピーシートのフィード
を停止させる。即ち、適切なコピーを処理する一方で、
ジャムゾーンの後ろにあるコピーはジャムゾーンの上流
にあるバックルチャンバに故意に送られて集積される、
というサイクル外動作がある。ジャム状態の際にバック
ルチャンバ内の全てのシートをループ状にして単一箇所
で除去できるようにすることにより、オペレータが異な
るプロセス箇所からの全てのコピーシートを取り除くの
に従来必要であった時間及び動作を最小にし、ジョブの
回復を簡易にする。バックルチャンバの下流で感知され
たジャムを用いて位置合わせ停止ロールの対９５を停止
させ、シートをバックルチャンバに集めることができる
ため、シートのループ形成はバックルチャンバ９０にお
いて起こる。マイクロコントローラ１０１はプロセス動
作の際の様々なシートの位置を常に注意し、ジャムが生
じたときには位置合わせ停止ロールの対９５の作動を停
止させて、バックルチャンバ内でシートのループ形成を
始める。

【００１９】バックルチャンバ９０は大きな開放された
領域を有するように構成され、これによってレターサイ
ズ用紙最大６枚又は１７インチ（４３．１８ｃｍ）用紙
最大３枚をチャンバ内に貯えることができる。アクセス
が自由なバックルチャンバ９０を用いることで、バック
ルチャンバ内に容易に手が届き、ループ状シートを取り
除くことができる。内部集積バックルチャンバに集めら
れるシートは以下を含む：（１）あらゆるフィーダから
送られたシート；（２）フィーダ１２０及び１２２から
位置合わせ停止ロール対９５に搬送中のシート；（３）
デュプレックスループ内のシート；及び（４）判定ゲー
ト２２５によってデュプレックスループに方向を変えら
れたシート。

【００２０】より具体的には、図１においてジャムセン
サＳ１〜Ｓ６が示されており、これらはプリント動作の
際にシートの位置を感知する。例えば、米国特許第４，
１４４，５５０号などのあらゆる従来のセンサを使用す
ることができる。シートが用紙フィーダ１２０又は１２
２からマシン１０の用紙経路を通過する際に、センサＳ
１〜Ｓ６はコントローラ１０１によって作動され、タイ
ミングシーケンスに従ってシートの存在を感知する。シ
ートが特定のセンサを通過したことが感知されない場
合、位置合わせ停止ロール対９５に接続されたコントロ
ーラに信号が送られ、位置合わせ停止ロール対を停止し
てバックルチャンバ９０内にシートの集まりを生じる。
シートが存在しないことを示す信号を受け取ると、コン
トローラ１０１はプリンタを「ハードストップ」に切り
替える、即ちプリンタを完全に停止させるか、又はプリ
ンタを「ソフトストップ」モードに切り替える。ソフト
ストップモードにより、感知されたジャム領域の下流で
既に処理中のシートは出力用紙カール除去装置１１６を
介して引き続きプリンタから出ることができる。ジャム
がカール除去装置１１６又はフィニッシャ（図示しない
が、出力用紙カール除去装置１１６の下流にある）への
途中で生じた場合、バックルチャンバ９０の上流のシー
トは全てバックルチャンバにおいてループ状にされ、バ
ックルチャンバの下流のシートはゲート１３４及び２２
５によって方向を変えられてデュプレックスループ１１
２をまわり、バックルチャンバにおいてループ状にされ
る。デュプレックス動作のサイド１のコピー中にジャム
が生じた場合、出力デバイスにおけるジョブの完全性を
維持するために、デュプレックスループ内のシートはバ
ックルチャンバの上流のシートと共にバックルチャンバ
内でループ状にされる。

【００２１】図１のコピー機／プリンタ１０の構造にお
いて、デュプレックス動作の一部であるシートがフィニ
ッシャにおいて詰まり、出力用紙カール除去装置１１６
においてつかえてしまったときに、フィーダとインバー
タ１３６の出口との間の用紙経路に４枚のシートがある
とする。これらの４枚のシートのうち２枚は既に停止ロ
ール位置合わせニップ９５を通過しており、ゲート１３
４及び２２５によって方向を変えられて出力用紙カール
除去装置１１６のそばを通ってデュプレックス経路を通
過し、バックルチャンバ９０に入る。ここでは、停止ロ
ール位置合わせニップ９５の前に位置した垂直搬送部１
２４からの２枚のシートが既にループ状になっている。

【００２２】図４においてより明確に示されるように、
バックルチャンバ９０に入るシートをループ状にしてオ
ペレータが容易に取り除くことができるように、停止ロ
ール位置合わせニップ９５を反対回りにすることができ
る。コピーシートの先端がセンサＳ−３に達するのが遅
い場合、シートが受光体１２８から剥離されなかったこ
とを示す信号がコントローラ１０１に送られる。コント
ローラ１０１はセンサＳ−３からの信号を受け取り、Ｄ
Ｃモータ駆動可逆停止ロール位置合わせニップ９５を逆
方向、即ち反時計回り方向に駆動し、転写領域１２６に
入ったシートを再びバックルチャンバ９０内に引き込
み、ここでループ状にされた他の上流シートと共に容易
に取り除く。剥離されなかったシートの下流にある適切
なコピーシートは、出力用紙カール除去装置１１６を介
してフィニッシャ（図示せず）に送られる。

【００２３】図１では、バックルチャンバ９０は停止ロ
ール位置合わせニップ９５に隣接して位置するように示
されるが、バックルチャンバは受光体の前にある用紙経
路内の他の位置に位置することができ、ＤＣモータを使
用してコピーシートをこのような位置に逆流させること
ができることが考えられる。

【００２４】装置内のジャムを除去するために使用する
方法及び装置は、容易にアクセスの可能な内部集積バッ
クルチャンバを含み、故障サイクルダウンの際、シート
がジャムシートによって順次に出力部に達するのを妨げ
られる度に、シートはこのバックルチャンバにおいてル
ープ状にされることが明白であろう。次に、ユーザは、
ジャム領域と、内部の分離されたシートが集められる容
易に手の届くバックルチャンバとにアクセスすることに
よってジャムの殆どを除去することができ、従って用紙
が用紙経路全体に分散することを防ぐ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のアクセス可能なコピーシート搬送バッ
クルチャンバを組み込む例示的なプリント装置の模式的
立面図である。

【図２】図１のプリント装置に使用される、オペレータ
のアクセスが可能なコピーシート搬送部の一部分の斜視
図である。

【図３】図１のプリンタのバックルチャンバの拡大立面
図であり、その中のコピーシートが湾曲されている。

【図４】図１のプリンタのバックルチャンバの拡大立面
図であり、その中のコピーシートがループ状になってい
る。

【符号の説明】

１０ デュプレックスレーザプリンタ ９０ 内部集積バックルチャンバ １０１ コントローラ １１０ 未使用シート １１２ デュプレックスループ １１６ 出力用紙カール除去装置 １２０、１２２ 用紙トレイ １２３ 大容量入力経路 １２４ 垂直搬送部 １２５ 位置合わせ搬送部 １２６ 転写ステーション １２８ 受光体 １３０ フュージングステーション １３４、２２５ ゲート １３６ インバータ １８０ 可変速度駆動装置 Ｓ−１、Ｓ−２、Ｓ−３、Ｓ−４、Ｓ−５、Ｓ−６
センサ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ディー．グラムリッチ アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター モンロー ウェイン カ ウンティー ライン 1217 (72)発明者 リズベス エス．クエスネル アメリカ合衆国 14534 ニューヨーク州 ピッツフォード ワイドウォーターズ レーン 27 (72)発明者 ミュレイ オー．ミーツェ，ジュニア. アメリカ合衆国 14607 ニューヨーク州 ロチェスター エッジャートン ストリ ート 258 (72)発明者 リロイ エー．ボルドウィン アメリカ合衆国 14607 ニューヨーク州 ロチェスター アーノルド パーク 19 (72)発明者 チャールズ イー．スミス アメリカ合衆国 14534 ニューヨーク州 ピッツフォード ヒルトップ ドライブ 25 (72)発明者 キース エル．ウィリス アメリカ合衆国 14619 ニューヨーク州 ロチェスター ペンハースト ストリー ト 207

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コピー入力部と、コピー出力部と、これ
   らの間にある処理中のコピーシート定位搬送経路とを含
   む、文書画像のコピーを作成するコピー機／プリンタ装
   置において、該搬送経路内のコピーシートジャムを除去
   する改良された方法であって、 （ａ）該定位搬送経路内にコピーシートジャム感知を提
   供するステップと、 （ｂ）該定位搬送経路内にコピーシート位置合わせステ
   ーションを提供するステップと、 （ｃ）該位置合わせステーションのすぐ上流に、拡大さ
   れ、開放されたバックルチャンバを提供するステップ
   と、 （ｄ）ジャム領域におけるジャムの発生を感知するステ
   ップと、 （ｅ）該バックルチャンバ内のジャム領域の上流にある
   全てのコピーシートをループ状にするステップと、 （ｆ）該ジャム領域及び該バックルチャンバからコピー
   シートを取り除くステップと、 を含むコピーシートジャムの除去方法。
2. 【請求項２】 コピー機／プリンタ内のジャムを除去す
   る方法であって、 （ａ）第１の用紙経路を提供するステップと、 （ｂ）該第１の用紙経路内にバックルチャンバを提供す
   るステップと、 （ｃ）該第１の用紙経路内のジャム発生位置におけるジ
   ャムの発生を感知するステップと、 （ｄ）該バックルチャンバの上流及びジャムの下流にあ
   るコピーシートを該バックルチャンバ内でループ状にす
   るステップと、 （ｅ）該バックルチャンバからループ状のコピーシート
   を取り除くステップと、 を含むジャムの除去方法。
3. 【請求項３】 コピー機／プリンタ内のジャムを検出し
   除去するシステムであって、 コピー機／プリンタ内の用紙経路と、 該用紙経路にコピーシートを位置合わせするデバイス
   と、 該用紙経路内にあり、該デバイスのすぐ上流に位置して
   シートの位置合わせを行う、大きく、開放された、容易
   にアクセスの可能なバックルチャンバと、 該用紙経路内にあり、該用紙経路内のジャム発生位置に
   おけるジャム発生を感知する複数のセンサと、 該複数のセンサのうちの１つから信号を受け取った後
   に、シートの位置合わせを行う該デバイスの作動を停止
   することによって該バックルチャンバの上流にあるコピ
   ーシートをループ状にするコントローラと、 を含むジャムの検出及び除去システム。