WO2004013389A1 - スタイラビリティが改善されたアクリル系合成繊維 - Google Patents

スタイラビリティが改善されたアクリル系合成繊維 Download PDF

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Description

明細書
スタイラビリティが改善されたアタリル系合成繊維 技術分野
本発明は、 かつら、 ヘアピース、 エクステンションヘアー (ウイ一ビング) 、 および人形用ヘアー等に用いられる人工毛髪用繊維に関し、 スタイラビリティ、 耐熱性に優れた毛髪用繊維に関する。
背景技術
一般に人工毛髪用繊維としてアクリル系繊維、 塩化ビュル系繊維、 ポリアミ ド 繊維またはポリエステル繊維など多数の繊維が市販されている。 しかしながら、 これらの繊維には、 耐熱性、 カーリング性、 触感等の人工毛髪用繊維として必要 な特性のすべてを同時に備えるものがないため、 その素材によつて得意なかつら のスタイル分野を有している。 たとえば、 従来の繊維は、 カーリースタイルに適 した合成繊維あるいは、 ス トレートスタイルに適した合成繊維等にそれぞれ分類 されており、 巾広いスタイラビリティ (かつらにしたとき、 種々のスタイルを作 ることができる繊維機能) を有する合成繊維は少なく、その開発が望まれている。 このため、 スタイラビリティ改善を目的に、 たとえば特開昭 5 5— 1 5 8 3 2 2 号公報、 特開昭 5 6— 6 3 0 0 6号公報、 特開昭 5 8— 4 8 0 9号公報には、 繊 維表面に特有の凹凸を出すことで目的を達成することが開示されている。 確かに 繊維表面に特有の凹凸を出すことはスタイラビリティ改善の有効な方法ではある 力 単に表面凹凸を出すだけでは、 繊維の剛性が弱いためにス トレートスタイル の商品性は充分に満足できていない。 また、 耐熱性が低いが故にヘアードライャ 一等の熱器具が使用できず、 各個人の好みに合わせたヘアースタイルが容易に作 成できず、 ユーザーからのこれら改善要求が望まれている。
発明の開示
本発明の目的は、 前記問題を解決し繊維表面に節状の凹凸を有し、 かつ特定の 範囲を有する曲げ剛性、捩れ剛性値を有するァクリル系合成繊維により、かつら、 ヘアピース、 エクステンションヘアー (ウィービング) 、 および人形用ヘアー等 に用いられる人工毛髪用繊維束に関し、 さらにスタイラビリティ、 耐熱性に優れ た人工毛髪用繊維を提供することに関する。
本発明者らは、 アタリル系共重合体からなるアタリル系合成繊維の繊維表面に 節状の凹凸を有し、 曲げ剛性、 および捩れ剛性をある特定の範囲にすることで上 記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明は、 繊維表面に節状の凹凸を有し、 凹凸差が 5. 0-1 5. 0 μπι、 凹凸間隔が 0. 05〜0. 5 mmであり、 かつ繊維の曲げ剛性値が 7. 0 X 1 0— 7〜 10. 0 X 1 CT7N · m2Zmであり、 捩れ剛性値が 5. 0 X 1 (Γ9〜 1 0. 0 X 10"9Ν · m2であるァクリル系合成繊維に関する。
ァクリル系共重合体中ァクリロニトリルの含有量が 6 Omo 1 %以上、 スルホ ン酸基含有ビニル系モノマー由来の硫黄含有量が 0. 1 5〜0. 50重量%であ り、 比粘度が 0. 20〜0. 50であるアクリル系共重合体からなるアクリル系 合成繊維が好ましい。
前記アクリル系合成繊維の 10%収縮開始温度が 1 50°C以上であることが好 ましい。
人工毛髪が前記ァクリル系合成繊維からなることが好ましい。
つぎに本発明を詳細に説明する。 本発明は、 繊維表面に節状の凹凸を有し、 凹 凸差が 5. 0〜1 5. 0 /2 111、 凹凸間隔が0. 05〜0. 5 mmであり、 かつ繊 維の曲げ剛性値が 7. 0 X 10—7〜 10. 0 X 10— 7N · m2/mであり、 捩れ剛性 値が 5. 0X 1 0— 9〜10. 0 X 1 (T9N■ m2であるアクリル系合成繊維に関する。 本発明でいうアタリル系合成繊維とは、 図 1に示すように、 繊維表面に節状の 凹凸を有し、 凹凸差 (繊維表面の凹部と凸部の差) が 5. 0〜1 5. O zmであ り、 好ましくは 6. 0〜1 2. O /xmである。 また、 凹凸間隔 (繊維表面の凸部 と凸部の間隔) が 0. 05〜0. 5mmであり、 好ましくは 0. 06〜0. 40 mmである。 前記凹凸差が 5. O / m未満であると、 目的のスタイラビリティが 得られず、 1 5. 0 μηιを超えると、 繊維表面のガサツキがひどくなり、 かつら の加工工程での糸切れ等のトラプルが発生する。 また、 前記凹凸間隔が 0. 05 mm未満であると、 繊維表面のガサツキがひどくなり、 かつらの加工工程での糸 切れ等のトラブルが発生し、 0. 5mmを超えると、 目的のスタイラビリティが 得られない。
本発明のアタリル系合成繊維の曲げ剛性値は 7. 0 X 10—7〜10. O X 1 CT 7N · m2Zniであり、 好ましくは 7. Ο Χ 1 (Γ7〜9. 0 X 10—7N · m2Zi ^であ り、 さらに好ましくは 7. 5 X 1 0-7〜8. 5 X 1 CT7N · m2/mである。 曲げ剛 性値が 7. 0 X 10~7N■ m2/m未満では繊維の曲げ剛性が弱くなりスタイラビ リティ性に欠け、 1 0. 0 X 10— 7N · m2Zmを超えると繊維の触感が硬くなり 人工毛髪用には適さなくなる。
また、 本発明のァクリル系合成繊維の捩れ剛性値は 5. 0 X 1 0一9〜 10. 0 X 1 Cr9N · m2以下であり、 好ましくは 5. 0 X 10—9〜9. 6 X 10—9N · m2 であり、 さらに好ましくは 5. 0 X 1 CT9〜9. 3 X 1 0— 9N■ m2である。 捩れ剛 性値が 5. 0 X 10— 9Ν · m2未満では繊維の捩れ剛性が弱くなりスタイラビリテ ィ性に欠け、 10. 0 X 10— 9N · m2を超えると繊維の触感が硬くなり人工毛髪 用には適さなくなる。
本発明でいう繊維の曲げ剛性および捩れ剛性は後述するように曲げ剛性測定機 (KE S— FB 2— S、 カトーテック社製) を使用してアクリル系合成繊維を曲 げたときの各曲率での反発力により曲げモーメントを測定するものである。また、 捩れ剛性は捩れ剛性測定機 (KE S— YN1、 カトーテック社製) を使用してァ クリル系合成繊維を回転させたときの反発力により捩れモーメントを測定するも のである。
本発明のアクリル系合成繊維を構成するアクリル系共重合体中のァクリロニト リルの含有量は 60 m o 1 %以上が好ましく、 さらに 65mo l %以上が好まし レ、。 上限は 90 m o 1 %以下が好ましく、 さらに 85mo l %以下が好ましい。 アタリロニトリルの含有量が 60 m o 1 %未満であると、 アタリル系合成繊維が 耐熱性に欠ける傾向がある。 また、 アクリロニトリルの含有量が 9 Omo 1 %を 超えると、 アクリル系合成繊維の特徴である風合いや難燃性が損なわれる傾向が ある。 本発明で要求される耐熱性とはアクリル系合成繊維がヘアドライヤーの熱 に耐えることのできることを意味し、 その点において、 アクリル系合成繊維の 1 0 %収縮開始温度が、 1 50 °C以上であることが好ましく、 さらに 1 5 5 °C以上 であることがより好ましい。 10 %収縮開始温度が 1 50 °C未満であると繊維の 収縮による縮れおよび融着が発生し商品価値が低くなる傾向がある。また、 10% 収縮開始温度の上限値は 1 80°Cが好ましい。 1 80°Cを超えると耐熱性は向上 するが、 カールセットがっきにくくなる傾向がある。
ここで、 10%収縮開始温度とは次の方法で求めた温度のことをいう。 まず、 繊維束を任意の温度条件下、 無緊張で 30分熱処理し、 室温迄冷却した後の試料 長 LD (mm) を測定し、 熱処理前の試料長 L (mm) に対する乾熱収縮率を次 式により求める。 つぎに、 各温度と乾熱収縮率の関係から、 外揷して、 10%収 縮開始温度 (T1C) を求める。
乾熱収縮率 (%) =
[L (20. O cm) — LD〕 /L (20. O cm) ] X 100 また、 本発明のアクリル系合成繊維を構成するアクリル系共重合体は、 その共 重合成分としてスルホン酸基含有ビュルモノマーを使用するが、その使用割合は、 アクリル系共重合体中のスルホン酸基含有ビュル系モノマー由来の硫黄含有量が 0. 15〜0. 50重量%となるようにするのが好ましく、 さらに 0. 20〜0. 40重量0 /0となるようにするのがより好ましい。 スルホン酸基含有ビュル系モノ マー由来の硫黄含有量が 0. 1 5重量%未満では、 後述するように繊維表面に凹 凸を付与するのに必要な繊維の空孔の発現が困難でありかつ染色性が低下する傾 向があり、 0. 50重量%を超えるもさらに本発明の効果の向上は望めず、 コス ト的に不利になる。
また、 アクリル系共重合体の比粘度は、 繊維の曲げ剛性および捩れ剛性を支配 する因子である。 比粘度は 0. 20〜0. 50が好ましく、 さらに 0. 22~0. 45が好ましく、 さらに 0. 25〜0. 40がより好ましい。 比粘度が 0. 20 未満であると曲げ剛性、 および捩れ剛性が低くなり目的とするスタイラビリティ 性が得られなくなる傾向があり、 0. 50を超えると、 アクリル系共重合体を溶 剤に溶解して得られた紡糸原液の粘度が高くなりすぎて生産上不利になる傾向が ある。
ここで、 比粘度の測定は、 アタリル系共重合体 2 gノジメチルホルムァミ ド 1 Lの重合体溶液を用い、 ォストワルド型粘度計にて 3 0 °Cで測定する。
つぎに本発明のアクリル系合成繊維の一般的な製造法について説明する。
アクリル系合成繊維を製造するために使用するアクリル系共重合体の製造方法 および装置等は、 公知の一般的な重合方法、 後処理方法を用いることができる。 アクリ ロニトリルの共重合成分としてはハロゲン含有ビュル単量体、 モノォレ フィン系単量体等があげられ、 アクリル系共重合体中ァクリロ二トリルの含有量 が 6 0 m o 1 %以上であれば、 公知のビニル単量体を使用することができる。 な かでもハロゲン含有ビュル単量体は、 アクリル系共重合体を繊維にした際に難燃 性を付与するための成分として有効である。 このようなハロゲン含有ビュル単量 体はアクリロニトリルと共重合可能であるものならとくに限定はない。 その具体 例としては塩化ビ-リデン、 塩化ビュル、 臭化ビニリデン、 臭化ビュル等があげ られるが、 これらに限定されるものではない。 これらのなかでも、 入手のしゃす さの点で塩化ビ-リデン、 塩化ビュルが好ましい。 また、 必要に応じてこれらと 共重合可能なその他のモノォレフィン系単量体を本発明に差し支えない程度で使 用することができる。 その他のモノォレフィン性単量体としてはたとえばアタリ ル酸、 メタクリル酸、 およびそれらのエステル、 アクリルアミ ド、 酢酸ビュル等 があげられるがこれらに限定されるものではない。 これらのなかでも、 良好な反 応性、 染色性向上の点でァクリル酸メチル、 メタクリル酸メチルが好ましい。 また、 スルホン酸基含有ビュル系モノマーとしては、 たとえば、 パラスチレン スルホン酸ナトリウム、 メタリルスルホン酸ナトリウム、 ィソプレンスルホン酸 ナトリウム (2—メチル一 1 , 3—ブタジエン一 1ースルホン酸ナトリウム) 、 2—ァクリルアミ ドー 2 _メチルプロパンスルホン酸ナトリゥム (ァクリルアミ ドー tーブチルースルホン酸ナトリウム) 、 パラスチレンスルホン酸、 メタリル スルホン酸、 ィソプレンスルホン酸 ( 2—メチル一 1, 3—ブタジエン一 1ース ルホン酸) 、 2—アクリルアミ ドー 2—メチルプロパンスルホン酸 (アクリルァ ミ ドー t一ブチル一スルホン酸) などがあげられるが、 これらに限定されるもの ではない。 なかでも、 良好な反応性、 入手のし易さの点から、 パラスチレンスル ホン酸ナトリゥム、 メタリルスルホン酸ナトリゥムまたはィソプレンスルホン酸 ナトリウム、 2—アクリルアミ ドー 2—メチルプロパンスルホン酸 (ァクリルァ ミド一 t一ブチル一スルホン酸) が好ましい。
ァクリル系合成繊維表面に節状の凹凸を発現させる好ましい方法としては以下 のような方法があげられる。 たとえば、 アセトンに可溶なアクリル系共重合体を 用いた場合は、 アクリロニトリルの含有量が 6 O m o 1 %以上のアクリル系共重 合体を、 溶剤であるアセトンに溶解し、 樹脂濃度が 2 0〜3 5重量%、 好ましく は 2 5 ~ 3 2重量0 /0の紡糸原液とする。 前記紡糸原液の粘度は、 T O K I ME C 社製の B型粘度計で測定した粘度 (1 2 r p m、 3 0秒間) の値が、 湿式紡糸の 場合は 4 0〜5 0 °Cで 4 0ボイズ以上となるのが好ましく、 さらには 5 0〜7 0 ボイズが好ましい。 前記紡糸原液を用いて湿式紡糸法で製造する。 前記紡糸原液 には紫外線吸収剤等の他の添加剤は本発明に差し支えのない範囲で使用すること ができる。
ここで使用するノズルの孔形状は丸型、 亜鈴型、 *型の形状があげられるがこ れらに限定されるものではない。 また、 ノズルドラフト (ノズノレドラフトとは、 ノズル孔より吐出される紡糸原液の速度と引き取り速度の比をいう) はアクリル 系合成繊維の表面凹凸差および凹凸間隔を支配する因子である。 たとえば前記 * 型異型ノズルの紡糸ノズルを用いた際のノズルドラフトは少なくとも 0 . 7以上 とすることが好ましく、 さらには 0 . 8 0〜1 . 3の範囲が好ましい。 ノズルド ラフトが 0 . 7未満であると、 アクリル系合成繊維の表面凹凸差が小さくなるだ けでなく、 凹凸間隔も長くなり不利となる傾向がある。
凝固浴はァセトンの水溶液であり、 ァセトン濃度が 3 0〜 5 0重量%で浴温度 が 1 5〜3 0 °Cに調整することが好ましく、 さらに好ましくはアセトン濃度 3 5 〜 4 0重量%で浴温度 2 0〜 2 5 °Cに調整することが好ましい。 この条件で紡出 することでアタリル系合成繊維の断面に空孔を付与することができる。 前記凝固 浴条件の範囲を外れるとアクリル系合成繊維の断面に空孔を付与することができ ず、 乾燥により空孔を潰して得られる表面 凸を付与することができなくなる傾 向がある。 得られた糸条は水洗され、 温度 1 0 0 °C以上、 湿球温度 6 0 °C以上の 湿熱風で乾燥、 失透回復処理を行なう。 そののち延伸処理を施した繊維に熱処理 を施してアクリル系合成繊維を得る。 このとき緩和率を 5 ~ 3 0 %で処理するこ とにより、 熱収縮率を低下させることができる。 前記緩和率の範囲を外れると人 ェ毛髪用繊維として、 品質が低下する傾向があり好ましくない。 なお、 本発明の アタリル系合成繊維の繊度は 2 5〜 7 5デシテッタスが好ましく、 さらに好まし くは 4 0〜 6 0デシテックスである。 アタリル系合成繊維の繊度が 2 5デシテッ タスより小さいとカールの保持力が弱くなる傾向があり、 7 5デシテックスを超 えると剛直性が増し、 人工毛髪としてのスタイラビリティが損なわれる傾向があ る。 アクリル系合成繊維の断面形状としては馬蹄型、 亜鈴型、 円形等が好ましい 1 これらに限定されるものではない。
アクリロニトリルの含有量が高いアクリル系共重合体を用いる場合は、 ジメチ ルホルムアミ ド (DM F ) 、 ジメチルァセトアミ ド (DMA c ) 等の溶剤に溶解 し、 紡糸原液濃度 2 0〜 3 5重量%とし、 丸型または *型異型ノズルを用いて、 ノズルドラフト 0 . 5〜1 . 2で前記紡糸原液を DM F、 D MA c等の水溶液で D M F、 DMA c等の濃度が 3 0〜9 0重量%で浴温度 1 5〜3 5 °Cに調整した 凝固浴に紡出し、 そののち公知の方法で処理する等の方法により目的の繊維を得 ることができる。 ここで、 アクリロニトリルの含有量が高いアクリル系共重合体 とは、 ァクリル系共重合体中のァクリロニトリルの含有量が 7 0〜9 O m o 1 % のァクリル系共重合体をいう。
こうして得たアクリル系合成繊維を公知の方法でかつら、 ヘアピース、 ェクス テンションヘアー (ウィービング) 、 および人形用ヘアー等の頭飾製品に使用す る。
図面の簡単な説明
第 1図は、実施例 1におけるァクリル系合成繊維の表面凹凸を示す写真である。 第 2図は、比較例 1におけるァクリル系合成繊維の表面凹凸を示す写真である。 第 3図は、 比較例 3におけるアクリル系合成繊維の表面を示す写真である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 実施例により更に詳しく説明するが、 本発明はかかる実施例に限定され るものではない。 なお、 実施例に先立ち、 測定法等の定義につ.いて説明する。 (スルホン酸基含有ビュル系モノマー由来の硫黄含有量の測定方法) スルホン酸基含有ビニルモノマー由来の硫黄含有量の測定は以下の方法で実施 した。 試料燃焼装置 (QF— 02、 株式会社三菱化学社製) を用い、 アクリル系 共重合体の樹脂 0. 1 gをアルゴン/酸素 = 100/100の雰囲気、 加熱温度 900°C、 加熱時間 3 5分の条件で燃焼させて得られたガスを 0. 3重量%の過 酸化水素水溶液中に吸収させ硫酸イオンとし、 イオンクロマトグラフィー (I C 一 7000、 株式会社横河アナリティカルシステムズ社製) を使い、 硫酸イオン の含有量から硫黄含有量を計算した。 つぎに、 重合開始剤由来の硫黄含有量を差 し引いて、 スルホン酸基含有ビニル系モノマー由来の硫黄含有量を計算した。 な お、 重合開始剤由来の硫黄含有量はスルホン酸基含有ビニルモノマーを全く含ま ないァクリル系共重合体を用いて、 前記の方法で計算した。
(樹脂組成の測定方法)
樹脂組成は、 CHNコーダ (株式会社ャナコ社製) を樹脂中の窒素含有量を測 定し、 この窒素分をァクリロニトリル由来の窒素分とし、 ァクリロ二トリル含有 量を計算した。
(比粘度の測定方法)
比粘度はアクリル系共重合体 2 g /ジメチルホルムアミ ド 1 Lの重合体溶液を ォストワルド型粘度計を使用し 30°Cで測定した。
(紡糸原液の粘度測定方法)
B型粘度計 (TOK IMEC社製) を用い、 40°Cの条件で粘度( 1 2 r p m、
30秒間) を測定した。
(表面凹凸測定)
凹凸差および凹凸間隔は繊維を倍率 100倍の光学顕微鏡で観察、 計測を行な つて算出した。
(曲げ剛性測定方法)
曲げ剛性は曲げ剛性測定機(KES— FB 2— S、 力トーテック社製) を用い、 長さ 1 cmのアクリル系合成繊維を lmm間隔に 49本並べた試料を作成し、 曲 げ曲率 ±2. 5 cmの条件で測定し、 3回測定の平均値を曲げ剛性値(単位: N ■ m2/m) として算出した。
(捩れ剛性測定方法)
捩れ剛性は捩れ剛性測定機 (KES— YN 1、 カトーテック社製) を用い、 長 さ 2 c mの試料を捻り回転数土 3回転、 捻りスピード 1 2° Z秒の条件で捩れ剛 性を測定し、 1 0回測定の平均値の捩れ剛性値 (単位: N■ m2) として算出した。
(乾熱収縮率測定方法)
乾熱収縮率とは、 繊維束を任意の温度条件下、 無緊張で 30分熱処理し、 室温 迄冷却した後の試料長 LD (mm) を測定し、 熱処理前の試料長 L (mm) に対 する収縮率を次式により求めた値である。また、各温度と乾熱収縮率の関係から、 10%収縮開始温度を外挿して算出し、 1\。と定めた。
乾熱収縮率 (%) =
[L (20. O cm) _LD〕 /L (20. O cm) ] X 100
の評価方法)
の評価方法はかつら等の美容評価に従事する一般的技術者 5 名により、 P a g e b o yスタイルを作成し、 カールの保持性、 カールの安定性、 嵩高性、 面の揃いについてそれぞれ 5段階評価を行ない、 すべての項目で 4点以 上であれば合格とした。
評価基準
5 :非常によい
4 : よい
3 :普通
2 :わるい
1 :かなりわるい
(ブロー性の評価方法)
ブロー性 (耐熱性) の評価方法は、 スタイラビリティの評価方法と同様にかつ ら等の美容評価に従事する一般的技術者 5名により市販のヘアドライヤー (1 2 0〜140°C) を使用して、 毛先の縮れ、 融着の観点で評価を行ない、 これらを 総合して以下に示す 5段階評価とし、 4点以上を合格とした。 5 :毛の損傷は全く認められない
4 :毛の損傷は殆ど認められない
3 :毛の損傷は毛先が一部縮れている
2 :毛の損傷は毛先の縮れおよび融着が認められる
1 :毛の損傷は殆どの毛先が縮れおよび融着も激しい
実施例 1
アクリロニトリル 52重量%、 塩化ビニル 4重量0 /0、 塩化ビニリデン 42. 6 重量0 /0、 スチレンスルホン酸ソーダ 1. 4重量 °/0からなるアクリル系重合体樹脂 のアクリロニトリルの含有率は 66 mo 1 %、 スルホン酸基含有ビニル系モノマ 一由来の硫黄含有量は 0. 22重量%、 比粘度は 0. 26であった。 前記樹脂を ァセトンに溶解して紡糸原液を樹脂濃度が 26.0重量%になるように調製した。 紡糸原液の粘度は 5 5ボイズであった。 前記紡糸原液を *型異型断面ノズル (孔 径 0. 3mm、 孔数 25個) を用いてノズルドラフト 0. 90の条件で、 ァセト ン濃度 36重量%で 25 °Cの水溶液中に紡出した。
さらに紡出糸条を 50〜60°Cの水洗浴に導き、 水洗しながら 1. 9 3倍に延 伸し、 ついで乾燥温度 1 25 °Cおよぴ湿球温度 70 °Cで乾燥して失透回復させ、 2. 0倍で熱延伸した後、 さらに 1 60°Cの熱処理および 8 %の緩和処理を行な つた。 単糸繊度 51デシテッタスのアタリル系合成繊維を得た。
このようにして得られたァクリル系合成繊維の断面形状は略円形であり、 かつ 表面に節状の回凸を有し、 凹凸差は 7. O /im、 凹凸間隔は 0. 25mmであつ た。 また、 曲げ剛性値は 7. 5 X 1 CT7N · m m, 捩れ剛性値は 5. 0 X 10—9 N - m2であり、 1 0%収縮開始温度 (Tlfl) は 1 56°Cであった。 前記ァクリル 系合成繊維を用いて P a g e b o yスタイルを作成し評価を行なった結果を表 1 に示す。 図 1は実施例 1におけるァクリル系合成繊維 1の表面凹凸を示す写真で ある。 繊維表面に節状の凹凸を有している。 なお、 表 1中、 VCは塩ィ匕ビュル、 V Dは塩化ビニリデンを表わす。
実施例 2
アクリロニトリル 63重量0 /。、 塩化ビニリデン 35. 5重量0 /0、 スチレンスル ホン酸ソーダ 1. 5重量%からなるァクリル系重合体樹脂のァクリロニトリルの 含有率は 76mo 1。に スルホン酸基含有ビュル系モノマー由来の硫黄含有量は 0. 23重量%、 比粘度は 0. 40であった。 前記樹脂をジメチルァセトアミド に溶解して樹脂濃度が 20. 0重量%になるように紡糸原液を調製した。 紡糸原 液の粘度は 70ボイズであった。 前記紡糸原液を丸型ノズル (孔径 0. 3mm、 孔数 25個) を用いてノズルドラフト 0. 81の条件で、 ジメチルァセトアミ ド 濃度 60重量%で 25 °Cの水溶液中に紡出した。 さらに紡出糸条を 50〜 60 °C の水洗浴に導き、 水洗しながら 1. 93倍に延伸し、 ついで乾燥温度 1 25°Cお よび湿球温度 70°Cで乾燥して失透回復させ、 2. 5倍で熱延伸した後、 さらに 160°Cの熱処理おょぴ 8 °/。の緩和処理を行なった。 単糸繊度 51デシテックス のァクリル系合成繊維を得た。
このようにして得られたァクリル系合成繊維の断面形状は略円形であり、 かつ 表面に節状の凹凸を有し、 囬凸差は 8. Ο μπι、 凹凸間隔は 0. 27mmであつ た。 また、 曲げ剛性値は 8. 4 X 1 0— 7N · m2Zm、 捩れ剛性値は 9. 2 X 1 0— 9 N · m2であり、 10%収縮開始温度 (T10) は 165°Cであった。 前記ァクリル 系合成繊維を実施例 1と同様に評価を行なった結果を表 1に示す。
比較例 1
アクリロニトリル 48重量0 /0、 塩化ビュル 51重量0 /0、 スチレンスルホン酸ソ ーダ 1. 0重量%からなるアクリル系重合体樹脂のァクリロ -トリルの含有率は 53 mo 1 %、 スルホン酸基含有ビュル系モノマー由来の硫黄含有量は 0. 16 重量%、 比粘度は 0. 18であった。 前記樹脂をアセトンに溶解して樹脂濃度が 29. 0重量%になるように紡糸原液を調製した。 紡糸原液の粘度は 40ボイズ であった。 前記紡糸原液を *型異型ノズル (孔径 0. 3mm、 孔数 25個) を用 いてノズルドラフト 0. 80の条件で、 ァセトン濃度 38重量0 /0で 25 °Cの水溶 液中に紡出した。 さらに紡出糸条を 50〜60°Cの水洗浴に導き、 水洗しながら 1. 9倍に延伸し、 ついで乾燥温度 125 °Cおよび湿球温度 70 °Cで乾燥して失 透回復させ、 2. 0倍で熱延伸した後、 さらに 160°Cの熱処理および 8%の緩 和処理を行なった。 単糸繊度 53デシテックスのアクリル系合成繊維を得た。 このようにして得られたァクリル系合成繊維の断面形状は略円形であり、 かつ 表面に節状の凹凸を有し、 凹凸差は 5. 5 Aim、 凹凸間隔は 0. 3 Ommであつ た。 また、 曲げ剛性値は 6. 5 X 10—7N■ m2/m, 捩れ剛性値は 4. 7 X 10— 9 Ν · πι2であり、 10%収縮開始温度 (Tie) は 1 38°Cであった。 アクリル系合 成繊維を実施例 1と同様に評価を行なった結果を表 1に示す。 図 2は比較例 1に おけるァクリル系合成繊維 2の表面凹凸を示す写真である。 繊維表面に節状の凹 凸を有している。
比較例 2
アクリロニトリル 48重量0 /0、 塩化ビニル 5 1. 5重量0 /0、 スチレンスルホン 酸ソーダ 0. 5重量%からなるアク リル系重合体樹脂のアクリロニトリルの含有 率は 53mo 1 %、 スルホン酸基含有ビニル系モノマー由来の硫黄含有量は 0. 078重量%、 比粘度は 0. 1 7であった。 前記樹脂をァセトンに溶 して樹脂 濃度が 28. 0重量%になるように紡糸原液を調製した。 紡糸原液の粘度は 45 ボイズであった。 該紡糸原液を丸型ノズル (孔径 0. 3mm、 孔数 25個) を用 いてノズルドラフト 0. 82の条件で、 20重量%で 25 °Cのアセトン水溶液中 に紡出した。 さらに紡出糸条を 50〜 60°Cの水洗浴に導き、 水洗しながら 1 - 9倍に延伸し、 ついで乾燥温度 1 25 °Cおよび湿球温度 70°Cで乾燥して失透回 復させ、 2. 0倍で熱延伸した後、 さらに 160 °Cの熱処理および 8 %の緩和処 理を行なった。 単糸繊度 5 5デシテッタスのアタリル系合成繊維を得た。
このようにして得られたアクリル系合成繊維は馬蹄形であるが、 表面に 凸は 認められなかった。 また、 曲げ剛性値は 6. 5 X 10-7N · m2/m、 捩れ剛性値 は 4. 5 X 10— 9Ν ·πι2であり、 1 0%収縮開始温度 (TJ は 1 38°Cであった。 アクリル系合成繊維を実施例 1と同様に評価を行なった結果を表 1に示す。
比較例 3
アクリロニトリル 52重量%、 塩化ビニル 4重量%、 塩化ビニリデン 42. 6 重量%、 スチレンスルホン酸ソーダ 1. 4重量%からなるアクリル系重合体樹脂 のアクリロニトリルの含有率は 66 mo 1 %、 スルホン酸基含有ビュル系モノマ 一由来の硫黄含有量は 0. 22重量。/。、 比粘度は 0. 26であった。 前記樹脂を
施例
アセトンに溶解して樹脂濃度が 26.0重量%になるように紡糸原液を調製した。
ァクロリ
紡糸原液の粘度は 55ボイズであった。 前記紡糸原液を *型異型断面ノズル (孔 径 0. 4mmハゲ、ンロ孔数 25個) を用いてノズルドラフト 1. 30の条件で、 ァセト ン濃度 25重量%で 25 °Cの水溶液中に紡出した。 さらに紡出糸条を 50〜6 0°Cの水洗浴に導き、 水洗しながら 2. 0倍に延伸し、 ついで乾燥温度 1 25°C およぴ湿球温度 70°Cで乾燥して失透回復させ、 2. 4倍で熱延伸した後、 さら に 160°Cの熱処理および 8%の緩和処理を行なった。 単糸繊度 5 1デシテック スのァクリル系合成繊維を得た。
このようにして得られたアクリル系合間成繊維の断面形状は略円形であるが、 表 面の節状の凹凸は認められなかった。 また、 曲げ剛性値は 7. 5 X 10— 7N ■ m2 /m、 捩れ剛性値は 5. 0 X 10— 9N■ m2であり、 1 Q。/。収縮開始温度 (T1()) は 1 56°Cであった。 ァクリル系合成繊維を実施例 1と同様に評価を行なった結果 を表 1に示す。 図 3は比較例 3におけるァクリル系合成繊維 3の表面凹凸を示す 写真である。 繊維表面に節状の凹凸は認められない。
保ル力—
【表 1】
直合体中のモノマー スタイラビ
凹凸 剛性
含有率 リティー揃面のい
プ スノレホ 力
ン酸基
含有ビ 曲げ I捩れ ル性 ニル系 比 性 モノマ X10一 T 10
一由来 Χ10"
μ m mm
卜 の硫黄 m2/m)(N-m2) 性性
V 含有量
wt%
ノレ
wt%
VC
66モル0 /0 4
(52wt% 0.22 0.26 7.0 0.25 7.5 5.0 156 5 5 5 5 4
) VD
42.6
76モル《½
施 VD
(63wt 0.23 0.40 8.0 0.27 8.4 9.2 165 4 5 4 5 5 例 35.5
%)
2 53モル0 /0
VC
(48wt% 0.16 0.18 5.5 0.30 6.5 4.7 138 4 4 2 5 3
51.0
)
53モル0 /0
較 VC
(48wt% 0.078 0.17 0 0 6.5 4.5 138 4 3 4 3 2 例 51.5
)
2
比 VC
較 66モル% 4
例 (52wt 0.22 0.26 0 0 7.5 5.0 156 5 3 5 5 4 3 %) VD
42.6
(注) w /0 =重量%、 モル°/0=;010 1 %、 部 =重量部
表 1から明らかなように、 実施例 1および 2はスタイラビリティおよびブロー 性 (耐熱性) に優れていることが分かる。
産業上の利用可能性
繊維表面に節状の凹凸を有し、 凹凸差が 5. 0〜1 5. 0 /im、 凹凸間隔が 0. 0 5〜0. 5mmであり、 かつ繊維の曲げ剛性値が 7. 0 X 1 CT7〜1 0. O X 1 0— 7N · m2Zmであり、 捩れ剛性値が 5. O X 1 CT9〜: L 0. 0 X 1 0—9N ■ m 2であるアタリル系合成繊維によりスタイラビリティ、耐熱性の優れたァクリル系 合成繊維からなる人工毛髪を提供できる。

Claims

請求の範囲
1. 繊維表面に節状の凹凸を有し、 凹凸差が 5. 0〜1 5. O /im、 凹凸間隔 が 0. 05〜0. 5mmであり、 かつ繊維の曲げ剛性値が 7. 0 X 10 7〜: L 0. 0X 10— 7N ·
Figure imgf000017_0001
であり、捩れ剛性値が 5. 0 X 10— 9~ 10. 0 X 10— 9N · m2であるアタリル系合成繊維。
2. アクリル系共重合体中アクリロニトリルの含有量が 6 Omo 1 %以上、 ス ルホン酸基含有ビュル系モノマー由来の硫黄硫黄含有量が 0. 1 5〜0. 50重 量%であり、 比粘度が 0. 20〜0. 50であるアクリル系共重合体からなる請 求項 1記載のァクリル系合成繊維。
3. 前記ァクリル系合成繊維の 10 °/0収縮開始温度が 1 50 °C以上である請求 項 1または 2記載のアタリル系合成繊維。
4. 請求項 1、 2または 3記載のアクリル系合成繊維からなる人工毛髪。
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