明 細 書
ローラ装置とそれを用いた電子機器
技術分野
本発明はプリン夕一等の紙送りのための口一ラ装置とそのローラ装置を用いたプリン 夕などの電子 βに関するものである。 背景技術
魏のプリンタなどの印刷部を含む電子 βにおいては、 多くの:^、 紙送りのため の口一ラが、 その口一ラを駆動するためのモータや、 モータの回転を減速するための歯 車のいくつかと、 並列に配列されている。 s做なら、 モータの回転は、 モ一夕に固定さ れた議歯車から、 それに並列に配置された複数の駆動歯事を介して、 減速されて、 口 ーラに伝わる必要があるからである。
したがって、 プリンタ全体のサイズが大きくなつてしまう。
しかしながら、 近年プリンタなどの電子 βはますます小型化され よって円筒ロー ラの馬区動機冓も小型ィ匕されることが望ましい。
そこで例えば特開平 2— 2 2 6 3 5号公報のごとく円筒口一ラ内に駆動機構を内蔵 させることが考えられる。
上記么、幸艮は、 次のような構成を開示している。
両端が開口した円筒ローラと、 この円筒ローラ内の一端側に収納されたモータと、 前記円筒ローラ内において前記モータの軸に設けられた太陽歯車と、 前記円筒口一ラ内 においてこの太陽歯車に嚙合した遊星歯車と、 この遊星歯車に対向する嫌 3円筒ローラ の内面部に設けられた第 1の内 ¾*車と、 モータに固定され嫌己遊星歯車に嚙合する第 2の内歯歯車とを備える円筒ローラとその駆動樹冓。
上記の例において、 第 2の内麵車はモ一夕に固定されている。 したがって、 紙送り や、 紙のセットの際に必要な手動での円筒ローラの回動が出来ない。
すなわち、 円筒ローラの第 1の内歯歯車は遊星歯車を介して第 2の内 車に嚙合し ている。 しかしながら、 第 2の内歯翁車はモータに固定されている。 このモータは、 円 筒ローラの一端開口部外の固定部に固定されている。 円筒口一ラを手動で回動させるこ とはできず、 無理に回動させようとすれぱ遊星歯車、 第 1、'第 2の内 車が損傷して しまう。
また、 赚のこの種電子 βは、 多くの:!^、 本体ケースと、 この本体ケース内に設 けられたシ一ト受体と、 このシ一ト受体との間で印刷シートを猶するローラと、 嫌己 本体内において印刷シートに情報を記録するへッドとを備えていた。
すなわち、 口一ラとシート受体で印刷シートを ί¾寺した状態で、 ローラが回動させら れる。 これにより、 このプリン夕は、 印刷シートをヘッド部に供給したり、 このヘッド により情報記録がされた印刷シートを本体ケース外に排出する。
上記の構成においては、 シート交換時等の後に、 下記のように、 ローラの動作が 実 でないことが予想される。
シート交換時には、 ローラと、 その外方に設けたモータ等の駆動体との連結を外すこ とによってローラがシ一ト受体から離れるようにする必要がある。
したが、つて、 、 多くの場合、 ローラと駆動体間は複数の歯車によって連結されて いた。 これらの歯車間の連結が断たれることによって、 ローラをシート受体から TTこ とができる。
シート交換が わって再びローラとシート受体で印刷シートを賺する には、 上 記の複数の歯車が嚙合させられて連結される。
しかし、 このようなギヤの嚙合は、 それぞれの歯の山谷が IEに対向しておればスム —ズになされる。 しかしながら、 必ずしも山谷が に対向することは限らず、 山同士 の衝突でギヤが 形することで以降の動カイ 、 つまりローラの動作が ¾実でないこと 力 S予想される。
発明の開示
本発明の目的は、 プリン夕などに使用される円筒ローラを手動で回動させるとき、 遊 星歯車、 第 1、 第 2の内 車が損傷するのを防止することである。
また、本発明の目的は円筒ローラを手動で回動させて印刷シートを手動送りすること ができるようにすることである。
また、 本発明の目的はコンパクトな構成のプリン夕を含む電子機器を供 給することである。
また、 本発明の目的はローラの動作を確実に行うプリンタを含む電子機 器を提供することである。
これらの目的を達成するために本発明のローラ装置は、
a) 両端が開口した円筒ローラと、
b) この円筒ローラ内の一端側に、 モー夕軸が収納されたモータと、
c ) この円筒口一ラ内において、 このモ一夕軸に設けられた太陽歯車と、
d) この円筒ローラ内においてこの太陽歯車に嚙合した遊星歯車と、
e)この遊星歯車に対向する歸己円筒ローラの内面部に設けられた第 1の内麵車と、 この遊星歯車に嚙合する第 2の内 車を有するとともに、 少なくともその支軸が円筒 ローラの他端側に配置された軸受体と、
f ) この軸受体に対して、 円筒口一ラを回転自在に軸支させる軸受騰
とを備えている。
さらに、 前記円筒ローラの一端側に、 前記モ一夕の固定部を設けるとともに、 円筒口一 ラの一端御に、 前記モ一夕の固定音を設けるとともに、 所定の力で第2の内 車の回 転を規制している。 · 以上の構成によれば、
1 ) モータの回転力により、 円筒ローラを紙送りに適切な回転速度とトルクで回転さ せることが きる。
2) 円筒ローラ、 または軸受体の支軸にそれらを回動させる方向への所定値以上の回 転力をかけると、 軸受体の支軸は、 第 2の内麵車、 遊星歯車、 第 1の内鍵車を介し て円筒口一ラを回動させる。 これにより印刷シートの手動送りができる。 こうして、 遊 星歯車、 第 1、 第 2の内 車部分等が損傷することなく印刷シートの手動送りができ る。 以上のローラ装置を用いた、 プリン夕 置を含む電子機器は、
コンパクトな構成のプリン夕を供給し、 かつ、 ローラの動作を確実に行う ことができる。 図面の簡単な説明
図 1は本発明の第 1の実施の形態の円筒ローラ装置の斜 4見図。
図 2は第 1の実施の形態の円筒ローラ装置の^ «鋭見図。
図 3 発明の円筒ローラの断面図。
図 4 (鉢発明の円筒ローラ部の^?織図。
図 5 A、 Bは本発明の円筒ローラの要部の断面図。
図 6 A、 B〖鉢発明の円筒ローラの要部の側面図。
図 7〖鉢発明の第 2の実施形態の要部の断面図。
図 8鉢発明の第 2の実施形態の要部の側面図。
図 9 ίίφ発明の第 3の実施形 SIの要音 15の断面図。
図 1 0〖鉢発明の第 4の実施の形態の要部の断面図。
図 1 1〖鉢発明の第 4の実施の形態の要部の側面図。
図 1 2 発明の第 5の実施の形態の要き 15の断面図。
図 1 3は第 5の実施形態の要部の鋭見図。
図 1 4 f鉢発明の第 6の実施の形態の要部の纖図。
図 1 5は本発明の第 6の実施の形態の要部の断面図
図 1 6〖鉢発明の第 6の実施の形態の要部の断面図。
図 1 7〖鉢発明の第 Ίの実施の形態の円筒ローラ装置の断面図。
図 1 8は本発明の第 7の実施の形態の円筒ローラ装置の分解斜視図。
図 1 9は本発明の第 7の実施の形態のプリン夕の 図。
図 2 0は本発明の第 7の実施の形態のプリンタの分角?斜視図。
, 図 2 1は本発明の第 7の実施の形態のプリンタのもう一つの分解斜視図。
図 2 2〖鉢発明の第 8の実施の形態のプリンタの 1見図。
図 2 3は本発明の第 8の実施の形態のプリン夕の断面図。
図 2 4は本発明の第 8の実施の形態のプリン夕の蓋を開放した断面図。 図 2 5は本発明の第 8の実施の形態のプリン夕の蓋を開放した要部の断 面図。
図 2 6は本発明の第 9の実施の形態のプリン夕の要部の斜視図。
図 2 7は本発明の第 9の実施の形態のプリン夕の蓋を開放した断面図。 図 2 8は本発明の第 1 0の実施の形態の円筒ローラ装置の分解斜視図。 発明を実施するための最良の形態
(第 1の実施の形態)
以下本発明の一実施形態を図面にもとづいて説明する。
図 1, 図 2において、 金属板よりなる U字状の ¾ί本 1上に円筒ローラ 2が ¾己置されて いる。
円筒ローラ 2は、 図 3に示す如く、 アルミニウム等の金属製の円筒体 3の外周面をシ リコンゴム等の弹性材の円筒体 4で覆って構成されている。
この円筒ローラ 2内にはモー夕 5が非接触状態で収納されている。 このモータ 5のモ 一夕軸 6には、 図 4に示 ロく、 太陽歯車 7が連結されている。 また、 太陽歯車 7は 2 つの遊星歯車 8に嚙合している。 これら二つの遊星歯車 8はキヤリア 9に所定間隔をお いて軸支されている。 遊星歯車 8に、 太陽歯車 7が内側から嚙合する。
また、 この遊星歯車 8のモータ 5側の部分には、 円筒体 3の内側に設けられた第 1の 内難車 1 0が嚙合する。 また、 遊星歯車 8のモ一夕 5側と反対側の部分には第 2の内 麵車 1 1カ靖合する。
第 2の内麵車 1 1は、 キャップ状をした軸受体 1 2の内面側に設けられている。 こ の軸受体 1 2の、 円筒体 3のモ一タ 5側に対して他端の開口側には、 支軸 1 3が^ f本に 設けられている。
キャリア 9の軸 9 aは、キヤップ状軸受体 1 2の底部の凹部 1 2 に軸支されている。 モータ 5は支雕1 4に保持されている。 円筒体 3の一端開口側において、 この ¾本 1 4は図 1 , 図 2に示す ¾#: 1の両側において上方に折曲げられた板体 1 8に固定され ている。
また、 支軸 1 3及び支衞本 1 4の外周には、 図 3に示すように軸受機構 1 5が設けら れ、 円筒体 3を回転可能に支持している。
図 4に戻り、糸 線 1 6は、 円筒体 3の外部からモータ 5へ糸 を行うために、娥 体 1 4の中空部を介して円筒体 3の外からこの円筒体 3内方に引込まれている。
以上のような構成において、 第 1の内舗車 1 0の歯数をたとえば 3 6、 第 2の内歯 歯車 1 1の歯数を例えば 3 4とする。 このとき、 太陽歯車 7の回転により遊星歯車 8が 太陽歯車 7の回りを公転すると、 二つの遊星歯車 8は第 1の内 車 1 0と第 2の内歯 歯車 1 1に嚙み合っているので、 遊垦歯車 8の公転 1周につき、 2歯の回縫すなわち ズレが発生する。
さらに、 この第 2の内 «車 1 1を有する支軸 1 3は、 図 1, 図 2 , 図 5 Αのように 貫通孔 1 7を有する板体 1 8 aを貫通している。支軸 1 3の 平部 1 3 a外周には、 合
«脂製の回動つまみ 1 9に一体成形した回動抑制体 1 9 aを設けている。 この回動抑 制体 1 9 aは、 その外周が、 図 6 Aに示すように、 多角形、 具体的には 8角形となって いる。 その外周に; ί^Λネ 2 0の遊端を押圧させ、 回転を抑制する。
なお ¾/ネ 2 0の遊端の反対側は、 板体 1 8 aにねじ 2 0 aにより固定されている。 このような状態、において、 モータ 5に給電線 1 6を通じて通電すれば太陽歯車 7の回 転により、 遊星歯車 8の公転が生じ、 第 1の内 車 1 0と第 2の内 車 1 1のズレ が発生していく。 この時、 第 2の内鍵車 1 1が設けられた軸受体 1 2は、 J ^のごと く、 回動抑制体 1 9で回転が止められている。 したがって、 第 1の内麵車 1 0、 それ と一体となつた円筒体 3が円筒体 4とも一体となって回転する。
この時、 モー夕の回転が、 前述の第 1の内難車と第 2 1の内雌車の歯数の差に応 じて、 円筒体 紙送りに適切な回謹に減速されて回転する。 また、 モータの回 ¾¾ は高く、 そのトルクは低いが、 以上のように減速されることにより、 紙送りのために、 円筒体 3, 4、 つまり円筒ローラ 2の適切な回 とトルクが得られる。
こうして、 円筒ローラ 2の回転によって、 図 2に示すように帯状の印刷シート 2 1が 矢印 3 0 0のごとく搬送される。
ここで、 帯状の印刷シート 2 1を感熱紙とし、 これに対して、 円筒ローラ 2と対向す る面に、 サーマルへッド 2 2が B置される。 そのとき、 印刷シート 2 1の送りと共にサ 一マルへッド 2 2に通電することにより、 印刷シート 2 1への印字が行われる。 また、 印刷シート 2 1は感熱紙に P腕せず、 フィルムあるいは、 力一ド形状のものでも良い。 印字の終了 、 すなわちモータ 5への通電がない扰態で印刷シート 2 1を矢印 3 0 0方向に送ろうとする場合、 本実施形態においては、 回動つまみ 1 9を図 2の矢印 3 0 1方向に回動させる。
この時、 回動抑制体 1 9 aには、 ¾; 、2 0の回動抑制体 1 9 aへの押しつけ力で設 定された所定の力以上の回転力が加わることになる。
この 力は、 軸受体 1 2、 第 2の内鎖車 1 1、 これに連結された遊星歯車 8、 第
1の内鐘車 1 0へと健される。 これにより、 円筒ローラ 2は、 回動抑制体 1 9 aに 設けられた多角形の一辺毎のステップ的な回動を行う。 この結果として、 印刷シート 2 1は図 2の矢印 3 0 0方向に手動で送られることになる。
ここで、 第 2の内麵車 1 1の回転に伴って、 遊星歯車 8は、 停止しているモータ軸 に固定された太陽歯車の周囲を、 自転しながら公転する。 したがって、 太陽歯車とモ一 夕には、 な力はかからない。 以上の本実施の形態によれば、 軸受体の支軸を円筒ローラの他端側において保持部に より弾性押圧保持させたことにより、
1 ) モータの回転力により、 円筒ローラを紙送りに適切な回転速度とトルクで回転させ ることができ、
2) 円筒ローラを手動で、 回動させることができ、 これにより印刷シートの手動送りが できることになる。 具体的には、 回動抑制体の外周形状を多角形としてこれに ¾;ネを 押圧させることにより、 多角形の一辺ごとの円筒ローラのステップ的な回動が行える。
(第 2の実施の形態)
図 7, 図 8は、 本発明の第 2の実施形態を示す。
ここで、 第 2の内麵車 1 1と連結され、 一体となった軸受体 1 2、 支軸 1 3は、 図 7のように貫通孔 1 7を有するネ反体 1 8 aを貫通している。 またこの支軸 1 3の扁平部 1 3 a外周には合成樹脂の回動つまみ 1 9と一体となった円柱状回動抑制体 2 4を設 けている。 そして、 この回動抑制体 2 4の外周には、 摩擦音附の一例として用いたゴム 2 5を、 板バネ 2 0で押圧させて、 支軸 1 3の回動抑制をしている。
なお、 ゴム 2 5は ¾/ネ 2 0の遊端に固定されている。 この ¾/ネ2 0の他端は図示 していないが例えば図 2と同じく板体 1 8 a等に固定されている。
この構成によれま、 0で押付けたゴム 2 5と回動卬 J体 2 4の摩擦力によつ
て、 支軸 1 3の回動抑制カカ犒くなる。 この摩擦音附の種類や形状を設^ ることによ り、 回動抑制力を、 薦、 設¾ ~ることができる。 つまり、 回動つまみ 1 9の回動力調 整が行える。
いいかえれば、 弾性体の弾性力を変化させることで、 支軸が回動を始める力を容易に 可変でさる。 以上、 第 1から第 2の実施の形態では、 回動抑制体 1 9 aは、 合繊脂製の回動つま み 1 9に^ #:成形されているとして説明した。 しかしながら、 ここまでの説明であきら カ よように、 回動つまみ 1 9が、 かならずしも回動抑制体 1 9 aに一体成形されている 必要はない。 図 5 B, 図 6 Bの示すような回動つまみを取り付けられていないローラ装 置を、 用途に応じて、 適当な回動つまみをとりつけたり、 他の駆動体にとりつけたりし て使用することもできる。
また、 回動抑制体を形成する合觸脂にかぎらず、 金属など他の材料で形成してもよ い。
(第 3の実施の形態 J 、
図 9は、 本発明の第 3の実施形態を示す。 図 3に示した第 2の内鐘車 1 1と^ ί本と なつた軸受体 1 2の支軸 1 3は、 この支軸 1 3より小さい孔径のゴム質のブッシュ 2 6 の孔を貫通している。 次に、 支軸 1 3は、 このブッシュ 2 6を弾性変形させて、 貫通孔 1 7を貫通構成している。 こうして、 ブッシュ 2 6の弾性で支軸 1 3の回動抑制をして いる。 つまりブッシュ 2 6が、 回動つまみ 1 9の回動力調整を行っている。
なお、 この図 9における支軸 1 3には扁平部 1 3 aを設けず、 円柱状としている。 以上のようにこの実施の形態では、 摩擦音附によつて支軸の回動抑制力が くなり、 しかもこの摩擦咅附の種類や形状を設^ Tることにより回動抑制力を 設定できる。 また、、 ブッシュ単品で支軸に対する回動抑制力を生じさせることができるので、 構成
が簡単で、 小型できる。
(第 4の実施の形勳
図 1 0, 図 1 1〖鉢発明の第 4の実施形態を示す。 図 1 0において、 図 3に示した第 2の内 車 1 1と一体となつた軸受体 1 2の支軸 1 3の小径円柱咅!^ 1 3 bは、 貫通孔 1 7を する板体 1 8 aを貫通している。 この小径円柱部 1 3 bの外周に、 四つの; ISA ネ 2 7を、 その外周より押圧したものである。
本実施の形態において、 この四つの ¾^ネ2 7は、図 1 0, 図 1 1のごとく円板状の 金属板、 好ましく 、ネ用鋼板で構成され 扇形の四つの切り欠き部2 8をプレス等で 打ち抜くことで形成されている。 さらに、 四つの ¾ ネ 2 7を小径円柱部 1 3 bに等間 P鬲で押し付けることにより、 支軸 1 3に安定したその回動抑制力を付与している。 四つ の ¾/ネ2 7の配置は、 支軸 1 3の小径円柱部 1 3 bの外周に 9 0度で等分して配置さ れることが ましい。
同様に、 この ¾ 、ネ 2 7のなす角度は、 それらが 2本であれば 1 8 0度、 3本であれ ば 1 2 0度、 5本であれば 7 2度となる。
この実施の形態では、 ;ΚΛネを複数個設けてそれらを外周から支軸に押圧させること により支軸の回動抑制力が安^ る。
(第 5の実施の形態)
図 1 2, 図 1 3 発明の第 5の実施形 IIを示す。
図 1 2において、 図 3に示した第 2の内 車 1 1と一体化された軸受体 1 2の支軸 1 3のィ呆持音!^ま、 支軸 1 3の扁平音 151 3 aを貫通する貫通し 1 7を する板体 1 8 aに より形成されている。
この板体 1 8 aの内側には、 凹凸状表面 3 0を持つ摩擦音附 2 9が設けられている。 この摩擦咅附 2 9の貫通孔 3 2を、 支軸 1 3の扁平部 1 3 aが R通している。 その 態
で、 板体 1 8 aの内面に、 摩擦き附 2 9が、 ノネ 3 1により押圧されている。
この構成によれば、バネ 3 1による押圧力を調 ることで、支軸 1 3の回動抑制力、 つまり回動つまみ 1 9の回動力調整を容易に可変することができる。
なお、 本実施の形貪旨では、 摩擦咅附 2 9の貫通?し 3 2は、 支軸 1 3の扁平咅! 51 3 aと 同様に扁平状となっているが、 支軸 1 3カ獭方向に摺動自在となる様に、扁平部 1 3 a よりも軒大きく構成されている。 したがって、 ノネ 3 1による押圧力で、 凹凸状表面 3 0は板体 1 8 aの内面に確実 (こ押し付けることができる。 なお、 支軸 1 3と貫通孔 3 2に設けた平面咅 |5は回動抑制のためには少なくとも一箇所以上あれば良い。
この実施の形態では、 ノネによる押圧力を調 ¾Tることで支軸の回動抑制力を容易に 可変できる。 '
(第 6の実施の形 fig)
図 1 4〜図 1 6〖¾*発明の第 6の実施の形態を示す。
この実施の形態では、 円筒ローラ 2の、 モータの他端側において、 軸受体 1 2の支軸 1 3の端咅 I®平部 1 3 aの外周に、 回動つまみ 1 9の軸部 1 9 bが嵌合している。
この軸部 1 9 bは、 板体 1 8 aの大径の貫通孔 1 7 aを摺動自在に貫通する。 この軸 部 1 9 bは、 歯車状の係合部 1 9 cと円筒状の摺動部 1 9 dを有する。 係合部 1 9 cは、 板体 1 8 aの貫通孔 1 7 a内面の歯車状の係合部 1 7 bに係合している。
以上の構成において、 回動つまみ 1 9の軸部 1 9 bは、 支軸 1 3の扁平部 1 3 aに摺 動自在となっている。
この部分の組立には、 次のようにして行う。
先ず、 図 1 4のごとく、 板体 1 8 aの外御 Jから貫通孔 1 7 aの内佃 Jへと軸咅 1 9 bを 貫通させ、 その端面にパネ 3 3を当接させる。
次に、 軸部 1 9 bの内端側に抜け止め用の止め輪 3 4を装着する。
こうして、 回動つまみ 1 9が、 支軸 1 3カゝら抜け落ちてしまうことが防止される。 図
1 5は、 この HIを示す。
この時、 軸部 1 9 bの係合部 1 9 cは、 貫通孔 1 7 aの係合部 1 7 bに係合している。 したがって、 支軸 1 3の回転は抑制され、 回動つまみ 1 9により支軸 1 3を介して、 円 筒ローラ 2が、 回動させられることはない。
次に、 回動つまみ 1 9で円筒ローラ 2を回動させるためには、 図 1 6のごとく回動つ まみ 1 9が、 図 1 6の左方にバネ 3 3を] £縮しながら押される。 これにより貫通孔 1 7 aの係合部 1 7 b部分に、 軸部 1 9 bの摺動部 1 9 dが対向させられる。 この状態で、 回動つまみ 1 9により、 円筒ローラ 2が回動させられ 印刷シート 2 1が手動送りされ る。
この実施の形態では、 回動つまみを摺動させてから、 回動させることで、 円筒口一ラ を回動させ、 印刷シートの手動送りができる。
(第 7の実施例)
以下、 本発明の第 7の実施の形態について、 図 1 7〜図 2 1を用いて説明する。
なお、 の翻の項で説明した構成と同一構成の部分には同一;^を付して、 詳細 な説明を省略する。
図 1 7は本発明の一実施の形態による円筒口一ラ装置の断面図である。 図 1 8は同分 解 ?見図である。
円筒ローラ 1 1 0は、ステンレス等の金属製の円筒パイプ 1 1 1が!^の深絞り加工 によって形成されている。 大經 | 1 1 A外周面はシリコンゴム等の弾性材の円筒体 1 1 2で覆われ、 JN» 1 1 1 8が 受け1 2 3と嵌合しフレーム 1 1 8に回転可能に支 持されている。
そして、 この円筒ローラ 1 1 0内周には第 1の内雌車 1 0が形成され、 第 1の内歯 歯車 1 0にはキヤリア 9に回転可能に支持された遊星歯車 8の外方が嚙合している。 また、 第 2の内 車咅! 51 1 6 Cを含む内 車 1 1 6は、 第 1の内 車 1 0と同
軸に配置されている。 この内鍵車 1 1 6は、 金属の微細粒子を成形焼成し合成油ゃ鉱 物油等を含浸させた含油焼結体で形成されている。 内 #0車 1 1 6は、 さらに、 下記の よう構成されている。
1 ) その外周面には、 円筒口一ラ 1 1 0の内周面と摺動する凸部 1 1 6 Aと、 多角形 の平坦面を有する回動抑制部 1 1 6 Bを備える。
2) その内周面には、 第 1の内歯歯車 1 3とは異なる歯数を有し、 キャリア 9に回転 可能に娥された遊星歯車 8の外方と嚙合する、 内 車部 1 1 6 Cが形成されている。 モ一夕 5は、 円筒状音附 1 1 9と共に円筒ローラ 1 1 0と同軸上にフレーム 1 1 8に 取付けられている。 このモータ 5の回転軸 1 2 0に固定された太陽歯車 7は、 キヤリァ 8の中央孔 9 A内に挿入され、 キャリア 9に所定の間隔で回転可能に軸支された二つの it 歯車 8 A, 8 Βの内方と嚙合している。
以上の太陽歯車、 遊星歯車、 二つの内麵車の動作は、 前述の第 1の実施の形態で示 した動作と同様である。
また、 規制音附 1 2 2は一端がフレーム 1 1 8に固定されている。 他端の弾性音附 1 2 2 Αが、 内髓車 1 1 6の外周面に設けた多角形の回転抑制部 1 1 6 Bを、 第 2の内 難車部 1 1 6 Cの駆動力以上の力で押圧する。 こうして、 第 2の内鍵車 1 1 6の回 転を抑制している。
さらに、 内歯奮車 1 1 6の内 車咅 I 1 6 CJ¾^の部分の軸受け部 1 1 6 Dは、 フ レーム 1 1 8に貫入された円筒状音附 1 1 9の外周によって 3¾寺されている。 次に、 以上のように構成されたローラ装置を用いたプリンタを含む電子 βについて 図 1 9〜 2 1を用いて説明する。
図 1 9はプリン夕の斜視図、 図 2 0は同分解斜視図、 図 2 1は同プリン夕のフレーム 部の分解斜視図である。 これらの図において、 ローラ装置 1 2 9とフレーム部 1 3 0が 組合わさってプリン夕が構成されている。
そして、 フレーム部 1 3 0は底板とその両側からそれぞれ上方に立上った側板とを有 する U字状のベースフレ一ム 1 3 1と、 取付け板 1 3 2と、 印字へッド 1 3 3と、 取付 け板 1 3 2を介して印字へッド 1 3 3を円筒ローラ 1 1 0に押付ける押圧バネ 1 3 4 によって構成されている。
以上の構成において、 押 ネ 1 3 によって印字へッド 1 3 3が円筒ローラ 1 1 0 に押付けられた i 、 その力は、 第 2の内 車 1 1 6の凸部 1 1 6 Aを介してフレー ム 1 1 8に固定された円筒状咅附 1 1 9にて受けられる。 したがって、 押圧力はモ一夕 5の軸 1 2 0に固定された太陽歯車 7には掛からず、 モータ 5の回転が適切に遊星歯車 8 A, 8 Bに β}1される。
第 1の実施の形態と同様に、 モータ 5が回転するとき、 遊星歯車 8 Α, 8 Βが公転し、 歯数の異なる第 1の内歯歯車 1 0と第 2の内歯歯車部 1 1 6 Cとの間にズレが発生し ていく。 第 2の内麵車 1 1 6は、 規制音附 1 2 2の弾性音附 1 2 2 Αが押圧した回動抑制部 1 1 6 Bによって回転が止められている。 したがって、 第 1の実施の形態と同様に、 第 1の内鐘車 1 0が設けられた円筒ローラ 1 1 0が減速されて回転する。,
以上の動作原理は、 第 1の実施の形態で説明したことと同じである。
この印字へッド 1 3 3が圧接した円筒口一ラ 1 1 0の回転によって、 この間に配置さ れた帯状の印刷シート 1 2 5が腿される。 このとき、 印字へッド 1 3 3に通電するこ とによって、 印刷シート 1 2 5に文字等が印刷され 情報記録が行われる。
また、 モータ 5が停止しているとき、 使用者が、 印刷シート 1 2 5を送ろうとする場 合には、 使用者が、 円筒ローラ 1 1 0に取付けられた回動つまみ 1 2 4を回動させる。 この力は、 第 1の内 車 1 0から遊星歯車 8へ伝わる。 さらに、 この力は、 内 車部 1 1 6 Cを通じ、 軸受け部 1 1 6 Dへ される。 このとき、 回動抑制咅 151 1 6 B
には、 規制咅! ¾ォ1 2 2によって設定された所定の力以上の回転力が加わる。
こうして、 第 1の実施の形態と同様に、 回動抑制体 1 1 6 Bに設けられた多角形の一 辺毎のステップ的な円筒ローラ 1 1 0の回動が行われ、 印刷シート 1 2 5が手動で送ら れる。
このように、 本実施の形態によれば、 プリン夕が小型にできる。 また、 プリンタ駆動 装置がュニット化されているため、 プリンタ印字装置との iaisも容易に行うことができ る。
また、 円筒口一ラ 1 1 0を直接手動で回動したり、 円筒ローラ 1 1 0と印字へッド 1 3 3の間に配置した印刷シート 1 2 5を強制的に引抜いたりして、 円筒口一ラ 1 1 0に 所定の回転力以上の外力が加わった際、 第 2の内麵車 1 1 6 Cを適切に回転させ、 歯 車機構の ¾ί員を防止することができる。 - さらに、 第 2の内麵車 1 1 6を含油焼結体で形成することにより、 摺動部の潤滑性 が増し、 内鍵車 1 1 6と円筒ローラ 1 1 0の間に生ずる摩擦負荷を軽減すること力 きる。 なぜなら、 含油焼結体は、 金属 ί 細粒子を成形し焼結後、 合成油や鉱物油等のォ イルが^?曼されているからである。
また、 第 2の内 車 1 1 6の内 車以外の内円周を、 フレーム 1 1 8に貫入され た円筒状部材 1 1 9の外周によって支持している。
こうして、 へッド 1 3 3の押圧を円筒口一ラ 1 1 0および第 2の内 車 1 1 6を介 して円筒状咅附 1 1 9で受けている。 したがって、 円筒ローラ 1 1 0と第 2の内麵車 1 1 6の嵌合支持部に生ずる屈曲を減少し、 円筒ローラ 1 1 0とへッド 1 3 3を均等に 当接させることができる。
さらに、 円筒ローラ 1 1 0は、 大径と小径を有する二段の絞り管で構成されている。 この小径部をフレーム 1 1 8で ることにより、 ¾なる部 f才を用いることなく円筒 ローラ 1 1 0をフレーム 1 1 8に^することができる。
以上のように、 この実施の形態によれば、 小型のプリンタ馬鳓装置を実現することが
できる。 (第 8の実施の形態)
図 2 2において、 本体ケ一ス 2 0 1内の ί妨には図 2 3、 図 2 4のごとく直流電 源を含む制御部 2 0 2が I 钠されている。
この本体ケ一ス 2 0 1内の中部には凹状の収納部 2 0 3が設けられ、 さらに には、 上面に発謝本で構成されたヘッド ("^的にサーマルヘッドと称される) を^ るシー ト受体 2 0 4力 S設けられている。
この本体ケース 2 0 1の M¾の上面には、 蓋 2 0 5が軸 2 0 6で開閉自在に設けられ ている。
この蓋 2 0 5の下面の中部には図 2 3、 図 2 4のごとく下方への突出壁 2 0 7が設け られている。 この突出壁 2 0 7と上述した XRI内部 2 0 3で形成される空間に、 ロール状 の印刷シ一卜 2 0 8が回動自在に 内されている。
一方、 蓋 2 0 5の下面前方の両彻こは、 図 2 5のごとく呆持部 2 0 9が設けられてい る。
この保持咅!^ 0 9には、 上^ F向にスリット 2 1 0が設けられている。 このスリット 2 1 0には円筒ローラ 2 1 1の両端に設けられた支軸 2 1 2の扁平部 2 1 2 aが摺動 嵌合している。 この扁平咅 152 1 2 a«A、ネ 2 1 3によって下方に押圧されている。 つま り円筒ローラ 2 1 1はパネ 2 1 3によって常時下方に付勢されている。
なお蓋 2 0 5は図 2 2、 図 2 3のごとく閉成された状態では、 図示しない係合部によ つて、 本体ケース 2 0 1に固定されている。
これにより、 印刷シ一卜 2 0 8は、 シー卜受体 2 0 4と円筒ローラ 2 1 1とで 寺さ れ、 円筒ローラ 2 1 1の回動によって前方へと腿される。 そのとき、 印刷シート 2 Q 8は、 シー 受体 2 0 4力 fTるへッドで印刷される。 その後、 本体ケース 1の の 排出口 2 1 4から図 2 2、 図 2 3のごとく排出される。
上記の円筒ローラ 2 1 1は、 第 1の実施の形態のローラ装置と同じ構成で、 同じ動作 をする。
円筒ローラ 2 1 1の両側に突出した支軸 2 1 2は、 蓋 2 0 5の保持部 2 0 9のスリツ ト 2 1 0に摺動できるように嵌合して保持されている。
ここで、 図 3, 4に戻り、 モ一夕 5に 線 1 6を通じて通電すれば、太陽歯車 7の回 転により、 遊星歯車 8の公転が生じ、 第 1の内鐘車 1 0と第 2の内難車 1 1のズレ が発生していく。 この時、 第 2の内難車 1 1は、 それが設けられた軸受体 1 2力技軸 1 3の扁平音 H 1 3 aと呆持咅 152 0 9のスリット 2 1 0の嵌合により、 その回転が、止めら れている。 したがって、 第 1の実施の形態と同様に、 第 1の内 車 1 0を含んでい る円筒ローラ 2 1 1が減速されて回転する。 この円筒ローラ 2 1 1の回転によって、 図 2 3に示すように帯状の印刷シート 8が矢印 3 0 0の方向へ j¾される。
以上の動作は、 第 1の実施の形態と同様と同様である。
ここで、 帯状の印刷シート 2 0 8に対して円筒ローラ 2 1 1と対向する面に上述のご とくシート受体 2 0 4上面のサーマルへッドを配置されている。 印刷シ一卜 2 0 8とし て感熱氏が用いられると、 印刷シニト 2 0 8の送りと共にサーマルへッドに通電するこ とにより、 印刷シート 2 0 8への情報記録が行われる。
' 印刷シート 2 0 8への情報記録等により印刷シート 2 0 8が消費されてしまうと、 図 2 4のごとく蓋 2 0 5に設けた本体ケース 2 0 1への係合部が解除される。 さらに、 蓋 2 0 5が開放され、 新規のロール状印刷シート 2 0 8力绞翻充される。 このように印 刷シ一トの交換がスムースに行える。
iM2 0 5を図 2 3のごとく閉成して、 _mの情報記録が行われる。
この様な印刷シート 2 0 8の交換 P ^において、 円筒ローラ 2 1 1とシート受体 2 0 4との間に隙間を設けて印刷シート 2 0 8をセットした後に、 この円筒ローラ 2 1 1が、 シート受体 2 0 4側にパネ 2 1 3で付勢される。 こうして、 円筒ローラ 2 1 1とシ一ト 受体 2 0 4間で印刷シート 2 0 8を膽する動作が行われる。
このように、 上記印刷シート 2 0 8に対する接謹作が行われても、 円筒ローラ 2 1 1 と馬睡体の関係は一定である。 これにより円筒ローラ 2 1 1の動作が 実に行われ る。 なぜなら、 この円筒ローラ 2 1 1の駆動体となるモ一夕 5、 太陽歯車 7、 遊星歯車 8等が、 この円筒口一ラ 2 1 1内に設けられているからである。
なお、 図 2 5において、 案内溝 2 2 8は、 蓋 2 0 5を閉成する場合に支軸 1 3の扁平 部 1 3 aをガイドする。 したがって、 円筒ローラ 2 1 1がシート受体 2 0 4上のサ一マ ルへッド上に ¾Eな状態で下降出来る。
(第 9の実施の形
図 2 6は本発明の他の実施形態を示す。蓋 2 0 5に設けた保持部 2 0 9には円筒ロー ラ 2 1 1の駆動体 (モータ 5) に接続された^? 2 2 9が設けられている。 さらに、 蓋 2 0 5の閉成時にこの端子 2 2 9に対向する本体ケース 2 0 1部分には、 この端 2 2 9が嵌合するコンセント 2 3 0が設けられている。 この実施の形態では、 蓋 5の開閉動 作にあわせて駆動体への通電経路の開閉が行われ 利便性の高いプリンタが得られる。
(第 1 0の実施の形態) ' 図 2 7は本発明のさらに他の実施形態を示す。 蓋 2 0 5を 2分し、 前方の 2 0 5 a部 分は、 通常はこの図 2 7のごとく閉成されている。 また印刷シート 2 0 8の交換時には、 の 2 0 5 b部分だけが開放される。 こうして、 印刷シート 2 0 8の先端が、 円筒口 ーラ 2 1 1とシート受体 2 0 4の間に差し込まれた状態でモ一夕 2 1 7が る。 こ うして、 印刷シ一ト 2 0 8が、 排出口 2 1 4側へと腿される。
この設定が 了すれば蓋 5の の 2 0 5 b部分も閉成される。
第 8から 1 0の ¾ の形態では、 この円筒口一ラ 2 1 1の駆動体が、 この円筒ローラ 内に設けられていることから、 円筒ローラと駆動体の関係は一定である。 これにより口 —ラの動作カ聰実に行われる。
(第 1 1の実施の形態 J
この実施の形態は、 円筒ローラ内に駆動手段を設けて、 印字へッドが 付けられたフ レームとユニット化している。 したがって、 円筒ローラがコンパクトになるとともに、 各種電子 βにセットされて、 その情報記爵として使用され得る。 以下,この実施の形態を図 1 , 図 2、 図 6と図 2 8にもとづいて説明する。
図 2 8において、 金属板よりなる U字状のフレーム 1上に円筒ローラ 2が H置されて レる。 円筒ローラ 2は、 第 1の実施の形態のローラ装置と同じ構成で、 同じ動作をする。 フレーム 1は、 図 2 8に示すごとく、 底板 1 aとその両側から上方に立上げた板体 1 8, 1 8 aとから構成される。 さらに底板 1 aからは取付板 l bが曲げ起こされている。 これにより取付板 1 bには弹性が付与される。
さらに、 取僅 1 b上にはサーマルへッド 2 2が固定される。
一方、 円筒ローラ 2の支軸 1 3は、 板体 1 8 aの円形の貫通孔 1 8 bを貫通し、 この 貫通孔 1 8 b部分に回転自在に娥されている。
また円筒ローラ 2の支軸 1 4 aは、 板体 1 8の貫通孔 1 8 cを貫通し、 その扁平部 1 4 bがこの貫通孔 1 8 cに嵌合することで、 回転が止められるように支持されている。 さらに、 支軸 1 3の扁平部 1 3 a外周には、 図 2のごとく合 旨製の回動つまみ 1 9 に^ (本成形した回動抑制体 1 9 aが設けられている。 この回動抑制体 1 9 aは、 その外 周が図 6に示すように多角形、 具体的には 8角形となっている。 こうして、 その外周に ¾;ネ2 0の遊端を押圧させ、 回転を抑制する構成となっている。
なお ¾/ネ2 0の遊端の M 則は、 板体 1 8 aにねじ 2 0 aにより固定されている。 このような状態において、 モータ 5が回転すると、 第 1の実施の形態で、 図 3, 4 を用いて説明したように、 太陽歯車 7の回転により、 遊星歯車 8の公転が生じる。 その 時、 第 1の内鍵車 1 0と第 2の内鍵車 1 1のズレが発生していく。 この時、 第 2の
内鐘車 1 1は、 それが設けられた軸受体 1 2が±¾!のごとく纖 S回動抑制体 1 9 aで 回転が止められているので、 第 1の内鐘車 1 0、すなわち円筒体 3が円筒体 4と となって減速されて回転する。 この円筒体 3 , 4の回転つまり円筒ローラ 2の回転によ つて図 2に示すように帯状の印刷シート 2 1が矢印 3 0 0のごとく腿される。
以上の動作は、 第 1の実施の形態と同様である。
いいかえれば、 円筒ローラ 2とサーマルヘッド 2 2は、 ¾のごとく取付板 l bに弾 性が付与されているので、 圧接している。 よって、 この円筒ローラ 2の回転によって印 刷シ一ト 2 1は搬送される。
ここで、 印刷シ一ト 2 1を感熱紙とすれば、 サーマルへッド 2 2に通電することによ り、 情報記録が行われる。
さて、 この情報記録の終了轉、 すなわちモータ 5への通電がない忧態で印刷シート 2 1を図 1の矢印 3 0 0の方向に送ろうとする場合、 本実施形態に いては、 回動つま み 1 9を図 2の矢印 3 0 1方向に回動させる。
この時には、 ¾ 、ネ 2 0の回動抑制体 1 9 aへの押しつけ力で設定された所定のカ以 上の回転力が加わる。 したがって、 この回転力が、 軸受体 1 2、 第 2の内 車 1 1、 これに連結された遊星歯車 8、 第 1の内 車 1 0へと {Siされる。 これにより円筒口 ーラ 2は回動抑制体 1 9 aに設けられた多角形の一辺毎のステップ的な回動が行われ る。 そして、 この結果として印刷シート 2 1は図 2の矢印 3 0 0方向に手動で送られる。 以上のようにこの実施の形態では、 円筒ローラ内に駆動手段を設けて、 印字ヘッドが 取付けられたフレームとユニット化している。 したがって、 このローラ装置はコンパク トになるとともに、 各種電子 βにセットすれば、 その情報記爵として活用ができる。 また、 フレームの底板上の弾性体がサ一マルヘッドを、 円筒ローラに押圧して、 印刷 シートがスムーズに腿されるようにすることができる。
また、 取籠もフレームと^:化されているので、 構成が簡素化される。
また、 他の実施の形態、と同様に、 モータの回転スピードを太陽歯車と遊星歯車によつ
て減 ¾Tることで、 円筒ローラを適切に回転させることができる。 産業上の利用の可能性
本発明によれば、 プリン夕などに使用される円筒ローラを手動で回動させるとき、遊 星歯車、 第 1、 第 2の内歯歯車が損傷するのを防止できる。 したがって、 円筒ローラを 手動で回動させて印刷シートを手動送りすることができる。 ,
また、 本発明によれば、 口一ラの動作が 実に行われるプリン夕などの電子機器が得 られる。 ,
さらに、 本発明によれば、 コンパクトな構成のプリンタが得られる。