JP2001278497A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001278497A
JP2001278497A JP2000090356A JP2000090356A JP2001278497A JP 2001278497 A JP2001278497 A JP 2001278497A JP 2000090356 A JP2000090356 A JP 2000090356A JP 2000090356 A JP2000090356 A JP 2000090356A JP 2001278497 A JP2001278497 A JP 2001278497A
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JP
Japan
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cylindrical roller
support shaft
motor
plate
hole
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Pending
Application number
JP2000090356A
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English (en)
Inventor
Toru Arakawa
徹 荒川
Kenji Nakazono
健次 中其
Masaaki Matsui
正明 松井
Toshio Tanaka
利夫 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE60130608T priority patent/DE60130608T2/de
Priority to US09/959,547 priority patent/US6688787B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、円筒ローラの内部にモータと減速
機を配設することにより無駄なスペースをなくすととも
に、手動で紙送りができるようにすることを目的とす
る。 【解決手段】 この目的を達成するために本発明は、円
筒ローラ2内に配置されたモータ5、太陽歯車7、遊星
歯車8と、円筒ローラ2内面に設けられた第1の内歯歯
車10と、円筒ローラ2外部に引出された軸受体12の
内面に設けられた第2の内歯歯車11からなり、軸受体
12の支軸13は弾性押圧支持し、さらに支軸13に回
動つまみ19を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンター等のよう
に紙送りのための円筒ローラを有する電子機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電子機器において、紙送り
用の円筒ローラは減速ギアを介してモータに連結されて
いる。
【0003】近年電子機器はますます小型化され、よっ
て円筒ローラの駆動機構も小型化することが要望されて
いる。
【0004】そこで例えば特開平2−22635号公報
のごとく円筒ローラ内に駆動機構を内蔵させることが考
えられる。
【0005】具体的にはそのようなものを形成しようと
した場合には、次のような構成となる。つまり、両端が
開口した円筒ローラと、この円筒ローラ内の一端側に収
納されたモータと、前記円筒ローラ内において前記モー
タの軸に設けられた太陽歯車と、前記円筒ローラ内にお
いてこの太陽歯車に噛合した遊星歯車と、この遊星歯車
に対向する前記円筒ローラの内面部に設けられた第1の
内歯歯車と、前記遊星歯車に噛合する第2の内歯歯車と
を備えた構成となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において第
2の内歯歯車はモータに固定されているので、手動で円
筒ローラを無理に回動させることは出来ない。
【0007】すなわち円筒ローラの第1の内歯歯車は遊
星歯車を介して第2の内歯歯車に噛合しているが、第2
の内歯歯車はモータに固定され、このモータは円筒ロー
ラの一端開口部外の固定部に固定されているので、円筒
ローラを手動で回動させることができず、このため手動
により円筒ローラを回動させて紙を送ることができなか
った。なおこの様に手動で紙を送る場合とは、例えば新
しい紙のセット時、または印刷後の紙の排出時等がそれ
にあたる。
【0008】そこで本発明は円筒ローラを手動で回動さ
せて紙を手動送りすることができるようにすることを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、両端が開口した円筒ローラと、この
円筒円筒ローラ内の一端に、少なくともその他端側のモ
ータ軸が収納されたモータと、前記円筒ローラ内におい
て前記モータ軸に設けられた太陽歯車と、前記円筒ロー
ラ内においてこの太陽歯車に噛合した遊星歯車と、この
遊星歯車に対向する前記円筒ローラの内面部に設けられ
た第1の内歯歯車と、前記遊星歯車に噛合する第2の内
歯歯車を有するとともに、少なくともその支軸が前記円
筒ローラの他端側に配置された軸受体と、この軸受体に
対して前記円筒ローラを回転自在に軸支させる軸受機構
とを備え、前記円筒ローラの一端側に、前記モータの固
定部を設けるとともに、この円筒ローラの他端側におい
て前記軸受体の支軸の中部を保持部により弾性押圧保持
させるとともに、この支軸の端部には回動つまみを設け
たものである。
【0010】そして以上の構成とすれば、軸受体の支軸
を円筒ローラの他端側において保持部により弾性押圧保
持させたので、回動つまみに回動させる方向への所定値
以上の力をかけると、軸受体は第1の内歯歯車、遊星歯
車、第2の内歯歯車を介して円筒ローラを回動させるこ
とができ、これにより紙の手動送りができることにな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、両端
が開口した円筒ローラと、この円筒ローラ内の一端側
に、少なくともその他端側のモータ軸が収納されたモー
タと、前記円筒ローラ内において前記モータ軸に設けら
れた太陽歯車と、前記円筒ローラ内においてこの太陽歯
車に噛合した遊星歯車と、この遊星歯車に対向する前記
円筒ローラの内面部に設けられた第1の内歯歯車と、前
記遊星歯車に噛合する第2の内歯歯車を有するととも
に、少なくともその支持が前記円筒ローラの他端側に配
置された軸受体と、この軸受体に対して前記円筒ローラ
を回転自在に軸支させる軸受機構とを備え、前記円筒ロ
ーラの一端側に、前記モータの固定部を設けるととも
に、この円筒ローラの他端側において前記軸受体の支軸
の中部を保持部により弾性押圧保持させるとともに、こ
の支軸の端部には回動つまみを設けたものである。
【0012】そして以上の構成とすれば、軸受体の支軸
を円筒ローラの他端側において保持部により弾性押圧保
持させたので、回動つまみに回動させる方向への所定値
以上の力をかけると、軸受体は第1の内歯歯車、遊星歯
車、第2の内歯歯車を介して円筒ローラを回動させるこ
とができ、これにより紙の手動送りができることにな
る。
【0013】本発明の請求項2の発明は、保持部を、支
軸が貫通する貫通孔を有する板体により形成し、この板
体の内、外の少なくとも一方に位置する支軸部分に弾性
体を押圧させた請求項1に記載の電子機器であって、弾
性体の弾性力を可変することで回動つまみによる支軸が
回動を始める力を容易に可変することができる。
【0014】本発明の請求項3の発明は、支軸の外周に
回転抑制体を設け、この回転抑制体の外周形状は多角形
とし、この回転抑制体の外周に弾性体として板バネを押
圧させた請求項2に記載の電子機器であって、回転抑制
体の外周形状を多角形としてこれに板バネを押圧させる
ことにより、多角形の一辺ごとの円筒ローラのステップ
的な回動が行えるものとなる。
【0015】本発明の請求項4の発明は、弾性体として
板バネを設け、この板バネの支軸への当接部には摩擦部
材を設けた請求項2に記載の電子機器であって、摩擦部
材によって支軸の回動抑制力が高くなり、しかもこの摩
擦部材の種類や形状を設定することにより回動抑制力を
適宜設定することができるものとなる。
【0016】本発明の請求項5の発明は、保持部を、支
軸が貫通する貫通黄を有する板体により形成し、この板
体の貫通孔内にブッシュを嵌合させ、このブッシュの貫
通孔に支軸をこのブッシュを弾性変形させて貫通させた
請求項1に記載の電子機器であって、ブッシュ単品で支
軸に対する回動抑制力を生じさせることができるので、
構成が簡単で、小型化にも貢献できるものとなる。
【0017】本発明の請求項6の発明は、板体の貫通孔
の外周から複数の板バネを支軸に押圧させた請求項2に
記載の電子機器であって、板バネを複数個設けてそれら
を外周から支軸に押圧させることにより支軸の回動抑制
力が安定したものとなる。
【0018】本発明の請求項7の発明は、保持部を、支
軸が貫通する貫通孔を有する板体により形成し、この板
体の内、外の少なくとも一方に支軸部分に摩擦部材を設
け、この摩擦部材を板体にバネにより押圧した請求項1
に記載の電子機器であって、バネによる押圧力を調整す
ることで支軸の回動抑制力を容易に可変することができ
る。
【0019】本発明の請求項8の発明は、両端が開口し
た円筒ローラと、この円筒ローラ内の一端側に、少なく
ともその他端側のモータ軸が収納されたモータと、前記
円筒ローラ内において前記モータ軸に設けられた太陽歯
車と、前記ローラ内においてこの太陽歯車に噛合した遊
星歯車と、この遊星歯車に対向する前記円筒ローラの内
面部に設けられた第1の内歯歯車と、前記遊星歯車に噛
合する第2の内歯歯車を有するとともに、少なくともそ
の支軸が前記円筒ローラの他端側に配置された軸受体
と、この軸受体に対して前記円筒ローラを回転自在に軸
支させる軸受機構とを備え、前記円筒ローラの一端側
に、前記モータの固定部を設けるとともに、この円筒ロ
ーラの他端側において前記軸受体の支軸の端部の外周に
は回動つまみの軸部を嵌合させ、この回動つまみの軸部
は板体の貫通孔を摺動自在に貫通させるとともに、この
回動つまみの軸部にはその摺動方向に係合部と摺動部を
有し、前記係合部を前記板体の貫通孔内面に係合させた
電子機器であって、回動つまみを摺動させてその軸部の
摺動部を板体の貫通孔に対応すれば、この回動つまみを
回動させることで、軸受体、第1の内歯歯車、遊星歯
車、第2の内歯歯車を介して円筒ローラを回動させ、紙
の手動送りができるものとなる。
【0020】以下本発明の一実施形態を添付図面にもと
づいて説明する。
【0021】図1,図2において、1は金属板よりなる
U字状の基体で、この基体1上に円筒ローラ2が配置さ
れている。円筒ローラ2は図3に示す如くアルミニウム
等の金属製の円筒体3の外周面をシリコンゴム等の弾性
材の円筒体4で覆った構成となっている。
【0022】この円筒ローラ2内にはモータ5が非接触
状態で収納されており、このモータ5のモータ軸6に
は、図4に示す如く、太陽歯車7が連結されている。ま
た、太陽歯車7は2つの遊星歯車8に噛合している。こ
れら二つの遊星歯車8はキャリア9に所定間隔をおいて
軸支されており、この所定間隔の内側に前記太陽歯車7
が内側から噛合する構成となっている。またこの遊星歯
車8のモータ5側の部分には、前記円筒体3の内側に設
けられた第1の内歯歯車10が噛合し、また遊星歯車8
のモータ5側と反対側の部分には第2の内歯歯車11が
噛合する構成となっている。
【0023】第2の内歯歯車11はキャップ状をした軸
受体12の内面側に設けられており、この軸受体12の
円筒体3の他端開口側には支軸13が一体に設けられて
いる。またキャリア9の軸9aはキャップ状軸受体12
の底部の凹部12aに軸支されている。さらにモータ5
は支持体14に保持されており、円筒体3の一端開口側
において、この支持体14は図1,図2に示す基体1の
両側において上方に折曲げられた板体18に固定されて
いる。
【0024】また前記支軸13及び支持体14の外周に
は、図3に示すように軸受機構15が設けられ、円筒体
3を回転可能に支持している。図4に戻り16は給電線
であり、円筒体3の外部からモータ5へ給電を行うため
に、支持体14の中空部を介して円筒体3の外からこの
円筒体3内方に引込まれている。
【0025】以上のような構成において、第1の内歯歯
車10の歯数をたとえば36、第2の内歯歯車11の歯
数を例えば34として、太陽歯車7の回転により遊星歯
車8が太陽歯車7の回りを公転すると、二つの遊星歯車
8は第1の内歯歯車10と第2の内歯歯車11に噛み合
っているので、遊星歯車8の公転1周につき、2歯の回
転差すなわちズレが発生する。
【0026】さらにこの第2の内歯歯車11を有する支
軸13は、図1,図2,図5のように貫通孔17を有す
る板体18aを貫通し、支軸13の扁平部13a外周に
は合成樹脂製の回動つまみ19に一体成形した回転抑制
体19aを設けている。この回転抑制体19aは、その
外周が図6に示すように多角形、具体的には8角形とな
っており、その外周に板バネ20の遊端を押圧させ、回
転を抑制する構成となっている。
【0027】なお板バネ20の遊端とは反対側は、板体
18aにねじ20aにより固定されている。
【0028】このような状態において、モータ5に給電
線16を通じて通電すれば太陽歯車7の回転により、遊
星歯車8の公転が生じ、第1の内歯歯車10と第2の内
歯歯車11のズレが発生していく。この時、第2の内歯
歯車11は、それが設けられた軸受体12が上述のごと
く前記回転抑制体19で回転が止められているので、第
1の内歯歯車10、すなわち円筒体3が円筒体4と一体
となって回転する。この円筒体3,4の回転つまり円筒
ローラ2の回転によって図2に示すように帯状の紙21
が矢印Aのごとく搬送される。
【0029】ここで、帯状の紙21に対して円筒ローラ
2と対向する面にサーマルヘッド22を配置し、紙21
を感熱紙とすれば、紙21の送りと共にサーマルヘッド
22に通電することにより、紙21への印字が行われ
る。
【0030】さて、印字の終了時等、すなわちモータ5
への通電がない状態で紙21を矢印A方向に送ろうとす
る場合、本実施形態においては、回動つまみ19を図2
の矢印A1方向に回動させる。この時には板バネ20の
回転抑制体19aへの押しつけ力で設定された所定の力
以上の回転力が加わることになるので、軸受体12、第
2の内歯歯車11、これに連結された遊星歯車8、第1
の内歯歯車10へと伝達され、これにより円筒ローラ2
は回転抑制体19aに設けられた多角形の一辺毎のステ
ップ的な回動が行われる。そして、この結果として紙2
1は図2の矢印A方向に手動で送られることになる。
【0031】図7,図8は、本発明の第2の実施形態を
示し、第2の内歯歯車11と連結され、一体となった軸
受体12、支軸13は、図7のように貫通孔17を有す
る板体18aを貫通している。またこの支軸13の扁平
部13a外周には合成樹脂の回動つまみ19と一体とな
った円柱状の回転抑制体24を設けている。そして、こ
の回転抑制体24の外周には摩擦部材の一例として用い
たゴム25を板バネ20で押圧させて支軸13の回動抑
制をしている。
【0032】なおゴム25は板バネ20の遊端に固定さ
れ、またこの板バネ20の他端は図示していないが例え
ば図2と同じく板体18a等に固定されている。この構
成によれば、板バネ20で押付けたゴム25と回転抑制
体24の摩擦力によって支軸13の回動抑制力が高くな
り、しかもこの摩擦部材の種類や形状を設定することに
より回動抑制力を適宜設定することができるものとな
る。つまり回動つまみ19の回動力調整が行えるのであ
る。
【0033】図9は、本発明の第3の実施形態を示し、
図3に示した第2の内歯歯車11と一体となった軸受体
12の支軸13は、この支軸13より小さい孔径のゴム
質のブッシュ26の孔を貫通させ、次に前記ブッシュ2
6を弾性変形させて、前記貫通孔17に貫通させた構成
であり、ブッシュ26単品の弾性で支軸13の回動抑制
をしている。つまりブッシュ26で回動つまみ19の回
動力調整を行っているのである。
【0034】なおこの図9における支軸13には扁平部
13aを設けず、円柱状としている。
【0035】図10,図11は本発明の第4の実施形態
を示し、図10において、図3に示した第2の内歯歯車
11と一体となった軸受体12の支軸13の小径円柱部
13bは、貫通孔17を有する板体18aを貫通させ
る。そしてこの小径円柱部13bの外周に四つの板バネ
27を、その外周より押圧したものである。本実施形態
において、この四つの板バネ27は、図10,図11の
ごとく円板状の金属板、好ましくはバネ用鋼板で構成さ
れ、扇形の四つの切り欠き部28をプレス等で打ち抜く
ことで形成されている。そして、四つの板バネ27を小
径円柱部13bに等間隔で押し付けることにより、支軸
13に安定したその回動抑制力を付与している。四つの
板バネ27の配置は、支軸13の小径円柱部13bの外
周に90度で等分して配置されることが望ましく、よっ
てこの板バネ27が2本であれば180度、3本であれ
ば120度、5本であれば72度となる。
【0036】図12,図13は本発明の第5の実施形態
を示し、図12において、図3に示した第2の内歯歯車
11と一体化された軸受体12の支軸13の保持部は、
支軸13の扁平部13aを貫通する貫通孔17を有する
板体18aにより形成されている。この板体18aの内
側には、凹凸状表面30を持つ摩擦部材29を設け、こ
の摩擦部材29の貫通孔32に支軸13の扁平13aを
貫通させ、その状態で板体18aの内面にバネ31によ
り押圧した。この構成によれば、バネ31による押圧力
を調整することで支軸13の回動抑制力、つまり回動つ
まみ19の回動力調整を容易に可変することができるも
のである。なお本実施形態では、摩擦部材29の貫通孔
32は、支軸13の扁平部13aと同様に扁平状となっ
ているが、支軸13が軸方向に摺動自在となる様に、扁
平部13aよりも若干大きく構成されている。したがっ
て、バネ31による押圧力で、凹凸状表面30は板体1
8aの内面に確実に押し付けることができる構成となっ
ている。なお、支軸13と貫通孔32に設けた平面部は
回動抑制のためには少なくとも一箇所以上あれば良い。
【0037】図14〜図16は本発明の第6の実施形態
を示し、この実施形態では、円筒ローラ2の他端側にお
いて前記軸受体12の支軸13の端部扁平部13aの外
周には回動つまみ19の軸部19bを嵌合させ、この回
動つまみ19の軸部19bは板体18aの大径の貫通孔
17aを摺動自在に貫通させた。この回動つまみ19の
軸部19bはその摺動方向に歯車状の係合部19cと円
筒状の摺動部19dを有し前記係合部19cを前記板体
18aの貫通孔17a内面の歯車状の係合部17bに係
合させた。
【0038】以上の構成において回動つまみ19の軸部
19bは、支軸13の扁平部13aに摺動自在となって
おり、組立は先ず図14のごとく板体18aの外側から
貫通孔17aの内側へと19bを貫通させ、その端面に
バネ33を当接させる。そしてこの状態で軸部19bの
内端側に抜け止め用の止め輪34を装着し、図15のご
とく回動つまみ19が支軸13から抜け落ちてしまうの
を防止した。
【0039】この時軸部19bの係合部19cは貫通孔
17aの係合部17bに係合しているため回動つまみ1
9により支軸13を介して上述のごとく円筒ローラ2を
回動させることはできない。
【0040】次に回動つまみ19で円筒ローラ2を回動
させるためには、図16のごとく回動つまみ19を図1
6の左方にバネ33を圧縮しながら押し、これにより上
記貫通孔17aの係合部17b部分に軸部19bの摺動
部19dを対向させる。そしてこの状態で回動つまみ1
9により円筒ローラ2を回動させ、紙21を手動送りす
る。
【0041】
【発明の効果】そしてこの目的を達成するために本発明
は、両端が開口した円筒ローラと、この円筒円筒ローラ
内の一端に、少なくともその他端側のモータ軸が収納さ
れたモータと、前記円筒ローラ内において前記モータ軸
に設けられた太陽歯車と、前記円筒ローラ内においてこ
の太陽歯車に噛合した遊星歯車と、この遊星歯車に対向
する前記円筒ローラの内面部に設けられた第1の内歯歯
車と、前記遊星歯車に噛合する第2の内歯歯車を有する
とともに、少なくともその支軸が前記円筒ローラの他端
側に配置された軸受体と、この軸受体に対して前記円筒
ローラを回転自体に軸支させる軸受機構とを備え、前記
円筒ローラの一端側に、前記モータの固定部を設けると
ともに、この円筒ローラの他端側において前記軸受体の
支軸の中部を保持部により弾性押圧保持させるととも
に、この支軸の端部には回動つまみを設けたものであ
る。
【0042】そして以上の構成とすれば、軸受体の支軸
を円筒ローラの他端側において保持部により弾性押圧保
持させたので、回動つまみに回動させる方向への所定値
以上の力をかけると、軸受体は第1の内歯歯車、遊星歯
車、第2の内歯歯車を介して円筒ローラを回動させるこ
とができ、これにより紙の手動送りができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図
【図2】図1からカバーを外した斜視図
【図3】その円筒ローラの断面図
【図4】その円筒ローラ部の分解斜視図
【図5】円筒ローラの要部の断面図
【図6】円筒ローラの要部の側面図
【図7】本発明の第2の実施形態の要部の断面図
【図8】その要部の側面図
【図9】本発明の第3の実施形態の要部の断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態の要部の断面図
【図11】その要部の側面図
【図12】本発明の第5の実施形態の要部の断面図
【図13】その要部の斜視図
【図14】本発明の第6の実施形態の要部の斜視図
【図15】その要部の断面図
【図16】その要部の断面図
【符号の説明】
1 基体 2 円筒ローラ 3 円筒体 4 円筒体 5 モータ 6 モータ軸 7 太陽歯車 8 遊星歯車 9 キャリア 9a 軸 10 第1の内歯歯車 11 第2の内歯歯車 12 軸受体 12a 凹部 13 支軸 13a 扁平部 13b 小径円柱部 14 支持体 15 軸受機構 16 給電線 17 貫通孔 17a 貫通孔 17b 歯車状の係合部 18 板体 18a 板体 19 回動つまみ 19a 回転抑制体 19b 軸部 19c 係合部 19d 摺動部 20 板バネ 20a ねじ 21 紙 22 サーマルヘッド 24 円柱状回転抑制体 25 ゴム 26 ブッシュ 27 板バネ 28 切り欠き部 29 摩擦部材 30 凹凸状表面 31 バネ 32 貫通孔 33 バネ 34 止め輪
フロントページの続き (72)発明者 松井 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 利夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3F049 CA21 EA08 LA07 LB01 3J027 FA50 FB23 GA01 GB03 GC02 GC13 GC22 GC28 GD04 GD08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した円筒ローラと、この円筒
    ローラ内の一端側に、少なくともその他端側のモータ軸
    が収納されたモータと、前記円筒ローラ内において前記
    モータ軸に設けられた太陽歯車と、前記円筒ローラ内に
    おいてこの太陽歯車に噛合した遊星歯車と、この遊星歯
    車に対向する前記円筒ローラの内面部に設けられた第1
    の内歯歯車と、前記遊星歯車に噛合する第2の内歯歯車
    を有するとともに、少なくともその支軸が前記円筒ロー
    ラの他端側に配置された軸受体と、この軸受体に対して
    前記円筒ローラを回転自在に軸支させる軸受機構とを備
    え、前記円筒ローラの一端側に、前記モータの固定部を
    設け、この円筒ローラの他端側において前記軸受体の支
    軸の中部を保持部により弾性押圧保持させるとともに、
    この支軸の端部には回動つまみを設けた電子機器。
  2. 【請求項2】 保持部は、支軸が貫通する貫通孔を有す
    る板体により形成し、この板体の内、外の少なくとも一
    方に位置する支軸部分に弾性体を押圧させた請求項1に
    記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 支軸の外周に回転抑制体を設け、この回
    転抑制体の外周形状は多角形とし、この回転抑制体の外
    周に弾性体として板バネを押圧させた請求項2に記載の
    電子機器。
  4. 【請求項4】 弾性体として板バネを設け、この板バネ
    の支軸への当接部には摩擦部材を設けた請求項2に記載
    の電子機器。
  5. 【請求項5】 保持部は、支軸が貫通する貫通孔を有す
    る板体により形成し、この板体の貫通孔内にブッシュを
    嵌合させ、このブッシュの貫通孔に支軸を前記ブッシュ
    を弾性変形させて貫通させた請求項1に記載の電子機
    器。
  6. 【請求項6】 板体の貫通孔の外周から複数の板バネを
    支軸に押圧させた請求項2に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 保持部は、支軸が貫通する貫通孔を有す
    る板体により形成し、この板体の内、外の少なくとも一
    方に支軸部分に摩擦部材を設け、この摩擦部材を板体に
    バネにより押圧した請求項1に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 両端が開口した円筒ローラと、この円筒
    ローラ内の一端側に、少なくともその他端側のモータ軸
    が収納されたモータと、前記円筒ローラ内において前記
    モータ軸に設けられた太陽歯車と、前記ローラ内におい
    てこの太陽歯車に噛合した遊星歯車と、この遊星歯車に
    対向する前記円筒ローラの内面部に設けられた第1の内
    歯歯車と、前記遊星歯車に噛合する第2の内歯歯車を有
    するとともに、少なくともその支軸が前記円筒ローラの
    他端側に配置された軸受体と、この軸受体に対して前記
    円筒ローラを回転自在に軸支させる軸受機構とを備え、
    前記円筒ローラの一端側に、前記モータの固定部を設け
    るとともに、この円筒ローラの他端側において前記軸受
    体の支軸の端部の外周には回動つまみの軸部を嵌合さ
    せ、この回動つまみの軸部は板体の貫通孔を摺動自在に
    貫通させるとともに、この回動つまみの軸部にはその摺
    動方向に係合部と摺動部を有し、前記係合部を前記板体
    の貫通孔内面に係合させた電子機器。
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DE60130608T DE60130608T2 (de) 2000-03-02 2001-03-02 Rollengerät und das rollengerät nutzende elektronik
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012062186A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 原稿搬送装置及び画像形成装置

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