JP4320628B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、画像形成装置に関し、特に、ギアを回転可能で、かつ、回動可能に支持する回動アームを備えた画像形成装置に関する。
従来、ギアを回転可能で、かつ、回動可能に支持する構造を備えた画像形成装置が種々提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
上記特許文献1には、カラーリボンを使用する場合またはOHP用紙に印字する場合でも、揺動板(回動アーム)に連結されている揺動ギア(従動ギア)を送り出しギアに係合させることにより、インクリボンの供給量を常に適切に保つことが可能な熱転写プリンタの構造が開示されている。
また、上記特許文献2には、インクリボンおよび記録紙を介してサーマルヘッドがプラテンローラを押圧したとき、または印画後サーマルヘッドがプラテンローラから離間されたとき、モータを一定時間反対方向に回転させることによって、腕(回動アーム)に取り付けられた平歯車(従動ギア)を供給軸に取り付けられた平歯車の方向に揺動させるとともに噛合させて、インクリボンの弛みを抑制することが可能な熱転写プリンタの構造が開示されている。
また、上記特許文献3には、回動軸を中心として回動する振子板(可動アーム)上に回転可能に支持される遊星ギア(従動ギア)を、巻き取りリールまたは供給リールの方向に揺動させる構造において、固定的に取り付けられたストッパーピンに振子板に設けられた溝を嵌め込むことにより、振子板に設けられた溝がストッパーピンに当接することによって、振子板の回動範囲を規制し、遊星ギアの食い込みを抑制することが可能なインクシート搬送装置の構造が開示されている。
また、上記特許文献4には、一方の地板に一体的に設けられた2つのガイド溝に、それぞれ、移動歯車(従動ギア)を挿入するとともに、各ギアの上部から移動歯車が抜けるのを防止する機能を有する他方の地板で支持することにより、主動歯車(原動ギア)とは常に噛合した状態で、ガイド溝に沿って移動可能に支持された移動歯車を備えた構造において、モータの回転方向を逆転した場合にも、インクリボンを巻き取るためのインクリボン駆動車(巻取リール)を常に同一方向に回転させることが可能なインクリボン巻き取り構造が開示されている。
また、従来、画像形成装置の一例として、熱転写プリンタが知られている。図12は、従来の一例による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。図13は、図12に示した従来の熱転写プリンタの各モータおよび各ギアを示した正面図である。図14〜図17は、図12に示した従来の熱転写プリンタの詳細構造を説明するための図である。図12〜図17を参照して、従来の熱転写プリンタの構造について説明する。
従来の熱転写プリンタは、図12および図13に示すように、金属製のシャーシ101と、用紙を送るための金属製の送りローラ102と、送りローラ102に所定の押圧力で接触する金属製の押さえローラ103と、送りローラ102を回転可能に支持する送りローラ軸受104と、押さえローラ103を回転可能に支持する押さえローラ軸受105と、押さえローラ軸受105を支持する金属製の軸受支持板106と、印字を行うための印字ヘッド107と、インクリボンを巻き取るための巻取リール108と、送りローラギア
109と、揺動ギア110aが取り付けられた揺動ギア部110と、モータブラケット111と、送りローラ102および巻取リール108を駆動するためのモータ112と、印字ヘッド107を駆動するためのモータ113と、中間ギア114および115(図13参照)とを備えている。
また、図12に示すように、シャーシ101は、一方側面101aと、他方側面101bとを有している。また、シャーシ101の一方側面101aには、モータブラケット111が取り付けられている。また、図13に示すように、シャーシ101の一方側面101aには、揺動ギア部110が一定量以上回動するのを規制する長孔状の規制部101cが設けられている。また、図12に示すように、シャーシ101の他方側面101bには、インクリボンカートリッジ(図示せず)を挿入するためのカートリッジ挿入孔101dが設けられている。
また、図14および図16に示すように、送りローラ102には、D形状のギア挿入部102aが設けられている。この送りローラ102のギア挿入部102aは、図13および図16に示すように、送りローラギア109に空回りしないように嵌め込まれている。また、図12に示すように、押さえローラ103は、軸受支持板106に取り付けられる押さえローラ軸受105に回転可能に支持されている。また、印字ヘッド107は、シャーシ101の一方側面101aおよび他方側面101bの内側に支持軸107aを中心として回動可能に取り付けられている。
また、図13に示すように、巻取リール108のギア部108aは、送りローラギア109に常に噛合している揺動ギア部110の揺動ギア110aが揺動することによって噛合するように配置されている。また、図14、図15および図17に示すように、送りローラギア109の軸部109a(図17参照)には、送りローラ102のギア挿入部102aが圧入されるD形状の取付孔109bが設けられている。
また、図14および図17に示すように、揺動ギア部110は、樹脂製の揺動ギア110aと、揺動ギア110aを回転可能に支持する回動アーム110bと、回動アーム110bを所定の押圧力で押圧する圧縮コイルバネ110cと、フェルト110dおよび110eと、Eリング110fとを有している。また、図13〜図16に示すように、揺動ギア110aには、送りローラギア109(図15および図16参照)に噛合される小径ギア部110gと、巻取リール108のギア部108a(図13参照)に噛合される大径ギア部110hと、回動アーム110bの支持軸110iが挿入される挿入穴110j(図14参照)とが設けられている。また、図14に示すように、回動アーム110bには、揺動ギア110aを回転可能に支持するための支持軸110iと、シャーシ101の一方側面101aに設けられた長孔状の規制部101c(図13参照)に嵌め込まれるボス部110kと、送りローラ102が回転可能に挿入される送りローラ挿入孔110lとが設けられている。この回動アーム110bの支持軸110iには、Eリング110fを取り付けるための溝部110mが設けられている。
また、圧縮コイルバネ110cは、図17に示すように、フェルト110dおよび110eを介して、回動アーム110bおよび揺動ギア110aをスラスト方向(軸方向)に押圧することにより、揺動ギア110aを回転しにくくしている。これにより、送りローラギア109が回転する際に、揺動ギア110aが送りローラギア109の回転方向に移動されるので、揺動ギア110aが取り付けられた回動アーム110bが回動される。また、図14および図17に示すように、フェルト110dおよび110eは、回動アーム110bおよび揺動ギア110aが圧縮コイルバネ110cに直接接触することを防止するために設けられている。これにより、回動アーム110bおよび揺動ギア110aが圧縮コイルバネ110cに直接接触することに起因して磨耗が発生することを防止すること
が可能になる。また、図15および図17に示すように、圧縮コイルバネ110cの押圧力に起因して揺動ギア110aが脱落するのを防止するためのEリング110fが、回動アーム110bの支持軸110iに設けられた溝部110m(図14および図17参照)に取り付けられている。
また、図13に示すように、送りローラ102および巻取リール108などを駆動するためのモータ112の駆動力は、中間ギア114および115を介して、送りローラギア109および巻取リール108のギア部108aに伝達される。
次に、図12および図13を参照して、熱転写プリンタの用紙の送り動作について説明する。まず、給紙時には、図12および図13に示すように、送りローラ102および巻取リール108などを駆動するためのモータ112が駆動するのに伴ってモータ112に取り付けられたモータギア112a(図13参照)が図13の矢印A2方向に回転し、中間ギア114および115を介して、送りローラギア109が図13の矢印B2方向に回転する。これにより、送りローラ102は、図12に示すように、用紙(図示せず)を図12の矢印C2方向に搬送する。この時、回動アーム110bは、図13の矢印D2方向に回動しているので、回動アーム110bの支持軸110iに取り付けられた揺動ギア110aは巻取リール108のギア部108aに噛合しない。このため、巻取リール108は回転しないのでインクリボン(図示せず)は巻き取られない。このとき、印字ヘッド107を駆動するためのモータ113の駆動によって、印字ヘッド107は、図12に示すように、用紙より離れる方向(図12の矢印E2方向)に回動する。
また、排紙時(印画時)には、図12および図13に示すように、送りローラ102および巻取リール108などを駆動するためのモータ112が駆動するのに伴ってモータ112に取り付けられたモータギア112a(図13参照)が図13の矢印F2方向に回転し、中間ギア114および115を介して、送りローラギア109が図13の矢印G2方向に回転する。これにより、送りローラ102は、図12に示すように、用紙(図示せず)を図12の矢印H2方向に搬送する。この時、回動アーム110bは図13の矢印I2方向に回動しており、揺動ギア110aの大径ギア部110hは巻取リール108のギア部108aに噛合し、図12の矢印J2方向に回転する。これにより、巻取リール108が図12の矢印K2方向に回転され、インクリボン(図示せず)が巻き取られる。また、印字ヘッド107を駆動するためのモータ113の駆動によって、印字ヘッド107は、図12に示すように、インクリボンと用紙とを押圧する方向(図12の矢印L2方向)に回動する。その結果、用紙に対する印字が行われる。
特開平8−11403号公報 特開平8−187924号公報 特開平2−55179号公報 実開昭61−107566号公報
図12〜図17に示した従来の熱転写プリンタでは、圧縮コイルバネ110cの軸方向(スラスト方向)の荷重による抵抗(摩擦力)により、従動ギア110aを回りにくくして、回動アーム110bを回動させるように構成しているため、圧縮コイル110cを設ける必要がある。このため、部品点数が増加するという問題点があった。また、圧縮コイルバネ110cの荷重に起因して、揺動ギア110aが軸方向に抜けるのを防止するためのEリング110fと、回動アーム110bおよび揺動ギア110aの磨耗を防ぐフェルト110dおよび110eとが必要になるので、これによっても、部品点数が増加するという問題点があった。また、回動アーム110bの支持軸110iに、Eリング110f
を取り付けるために溝部110mを設ける必要があるため、組立工数が増加するという問題点もあった。
また、上記特許文献1に開示された熱転写プリンタでは、揺動ギア(従動ギア)が連結されている揺動板(回動アーム)を揺動させる機構の詳細は開示されていない。しかし、揺動板を揺動させるためには、図12〜図17に示した従来の熱転写プリンタの場合と同様、圧縮コイルバネなどの軸方向の荷重により、揺動ギアを回りにくくして揺動板を回動させる構造が必要となる。この場合には、圧縮コイルバネなどの部材を別途設けなければならないので、その分、部品点数が増加するという問題点がある。
また、上記特許文献2に開示された熱転写プリンタでは、平歯車(原動ギア)の回転方向と同じ方向に腕(回動アーム)に取り付けられた平歯車(従動ギア)を回動させる機構の詳細は開示されていない。しかし、腕を揺動させるためには、図12〜図17に示した従来の熱転写プリンタの場合と同様、圧縮コイルバネなどの軸方向の荷重により、平歯車(従動ギア)を回りにくくして腕を回動させる構造が必要となる。この場合には、圧縮コイルバネなどの部材を別途設けなければならないので、その分、部品点数が増加するという問題点がある。
また、上記特許文献3に開示されたインクシート搬送装置では、振子板(回動アーム)に取り付けられた遊星ギア(従動ギア)を回動させる機構の詳細は開示されていない。しかし、振子板を揺動させるためには、図12〜図17に示した従来の熱転写プリンタの場合と同様、圧縮コイルバネなどの軸方向の荷重により、遊星ギアを回りにくくして振子板を回動させる構造が必要となる。この場合には、圧縮コイルバネなどの部材を別途設けなければならないので、その分、部品点数が増加するという問題点がある。
また、上記特許文献4に開示されたプリンタでは、一方の地板に設けられたガイド溝に移動歯車(従動ギア)を挿入した状態から、移動歯車が垂直上方向に抜けるの防止するための他方の地板を設けているため、その分、部品点数が増加するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、部品点数を削減しながら、ギアを回転可能で、かつ、回動可能に支持することが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明の第1の局面における画像形成装置は、軸部を有する正逆回転可能な原動ギア
と、原動ギアに噛み合わされる従動ギアと、原動ギアの軸部に回動可能に取り付けられる
孔状の回動支点部および従動ギアを回転可能に支持する支持軸を含む回動アームと、原動
ギアの軸部に取り付けられ、用紙を搬送するための送りローラと、インクリボンを巻き取
るための巻取リールと、原動ギアを駆動するための1つのモータとを備えた画像形成装置
において、原動ギアの軸部は、回動アームの孔状の回動支点部に軽圧入されるとともに、
原動ギアの軸部は、回動アームの孔状の回動支点部の内径と同一またはそれより大きい外
径を有し、回動アームの回動支点部には、回動支点部にバネ性を持たせるために、回動ア
ームの孔状の回動支点部の一部を開放する第1切り込み部と、第1切り込み部に対向する
ように設けられた2つの第2切り込み部とが設けられており、従動ギアは、原動ギアが所
定の方向に回転した場合に、回動アームの所定の回動位置で巻取リールに噛み合わされ、
回動アームの回動支点部の2つの第2切り込み部の間には、従動ギアが巻取リールに噛み
合わされて回転している状態で、原動ギアの軸部を支持する支持面が設けられ、1つのモ
ータによって原動ギアが回転駆動されることによって、原動ギアに噛み合う従動ギアが巻
取リールに噛み合わされて回転されることにより巻取リールによりインクリボンが巻き取
られるとともに、原動ギアの軸部に取り付けられた送りローラにより用紙が搬送されるよ
うに構成されている。
この第1の局面による画像形成装置では、上記のように、回動アームの回動支点部に、回動支点部にバネ性(撓み性)を持たせるための第1切り込み部および第2切り込み部を設け、回動アームの回動支点部に、原動ギアの軸部を軽圧入することによって、原動ギア
が回転する際に、原動ギアの軸部と、原動ギアの軸部が軽圧入されている回動アームの回動支点部との間に摩擦力を発生させることができる。この摩擦力により、原動ギアが回転する際に、従動ギアが取り付けられた回動アームが原動ギアの回転方向に回動されるので、回動アームに取り付けられた従動ギアを回動することができる。このように、軽圧入による摩擦力により回動アームを回動させることができるので、回動アームを回動させるために別途圧縮コイルバネなどを設ける必要がないので、その分、部品点数を削減することができる。また、軽圧入による摩擦力により回動アームを回動させることができるので、圧縮コイルバネの軸方向の荷重により、従動ギアを回りにくくして回動アームを回動させる場合と異なり、従動ギアが軸方向に外れるという不都合が生じない。その結果、従動ギアが軸方向に抜けるのを防止するためのEリングが不要になるとともに、Eリングを取り付けるための溝加工を回動アームの支持軸に行う必要がなくなるので、より部品点数を削減することができるとともに、組立工数も削減することができる。また、原動ギアの軸部を、回動アームの孔状の回動支点部の内径と同一またはそれより大きい外径を有するように形成することによって、孔状の回動支点部に、原動ギアの軸部を嵌め込むことにより、容易に、回動支点部に原動ギアの軸部が軽圧入された状態になる。この場合、回動支点部は、切り込み部によりバネ性を有するので、回動アームの回動支点部の内径よりも大きい外径を有する原動ギアの軸部を回動支点部に嵌め込む際には、回動支点部の内径を撓み変形させて大きくすることができる。これにより、原動ギアの軸部の外径が回動支点部の内径よりも大きい場合にも、容易に、回動支点部に原動ギアの軸部を軽圧入状態で嵌め込むことができる。その結果、原動ギアを回転させる際に、容易に、原動ギアの軸部と、回動支点部との間に摩擦力を発生させることができる。また、回動アームの回動支点部に、回動アームの孔状の回動支点部の一部を開放する第1切り込み部と、第1切り込み部に対向するように設けられた2つの第2切り込み部とを設けることによって、回動支点部の一部が開放している第1切り込み部から両側に開く方向に回動支点部を撓ませることにより、回動支点部の内径を大きくするように撓ませることができる。また、第1切り込み部から両側に開く方向に回動支点部を撓ませる場合に、第1切り込み部に対向するように設けられた2つの第2切り込み部により、回動支点部をより撓みやすくすることができる。これらにより、容易に、回動支点部に原動ギアの軸部を嵌合させることができるとともに、原動ギアを回転させる際に、撓み変形による応力を用いて、回動アームの回動支点部と原動ギアの軸部との間に摩擦力を発生させることができる。また、従動ギアを、原動ギアが所定の方向に回転した場合に、回動アームの所定の回動位置で巻取リールに噛み合わせて、回動アームの回動支点部の2つの第2切り込み部の間に、従動ギアが巻取リールに噛み合わされて回転している状態で、原動ギアの軸部を支持する支持面を設けることによって、回動アームに取り付けられた従動ギアでインクリボンを巻き取るための巻取リールを回転させる場合に、巻取リールから反力を受けたとしても、回動アームの回動支点部に設けられた支持面により、原動ギアに対する従動ギアの位置関係を一定に保持することができる。
この発明の第2の局面における画像形成装置は、軸部を有する正逆回転可能な原動ギア
と、原動ギアに噛み合わされる従動ギアと、原動ギアの軸部に回動可能に取り付けられる
孔状の回動支点部と、従動ギアを回転可能に支持する支持軸とを含む回動アームと、原動
ギアの軸部に取り付けられ、用紙を搬送するための送りローラと、インクリボンを巻き取
るための巻取リールと、原動ギアを駆動するための1つのモータとを備え、回動アームの
回動支点部には、回動支点部にバネ性を持たせるための切り込み部が設けられており、回
動アームの回動支点部には、原動ギアの軸部が軽圧入され、従動ギアは、原動ギアが所定
の方向に回転した場合に、回動アームの所定の回動位置で巻取リールに噛み合わされ、1
つのモータによって原動ギアが回転駆動されることによって、原動ギアに噛み合う従動ギ
アが巻取リールに噛み合わされて回転されることにより巻取リールによりインクリボンが
巻き取られるとともに、原動ギアの軸部に取り付けられた送りローラにより用紙が搬送さ
れるように構成されている。
この第2の局面による画像形成装置では、上記のように、回動アームの回動支点部に、回動支点部にバネ性(撓み性)を持たせるための切り込み部を設け、回動アームの回動支点部に、原動ギアの軸部を軽圧入することによって、原動ギアが回転する際に、原動ギアの軸部と、原動ギアの軸部が軽圧入されている回動アームの回動支点部との間に摩擦力を発生させることができる。この摩擦力により、原動ギアが回転する際に、従動ギアが取り付けられた回動アームが原動ギアの回転方向に回動されるので、回動アームに取り付けら
れた従動ギアを回動することができる。このように、軽圧入による摩擦力により回動アームを回動させることができるので、回動アームを回動させるために別途圧縮コイルバネなどを設ける必要がないので、その分、部品点数を削減することができる。また、軽圧入による摩擦力により回動アームを回動させることができるので、圧縮コイルバネの軸方向の荷重により、従動ギアを回りにくくして回動アームを回動させる場合と異なり、従動ギアが軸方向に外れるという不都合が生じない。その結果、従動ギアが軸方向に抜けるのを防止するためのEリングが不要になるとともに、Eリングを取り付けるための溝加工を回動アームの支持軸に行う必要がなくなるので、より部品点数を削減することができるとともに、組立工数も削減することができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、回動アームの孔状の回動支点部に軽圧入される原動ギアの軸部は、回動アームの回動支点部の内径と同一またはそれより大きい外径を有する。このように構成すれば、孔状の回動支点部に、原動ギアの軸部を嵌め込むことによって、容易に、回動支点部に原動ギアの軸部が軽圧入された状態になる。この場合、回動支点部は、切り込み部によりバネ性を有するので、回動アームの回動支点部の内径よりも大きい外径を有する原動ギアの軸部を回動支点部に嵌め込む際には、回動支点部の内径を撓み変形させて大きくすることができる。これにより、原動ギアの軸部の外径が回動支点部の内径よりも大きい場合にも、容易に、回動支点部に原動ギアの軸部を軽圧入状態で、嵌め込むことができる。その結果、原動ギアを回転させる際に、容易に、原動ギアの軸部と、回動支点部との間に摩擦力を発生させることができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、回動アームの回動支点部の切り込み部は、回動アームの孔状の回動支点部の一部を開放する第1切り込み部と、第1切り込み部に対向するように設けられた2つの第2切り込み部とを含む。このように構成すれば、回動支点部の一部が開放している第1切り込み部から両側に開く方向に回動支点部を撓ませることにより、回動支点部の内径を大きくするように撓ませることができる。また、第1切り込み部から両側に開く方向に回動支点部を撓ませる場合に、第1切り込み部に対向するように設けられた2つの第2切り込み部により、回動支点部をより撓みやすくすることができる。これらにより、容易に、回動支点部に原動ギアの軸部を嵌合させることができるとともに、原動ギアを回転させる際に、撓み変形による応力を用いて、回動アームの回動支点部と原動ギアの軸部との間に摩擦力を発生させることができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、回動アームの回動支点部の
2つの第2切り込み部の間には、従動ギアが巻取リールに噛み合わされて回転している状
態で、原動ギアの軸部を支持する支持面が設けられている。このように構成すれば、回動
アームに取り付けられた従動ギアでインクリボンを巻き取るための巻取リールを回転させ
る場合に、巻取リールから反力を受けたとしても、回動アームの回動支点部に設けられた
支持面により、原動ギアに対する従動ギアの位置関係を一定に保持することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの各モータおよび各ギアを示した正面図である。図3〜図11は、図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの詳細構造を説明するための図である。図1〜図11を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの構造について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例である熱転写プリンタに本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタは、図1および図2に示すように、金属製のシャーシ1と、用紙を送るための金属製の送りローラ2と、送りローラ2に所定の押圧力で接触する金属製の押さえローラ3と、送りローラ2を回転可能に支持する送りローラ軸受4と、押さえローラ3を回転可能に支持する押さえローラ軸受5と、押さえローラ軸受5を支持する金属製の軸受支持板6と、印字を行うための印字ヘッド7と、インクリボンを巻き取るための巻取リール8と、送りローラギア9と、揺動ギア10aが取り付けられた揺動ギア部10と、モータブラケット11と、送りローラ2および巻取リール8を駆動するためのモータ12と、印字ヘッド7を駆動するためのモータ13と、中間ギア14および15(図2参照)とを備えている。なお、送りローラギア9は、本発明の「原動ギア」の一例であり、揺動ギア部10の揺動ギア10aは、本発明の「従動ギア」の一例である。
また、図1に示すように、シャーシ1は、一方側面1aと、他方側面1bとを有している。また、シャーシ1の一方側面1aには、モータブラケット11が取り付けられている。また、図2に示すように、シャーシ1の一方側面1aには、揺動ギア部10が一定量以上回動するのを規制する長孔状の規制部1cが設けられている。また、図1に示すように、シャーシ1の他方側面1bには、インクリボンカートリッジ(図示せず)を挿入するためのカートリッジ挿入孔1dが設けられている。
また、図7および図8に示すように、送りローラ2には、D形状のギア挿入部2aが設けられている。この送りローラ2のギア挿入部2aは、図2および図3に示すように、送りローラギア9に空回りしないように嵌め込まれている。また、図1に示すように、押さえローラ3は、軸受支持板6に取り付けられる押さえローラ軸受5に回転可能に支持されている。また、印字ヘッド7は、シャーシ1の一方側面1aおよび他方側面1bの内側に支持軸7aを中心として回動可能に取り付けられている。
また、図2に示すように、巻取リール8のギア部8aは、送りローラギア9に常に噛合している揺動ギア部10の揺動ギア10aが揺動することによって噛合するように配置されている。また、図7および図8に示すように、送りローラギア9の軸部9a(図8参照)には、送りローラ2のギア挿入部2aが圧入されるD形状の取付孔9bが設けられている。また、図6および図8に示すように、送りローラギア9の軸部9aには、送りローラギア9の軸部9aの外径よりも小さい外径を有するアーム支持部9cが設けられている。
また、図3、図4、図7および図8に示すように、揺動ギア部10は、樹脂製の揺動ギア10aと、揺動ギア10aを回転可能に支持する樹脂製の回動アーム10bとを有している。また、図7および図8に示すように、揺動ギア部10の揺動ギア10aには、送りローラギア9に噛合される小径ギア部10cと、巻取リール8のギア部8a(図2参照)に噛み合わされる大径ギア部10dと、回動アーム10bの支持軸10eが挿入される挿入穴10fとが設けられている。
ここで、本実施形態では、回動アーム10bには、揺動ギア10aを回転可能に支持するための支持軸10eと、シャーシ1の一方側面1aに設けられた長孔状の規制部1c(図2参照)に嵌め込まれるボス部10gと、送りローラギア9の軸部9a(図8参照)に設けられたアーム支持部9cに取り付けられる孔状の回動支点部10hとが設けられている。また、図5、図7および図8に示すように、回動アーム10bの孔状の回動支点部10hには、回動支点部10hが撓み変形可能なように回動支点部10hにバネ性(撓み性)を持たせるための第1切り込み部10iと、2つの第2切り込み部10jとが設けられている。この回動支点部10hの第1切り込み部10iは、回動アーム10bの一部を開放するように設けられている。また、回動支点部10hの2つの第2切り込み部10jは
、第1切り込み部10iに対向するように設けられている。また、回動アーム10bの回動支点部10hの2つの第2切り込み部10jの間には、従動ギア10aが巻取リール8のギア部8aに噛み合わされて回転している状態で、送りローラギア9の軸部9aを支持する支持面10kが設けられている。
また、本実施形態では、図4に示すように、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cは、揺動ギア部10の回動アーム10bの回動支点部10hに軽圧入されている。この送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cは、図5、図6および図8に示すように、揺動ギア部10の回動アーム10bの回動支点部10hの内径D1と同一またはそれより大きい外径D2を有する。
本実施形態では、回動アーム10bの回動支点部10hが軽圧入される送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを、回動アーム10bの回動支点部10hの内径D1と同一またはそれより大きい外径D2を有するように形成することによって、孔状の回動支点部10hに、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを嵌め込むことにより、容易に、回動アーム10bの回動支点部10hに送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cが軽圧入された状態になる。この場合、回動アーム10bの回動支点部10hは、第1切り込み部10iおよび第2切り込み部10jによりバネ性(撓み性)を有するので、回動アーム10bの回動支点部10hの内径D1よりも大きい外径D2を有する送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを回動アーム10bの回動支点部10hに嵌め込む際には、回動支点部10hの内径D1を撓み変形させて大きくすることが可能である。これにより、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cの外径D2が回動アーム10bの回動支点部10hの内径D1よりも大きい場合にも、容易に、回動アーム10bの回動支点部10hに送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを軽圧入状態で嵌め込むことが可能である。その結果、送りローラギア9を回転させる際に、容易に、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cと、回動アーム10bの回動支点部10hとの間に摩擦力を発生させることが可能である。
また、本実施形態では、回動アーム10bの回動支点部10hに、回動アーム10bの孔状の回動支点部10hの一部を開放する第1切り込み部10iと、第1切り込み部10iに対向するように設けられた2つの第2切り込み部10jとが設けられているので、回動支点部10hの一部が開放している第1切り込み部10iから両側に開く方向に回動支点部10hを撓ませることにより、回動支点部10hの内径D1を大きくするように撓ませることが可能である。また、第1切り込み部10iから両側に開く方向に回動支点部10hを撓ませる場合に、第1切り込み部10iに対向するように設けられた2つの第2切り込み部10jにより、回動支点部10hをより撓みやすくなる。これらにより、容易に、回動アーム10bの回動支点部10hに送りローラギア9の軸部9aが嵌合されるとともに、送りローラギア9を回転させる際に、撓み変形による応力を用いて、回動アーム10bの回動支点部10hと送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cとの間に摩擦力が発生される。
また、図13に示すように、送りローラ2および巻取リール8などを駆動するためのモータ12の駆動力は、中間ギア14および15を介して、送りローラギア9および巻取リール8のギア部8aに伝達される。
次に、図12および図13を参照して、熱転写プリンタの用紙の送り動作について説明する。まず、給紙時には、図1および図2に示すように、送りローラ2および巻取リール8などを駆動するためのモータ12が駆動するのに伴ってモータ12に取り付けられたモータギア12a(図2参照)が図2の矢印A1方向に回転し、中間ギア14および15を介して、送りローラギア9が図2の矢印B1方向に回転する。これにより、送りローラ2
は、図1に示すように、用紙を図1の矢印C1方向に搬送する。このとき、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9c(図4および図11参照)と、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cが軽圧入されている回動アーム10bの回動支点部10h(図4および図11参照)との間には、摩擦力が発生するので、回動アーム10bは、送りローラギア9の回転方向(図2の矢印B1方向)に回動する。これにより、回動アーム10bは、図2の矢印D1方向に回動するので、回動アーム10bの支持軸10eに取り付けられた揺動ギア10aは巻取リール8のギア部8aに噛合しない。このため、巻取リール8は回転しないのでインクリボン(図示せず)は巻き取られない。このとき、印字ヘッド7を駆動するためのモータ13の駆動によって、印字ヘッド7は、図1に示すように、用紙より離れる方向(図1の矢印E1方向)に回動する。
また、排紙時(印画時)には、図1および図2に示すように、送りローラ2および巻取リール8などを駆動するためのモータ12が駆動するのに伴ってモータ12に取り付けられたモータギア12a(図2参照)が図2の矢印F1方向に回転し、中間ギア14および15を介して、送りローラギア9が図2の矢印G1方向に回転する。これにより、送りローラ2は、図1に示すように、用紙を図1の矢印H1方向に搬送する。このとき、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9c(図4および図11参照)と、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cが軽圧入されている回動アーム10bの回動支点部10h(図4および図11参照)との間には、摩擦力が発生するので、回動アーム10bは、送りローラギア9の回転方向(図2の矢印G1方向)に回動する。これにより、回動アーム10bは図2の矢印I1方向に回動するので、揺動ギア10aの大径ギア部10dは巻取リール8のギア部8aに噛合し、図2の矢印J1方向に回転する。これにより、巻取リール8が図2の矢印K1方向に回転され、インクリボン(図示せず)が巻き取られる。
このとき、図11に示すように、揺動ギア10aの大径ギア部10dは、巻取リール8のギア部8aを回転させる際に、巻取リール8からの反力(W1)を受ける。このため、回動アーム10bは、揺動ギア10aを支持している回動アーム10bの支持軸10eを介して、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを押圧する。この際、揺動ギア部10の揺動ギア10aが、巻取リール8からの反力(W1)を受けたとしても、回動アーム10bの回動支点部10hに設けられた支持面10kが送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cに当接するので、送りローラギア9に対する揺動ギア部10の揺動ギア10aの位置関係を一定に保持することが可能になる。
また、印字ヘッド7を駆動するためのモータ13の駆動によって、印字ヘッド7は、図1に示すように、インクリボン(図示せず)と用紙(図示せず)とを押圧する方向(図1の矢印L1方向)に回動する。その結果、用紙に対する印字が行われる。
本実施形態では、上記のように、回動アーム10bの回動支点部10hに、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを軽圧入することによって、送りローラギア9が回転する際に、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cと、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cが軽圧入されている回動アーム10bの回動支点部10hとの間に摩擦力を発生させることができる。この摩擦力により、送りローラギア9が回転する際に、揺動ギア部10の揺動ギア10aが取り付けられた回動アーム10bが送りローラギア9の回転方向に回動されるので、回動アーム10bの支持軸10eに取り付けられた揺動ギア10aを回動することができる。このように、軽圧入による摩擦力により回動アーム10bを回動させることができるので、回動アーム10bを回動させるために別途圧縮コイルバネなどを設ける必要がないので、その分、部品点数を削減することができる。また、軽圧入による摩擦力により回動アーム10bを回動させることができるので、圧縮コイルバネの軸方向の荷重により、揺動ギア10aを回りにくくして回動アーム10bを回動させる場合と異なり、揺動ギア10aが軸方向に外れるという不都合が生じない。そ
の結果、揺動ギア10aが軸方向に抜けるのを防止するためのEリングが不要になるとともに、Eリングを取り付けるための溝加工を回動アーム10bの支持軸10eに行う必要がなくなるので、より部品点数を削減することができるとともに、組立工数も削減することができる。
また、本実施形態では、回動アーム10bの回動支点部10hの2つの第2切り込み部10jの間に、送りローラギア9の軸部9aのアーム支持部9cを支持する支持面10kを設けることによって、揺動ギア部10の揺動ギア10aが、回動アーム10bの所定の回動位置で巻取リール8のギア部8aに噛み合わされた状態で、回動アーム10bに取り付けられた揺動ギア10aでインクリボンを巻き取るための巻取リール8を回転させる場合に、巻取リール8から反力(W1)を受けたとしても、回動アーム10bの回動支点部10hに設けられた支持面10kにより、送りローラギア9に対する揺動ギア10aの位置関係を一定に保持することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置の一例として熱転写プリンタを示したが、本発明はこれに限らず、ギアを回転可能、かつ、回動可能に支持する構造を備えた画像形成装置であれば、熱転写プリンタ以外の他の画像形成装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、回動アームの孔状の回動支点部に、バネ性(撓み性)を持たせるための1つの第1切り込み部および2つの第2切り込み部を設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、第1切り込み部のみ設けるようにしてもよいし、第1切り込み部にかえて1つまたは3つ以上の第2切り込み部を設けてもよい。この際、送りローラギアの軸部のアーム支持部を支持する支持面を第1切り込み部に対向する位置に形成するのが好ましい。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの各モータおよび各ギアを示した正面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの揺動ギア部の斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの揺動ギア部の斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの回動アームを示した正面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの送りローラギアを示した正面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの揺動ギア部の取付構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの揺動ギア部の取付構造を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの揺動ギア部の正面図である。 図9に示した100−100線に沿った揺動ギア部の断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による熱転写プリンタの揺動ギアが巻取リールに噛合した状態を示した正面図である。 従来の一例による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図12に示した従来の熱転写プリンタの各モータおよび各ギアを示した正面図である。 図12に示した従来の熱転写プリンタの揺動ギア部の取付構造を示した分解斜視図である。 図12に示した従来の熱転写プリンタの揺動ギア部の斜視図である。 図12に示した従来の熱転写プリンタの揺動ギア部の正面図である。 図16に示した200−200線に沿った揺動ギア部の断面図である。
符号の説明
8 巻取リール
9 送りローラギア(原動ギア)
9a 軸部
10a 揺動ギア(従動ギア)
10b 回動アーム
10e 支持軸
10i 第1切り込み部
10j 第2切り込み部
10h 回動支点部
10k 支持面

Claims (5)

  1. 軸部を有する正逆回転可能な原動ギアと、前記原動ギアに噛み合わされる従動ギアと、
    前記原動ギアの軸部に回動可能に取り付けられる孔状の回動支点部および前記従動ギアを
    回転可能に支持する支持軸を含む回動アームと、前記原動ギアの軸部に取り付けられ、用
    紙を搬送するための送りローラと、インクリボンを巻き取るための巻取リールと、前記原
    動ギアを駆動するための1つのモータとを備えた画像形成装置において、
    前記原動ギアの軸部は、前記回動アームの孔状の回動支点部に軽圧入されるとともに、
    前記原動ギアの軸部は、前記回動アームの孔状の回動支点部の内径と同一またはそれより
    大きい外径を有し、
    前記回動アームの回動支点部には、前記回動支点部にバネ性を持たせるために、前記回
    動アームの孔状の回動支点部の一部を開放する第1切り込み部と、前記第1切り込み部に
    対向するように設けられた2つの第2切り込み部とが設けられており、
    前記従動ギアは、前記原動ギアが所定の方向に回転した場合に、前記回動アームの所定
    の回動位置で巻取リールに噛み合わされ、
    前記回動アームの回動支点部の2つの前記第2切り込み部の間には、前記従動ギアが前
    記巻取リールに噛み合わされて回転している状態で、前記原動ギアの軸部を支持する支持
    面が設けられ
    前記1つのモータによって前記原動ギアが回転駆動されることによって、前記原動ギア
    に噛み合う前記従動ギアが前記巻取リールに噛み合わされて回転されることにより前記巻
    取リールによりインクリボンが巻き取られるとともに、前記原動ギアの軸部に取り付けら
    れた前記送りローラにより用紙が搬送されるように構成されている、画像形成装置。
  2. 軸部を有する正逆回転可能な原動ギアと、
    前記原動ギアに噛み合わされる従動ギアと、
    前記原動ギアの軸部に回動可能に取り付けられる孔状の回動支点部と、前記従動ギアを
    回転可能に支持する支持軸とを含む回動アームと
    前記原動ギアの軸部に取り付けられ、用紙を搬送するための送りローラと、
    インクリボンを巻き取るための巻取リールと、
    前記原動ギアを駆動するための1つのモータとを備え、
    前記回動アームの回動支点部には、前記回動支点部にバネ性を持たせるための切り込み
    部が設けられており、前記回動アームの回動支点部には、前記原動ギアの軸部が軽圧入さ

    前記従動ギアは、前記原動ギアが所定の方向に回転した場合に、前記回動アームの所定
    の回動位置で巻取リールに噛み合わされ、
    前記1つのモータによって前記原動ギアが回転駆動されることによって、前記原動ギア
    に噛み合う前記従動ギアが前記巻取リールに噛み合わされて回転されることにより前記巻
    取リールによりインクリボンが巻き取られるとともに、前記原動ギアの軸部に取り付けら
    れた前記送りローラにより用紙が搬送されるように構成されている、画像形成装置。
  3. 前記回動アームの孔状の回動支点部に軽圧入される前記原動ギアの軸部は、前記回動ア
    ームの回動支点部の内径と同一またはそれより大きい外径を有する、請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 前記回動アームの回動支点部の切り込み部は、前記回動アームの孔状の回動支点部の一
    部を開放する第1切り込み部と、前記第1切り込み部に対向するように設けられた2つの
    第2切り込み部とを含む、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 記回動アームの回動支点部の2つの前記第2切り込み部の間には、前記従動ギアが前
    記巻取リールに噛み合わされて回転している状態で、前記原動ギアの軸部を支持する支持
    面が設けられている、請求項4に記載の画像形成装置。
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