JPH03108571A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、被記録材に記録を行うための記録装置に関す
る。

［従来の技術］ 従来、この種の記録装置においては、プラテンあるいは
シート送りローラ等が不用意に回転しないように、すな
わち保持状態に保つために、これらと一体になって回転
するデイテントギアとこのデイテントギアにばね力によ
って偏倚されるデイテントレバーとを有し、手廻しノブ
を回動させることによりデイテントギアの歯型にデイテ
ントレバーの歯型を乗越えさせてプラテンあるいはシー
ト送りローラを回動可能なようにしている。また、その
他、前記ローラ等を駆動するための駆動源であるステッ
ピングモータを弱励の状態に保ち、プラテンあるいはシ
ート送りローラを保持状態に保つようにしたものが知ら
れている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、デイテントギアとデイテントレバーとに
よりプラテンあるいはシート送りローラを保持する状態
のものでは部品点数が多いだけコスト高を招く上に、回
転に伴って、デイテントギアの歯型をデイテントレバー
が乗越えるたびに騒音を発する。また、騒音防止のため
にソレノイド等によりデイテントレバーをデイテントギ
アから引離すようにしたものもあるが、なお更にコスト
高となる。

方、ステッピングモータを弱励する後者の形態の場合、
プラテンあるいはシート送りローラが保持状態では簡単
に回転しないようにするためにそれなりの保持力に対応
する励磁が必要であり、手廻しノブでは回転操作が困難
で、実際には手廻しノブが設けられてない場合も多く、
不便で使い勝手が悪い。

本発明の目的は、上述した従来の問題点に着目し、その
解決を図るべく、手廻しノブによって回動操作しようと
するときのみ保持力を弱めることができて、通常の保持
状態では励磁によって・確実にプラテンあるいはシート
送りローラが保持されるようにした記録装置を提供する
ことにある。

［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は被記録材に記録
を行う記録装置において、被記録材を搬送するための搬
送手段と、前記搬送手段を手動操作によって回転するた
めの手動操作手段と、・前記手動操作手段の操作を検出
するための検出手段と、前記搬送手段を駆動するための
モータと、前記被記録材搬送が行われない時には、前記
被記録材搬送手段が不用意に駆動しないように前記モー
タへの印加電圧を制御し、前記手動操作手段の操作時に
は前記検出手段からの電気信号により前記モータへの印
加電圧を低めるように制御する制御手段とを有すること
を特徴とするものである。

［作用］ 本発明によれば、手動操作手段であるプラテンノブによ
るプラテンまたはシート送りローラの手廻し操作がなさ
れる場合、その操作に関連するプラテンノブの動作によ
り電気信号が発生されるので、シート送りがなされず、
また、手廻し操作がなされないときは制御部によりステ
ッピングモータにプラテン等を保持状態に保つための電
圧が供給されるが、上記の電気信号があると、それまで
供給していた電圧を低め、プラテンまたはシート送りロ
ーラを回動し易い状態とすることができる。

［実施例］ 以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明を適用した電子タイプライタの一例を示
し、ここで、１は不図示の記録シートを保持すると共に
、１行分の記録が行われる度にシート送りが可能なプラ
テン、２はプラテン１と同軸に設けられ、プラテン１を
手廻しで回転させるためのプラテンノブ、３１はキーボ
ード、３２はキーボード３１で人力されたデータが表示
されるデイスプレィ、３３はスイッチ、３４は不使用時
に使用される蓋である。更にプラテン１をシート送りの
ために第２図に示すような駆動系が設けられているが、
ここで、３はその駆動源であるステッピングモータ、４
はモータ３と同軸の駆動ギア、５はプラテン１の軸ＩＡ
に設けられたプラテンギア、６は駆動ギア４およびプラ
テンギア５とそれぞれ噛合し、モータ３の駆動力をプラ
テン軸１八に伝達するアイドルギアである。しかしてこ
こで、ステッピングモータ３への印加電圧は後述するよ
うにして制御部１００からの制御信号によりドライバ１
０１を介して変化され、ステッピングモータ３を駆動、
強い保持状態および弱い保持状態に制御することができ
る。

更に第２図において、３５はプラテン１に保持される記
録シート、３６はガイドレール３７により案内され記録
シート３５に沿って移動される記録手段であり、記録手
段としてはインクジェットヘッド、ＢＪヘッド、サーマ
ルヘッド、ティジ−ホイール等を適宜用いることかでき
る。

ついで、第３図によりそのプラテンノブ２の詳細な構成
について説明する。本実施例によるプラテンノブ２は第
３図に示すようにその人手によって把持される周囲部に
柔軟性のあるシート状の帯体７を有する。そして、帯体
７の裏面側には帯体７とプラテンノブ２の本体とを周方
向にわたって損性状態に保つ導電性ゴムおよび導電基板
とで構成されたノブ把持検知部材８が設けられている。

９はこのノブ把持検知部材８に接続され、後述するよう
にしてノブ把持検知部材８が電気的に導通したか否かの
情報を第２図に示す制御部１０Ｇに送給するためのケー
ブルである。

次に、第４Ａ図および第４Ｂ図に従って、ノブ把持検出
動作について述べる。これらの図に示すように、ノブ把
持検知部材８は帯体７側およびプラテンノブ２本体側に
それぞれ接着された導電基板１０および１１を有し、そ
の間に導電フィラー１２と非導電性の弾性材料によるバ
インダ１３とを混在させた導電性ゴム１４が介装されて
いる。■は直流安定化電源である。

第４Ａ図はプラテンノブ８に人手がかかつていない状態
を示すもので、この状態では帯体７に力が加えられず、
従って導電性ゴム１４は圧縮されないままで導電フィラ
ー１２を介して基板ｌＯと基板１１とが電気的に導通さ
れることがなく、直流安定化電源■に基板１０および基
板１１が接続されてはいるがノブ把持検知部材８からは
電気信号が発生しない。

次に、プラテンノブ２が第３図で人手によって把持され
たとすると、第４Ｂ図のように導電性ゴム１４が圧縮さ
れることにより、導電フィラー１２を介して基板１０と
基板１１との間に電気的導通が得られ、ノブ把持検知部
材８から電気信号が発生する。よって、このようなノブ
把持検知信号の有無によって制御部１００によりシート
送り用ステッピングモータ３に印加する電圧を変化させ
ればよく、第５図に制御部１００によるモータ３への供
給電圧の変化の一例を示す。

このように制御部１００ではプラテンノブ２が使用され
ないプラテン保持状態のときにはドライバ１０１を介し
てモータ３に保持に適切な電圧１２Ｖを印加するように
なし、またシート送り時にはプラテン１を駆動するため
に電圧２４Ｖを印加するようになした。さらに、プラテ
ンノブ２の操作時にはプラテンノブ２の把持が検知され
ることによって、その印加電圧を４ｖに弱め、操作し易
い状態にすることができる。

第６図は本発明の他の実施例によるプラテンノブの構成
を示す。本例のプラテンノブ２１はプラテン軸ＩＡに沿
って摺動自在に保持されると共に、そのプラテン軸ＬＡ
に沿って延在され、歯型２１Ａが周設された噛合部２１
Ｂを有する。２２はプラテン軸ＩＡに固定され、プラテ
ンノブ２１との間に介装されたばね２３を保持する支持
部材であり、部材２２は上記の噛合部２１Ｂと対向する
側に歯型２２Ａが周設された噛合部２２Ｂを有する。

２４はプラテンノブ２１の使用状態を検知するためのマ
イクロスイッチであり、いま、プラテンノブ２１による
プラテン軸ＩＡの手廻しを行おうとする場合は、第６図
においてプラテンノブ２１をばね２３のばね力に抗して
右方に押込むようにする。第７図はこのようにして、プ
ラテンノブ２１を押込んだ状態を示す。これにより噛合
部２１Ｂと噛合部２２Ｂとがそれぞれの歯型２１Ａ、２
２八同士で噛合い、プラテン軸ＩＡを回動可能な状態に
保つと共に、プラテンノブ２１によりマイクロスイッチ
２４が付勢され、プラテンノブ２１により手廻し操作の
準備ができたことを制御部１００に検知させることがで
きる。

よって、制御部１００では第５図に示したようにしてス
テッピングモータ３に印加する電圧を例えば４ｖに制御
し、軽い抵抗でプラテンｌを手廻し可能な状態とするこ
とができる。また、プラテンノブ２から手を離すだけで
ばね２３のばね力によってプラテンノブ２が第６図の状
態に復帰される。そしてマイクロスイッチ２４を消勢し
て、その状態を制御部１００に検知させ、ステッピング
モータ３に印加する電圧をプラテン保持状態のときの例
えば１２Ｖに戻すことができる。

なお、以上説明してきた実施例では、プラテンノブに手
を触れるかあるいはプラテンノブを回動させる前段の準
備動作としてプラテンノブをプラテン軸と係合させる動
作によりプラテンノブの手廻し操作が検知されるように
したが、プラテンノブ操作検知手段としては、これらに
限られるものではなく、図示はしないが例えばプラテン
ノブの初期回動動作により、電気的導通状態が得られ、
電気信号を発生させるなど、プラテンノブの手廻し操作
に関連して電気信号が得られる手段であれば、どのよう
な手段であってもよい。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、被記録材に
記録を行う記録装置において、被記録材を搬送するため
の搬送手段と、搬送手段を手動操作によって回転するた
めの手動操作手段と、手動操作手段の操作を検出するた
めの検出手段と、搬送手段を駆動するためのモータと、
被記録材搬送が行われない時には、被記録材搬送手段が
不用意に駆動しないようにモータへの印加電圧を制御し
、手動操作手段の操作時には検出手段からの電気信号に
よりモータへの印加電圧を低めるように制御する制御手
段を設けたので、手動操作手段である例えばプラテンノ
ブによる手廻し操作時には保持力を低下させて容易にプ
ラテンまたはシート送りローラを回動させることができ
、操作性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した電子タイプライタの外観を示
す斜視図、 第２図は本発明にかかるシート送り系の構成図、 第３図は本発明の実施例としてそのプラテンノブの構成
の一例を示す説明図、 第４Ａ図および第４Ｂ図は本発明にかかるノブ把持検知
部材の動作の説明図、 第５図はシート送りモータへの本発明による印加電圧変
化動作の一例を示す説明図、 第６図および第７図は本発明の他の実施例による電気信
号発生手段の構成をその動作と共に示す説明図である。 １・・・プラテン、 ｌ八・・・プラテン軸、 ２．２１・・・プラテンノブ、 ３・・・ステッピングモータ、 ７・・・帯体、 ８・・・ノブ把持検知手段、 １０．１１・・・導電基板、 １２・・・導電フィラー １３・・・バインダ、 ２１８．２２Ｂ・・・噛合部、 ２３・・・ばね、 ２４・・・マイクロスイッチ、 １００・・・制御部、 １０１・・・ドライバ。 ベ発Ｂ帽こ力゛かるブラテンノフ゛朝＊瓜の一１列を示
１１兄旧Ｗ図第３図 ２１プラテンノフ゛ 人発聞のイセの実施イ列にょる電乳信号企生手段の構成
口筒　６　ｂ鴎 第６図に示す電気信号梵を手段の動作の説朗図第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）被記録材に記録を行う記録装置において、被記録材
   を搬送するための搬送手段と、 前記搬送手段を手動操作によって回転するための手動操
   作手段と、 前記手動操作手段の操作を検出するための検出手段と、 前記搬送手段を駆動するためのモータと、 前記被記録材搬送が行われない時には、前記被記録材搬
   送手段が不用意に駆動しないように前記モータへの印加
   電圧を制御し、前記手動操作手段の操作時には前記検出
   手段からの電気信号により前記モータへの印加電圧を低
   めるように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。 ２）前記モータはステッピングモータであることを特徴
   とする請求項１に記載の記録装置。 ３）前記搬送手段は、プラテンローラ又はシート送りロ
   ーラであることを特徴とする請求項１または２に記載の
   記録装置。 ４）前記手動操作手段は、プラテン又はシート送りロー
   ラの手廻しが可能なプラテンノブであることを特徴とす
   る請求項１または２に記載の記録装置。 ５）前記検出手段は、前記プラテンノブの手廻し操作に
   関連する動作により電気信号を発生することを特徴とす
   る請求項１ないし４のいずれかの項に記載の記録装置。