JPWO2012176299A1 - 車両盗難防止装置 - Google Patents
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Abstract
車両盗難防止装置(60)は、ケース体(132)と、このケース体の開口(167)を閉じる蓋部材(156)と、該ケース体の開口から該ケース体(132)に抜き差し可能に挿入され、電子部品が実装された基板(67)と、この基板(67)へ給電するサブバッテリ(88)と、該ケース体の開口(167)に嵌められて該基板の抜け出しを防止する基板押さえ部(203)及びサブバッテリ(88)の抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部(204)を有するシール部材(157)とを含む。
Description
本発明は、車両盗難防止装置に関する。
車両に搭載され車両が盗難被害にあうことを防止する車両盗難防止装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示される車両盗難防止装置は、センサで車両の異常を検出する。センサで検出した異常信号は制御部に送られる。制御部に送られた異常信号は、携帯電話通信部によって基地局へ送信される。そして、基地局から携帯電話網を通じて監視センタへ通報される。車両盗難防止装置は、メインバッテリから盗難防止装置へ給電が無くなったときには、サブバッテリによって給電される。
このように車両盗難防止装置は、センサと、制御部と、携帯電話通信部と、サブバッテリとからなる。前記センサと、制御部と、携帯電話通信部と、サブバッテリは、気密性のあるケース内に収納されている。
ところで、サブバッテリは、いわゆるバッテリ寿命により交換されるので、サブバッテリを交換することができるように、ケースに脱着可能な蓋をつけ、サブバッテリを取付け取外しできるようにする。その際、ケース内へ水分等の侵入を防止するために、ケースと蓋の間には、シール構造が求められる。
更に、ケースに収納されるサブバッテリは、ケース内での移動を規制することも求められるが、ねじ等で固定すると、ねじを回す作業が必須となり、サブバッテリの交換作業が面倒になる。ねじに代わる固定部材を用いてサブバッテリを固定すると、固定部材を準備する必要があり、部品点数の増加及び車両盗難防止装置の大型化や重量増加につながってしまう。そこで、サブバッテリを内蔵する車両盗難防止装置において、ケース内を防水しながら部品点数を増加させないで、サブバッテリのケース内の固定を図り、交換も容易に行える車両盗難防止装置が求められる。
更に、ケースに収納されるサブバッテリは、ケース内での移動を規制することも求められるが、ねじ等で固定すると、ねじを回す作業が必須となり、サブバッテリの交換作業が面倒になる。ねじに代わる固定部材を用いてサブバッテリを固定すると、固定部材を準備する必要があり、部品点数の増加及び車両盗難防止装置の大型化や重量増加につながってしまう。そこで、サブバッテリを内蔵する車両盗難防止装置において、ケース内を防水しながら部品点数を増加させないで、サブバッテリのケース内の固定を図り、交換も容易に行える車両盗難防止装置が求められる。
本発明の課題は、シール性が確保され、容易にサブバッテリが交換可能となり、併せて、部品点数の増加を伴うことなくケースにサブバッテリを確実に固定でき、作業容易性を向上させることができる盗難防止装置を提供することにある。
本発明によれば、車両に搭載されて前記車両の盗難を防止する車両盗難防止装置であって、一面が開放された箱状のケース体と、前記ケース体内へ延びる周壁を有するとともに、前記ケース体に着脱自在に取付けられて前記ケース体の開口を閉じる蓋部材と、前記ケース体の開口から前記ケース体へ抜き差し可能に挿入され電子部品が実装されている基板と、前記ケース体の開口から前記ケース体へ抜き差し可能に挿入され、前記車両に搭載されるメインバッテリから前記基板への給電が無くなったときに前記基板へ給電するサブバッテリと、前記蓋部材の前記周壁が差し込まれる溝を有し前記ケース体の開口に嵌められ前記基板の抜け出しを防止する基板押さえ部及び前記サブバッテリの抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部を有するシール部材と、から成る車両盗難防止装置が提供される。
好ましくは、前記基板は、左右の端部に左右の切欠部を有しており、前記シール部材は、前記基板の前記左右切欠部を押さえる左右の押さえ凹部を有している。
望ましくは、前記ケース体と前記蓋部材のうちのいずれか一方は、合わせ凸部を有し、前記ケース体と前記蓋部材のうちの他方は、前記合わせ凸部と嵌合する合わせ凹部を有する。
好ましくは、前記サブバッテリは弾性カバーを有するとともに、この弾性カバーで包まれており、前記弾性カバーは、前記サブバッテリが前記ケース体へ収納されたときに、前記サブバッテリが抜き差しされる側に、前記サブバッテリの前記弾性カバーからの出し入れを許容する開放部と、前記サブバッテリを前記弾性カバーから引き出すときに指掛けを許容する指掛部とを備える。
好ましくは、前記ケース体は、弾性部材を介して前記車両に支持され、前記ケース体は、前記車両盗難防止装置の認識番号が表示される上面を備え、前記弾性部材は、前記ケース体が前記弾性部材で包まれているときに前記認識番号の視認を許容する切抜部を有する。
好ましくは、前記ケース体は、遮水通気性膜で塞がれた孔部を有している。
好ましくは、前記基板は、前記ケース体に対して抜き差しされる方向に直行する方向の幅を有し、この幅は、前記基板の前記左右切欠部に向かって徐々に広くなっている。
好ましくは、前記基板は、前記サブバッテリの上方に配置する。
好ましくは、前記基板上に、前記基板から前記サブバッテリを分離するためのカプラーが設けられている。
好ましくは、前記ケース体の上面に、前記基板の動作状態をケース体の外に伝える動作表示部材と認識番号を表示する表示部位とが設けられている。
好ましくは、前記孔部の周囲にて前記ケース体の底部に、前記遮水通気性膜の周囲を囲う区画壁が設けられている。
好ましくは、前記車両盗難防止装置は、乗員が座るシートから車幅方向左右に延出され乗員が握るグラブレールの外幅よりも車幅方向内側に設けられている。
請求項1では、電子部品が実装されている基板は、ケース体の開口からケース体へ抜き差し可能に挿入されている。
サブバッテリをケース体から脱着するときには、ケース体の開口からサブバッテリを抜き差しするだけで済む。また、基板をケース体から脱着するときには、ケース体の開口から基板を抜き差しするだけで済む。従って、ケース体からサブバッテリと基板とを容易に脱着することができ、サブバッテリの交換を容易に行うことができる。
サブバッテリをケース体から脱着するときには、ケース体の開口からサブバッテリを抜き差しするだけで済む。また、基板をケース体から脱着するときには、ケース体の開口から基板を抜き差しするだけで済む。従って、ケース体からサブバッテリと基板とを容易に脱着することができ、サブバッテリの交換を容易に行うことができる。
また、ケース体の開口にシール部材が嵌められ、このシール部材の溝に、蓋部材に備えられケース体内へ延びている周壁を差し込むようにして蓋部材でケース体の開口を塞いだ。ケース体と蓋部材の間にシール部材が介在され、且つ蓋部材の周壁でシール部材の溝を押さえるようにしたので、良好なシール性を確保することができる。
さらに、シール部材は、基板の抜け出しを防止する基板押さえ部とサブバッテリの抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部とを有している。
基板押さえ部でケース体へ挿入した基板を押さえ、サブバッテリ押さえ部でケース体へ挿入したサブバッテリを押さえるようにしたので、部品点数の増加を伴うことなく、基板及びサブバッテリをケース体へ確実に固定することができる。
基板押さえ部でケース体へ挿入した基板を押さえ、サブバッテリ押さえ部でケース体へ挿入したサブバッテリを押さえるようにしたので、部品点数の増加を伴うことなく、基板及びサブバッテリをケース体へ確実に固定することができる。
従って、本発明によれば、良好なシール性が確保され、容易にサブバッテリが交換可能となり、併せて、部品点数の増加を伴うことなくケースにサブバッテリを固定することができる盗難防止装置が提供される。
請求項2では、シール部材に接触する基板の左右端部には、左右の切欠部が設けられ、シール部材に左右の切欠部を押さえる左右の押さえ凹部が設けられている。
基板は、基板押さえ部で押さえられ、且つ、左右の押さえ凹部によって押さえられるので、ケース体へ基板を確実に固定することができる。
基板は、基板押さえ部で押さえられ、且つ、左右の押さえ凹部によって押さえられるので、ケース体へ基板を確実に固定することができる。
請求項3では、ケース体に合わせ凸部を設け、この合わせ凸部に嵌合する合わせ凹部を蓋部材に設けた。合わせ凸部とこの合わせ凸部に嵌合することができる合わせ凹部とをケース体と蓋部材と各々に設けたので、蓋部材をケース体に取付ける際に、合わせ凸部と合わせ凹部とが嵌合することによって、ケース体へ蓋部材を所定の向きで組付けることが可能になる。従って、蓋部材の組付方向を誤る心配はない。
請求項4では、サブバッテリは弾性カバーで包まれ、この弾性カバーは指掛部を有する。ケース体のサブバッテリ支持部に収納されているサブバッテリを抜き出すときに、ケース体からシール部材を取外し、そして、サブバッテリを覆っている弾性カバーの指掛部に指を掛け、サブバッテリをケース体のサブバッテリ支持部から容易に抜き出すことができる。結果、サブバッテリの抜き差しに係る作業性をより一層高めることができる。
請求項5では、ケース体は、弾性部材に包まれると共に弾性支持される。ケース体の天井部には、認識番号が記載されたシールが貼付けられている。弾性部材は、ケース体に弾性部材を取付けた状態で、シールに記載した認識番号を見ることができる位置に切抜部が設けられている。
ケース体は弾性部材に包まれるように保護されている。単にケース体が弾性部材により支持されている場合に較べて、弾性部材に包まれているため、ケース体に振動が伝わり難くなり、且つ、ケース体を車体フレームに確実に固定させることができる。加えて、弾性部材には、認識番号を見ることができる切抜部が設けられているので、盗難防止装置が弾性部材で包まれている状態であっても、認識番号を見ることができる。従って、弾性部材をケース体から取り外すことなく、認識番号を見ることができる。
請求項6では、孔部を有するケース体は、孔部が遮水通気性膜で塞がれている。遮水通気性膜は、霧状の水分は透過するが水滴は透過しない性質をもつシート状の部材である。ケース体の内側は、遮水通気性膜を通じて外と連通しているので、ケース体の内側に残留した湿気を外へ抜け易くすることができる。
請求項7では、基板の幅方向長さは、基板に設けられる左右の切欠部に向け徐々に広くなっている。
ケース体に基板を差し込んで収納する際、ケース体の左右の支持部に基板をスライドさせるに伴って、左右の基板支持部に基板の左右端面が近接し、基板の収納が完了した位置で、基板の幅広い側に位置する左右端面が各々左右の基板支持部に当たる。
ケース体に基板を差し込んで収納する際、ケース体の左右の支持部に基板をスライドさせるに伴って、左右の基板支持部に基板の左右端面が近接し、基板の収納が完了した位置で、基板の幅広い側に位置する左右端面が各々左右の基板支持部に当たる。
差し込み作業中は、基板の左右端面と左右の基板支持部との間に隙間があるため、収納作業に大きな力は不要であり、基板を基板支持部へ容易に収納することができる。また、差込作業が完了した位置で、左右端面が各々左右の基板支持部に当たるようにしたので、基板を所定位置で確実に支持させることができる。
請求項8では、基板は、サブバッテリの上方に配置されている。
重量の嵩むサブバッテリを下側に、サブバッテリに較べて軽量な基板をサブバッテリの上方に配置したので、盗難防止装置の重心が低く抑えられる。
重量の嵩むサブバッテリを下側に、サブバッテリに較べて軽量な基板をサブバッテリの上方に配置したので、盗難防止装置の重心が低く抑えられる。
請求項9では、基板上に基板からサブバッテリを分離させることができるカプラーが設けられている。このカプラーによって、サブバッテリを基板から分離することができるようになる。サブバッテリを交換する際は、蓋部材を外し、基板上のカプラーからサブバッテリを分離させ、サブバッテリをケース体から抜き出す。従って、サブバッテリを交換する際に、基板をケース体から抜き出すことなく、交換するサブバッテリのみをケース体から抜き出すだけで済む。
請求項10では、ケース体の上面に、基板の動作状態をケース体の外に伝える動作表示部材と、認識番号を表示するシールが貼付けられる表示部位とが設けられている。
車両のシートを外すだけで、盗難防止装置の動作表示部材を見ることができるため、盗難防止装置の動作状態を容易に確認することができる。
車両のシートを外すだけで、盗難防止装置の動作表示部材を見ることができるため、盗難防止装置の動作状態を容易に確認することができる。
請求項11では、孔部の周囲にてケース体の底部に、孔部を囲う区画壁を設けた。
ケース体の底部についた水分は、ケース体の内側の圧力が大気圧よりも低くなったときに、この圧力差により水分が孔部に吸い寄せられ易くなる。
この点、本発明では、孔部の周囲に区画壁を設けたので、ケース体の底部に付いた水分は、区画壁により下方にガイドされ、この水分が孔部から侵入する心配はない。
ケース体の底部についた水分は、ケース体の内側の圧力が大気圧よりも低くなったときに、この圧力差により水分が孔部に吸い寄せられ易くなる。
この点、本発明では、孔部の周囲に区画壁を設けたので、ケース体の底部に付いた水分は、区画壁により下方にガイドされ、この水分が孔部から侵入する心配はない。
請求項12では、車両盗難防止装置は、グラブレールの外幅よりも車幅方向内側に設けられている。グラブレールの外幅よりも車幅方向内側に車両盗難防止装置を設けたので、グラブレールで車両盗難防止装置を保護することができる。加えて、車両盗難防止装置の上方を覆うシートの車幅方向外側にグラブレールを延ばしたので、車両盗難防止装置へ第三者が手を近づけ難くすることができる。
以下に、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11の前部にフロントフォーク12が設けられ、このフロントフォーク12の下端に前輪13が設けられ、車体フレーム11から車両後方へスイングアーム14が延びており、このスイングアーム14の車両後端に後輪15が設けられている。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11の前部にフロントフォーク12が設けられ、このフロントフォーク12の下端に前輪13が設けられ、車体フレーム11から車両後方へスイングアーム14が延びており、このスイングアーム14の車両後端に後輪15が設けられている。
前輪13と後輪15の間にエンジン16が配置される。エンジン16は、車体フレーム11に懸架されている。エンジン16のシリンダ部21に混合気を供給する吸気系23と、排気ガスを排出する排気系24とが接続される。前輪13と後輪15の間にて車体フレーム11に乗員が跨って座るシート17が取付けられている。
次に、車体フレーム及びその関連部分について説明する。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から車両後方へ延びているメインフレーム32と、このメインフレーム32から車両後方へ延びているシートレール33と、ヘッドパイプ31から車両斜め後下方に延びその後車両後方へ延びているダウンフレーム34と、このダウンフレーム34の車両後端へメインフレーム32から延びて連結されるセンターフレーム35と、このセンターフレーム35から車両斜め後上方へ延びてシートレール33の車両後部に連結されるリヤフレーム36とからなる。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から車両後方へ延びているメインフレーム32と、このメインフレーム32から車両後方へ延びているシートレール33と、ヘッドパイプ31から車両斜め後下方に延びその後車両後方へ延びているダウンフレーム34と、このダウンフレーム34の車両後端へメインフレーム32から延びて連結されるセンターフレーム35と、このセンターフレーム35から車両斜め後上方へ延びてシートレール33の車両後部に連結されるリヤフレーム36とからなる。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ31によって操向可能に支持される。フロントフォーク12の上端に操向ハンドル41が取付けられ、フロントフォーク12の下端に前輪13が取付けられる。操向ハンドル41とシート17の間に且つエンジン16の上方には、燃料タンク42が配置される。燃料タンク42はメインフレーム32に支持される。
センターフレーム35の下部にピボット軸43が車幅方向に延び、このピボット軸43からスイングアーム14が車両後方へ延びている。このスイングアーム14の車両後端には後輪15が取付けられる。
次に、車体フレーム等に取付けられるカバー、ライト、ウインカ等の部品について説明する。
フロントフォーク12の下部に前輪13が跳ね上げる泥をよけるフロントフェンダ46が取付けられ、フロントフォーク12の上部にフロントカウル47が設けられ、このフロントカウルの前面47aにヘッドライト48が取付けられ、フロントカウル47の側部にフロントウインカ50が取付けられる。
フロントフォーク12の下部に前輪13が跳ね上げる泥をよけるフロントフェンダ46が取付けられ、フロントフォーク12の上部にフロントカウル47が設けられ、このフロントカウルの前面47aにヘッドライト48が取付けられ、フロントカウル47の側部にフロントウインカ50が取付けられる。
ダウンフレーム34にホーン52が取付けられている。また、シートレール33に後輪15が跳ね上げる泥をよけるリヤフェンダ45が取付けられ、このリヤフェンダ45に車両後方に向けてストップランプ53が取付けられると共に、車幅方向側方へリヤウインカ51が取付けられている。
シートレール33の車両後部に、車両が盗難に遭ったときに、車両の異常を検出し外部へ報知する盗難防止装置60が配置されている。
シートレール33の車両後部に、車両が盗難に遭ったときに、車両の異常を検出し外部へ報知する盗難防止装置60が配置されている。
次に、盗難防止装置の配置について説明する。
図2に示すように、シートレール33の上面に盗難防止装置60が配置され、この盗難防止装置60の上方にシート17が配置される。このシート17の底板61に、盗難防止装置60を避けるように上方に凹む凹部62が形成されている。
盗難防止装置60の車両前方位置にて底板61から下方へ、円柱状を呈する前のブッシュ63が延びている。盗難防止装置60の車両後方位置にて底板61から下方へ、円柱状を呈する後のブッシュ64が延びている。前後のブッシュ63、64と凹部62とによって、シートレール33にシート17を載置したときに底板61が盗難防止装置60に当接することを防止する。
図2に示すように、シートレール33の上面に盗難防止装置60が配置され、この盗難防止装置60の上方にシート17が配置される。このシート17の底板61に、盗難防止装置60を避けるように上方に凹む凹部62が形成されている。
盗難防止装置60の車両前方位置にて底板61から下方へ、円柱状を呈する前のブッシュ63が延びている。盗難防止装置60の車両後方位置にて底板61から下方へ、円柱状を呈する後のブッシュ64が延びている。前後のブッシュ63、64と凹部62とによって、シートレール33にシート17を載置したときに底板61が盗難防止装置60に当接することを防止する。
盗難防止装置60は、上面60aが略水平となる姿勢で装着される。この盗難防止装置60の上方に配置され底板61を含むシート17は、電波を通すことができる非金属部材で造られている。
盗難防止装置60の車両後方にてシートレール33に、乗員がつかむことができるグラブレール54が取付けられている。
盗難防止装置60は、略水平に配置され、盗難防止装置60の上方は、電波を通すことができるようにしたので、電波の送受信を良好に行うことができる。
盗難防止装置60の車両後方にてシートレール33に、乗員がつかむことができるグラブレール54が取付けられている。
盗難防止装置60は、略水平に配置され、盗難防止装置60の上方は、電波を通すことができるようにしたので、電波の送受信を良好に行うことができる。
次に、盗難防止装置の支持構造について説明する。
図3に示すように、車幅方向略中央にてシートレールの上面33aに、盗難防止装置60が取付けられている。盗難防止装置60は、シートレールの上面33aに溶接した支持ステー65によって支持される。支持ステー65の詳細は後述する。
図3に示すように、車幅方向略中央にてシートレールの上面33aに、盗難防止装置60が取付けられている。盗難防止装置60は、シートレールの上面33aに溶接した支持ステー65によって支持される。支持ステー65の詳細は後述する。
次に、盗難防止装置及びその周辺部のブロック図について説明を行う。
図4に示すように、盗難防止装置60は、電子部品が実装されている基板67を含む。この基板67に、多数の電子部品が実装されている。基板67は、鞍乗り型車両(自動二輪車10)の車体に加えられた振動を検知する加速度センサ71と、複数の人工衛星から軌道情報を受信することにより車両の現在位置を検出する全地球測位システム部(Global Positioning System(GPS部))72と、この全地球測位システム部72に付設され衛星からの信号を受信するGPSアンテナ73と、加速度センサ71からの加速度信号SA及び全地球測位システム部72からの位置情報JPを受けて盗難対策を指令する制御部70と、この制御部70からの交信指令SCに基づいて携帯電話基地局74へ位置情報JPを送信する携帯電話通信部75と、制御部70からの警報制御信号SACに基づき警報装置78(図1に示すヘッドライト48、ウインカ50、51等の灯火器79、ホーン52)に警報信号SAを送って警報装置78を作動させる警報発生部81と、給電先の電源を切り替える電源切替回路部82と、後述するサブバッテリ88に電源を供給する充電回路部83とを主要構成とする。
図4に示すように、盗難防止装置60は、電子部品が実装されている基板67を含む。この基板67に、多数の電子部品が実装されている。基板67は、鞍乗り型車両(自動二輪車10)の車体に加えられた振動を検知する加速度センサ71と、複数の人工衛星から軌道情報を受信することにより車両の現在位置を検出する全地球測位システム部(Global Positioning System(GPS部))72と、この全地球測位システム部72に付設され衛星からの信号を受信するGPSアンテナ73と、加速度センサ71からの加速度信号SA及び全地球測位システム部72からの位置情報JPを受けて盗難対策を指令する制御部70と、この制御部70からの交信指令SCに基づいて携帯電話基地局74へ位置情報JPを送信する携帯電話通信部75と、制御部70からの警報制御信号SACに基づき警報装置78(図1に示すヘッドライト48、ウインカ50、51等の灯火器79、ホーン52)に警報信号SAを送って警報装置78を作動させる警報発生部81と、給電先の電源を切り替える電源切替回路部82と、後述するサブバッテリ88に電源を供給する充電回路部83とを主要構成とする。
盗難防止装置60は、基板67とサブバッテリ88とを有する。このサブバッテリ88は、制御部70に接続される。なお、車両には、サブバッテリ88とは別にメインバッテリ89が備えられている。
盗難防止装置60が動作状態にあるときは、発光ダイオード87が点灯する。この発光ダイオード87は図6に示すように、ケース体の上面132aに嵌っており、動作状態がケース外から確認できる。
盗難防止装置60が動作状態にあるときは、発光ダイオード87が点灯する。この発光ダイオード87は図6に示すように、ケース体の上面132aに嵌っており、動作状態がケース外から確認できる。
電源切替回路部82には、メインバッテリ89とサブバッテリ88とが接続され、制御部70に供給する電源を切替可能にする。サブバッテリ88は、車両に搭載されるメインバッテリ89から基板67への給電が無くなったときに基板67へ給電するものである。サブバッテリ88には、例えば、ニッケル水素電池又はリチウム電池などが利用される。
なお、携帯電話通信部75には、携帯電話基地局74へ信号を送る通信アンテナ92と、電話番号を特定する固有ID番号が記録されているSIMチップ93(Subscriber Identity Module Tip93)とを含む。
盗難防止装置60の基板67に外部要素が接続されている。外部要素とは、たとえば、ウインカ50、51、ホーン52及びストップランプ53等の警報装置78である。
盗難防止装置60の基板67に外部要素が接続されている。外部要素とは、たとえば、ウインカ50、51、ホーン52及びストップランプ53等の警報装置78である。
制御部70に接続されるサブバッテリ88は、車両に搭載されるメインバッテリ89が取り外されたときであっても、加速度センサ(図4、符号71)を作動させ、この加速度センサ71の出力信号を制御部70で演算させるものである。
次に、盗難防止装置及びその周辺部の回路図について説明を行う。
図5に示すように、基板67には、複数の端子100〜110が設けられている。端子100に、メインフューズ111介してメインバッテリ89が接続される。端子100にメインバッテリ89の電力が供給される。端子101、102は、車両の主電源を断接するイグニッションスイッチ112及びストップランプ53を点灯させるストップスイッチ113F、113Rの操作状態の監視に使用される。
図5に示すように、基板67には、複数の端子100〜110が設けられている。端子100に、メインフューズ111介してメインバッテリ89が接続される。端子100にメインバッテリ89の電力が供給される。端子101、102は、車両の主電源を断接するイグニッションスイッチ112及びストップランプ53を点灯させるストップスイッチ113F、113Rの操作状態の監視に使用される。
車両としての自動二輪車10に、ホーンスイッチ114の操作によって作動するホーン52と、操向ハンドル41に設けたウインカスイッチ115の操作によって点滅するフロントウインカ50及びリヤウインカ51とが設けられている。ウインカスイッチ115にウインカ50L、50R、51L、51Rを点滅させるフラッシャ123が接続されている。
イグニッションスイッチ112がオン状態において、ホーン52はホーンスイッチ114をオンにしたときにホーン52が鳴る。フロントウインカ50L及びリヤウインカ51Lは、ウインカスイッチ115を左にオンしたときに点滅し、フロントウインカ50R及びリヤウインカ51Rは、ウインカスイッチ115を右にオンしたときに点滅する。また、前輪ブレーキをきかせたときにストップスイッチ113Fがオンとなり、ストップランプ53が点灯する。後輪ブレーキをきかせたときにストップスイッチ113Rがオンとなり、ストップランプ53が点灯する。
イグニッションスイッチ112がオフ状態において、ホーンスイッチ114、ウインカスイッチ115、ストップスイッチ113F、113Rをオンしたときは、ホーン52及びウインカ50L、50R、51L、51R、ストップランプ53は動作しない。
車両停止中に異常が検出されると、制御部70はトランジスタ117、118をオンに切り換え、端子103、104を介してリレー121、122を動作させ、ホーン52、ウインカ50L、50R、51L、51R及びストップランプ53を警告手段として作動させる。このように、車両盗難防止装置60は、車両10に搭載され車両10が盗難被害にあったときに外部へ報知する機能をもつ。
その他、端子105はアースであり、端子106〜110は基板67の診断等に用いられる端子であり、説明を省略する。
その他、端子105はアースであり、端子106〜110は基板67の診断等に用いられる端子であり、説明を省略する。
次に、盗難防止装置の基板を内蔵するケース体の構造等について説明する。
図6に示されているように、盗難防止装置60は、外側を覆う箱状のケース体132を有し、このケース体132の周囲が弾性部材131によって包まれるように縦横に囲われている。この弾性部材131は、シートレールの上面33aに溶接した支持ステー65に取付けられる。
図6に示されているように、盗難防止装置60は、外側を覆う箱状のケース体132を有し、このケース体132の周囲が弾性部材131によって包まれるように縦横に囲われている。この弾性部材131は、シートレールの上面33aに溶接した支持ステー65に取付けられる。
詳細には、弾性部材131は、外側に第1凸部133〜第3凸部135が形成される。これらの第1凸部133〜第3凸部135に、各々、第1係合穴136〜第3係合穴138が高さ方向に開けられている。
支持ステー65は、平面視T字状を呈し、このT字状の中間部を上へ折り曲げ形成される第1突設部141〜第3突設部143を有する。これらの第1突設部141〜第3突設部143に、弾性部材131の第1係合穴136〜第3係合穴138を各々係合可能にした。
すなわち、第1突設部141〜第3突設部143に、ケース体132を囲うように包み支える弾性部材の第1係合穴136〜第3係合穴138を各々差し込むことで、盗難防止装置60を支持ステー65に取付けるようにした。
次に、弾性部材へ盗難防止装置が取付けられる構造等について説明する。
図7に示すように、ケース体132は、弾性部材131で包まれている。
弾性部材131は、ケース体132を車幅方向に巻き付けるようにして囲う帯状の第1支持部144と、ケース体132を車両長手方向に巻き付けるようにして囲う帯状の第2支持部145と、第1支持部144の車幅方向左右側面に各々備える第1凸部133及び第2凸部134と、第2支持部145の車両長手方向前面に備える第3凸部135と、第1支持部144から車両後方へ延び端子部146を包むように囲う端子保護部147とからなる。この端子保護部147の上面に、ケース体132に弾性部材131を挿入したときに端子部146の一部が見えるようにした開口148が開けられる。端子保護部147の車両後方側に、盗難防止装置60を出し入れ可能にする出入口149が設けられ、この出入口149に図矢印fの如く盗難防止装置60が挿入される。
図7に示すように、ケース体132は、弾性部材131で包まれている。
弾性部材131は、ケース体132を車幅方向に巻き付けるようにして囲う帯状の第1支持部144と、ケース体132を車両長手方向に巻き付けるようにして囲う帯状の第2支持部145と、第1支持部144の車幅方向左右側面に各々備える第1凸部133及び第2凸部134と、第2支持部145の車両長手方向前面に備える第3凸部135と、第1支持部144から車両後方へ延び端子部146を包むように囲う端子保護部147とからなる。この端子保護部147の上面に、ケース体132に弾性部材131を挿入したときに端子部146の一部が見えるようにした開口148が開けられる。端子保護部147の車両後方側に、盗難防止装置60を出し入れ可能にする出入口149が設けられ、この出入口149に図矢印fの如く盗難防止装置60が挿入される。
図6に戻って、ケース体132の左右壁173、174に、外方へ抜止爪151、151(図手前側の符号151のみ示す。)が突設され、これらの抜止爪151、151に車両後方から盗難防止装置60の周囲を囲う第1支持部144が当たることで、弾性部材131に盗難防止装置60が挿入されたときに、弾性部材131から盗難防止装置60が抜け出ることを防止する。
ケース体132は、弾性部材131を介して車両に支持され、ケース体の上面132aに、車両盗難防止装置60の認識番号153を表示したシール150が貼付けられ、ケース体132が弾性部材131で包まれているときに、帯状の第1支持部144とこの第1支持部144に直交する帯状の第2支持部145との間にて弾性部材131に、シール150上に表示した認識番号153を見ることができる切抜部154が形成される。
次に、盗難防止装置の構成について説明する。
図8に示すように、車両盗難防止装置60は、ケース体132と、このケース体132に内蔵される基板67と、この基板67の下方位置にてケース体132に内蔵されるサブバッテリ88と、ケース体の開口167を塞ぐ蓋部材156と、この蓋部材156とケース体の開口167の間に設けられ蓋部材156とケース体の開口167の間をシールするシール部材157とから成る。
車両盗難防止装置60は、車両(図1、符号10)に搭載され、盗難行為によって発生する車両10の異常を検出し、外部へ報知する。
図8に示すように、車両盗難防止装置60は、ケース体132と、このケース体132に内蔵される基板67と、この基板67の下方位置にてケース体132に内蔵されるサブバッテリ88と、ケース体の開口167を塞ぐ蓋部材156と、この蓋部材156とケース体の開口167の間に設けられ蓋部材156とケース体の開口167の間をシールするシール部材157とから成る。
車両盗難防止装置60は、車両(図1、符号10)に搭載され、盗難行為によって発生する車両10の異常を検出し、外部へ報知する。
基板67は、ケース体の開口167からケース体132へ抜き差し可能に挿入される。同様に、サブバッテリ88は、ケース体の開口167からケース体132へ抜き差し可能に挿入される。また、シール部材157及び蓋部材156は、ケース体の開口167に着脱可能に設けられている。基板67上に基板67からサブバッテリ88を分離するためのカプラー225が設けられている。
以下、図9〜図17にてケース体に基板及びサブバッテリを抜き差し可能にする構造等について詳細に説明する。
先ず、サブバッテリの構造について説明する。
図9に示すように、サブバッテリ88は、サブバッテリ本体161と、このサブバッテリ本体161を包む弾性カバー162とからなる。弾性カバー162は、サブバッテリ88が弾性カバー162から抜き差しされる側に、サブバッテリ本体161を弾性カバー162から出し入れする口としての開放部163と、サブバッテリ88をケース体132から引き出すときに指を掛けることができる指掛部164とを有する。
先ず、サブバッテリの構造について説明する。
図9に示すように、サブバッテリ88は、サブバッテリ本体161と、このサブバッテリ本体161を包む弾性カバー162とからなる。弾性カバー162は、サブバッテリ88が弾性カバー162から抜き差しされる側に、サブバッテリ本体161を弾性カバー162から出し入れする口としての開放部163と、サブバッテリ88をケース体132から引き出すときに指を掛けることができる指掛部164とを有する。
開放部163は、指掛部164においてすぼまったすぼみ部165を有し、このすぼみ部165を設けることで、弾性部材131内に収納されているサブバッテリ本体161が 、 弾性部材131から外れるのを防止する。
次に、ケース体の詳細について説明する。
図7及び図10を併せて参照して、ケース体132は、底部171と天井部172と後壁175と左壁173と右壁174とからなる直方体の箱状部材である。ケース体132の前面132bに開口167が開けられている。
図7及び図10を併せて参照して、ケース体132は、底部171と天井部172と後壁175と左壁173と右壁174とからなる直方体の箱状部材である。ケース体132の前面132bに開口167が開けられている。
図10に示すように、ケース体132は、底部内面171b及び左壁内面173bに形成されサブバッテリ(図8、符号88)を抜き差し可能に支えるサブバッテリ支持部177と、左右壁の内面173b、174bに形成され基板(図8、符号67)をスライド可能に支える左右の差込溝181、181とを備える。
差込溝181、181は、左右壁内面173b、174bに各々突設される。差込溝181は、各々、図表裏方向に延びる上レール182と下レール183との間に形成されるものであり、上レール182と下レール183とによって基板(図8、符号67)がガイドされる。
サブバッテリ支持部177は、左支持部178と、右支持部179とからなる。
左支持部178は、底部171から上へ延びた後車幅方向左側へ水平に延び車両前面視で略L字状を呈し、サブバッテリ88の左端部88bに係合する部位である。右支持部179は、左壁の内面173bから水平に突設されサブバッテリの右上面(図8、符号88c)に係合する部位である。
左支持部178は、底部171から上へ延びた後車幅方向左側へ水平に延び車両前面視で略L字状を呈し、サブバッテリ88の左端部88bに係合する部位である。右支持部179は、左壁の内面173bから水平に突設されサブバッテリの右上面(図8、符号88c)に係合する部位である。
後壁175に端子100〜110が通ることができる複数のピン孔185が開けられている。後壁(図8、符号175)の外面に、コネクタが接続される複数のピン孔185を有する端子部146が設けられている。
抜止爪151、151の車両前方位置にて左右壁の外面173a、174aには、蓋部材(図8、符号156)を係止する蓋爪191、191が突き出される。
抜止爪151、151の車両前方位置にて左右壁の外面173a、174aには、蓋部材(図8、符号156)を係止する蓋爪191、191が突き出される。
図7に戻って、弾性部材131は、ケース体132の左壁174と右壁175と天井部172と底部171とを囲う第1支持部144と、この第1支持部144から前方に延設されケース体132の天井部172と前面143覆う蓋部材156と底部171とを囲う第2支持部145とからなる部材である。
左壁173に相当する位置で第1支持部144に、第1係合穴136を有する第1凸部133が設けられ、右壁174に相当する位置で第1支持部144に、第2係合穴132を有する第2凸部134が設けられ、蓋部材156に相当する位置で第2支持部145に、第3係合穴138を有する第3凸部135が設けられている。
かかる第1係合穴136、第2係合穴137及び第3係合穴138を有する弾性部材131でケース体132が囲われているので、この弾性部材131により車両の振動が吸収され、盗難防止装置60に車両の振動を伝達され難くすることができる。
次に、遮水通気性膜について説明する。
図11に示すように、ケース体132は、底部171に孔部193が開けられ、この孔部193を囲う位置にて底部の下面(底部の外面171a)に後述する、ゴアテックス(商標)等の遮水通気性膜194の形状に合うように、下方へ突設する区画壁195を有する。底部171は孔部193を有し、この孔部193を覆い、且つ区画壁195で囲まれる部分に係合するように形成した遮水通気性膜194で塞いだ。
図11に示すように、ケース体132は、底部171に孔部193が開けられ、この孔部193を囲う位置にて底部の下面(底部の外面171a)に後述する、ゴアテックス(商標)等の遮水通気性膜194の形状に合うように、下方へ突設する区画壁195を有する。底部171は孔部193を有し、この孔部193を覆い、且つ区画壁195で囲まれる部分に係合するように形成した遮水通気性膜194で塞いだ。
次に、差込溝とこの差込溝に抜き差しされる基板との関係について説明する。
図12〜13において、理解を容易にするため、差込溝の形状は誇張されている。
図12に示すように、左右壁の内面173b、174bに各々設けた左右の差込溝181、181の幅はLb1一定であり、これらの左右の差込溝181、181に差し込まれる基板67の車幅方向の左右幅は最大でPb1である。
図12〜13において、理解を容易にするため、差込溝の形状は誇張されている。
図12に示すように、左右壁の内面173b、174bに各々設けた左右の差込溝181、181の幅はLb1一定であり、これらの左右の差込溝181、181に差し込まれる基板67の車幅方向の左右幅は最大でPb1である。
詳細には、基板67が抜き差しされる方向を基板67の長手方向とし、この長手方向に直角な方向を基板67の幅方向とするとき、ケース体132に収納される基板の幅は、左右の切欠部201L、201Rに向け徐々に広くなっており左右の切欠部201L、201Rの近傍での基板の幅はPb1である。
このように基板67の幅を徐々に広くして出口付近で最大幅Pb1とすることで、基板の両端の一部が差込溝に当接し難くなるため、基板67の抜き差しが容易になる。また、基板67をケース体132へ差し込んだときには、差込溝181、181の最大幅Pb1となる部位で基板67の両端を支持することで、基板67をケース体132へしっかりと支持させることができる。
次に、図12の別実施例について説明する。
図13に示すように、ケース体132に収納される基板67Bの幅Pb2は一定幅とし、差込溝181B、181Bの幅を変化させ、ケース体の開口(図8、符号167)に近づくほど広くしたものである。作用については、前図と同様なものであり説明を省略する。
図13に示すように、ケース体132に収納される基板67Bの幅Pb2は一定幅とし、差込溝181B、181Bの幅を変化させ、ケース体の開口(図8、符号167)に近づくほど広くしたものである。作用については、前図と同様なものであり説明を省略する。
次に、基板及びサブバッテリの押さえ構造について説明する。
図14に示すように、基板67は、その左右端部にシール部材157に当たる左右の切欠部201L、201Rが形成され、これらの左右の切欠部201L、201Rを押さえる左右の押さえ凹部202L、202Rがシール部材157に設けられている。基板67は、ケース体(図8、符号132)へ確実に止めるように基板押さえ部(図8、符号203)で押さえられている。サブバッテリ88は、サブバッテリ押さえ部204で押さえられている。
図14に示すように、基板67は、その左右端部にシール部材157に当たる左右の切欠部201L、201Rが形成され、これらの左右の切欠部201L、201Rを押さえる左右の押さえ凹部202L、202Rがシール部材157に設けられている。基板67は、ケース体(図8、符号132)へ確実に止めるように基板押さえ部(図8、符号203)で押さえられている。サブバッテリ88は、サブバッテリ押さえ部204で押さえられている。
次に、蓋部材の構造等について説明する。
図15に示すように、ケース体132の左右壁外面173a、174aに蓋爪191、191(図手前側の符号191のみ示す。)が突設される。蓋部材156は、ケース体の開口167を閉じる部材である。蓋部材156は、本体211と、この本体211の車幅方向左右端部からケース体側へ延び蓋爪191、191に掛けられる留め部212、212と、本体211の内面211bからケース体内へ延びる周壁214とからなる。蓋部材156は、留め部212、212を蓋爪191、191に掛けることでケース体132に着脱可能に取付けられる。
図15に示すように、ケース体132の左右壁外面173a、174aに蓋爪191、191(図手前側の符号191のみ示す。)が突設される。蓋部材156は、ケース体の開口167を閉じる部材である。蓋部材156は、本体211と、この本体211の車幅方向左右端部からケース体側へ延び蓋爪191、191に掛けられる留め部212、212と、本体211の内面211bからケース体内へ延びる周壁214とからなる。蓋部材156は、留め部212、212を蓋爪191、191に掛けることでケース体132に着脱可能に取付けられる。
次に、シール部材の構造等について説明する。
図16に示すように、シール部材157は、開口部205を有する矩形状の枠部材であり、ケース体の開口167に嵌合してケース体132へ侵入する異物を阻止する外周シール面206と、この外周シール面206のケース体外方側に設けられ蓋部材156によって押圧される外面207と、この外面207に沿って開口部側へ突設され基板67を押さえる基板押さえ部203と、外面207の裏側に設けられる内面208と、この内面208に沿って開口部側へ突設されサブバッテリ88を押さえるサブバッテリ押さえ部204とから成る。
外周シール面206に、この外周シール面206に沿って外方へ凸設されシール効果を高める凸ビード221が筋状に2本形成されている。
図16に示すように、シール部材157は、開口部205を有する矩形状の枠部材であり、ケース体の開口167に嵌合してケース体132へ侵入する異物を阻止する外周シール面206と、この外周シール面206のケース体外方側に設けられ蓋部材156によって押圧される外面207と、この外面207に沿って開口部側へ突設され基板67を押さえる基板押さえ部203と、外面207の裏側に設けられる内面208と、この内面208に沿って開口部側へ突設されサブバッテリ88を押さえるサブバッテリ押さえ部204とから成る。
外周シール面206に、この外周シール面206に沿って外方へ凸設されシール効果を高める凸ビード221が筋状に2本形成されている。
次に、シール部材を嵌めたケース体に蓋部材を取付けたときの構造を説明する。
図17に示すように、シール部材157は、周壁214が差し込まれる溝222を有しケース体の開口167に嵌められ基板67の抜け出しを防止する基板押さえ部203及びサブバッテリ88の抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部204を有している。
ケース体内へ延びる周壁214は、シール部材157の外面207に設けた溝222へ差し込まれる。
図17に示すように、シール部材157は、周壁214が差し込まれる溝222を有しケース体の開口167に嵌められ基板67の抜け出しを防止する基板押さえ部203及びサブバッテリ88の抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部204を有している。
ケース体内へ延びる周壁214は、シール部材157の外面207に設けた溝222へ差し込まれる。
ケース体132に、合わせ凸部217が設けられ、この合わせ凸部217に嵌合するように蓋部材156の本体内面211bには、合わせ凹部218が設けられる。
以上に述べた車両盗難防止装置の作用を次に述べる。
図8に戻って、電子部品が実装されている基板67は、ケース体の開口167からケース体132へ抜き差し可能に挿入されている。同様に、サブバッテリ88は、ケース体の開口167からケース体132へ抜き差し可能に挿入されている。
図8に戻って、電子部品が実装されている基板67は、ケース体の開口167からケース体132へ抜き差し可能に挿入されている。同様に、サブバッテリ88は、ケース体の開口167からケース体132へ抜き差し可能に挿入されている。
サブバッテリ88をケース体132から脱着するときには、ケース体の開口167からサブバッテリ88を抜き差しするだけで済む。また、基板67をケース体132から脱着するときには、ケース体の開口167から基板67を抜き差しするだけで済む。従って、ケース体132からサブバッテリ88と基板67とを容易に脱着することができ、サブバッテリ88の交換を容易に行うことができる。
図17に戻って、ケース体の開口167にシール部材157が嵌められ、このシール部材の溝222にケース体内へ延びる周壁214が差し込まれるように蓋部材156でケース体の開口167を塞いだ。ケース体132と蓋部材156の間にシール部材157が介在されているので、良好なシール性を確保することができる。
本発明によれば、サブバッテリ88の交換を容易にすると共に良好なシール性を確保することができる盗難防止装置60が提供される。
本発明によれば、サブバッテリ88の交換を容易にすると共に良好なシール性を確保することができる盗難防止装置60が提供される。
加えて、シール部材157は、基板67の抜け出しを防止する基板押さえ部203とサブバッテリ88の抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部204とを有する。
ケース体132へ挿入した基板67を基板押さえ部203で押さえ、ケース体132へ挿入したサブバッテリ88をサブバッテリ押さえ部204で押さえるようにしたので、基板67及びサブバッテリ88をケース体132へ確実に固定することができる。
ケース体132へ挿入した基板67を基板押さえ部203で押さえ、ケース体132へ挿入したサブバッテリ88をサブバッテリ押さえ部204で押さえるようにしたので、基板67及びサブバッテリ88をケース体132へ確実に固定することができる。
図14に戻って、シール部材157に当たる基板67の左右端部に左右の切欠部201L、201Rが設けられ、これらの左右の切欠部201L、201Rを押さえる左右の押さえ凹部202L、202Rがシール部材157に設けられている。
基板67は、基板押さえ部(図17、符号203)に加えて、左右の押さえ凹部202L、202Rによって押さえられるので、ケース体132へ基板67を確実に固定することができる。
基板67は、基板押さえ部(図17、符号203)に加えて、左右の押さえ凹部202L、202Rによって押さえられるので、ケース体132へ基板67を確実に固定することができる。
図15に戻って、ケース体132に合わせ凸部217を設け、この合わせ凸部217に嵌合する合わせ凹部218を蓋部材156に設けた。
合わせ凸部217と合わせ凹部218とをケース体132と蓋部材156と各々に設けたので、蓋部材156をケース体132に取付ける際に、組付方向を誤る心配はなく、ケース体132へ蓋部材156を所定の向きで組付けることが可能になる。
合わせ凸部217と合わせ凹部218とをケース体132と蓋部材156と各々に設けたので、蓋部材156をケース体132に取付ける際に、組付方向を誤る心配はなく、ケース体132へ蓋部材156を所定の向きで組付けることが可能になる。
サブバッテリ88は弾性カバー162で包まれ、この弾性カバー162は指掛部164を有する。ケース体132に設けたサブバッテリ支持部177に収納されているサブバッテリ88を抜き差しするときに、ケース体132からシール部材157を外した後、サブバッテリ88を覆う弾性カバー162に設けた指掛部164に指を掛け、サブバッテリ支持部177からサブバッテリ88を容易に抜き出すことができる。
結果、サブバッテリ88の抜き差しに係る作業性をより一層高めることができる。
結果、サブバッテリ88の抜き差しに係る作業性をより一層高めることができる。
図6に戻って、ケース体132は、弾性部材131に包まれると共に弾性支持され、ケース体の天井部172に、認識番号153を記載したシール150が貼付けられ、認識番号153が視認できるように、弾性部材131に切抜部154が設けられている。
弾性部材131によってケース体132を包むように保護することで、単にケース体132が弾性部材により支持されている場合に較べて、ケース体132に防振効果をもたせつつ車体フレーム11に確実に固定させることができる。加えて、弾性部材131には、認識番号153を視認することができる切抜部154が形成されているので、盗難防止装置60が弾性部材131で包まれている場合であっても、弾性部材131を取り外すことなく認識番号153を視認することができ、認識番号153を見易くできる。
図10及び図11を併せて参照して、孔部193を有するケース体132は、孔部193が遮水通気性膜194で塞がれている。遮水通気性膜194とは、霧状の水分は透過するが水滴は透過しない性質をもつ。
ケース体132の内側は、遮水通気性膜194を通じて外と連通しているので、ケース体132の内側に残留した湿気を外へ抜け易くすることができる。
ケース体132の内側は、遮水通気性膜194を通じて外と連通しているので、ケース体132の内側に残留した湿気を外へ抜け易くすることができる。
図12に戻って、基板67の幅方向長さは、基板67に設けられる左右の切欠部201L、201Rに向け徐々に広くなっている。
ケース体132に基板67を差し込んで収納する際、左右の支持部178、179に基板67をスライドさせるに伴って、左右の基板支持部178、179に基板の左右端面が近接し、基板67の収納が完了した位置で、基板67の幅広い側に位置する左右端面が各々左右の基板支持部178、179に当たる。
ケース体132に基板67を差し込んで収納する際、左右の支持部178、179に基板67をスライドさせるに伴って、左右の基板支持部178、179に基板の左右端面が近接し、基板67の収納が完了した位置で、基板67の幅広い側に位置する左右端面が各々左右の基板支持部178、179に当たる。
差し込み作業中は、基板67の左右端面と左右の基板支持部178、179との間に隙間があるため、収納作業に大きな力は不要であり、容易に収納することができる。また、差込作業が完了した位置で、左右端面が各々左右の基板支持部178、179に当たるようにしたので、基板67を所定位置で確実に支持させることができる。
図8に戻って、基板67は、サブバッテリ88の上方に配置されている。
重量の嵩むサブバッテリ88を下側に、サブバッテリ88に較べて軽量な基板67をサブバッテリ88の上方に配置したので、盗難防止装置60の重心が低く抑えられる。従って、サブバッテリ88を基板67の上方に配置する場合に較べて盗難防止装置60を動き難くでき安定して配置させることができる。
重量の嵩むサブバッテリ88を下側に、サブバッテリ88に較べて軽量な基板67をサブバッテリ88の上方に配置したので、盗難防止装置60の重心が低く抑えられる。従って、サブバッテリ88を基板67の上方に配置する場合に較べて盗難防止装置60を動き難くでき安定して配置させることができる。
図18に戻って、基板67上に基板67からサブバッテリ88を分離するためのカプラー225が設けられている。サブバッテリ88は、基板67から取外し可能であるため、蓋部材156を外し、基板67をケース体132から抜き出すことなくサブバッテリ88のみをケース体132から抜き出すことができる。
図3に戻って、ケース体132の上面に、基板67の動作状態をケース体132の外に伝える動作表示部材170と認識番号153を記載したシール150が貼付けられる表示部位152とが設けられている。
シート(図1、符号17)を外すだけで、盗難防止装置60の動作状態を確認することができる。
シート(図1、符号17)を外すだけで、盗難防止装置60の動作状態を確認することができる。
図11に戻って、孔部193の周囲にてケース体132に、ケース体132を囲う区画壁195を設けた。ケース体132の底部についた水分は、ケース体132の内側の圧力が大気圧よりも低くなったときに、この圧力差により水分が孔部193に吸い寄せられ易くなる。
この点、本発明では、孔部193の周囲に区画壁195を設けたので、ケース体132の底部に付いた水分は、区画壁195により下方にガイドされ、この水分が孔部193から侵入する心配はない。
この点、本発明では、孔部193の周囲に区画壁195を設けたので、ケース体132の底部に付いた水分は、区画壁195により下方にガイドされ、この水分が孔部193から侵入する心配はない。
車両盗難防止装置60は、グラブレール54の外幅よりも車幅方向内側に設けられている。グラブレール54の外幅よりも車幅方向内側に車両盗難防止装置60を設けたので、車幅方向外側に延ばしたグラブレール54により車両盗難防止装置60を保護することができる。加えて、車両盗難防止装置60の上方を覆うシート(図1、符号17)の車幅方向外側にグラブレール54を延ばしたので、車両盗難防止装置60へ第三者が手を近づけ難くすることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型3輪車(3輪バギー)や鞍乗り型4輪車(4輪バギー)にも適用可能であり、一般の小型車両に適用することは差し支えない。
また、図4において、制御部からのエンジン制御信号に基づきエンジンの点火装置に点火停止信号を送って点火装置の作動を停止させる、すなわち、エンジンを停止させるエンジン制御部を設けることは差し支えない。
また、図4において、制御部からのエンジン制御信号に基づきエンジンの点火装置に点火停止信号を送って点火装置の作動を停止させる、すなわち、エンジンを停止させるエンジン制御部を設けることは差し支えない。
本発明は、自動二輪車用盗難防止装置に好適である。
10・・・車両(自動二輪車)、13・・・前輪、14・・・後輪、17・・・シート、54・・・グラブレール、60・・・車両盗難防止装置、67・・・基板、88・・・サブバッテリ、89・・・メインバッテリ、132・・・ケース体、152・・・表示部位、154・・・切抜部、156・・・蓋部材、157・・・シール部材、167・・・ケース体の開口、170・・・動作表示部材、194・・・遮水通気性膜、195・・・区画壁、201L・・・左の切欠部、201R・・・右の切欠部、202L・・・左の押さえ凹部、202R・・・右の押さえ凹部、203・・・基板押さえ部、204・・・サブバッテリ押さえ部、214・・・周壁、217・・・合わせ凸部、218・・・合わせ凹部、222・・・溝、225・・・カプラー
Claims (12)
- 車両に搭載されて前記車両の盗難を防止する車両盗難防止装置であって、
一面が開放された箱状のケース体と、
前記ケース体内へ延びる周壁を有するとともに、前記ケース体に着脱自在に取付けられて前記ケース体の開口を閉じる蓋部材と、
前記ケース体の開口から前記ケース体へ抜き差し可能に挿入され電子部品が実装されている基板と、
前記ケース体の開口から前記ケース体へ抜き差し可能に挿入され、前記車両に搭載されるメインバッテリから前記基板への給電が無くなったときに前記基板へ給電するサブバッテリと、
前記蓋部材の前記周壁が差し込まれる溝を有し前記ケース体の開口に嵌められ前記基板の抜け出しを防止する基板押さえ部及び前記サブバッテリの抜け出しを防止するサブバッテリ押さえ部を有しているシール部材と、
から成る車両盗難防止装置。 - 請求項1に記載の車両盗難防止装置であって、
前記基板は、左右の端部に左右の切欠部を有しており、前記シール部材は、前記基板の前記左右切欠部を押さえる左右の押さえ凹部を有している。 - 請求項2に記載の車両盗難防止装置であって、
前記ケース体と前記蓋部材のうちのいずれか一方は、合わせ凸部を有しており、前記ケース体と前記蓋部材のうちの他方は、前記合わせ凸部と嵌合する合わせ凹部を有している。 - 請求項3に記載の車両盗難防止装置であって、
前記サブバッテリは弾性カバーを有するとともに、この弾性カバーで包まれており、前記弾性カバーは、前記サブバッテリが前記ケース体へ収納されたときに、前記サブバッテリが抜き差しされる側に、前記サブバッテリの前記弾性カバーからの出し入れを許容する開放部と、前記サブバッテリを前記弾性カバーから引き出すときの指掛けを許容する指掛部とを備える。 - 請求項4に記載の車両盗難防止装置であって、
前記ケース体は、弾性部材を介して前記車両に支持され、前記ケース体は、前記車両盗難防止装置の認識番号が表示される上面を有しており、前記弾性部材は、前記ケース体が前記弾性部材で包まれているときに前記認識番号の視認を許容する切抜部を有する。 - 請求項1に記載の車両盗難防止装置であって、
前記ケース体は、遮水通気性膜で塞がれた孔部を有している。 - 請求項2に記載の車両盗難防止装置であって、
前記基板は、前記ケース体に対して抜き差しされる方向に直行する方向の幅を有し、この幅は、前記基板の前記左右切欠部に向かって徐々に広くなっている。 - 請求項1に記載の車両盗難防止装置であって、
前記基板は、前記サブバッテリの上方に配置されている。 - 請求項1に記載の車両盗難防止装置であって、
前記基板上に、前記基板から前記サブバッテリを分離させるためのカプラーが設けられている。 - 請求項1に記載の車両盗難防止装置であって、
前記ケース体の上面に、前記基板の動作状態をケース体の外に伝える動作表示部材と認識番号が表示される表示部位とが設けられている。 - 請求項6に記載の車両盗難防止装置であって、
前記孔部の周囲にて前記ケース体の底部に、前記遮水通気性膜の周囲を囲う区画壁が設けられている。 - 請求項1に記載の車両盗難防止装置であって、
この車両盗難防止装置は、乗員が座るシートから車幅方向左右に延出され乗員が握るグラブレールの外幅よりも車幅方向内側に設けられている。
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