JP2010116128A - 自動二輪車の盗難対策装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体フレーム11の前部に操舵自在にフロントフォーク21が取付けられ、このフロントフォーク21の下端に前輪32が支持され、車体フレーム11の後部にスイング自在にスイングアーム24が取付けられ、このスイングアーム24の後端に後輪37が支持され、自車の位置を測定可能で且つ測定された位置情報を無線送信可能な盗難対策装置50(50A)を備える自動二輪車10において、盗難対策装置50(50A)が、車体フレーム11、詳しくは、シートレール17の後端部より上方及び/又はシートレール17の後端部より後方に配置されている。
【選択図】図1
Description
図1は本発明に係る盗難対策装置が搭載された自動二輪車の側面図(第1実施形態)であり、自動二輪車10は、車体フレーム11が、前端を構成するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びるメインフレーム13と、メインフレーム13の後端から更に後方斜め下方に一体に延びるピボットプレート14と、メインフレーム13の前部下部から後方斜め下方に一体に延びるダウンフレーム16と、メインフレーム13の後部上部から後方斜め上方に延びるシートレール17と、ピボットプレート14及びシートレール17のそれぞれに渡されたサブフレーム18とから構成され、ヘッドパイプ12に操舵自在にフロントフォーク21が取付けられ、メインフレーム13の上部に燃料タンク22が取付けられ、ピボットプレート14及びダウンフレーム16にエンジン20が取付けられ、ピボットプレート14にピボット軸23を介してスイングアーム24が上下スイング自在に取付けられ、シートレール17の上部にタンデムシート26が取付けられたロードスポーツタイプの鞍乗型車両である。
以下にその盗難対策装置50(50A)の配置構造を詳細に説明する。
(a)はボックス状の盗難対策装置50と、この盗難対策装置50を車体に取付ける際に振動を吸収するために盗難対策装置50に被せたラバー等からなる弾性部材84と、車体側に設けられた電装系統に接続されたハーネス86,87と、これらのハーネス86,87を盗難対策装置50に接続するためにハーネス86,87の端部に設けられたコネクタ88,89とを示している。
第3面50eには、コネクタ88,89が接続される雌コネクタ(不図示)が設けられている。
図中の符号84hはケース50aの第1面50bに接するように弾性部材84に設けられたT字壁である。
盗難対策装置50は、自動二輪車の車体に加えられた振動を検知する加速度センサ51と、複数の人工衛星から軌道情報を受信することにより車両の現在位置を計測するGPS(Global Positioning System)52と、加速度センサ51からの加速度信号SA及びGPS52からの位置情報JPを受けて盗難防止対策を指令する制御部55と、制御部55からの交信指令SCに基づいて携帯電話基地局61へ位置情報JPを送信する携帯電話通信部56と、制御部55からのエンジン制御信号SECに基づきエンジン20(図1参照)の点火装置62に点火停止信号SSSを送って点火装置62の作動を停止させる、即ち、エンジン20を停止させるエンジン制御部57と、制御部55からの警報制御信号SACに基づき警報装置63(ヘッドランプ、ウインカ、テールランプ等の灯火器、ホーン)に警報信号SAを送って灯火器、ホーンを作動させる警報発生部58と、GPS52、制御部55、携帯電話通信部56、エンジン制御部57及び警報発生部58へ電力を供給するバッテリ59とからなり、GPS52、制御部55、携帯電話通信部56、エンジン制御部57及び警報発生部58は、車体側のバッテリ(不図示)からも電力供給が可能である。
上記したエンジン制御部57は、自動二輪車に備えるエンジンコントロールユニットを介して点火装置62を制御するようにしてもよい。
更に、リヤボディカバー42Aは、リヤボディカバー42(図4参照)と後部下部の形状のみが異なり、左右のリヤボディカバー42の後部下部で盗難対策装置50Bの両側方を覆っている。
従って、盗難対策装置50Bは、その周囲(上方、下方、前方、後方、左側方及び右側方)が覆われ、雨水や土埃等を被りにくい。
以下にその盗難対策装置50(50A)の配置構造を詳細に説明する。
自動二輪車160は、車体フレーム161が、前端を構成するヘッドパイプ162と、このヘッドパイプ162から後方斜め下方に延びるメインフレーム163と、このメインフレーム13の後端に取付けられたピボットプレート164と、メインフレーム13の中間部から後方斜め下方そして後方斜め上方に延びる左右一対のリヤフレーム166,167(手前側の符号166のみ示す。)と、ピボットプレート164及びリヤフレーム166,167のそれぞれに渡されたサブフレーム168,169(手前側の符号168のみ示す。)とから構成され、ヘッドパイプ162に操舵自在にフロントフォーク171が取付けられ、メインフレーム163及びピボットプレート164にエンジン172が取付けられ、リヤフレーム166,167の上部に収納ボックス173及び燃料タンク174が取付けられ、ピボットプレート164にピボット軸176を介してスイングアーム177が上下スイング自在に取付けられたビジネスタイプの鞍乗型車両である。
収納ボックス173は、前端部にヒンジ部178が設けられ、このヒンジ部178にシート179が開閉自在に取付けられている。
ヘッドランプ185はハンドルカバー184を介してバーハンドル181に取付けられている。
以下にその盗難対策装置50(50B)の配置構造を詳細に説明する。
更に、ボディカバー191Aは、ボディカバー191(図9参照)と後部下部の形状のみが異なり、左右のボディカバー191Aの後部下部で盗難対策装置50Bの両側方を覆っている。
従って、盗難対策装置50Bは、その周囲(上方、下方、前方、後方、左側方及び右側方)が覆われ、雨水や土埃等を被りにくい。
この実施形態において、盗難対策装置50は、車体フレーム201、詳しくは、車体フレーム201のシートレール207,207の後端部より後方に配置されている。
以下に上記盗難対策装置50(50A)の配置構造を詳細に説明する。
Claims (9)
- 車体フレームの前部に操舵自在にフロントフォークが取付けられ、このフロントフォークの下端に前輪が支持され、前記車体フレームの後部にスイング自在にスイングアームが取付けられ、このスイングアームの後端に後輪が支持され、自車の位置を測定可能で且つ測定された位置情報を無線送信可能な盗難対策装置を備える自動二輪車において、
前記盗難対策装置は、前記車体フレームの後端部より上方及び/又は車体フレームの後端部より後方に配置されていることを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置。 - 前記車体フレームの後端部の近傍にテールランプユニットが配置され、このテールランプユニットの上方に前記盗難対策装置が配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記車体フレームの後端部の近傍に、主要構成部品が樹脂製のテールランプユニットが配置され、このテールランプユニットの下方に前記盗難対策装置が配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記テールランプユニットの下面に臨むように、前記後輪の上方を覆うリヤフェンダの上面が配置され、前記盗難対策装置は、これらのテールランプユニットの下面とリヤフェンダの上面との間に配置されていることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記車体フレームの後端部に樹脂製のキャリアが取付けられ、このキャリアの下面に前記盗難対策装置が下方から取付けられていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記盗難対策装置は、位置情報を検出するGPSと、検出された前記位置情報を送信する携帯電話通信部とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記盗難対策装置は、位置情報を検出するGPSと、検出された前記位置情報を送信する携帯電話通信部と、盗難時に車体に加えられた振動を検出する加速度センサと、これらのGPS、携帯電話通信部及び加速度センサを統合制御する制御部と、これらのGPS及び携帯電話通信部に電力を供給する内部電源とを1つのケース内に備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記盗難対策装置は、盗難を検知した場合に、エンジンの始動を停止するエンジン停止機能と、灯火器を作動させて警報を発する警報機能とを有し、前記盗難対策装置を車体に備える電装系統に接続することにより、前記エンジン停止機能及び前記警報機能が作動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の自動二輪車の盗難対策装置。
- 前記ケースは、ボックス状に形成され、ボックスの最も大きな面が水平又は水平に近い状態で配置されていることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の自動二輪車の盗難対策装置。
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