JPWO2009093345A1 - 誘導電動機及び密閉型圧縮機 - Google Patents

誘導電動機及び密閉型圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009093345A1
JPWO2009093345A1 JP2009550418A JP2009550418A JPWO2009093345A1 JP WO2009093345 A1 JPWO2009093345 A1 JP WO2009093345A1 JP 2009550418 A JP2009550418 A JP 2009550418A JP 2009550418 A JP2009550418 A JP 2009550418A JP WO2009093345 A1 JPWO2009093345 A1 JP WO2009093345A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction motor
slot
rotor
outer layer
layer slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009550418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5079021B2 (ja
Inventor
吉野 勇人
勇人 吉野
浩二 矢部
浩二 矢部
馬場 和彦
和彦 馬場
及川 智明
智明 及川
堤 貴弘
貴弘 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009550418A priority Critical patent/JP5079021B2/ja
Publication of JPWO2009093345A1 publication Critical patent/JPWO2009093345A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5079021B2 publication Critical patent/JP5079021B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K17/00Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
    • H02K17/02Asynchronous induction motors
    • H02K17/16Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors
    • H02K17/18Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors having double-cage or multiple-cage rotors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/04Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/008Hermetic pumps
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K17/00Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
    • H02K17/02Asynchronous induction motors
    • H02K17/16Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors
    • H02K17/20Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors having deep-bar rotors

Abstract

特別な駆動回路を使用しなくても高い起動トルクが得られるとともに、通常運転時の効率が良好な誘導電動機を提供することを目的とする。この発明に係る誘導電動機は、二重かご形二次導体を形成した回転子11を有する誘導電動機において、回転子11は、複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心11aと、回転子鉄心11aの外周縁に沿って設けられ、導電性材料が充填された外層スロット40aと、外層スロット40aの半径方向内側に配置され、導電性材料が充填された内層スロット40bと、外層スロット40aと内層スロット40bとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部82とを備えたことを特徴とする。

Description

この発明は、二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機及び誘導電動機を備えた密閉型圧縮機に関するものである。
ロータスロットのアルミをダイキャストしてかご形導体を形成したロータの渦電流損失発生をなくすために、ロータコアの半径方向に内周側ロータスロットおよび外周側ロータスロットの2個ずつのロータスロットを配し、内周側ロータスロット内にのみアルミまたはアルミ合金を充填してかご形導体をなすロータバーが形成され、外周側ロータスロットは何も充填されない空の空間とされ、ロータ表面近くに電気抵抗の低い物質が存在しないので、渦電流の発生がなく、PWM(パルス幅変調)による損失を大幅に低減でき、PWM駆動誘電モータの効率、とくに低負荷時の効率が向上する誘導モータのロータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、かご形誘導電動機の回転子において、そのスロット部が、回転子の外周縁に沿って同心に交互に且つ等間隔に回転軸に平行に配置されている大小2種で同数の外側スロット群と、外側スロット群中の小さいスロットの半径方向内側端に連続して、半径方向内方に延在する内側スロット群であって、それぞれの内側スロットはその半径方向中間部が円周方向に拡大されて断面積が大きくされている内側スロット群とから構成されている誘導電動機の回転子が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−140319号公報 特開平1−129738号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された誘導電動機は、回転子の外周側ロータスロットにはアルミが充填させていないため、インバータなどの特別な駆動回路を有しない誘導電動機の起動時に十分な起動トルクが得られないという課題があった。
また、上記特許文献2に記載された誘導電動機は、内側スロットに連結していない大きな外側スロットが主磁路を妨げる場所に配置させているため、運転時の誘導電動機の電流が増加し、効率が悪化するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、特別な駆動回路を使用しなくても高い起動トルクが得られるとともに、通常運転時の効率が良好な誘導電動機及びそれを用いた密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
この発明に係る誘導電動機は、二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機において、
回転子は、
複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心と、
回転子鉄心の外周縁に沿って設けられ、導電性材料が充填された外層スロットと、
外層スロットの半径方向内側に配置され、導電性材料が充填された内層スロットと、
外層スロットと内層スロットとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部とを備えたことを特徴とする。
外層スロットは、半径方向の寸法より円周方向の寸法の方が長い横長形状であることを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、内周薄肉部の半径方向の厚さを、回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、外層スロットの回転子鉄心の外周側に外周薄肉部を設け、外周薄肉部の半径方向の厚さを、回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、外周薄肉部に外部に連通する開口部を設け、外層スロットをオープンスロットにすることを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、二重かご形二次導体が回転子鉄心の積層方向両端面にエンドリングを有し、エンドリングの縦方向断面形状に段を設けたことを特徴とする。
二重かご形二次導体は、外層スロット内に形成される外層導体バーと、内層スロット内に形成される内層導体バーとを有し、外層導体バーに連結する部分のエンドリングの高さを低く、内層導体バーに連結する部分のエンドリングの高さを高くしたことを特徴とする。
二重かご形二次導体は、外層スロット内に形成される外層導体バーと、内層スロット内に形成される内層導体バーとを有し、外層導体バー用の外層エンドリングと内層導体バー用の内層エンドリングを設けることを特徴とする。
内層導体バーを構成する導電性材料は、外層導体バーを構成する導電性材料より低抵抗材であることを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機において、
回転子は、
複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心と、
回転子鉄心の外周縁に沿って設けられ、導電材料が充填された外層スロットと、
外層スロットの半径方向内側に配置され、導電材料が充填された内層スロットと、
外層スロットと内層スロットとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部とを備え、外層スロットの両側面と回転子の中心のなす角度を、隣り合う外層スロットの近接側側面と回転子の中心のなす角度より大きくしたことを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機において、
回転子は、
複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心と、
回転子鉄心の外周縁に沿って設けられ、導電材料が充填された外層スロットと、
外層スロットの半径方向内側に配置され、導電材料が充填された内層スロットと、
外層スロットと内層スロットとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部とを備え、外層スロットの両側面と回転子の中心のなす角度の内側に内層スロットを配置したことを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、外層スロットの数を内層スロットの数より多くしたことを特徴とする。
この発明に係る密閉型圧縮機は、上記誘導電動機を備えたことを特徴とする。
この発明に係る誘導電動機は、上記構成により、起動トルクを高くするとともに通常運転時に高効率な誘導電動機を得ることができる。
実施の形態1.
以下、実施の形態1について図面を参照しながら説明する。図1乃至図6は実施の形態1を示す図で、図1は誘導電動機100の横断面図、図2は誘導電動機100の回転子11の横断面図、図3は誘導電動機100の回転子11の斜視図、図4乃至図6は誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図である。
図1に示す誘導電動機100は、二極の単相誘導電動機である。誘導電動機100は、固定子12と、回転子11とを備える。
固定子12は、固定子鉄心12aと、固定子鉄心12aの固定子スロット12bに挿入される主巻線20bおよび補助巻線20aとを備える。尚、固定子スロット12bには巻線(主巻線20bおよび補助巻線20a)と固定子鉄心12aとの間の絶縁を確保するために絶縁材(例えば、スロットセル、ウエッジ等)が挿入されるが、ここでは省略する。
固定子鉄心12aは、板厚が0.1〜1.5mmの電磁鋼板を所定の形状に打ち抜き、所定枚数軸方向に積層し、カシメや溶接等により固定して製作される。
固定子鉄心12aには、内周縁に沿って固定子スロット12bが形成されている。固定子スロット12bは、周方向に等間隔に配置される。固定子スロット12bは、半径方向に延在している。固定子スロット12bは、内周縁に開口している。この開口部から巻線(主巻線20bおよび補助巻線20a)が挿入される。図1の例では、固定子鉄心12aは、24個の固定子スロット12bを備える。
固定子鉄心12aの外周面には、外周円形状を略直線状に切り欠いた略直線部をなす切欠き12cが四箇所に設けられている。四箇所の切欠き12cは、隣合うもの同士が略直角に配置される。
密閉型圧縮機に図1の誘導電動機100を使用する場合、固定子12は密閉型圧縮機の円筒状の密閉容器の内周に焼き嵌めされる。密閉型圧縮機の内部では、冷媒が誘導電動機100を通過する。そのため、誘導電動機100には、冷媒の通路が必要である。切欠き12cを設けることにより、固定子12と密閉容器との間に冷媒の通路が形成される。誘導電動機100の冷媒の通路には、この固定子鉄心12aの外周面の切欠き12cによるもの以外に、例えば、回転子11の風穴、固定子12と回転子11との間の空隙がある。
固定子スロット12bには、巻線20が挿入される。巻線20は、主巻線20bと、補助巻線20aとからなる。
主巻線20bは、同心巻方式の巻線である。図1の例では、固定子スロット12b内の内側(回転子11側)に、主巻線20bが配置される。ここでは、同心巻方式の主巻線20bは、大きさ(周方向の長さが特に)が異なる五個のコイルからなる。そして、それらの五個のコイルの中心が同じ位置になるように固定子スロット12bに挿入される。そのため、同心巻方式と呼ばれる。
主巻線20bは、固定子スロット12b内の内側、外側のどちらに配置してもよい。主巻線20bを固定子スロット12b内の内側に配置すると、固定子スロット12b内の外側に配置する場合に比べてコイルの長さが短くなる。また、主巻線20bを固定子スロット12b内の内側に配置すると、固定子スロット12b内の外側に配置する場合に比べて漏れ磁束が少なくなる。よって、主巻線20bを固定子スロット12b内の内側に配置すると、固定子スロット12b内の外側に配置する場合に比べて主巻線20bのインピーダンス(抵抗値、漏れリアクタンス)が小さくなる。そのため、誘導電動機100の特性が良くなる。
主巻線20bに電流を流すことで、主巻線磁束が生成される。この主巻線磁束の向きは、図1の上下方向である。この主巻線磁束の波形ができるだけ正弦波になるように、主巻線20bの五個のコイルの巻数が選ばれる。主巻線20bに流れる電流は交流であるから、主巻線磁束も電流に従って大きさ向きを変える。
また、固定子スロット12bには、主巻線20bと同様の同心巻方式の補助巻線20aが挿入される。図1では、補助巻線20aは、固定子スロット12b内の外側に配置されている。補助巻線20aに電流を流すことで補助巻線磁束が生成される。この補助巻線磁束の向きは、主巻線磁束の向きに直交する(図1の左右方向)。補助巻線20aに流れる電流は交流であるから、補助巻線磁束も電流に従って大きさ向きを変える。
一般的には主巻線磁束と補助巻線磁束のなす角度が電気角で90度(ここでは極数が二極であるため、機械角も90度である)になるように、主巻線20bと補助巻線20aとが固定子スロット12bに挿入される。
図1の例は、補助巻線20aは大きさ(周方向の長さが特に)が異なる三個のコイルからなる。そして、それらの三個のコイルの中心が同じ位置になるように固定子スロット12bに挿入される。
補助巻線磁束の波形ができるだけ正弦波になるように、補助巻線20aの三個のコイルの巻数が選ばれる。
補助巻線20aと直列に運転コンデンサ(図示せず)を接続したものに主巻線20bを並列接続させる。その両端を単相交流電源へ接続する。運転コンデンサを補助巻線20aに直列に接続することにより、補助巻線20aに流れる電流の位相を主巻線20bに流れる電流の位相より進めることができる。
主巻線20bと補助巻線20aの固定子鉄心12aにおける位置を電気角で90度ずらし、且つ主巻線20bと補助巻線20aの電流の位相を異なるようにすることにより、二極の回転磁界が発生する。
また、回転子11は回転子鉄心11aとかご形二次導体を備える。回転子鉄心11aは、固定子鉄心12aと同様に板厚が0.1〜1.5mmの電磁鋼板を所定の形状に打ち抜き、軸方向に積層して製作される。
一般的には回転子鉄心11aは固定子鉄心12aと同一の材料から打ち抜くことが多いが、回転子鉄心11aは固定子鉄心12aとで材料を変えても構わない。
回転子鉄心11aには半径方向外周側に、回転子鉄心11aの外周縁に沿って設けられる外層スロット40aと、外層スロット40aの内側に設けられた内層スロット40bからなる二重かご形状の回転子スロット40を有する(図2参照)。
外層スロット40aおよび内層スロット40bには、共に導電性材料であるアルミが鋳込まれ、回転子11の積層方向端面に設けられたエンドリング32(図3参照)と共に二重かご形二次導体を形成する。外層スロット40aにアルミが鋳込まれて外層アルミバー30a(外層導体バーの一例)が形成される。また内層スロット40bにアルミが鋳込まれて内層アルミバー30b(内層導体バーの一例)が形成される。アルミバー30は、外層アルミバー30aと内層アルミバー30bとで構成される。一般的にアルミバー30とエンドリング32はダイキャストにより同時にアルミを鋳込むことで製作される。
図1に示す回転子11では、二重かご形状を構成する外層スロット40aと内層スロット40bとは電磁鋼板からなる内周薄肉部82(図4参照)によって分離されている。回転子スロット40内部の外層アルミバー30aと内層アルミバー30bはエンドリング32によって電気的に連結されている。
二重かご形状の回転子11を有する誘導電動機100は一般的な特徴として、起動時はすべり周波数(回転磁界の周波数と回転子11の回転数との差)が高くなる。内層アルミバー30bの漏れ磁束は、外層アルミバー30aの漏れ磁束より多くなる。すべり周波数が大きい起動時には、リアクタンス分により電流分布が決まり、二次電流は外層アルミバー30aに主に流れる。そのため、起動特性が改善される。
また通常運転時は、すべり周波数が低いので、二次電流は外層アルミバー30aと内層アルミバー30bの両方に流れるため、二次抵抗が小さくなる。従って、二次銅損が低くなることで、高効率化が実現できるという特性を有している。また単相交流電源で駆動される単相誘導電動機は、三相交流電源で駆動される三相誘導電動機と比較すると、起動トルクが低くなる傾向がある。
本実施の形態では、外層スロット40aと内層スロット40bは内周薄肉部82により分離されている。そのため、起動時に内周薄肉部82に磁束が流れやすくなり、外層アルミバー30aのみに二次電流を流すことができるため、更に高い起動トルクを得ることができる。
起動トルクが高くなるということは、低い電源電圧で同一の起動トルクを得るということである。つまり何らかの原因で電源電圧が低くなった場合でも、起動できるという信頼性の高い誘導電動機を得ることができる。
起動トルクをアップさせる別の方式として、単相誘導電動機の補助巻線20aと直列に接続されている運転コンデンサの容量を大きくする方式がある。また、運転コンデンサと並列に起動コンデンサとリレーを設けるなど、単相誘導電動機の外付け回路で対策を行う方式がある。しかし、いずれの方式においてもコストアップを伴う。本実施の形態では、特段の外付け回路を使用していないため、運転コンデンサなどの回路を含めた運転システムとして低コストな単相誘導電動機を得ることができる。
また外層スロット40aは半径方向の寸法より円周方向の寸法の方が長い、横長形状である。また外層スロット40aの外周部の回転子鉄心11aには、略一定の厚さ(半径方向)の外周薄肉部81が形成されている。外層スロット40aを円形状にすると、外周薄肉部81の一部分(円中心の外側部分)を細くすることはできるが、円中心から離れた部分は外周薄肉部81が厚くなってしまう。誘導電動機の起動時は、回転子外周表面に磁束が流れるため、外周薄肉部81が厚くなると、外周薄肉部81への漏れ磁束が増加してしまい、外層スロット40aに鎖交する磁束が低下し、外層スロット40aに二次電流が有効に流れなくなり、起動トルクが低下するという課題があった。
ここでは、外層スロット40aを周方向に横長形状にすると共に、外周薄肉部81を略一定の厚さで細くする。それにより、起動時に外周薄肉部81への漏れ磁束が減少して、内周薄肉部82に磁束が流れ、外層スロット40aへの鎖交磁束が増加し、外層スロット40aに効果的に二次電流が流れることにより、高い起動トルクを得ることができる。
外周薄肉部81の厚さは回転中の遠心力に対する強度を確保する必要がある。また製造可能な範囲で細くした方が大きな起動トルクが得られることを考慮すると、回転子鉄心11aを構成する電磁鋼板の厚さ(0.1〜1.5mm)程度にすることが望ましい。
図4に示すように、外層スロット40aの両側面と回転子中心のなす角度をθ1、隣り合う外層スロット40aの近接側の側面のなす角度をθ2とする。本実施の形態では、θ1>θ2となるように構成し、また内層スロット40bは外層スロット40aのなす角度θ1の内側に収まるように構成されている。それにより、起動トルクを確保しつつ、通常運転時の誘導電動機100の高効率化を実現している。
起動トルクを大きくするためには、外層スロット40aの断面積を小さくして、二次抵抗を大きくすることが効果的であるが、通常運転時の高効率化を行うためには、外層スロット40aと内層スロット40bの両方からなる二次抵抗を低くして、二次銅損を低くする必要がある。
θ1を小さくして、外層スロット40aの断面積を小さくすることで起動トルクは高くなる。しかし、外層スロット40aの断面積が小さくなると、通常運転時の二次抵抗が高くなる。内層スロット40bを回転子中心方向に長くすれば、内層スロット40bの断面積が大きくすることは可能である。しかし、中心方向はスロットの幅が細くなるため、所望の断面積を得るためには、内層スロット40bが軸孔31に近づいてしまうことがある。内層スロット40bが長くなると言うことは、回転子11における磁束密度が高い歯部の長さが長くなるため、効率が悪化することがある。また回転子11を密閉型圧縮機に搭載した場合、回転軸近傍に冷媒流路用の風穴を設けることがあるが、内層スロット40bが風穴に近づくと、磁束密度が高くなり、効率が悪化する課題がある。
更に回転子11の中心方向はスロットの幅が細くなるため、ダイキャストによりアルミを鋳込んだ場合、内層スロット40bの回転子11中心側はアルミが流れ込みにくくなる。結果として二次抵抗を低くできず、効率が悪化する可能性もある。
別の手段として内層スロット40bの横幅(周方向)を大きくすることで所望の断面積を得ることができる。しかし、内層スロット40bの横幅が大きくなるということは、通常運転時の磁束の通路である歯幅c(図4参照)が細くなることである。歯幅cが細くなると磁気抵抗が増加するため、通常運転時のトルクを得るために必要な電流が増加し、誘導電動機100の効率が悪化する課題がある。
本実施の形態では、内層スロット40bに対して、外層スロット40aの横幅を大きくしている。外層スロット40aは回転子鉄心11aの外側にあるため、横幅寸法を少し大きくするだけで、スロット面積が大きくなり、通常運転時の二次抵抗を低くすることが可能である。ただし起動時の二次抵抗も低くなり、起動トルクが低下してしまうこともあるため、ここでは、外層スロット40aと内層スロット40bの間に内周薄肉部82を設けることで、起動時に外層スロット40aに効果的に二次電流を流すことができ、起動トルクを改善させると共に、通常運転時の電動機の効率も改善させるという効果がある。
図4に示すように、内周薄肉部82の半径方向の幅寸法をa、外層スロット40aの回転子外周側端部から内層スロット40bの回転子内周側端部の寸法をbとした場合、b>5aにすることで起動トルクを高くすると共に、通常運転時の誘導電動機100の効率を高くすることが可能である。
また図5に示すように、外周薄肉部81と同様に、内周薄肉部82も略一定の厚さ(半径方向)で細くすることが望ましい。起動時は内周薄肉部82に磁束を流すことで起動トルクを改善させることができる。しかし、通常運転時に内周薄肉部82に磁束が漏れてしまうと、主に外層スロット40aに磁束が鎖交し、内層スロット40bに鎖交する磁束が少なくなる。結果として、二次抵抗増加により効率が低下する。内周薄肉部82の半径方向の幅寸法aを余り厚くするのは得策ではない。
ここでは内周薄肉部82の半径方向の幅寸法aを細くしているため、通常運転時の内周薄肉部82への漏れ磁束を低減することができる。その結果高効率な誘導電動機を得ることができる。内周薄肉部82の半径方向の幅寸法aは製造可能な範囲で細くした方が良いが、余り細くしすぎると、起動時のすべり周波数が高い状況においても、外層スロット40aに磁束が鎖交しなくなる可能性がある。そのため、内周薄肉部82の半径方向の幅寸法aは、回転子鉄心11aを構成する電磁鋼板の厚さの1〜3倍程度にすることが望ましい。
またここでは、外周薄肉部81の半径方向の略中心を通る円と、内周薄肉部82の半径方向の略中心を通る円を同心にしているが、図6に示すように内周薄肉部82を回転子鉄心11aの円周方向に対して傾けて構成しても良い。内周薄肉部82を傾けた場合、回転子11の回転方向が一方向であれば(図6では反時計方向)、起動時により有効に内周薄肉部82に漏れ磁束が流れ込むことができ、更に起動トルクを改善することが可能である。
本実施の形態では、二次導体の材質としてアルミを使用するが、導電性材料であれば良く、銅などを用いても良い。あるいは内層スロット40bに棒状の銅材を入れた後に、ダイキャストでアルミを鋳込んでも良い。またエンドリング32部に穴の空いた円板状の銅を配置させた後に、ダイキャストで外層スロット40aおよび内層スロット40bにアルミを鋳込んでも良い。
固定子スロット12bに挿入される巻線20(主巻線20b、補助巻線20a)は、同心巻方式の巻線を示したが、重ね巻方式や波巻方式でも同様の効果を得ることができる。
また単相交流電源で駆動される単相誘導電動機について説明したが、固定子スロット12bに三相巻線を挿入し、三相交流電源で駆動される三相誘導電動機においても同様の効果を得ることができる。
ここでは固定子鉄心12aの外周面の切欠き12cを四箇所の場合について説明したが、それ以上の箇所に設けても良く、また切欠き12cを設けない円形状の固定子鉄心12aを用いても良い。
以上のように本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)外層スロット40aと内層スロット40bは内周薄肉部82により分離されているため、起動時に内周薄肉部82に磁束が流れやすくなり、外層アルミバー30aのみに二次電流を流すことができるため、更に高い起動トルクを得ることができる。
(2)外層スロット40aを周方向に横長形状にすると共に、外周薄肉部81を略一定の厚さで細くすることにより、起動時に内周薄肉部82に磁束が流れ、外層スロット40aへの鎖交磁束が増加し、外層スロット40aに効果的に二次電流が流れることにより、高い起動トルクを得ることができる。
(3)外層スロット40aの両側面と回転子中心のなす角度θ1、隣り合う外層スロット40aの近接側の側面のなす角度θ2とを、θ1>θ2となるように構成し、また内層スロット40bは外層スロット40aのなす角度θ1の内側に収まるように構成することにより、起動トルクを確保しつつ通常運転時の誘導電動機100の高効率化を実現している。
(4)内周薄肉部82の半径方向の幅寸法a、外層スロット40aの回転子外周側端部から内層スロット40bの回転子内周側端部の寸法bとの関係を、b>5aにすることで起動トルクを高くすると共に、通常運転時の誘導電動機100の効率を高くすることが可能である。
(5)内周薄肉部82の半径方向の幅寸法aは製造可能な範囲で細くした方が良いが、余り細くしすぎると、起動時のすべり周波数が高い状況においても、外層スロット40aに磁束が鎖交しなくなる可能性があるため、内周薄肉部82の半径方向の幅寸法aは、回転子鉄心11aを構成する電磁鋼板の厚さの1〜3倍程度にすることが望ましい。
(6)内周薄肉部82を回転子鉄心11aの円周方向に対して傾けて構成することにより、回転子11の回転方向が一方向であれば、起動時により有効に内周薄肉部82に漏れ磁束が流れ込むことができ、更に起動トルクを改善することが可能である。
実施の形態2.
以下、実施の形態2について図面を参照しながら説明する。図7は実施の形態2を示す図で、誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図である。
図7に示すように、外層スロット40aの外側の外周薄肉部81の一部を開口して開口部40a−1を設け、外層スロット40aをオープンスロットにしたものである。
誘導電動機100の起動時は、回転子11の外周表面に磁束が流れるが、外周薄肉部81を設けると漏れ磁束の一部は外周薄肉部81に流れることになる。外層スロット40aをオープンスロットにすることで外周薄肉部81への漏れ磁束が大幅に低減し、内周薄肉部82へより磁束が流れることになる。そのため起動時の外層スロット40aに流れる二次電流が増加して、起動トルクを大きくすることができる。
開口部40a−1にはアルミを入れても良いし、入れなくても良い。開口部40a−1にアルミを入れない場合は、外周薄肉部81を設けた回転子鉄心11aを積層した後に、ダイキャストによりアルミを鋳込み、その後に開口部40a−1となるように機械加工をする方法がある。
開口部40a−1にアルミを入れる場合は、初めからオープンスロット形状である回転子鉄心11aを積層した後にダイキャストを行えば、開口部40a−1にアルミが入り込む。但しこの場合は、ダイキャスト時に開口部40a−1からアルミが漏れてしまうために、回転子鉄心11aの外周部に円筒状のケースを取り付けてからダイキャストを行う方法がある。それでもアルミが漏れてしまう場合は、ダイキャスト後に回転子11の外周を切削するなどの加工を行っても良い。
開口部40a−1にアルミを入れない場合は、ダイキャスト時に円筒状のケースが不要になるという効果がある。また開口部40a−1にアルミを入れた場合は、等価的に外層スロット40aの断面積が拡大することになる。それにより、通常運転時の二次抵抗が低くなり、高効率化が実現できる効果がある。
以上のように本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)外周薄肉部81の一部を開口部40a−1にすることで外周薄肉部81への漏れ磁束が大幅に低減し、内周薄肉部82へより磁束が流れることになり、起動時の外層スロット40aに流れる二次電流が増加して、起動トルクを大きくすることができる。
(2)開口部40a−1にアルミを入れた場合は、等価的に外層スロット40aの断面積が拡大することにより、通常運転時の二次抵抗が低くなり、高効率化が実現できる効果がある。
実施の形態3.
以下、実施の形態3について図面を参照しながら説明する。図8、図9は実施の形態3を示す図で、図8は誘導電動機100の回転子11の横断面図、図9は誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図である。
図8、図9に示すように、内層スロット40bの数に対して外層スロット40cを多く配置したものである。ここで示す例は、外層スロット40cの数は、内層スロット40bの数の二倍である。
誘導電動機100の起動時は、既に述べたようにすべり周波数が高いため、回転子11の外周表面により多くの磁束が流れている。外周表面に流れる磁束をより効果的に外層スロット40cに鎖交させることにより、起動トルクを大きくすることができる。
本実施の形態では、外層スロット40cの数を内層スロット40bの数の二倍にすることにより、起動時に回転子11の外周表面に流れる漏れ磁束を内層スロット40bに効果的に鎖交させることができ、起動トルクを大きくすることができる。
スロットの数を増加させた外層スロット40cは円周方向に対して等間隔に配置させても良いが、外層スロット40cを歯幅中心に配置してしまうと、通常運転時に主磁束の流れを妨げ、電流増加により効率が低下してしまうことがある。その場合は、外層スロット40cの位置を歯幅中心線上からずらして配置することで、主磁束の流れの妨げを防止し、高効率な誘導電動機100を得ることができる。
ここでは外層スロット40cの数を内層スロット40bの二倍にしたものについて説明したが、外層スロット40cの数が内層スロット40bの数より多ければ、同様の効果を得ることができる。ここでは外層スロット40cをすべて同じ大きさにしたものについて説明したが,大きさを変更しても同様の効果を得ることができる。
更には外層スロット40cの数と内層スロット40bの数の最小公倍数を高い数値となるようにそれぞれの数を設定することにより、スロット組合せによる振動・騒音を低減できる効果も得られる。
以上のように本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)外層スロット40cの数を内層スロット40bの数の二倍にすることにより、起動時に回転子11の外周表面に流れる漏れ磁束を内層スロット40bに効果的に鎖交させることができ、起動トルクを大きくすることができる。
(2)外層スロット40cの位置を歯幅中心線上からずらして配置することで、主磁束の流れの妨げを防止し、高効率な誘導電動機100を得ることができる。
(3)外層スロット40cの数と内層スロット40bの数の最小公倍数を高い数値となるようにそれぞれの数を設定することにより、スロット組合せによる振動・騒音を低減できる効果も得られる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4について図面を参照しながら説明する。図10乃至図12は実施の形態4を示す図で、誘導電動機100の回転子11の部分縦断面図である。
本実施の形態の回転子11は、エンドリング32の断面形状に段を設けたことを特徴とする。
二重かご形状の回転子11を有する誘導電動機100の特徴は、起動時と通常運転時の二次抵抗を変化させることで、起動トルク増大と通常運転時の高効率化の両立が可能であることである。
外層スロット40aと内層スロット40bの形状、即ち外層アルミバー30aと内層アルミバー30bの形状で二次抵抗の差を設けたとしても、それぞれのアルミバー(スロット外層アルミバー30a、内層アルミバー30b)はエンドリング32で連結されている。そのため、起動時の二次抵抗が低くなってしまい、高い起動トルクが得られない可能性がある。
本実施の形態では、エンドリング32の形状を段付き形状にしているため、起動時の二次抵抗を高くすることができ、起動トルクを増大させた誘導電動機100を得ることができる。
段付き形状としては、図10に示すように外層アルミバー30aに連結する部分のエンドリング32の高さを低く、内層アルミバー30bに連結する部分のエンドリング32の高さを高くする形状が、より効果を発揮することができる。
また図11に示すように、内層アルミバー30bに連結するエンドリング32の外側高さを徐々に高くするような傾斜を設けても良い。さらに効果を発揮することができる。
更に図12に示すように、外層アルミバー30aと内層アルミバー30bとの境界である外周薄肉部81の部分でエンドリング32を分離させる。つまり外層アルミバー30a用の外層エンドリング101と内層アルミバー30b用の内層エンドリング102をそれぞれ設けることで、更に起動トルクを改善させることが可能である。
図12の場合、外層アルミバー30aと内層アルミバー30bはお互いがエンドリング32で連結されていないため、ダイキャストを行う際に、外層スロット40aと内層スロット40bに別々に導電性材料を鋳込む必要がある。同じ材料を使用しても良いが、より効果を発揮させるために、外層アルミバー30aには高抵抗の材料である、例えばアルミを使用し、内層アルミバー30bには低抵抗の材料である、例えば銅を使用して、外層アルミバー30aと内層アルミバー30bの材料を変えることで、更なる起動トルクの改善と通常運転時の高効率化の両立を実現することができる。
以上のように本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)エンドリング32の形状を段付き形状にしているため、起動時の二次抵抗を高くすることができ、起動トルクを増大させた誘導電動機100を得ることができる。
(2)外層アルミバー30aに連結する部分のエンドリング32の高さを低く、内層アルミバー30bに連結する部分のエンドリング32の高さを高くする形状が、より効果を発揮することができる。
(3)内層アルミバー30bに連結するエンドリング32の外側高さを徐々に高くするような傾斜を設けても良い。さらに効果を発揮することができる。
(4)外層アルミバー30a用の外層エンドリング101と内層アルミバー30b用の内層エンドリング102をそれぞれ設けることで、更に起動トルクを改善させることが可能である。
(5)外層アルミバー30aには抵抗率の高い材料である、例えばアルミを使用し、内層アルミバー30bには抵抗率の低い材料である、例えば銅を使用して、外層アルミバー30aと内層アルミバー30bの材料を変えることで、更なる起動トルクの改善と通常運転時の高効率化の両立を実現することができる。
実施の形態1を示す図で、誘導電動機100の横断面図。 実施の形態1を示す図で、誘導電動機100の回転子11の横断面図。 実施の形態1を示す図で、誘導電動機100の回転子11の斜視図。 実施の形態1を示す図で、誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図。 実施の形態1を示す図で、誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図。 実施の形態1を示す図で、誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図。 実施の形態2を示す図で、誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図。 実施の形態3を示す図で、誘導電動機100の回転子11の横断面図。 実施の形態3を示す図で、誘導電動機100の回転子11の回転子スロット40の拡大図。 実施の形態4を示す図で、誘導電動機100の回転子11の部分縦断面図。 実施の形態4を示す図で、誘導電動機100の回転子11の部分縦断面図。 実施の形態4を示す図で、誘導電動機100の回転子11の部分縦断面図。
符号の説明
11 回転子、11a 回転子鉄心、12 固定子、12a 固定子鉄心、12b 固定子スロット、12c 切欠き、20 巻線、20a 補助巻線、20b 主巻線、30 アルミバー、30a 外層アルミバー、30b 内層アルミバー、30c 外層アルミバー、31 軸孔、32 エンドリング、40 回転子スロット、40a 外層スロット、40a−1 開口部、40b 内層スロット、40c 外層スロット、81 外周薄肉部、82 内周薄肉部、100 誘導電動機、101 外層エンドリング、102 内層エンドリング。

Claims (19)

  1. 二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機において、
    前記回転子は、
    複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の外周縁に沿って設けられ、導電性材料が充填された外層スロットと、
    前記外層スロットの半径方向内側に配置され、導電性材料が充填された内層スロットと、
    前記外層スロットと前記内層スロットとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部とを備えたことを特徴とする誘導電動機。
  2. 前記外層スロットは、半径方向の寸法より円周方向の寸法の方が長い横長形状であることを特徴とする請求項1記載の誘導電動機。
  3. 前記内周薄肉部の半径方向の厚さを、前記回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする請求項1記載の誘導電動機。
  4. 前記内周薄肉部の半径方向の厚さを、前記回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする請求項2記載の誘導電動機。
  5. 前記外層スロットの前記回転子鉄心の外周側に外周薄肉部を設け、前記外周薄肉部の半径方向の厚さを、前記回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする請求項1記載の誘導電動機。
  6. 前記外層スロットの前記回転子鉄心の外周側に外周薄肉部を設け、前記外周薄肉部の半径方向の厚さを、前記回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする請求項2記載の誘導電動機。
  7. 前記外層スロットの前記回転子鉄心の外周側に外周薄肉部を設け、前記外周薄肉部の半径方向の厚さを、前記回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする請求項3記載の誘導電動機。
  8. 前記外層スロットの前記回転子鉄心の外周側に外周薄肉部を設け、前記外周薄肉部の半径方向の厚さを、前記回転子の円周方向に略一定としたことを特徴とする請求項4記載の誘導電動機。
  9. 前記外周薄肉部に外部に連通する開口部を設け、前記外層スロットをオープンスロットにすることを特徴とする請求項5記載の誘導電動機。
  10. 前記二重かご形二次導体は前記回転子鉄心の積層方向両端面にエンドリングを有し、前記エンドリングの縦方向断面形状に段を設けたことを特徴とする請求項1記載の誘導電動機。
  11. 前記二重かご形二次導体は、前記外層スロット内に形成される外層導体バーと、前記内層スロット内に形成される内層導体バーとを有し、前記外層導体バーに連結する部分の前記エンドリングの高さを低く、前記内層導体バーに連結する部分の前記エンドリングの高さを高くしたことを特徴とする請求項10記載の誘導電動機。
  12. 前記二重かご形二次導体は、前記外層スロット内に形成される外層導体バーと、前記内層スロット内に形成される内層導体バーとを有し、前記外層導体バー用の外層エンドリングと前記内層導体バー用の内層エンドリングを設けることを特徴とする請求項1記載の誘導電動機。
  13. 前記内層導体バーを構成する導電性材料は、前記外層導体バーを構成する導電性材料より低抵抗材であることを特徴とする請求項12記載の誘導電動機。
  14. 二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機において、
    前記回転子は、
    複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の外周縁に沿って設けられ、導電材料が充填された外層スロットと、
    前記外層スロットの半径方向内側に配置され、導電材料が充填された内層スロットと、
    前記外層スロットと前記内層スロットとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部とを備え、前記外層スロットの両側面と前記回転子の中心のなす角度を、隣り合う前記外層スロットの近接側側面と前記回転子の中心のなす角度より大きくしたことを特徴とする誘導電動機。
  15. 二重かご形二次導体を形成した回転子を有する誘導電動機において、
    前記回転子は、
    複数枚の電磁鋼板が積層されて形成された回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の外周縁に沿って設けられ、導電材料が充填された外層スロットと、
    前記外層スロットの半径方向内側に配置され、導電材料が充填された内層スロットと、
    前記外層スロットと前記内層スロットとの間に設けられ、電磁鋼板からなる内周薄肉部とを備え、前記外層スロットの両側面と前記回転子の中心のなす角度の内側に前記内層スロットを配置したことを特徴とする誘導電動機。
  16. 前記外層スロットの数を前記内層スロットの数より多くしたことを特徴とする請求項1記載の誘導電動機。
  17. 請求項1記載の誘導電動機を備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  18. 請求項14記載の誘導電動機を備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  19. 請求項15記載の誘導電動機を備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。
JP2009550418A 2008-01-25 2008-05-19 誘導電動機及び密閉型圧縮機 Active JP5079021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009550418A JP5079021B2 (ja) 2008-01-25 2008-05-19 誘導電動機及び密閉型圧縮機

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008014467 2008-01-25
JP2008014467 2008-01-25
JP2009550418A JP5079021B2 (ja) 2008-01-25 2008-05-19 誘導電動機及び密閉型圧縮機
PCT/JP2008/059126 WO2009093345A1 (ja) 2008-01-25 2008-05-19 誘導電動機及び密閉型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009093345A1 true JPWO2009093345A1 (ja) 2011-05-26
JP5079021B2 JP5079021B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=40900861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009550418A Active JP5079021B2 (ja) 2008-01-25 2008-05-19 誘導電動機及び密閉型圧縮機

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8319388B2 (ja)
EP (1) EP2237399B1 (ja)
JP (1) JP5079021B2 (ja)
KR (1) KR101102748B1 (ja)
CN (1) CN101765961B (ja)
MY (1) MY154195A (ja)
TW (1) TW200937806A (ja)
WO (1) WO2009093345A1 (ja)

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100663345B1 (ko) 2004-01-27 2007-01-02 삼성전자주식회사 공통의 드레인 라인들을 구비하는 비휘발성 메모리 셀 어레이
WO2009066873A2 (en) * 2007-11-22 2009-05-28 Lg Electronics Inc. Motor for compressor and hermetic compressor having the same
CN101911433B (zh) * 2007-11-22 2013-04-24 Lg电子株式会社 用于压缩机的马达和具有该马达的封闭式压缩机
WO2009066875A2 (en) * 2007-11-22 2009-05-28 Lg Electronics Inc. Motor for compressor and hermetic compressor having the same
EP2200160B1 (en) * 2007-12-27 2019-06-26 Mitsubishi Electric Corporation Rotator for induction electric motor, induction electric motor, compressor, blower, and air-conditioning device
CZ309599B6 (cs) * 2008-08-05 2023-05-10 Mitsubishi Electric Corporation Indukční motor
EP2299565B1 (de) * 2009-09-17 2012-08-15 Siemens Aktiengesellschaft Kühlung eines Asynchronläufers
IT1401572B1 (it) * 2010-08-23 2013-07-26 Eme Spa Rotore a gabbia per motori asincroni
WO2012077171A1 (ja) * 2010-12-06 2012-06-14 三菱電機株式会社 誘導電動機及び圧縮機及び送風機及び空気調和機
JP5591099B2 (ja) * 2010-12-28 2014-09-17 三菱電機株式会社 圧縮機および冷凍サイクル装置
US20130033144A1 (en) * 2011-08-04 2013-02-07 GM Global Technology Operations LLC Stir-welded induction rotor
JP5084980B1 (ja) * 2012-04-06 2012-11-28 三菱電機株式会社 2重かご形回転子
US9343930B2 (en) 2012-05-25 2016-05-17 Baldor Electric Company Segmented stator assembly
US10396615B2 (en) 2013-02-28 2019-08-27 General Electric Company Electric machine stator lamination with dual phase magnetic material
JP5602968B1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-08 ファナック株式会社 かご形回転子及びかご形回転子を備える電動機
CN105284038B (zh) * 2013-07-01 2018-04-10 株式会社日立产机系统 旋转电机及其制造方法
CN103346656B (zh) * 2013-07-22 2015-08-05 宁夏西北骏马电机制造股份有限公司 双鼠笼转子改进方法及隔爆异步电动机用双鼠笼转子
CN104600932A (zh) * 2015-01-16 2015-05-06 广东美芝制冷设备有限公司 电机转子
CN106936230B (zh) * 2015-12-31 2020-01-03 丹佛斯(天津)有限公司 定子、电机和压缩机
EP3288159A1 (de) * 2016-08-24 2018-02-28 Siemens Aktiengesellschaft Kurzschlussläufer insbesondere für hochdrehzahlen
US10498280B1 (en) 2016-08-25 2019-12-03 Apple Inc. Electric motor with shielded phase windings
EP3301794A1 (de) * 2016-09-30 2018-04-04 Siemens Aktiengesellschaft Herstellen eines läufers einer rotierenden elektrischen maschine
US20180212501A1 (en) * 2017-01-25 2018-07-26 J. Rhett Mayor Line-start single-phase induction motor
TWI703267B (zh) 2017-03-24 2020-09-01 美商江森自控技術公司 冷卻器組件的感應馬達及其蒸氣壓縮系統
RU2654688C1 (ru) * 2017-03-30 2018-05-22 ООО "Инжиниринговый центр "Русэлпром" Ротор асинхронного двигателя с литой беличьей клеткой
US10742080B2 (en) 2017-06-08 2020-08-11 Industrial Technology Research Institute Annular magnetic flux channel rotor mechanism
TWI649940B (zh) * 2017-06-08 2019-02-01 財團法人工業技術研究院 轉子機構
JP6853130B2 (ja) * 2017-07-07 2021-03-31 ファナック株式会社 回転子及び電動機
BR112020010634A2 (pt) 2017-12-18 2020-11-10 Daikin Industries, Ltd. composição compreendendo refrigerante, uso da mesma, máquina de refrigeração tendo a mesma, e método para operação da dita máquina de refrigeração
JPWO2019123898A1 (ja) 2017-12-18 2020-12-10 ダイキン工業株式会社 冷媒用または冷媒組成物用の冷凍機油、冷凍機油の使用方法、および、冷凍機油としての使用
US11820933B2 (en) 2017-12-18 2023-11-21 Daikin Industries, Ltd. Refrigeration cycle apparatus
US11435118B2 (en) 2017-12-18 2022-09-06 Daikin Industries, Ltd. Heat source unit and refrigeration cycle apparatus
US11441802B2 (en) 2017-12-18 2022-09-13 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning apparatus
US11493244B2 (en) 2017-12-18 2022-11-08 Daikin Industries, Ltd. Air-conditioning unit
US11549041B2 (en) 2017-12-18 2023-01-10 Daikin Industries, Ltd. Composition containing refrigerant, use of said composition, refrigerator having said composition, and method for operating said refrigerator
US11506425B2 (en) 2017-12-18 2022-11-22 Daikin Industries, Ltd. Refrigeration cycle apparatus
US11549695B2 (en) 2017-12-18 2023-01-10 Daikin Industries, Ltd. Heat exchange unit
US11906207B2 (en) 2017-12-18 2024-02-20 Daikin Industries, Ltd. Refrigeration apparatus
US11441819B2 (en) 2017-12-18 2022-09-13 Daikin Industries, Ltd. Refrigeration cycle apparatus
JP6601592B1 (ja) * 2018-09-13 2019-11-06 三菱電機株式会社 かご形回転子および回転電機
WO2020186014A1 (en) 2019-03-14 2020-09-17 Hendricks Robert C Electronically commutated axial conductor motor
CN110994830B (zh) * 2019-12-31 2021-08-06 泛仕达机电股份有限公司 一种双笼型转子冲片、双笼型转子及电机
CN112117844B (zh) * 2020-09-14 2021-10-08 珠海格力电器股份有限公司 电机及具有其的螺杆压缩机
RU2747273C1 (ru) * 2020-12-10 2021-05-04 Сергей Сергеевич Лагутин Ротор асинхронной электрической машины
US11973370B2 (en) * 2021-03-15 2024-04-30 Anhui Meizhi Precision Manufacturing Co., Ltd. Motor, compressor and refrigeration device
US11661646B2 (en) 2021-04-21 2023-05-30 General Electric Comapny Dual phase magnetic material component and method of its formation
US11926880B2 (en) 2021-04-21 2024-03-12 General Electric Company Fabrication method for a component having magnetic and non-magnetic dual phases
WO2023164885A1 (zh) * 2022-03-03 2023-09-07 罗灿 轭部笼形线圈感应转子

Family Cites Families (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US980986A (en) * 1906-08-22 1911-01-10 Gen Electric Alternating-current electric motor.
US1650795A (en) * 1924-12-16 1927-11-29 Us Electrical Mfg Company Bimetallic rotor for induction motors
US1708909A (en) * 1925-12-17 1929-04-09 Crockerwheeler Electric Mfg Co Rotor for induction motors
US1771936A (en) * 1927-10-11 1930-07-29 Gen Electric Induction motor
US1957551A (en) * 1930-04-17 1934-05-08 Electric Specialty Co Electric motor
US2139748A (en) * 1936-11-18 1938-12-13 Reliance Electric & Eng Co Squirrel cage rotor and process for making the same
US2292167A (en) * 1940-07-20 1942-08-04 Allis Louis Co Induction motor
US2370458A (en) 1942-09-14 1945-02-27 Allis Louis Co Cast squirrel cage rotor
US3401291A (en) 1966-01-26 1968-09-10 Gen Electric Bar design for high torque, low slip squirrel cage rotors
JPS4729503U (ja) 1971-04-30 1972-12-04
JPS5171915A (ja) * 1974-12-19 1976-06-22 Tokyo Shibaura Electric Co Kaitendenki
JPS5239106A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Hitachi Ltd Cage rotor of induction motor
JPS6023584B2 (ja) * 1977-12-14 1985-06-08 株式会社日立製作所 永久磁石式同期電動機
JPS54148207A (en) 1978-05-12 1979-11-20 Toshiba Corp Cast rotor for rotary electric machine
JPS563559A (en) 1979-06-22 1981-01-14 Toshiba Corp Manufacturing of cage rotor
JPS5775319A (en) 1980-10-30 1982-05-11 Fuji Electric Co Ltd Positioning device
JPS58176540U (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 三菱電機株式会社 回転電機の回転子
JPS5910159A (ja) 1982-07-07 1984-01-19 Hitachi Ltd ダイカストロ−タ用鉄心の製作方法
JPS60162434A (ja) 1984-02-01 1985-08-24 Ebara Corp 液冷回転電機
JPS61244248A (ja) 1985-04-22 1986-10-30 Toshiba Corp 鋳込回転子の製造方法
JPS6268468U (ja) 1985-10-14 1987-04-28
JPS62189929A (ja) 1986-02-13 1987-08-19 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の回転子およびその製造方法
US4782260A (en) * 1987-02-27 1988-11-01 General Electric Company Closed slot rotor construction
JPH0721096Y2 (ja) * 1987-09-18 1995-05-15 三菱電機株式会社 かご形誘導電動機の回転子
US4801832A (en) 1987-11-04 1989-01-31 General Electric Company Stator and rotor lamination construction for a dynamo-electric machine
JPH01129738A (ja) 1987-11-16 1989-05-23 Shinko Electric Co Ltd かご形誘導電動機の回転子
JPH027771U (ja) 1988-06-22 1990-01-18
JPH0241672U (ja) 1988-09-08 1990-03-22
US5182483A (en) 1989-12-28 1993-01-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Squirrel-cage rotor with shaped-conductor harmonic reduction
JP2977846B2 (ja) 1990-02-06 1999-11-15 株式会社東芝 インバータ駆動形回転電機
CN1057554A (zh) * 1990-06-18 1992-01-01 陈传瓒 多笼多极三相交流电动机及其起动方法
US5334923A (en) 1990-10-01 1994-08-02 Wisconsin Alumni Research Foundation Motor torque control method and apparatus
JPH04244762A (ja) 1991-01-28 1992-09-01 Toshiba Corp 回転電機の回転子軸
JP2580212Y2 (ja) 1991-11-08 1998-09-03 株式会社東芝 回転電機の回転子
JPH06153471A (ja) 1992-11-04 1994-05-31 East Japan Railway Co 誘導電動機の回転子構造
JPH06253511A (ja) * 1993-02-24 1994-09-09 Fanuc Ltd 高速誘導電動機の籠形回転子
JPH08140319A (ja) 1994-11-11 1996-05-31 Nissan Motor Co Ltd 誘導モータのロータ
JPH08205438A (ja) 1995-01-25 1996-08-09 Toshiba Ave Corp モータ
JP3132992B2 (ja) 1995-10-31 2001-02-05 三菱電機株式会社 ロータ組立装置
JPH09224358A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Hitachi Ltd 誘導電動機
JPH104658A (ja) 1996-06-13 1998-01-06 Hitachi Ltd 誘導電動機
US6088906A (en) 1997-09-16 2000-07-18 Ut-Battelle, Llc Method of manufacturing squirrel cage rotors
JPH11299188A (ja) 1998-04-17 1999-10-29 Toshiba Corp 回転子巻線の製造方法
US6058596A (en) * 1998-08-03 2000-05-09 General Electric Company Method of making an induction motor rotor
US5986366A (en) 1998-09-23 1999-11-16 Sundstrand Corporation Rotor for a dynamoelectric machine
JP2001342954A (ja) 2000-05-31 2001-12-14 Sanyo Electric Co Ltd 電動圧縮機及びそれを用いた冷却装置
EP1746706B1 (en) * 2001-03-30 2011-07-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Synchronous induction motor
JP3801477B2 (ja) 2001-10-11 2006-07-26 三菱電機株式会社 同期誘導電動機のロータ及び同期誘導電動機及びファンモータ及び圧縮機及び空気調和機及び冷蔵庫
TW571487B (en) 2001-10-16 2004-01-11 Hitachi Air Conditioning Sys Self-starting synchronous motor and compressor using the same
JP3764375B2 (ja) 2001-11-15 2006-04-05 三菱電機株式会社 同期誘導電動機の回転子及び電動機の回転子及び同期誘導電動機及び誘導電動機及び直流ブラシレスモータ及び密閉型圧縮機及び冷蔵庫及び空気調和機和機及び同期誘導電動機の回転子の製造方法
JP4003228B2 (ja) 2001-11-20 2007-11-07 株式会社安川電機 空冷モータ
CN100376072C (zh) * 2002-04-15 2008-03-19 乐金电子(天津)电器有限公司 鼠笼式感应电机的转子
JP2003333812A (ja) 2002-05-14 2003-11-21 Yaskawa Electric Corp インダクションモータのロータ
JP2004201428A (ja) 2002-12-19 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機
KR20060027707A (ko) 2004-09-23 2006-03-28 엘지전자 주식회사 유도 전동기의 농형 회전자 및 그 제조방법
KR100619751B1 (ko) * 2004-10-23 2006-09-13 엘지전자 주식회사 셰이딩 코일형 단상 동기/유도 전동기
US20070247015A1 (en) 2006-04-25 2007-10-25 A. O. Smith Corporation Rotor having lobed bore and method of assembling same
EP2200160B1 (en) 2007-12-27 2019-06-26 Mitsubishi Electric Corporation Rotator for induction electric motor, induction electric motor, compressor, blower, and air-conditioning device
CZ309599B6 (cs) 2008-08-05 2023-05-10 Mitsubishi Electric Corporation Indukční motor

Also Published As

Publication number Publication date
EP2237399B1 (en) 2017-09-27
CN101765961A (zh) 2010-06-30
TW200937806A (en) 2009-09-01
US20100247347A1 (en) 2010-09-30
JP5079021B2 (ja) 2012-11-21
TWI371904B (ja) 2012-09-01
EP2237399A1 (en) 2010-10-06
KR20100023028A (ko) 2010-03-03
EP2237399A4 (en) 2015-04-29
MY154195A (en) 2015-05-15
KR101102748B1 (ko) 2012-01-05
CN101765961B (zh) 2013-03-13
US8319388B2 (en) 2012-11-27
WO2009093345A1 (ja) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5079021B2 (ja) 誘導電動機及び密閉型圧縮機
US6819026B2 (en) Induction motor
KR101188558B1 (ko) 유도 전동기 및 밀폐형 압축기
EP2200160B1 (en) Rotator for induction electric motor, induction electric motor, compressor, blower, and air-conditioning device
KR100900290B1 (ko) 모터
US9601949B2 (en) Electric machine
US20140306565A1 (en) Coaxial Motor
KR20080082779A (ko) 모터
JP5502913B2 (ja) 回転電機
CN109906545B (zh) 同步磁阻型旋转电机
US9130434B2 (en) Induction rotor end ring support device
CN111835107A (zh) 旋转电机的转子
EP3011662B1 (en) Rotor for a rotating electrical machine
JP4193726B2 (ja) 同期誘導電動機の回転子及び圧縮機
KR101843587B1 (ko) 다상의 다이나모 일렉트릭 머신 및 다른 전도체 물질로 형성된 위상 권선들을 갖는 고정자
JP2003143822A (ja) 誘導電動機
JP5748878B2 (ja) 回転電機
US20150372575A1 (en) High speed induction machine with fractional-slot tooth-coil winding
US7508107B2 (en) High current rotating exciter
WO2011110857A2 (en) Fault tolerant flux switching machine
KR100863047B1 (ko) 모터 및 이를 포함하는 압축기
JP2014176137A (ja) ダブルステータ型スイッチトリラクタンス回転機
US20230006491A1 (en) Surface permanent magnet motor
JP2003189564A (ja) 誘導電動機
JP2001231228A (ja) 電動機の回転子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120828

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5079021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250